おはようございます。
7時になりました。
衆議院解散の考えをきょう表明します。
安倍総理大臣は、GDP・国内総生産の伸び率が2期連続のマイナスとなったことなどを受け、きょうの自民党の臨時役員会への出席などを経て、今夜、記者会見し、消費税率の引き上げを1年半先送りし、そのみずからの判断について、国民に信を問いたいとして、衆議院を解散する考えを表明することにしています。
これに対して野党側は、安倍政権の経済政策・アベノミクスは失敗だと批判を強めていて、アベノミクスの是非を選挙の争点に据える構えです。
安倍総理大臣が、消費税率を予定どおり来年10月に引き上げるかどうか判断する際に、重視する考えを示してきた、ことし7月から9月までのGDP・国内総生産の速報値。
予測を大きく下回り、実質の伸び率は年率に換算してマイナス1.6%で、2期連続のマイナスになりました。
大きな要因は、ことし4月の消費増税の影響で、GDPのおよそ60%を占める個人消費の回復が予想以上に遅れていることです。
東京株式市場は全面安の展開となり、日経平均株価の終値は、500円以上下落して、1万7000円台を割り込みました。
野党からは。
景気の回復に足踏みが見られ、デフレからの脱却がまだ道半ばであることを、改めて示すことになった今回のGDP。
安倍総理大臣は。
安倍総理大臣はきのう、麻生副総理兼財務大臣と、外国出張から帰国する政府専用機の機内で対応を協議し、消費税率の引き上げを、平成29年4月まで1年半先送りせざるをえないという認識で一致しました。
そして帰国した安倍総理大臣。
公明党の山口代表と会談し、消費税率の引き上げ先送りと、衆議院の解散などを巡って意見を交わし、公明党が求める軽減税率の導入について、次に消費税率を引き上げる際には、導入を前向きに検討する考えを伝えました。
安倍総理大臣は、きょう夕方、自民党の臨時役員会に出席し、消費税率引き上げを先送りするみずからの判断について、国民に信を問いたいとして、衆議院を解散する考えを伝えることにしています。
衆議院選挙は、来月2日公示、14日投票となる見通しです。
また安倍総理大臣は、きょう最終回を迎える政府の点検会合について、甘利経済再生担当大臣らから報告を受けたあと、経済財政諮問会議で、円安対策などを盛り込んだ新たな経済対策の取りまとめを指示することにしています。
そして安倍総理大臣は、公明党の山口代表との与党党首会談を改めて行い、みずからの判断について了承を得たうえで、今夜、記者会見し、消費税率の引き上げを先送りし、衆議院を解散する考えを表明することにしています。
これに対して野党側は、アベノミクスは失敗だと批判を強めていて、アベノミクスの是非を選挙の争点に据える構えです。
このうち民主党は、アベノミクスを転換すべきだとして、中間所得層に手厚い経済政策をマニフェストの柱に据えて選挙戦に臨む考えで、きょう、連合と衆議院選挙の政策協定を結ぶことにしています。
維新の党は、小沢国会議員団幹事長が次のように述べました。
きょうにも、42人の現職議員を含む第1次の公認の候補者を内定するとともに、民主党との候補者調整を急ぐ方針です。
次世代の党は、50人以上の候補者を擁立する方針で、石原最高顧問も立候補する方向で調整を進めています。
一方、みんなの党は昨夜、一部の中堅・若手議員が会合を開き、党の路線を巡る党内の意見に大きな隔たりがあるとして、党を解党すべきだという意見が相次ぎました。
党内では、民主党との合流も視野に置く執行部と、与党との関係を重視する渡辺前代表や、ほかの野党との連携を目指す議員らとの間で対立が激しくなり、幹部からも今の状況が続くようなら、解党もやむをえないという声も出始めており、執行部の対応が焦点となっています。
共産党は、山下書記局長が次のように述べました。
原則として、すべての小選挙区に候補者を擁立する方針で、242の選挙区で候補者を内定しました。
生活の党は、小沢代表が次のように批判するとともに、野党が結集して新党を結成すべきだという認識を示しました。
社民党は、小選挙区で30人以上の候補者の擁立を目指す方針です。
一方、安倍総理大臣は、内閣の重要課題の一つである地方創生の関連法案が、参議院で成立するのを待って解散に踏み切る意向で、政府・与党内にはあす、参議院本会議で採決し、成立させるべきだという意見が出ています。
ただ、自民党の参議院側には、野党側の理解も得て、混乱なく成立させるため、採決は21日が望ましいという声もあることから、与党側は、あす以降、連日、衆議院本会議を開く日程を加え、いつでも解散に踏み切れるよう、環境を整備する方針です。
次です。
刺身やすしネタとして日本で人気のクロマグロ。
太平洋と大西洋、2つの大きな漁場それぞれについて、新たな動きがありました。
こちら、太平洋のクロマグロは、幼魚の乱獲などによって、絶滅の危険性が増大しているとして、国際団体によって新たに絶滅危惧種に指定されました。
一方、以前から絶滅危惧種に指定されている大西洋クロマグロ。
漁獲制限が行われた結果、資源が回復しているとして、イタリアで閉幕した国際会議で、来年の主な漁場の漁獲枠を、2年ぶりに増やすことで合意しました。
本マグロとも呼ばれ、高級食材として知られるクロマグロ。
日本に供給されるもののうち、およそ40%を占めるのが、地中海で取れたものも含む、大西洋クロマグロです。
この大西洋クロマグロの資源管理を話し合うため、イタリアのジェノバで開かれていた、ICCAT・大西洋まぐろ類保存国際委員会の年次会合。
最終日の17日、主な漁場の東大西洋と地中海で、クロマグロの漁獲枠を2年ぶりに増やすかどうかを巡って話し合いました。
日本やモロッコなどの漁業国に加え、これまで拡大に慎重だったEU・ヨーロッパ連合も、漁獲枠を段階的に拡大していくことを指示。
その結果、会合では、東大西洋と地中海の漁獲枠は、来年から3年間、毎年およそ20%ずつ増やしていくことで合意しました。
これにより、来年の漁獲枠は、現在の1万3400トンから1万6142トンに拡大し、このうち日本の割り当て量もおよそ18%増えて、1345トン余りとなります。
大西洋クロマグロは絶滅危惧種に指定されています。
4年前の国際会議では、結果的には否決されたものの、国際取り引きを禁止すべきという提案も提出されました。
ICCATは資源の回復を目指していました。
漁獲する大きさを規制し、マグロが産卵する場所での漁獲を制限。
それに各国の漁獲枠を大幅に削減してきました。
こうした結果、大西洋では資源が回復しているとして、漁獲枠が増やされることになったのです。
一方の太平洋クロマグロ。
こちらは17日、国際団体のIUCN・国際自然保護連合が新たに絶滅危惧種に指定しました。
ことし9月以降、幼魚の漁獲枠などを大幅に制限することで、各国や地域が合意しています。
世界最大のクロマグロの消費国である日本は、資源回復に向けた取り組みを着実に続けていくことが求められています。
経済の減速傾向が続く中国が、経済の活性化を図る動きを強めています。
中国の習近平国家主席はきのう、オーストラリアのアボット首相と会談し、両国間のFTA・自由貿易協定の交渉を妥結することで合意しました。
オーストラリアを訪問している中国の習近平国家主席。
首都キャンベラでアボット首相と会談し、9年前から続いていたFTA・自由貿易協定の交渉を妥結することで合意しました。
発表によりますと、両国は牛肉などの農産物やワインのほか、石炭などの天然資源や医薬品など幅広い範囲で関税を撤廃するほか、中国からオーストラリアへの投資は、当局の審査なしに民間企業が投資できる金額の上限を、今の4倍以上に引き上げます。
去年、中国はオーストラリアにとって、輸出、輸入ともに最大の貿易相手国となっています。
今回のFTA締結で、最終的にオーストラリアから中国への輸出品の95%で、関税がなくなるということです。
アジア太平洋地域での経済協力を巡って、日本やアメリカは、TPP・環太平洋パートナーシップ協定による、多国間のグループ作りを目指していますが、交渉の先行きは不透明な状況が続いています。
こうした中、中国は今月、韓国とFTAの交渉で実質的に妥結したのに続いて、オーストラリアとも妥結することで合意し、2国間関係を次々と強化していくことで、早期に影響力を拡大するねらいがあるものと見られます。
中国ではきのう、海外の個人投資家が、上海の取引所に上場する銘柄を、香港の取引所を通じることで売買できるようにする制度も始まりました。
これまで中国政府は、投機的な資金の流れ込みを規制するため、中国本土以外からの投資を厳しく制限し、上海市場では一部の銘柄を除いて、当局が認めた機関投資家以外は、株式の売買ができませんでした。
今回の制度で、日本を含む海外の個人投資家は、中国企業に投資する機会が大きく広がることになります。
中国政府としては、企業の資金調達を後押しするとともに、海外の投資家の目にさらすことで、国有企業などの経営改革を促す思惑もあるものと見られます。
大阪の国立循環器病研究センターが発注した、情報ネットワークシステムの業務委託の入札を巡る問題についてです。
大阪地検特捜部は、研究センターの当時の部長が、兵庫県の会社が受注できるように、入札の情報を漏らした疑いが強まったとして、官製談合防止法違反などの疑いで、本格的な捜査に乗り出し、容疑が固まりしだい、元部長らを逮捕する方針です。
大阪・吹田市にある国立循環器病研究センターが、おととし以降、発注した情報ネットワークシステムの業務委託の入札を巡っては、兵庫県明石市に本社があるコンピューターシステム開発会社、ダンテックが参加した入札で不正があった疑いが指摘され、大阪地検特捜部が、ことし2月に会社などを捜索するとともに、研究センターから資料の提出などを受け、捜査を進めていました。
関係者によりますと、これまでの捜査で、研究センターの当時の情報統括部長がおととしと去年の3件の入札で、ダンテックが受注できるように入札の情報を漏らしたほか、ほかの参加者が技術的に請け負えない発注内容にした疑いが強まったということです。
特捜部は、管制談合防止法違反などの疑いで本格的な捜査に乗り出し、容疑が固まりしだい、研究センターの当時の情報統括部長と、ダンテックの社長らを逮捕する方針です。
特捜部のこれまでの任意の事情聴取に対し、元部長は、入札の情報を漏らしたことはないと容疑を否認し、また社長もNHKの取材に対し、情報の漏えいはなく、便宜を受けたことも一切ないと話していました。
流れているのは、皆さんご存じの童謡、七つの子。
茨城県出身の野口雨情が作詞しました。
童謡詩人として知られる雨情ですが、別の一面をうかがわせる直筆の詩が見つかりました。
雨情がまだ生まれる前、江戸時代末期に、ふるさとの水戸藩の浪士が関わった、桜田門外の変をたたえた作品です。
これが今回見つかった野口雨情の詩です。
昭和の初めごろ、知人に宛てた書簡の中に、桜田烈士を讃ふと題して、原稿用紙に書かれていました。
筆跡などから、直筆の作品と確認されました。
桜田門外の変は、水戸藩の浪士たちが、幕末に開国を進め、反対派を弾圧した幕府の大老、井伊直弼に反発し、暗殺に至った事件で、雨情は陰暦三月三日なり。
桜の花にも雪は降りと、季節外れの雪が降った状況を描いています。
そして、天下の人心ふるへ立ち、維新の大業は緒に着きぬと記し、桜田門外の変が、明治維新のきっかけとなったと評価しています。
雨情の孫の野口不二子さんは、童謡詩人として知られた雨情の別の一面を知ることができる作品だと話しています。
さあ、次は気になるこちらのニュースです。
バターが今、不足しています。
スーパーでは品切れが続出。
クリスマスを前にした洋菓子店。
入手できるバターは半分に。
一部の商品では、バターの代わりにマーガリンを使うなどの工夫で対応しています。
このパン屋ではバターをたくさん使うクロワッサンの販売を、週末だけに限定しました。
しかも1日14個しか作れません。
政府は、ことし、2度にわたってバターの緊急輸入を決定。
異例の事態です。
バター不足の背景に何があるのか。
その真相に迫ります。
バター不足の直接の原因は、原料となる牛乳の生産量の減少です。
こちらは全国の生産の半分以上を占める、北海道のデータです。
牛乳の生産量はおおむね増え続けていましたが、昨年度、大幅に減少。
今年度はさらに減る見通しで、その影響でバターが足りなくなったんです。
牛乳の生産が減っている理由は、こちらです。
今、北海道では、後継者不足などにより、酪農家が年200戸のペースで減り続けています。
これまでは残った酪農家が牧草地を引き受けたり、牛の数を増やしたりして、規模を拡大してきました。
つまり、この大規模化が、牛乳の生産量の減少を補ってきたんです。
こうした大規模化で、1戸当たりの牛の数は増え続けてきました。
今度はこの青い線です。
しかし、この3年、その大規模化が頭打ちになっています。
大規模化が進まなくなったうえに、酪農家の減少にも歯止めはかかっていません。
その結果、牛乳の生産量が減り、バターが不足しているんです。
なぜ、その大規模化が頭打ちになってしまったのか。
そこには、生産コストの思わぬ増大がありました。
北海道で最も酪農が盛んな十勝地方です。
規模拡大を続けてきた酪農家に、むしろコストが増大する事態が起きています。
代表の井下秀透さんです。
家族で酪農を営んでいましたが、9年前、法人を設立。
牛の数は現在、1200頭以上。
牛乳の生産量は、法人化当初の2倍にまで増えました。
規模の拡大に伴って、大型機械の導入を進め、生産コストを引き下げてきました。
しかし今、井下さんは次々と想定外の事態に見舞われています。
導入したさまざまな大型機械。
これらを動かすのにかかる電気代が、電気料金の相次ぐ値上げで、2割上昇しました。
加えて、この1年で人件費も900万円増大しました。
牛の数が増えるにつれて、必要となった従業員は現在25人。
人手不足の中、給料を上げなければ、人材を確保できないからです。
最も経営を圧迫しているのが、牛の餌代です。
餌の半分は、とうもろこしや大豆など、輸入の穀物飼料です。
国際的な需要の高まりで、穀物飼料の価格が高騰。
そこに急激な円安も加わり、ことしの餌代は3億円を超えました。
思わぬ環境の変化によるコストの増大。
これ以上、規模を拡大し、生産量を増やすことはできないと考えています。
国の調査でも、今は大規模化が裏目に出ていることが浮き彫りになりました。
本来は、規模を拡大すれば生産コストは下がります。
しかし、この数年で、電気代、人件費、餌代が高くなったことで、牛の数が80頭以上の規模になると、逆にコストが上昇する構造に変わってしまいました。
今回のバター不足は、緊急輸入により、次第に解消していく見通しです。
ただ、酪農をやめる農家が相次ぐ構造は変わらず、来年以降も再び不足するおそれがあります。
そこで重要なのが、酪農家の経営を安定させることです。
そのためには、牛乳の価格を引き上げたり、コストを下げることが必要になります。
先ほどのリポートにもありましたが、生産コストの中でも、最も影響が大きいのが、餌に含まれる輸入の穀物飼料です。
主に穀物で作る餌の価格は、2000年以降、上昇傾向にあり、高止まりしています。
この10年でおよそ1.5倍にまで跳ね上がっています。
次は、この輸入の穀物飼料を少しでも減らして、コストを抑えようという取り組みをご覧ください。
北海道長沼町にあるこの会社では、コスト削減の鍵として、牧草の改良に取り組んでいます。
乳牛の餌は、輸入の穀物飼料と牧草を半分ずつ混ぜて与えています。
これに対し、価格の高い穀物をできるだけ減らして、牧草の割合を増やすことで、コストを抑えようとしています。
しかし、牧草は穀物に比べて栄養価が低いため、多く与えると、牛乳の生産量が落ちるとされてきました。
そこで開発しているのがこちら。
栄養価の高い新種の牧草です。
この牧草は、雑草よりも成長のスピードが早いという特徴があります。
実は、牧草地には多くの雑草が生えていますが、牛乳の生産に必要な栄養が全くありません。
牧草を刈り取る際に餌に混ざると、栄養価が下がり、生産量が落ちる原因となっていました。
新種の牧草は、雑草より早く成長することで、日光を遮り、雑草を育たなくさせます。
その結果、雑草が餌に混ざらず、価格の高い穀物に引けを取らない栄養を確保できるのです。
牧草を活用できれば、餌の費用を1割ほど削減できると期待しています。
各地の農協などとも協力して、今後、北海道で普及させていきたいと考えています。
バター不足で浮き彫りになった、北海道の酪農の厳しい現状。
今後も安定して原料となる牛乳を生産し続けることができるのか、岐路に立たされています。
バター不足から見えてきた酪農の危機についてお伝えしました。
きょう未明、千葉県袖ケ浦市でセンターラインをはみ出した乗用車が、対向車線のトラックと正面衝突しました。
この事故で、乗用車に乗っていた男女4人が死亡しました。
きょう午前1時前、千葉県袖ケ浦市の県道で、センターラインをはみ出した乗用車が、対向車線を走ってきたトラックと正面衝突しました。
この事故で、乗用車に乗っていた男性3人と女性1人の合わせて4人が、全身を強く打つなどして病院に運ばれましたが、およそ2時間後に全員の死亡が確認されました。
トラックを運転していた男性に、けがはありませんでした。
警察によりますと、亡くなった4人はいずれも20歳前後と見られ、身元の確認を急いでいます。
現場は片側1車線の直線道路で、警察によりますと、当時、現場近くで事故を目撃した人が、タイヤが破裂したときのような音が聞こえたあと、乗用車が対向車線にはみ出し、トラックと衝突したと話しているということです。
警察は、乗用車のタイヤがパンクして、制御できなくなった可能性もあると見て、事故の原因を詳しく調べています。
次は、さまざまな領域で活用の動きが広がるロボットを、全国的な課題となっている、老朽化した橋の点検や補修に役立てようという試みです。
短い作業時間でコストを抑えて実施しようと、実証実験が東京都内で行われました。
国土交通省が主催した実証実験の会場です。
こちらは飛行ロボット。
機体から上に伸びた棒状の部分にカメラが取り付けられています。
遠隔操作で飛びますが、特殊なセンサーで橋との距離を測って、ぶつかることなく対象に近づき、撮影できます。
このロボットを開発している綜合警備保障が、ビルや家庭での警備などで培ったセンサー技術が応用されています。
こちらは、富士フイルムなどが開発中のロボット。
橋の裏側を前後に移動できます。
取り付けられた2つのカメラは、目の役割を果たします。
画像の解析技術を活用し、点検箇所を立体的に分析し、細かな傷の凹凸まで捉えようとしています。
国土交通省によりますと、全国で建設時期が分かっている長さ2メートル以上の橋、およそ40万か所のうち、建設から50年以上たったのは、去年の時点で全体の18%、平成35年には43%に達すると見込まれています。
しかし、橋の点検や補修には、足場を組むことなどが必要で、作業時間やコストがかかります。
国土交通省は、今回の実験の結果などを踏まえて、ロボットを活用して、従来よりも作業を容易にして、時間の短縮や低コスト化につなげたいとしています。
スポーツ、西堀アナウンサーです。
おはようございます。
大相撲は後半戦ですね。
時がたつのは早いですね。
九州場所は9日目。
横綱・白鵬は新関脇の逸ノ城に勝って1敗を守り、勝ち越しを決めました。
白鵬は横綱連続出場が654回。
北の湖を抜き、1位になりました。
逸ノ城とは先場所14日目に対戦して、白鵬が勝っています。
上手を引いた、逸ノ城。
白鵬の出し投げ、白鵬の勝ち。
白鵬は、自分と長い相撲を取るのはまだ早いかなと余裕を見せました。
逸ノ城は、先場所より緊張しなかったが内容はだめだったと、がっかりした様子でした。
鶴竜は、体の反応がいいと、調子のよさを実感しています。
切り込んだ鶴竜。
突き放す鶴竜。
頭をつけた碧山。
さらに低くもろ差しだ。
鶴竜、厳しい攻め。
寄り切り、鶴竜の勝ち。
9連勝。
威力のある突き押しで、突っ張りの得意な相手を下がらせ、素早く懐に入ります。
すぐにもろ差しとなって、関脇を問題にしませんでした。
狙いどおりの攻めで完勝。
この内容を続けていくことが大事と、9連勝にも冷静なままでした。
このほかの結果です。
40歳2か月の旭天鵬は、昭和以降で幕内最年長での勝ち越しを決めました。
頑張ってますね。
さあ、そしてきょうの取組です。
九州場所、ここまで勝ちっ放しの鶴竜は、きょうは照ノ富士との対戦です。
そしてここまで1敗の横綱・白鵬は、きょう、新関脇の碧山との対戦。
そして同じく1敗の大関・稀勢の里は、きょう、ここまで2敗の日馬富士と対戦します。
ここまでスポーツでした。
さあ、続いてけんコン!寺門アナウンサーです。
けさはまずこちらからご覧ください。
色に注目です。
ピンク色のこの料理、実はカレーです。
材料は、この野菜の赤ビーツです。
大きさはタマネギやカブと同じくらいなんですが、これ、切ると中はなんと、真っ赤。
きれいな色。
栄養豊富で赤い色素の成分、ベタシアニンには抗酸化作用があり、血管などの老化のスピードを抑える効果が期待できます。
またカリウムも多く、高血圧の予防につながるといいます。
赤ビーツって、食べたことはあるんですけど、もちろん自分で買ったり、調理したことはないです。
そうですよね。
日本ではまだあまりなじみがないんですが、このビーツ、原産は地中海というふうにいわれていまして、ヨーロッパではスープですとか、サラダとボルシチなど、家庭料理に。
いろいろ使うんですね。
よく用いられているんです。
日本でもこの独特な色合いが注目を集めて、実は赤ビーツ、ブームが広がりつつあるんです。
赤ビーツを使った見た目も楽しい料理、ご紹介します。
はじめまして、おはよう日本の寺門と申します。
どうも、浜内です。
料理研究家の浜内千波さんです。
赤ビーツは、日本の家庭料理にも合う魅力的な野菜だといいます。
まずは生で頂きました。
このほのかな甘みとえぐみ。
赤ビーツを使った料理、教えてもらいました。
さあ、えぷろんすがたのわたくしにいちころになったところで、まずは赤ビーツの色と味を楽しむカレーです。
レストランでメニューになったり、レトルトの商品になっているものもあるんですよ。
まずはフライパンでタマネギ、ショウガ、小麦粉を炒めます。
そして牛乳を入れるんです。
この牛乳が、赤ビーツのえぐみを消す効果があるんです。
そして辛さのもとのガラムマサラを加えて、中火で煮ます。
いよいよ赤ビーツの出番です。
こうして皮を剥いてすりおろすんです。
頑張ってくださいよ。
結構力が要ります。
で、この手、それからまな板も真っ赤になりました。
このフライパンに赤ビーツ、入れていくと。
ちょっと少ない量かなと思ったけど。
盛り上がりますね。
もうピンクですね。
そして最後に、お酢と鶏肉を加えます。
赤い色素のベタシアニンや、カリウムをたっぷり含んだ、栄養満点のピンクカレーです。
そして続いては、赤ビーツのおみそ汁です。
みそ汁?
そう。
まず赤ビーツ、いちょう切りにして、油揚げと一緒に少し煮ます。
こうすると、この赤色が強く出るといいます。
そして沸騰したら、みそを入れます。
だしは使わないんですね。
ピンクカレーと赤いおみそ汁。
まずはカレーから頂きます。
どうですか?
そしておみそ汁。
みそ汁ですって言うんじゃない?
ビーツですよ。
そして朝、なかなか時間がないという方にお勧めなのは、赤ビーツのジュースです。
赤ビーツ1個の半分を角切りにして、ミキサーに入れます。
そこにバナナとお酢、そしてよく冷えた水を入れて混ぜます。
野菜が苦手な人でも飲みやすい、ヘルシーなジュースです。
さあ、スタジオには、この赤ビーツのカレーとジュース、ご用意しました。
色が鮮やかで。
ピンクですね。
鈴木さん、カレー、召し上がってください。
ピンクですけど、やっぱり香りはカレーです。
いただきます。
うん、本当、辛みより先にまず甘みが来ますね。
優しい甘さ。
これ、ビーツの食感かな、しゃきしゃきしてて。
うわ、おいしいですよ。
いっぱい食べられる。
それで同じ色の服、着てるの?きょう。
きょう、ビーツ色でした、私。
じゃあ、ジュース頂きます。
甘い!これがビーツの甘さなんですか?
ビーツの自然な甘さなんですよね。
野菜っぽさがありますけど、甘みがきます、まずね。
飲みやすいですよ。
本当にこのビーツは、デパートや通信販売などでも購入できますので、ぜひ皆さん、おもてなしでも喜ばれますので、赤ビーツ料理、お楽しみください。
けんコン!でした。
では続いて気象情報です。
最近、朝は冷えますね、渡辺さん。
そうなんです。
けさもとにかく風が冷たくて、なんだか冬を思わせる天気なんですよね。
澄んだ青空に、冷たく乾いた北からの風です。
もう先ほどから風が当たるほうのほっぺと耳だけ、なんだか、つーんと痛い感じがします。
おまけに乾燥してますから、なんだかぱりぱり、これは保湿しなきゃいけないですね。
さあきょうは、全国的にこの北からの冷たい風がやや強く吹きそうです。
天気図をご覧ください。
きょうは日本付近、西に高気圧、東に低気圧の西高東低、冬型の気圧配置です。
等圧線が縦じま模様、全国的に北西の冷たい風がやや強まるでしょう。
そして冬型のときは日本海側で雨や雪、太平洋側で晴れとなりますが、このあとの天気の移り変わりを見ますと、やはりその日本海側、山陰から東北にかけて、一日冷たい雨が降ったりやんだりするでしょう。
山沿いでは雪の続く所がありそうです。
北海道では平地でも雪が降りそうですから、路面の凍結には、くれぐれも気をつけてください。
そして晴れる太平洋側は、空気がからから。
火の用心、火の取り扱い、気をつけましょう。
けさお伝えしているニュースです。
ご覧のニュースをお伝えしました。
2014/11/18(火) 07:00〜07:45
NHK総合1・神戸
NHKニュース おはよう日本[字]
▼安倍総理大臣は消費税率の10%への引き上げを1年半先送りし、国民に信を問うため、衆議院を解散する意向を火曜日に表明するものとみられます。最新情報を詳しく。
詳細情報
番組内容
▼安倍総理大臣は消費税率の10%への引き上げを1年半先送りし、国民に信を問うため衆議院を解散する意向を火曜日に表明するものとみられます。最新情報を詳しく▼10日から行われてきた大西洋クロマグロをめぐる国際会議が閉幕へ。漁獲枠は増えるか▼バターが足りない!生産現場の北海道で何が起きているのか。解決めざす産地の模索▼旬の野菜・赤ビーツ。手軽にできるピンクカレーの作り方や赤ビーツを使った料理などを紹介!
出演者
【キャスター】阿部渉,鈴木奈穂子,【スポーツキャスター】西堀裕美,【気象キャスター】渡辺蘭
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
スポーツ – スポーツニュース
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 1/0モード(シングルモノ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:8450(0x2102)