遠くへ行きたい 奥貫薫「秋の京都で紅葉と特別拝観巡り」 2014.12.07


(奥貫薫)
紅葉真っ盛りの京都へ
遠くへ行きた〜い。
奥貫薫です
今回は京都で素晴らしいお宝を特別公開中のお寺を訪ねます
お姫様達が愛した尼寺の人形
不思議ね〜。
秀吉の妻ねねゆかりの神秘的な絶景
これはちょっと美しい。
お寺の周りでは楽しくておいしい出会いも
歴史のヒロイン達に思いをはせつつ京都を巡ります
ずっと愛されてるんだなっていうことを感じましたね。
人はなぜ京都に行くのでしょう?
いろいろあるでしょうが今回私の目的ははっきりしています
それは久しぶりに美しいものに出会うため
プライベートで来たことほとんどないですね。
フフフ…。
キレイですね。
今年も9月から京都に通ってたんですけど日々バタバタしていて。
自分の時間っていうのがなかなかなくて。
ドラマのね撮影の行き帰りもホントに時計見て時刻表見て新幹線飛び乗ってっていう毎日で。
子供のごはんの時間とかあるじゃないですか。
指もケガしまして台所で。
智積院の地にはもともと豊臣秀吉が幼くして亡くなった愛児鶴松を弔った寺がありました
静かですね。
(奥貫の声)勉強して知っていたことに触れるとホントに生きてたんだよなっていうことを感じるんですよ。
それがでも不思議ですよね。
「観光」ってもともと仏教用語なんですって
知らない土地の光景を見て心を洗う
素敵な言葉です
今回は秋の特別公開を訪ねる旅
普段見られないお宝と絶景をしっかり観光します
いやかわいいなと思って。
ねぇ私にもそういう時がありましたけど。
いや〜。
今回の旅は自分自身の時間を取り戻す旅にしたいかな。
さぁどちらに行こう風が吹く
まずは一度行ってみたかった尼寺へ
キレイですね。
人形の寺として知られる宝鏡寺はかつて皇女達も一生を暮らした門跡尼寺
普段は拝観できません
でも春秋の特別公開の時には不思議な人形達に出会えます
こんにちは〜。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
わっ。
わっ。
等身大の人形が早速ありました。
和宮さまですね。
皇女和宮。
皇女和宮と人形の寺の物語とは?
すごい立派なお着物。
よろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
この宝鏡寺さんと和宮さまの由縁というのは?和宮さんがご幼少の頃に数か月宝鏡寺にお住まいでございましたんで向こうのほうにございます鶴亀の庭でよくお遊びになったっていうことを伺っておりますけれども。
東京にお輿入れになりまして家茂公がお隠れになってから里帰りをされまして宝鏡寺の桜の枝を手折りまして持ってお見せしたということが日記にも書いてございます。
和宮さまにとってもここは特別な場所だったんでしょうね。
やはり思い出深いんじゃないでしょうかね。
尼寺の娘達へ贈られた人形を拝見しました
孝明天皇さんが持っておられましたお人形さんで。
これね見ていただくとね馬まで笑ってるみたいなんですね。
あ〜ホントだ。
みんながね。
ホントだみんな楽しそうですね。
とても楽しそうでね。
こちらは瓢箪で出来ておりましてねこの赤ちゃんも瓢箪で…。
あっホントだ赤ちゃんがいる。
作られております。
かわいい。
何か「ひょう太郎くん」っていう名前があるらしいです確か。
もう今日が…。
ちょうどいい時にみえましたね。
今日あたりがいい時ですね。
これはもう俗にいう市松人形ですね。
市松さん市松さんっていわれるお人形で。
やはり皆さん持っておられた方がお着物作って着せ替えしたりとか。
そういうふうにかわいがっておられたお人形ですね。
なかなか古いお人形は残りにくいんですね。
遊んでるうちにね。
傷んで来ますんで。
赤ちゃんの頃にね大事にしてたウサギのぬいぐるみをいまだに捨てられずにね一つだけ大事に取ってあるんですけど。
やはり自分がかわいがってそして愛情があるっていうのもですし頂いた方の愛情がね年行ってもやはりそれを見ると思い出すっていうことができるっていうことは本当にうれしいことですよね。
等身大の人形達は一生をここで生きた娘達の現し身
美しいモミジの庭は俗世を離れた彼女達のまさに「世界」でした
不思議ね〜。
恋愛や結婚の喜びも苦悩もない世界
私にはもう想像できません
この寺の人形達に歌を寄せた作家がいました
私のぬいぐるみ思い出しました
(奥貫の声)家にあります大切なものをしまう箱の中にもうそれがすでに40年前の人形なわけじゃないですか。
それがねぇそのうち100年前のものになって200年前のものになって。
当たり前なことなんだけど。
さよなら。
お人形にさようなら。
次に見たい特別公開は妙心寺
太秦の近くです
遠くへ行きた〜い。
でも遠くへ来ました。
でも遠くへ来ている気がします。
あの…いつもこう仕事で来ている京都と全く違う京都を歩いている。
ちょっと休憩しましょうかコーヒーいただきましょうか。
あっ昔ながらの喫茶店っていう感じでいいですね〜。
こんにちは。
(松本さん)あっどうぞどうぞ。
お邪魔します。
すごく悩んでしまいました
入って来る時隣においしそうなうどん屋さんが見えたんです
あ〜…。
カレーのいい匂いがします。
(安規子さん)そうですか。
1つお願いできますか?
(安規子さん)はい。
分量見てくださいね。
分量きちっと入ってますか?
(松本さん)いやちょっと…。
少ないですか?
(松本さん)うん。
フフフ。
お店はずっとお2人で…?
(安規子さん)はいそうなんです。
何年ぐらい?53年です。
53年。
カレーを作るのはお母さんの…?
(安規子さん)そうですね。
あ〜おいしいコーヒー入れるのもお母さん?じゃあお父さんが運ぶ係?
(安規子さん)昔は川谷拓三さんがコーヒー入れて奥様がウエートレスしてらした。
へぇ〜。
入って行って「マスター食べられるだけ食べさせてくれ」って言うの。
それで毎日予定を見に行かせてくれって4時になったら。
大部屋の俳優さんは朝その日の仕事の予定を確認するんですよね張り出されるんですよね。
そうそう4時にで見てあったら仕事行く。
「今日は自分はどの役かな?」って。
カレーおいしそうですよ
さぁカレーいただきます
うん。
おいしいの。
おいしいです。
辛めの大人なカレーですね。
ねぇ大人な味ですね。
う〜ん。
ご夫婦で50年一緒にお店やられて来て仲良しの秘訣というか…。
忍耐ですか?ハハハ…。
・元気でいらしてください・
(安規子さん)・ありがとうございます・
やっぱり隣もおいしそうです
こんにちは。
(神さん)いらっしゃいませ。
こちらのおうどんとってもおいしいと伺って。
ありがとうございます。
うどんを食べたかった訳がこれ
さっき買った七味。
近くの七味屋さん
基本の辛みに好みで味をブレンドしてくれるのです
楽しみです。
ダシが自慢のこちらの店
何にしようかな?
親子丼も人気ですね。
お薦め「志っぽく」にしました
京風ダシにユズの香りたまりません
わ〜おいしそうです。
あ〜。
おいしい。
モチモチです。
麺は今日打たれたんですか?昨日打ってる。
昨日ですか。
ひと晩寝かせなきゃだからね。
へぇ〜。
では念願のマイ七味を
やっぱりさんしょう多めにしてよかった。
これはあれにもかけたい
見てください卵フワフワトロトロの親子丼。
いただきます。
う〜ん。
町のうどん屋さんの実力にうなりました
あ〜選べる旅って楽しい
・ごちそうさまでした・おいしかったぽっかぽかです。
次はどこに行きましょうか?私の大好きな映画監督の張芸謀が人生というのはやっぱりこう右に行くか左に行くかその小さな選択を積み重ねて行くものだと。
それが僕の人生だって言ってたんですよね。
私その言葉すごく好きで。
その選択をやっぱりこう…一生懸命して行くことが自分の人生になるんじゃないかなと思うんですけど。
あっ妙心寺。
特別公開。
お目当ての特別公開は黄金の襖絵
この中の院にあります
立派なお堂です。
うわ〜。
すごい。
すごいですねこうお寺の町みたいな。
お寺の国のような。
広い。
実際中には土地を借りている民家もあるんですよ
保育園までありました。

別の特別公開を発見
あ〜特別…あっ。
こっち行ってみましょうか。
モミジも最高ですがやっぱりこれですよね
いただきます。
ごゆっくりどうぞ。
はぁ〜。
ホッとします。
特別公開の魅力ここでも実感
でも一年中見られる絶景の院もあるんです
それが…
もうどこを切り取っても絶景
モミジの後も雪見花見と最高です
庭に下り立つと心が舞い上がるようなモミジの大樹が
襖絵屏風も見事お薦めです
結構な距離歩いてますよね。
ここが天球院です。
楽しみでちょっと勉強して来ました
研究家でもなかなか見られなかった黄金襖絵
今回はまさに特別な公開なんです
こんにちは。
狩野派の天才親子狩野山楽山雪が400年前に描いた傑作群です
美しい。
う〜ん。
あの奥の襖2枚は上の部分がこう雲になってるんですね。
木々を雲に見立てているというか。
うん…いろんな所に鳥が止まってます小さな鳥。
秋から冬へ素敵ですね。
何か見られている気配
覗いてます。
もっと大きな猫もいます
あ〜。
これがまた有名な「竹に虎図」。
ふ〜ん。
実はこの襖絵高度な画像技術に金箔などの職人技を加え複製化が進められており今後原画は全て博物館へ移されます
今回は本来の場所で傑作を味わえる貴重な機会なのです
赤ちゃん虎も。
尻尾かじってるフフフ…。
じゃれてるんですかね。
これは親子で描かれてるものなんですよね。
どういうふうに分けて描いてたんでしょうね。
金の光が反射して立つ場所によってまた見え方違いますね。
今でもこっち側もキレイですよ。
ほら向こうからの西日が。
ねぇ。
描いてみようかしら今度。
フフフ…300年後に評価されるかもしれないです。
フフフ…。
別の虎の子も発見
かわいいねぇ。
この院で生まれたばかりの女の子です
うれしいね。
うれしいね。
小さな小さなモミジの手でした
(久下さん)ひとの子見てたらね何かちょっと会いたくなりますね。
分かります連れて来てもらったらよかったね。
11月の終わり京都には紅葉を求めるたくさんの人々が
人混みに漂うのも楽しいけれど静かにくつろげる場所もある
それが京都の素敵です
今日は高台寺で夜の拝観
その前に行ってみたかった近くの店へ
かわいいお店。
かわいい〜。
白小豆黒米青梅黒ごまきな粉青のり赤梅あんこです。
へぇ〜。
白小豆いただこうかな。
(川崎さん)白小豆。
おいしいはぁ〜。
朝から川崎さんが1人で作ったたくさんのおはぎ
慌ててる時は大きかったり。
ハハハ…。
「今日大っきいよ」とか言うてね。
おいしい抹茶と一緒に
う〜ん。
くつろぎます
お代わりどうぞ。
ありがとうございます。
う〜ん。
見てるだけで幸せになるおはぎですねハハハ…。
幸せなおはぎをいただいてもう一回人混みに入って行く元気が出ました
さぁ高台寺へ
高台寺は東山でも特に人気の高いお寺
ここは秀吉の妻北政所ねねが夫の死後暮らした場所です
いいお庭ですね。
水に映る葉がすごくキレイ。
素晴らしい池のモミジはねねが愛した眺め
今夜はここがライトアップされます
どんな景色になるんでしょうか
堂内には晩年の彼女が
ねねは徳川家の庇護の下豊臣家の滅亡を見つめてこの地で過ごしました
灯ともし頃特別公開を前に町はさらに華やいで…
香ばしい香りがします
(辻井さん)いらっしゃいませ。
豆せんべいです
こうやってお豆を…。
うわ〜そんなにたくさん。
生地にくっついた分しか一緒に焼けませんので一度こうやって落としましてこうやって挟んで焼きます。
僕達もう手の皮が厚くなってしまってるんで…。
ほっぺたの皮膚で温度の…。
感じて…。
熱いのでお気を付けください。
ありがとうございます。
召し上がってください。
中がフワっとしてますね。
あ〜でもおいしい。
どうぞ。
シンプルな小麦粉と豆のお菓子は世界共通のおいしさのようです
ありがとう。
さぁねねが愛した絶景へ
こっちかな?
風が全くやんで池のモミジの映りには最高のコンディションのようです
わ〜…。
これはちょっと美しい。
わ〜。
すごい。
一瞬これが何か深い谷に見えた。
吸い込まれて行きそうな。
うわ〜。
うわ〜すごい。
幽玄ですよホントに。
あ〜…。
クラクラして何か吸い込まれてしまいそうなそんな怖さもありますね。
「浪速のことは夢のまた夢」
ねねは夫がこの世の別れにささやいた言葉をかみ締めて17年を生きました
ねねが愛したもう一つの素晴らしい庭も特別公開されていました
お邪魔しま〜す。
圓徳院はねね終焉の地
加藤清正や福島正則らねねがわが子のように育てた武将達が石を贈った庭がありました
素敵なお庭だ〜。
ねねさんは亡くなってからもホントみんなにずっと愛されてるんだなっていうことを感じましたね。
多くの人を愛したからこう愛された。
この石に子供達にねねさんが守られてたような気もするんですよね。
子供ってそういう存在というか。
守られてる気がします。
皇居の中はさまざまな木が並び、2014/12/07(日) 07:00〜07:30
読売テレビ1
遠くへ行きたい 奥貫薫「秋の京都で紅葉と特別拝観巡り」[解][字]

「知らない街を歩いてみたい♪」の主題歌で有名な、45年目を迎える歴史ある旅番組。旅人を通じて、『人・景色・食』など、訪れた土地の魅力を紹介する。

詳細情報
出演者
【旅人】
奥貫薫
番組内容
女優の奥貫薫が、紅葉真っ盛りの秋の京都を旅する。
「智積院」で紅葉の境内を散策。
位の高い女性たちが尼として生涯を過ごした「宝鏡寺」では、特別拝観が行われている数々の人形を見る。
七味屋でマイ七味を作り、夫婦が営む老舗喫茶店で一休み。
「妙心寺」で黄金障壁画を見学し、「高台寺」では昼の紅葉と夜にライトアップされた紅葉を楽しむ。
秀吉の妻・ねねゆかりの「圓徳院」で見事な紅葉に酔いしれる。
番組ホームページ
http://www.to−ku.com
取材地
京都市

ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語ステレオ
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