(2人)1本1本!
(伊佐敷)ぶちかませ哲!
(春市)いけ〜!
(亮介)打てる打てる!
(栄純)頼んます!リーダー!〜《成宮:そんなに必死に叫ばなくてもちゃんと届いてるよみんなの声は。
ベンチやスタンドの期待に応えてこそエースだろ…》《あの場所にはでっかい借りがあるんだ。
今ここで…》《成宮:この球を完成させ俺たちは…》《甲子園に行く!》《クリス:チェンジアップ…》《原田:よし体勢は崩した》《今ここで…》《この球を完成させ俺たちは…》《甲子園に行く!》《チェンジアップ…》《よし体勢は崩した》
(歓声)らっしゃ〜!
(平井)カルロス!回れ〜!3塁ランナーに続き2塁ランナーもホームイン!試合を一気にひっくり返す4番の一撃!結城のタイムリー2ベースで8回表ついに青道高校逆転!
(歓声)結城:必ずもう一度お前をマウンドに立たせてやるからな〜まだ終わってないよ。
〜青道!青道!青道!《コースは悪くなかった…欲を言えばあとボール1個分低めに来ていれば…》青道!青道!青道!はは…すげえ!あれを打たれたらしかたない。
バッターが一枚上手だと思うしかないね。
鳴…。
あああ…ランナーはまだいる。
大事なのはこのあとだからな。
2アウトだし初球大事にいこう。
わかってる。
《悔しくないはずがない…。
けどあの表情は…》〜増子!増子!ます…。
(球を打つ音)
(前園)うっしゃ〜!初球攻撃!!
(金丸)いけ〜!!
(増子)くっ…カルロス…。
あ〜っ!惜しい!!
(大和田)またあの子…。
(峰)失点後の初球…。
狙いは悪くなかったけどな。
3アウトチェンジ!なんとか後続を打ち取ったエース成宮!しかしこの回3失点!青道にリードを許す痛恨の一打を浴びました!《カルロス:鳴…》紙一重!紙一重っすよ増子先輩!!うがっ!
(斉藤)哲!
(小野)哲さ〜ん!しゃ〜っ!
(坂井)ナイスバッティング!
(門田)ナイス哲!
(伊佐敷)おいしいとこ全部持っていきやがってこの野郎!
(坂井)ベンチの指示はどうした!!
(伊佐敷)狙ってたのかよチェンジアップ!
(結城)いや…何を打ったか覚えていない。
気がついたら2塁にいたよ…。
(太田)覚えてないって…。
《クリス:そこまで集中してたのか》《御幸:すげえなこの人は…》チッ…やっぱてめえには逆立ちしてもかなわねえわ。
(伊佐敷)なんでもねえよ!頼れるキャプテン!!
(丹波)哲!泣いていたことは誰にも言わないから。
(伊佐敷)しゃ〜っ!しっかり守んぞ!!
(片岡)川上いつでもいけるな。
(宮内)ふん!
(片岡)残りの2イニングはお前と沢村に投げ抜いてもらうぞ。
もう1回やっとけ。
沢村!集中しろよ!まずはひとつ!
(倉持)慌てなくていいからな!逆転したといっても点差は1点!最後まで攻める気持を忘れるな!
(みんな)おう!クソッ!
(成宮)クソッ!クソッ!ふざけんな!ふざけんなよ!ふざけんな!バカ野郎!あ〜っ超すっきりした!
(白河)全然すっきりしてねえじゃん。
いやした!今した!逆にすがすがしい気分だね!まだ終わってねえし負けてねえし!なんだ意外と冷静じゃん。
《もっと取り乱すかと思ったけどな。
それをマウンドで見せなかっただけ立派だよ》ドリンク1つちょうだいな!《原田:うちの攻撃はあと2回ある。
このまま終わらせやしないさ》8回裏稲城実業の攻撃は6番ファースト山岡君。
長打あんぞ〜!さぁかれるまで声出そうか。
《あと2イニング。
あと2イニング抑えたら…。
甲子園!》《正直甲子園がどういうところかはわからないけどこれだけは言える!》《この安心感この頼もしさこのチームは無敵!どこのチームと戦っても負ける気がしねえ!》ボール!初球わずかに外れてボール!《山岡:これか…確かにボールの出どころが見えねえな》《山岡にいちばん警戒しなきゃいけないのは長打。
甘いコースに来た球を力で持っていかれること》《逆転したこの回…。
この回をきっちり抑えてこそ流れをつかめるんだ!》ファール!よし押せ押せ!けど調子には乗るなよ!わかってんな!
(金丸)てめえは絶対何かやらかすからな!《よし球は走ってるあとは気持。
お前の気持をぶつけてこい!》《クソッ!タイミングがとれねえ!》山岡!行こうぜ!《国友:バッテリーのリズムに乗せられるな。
バットにかすらないような圧倒的なボールじゃない。
しつこく食らいつけば甘いボールは必ず来るぞ》《クロスファイヤー》レフト!前だ降谷!詰まってるぞ!
(冨士川)しゃあ落ちた!
(矢部)いけおら!
(二宮)今スタート遅れたんじゃ…。
(楊)ああ後ろにも下がっていたしな。
ノーアウトランナー1塁。
すかさず反撃となるか稲城実業。
《この決勝の大舞台。
グラウンドには経験不足の1年生が3人。
こちらがつけいる隙はいくらでもある》8回裏稲実の攻撃はノーアウトランナー1塁。
打席には7番セカンド平井。
むん。
《山岡の足なら必ずバントで送ってくるはず。
慌てるなよ沢村。
確実にアウトを1つずつ取っていくぞ》サード!《2塁は厳しいか》さ…沢村!
(金丸)むちゃすんな…。
アウト!おっしゃ〜!沢村のすばやいフィールディング!ランナー2塁に進めず!さ…沢村!ワンアウト!危ねえだろ!《増子先輩がよけてなかったらぶつかってたぞ。
アウトだったからよかったもののトラブルスレスレのプレーじゃねえか》《怖いもの知らずの1年ならではのプレーだが結果がすべて。
流れはまだ向こうにあるということか》8番レフト梵君。
《クソッ…きっちりと送って流れをつかみたかったのに》《むむむ来る気か?》《でけえリードだな》セーフ!ホームから矢のような牽制!おぉ…。
1塁ランナー辛くも戻りました。
《危ねえなんつう肩だ》ふぅ…。
《けどなこっちだって退くわけにはいかねえんだよ》《そう簡単に退いてはくれねえわな》《御幸:ランナーは俺に任せろ。
お前はここに最高のボールを投げてこい!》《インコースだ梵。
この投手にコーナーへ投げ分けるコントロールはまだない。
必ずどこかでインコースを攻めてくる。
恐れ知らずの1年をこれ以上勢いづかせるな》《信じらんねえこの人。
ぶっつけ本番この場面でこの球かよ》いけ!沢村!おら〜!タマ取ったれや!
(倉持)思いっきりいけ!《けど…サインを出すってことは信じてくれてるんだよな。
俺なら絶対投げられるって》《梵:インコース狙いどおり》うが!アウト!ダブルプレー!3アウトチェンジ!しゃ〜っ!《成宮:い…今の球は…》8回裏稲城実業無得点。
先頭打者を出したものの3人で攻撃を終えました。
(林田)監督今の球は…。
《あの角度から更にえぐられた!?まさかこの1年意図してカットボールを!?》
(歓声)《春乃:沢村君!》《若菜:栄純…》どうっすか!今のボールどうっすか!?自分でもかなりの手ごたえ感じたんすけど!《本番に強いっていうかいい度胸してるっていうか》現時点じゃ一番。
文句なしの球だな。
栄純君ナイスピッチ。
えっなに?その顔。
(2人)さ〜わ〜む〜ら〜!
(倉持)ナイスピッチだこの野郎ヒャハハ!
(伊佐敷)調子のんなよ!てめえ!痛い!今ヒザが!残り1イニング。
完全に立場が入れ替わってしまいましたね。
ああ。
8回表エース成宮君がまさかの3失点。
こういう展開は稲実側も想像できなかっただろうな。
《この流れを作ったのは間違いなく…》《峰:こういう一発勝負の試合ではリリーフした投手がドンピシャでハマるときもある。
タイプはまるで違うがその働きは去年青道の前に立ちふさがった成宮君のようだ》カットボール?データにないですね。
あのバッテリー覚えたばかりの球をこの場面で使ってきたのか。
フン…たまたまいいところに決まっただけだろ?まぐれで甲子園に行けるかよ。
《鳴…》
(井口)シュ〜。
(多田野)ナイスボール!球走ってますよ井口さん。
《多田野:井口さんは3年だし最後の大会に懸ける強い気持もある。
どんな場面でも自分のピッチングをしてくれるはず。
けどまさかうちが1点リードされたまま最終回を迎えてしまうなんて》9回表青道高校の攻撃は6番キャッチャー御幸君。
〜《ランナーはいねえが油断のできない男だぞ》ラストイニングのマウンドにもこの人やはりエース成宮が立ちます。
リードを許したとはいえ点差はわずか1点。
裏の攻撃にすべてを賭けるためにもこの回はしっかり抑えておきたいところ。
成宮続投か。
(長緒)当然だろエースは1人。
(日所)けど引きずってねえのかな?
(稲本)前の回増子にもいい当たりを打たれてるからな。
初球フォーク御幸空振り!初球から変化球慎重ですね。
当然だこれ以上の失点は許されないからな。
ただ慎重になりすぎてのフォアボールは避けたいところ。
バッテリーも早めに追い込みたいはず。
《どうせ難しい球は打てねえんだ。
だったらヤマ張ってカウントを取りに来たストレート狙い1本》ライト線引っ張った!
(降谷)打った。
ランナーいねえのに。
この回も勢い止まらず。
強力青道打線が関東ナンバー1投手に襲いかかる。
ノーアウトのランナーが得点圏に!うっしゃ〜!ナイバッチ!《ははできすぎ練習でもそう打てねえぞ。
悪いな鳴。
前の回からの勢いがまだこっちに残ってるみてえだわ》続くバッターは今日2本のヒットを放ち逆転のきっかけを作った1年降谷。
降谷とにかくつなげ!あとは俺がなんとかしてやる!《真中:ここまで継投で勝ち上がってきた青道に対し絶対的エースで勝ち上がってきた稲実。
ここで…ここでエースをマウンドから引きずり下ろせたら》《平川:この回あと1点》お前ら甲子園に行きたかったら成宮からもう1点取れ!降谷打て!鳴おもいきっていけ!〜2014/12/07(日) 08:30〜09:00
テレビ大阪1
ダイヤのA「怖いもの知らず」[字]
甲子園行きの切符をかけて一歩も譲れない青道と稲実。その中で青道の4番結城と稲実のエース成宮の真っ向勝負についに決着が。そして試合が大きく動く!
詳細情報
あらすじ
4番結城とエース成宮の真っ向勝負。厳しい攻めにも必死に食らいつく結城のバット。稲実バッテリーはチェンジアップで勝負に出る。「甲子園に行く」強い想いで投げる成宮!体勢を崩す結城だったが、脅威の集中力でなんとタイムリーツーベース!8回表、4番の一撃でついに青道高校逆転!!思わずベンチで涙する丹波。荒れる成宮。そして、沢村の投球は続く。残り2イニング、果たして試合に勝ち甲子園に行くのはどちらなのか!?
声の出演1
沢村栄純:逢坂良太、降谷暁:島