開運!なんでも鑑定団【幻の天才騎手のお宝とは!?】 2014.12.07


(3人)こんばんは。
「鑑定団」始まりました。
怖いですね今。
あれデング。
初めてでしょ?封鎖されるって。
今はなんかねアフリカ行く人も結構多いじゃないですか。
千原せいじなんか見てごらんなさい。
どうやら犯人あいつですね。
元Jリーガーのこの方
どうぞよろしくお願いします。
名刺を出す姿がとっても新鮮
すぐに夢中になってしまったそうです。
そして日本大学1年生のとき骨折した先輩の代わりに急きょ試合に出場して5得点をあげたことにより注目され21歳で大学を中退浦和レッズに加入しました。
それからほどなくオーストラリア合宿に参加したときのことスーツ着用のルールを知らずタンクトップ短パン草履で現れ以来野人と呼ばれるようになりました。
その後は日本人トップクラスの俊足を活かし大活躍
ついにはこんな荒技も編み出しました。
自分で出したパスを自分で受けるその名も…
それまで予選に一度も出ていなかったにもかかわらず延長戦に出場すると…
鮮やかにゴールを決め日本を初のワールドカップ出場に導きました
とはいえ雑用も多くホームゲームの際には自ら看板を組んだりコーナーフラッグを立てたりと大忙し。
しかしそんなときはついつい現役時代の癖が
試合を見守る側になった現在もチームを盛り上げるべく全力疾走!
依頼人の登場です。
鳥取県からお越しのお願いします。
どうぞこちらのほうへ。
いやぁお疲れさまでしたほんとに現役。
どうですか今ゼネラルマネージャーっていう仕事ですけども。
イメージではですねゼネラルマネージャーって言ったら葉巻吸いながらですね…。
そうですよね。
こうやれああやれっていうのかと思ったらですね全部僕がですね行かされてる…。
接待もすごく多いですね。
やっぱ多いですよね。
まぁでも接待されてるほうは喜びますよね。
実際のワールドカップでの話とかも聞けるし。
そうですねはい。
特にいちばん聞かれるのは何なんですか?やっぱりジョホールバルの話は皆さん知ってるので聞きたがりますね。
僕あの試合は3本くらいその前にですね決定的なシーンを外してまして。
あとからテレビとか観るとですね女のサポーターの方が何やってんだよみたいな。
その心境はすごくわかります。
そんなチェックまで。
こちらです。
あら。
渋いこれは何という焼物なんでしょう?九谷焼のお猪口なんですけどもおふくろのおじいさんが持ってたものなんですけどももともと書家をやってまして昭和の三筆に数えられた…。
ホワイトハウスとかですね字が飾られてたりとかして。
ホワイトハウスに飾られてるんですか?ブッシュとか書いたんですか?おじいさんの収集品というのは…。
家にこういうものがゴロゴロしたりしてまして。
このお宝見られたときはどうでした?小さいなと思いました。
きれいなとかじゃないんですね。
きれいでしたけど。
小さいなですか。
なんか岡野さんベテランの芸人みたいな声してませんか。
これが今回いいものならばどうしますか?ガイナーレ鳥取がですね去年降格してJ3になってしまったんですけども今J2に昇格するように頑張ってるので上がったときにはですねこれで飲みたいですね。
なるほど。
それではご本人の評価額ですけどもおいくらくらいでしょう?10万円でお願いします。
10万。
はい。
まいりましょう。
オープンザプライス。
え〜!すご〜い。
35万。
さすが。
九谷焼の名工初代徳田八十吉の作品ですね。
まずこの色絵ね。
中側に描かれた瓜の図とその蝶々。
これはまさに古九谷のデザインをそのまま写し込んでますね。
そして外側の祥瑞の丸文散らし。
これも色絵古九谷の特徴ですね。
すばらしい色合いでねこれをこのまま大皿に伸ばしても何の遜色もない。
それだけの見事な筆致です。
それでねめりはりの効いた六角形薄作に仕上げてますね。
高台は鉄絵でもって串高台を描いている。
どこをとっても遜色がない作品なんです。
大切になすってください。
J2昇格したときには祝杯あげるのにふさわしい盃ですね。
早く使えるように祈っておりますので。
どうもありがとうございます。
ありがとうございます。
番組も最後まで楽しんでいってください。
早速待ち合わせ場所にお伺いすると1台の車が颯爽とやってきました
こんにちは。
失礼ですがおいくつですか?
え〜それにしてはお若いですね
27歳で免許を取って以来移動はほとんど車。
国内旅行も北は北海道から南は鹿児島まですべて車で走破してきたそうです。
86歳になった現在も片道2時間ほどのドライブなら朝飯前
父貢さんは塗料の原料となる樹脂や溶剤を専門業者に販売していましたが1949年支払いが滞っていた取引先が突如訪ねてきてしばらく待ってほしいと言いつつ形としてそのお宝を置いていきました。
しかしその後も現金はまったく支払われなかったため父はその取引先と縁を切り結局このお宝だけが手元に残ったそうです
私も高齢なんで今のうちにこの品物の価値がわかればいいなと思っております。
鑑定よろしくお願いします。
果たしてそのお宝とは?
依頼人の登場です。
兵庫県からお越しのどうぞこちらのほうへ。
いやぁお元気ですね。
いやいや車の運転大好きなんですか?そうでんなぁ。
ねぇそうでんなぁ。
遠出なんかいちばんどこまでしたんですか?北海道のいちばん上。
えっなんか最北端みたいな?そうそう…。
あそこ行ったんですか?ええ。
すごいな。
誰かも運転代わり代わりみたいな?いや1人です。
1人で!?さぁそれではいきましょうこちら。
作者の方はどなたなんでしょう?森寛斎幕末から明治の人らしいですけど。
お父さんは現金の代わりにこれを?そうそう…。
当時35万円。
えっ当時35万っていったら今でいうたら?1,000万くらい。
そら縁切りますわ。
その持ち主っていうのはなんで持ってたんですか?地主なんでね骨董ようけあったらしいですけど。
そのうちでこれ1つ持ってきたんです。
支払ってくれないみたいなことってあるんですか?時々ありますけどね。
だってお父さん名前貢さんですもんね。
骨董商に見せた。
したら偽物や言われたんです。
え?偽物やけども買いますと。
ちょっとおかしいな思ってねんで持って帰ったんです。
なるほどなるほどこれで売ったらもしかしたら本物やけども偽物やって言って安くでほんなら買うたるわって言ってあとで高く売ろうとしてると。
そう。
そこまでちゃんと考えた。
高価だったらどうするんですか?梅田のほうにタワーマンションができてる…。
めっちゃ具体的な計画あるじゃないですか。
資金に。
梅田のタワーマンションまで目つけてるんですね。
近代京都画壇の重鎮で明治の応挙と呼ばれた絵師である
幼い頃から絵を描くのが好きで25歳のとき大阪で円山派の絵師森徹山に師事。
するとほどなくその画才を認められ徹山の養子となり森の姓を名乗った
その後讃岐の金刀比羅宮で応挙が描いた襖絵を修復する機会を得たがこれは寛斎にとってこの上ない栄誉であり更に修業に拍車がかかった
寛斎が手がけた画題は…
多岐にわたるがいずれも円山派の画法を土台としつつ他派の流儀も貪欲に取り入れている。
例えば動物画では徹山の伯父にあたる森狙仙の毛描きを真似てサルやトラの毛を繊細に描き人物画では大和絵風の描写に挑んだ。
そのひとつ『芥川図』は『伊勢物語』に材を取ったもので在原業平と高子の悲恋を気品溢れる筆致で描き切っている。
更に山水画では南画を手本に墨のにじみやかすれを駆使し雅趣に富む独自の画風を築いた
しかし幕末になると一転…
その際絵師という身分を隠れ蓑にして幕府の監視の目を逃れ京と長州を往復する密使として暗躍した
尊王攘夷の気運が高まると山縣有朋や品川弥二郎の依頼を受け浦賀に来航したペリー提督をモデルにした異人の絵を描いたが実はこれは長州藩で射撃の的として使うためのものであった。
しかし明治維新後は一切の政治活動から身を引き画業に専念
名実ともに京都画壇を代表する絵師になったが生涯無欲で質素な暮らしを貫いた。
『葡萄栗鼠図』は晩年の代表作である。
ブドウのつるで戯れる2匹のリス。
墨の濃淡で変化をつけたブドウの葉。
淡く薄墨を引いて表現したおぼろ月。
その構図は絶妙で写実を超えた深い趣がうかがえる
改めて依頼品を見てみよう。
森寛斎の掛軸である。
雪深い山の中3人の男が遠くの庵の様子をうかがっている。
ひょっとすると中国の故事三顧の礼を描いたものか?
ご本人の評価額おいくらくらいでしょう。
まぁせめて500万。
当時1,000万…貸したとしても半分。
そうです。
さぁそれではまいりましょう。
オープンザプライス!さぁこい!あっちゃ〜!さぁ安河内さん。
はい申し訳ないんですけれども偽物でございます。
偽物?はい。
円山派というのはですね線が美しい。
それを考えますとやはり非常にたどたどしいんですね筆の動かし方がひと息には描けない。
描いては止め描いては止めといったそういう力のない線になってしまっている。
でほとんどが雪景白ということでその中心である3人の人物っていうのをもっとパッとわかるような描き方をするべきであるんですがまったく平坦になってしまって一瞬何が描いてあるのかなっていうふうな感じになってしまっているんです。
やはりそこのところがいかんともしがたいですね。
骨董商ほんまのこと言うてましたね。
梅田のタワーマンションはおあきらめください。
すみませんまたドライブで楽しんでいただきたいと思います。
どうもありがとうございました。
どうもありがとうございました。
江戸時代は東海道の脇往還大山街道の宿場町としておおいに賑わった。
かの渡辺崋山も天保2年に投宿。
当時の様子を日記に書き記している。
市内には広大な森が8か所もありなかでも泉の森は42ヘクタールの広さを誇る市民憩いの場である。
その中心には大和水源地がありおよそ600種の植物80種の野鳥が生息。
四季折々の自然を観察することができる。
また近年町をあげて熱を入れているのが女子サッカーで大和シルフィードは1998年中学生チームとして発足しなでしこジャパンで活躍する川澄選手や上尾野辺選手など有力選手を数多く輩出。
今年からなでしこリーグ昇格を目指すトップチームが始動したため市民から大きな期待が寄せられている
(一同)お〜っ!
早速行ってみよう!
(2人)出張!なんでも鑑定団in大和!学園長何歳のときだったんですか?
当時の校舎は畑の中の掘っ立て小屋だったが現在では4つの学校を抱えるまでになった
お宝は…
か彼女!?彼女と呼んでるんですか?
二十数年前軽井沢に避暑に行った際とある骨董店で発見しひと目惚れ
そこでおそるおそる値段を聞くと…
400万円!う〜ん!
到底払えないので考え込んでいると…
お店の方は東京のほうから出張してきておりまして…。
ならば売れ残るよりはいいはずと思いまけてほしいと粘りに粘ったすると…
400万円だったのが100万円まで下がった!
一気に安くなったのでかえって拍子抜けしたが彼女の美しさには心底惚れ込んでいる。
本人評価額は買ったときと同じく…
実は噴水として使える仕組みになっているのでもしよいものなら校庭に飾り生徒たちの憩いの場にしたい。
果たして結果は!?
どうぞジャカジャン!
う〜ん残念!
学園長10万円!この作品は中国で作られたものなんです。
サインがありましたけれども中国のというのはひと文字変えてたりしてるんですけどもこのサインはたぶんないと思いますね。
さびですね…表にかかってるメッキみたいなもんですけども。
100年以上経ってたらこんなきれいではないんですよ。
特にこのグリーンの部分…中国で今作っているものなんです。
指とか関節も抜きが悪いのでざっくりいっちゃってるんですね。
やっぱり400万がいきなり100万になるというのはちょっと要注意と…。
続いてはいけばなとフラワーデザインを教えている…
生徒さんもいっぱいいるわけですか?はい。
どれくらいいらっしゃるんですか?ほぅ〜!
教室を開いてはや45年。
親子3代にわたって習いに来る方もおりあるとき占いに詳しい生徒さんに手相を見てもらったところ…
死なない手相があるんですか!?え〜っ!!
お宝は…。
六十数年前父が骨董商から購入したもの。
そのころ父は証券会社を経営しており好景気だったため…
そして20年ほど前これに花を生けてみたらと言いつつ手渡してくれた。
しかしその後はずっとしまいっぱなし。
なぜなら…
花を入れてあげなくてももういいみたいな…。
長年ひとさまに教えてきたがどう生けても花のほうが負けてしまう。
こんな器は今まで見たことがない。
本人評価額は期待をこめて…
もしいいものなら花は生けなくともリビングルームに飾り日々亡き父をしのびたい。
果たして結果は?
どうぞ!ジャカジャン!!
よかった〜!これには生徒さんたちも大喜び
今から600年くらい前の朝鮮王朝時代前期の粉青象嵌っていうんですよ。
それより前の高麗青磁の技法をしっかり継いでおりますね。
黒白象嵌でもって柳とそれからもう一面に蓮の花を描いて…。
口のところは蓮弁で文様をつけております。
実にこの姿がいい。
朝鮮王朝時代の初期のものってなかなかないんですよ。
これはべつに花を生けるというようなものではなくてこのまま飾って鑑賞なさったらいかがかなというふうに思います。
続いては去年22歳下の方と結婚した…
お若く見えますねでもすごく。
実は不動産業を営んでおり部屋を探しに来た女性を食事に誘ったところ意気投合しおつきあいが始まったとのこと
お宝は…
10年ほど前ある方の資産整理を手伝った際そのお礼としてこの絵を安く譲ってあげると言われた。
そこでよく見ると…
あっこれすごいきれいですよ。
キジに関しては見る目があるのでその場で決断。
値段は…
当初は掛軸だったがあまりに大きく飾れないのでその後50万円かけて額装にした
その際額装してくれた表具師が言うには…
しかし冷静に考えると額装代をつりあげるためのお世辞だったかもしれない。
更に妻も…
本人評価額は額装代の2倍…
もしも偽物なら若き新妻に一気に尻に敷かれてしまいそう。
それだけはなんとしても避けたいが果たしてどうなるのか?
10年ほど前資産整理を手伝った方に勧められ20万円で購入。
その後50万円かけて額装にした。
もしも偽物なら若き新妻に一気に尻に敷かれてしまいそう。
果たして結果は!?
どうぞジャカジャン!
やった〜!
これでもって胸を張って家に帰れます。
奥様めちゃめちゃ喜ぶじゃないですかこれ。
荒木寛畝のすばらしい作品だと思います。
たいへんきれいですね。
明治の42年78歳という比較的晩年のほうの作ですけれどもたいへん細かい。
中心となるキジなりこちらの水鳥などをしっかりと描いて遠くにある水辺の草むらとか花々なんかを薄墨で描いて非常に奥行き感のある隅々にまで気の行き届いた作品だろうと思います。
これを見てますとね春夏秋冬で描かれていてもおかしくないんじゃないかなと。
そして更にはこれだけの大作ですからどちらかの展覧会に出品されたのではないかなと。
ほんとにいいものです。
奥様とともに大事になさっていただきたいと思います。
続いては趣味で毎日大忙しの…
ほ〜う!
しかも卓球は15年麻雀も10年以上続けている
家に座ってるとよくないから。
なるほどなるほど適度に運動していたほうがやっぱり。
もうそれが元気の秘訣ですかねじゃあ。
お宝は…
40年程前茶道の師範を目指し稽古に明け暮れていた頃のこと。
どうせならいいものを持ちたいと思い骨董店へ行き自分が持っていた茶道具数点をこの茶碗に換えてもらった。
その際店主が言うにはこれはとても高いもので…
いくらだったんですかこれ?ええっ!?
しかし店主に勧められるまま交換したため…
え〜形があまり好きじゃない…。
とはいえ最近この茶碗の価値が気になってしかたがない。
なぜなら息子は茶道にまったく興味がなく更に…
いやいや…まだまだお元気だって!
本人評価額は店主の言葉を信じ…
たとえいいものでも息子にとっては猫に小判なので元気なうちに受け継いでくれる方を探しておきたい。
果たして結果は!?
ジャカジャン!
これはすごい〜!
千家十職の茶碗師楽家七代目長入の作に間違いございませんね。
ふっくらとしたちょっと厚手なんです。
黒という色はいいですね。
裏に長入の判子が押してないんですよ。
天目という茶碗を使うときは献上する儀式なんですね茶道でいう。
ですから自分の職分という立場を遠慮して判子を押さなかったわけです。
箱には黒天目長入とはっきりと判子を押してございますね。
長入の共箱っていうのはあまり数がございませんね。
外箱は楽家十五代の吉左衛門が極めを書いてございます。
茶道具としての面目はまことに結構です。
これからも大切になすってください。
続いては最近仏像彫刻を習い始めた…
しかしいざやってみると思いのほか難しくまだこんなレベル
どういったものを最終的には彫りたいなと思っていらっしゃるんですか?彫りたいのはね…。
彫ってみたいとは思うんですけれども。
お宝は…
50年ほど前鳶職の親方をしていた父が骨董商から購入したもの。
父はこの掛軸を1人でこっそり眺めて楽しんでおり当時小学生だった自分に…
それは家族みんな知ってたことですか?いやなんか知らないけど…。
え?
父はなぜ自分にだけそう言ったのかよくよく考えてみると
私小学校5〜6年生のときによくいたずら書きをしてて母が…。
なるほどなるほど。
2年前その父が他界したため遺品を整理しようと思いこの掛軸の箱を開けたところ
ということは持ち物としては…。
いやまだ話し合ってないんですけどね。
そうですね。
本人評価額はその領収書を信じ…
これまで兄弟仲よく生きてきたので骨肉の争いはなるべく避けたい。
いっそのことガラクタのほうがスッキリするが果たして結果は!?
どうぞ!ジャカジャン!
う〜ん残念
なんか大変なときに…。
残念ながら狩野山雪偽物でした。
山雪は独特なまぁ異様なといえるような松を描いたり梅を描いたりしております。
でそのなかに品格とか清涼さとかそういったものが感じられる作品なんです。
それを考えますとやはり絵としては非常に弱いというか山雪ならではの雰囲気というのがまったくないということなんです。
木の幹の描き方見ても杭に枝が出てるのかなみたいなはっきりしないところがある。
残念ですけれどもお父さまの思い出ということで大事にしていただければと思います。
最後は熱烈な骨董収集家…
結構気に入ったものがあったら買ってしまうんですか?今何点くらいとかどれくらいあるんですか?
6年前自慢のシアタールームを造ったのだが現在はご覧のとおり。
部屋も階段も骨董で埋め尽くされそれでも収まりきらず貸し倉庫を借りている。
妻はすっかり呆れ果て
奥さまは?えぇこればっかりです。
奥さんがいないときに。
僕が仕事に行っちゃったら…。
お宝は…
5年前リサイクルショップで発見しひと目惚れ。
どこがそんなに気に入ったかというと…
この丸いところ見たときにですね…。
形がそっくりだなって思ったんですよ。
奥さんあんなこと言ってますよ。
でそのときの購入金額は?
4万8,000円それを3万円にしたの。
うん?もうちょっと大きな声で。
はぁ〜。
自分にとっては一番の掘り出し物で現在は毎年クリスマスのときにだけ明かりを灯し楽しんでいる。
本人評価額は買ったときの100倍…
このくらいすればいつも冷ややかな視線を浴びせる妻もビックリしきっと見直してくれるはず。
果たして結果は!?
どうぞ!ジャカジャン!
残念大幅ダウン
ロイヤルドルトンっておっしゃってますよね。
ロイヤルってつくのは1901年から。
その前の作品なんですこれ。
何で8万円?って不思議ですよね。
ランプの火屋が今のものに変わってる。
あぁ今のものに変わっちゃった。
描いてある金のものが下書きがあってそれをプリントされたうえへ金を載せてってるんですね。
それから葉っぱとか花に全部彩色してるんではなくて大雑把に緑なら緑赤なら赤をぱっぱとかけてって雰囲気だけを出してるんですね。
高級品は全部手描きになってます。
ただ物を大事にするっていうのはまったく同感でしてね大事にしてください。
はいわかりました。
出張鑑定IN大和はこれにて無事閉幕
早速ご自宅にお伺いしました
3年前長年勤めた会社を定年退職。
現在は奥さまと2人悠々自適の毎日です。
21歳のとき知人の紹介で出会ったそうです
しかし奥さまは…
よその人とは会話しても。
会話がないまま翌年結婚。
その後は共働きで2人の子供を育て上げあっという間に41年が過ぎました。
夫婦円満の秘訣は?
だそうです
その方は1943年日本競馬史に残る大記録を樹立したもののその後出征しシベリアで夭折されたそうです
その前にどのくらいの価値があるか知りたいです。
どうぞ鑑定をよろしくお願いいたします。
いったいどんなお宝か?
依頼人の登場です。
青森県からお越しのお願いします。
どうぞこちらのほうへ。
いやいやご本人も騎手っぽいですね。
そうですか?乗ってたっていうてもなんか納得できる感じの…。
そうですか?もうちょっとこっちのほうに…。
いや向かい合って…。
びっくりしました今。
今キスされるのかなって。
大伯父さまの名前は?前田長吉です。
クリフジ…。
っていう馬に乗られてたんですか?何がすごい人やったんですか?1943年第12回日本ダービーで…。
日本ダービーで優勝してるんですか?それで20歳3か月で史上最年少…。
史上最年少優勝してる騎手?それで記録はまだ…。
破られてない?破られてない。
記録保持者ですやんじゃあ。
さあそれではお宝拝見します。
あら!これは大伯父さんが乗ってた…。
はいその真ん中の…。
真ん中の?これに鉛板が入ってたんです。
鉛板!?当時は本人が着てたわけや。
そうです。
本人は着ないですもんね今は。
着ません着ません。
51枚入ってて8キロですね。
当時の鞭?そうですねそれ鯨のヒゲで。
鯨のヒゲ?皮で巻いたやつですね。
きれいな状態で。
これはどっから見ても靴ですね。
そうですね。
これはつぎはぎ…ものが不足していた時代で。
ああ!こういう革製品なかなかない時代だ。
勝負靴みたいなもので。
勝負靴?このレース勝つぞっていうとき。
そうです。
このお宝はどこにあったんですか?米蔵の2階の小屋にあったんですよ。
周りの方にはこの「鑑定団」出るのは言いました?出演しますよって。
ないしょです。
ないしょ!?なんで?びっくりさせようと思って。
誰をびっくりさせたいんですか?周りの人?出てたね!って。
まぁそうです。
4歳馬の日本一を決めるレース…
1頭の牝馬が2着に6馬身差で圧勝し観客を驚かせた。
その名は…
このクリフジの騎手を務めたのが誰あろう…
生家は馬の生産も行う兼業農家だったため幼い頃から馬の世話をするのが日課であった。
その後産馬畜産組合に出入りしたことがきっかけで騎手になりたいと思うようになり17歳のとき家出同然で上京。
調教師尾形藤吉に弟子入りし修業に励んだ
そのときの印象を尾形はこう語っている
驚異的な記録を残した。
翌年クリフジに騎乗することになったがこれはたまたま兄弟子の都合が悪かったからでほんの偶然に過ぎない。
しかし長吉は一瞬にしてクリフジの能力を見抜きクリフジもまた長吉の巧みな手綱さばきに応えたのであった。
クリフジはデビュー戦2戦目と圧勝しわずか3戦目にして東京優駿競争に出走。
当時はスターティングゲートではなくロープを跳ね上げるバリヤーゲートで長吉はスタートした瞬間大きく出遅れたものの終盤までじっと耐え最後の直線で鞭をひと振り。
するとクリフジがすさまじい末脚で他馬を一気に抜き去った。
このとき長吉わずか20歳3か月。
これはダービーにおける…
今なお誰にも破られていない。
クリフジは同年…
引退するまで11戦無敗の金字塔を打ち立て日本競馬史にその名を刻んだ
しかしわずか2週間後召集令状が届く。
ほどなく厩舎で壮行会が開かれると長吉は別れがつらいとつぶやきさめざめと泣いた。
同年10月満州へ出征
馬の世話を率先して行った
しかしその後長吉の部隊は敗戦とともに旧ソ連の捕虜になりシベリアに抑留された
零下35度の中過酷な労働を強いられると仲間は次々と倒れ長吉もまた…
遺体は現地に埋葬された。
そのため遺骨の行方は長らく不明だったが…
そのうちの1体がDNA鑑定により長吉のものと判明し2006年62年ぶりに里帰りを果たしたのであった。
これにより長らく忘れ去られていた長吉の偉業にようやくスポットがあたることとなった
改めて依頼品を見てみよう。
前田長吉のブーツと鞭そして鉛ベストである
極めて小柄だったため足も小さくブーツのサイズは23センチである。
鞭は長さおよそ60センチでその持ち手には「前田」の名がくっきりと刻まれている。
鉛ベストには前と後ろにいくつものポケットがついておりここに鉛板を入れ斤量を調節する。
写真が不鮮明なためはっきりとは断定できないがおそらくこれは前田が1943年クリフジに騎乗していた際用いたものであろう。
前田長吉の馬具3点
いや〜これはすごいものですね。
岡野さんいかがですか?すごいですねすごい記録を持ってる方なんで。
ご本人の評価額おいくらでしょうか?敬意を表して60万。
3点で60万…。
まいりましょうオープンザプライス!おぉ〜!400万!!これはしますよね。
前田長吉騎手が当時のレースで実際に使った品々に間違いありません。
クリフジに実際に使われたということがなんらかの形で証明されれば鞭…そしてブーツに関してはおそらく2倍3倍になる。
え〜っ!?いちばん興味深いのが鞭なんですけれども古い鞭というのはわりと出てくるものなんですね。
ただ誰がいつ使ったもの…というのがなかなか証明しづらいです。
その点この前田長吉騎手の鞭というのは100パーセントの状態で出てきている逸品だと思います。
鉛ベストは前田長吉騎手常時10キロ以上の鉛を担いで出ていたんではないかと思います。
ブーツのほうですけれどもブーツキーパーが入っています。
おそらく戦争から帰ってきてまたこの品々を使って競馬に出ようと思われてたんじゃないかと想像します。
競馬界にとっても非常に大切なお宝だと思います。
いかがですか?今のお聞きになって…。
すごく嬉しいですけど。
ぜひこのまま大事に保管していただきたいと思います。
どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
ぜひぜひJ2目指して頑張ってください。
「鑑定団」また来週ですさようなら。
2014/12/07(日) 12:54〜14:00
テレビ大阪1
開運!なんでも鑑定団[再]【幻の天才騎手のお宝とは!?】[字]

日本ダービー史上最年少記録を樹立した幻の天才騎手のお宝に驚きの鑑定結果が!▽戦後間もなく取引先から代金35万円の代わりに受け取った掛軸。果して結果は!?

詳細情報
番組内容1
【幻の天才騎手が遺したお宝】
お宝は、幻の天才騎手・前田長吉が使用した馬具3点。長吉は1943年、第12回日本ダービーを20歳3ヵ月で制覇し、史上最年少優勝記録を樹立。しかし翌年、出征し、終戦後はシベリアに抑留され、23歳の若さで亡くなった。
番組内容2
依頼人は10年程前、今回のお宝を発見したのを機に、大伯父にあたる長吉のことを色々調べ、その偉大さを知るようになった。もし高価な物であれば、今後しかるべき場所に寄贈しようと考えているが…。果して結果は!?
出演者
【司会】石坂浩二、今田耕司
【進行アシスタント】吉田真由子
【ゲスト】岡野雅行
【出張リポーター】松尾伴内
【ナレーター】銀河万丈、冨永みーな

出演者続き
【鑑定士軍団】
中島誠之助(古美術鑑定家)
北原照久(「ブリキのおもちゃ博物館」館長)
安河内眞美(「ギャラリーやすこうち」店主)
阿藤芳樹(「阿藤ギャラリー」代表取締役)
永井龍之介(「永井画廊」代表取締役)
森雄一(「馬小屋」店主)

ホームページ

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