今から16年前
カリフォルニア州イースト・オークランドの住宅地で自宅の一室からひそかにビデオカメラを回す女性の姿があった
彼女の名は…
スティービーが熱心に撮影していたのは…
家の前の通りで麻薬の受け渡しが行われる様子
スティービーの住む町は…
そのため住民たちはトラブルに巻き込まれるのを恐れおびえながら暮らしていた
そんな中スティービーはドラッグの受け渡しの様子をビデオに収めて警察に送り…
とはいえ彼女は特別な女性というわけではなかった
スティービーは未婚で子供もなく寝たきりになった母親の面倒を見るため実家に残っていた
彼女には他に5人の姉妹がいたが愛着のある実家に自分が残ることに抵抗はなかった
そして母が病死して3年がたったころスティービーの命が危険にさらされる出来事が起こった
(ガラスの割れる音)
深夜。
スティービーが眠っていた…
幸いケガもなく家は全焼を免れたが火炎瓶が投げ込まれた寝室は焼け焦げ部屋中真っ黒なすすで覆われた
警察はパトロールを強化した
しかしわずか…
(ガラスの割れる音)
再び惨劇が
炎に巻かれたスティービーは手や脚に全治2週間ほどのやけどを負って病院に運びこまれた
今回も命に別条はなかったが家は全焼
彼女は住む家を失った
そんな失意の中でもスティービーは新聞記者の取材に対し放火は麻薬の売人の報復だと毅然として語った
捜査当局も犯人を逮捕すべく付近の麻薬の売人たちを厳しく取り調べた
一方病院で治療を受けていたスティービーの元には…
励ましの手紙や見舞金が続々と届いた
彼女は麻薬撲滅を願う多くの人たちの英雄となっていたのだ
スティービーが暮らすカリフォルニア州の知事も彼女の勇気ある行動に報いるため放火犯逮捕につながる情報に5万ドルの懸賞金を懸けた
しかしそんなとき…
(スティービー)もしもし?
入院から1週間ほどでスティービーは退院
町のモーテルを仮住まいにし始めたのだが
警察に不可解な電話がかかってきた
同時に警察は…
スティービーは怪しげな振る舞いをすることがあったという
それから間もなく放火されたスティービーの家を調べていた捜査官たちは…
それは火災現場の台所に置かれていた冷蔵庫の中から見つかった
そこには黒いビニール袋が詰め込まれていたのだが
その中にばらばらにされた人の死体が入っていたのだ
火災によって冷蔵庫の電源が切れていたため遺体は腐敗が進んでいた
しかし検視の結果遺体の後頭部に何度も殴られた痕があることが判明
殺害されたことは明らかだった
警察はスティービーを呼び出し事情を聴くことに
スティービーは自分への警告のために麻薬の売人がどこかで見知らぬ誰かを殺害しその遺体をひそかに冷蔵庫に入れたのではないか
そう訴えた
だが…
取り調べをしていた刑事には一つ気になる点があった
(刑事)おかしいな。
(刑事)どうした?
気になったのは右手の手のひらと左脚の前側のやけど
燃え盛る炎の中命からがら逃げ出した
それにしてはやけどの箇所が限定的過ぎやしないか
刑事はそう直感した
もしかしたらスティービーは遺体の入った冷蔵庫を燃やし尽くそうとしたのだが
その際火炎瓶の扱いを誤りやけどを負ってしまったのではないか?
警察は火災および殺害がスティービーの犯行であるとにらみ新たに捜査を行った
実はこれまでスティービーの家では綿密な捜査は行われていなかった
たとえ放火現場でも必要な事情がないかぎり警察が捜査するようなことはなかったのだ
スティービーの家を殺人の犯行現場だと推測した警察は捜査令状を取り家じゅうを調べた
冷蔵庫に詰め込まれた遺体の頭部には何十回も殴りつけた痕があった
その痕跡から推測すると犯行現場は手の付けられないほど血まみれになっているはずだった
そこで警察は黒く焼け焦げた床板全てに血液に反応するルミノール液を吹き掛けた
もし血痕が残っていればブラックライトを当てたとき青白く浮かび上がるはずだった
すると…
黒く焦げた床板にぼんやりと直線状に浮かび上がる部分があった
それは寝室のベッドが置かれていた所だった
飛び散った血がベッドの枠から床へと伝ったのではないか?
スティービーの家は血が染み込みやすい板の間だった
そして床板の表面を丁寧にそぎ落としてみると…
そこにはばらばら死体のものと同じ血液が染み込んでいた
この場所が殺害現場であることは間違いなかった
この後事件の真相に全米が驚愕することになる
(設楽・日村)うーん。
(剛力)はい。
というわけで今夜は全米が震撼した実録ミステリーです。
(設楽)いやー。
怖いね。
衝撃的な。
(剛力)ねえ。
冒頭から。
警察はスティービーが犯人ではないかとにらんだわけなんですけども。
冷蔵庫の中にあった遺体と。
スティービーの犯行動機が。
この二つが大きな謎ですよね。
(新里)取り調べで聞いた多重人格みたいな。
(日村)あったね。
(新里)その性格がちょっと入れ替わるみたいなのは気になりますよね。
普通そういうときって記憶が入れ替わるじゃないですか。
(設楽)新里君は『ONEPIECE』の歌を歌ってるんですけど。
予測の実みたいなの食べてんだよね?
(新里)ああ。
そうですそうです。
はい。
(設楽)ヨチヨチの実。
(鹿沼)ヨチヨチの実?
(日村)だから分かってんの?
(新里)はい。
(設楽)ミス探偵は?
(剛力・日村)ミス探偵。
(鹿沼)仲間じゃないですか?
(設楽)あっ。
スティービーも?
(鹿沼)スティービーも売人の仲間で。
(設楽)悪いんだもともと。
(鹿沼)そうなんですよきっと。
(日村)これは1個何か前に進んでるじゃん。
(設楽)古畑鹿沼。
(設楽)ずいぶん栄えてるね今日。
(日村)さえてるさえてる。
(鹿沼)さえてる。
(設楽)頭が開いてるってもう死んでるわ。
あの電話何なの?病院にかかってきた。
(新里)いっそ…。
(設楽)えっ?出た。
ヨチヨチ。
(新里)スティービー双子。
(設楽)双子で?
(日村)スティービー双子。
(設楽)えっ?じゃあ今現在捕まってる人は?
(新里)えー。
双子のお姉さん?
(設楽)かばおうとしてるってこと?
(設楽)もう一人の方を。
妹か誰かを。
(鹿沼)いや。
双子はバレちゃうと思う。
いや。
あっ。
うーん。
(設楽)だから双子の一人の方は愛想悪くてもう一人はよくてってことでしょ?はい。
(設楽)ただでも何で燃やすかなっていうのとあの電話が分かんない。
(剛力)では衝撃の放火ミステリー。
この後驚くべき事件の真相が明らかになります。
(刑事)実は…。
(刑事)実は…。
(刑事)ちょっと待ってください。
恐ろしいことが起こっているってどういうことですか?
(スティービー)バカなこと言わないで。
(たけし)発見された遺体は何とスティービー本人。
ではスティービーと名乗る彼女はいったい何者なのか?この後驚くべき事件の真相が明らかとなります。
われわれはこの事件を担当した検察官に取材を申し込んだ
そして当時の状況に関して詳しい話を聞くことができた
事件直後警察にかかってきた電話は離れて住むスティービーの姉からだったという
その姉はスティービーの家が麻薬の売人の報復を受けて放火されたというニュースを見て驚いた
そしてすぐに妹が入院したという病院を調べ電話を入れたのだが
(リオッタ)ちょっとどうなってるの?
姉は電話に出た人物がスティービーでないことに気付いた
では…
(テリー)その下の…。
実はスティービーには姉の他にサラという5歳年下の妹がいた
スティービーと妹のサラは双子ではなかったものの外見はそっくりだった
(リオッタ)サラ。
あなた。
姉はスティービーの身に何かよくないことが起こっていると感じた
そこで警察に連絡を入れ妹のサラがスティービーに成り済ましていることを告げた
その後警察はスティービーの家で冷蔵庫に詰め込まれたばらばら死体を発見
歯型から遺体がスティービーであることが判明したのである
サラは自分がスティービーだと言い張った
しかし悪あがきは長くは続かなかった
保管されている犯罪者記録の中に以前サラが軽犯罪を犯して逮捕されたときの指紋が残されていた
そして…
彼女は悪と闘う悲劇のヒロインではなかった
これには多くの人たちが衝撃を受けた
ではサラの犯行の動機は何だったのか?
それも警察の調べによって明らかとなった
真面目で責任感の強かったスティービーは病弱な母親の面倒を見るため実家に残った
一方妹のサラも実家に残っていたのだが仕事にも就かず素行も悪かった
スティービーの宝石やお金を勝手に持ち出すこともたびたび
その上ドラッグにまで手を染めていた
しかし…
(テリー)母親の遺言で家は姉のスティービーが相続することになりました。
そして彼女は妹のサラにきちんとした生活をしないなら家を追い出すと告げたのです。
実家を追い出されてしまっては生活に困る
そこでサラはまっとうな生活の第一歩として麻薬の売人摘発に協力し始めた
しかしそれも長くは続かなかった
(スティービー)サラ!そのとき…。
深夜。
サラはスティービーの寝室に忍び込み…
頭部を殴り殺害
遺体を冷蔵庫に詰め込み証拠を隠滅するため麻薬の売人の放火に見せ掛けた
まさに常軌を逸した犯行だった
(テリー)幼いころから似ていたために…。
いつしかサラは姉スティービーにライバル心を抱き激しく憎むようになっていたようです。
この恐ろしい犯行は彼女なりの復讐だったのでしょう。
実は共に暮らしていたスティービーと母親は内向的な性格だったため外出することがほとんどなかった
それ故近所の人たちは外見の似ているスティービーとサラの区別がつかなかったのだ
サラにとって唯一の懸念は病院に電話をかけてきた長女だった
だがそれも適当な言い逃れをして会うのを避けていれば何とかなると考えていたのだろう
しかし二度の放火を行い家を全焼させたにもかかわらずスティービーの遺体を詰め込んだ冷蔵庫は燃え残ってしまった
その結果残忍な計画は白日の下にさらされたのである
逮捕から4年
サラは身分詐称と実の姉を殺害した罪で終身刑を言い渡された
彼女はその生涯を冷たい牢獄の中で送ることとなった
(設楽)うーん。
なるほど。
浅はかなね。
(剛力)そうですね。
発端は妹さんのゆがんだライバル心。
(設楽)うわー。
新里君は。
(新里)惜しかったですね。
(設楽)惜しかったね。
(日村)双子っていうか姉妹だ。
(新里)はい。
(剛力)姉妹。
でもホントにそっくりでしたね。
(設楽)うん。
いや。
そっくりだった。
(日村)これはすごいわ。
ねっ?
(設楽)でもさそんな。
ねっ?殺した後にさ財産を全部奪って成り代わってやるっていったってそんな別に。
言ったってね。
(剛力)うん。
(設楽)ものすごい莫大な遺産が残ってるとかじゃないでしょ。
浅はかだね。
バカだね。
(剛力)でも単純にやっぱ小さいころから比べられてたっていうのも。
(設楽)そっか。
ずっと確執があったのかな?もう嫌だったっていうか。
でもライバル心を燃やすっていうことはいい方向にももちろんいくこともありますよね。
(設楽)そうね。
競い合ってね。
(剛力)競い合っていい刺激を受けてっていう。
ちなみに若手時代にライバルとかっていらっしゃったんですか?バナナマンは?
(剛力)はい。
そうね。
そうだね。
アンジャッシュの児嶋ライバルだったけど…。
(日村)いいな。
追い抜けて。
俺今…。
人口1,000万人の大都市…
今から6年前28歳の青年ジェームズ・ボーエンは最悪の人生を送っていた
職業は売れない…
(ジェームズ)何でだよ!?
(男性)さっさとどっかに消えろ。
朝から晩まで演奏し続けても稼ぎは1日3,000円がやっと
ロックスターになるという夢はとっくに消えうせ毎日ただ食べていくためだけに路上で演奏を続けていた
(女性)やあね。
あの人。
ジェームズは重度の…
路上で行き倒れていたところをボランティア団体のサポートを受け公営アパートに入居
薬物依存更生プログラムを受け始めたばかりだった
薬物依存を克服する手段の一つに医師が処方する合成麻薬を飲む方法がある
徐々に強いものから弱いものへと変えていくのだがジェームズはいまだに強い合成麻薬から抜け出せないでいた
そんなある日のこと
・
(猫の鳴き声)・
(猫の鳴き声)
翌日もその野良猫はいた
(ジェームズ)うん?
よく見ると猫は傷を負っていた
しょうがねえな。
(ジェームズ)すいません。
(男性)何か用か?
(ジェームズ)これあんたの猫だろ?ケガしてるんだけど。
(男性)ったく。
どうやら…。
イギリスで生まれたジェームズは…
母と共にオーストラリアに移住したのだがジェームズは転校する先々でいじめに遭った
さらに…
(父)またいじめられたのか。
まったく。
情けないやつだ。
母の再婚相手とも折り合いが悪く学校にも家にも居場所がなかった
そして18歳でロックミュージシャンを目指し逃げるようにロンドンに一人旅立ったもののすぐに挫折
路上生活を続けるうち寒さと孤独を紛らわすため…
(猫の鳴き声)けどな…。
(医師)ああ。
大丈夫。
(ジェームズ)そうっすか。
診察と薬代で22ポンドになります。
えっ!?22ポンドだって?嘘だろ!?
それはジェームズの持ち金の全てだった
OK。
払うよ。
いいか?
だが…
ただいま。
いつしかジェームズは猫との生活を楽しく感じるようになっていた
(ジェームズ)それがとてもうれしかったんです。
しかしあっという間に2週間が過ぎた
(ジェームズ)いいか?・
(猫の鳴き声)駄目だ。
ついてくんな。
あっちへ行けって。
ほら。
(猫の鳴き声)
猫を捨て帰宅すると…
お前。
猫はアパートに…
そして2人は一緒に暮らし始めた
OK。
ジェームズは野良猫にボブと名付けた
大都会ロンドンで孤独に生きてきた2人にとってお互い初めてできた友達だった
人生のどん底にいたホームレスと1匹のみすぼらしい野良猫。
この出合いが不思議な奇跡の物語を生むことになります。
そこには誰もが幸せになれるヒントが隠されていたのです。
(女性)まあカワイイ。
(女性)触っていい?
(ジェームズ)ボブっていうんです。
(女性)おとなしいのね。
(ジェームズ)ありがとうございます。
いつもは何時間演奏してもほとんど見向きもされない
それが嘘のようだった
この日は普段の3倍も稼ぎがあった
(ジェームズ)ったく。
それからボブは毎日ジェームズと共に行動した
バスに乗るのも一緒
片時もそばを離れることはなかった
そしてボブの不思議な魅力に引き付けられ多くの人々が足を止めてくれるようになった
ジェームズの生活は一変した
クリスマスが近づくころには多くの常連客が付くようになったのである
だがその幸福は長くは続かなかった
(ジェームズ)うん?
(ジェームズ)おい。
ちょっと待ってくれ。
(ジェームズ)誰かボブを。
ボブを頼む。
おいちょっと。
俺が何したってんだよ?そんな。
(警察官)しらばっくれるな。
だがジェームズの主張は通らず有罪に
執行猶予はついたもののもう一度捕まれば懲役刑になる
くそ!どうすりゃいいんだ?
有罪判決を受け路上で歌うことは禁じられてしまった
ミュージシャンの…
そのストレスから…
強い合成麻薬に手が伸びてしまう
このままでは…
そう考えたジェームズは…
ある雑誌の販売を始めた
(男性)一部くれるかい?
(ジェームズ)はい。
ありがとうございます。
その雑誌の名は…
ホームレスなど生活困難者の自立を支援する団体によって毎週発行されているカルチャー情報誌である
支援の仕組みは…
販売員が1部1ポンドで本部から購入し2ポンドで販売。
つまり1冊売れば1ポンドの利益になる
ジェームズはその正式な販売員となり街頭に立ち始めた
(ジェームズ)ああ。
でもそんな…。
(男性)おい。
お前。
『ビッグイシュー』最新号です。
ジェームズは仕事を始めてわずか2週間余りでトップクラスの売り上げに
収入はストリートミュージシャンのときよりも少なかったがボブと食べていければそれで十分だった
だがまたしてもジェームズを悲劇が襲った
(女性)ジェームズ。
(ジェームズ)えっ!?そんな。
もちろん規則違反などしてはいない
だがジェームズには思い当たる節があった
(ジェームズ)ええ。
(女性)ありがとう。
娘が猫好きなんです。
きっと喜ぶわ。
(ジェームズ)すいません。
(ジェームズ)いや。
あのう。
でも。
(男性)いいから。
(ジェームズ)いや…。
そのつもりはなくても売り上げがよいジェームズは他の販売員から激しい嫉妬を受けていたのだ
本部に出頭しもし販売許可証を取り上げられたら再び路上生活に舞い戻ってしまう
先が見えない不安からクスリの量も増えていった
ジェームズは本部に出頭できずにいた
監視の目を気にしながら毎日逃げるようにロンドン市内を渡り歩いた
あーチクショー。
いくぞ。
ボブ。
ほら。
ボブ。
ボブは何かを言いたげだった
分かったよ。
ボブ。
ボブが…。
そう言っているように思えたんです。
そしてジェームズは雑誌販売の本部へ赴き謝罪することに決めた
どんな罰も受ける覚悟だった
(女性)あなたの言い分は分かりました。
確かにボブは魅力的な猫で人を引き付けることはみんな知っています。
(ジェームズ)はい。
(ジェームズ)えっ?えー。
与えられた罰は数週間販売する時間を制限されるだけだった
(ジェームズ)ボブ。
(ジェームズ)ああ。
分かってる。
(ジェームズ)はい。
先生。
だがその苦痛は想像以上だった
(苦しむ声)
体の中を虫がはいずり回るような不快感に襲われた
さらに…
《ジェームズ。
お前を逮捕する》《ほら。
ほらほら》《ジェームズ。
クスリが欲しいんだろ?》
クスリの禁断症状が極限にまで達する中ボブはずっと見守り続けてくれた
ボブ。
(苦しむ声)
ジェームズは苦痛に耐え続けた
ボブとの生活のために
そして…
ボブ。
ジェームズは…
ボブがいなかったらどうなっていたか?彼のおかげで僕はどん底からはい上がれたんです。
こうしてジェームズは薬物依存から抜け出すことができた
2人の絆は揺るぎないものになっていた
ところが…
(犬の吠える声)
(ジェームズ)あっ!?
(男性)おい!こら。
やめろ!
(ジェームズ)あっ!?ボブは?ボブ!ボブ!ボブ!ボブ!ボブ!ボブ!ボブ!どこに行ったんだ?ボブ!ボブ!ここか?おい。
ボブ。
どこに行ったんだよ?なあ。
ボブ。
ボブ!どこだ?ボブ。
戻ってきてくれ。
ボブ。
ボブ。
ボブ。
ボブ!ボブ!
ボブがジェームズの元に戻ることはなかった
(ジェームズ)ボブ!ボブは僕が立ち直ったのを見届けて永遠に自分から去っていったのでは?そんな思いが頭をよぎりました。
どうしていいか分かりませんでした。
ボブ!ボブ!ボブ!ボブ。
ボブ。
(ジェームズ)そのとき分かったんです。
僕らは…。
その後さらなる奇跡が起きた
きっかけは路上で雑誌を売るジェームズとボブの様子が編集者の目に留まったことだった
この本はイギリスで80万部の大ヒットを記録した
現在2人の物語は日本をはじめ世界27カ国以上で翻訳出版され多くの人々を勇気づけている
まさにどん底からの…
人生のセカンドチャンスは誰にでもある。
その思いが僕を蘇らせてくれたのです。
(剛力)野良猫との出合いによって人生が激変しましたよね。
(鹿沼)最初の出合いもずっと何かを求めてたみたいにずっとあそこにいたっていうのも何か意味があったのかなと思って。
(剛力)相当魅力的なんでしょうね。
(新里)演奏しなくても入れられてましたもんね。
(日村)最後ね。
ボブと俺が稼いだって言ってるけども結構ボブ側の方に。
ボブに集まってくるから。
(設楽)ジェームズの関係もさ要はさ正直言っちゃえば猫だからホントに何か言ってるわけじゃないしたまたまそこにいたってだけじゃない。
だけどジェームズにとっては自分の唯一の心通わせる相手になったから。
そうですね。
(設楽)何かが起これば「そうか。
ボブのおかげだ」とか。
(剛力)プラスで取るというかすごく大事ですしね。
(設楽)気の持ちようというかね。
(剛力)さてジェームズさんとボブは今どうしているのでしょうか?最後に2人の近況をご覧ください。
ジェームズとボブはロンドンで…
街を歩けば誰かが声を掛けてくる
本の出版で得た印税のほとんどを捨てられた犬や猫を救済する基金に寄付してしまったというジェームズ
彼にとって幸せとはいったい何なのだろうか?
2014/12/07(日) 13:54〜14:54
関西テレビ1
奇跡体験!アンビリバボー[再][字]【猟奇殺人に全米が震撼!ホームレスを救った奇跡の猫】
「奇跡のノラ猫が人生どん底男を救う!!」
キミのため人生大逆転!!▽猟奇殺人に全米が震撼!!冷蔵庫に遺体を保存!!連続放火!!計算済み!?犯人の異常行動
詳細情報
番組内容
1つ目はアンビリ特選実録ミステリーだ。今から17年前、カリフォルニア州のある街に「火事です。ここは自宅よ!」と911の緊急通報が入った。卑劣きわまりない放火事件。被害者のスティービーに同情が集まったのにはある訳があった。スティービーの住む街は非常に治安が悪く、自宅前の通りで麻薬の受け渡しが頻繁に行われていた。スティービーはそれをビデオカメラで撮影し、警察に渡して売人の摘発に協力していた為、火事は
番組内容2
報復と思われたのだ。しかし、捜査が進むにつれて警察はある疑問を覚える。そして、現場を慎重に調べ直した結果、なんと、冷蔵庫の中からバラバラに切断された死体が出てきたのである!
2つ目はロンドン発奇跡の猫の話をお届けする。ジェームズは孤独なホームレス。食べていくためにストリートで演奏しているが、どこに行っても冷たく扱われ友人も家族もなく孤独な日々…しかも重度のヘロイン中毒だった。そんなジェームズの
番組内容3
もとに突然ある1匹の猫がやってくる。猫はひどい傷を負っており、ジェームズは有り金すべてをはたいて猫を病院に連れて行き治療する。そして無一文になりこれ以上猫を世話することができなくなった彼は、猫が元気になるのを見届け、遠くの公園で猫を放つ…。しかしなんと猫は数キロも歩いて戻ってきたのだ!!猫をボブと名付けてジェームズとボブの生活が始まる。この後、ボブがジェームズにアンビリバボーな奇跡を起こす!
出演者
【ストーリーテラー】
ビートたけし
【スタジオメンバー】
剛力彩芽
設楽統(バナナマン)
日村勇紀(バナナマン)
【ゲスト】
鹿沼憂妃
新里宏太
スタッフ
【プロデューサー】
角井英之(イースト・エンタテインメント)
【演出】
藤村和憲(イースト・エンタテインメント)
大橋圭史(イースト・エンタテインメント)
【編成企画】
田中孝明
【制作】
フジテレビ
【制作著作】
イースト・エンタテインメント
ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
バラエティ – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 1/0モード(シングルモノ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32724(0x7FD4)
TransportStreamID:32724(0x7FD4)
ServiceID:2080(0x0820)
EventID:21261(0x530D)