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 衆院選で議席を大きく増やした共産党。党の理論的支柱として「55年体制」下の政治を見つめてきた不破哲三元議長(84)は党の躍進だけでなく、二大政党のありようにも冷静な目を向ける。今回の選挙で9年ぶりに街頭演説に立った不破氏に東京・千駄ケ谷の党本部で聞いた。

 ――衆院選では、9年ぶりに街頭演説に立ちました。

 歴史的な大きな転換が始まっている時期だから。やっぱり血が騒ぎますね。

■「戦争知る世代、きちんと伝える義務ある」

 ――アベノミクスをどう見ていますか。

 資本主義は本来、もうけ主義で、労働者・国民のことをかまわない主義だ。資本主義を存続させようと思ったら、国家がテコ入れをしなければならない。1850年にイギリスで労働時間法が始まり、世界でかなりルールができている。日本は、そのルールが一番弱い国だ。その弱さを問題にしないで、もうけを増やせ増やせと言って、そこに国がてこ入れしようとするのがアベノミクス。長い目で見たら、一番あぶない政策だ。