おはなしのくに「スーホーの白い馬」 2014.12.15


(生とたち)やった〜!ワンよかったね。
心の声やれやれ…今日もさんすうの力でじけんかいけつ!めでたしめでたし!むかしモンゴルのそうげんにスーホーというまずしいひつじかいのしょうねんがおばあさんとふたりでくらしていました。
スーホーのしごとはまいあさはやくおきてかっているたくさんのひつじたちをえさのくさがあるそうげんにつれていくことでした。
あるひのこと。
スーホーがもうひがくれるのにかえってきません。
おばあさんがしんぱいしているとなにかしろいものをだきかかえたスーホーがかえってきました。
よくみるとそれはうまれたばかりのゆきのようにまっしろいこうまでした。
「どうしたんだい?そのこうま」とおばあさんがききました。
「ひとりぼっちでたおれていたんだ。
ははうまもいなかったからオオカミにたべられたらかわいそうだとおもってつれてかえってきたんだよ。
おまえのなまえはツァスにしよう」。
ツァスというのはモンゴルごでゆきといういみでした。
そしてこうまだったツァスはうつくしいはくばにそだっていきました。
スーホーとツァスはとてもなかよしでスーホーがでかけるときはかならずツァスもついてくるのでした。
あるよるのことです。
(いななき)「ツァスのこえだ!なにがあったんだ?あっ!」。
ツァスがおおきなオオカミからたいせつなひつじたちをまもろうとひっしになってたたかっていたのです。
「うわ〜!うわ〜!」。
スーホーはぼうをふりまわしてオオカミをおいはらうとツァスのくびをだきしめてこういいました。
「ありがとうツァス。
これからもぼくとおまえはず〜っといっしょだよ」。
そんなあるとしのはる。
おうさまがけいばのたいかいをひらくというしらせがとどきました。
1とうになったらおひめさまとけっこんできるというのです。
「スーホーもツァスにのってけいばにでてごらん。
ツァスならきっと1とうになるよ」。
「うん」。
さあけいばのかいしです。
たくましいおとこたちがむちをふるとなんじゅっとうものうまがいっせいにみどりのそうげんをはしりだしました。
はじめはうしろのほうをはしっていたしろいうまがぐんぐんとほかのうまをおいぬいていきました。
もちろんスーホーがのったツァスです。
もうおいつけるうまは1とうもいません。
しろいたてがみをうつくしくなびかせてかぜのようなはやさでゴールまでかけぬけていきました。
「しろいうまが1とうだ!のりてをつれてまいれ!」。
おうさまはさけびました。
ところがおうさまはまずしいみなりのスーホーをみるなりいいました。
「おまえのようなみすぼらしいひつじかいとわがむすめをけっこんさせるわけにはいかん」。
「そのしろいうまをおいてさっさとかえれ」。
「いいえ。
このツァスはわたしのだいじなうまです。
おかねなんていりません。
さあツァスかえろう」。
「なに?わしにさからうのか。
こいつにおもいしらせてやれ!」。
(たたくおと)「うっ!やめ…!あっ!」。
「ツァス…。
ぼくのツァス」。
スーホーはおおぜいのけらいになぐられけとばされきをうしなってしまいました。
おうさまにつれていかれるツァスはスーホーのほうをふりむきふりむきたづなをひかれていきました。
すばらしいはくばツァスをてにいれたおうさまはごきげんでした。
そのひははくばをおきゃくたちにじまんするためにさかもりをひらいていました。
おうさまがとくいがおでツァスにまたがったとたん…。
(いななき)「うわ〜!イテテテテ…」。
ツァスはとつぜんあばれだしおうさまをふりおとしました。
ツァスはかぜのようにかけだします。
「あのうまをつかまえろ!にげられるくらいならころしてしまえ!」。
けらいたちがはなったやがなんぼんもツァスにささります。
それでもツァスはやすむことなくだいすきなスーホーにあいたくてただただはしりつづけました。
そのよるスーホーはあやしいものおとでめをさましました。
そとにでてみるとあかいうまがたっていました。
それはちまみれになったツァスでした。
「ああツァス!」。
「かえってきてくれたんだね。
こんなめにあいながらぼくにあいにきてくれたんだね」。
スーホーはツァスのからだにささったやをなきながらぬきました。
「ツァス!しなないでおくれ!ツァス!ツァス…。
ツァス!」。
けれどもつぎのあさツァスはスーホーにだかれながらしんでしまいました。
スーホーはいちにちじゅうなきつづけました。
するとなきつかれてねむってしまったスーホーのゆめのなかにツァスがあらわれこういいました。
「どうかかなしまないでください。
わたしのこころはいつもあなたといっしょです。
わたしのほねやかわやしっぽでがっきをつくってください。
そうすればわたしはいつまでもあなたのそばにいられます」。
スーホーはなんにちもかけてそのがっきをつくりあげました。
スーホーがこのがっきをひくとツァスのいななきのこえやツァスがはしるひづめのおとがしました。
そのねいろをきくとツァスにのってそうげんをかけまわったたのしさやツァスとわかれたかなしさをおもいだしました。
スーホーはツァスがすぐそばにいるようなきがしました。
そしてそのがっきのうつくしいねいろはモンゴルのそうげんにくらすすべてのひとびとのこころをいやしなぐさめてくれるのでした。
これがモンゴルにつたわるがっきばとうきんのおはなしです。
(掛け声)ん?つな引き?2014/12/15(月) 09:20〜09:30
NHKEテレ1大阪
おはなしのくに「スーホーの白い馬」[解][字]

“どんな時も、ぼくはおまえといっしょだよ”モンゴルの民話

詳細情報
番組内容
【語り】木南晴夏
出演者
【語り】木南晴夏

ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
ドキュメンタリー/教養 – 文学・文芸

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
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