今回のネクストエイジは藤森菜那17歳。
陸上女子100mハードルのニューヒロインだ!今年18歳未満の日本記録を更新。
ユースオリンピックの代表にも選ばれた。
しかし後半まさかの失速。
自信が失われていく。
力を貸してくれたのは…今年のアジア大会で銅メダルを獲得した現役バリバリの日本のエース!技術を磨き上げた木村から伝授されたハードルの極意とは?そう!オリンピアンに背中を押され少女は…。
さあ始まりました!「めざせ!2020年のオリンピアン」です。
今回の競技はハードルです。
ハードル小学生か中学生の時にやって…。
やりますよね。
やったでしょ?やりました。
こんな難しいんだと思わなかった?一回転んだらもう怖くてスピードが出せないですよね。
そんな難しい競技に挑戦しているのが藤森菜那さん17歳です。
そうなんですよ。
この女子のハードルですけどもこれ極めるには何が必要だと思いますか?えっ極める?あの飛び越える時のフォーム。
…っていうと?何かさ足ウィ〜ンって高くさ…。
何かあるじゃん。
こうウィ〜ンって…。
これがいわゆる女子100mの場合の高さ84センチのハードルなんですけどもこれ高くないですか?いや高いよ。
これを10台跳ばねばならぬのです!こうやって跳ぶんだよね?こうウィ〜ンってなって…。
さっき何かこうなってましたね。
そうだよね。
はあ〜怖えよ!ガンバ!ガンバ!
(足をぶつける音)うわ〜ハハハッ!俺駄目だ…。
やめましょう。
俺もう駄目。
陸上競技の強豪…こんにちは。
(一同)こんにちは!お目当てのネクストエイジはトレーニングルームに…。
うわっすご〜い!本格的。
フフッマイペースなんですかね。
日本代表のコーチを務める顧問の先生も手を焼くマイペースぶり。
しかしその足腰のばねはピカイチ。
小学校では男子とかけっこしても負け知らず。
中学で陸上競技を始めるとどんな種目でも全国トップクラス!4つの種目の合計得点で競う四種競技では中学新記録をたたき出した。
中でも魅力に取りつかれたのは100mハードル。
高校に進むとこの種目一本に。
本格的に始めて僅か2年。
18歳未満のユース日本記録を更新した。
かっこいい。
身長170センチの大型スプリンターは一躍ハードル界期待の星に。
かわいい。
めっちゃ笑っちゃう。
そして迎えたインターハイ決勝。
前半から持ち前のスピードで一気に飛び出す。
ところが中盤以降伸びない。
結果は3着。
その直後世界のライバルと戦った南京ユースオリンピック。
出てますよね?あれ?またも後半に失速。
これはハードル間のスピードを表したグラフ。
世界のトップ選手に比べて藤森は後半スピードを大きく落としている事が分かる。
原因はハードルを跳ぶ技術だ。
課題はハードルを越える時の後ろの足抜き足。
藤森によると抜き足を戻すタイミングが遅れ着地したあとスムーズな走りにつなげられないというのだ。
スピードと…抜き足を速く戻すために行うのがドリル練習。
あえてハードルを狭い間隔に並べる事で素早い足の切り替えを身につける。
ところが藤森の番になると…。
なかなか練習に取りかからない。
どうして回ってる?やる前とかは…反復練習が必要なのに完璧を求めるあまりメニューの半分しかこなせない。
やらなきゃいけない。
でもその一歩がなかなか踏み出せない。
何かさすごくもったいないなって思ったのね。
そんだけ身体能力あるんだったら…。
自分の苦手なところが分かってんだったらずっと練習しなきゃって思うんだけどこの藤森選手は藤森選手なりにずっと頭の中でさいろんな事考えて。
イメージだとか抜き足をとか。
あれ思わなかった?練習だからどんどんやればいいのにって思ってんだけど…一本一本が…。
難しいですね。
うわっ難しいね。
まさにハードル競技の壁にぶつかってる藤森さんに手を差し伸べてくれるのが木村文子選手なんです。
きた!きました。
こちらハードル技術を追求してきたオリンピアンなんですね。
これどうにか藤森さんを救ってほしいところですが。
今回のオリンピアン…日本選手権を3度制覇し日本の女子選手として…日本のエース木村が語る極意とは。
高くするべきだと私は思うんですよね。
(取材者)動作の再現性?はい。
何か自分がこういうふうに動きたいこういうハードリングがしたいと…木村の強さの秘密は精密機械のような…体の軸がぶれず最後までスピードを維持できる。
軸がある。
高い技術を持つ木村には藤森の走りはどう見えるのか。
大きいけど…すごい。
その木村がいよいよ藤森のもとへ。
雨上がりのグラウンドで待ち受ける藤森。
憧れの人が自分のために会いに来る。
うわっ!めっちゃ汚れた!「めっちゃ汚れた」って…。
フフッ。
そりゃそうだよね。
トップ選手ですもんね。
浜市に本当に来た。
へえ〜すごい。
こんにちは。
こんにちは。
緊張してるんだ。
こんにちは。
(木村)こんにちは。
こんにちは。
(木村)こんにちは。
「こんにちは」すっごい言いますね。
ハッハッハッハッ!木村です。
浜松まで来ました。
あっありがとうございます。
あっ…フフッ!終わりました。
(木村)はい。
いつもはハードル練習は3台5台って跳んでいきます。
まずはふだんの練習を見学。
ところが藤森なかなか準備に取りかからない。
少しでもよい条件で練習を見せたい藤森。
どうしたらいいですか?でも雨の中で練習する事だってよくある事。
あくまでもマイペースな藤森に木村少々戸惑い気味。
オリンピアンの前で練習嫌いを大胆告白。
木村はどう接していくのか。
いよいよ練習開始。
とはいえいつものようになかなか走りださない。
緊張しますよね。
トップ選手の横ですから。
そうだよね。
いつもの倍時間かけたって。
レースの映像を見て感じた動きの違和感は何が原因なのか。
更にもう一本。
ここで木村が動いた。
藤森はどうやら足を速く動かす事に強く意識が向いているようだ。
そこで木村はカメラでフォームを撮影する事に。
ちょっと見てみますか?はい。
何だろう?でも自分的に走ってて最後ら辺何か…藤森が気付いたのは速く着地しようとして体の軸がぶれてしまっている事だ。
なぜそうなるのか。
木村はいよいよ問題の本質を指摘する。
インターバルは走ってきてるんだけど…ああなっちゃう。
なっちゃうよね?木村が注目したのは抜き足を戻し終わった時の膝から下の足の向き。
藤森の場合外に開いている。
一方木村は抜き足を戻し終わった時足の向きが垂直になっている。
膝が体の正面に来るまで十分に引き付けているからだ。
そのためしっかり着地できランニング動作にスムーズに入る事ができる。
ところが藤森は足を正面に戻しきる前に下ろしてしまうため着地の姿勢が不安定になりその結果十分な推進力を得られずスピードを失っていくというのだ。
走ってる時にこうやって走る事はないよね?どっかで違う動きをしなきゃいけないよね。
こう持ってくる…。
(木村)ここまで持ってきたら多分本来はちゃんとこうやって走ってると思う。
本来走ってる位置から抜くと近道が出来るのね。
問題の原因が分かったところで早速改善方法を伝授。
こういうのやった事あるかな?ない?ハードルに対して一直線上を作った状態でここまで持ってくる。
はい。
それをちょっとやってみて。
はいやってみます。
体が硬いから…できるかな?ここが…こっちが一直線。
そうそうそう。
その状態で…。
うっ…。
一直線のままでここまで下りてくる。
持ってきてから下ろす。
正しい姿勢をとったまま膝が正面に来るまで足を引き付ける。
木村流の基礎練習だ。
楽しみ。
でもいきなりですもんねフォームを変えるっていっても。
そうだよね。
癖ってありますから。
その変化を実際の映像で確かめる。
問題だった抜き足の戻し方。
正面まで引き付けられ膝から下がほぼ垂直になっている。
全然違うんだ!すごい。
本当だね。
その結果着地したあとスムーズにランニングへ移れるようになった。
どうですか?なってますちゃんと。
ここまで持ってこれる。
さっきはこの辺までしか持ってこれなかったんだけど。
続いてもう一本。
課題解決の手応えをつかんだ。
木村は更に走りだす前の藤森のこの姿にも目を向けた。
一人で言ってる。
みんなにいつも独り言ばっか言ってるなって言われます。
オリンピアンが自分のこだわりを認めてくれた。
ならばと悩みを打ち明ける。
時と場合にもよるけど…そこも時間をたくさんとって…すげえ。
これよりも低いハードルってありますか?完璧を求めてしまう藤森に対しもっと楽な気持ちで取り組める練習方法を提案。
オリンピアンの木村も基本に立ち戻りたい時に行っている練習だ。
トントン。
そうそうそうそう。
上からクルクルクルクル〜って回されてる感じ。
そうそうそうそう。
これなら練習も苦にならない。
(木村)うまい。
これだったらできる?
(藤森)できます。
(木村)もし今後このあとの練習も…ありがとうございます。
わあ〜。
よかった!よかったですね。
この藤森選手が悩んでたものを…ほぐしていくっていうかさ。
何か気持ちいい顔してますよね。
普通にさサボり癖のある子かなって最初思ったけども違くて…今木村選手から聞いて「あっ」て理解できた瞬間にその動きがさ…。
スマートに。
すごくない?それって。
やっぱ本当に身体能力はピカイチで本当にちょっとした事がうまくいってないだけでもうどうしたらいいか分からないっていう状態を今やっと直して下さったので見てるこっちも安心しましたし。
安心するよね。
気持ちよかったですね。
今回さ悩んでる人の悩みを解決してくれた本当にいい回だったね。
やっぱり頭で考えるのとあとは回数。
これをどっちもいいふうに合致できたらいいですね!なるほど。
そうですね。
そうです。
そのとおりです。
指導から2週間後。
藤森は今年最後の公式戦東海地方の大会で決勝レースまで進んでいた。
(スタートの合図の音)戻してる?戻してるか。
素人目には…。
あっあっ!いいぞいいぞ!結果は大会新記録。
しかし藤森の笑顔はすぐに消えた。
(藤森)体が力んじゃったのかなって。
まあでも笑顔で頑張ります。
笑顔でいる事が一番ってもう分かったんで頑張ります。
少女の本当の戦いはこれから始まる。
2014/12/14(日) 17:30〜18:00
NHK総合1・神戸
めざせ!2020年のオリンピアン「女子100mハードル新星×現役オリンピアン」[字]
日本ユース記録を持つが失敗レースが続く17歳。訪れた現役最強選手に「練習は嫌い」と爆弾発言!しかし欠点克服につながる目からウロコの教えに、その表情は一変して…
詳細情報
番組内容
ロンドン五輪代表の木村文子が訪ねたのは、日本ユース記録を塗り変えた高校2年生。しかしハードリング技術は未熟で、高校総体やユース五輪の大舞台では後半に失速。課題は明確だが、必要な練習メニューをこなせず、オリンピアンの前で「練習は嫌い」と爆弾発言してしまう。そんな迷える逸材が現役最強選手から指摘されたのは、フォームのある欠点。目からウロコの教えに17歳の表情は一変。練習への向き合い方が変わり始める…
出演者
【出演】ロンドン五輪代表選手…木村文子,陸上競技ハードル選手…藤森菜那,【司会】原田泰造,松岡茉優,【語り】山上智
ジャンル :
スポーツ – オリンピック・国際大会
ドキュメンタリー/教養 – スポーツ
バラエティ – トークバラエティ
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