古代エジプトミステリー紀行 今明かされるピラミッドの真実 謎を解くカギは日本!? 2014.12.14


かつて想像を絶する文明が確かに存在した
その謎は5000年前にさかのぼりその不思議は今も解き明かされることなく歴史を刻み続ける
(秋本)ここはエジプト・カイロの中心地ハン・ハリーリという繁華街です。
こんにちは。
エジプトでは革命やクーデターがあり政情不安な状態が続いていましたがカイロの街は落ち着きを取り戻してきたところだそうです。
私がまずエジプトと聞いて思い浮かべるのは…
時価300兆円ともいわれる「黄金のマスク」
きれいほんとに!
目もくらむばかりの黄金
人を寄せつけない荒涼とした砂漠の奥深く少年王は3000年以上もひそかに眠り続けていた
金銀財宝に包まれて
特に巨大なピラミッドを建てた王の財宝はいまだに発見されていないという
クフ王が建てた世界最大のピラミッド
すてきですねこの空間。
だがそれは一体何のために造られたのか?
封印された時代の扉を開く手がかりが見つかった
ピラミッドのすぐそばに納められていたのは…
調査が進みその全貌が明らかになってきた
なんと!
うわっおっきいですねこれ!
40mを超える巨大な船となるその名は…
なぜ砂漠に船が隠されたのか?ピラミッドとの関わりは?
ますます謎が謎を呼ぶ
日本ですか?!
耳を疑った
日本の古都京都に謎を解くカギが隠されているというのだ
驚いたことに荘厳な寺院が気高い仏像が…
(吉村)これが内宮のお社ですか。
深山幽谷の神社
すっごくいい香り!
点と点が線になる
金銀財宝はどこにあるんですか?
今日あなたは隠されていた歴史の目撃者となる
圧倒的な存在感に震えが来ております。
このピラミッドを建てた王様に関するものはほとんど見つかってないんだそうです。
お墓ミイラミイラとともに納められていたであろう副葬品の数々。
ところがこの砂漠に隠された真実を解き明かすための調査が始まってると聞きました。
そこで今回私がエジプトに飛んできたわけです。
目指す先はあのテント!早速行ってみましょう。
4550年の間立ちはだかってきた壁
想像以上に圧倒されますねこの一つの石の大きさ。
どんな謎があってどんな神秘が眠ってるんでしょう。
あっ先生です。
こんにちは。
よろしくお願いいたします。
ただただ圧倒されております。
僕はもう何百回って見てるけどやっぱすげえと思いますよね。
あそこのテント見えるでしょう?あのテントの中でね「太陽の船」を掘り出してるんです。
ピラミッドに風穴を開けるべく発掘テントが作られたのが5年前
長さ40m幅20m高さ8m
その中にあるもう一つのテントここが古代への入り口だ
さあどうぞ。
ちょっと気を付けて…。
先生そんなとこまで行けるの?見えるでしょう。
人がいますけど後ろのあれが船。
あの黒いのは…。
船の部材です。
作業台の白木と対照的な黒い木材
これが4550年前のピラミッド時代のものだ
おっきい!ほんとにオールのままの形をしてるんですね。
発掘が始まって3年を経た今年の11月
現場は静かな緊張感に包まれていた
最も損傷の少ない部材を取り上げる
紛れもなく船のオール
よくこのまんまで…。
よく残ってるよね。
しかも大きい。
長さ3.5m
ピラミッドと同じ時代に作られたものがほぼ完全な形で目の前に現れた
この2人が持ちます。
ここに来るんですね?!大丈夫大丈夫。
いいの?私こんな間近に。
すごいでしょう?触っちゃいけないですけどね。
いい残りだね。
これ一番いいやつですね。
古代の薫りを感じるほどに近い
すごい。
実際船の形をしてたんですよね?そうです。
もともと船を造ってそれを解体して順番に…。
向こうのほうきれいに積んであるでしょ。
そこには600を超える木材が整然と納められていた
実は船は二艘あり一つはすでに復元されている
うわっおっきいですねこれ!想像以上の長さ。
高さもすごくないですか?大きいな〜。
ここがキャビンなんですね。
神聖な意味を持つ船に違いない
これほどの木材をエジプトで調達するには困難を極める
この木ってすごい木じゃないですか?これはエジプトから1000km離れたレバノンのレバノン杉というものなんですよ。
エジプトにもないのと同時に…
莫大な黄金をつぎ込みはるか遠くから神木を取り寄せてこの船は造られた
「太陽の船」と呼ばれるその訳は…
夕暮れ西の空に沈む太陽は翌朝東の空から再び昇る
そこに古代エジプト人は永遠の命を見いだした
生きとし生けるものすべてを育む存在として太陽が輝くのは「太陽神ラー」が大空を航海しているからだと考えた
そして古代エジプトの王が亡くなると王の魂もラーとともに永遠に航海を続けると信じたのである
例えば船でレバノンに行くということをしてたんで…今までは「昼の船」「夜の船」っていわれてたんですよ。
しかし考えてみると太陽がのっかってるんだから夜の船ってのはあるわけないんですね。
それとかこの世からあの世に行くときにこの世の船でそこで乗り換えてあの世の船と考えていた。
そしてこの世に戻ったときに再び船を乗り換えてあの世に向かうという説
発掘調査を始める前は吉村先生もそう考えていた
これ掘ってみないと分からないんですけども…さっき見せていただいた…いいとこ目をつけました。
大きさ違いますね。
第一の太陽の船のオールはおよそ7m
第二の太陽の船から取り上げられたオールはその半分しかない
こんな大きなオールを男一人で絶対できないです。
これはですね…
こちら第一の太陽の船には漕げるサイズの小さなオールは存在しない
「二艘の船は同じ形」というこれまでの定説が早くも崩れ始めた
ほかにも二艘の船の違いってあるんですか?それがですね見つかってるんですよいくつも。
二艘の船にはそれぞれ異なる目的と役割があるのではないか?
さらに詳しく調べる必要がある
ピラミッド建造当時に封印されたそのままの世界
建造以来4550年
多くの謎に包まれてきたエジプトのピラミッド
一体何のために造られたのか?
ピラミッドには何が納められていたのか?
解明の手がかりとして注目されてきた第二の太陽の船発掘調査
開始から3年を経て佳境を迎えている
一般の方で初めてだと思います。
はっ!そうか。
最前線を目の当たりにすることが許された
怖いですねこれ。
鉄骨むき出しの作業リフト
あ〜!大丈夫大丈夫。
ピラミッド時代へ向かう世界でたった一つのエレベーターだ
ほらっすごいでしょ。
すごい。
船坑の中はかなりの湿度が
かつて太陽の船を造るために働いていた人々のぬくもりが伝わってくるかのようだ
木って呼吸してるっていうじゃないですか。
その何か…。
うわ〜すごいな!あのね向こうのほうに見えづらいんですけど…
先生の指さす西の端
マストと考えられる木材
第一の太陽の船には存在しない
反対側見てみましょう。
お〜!そこだ。
そこ。
どれですか?あっあそこにある!これが恐らく軸受けだと思うんですけどね。
この金具も第一の船にはないものだ
それが布ですね。
これですか?
帆ではないかと考えられる布
これも第一の船から発見されていない
ほんとによく残ってる!
かなりの点で二艘の船は異なった装備をしていたのではないかと考えられる
「同じ船だ」というこれまでの説は明らかに間違っていることが見えてきた
二艘の船が違う形だっていうのは分かりました。
じゃあ一体…じゃあね壁画がありますんでそれを見て…。
第二の太陽の船はどんな姿をしていたのか?
参考になる壁画が残されていると聞いた
向かった先はギザから南へ20km
そこは砂漠の真ん中
先生すごい場所ですね。
もうねナイル川の西岸ってず〜っと何百kmと砂漠でしょ。
ほんとに何もない生きているものが。
だからそれを死というふうに考えたんでしょうね。
さてその死の入り口に至ってたくさんのお墓があるんですよ。
さあそういう数百あるお墓の中の一つ。
当時の社会を知る貴重な手がかりがあるという
すごいです。
こんなに一面に壁画が…。
実はですねここで一番重要なのがここなんですよ。
ここ?これほら船造ってるんですよ。
本当だ!
船造りにいそしむ人々の姿が描かれていた
古代エジプトではナイル川を行き来する船は生活には欠かせない貴重な交通手段
したがってそれを造る人々は重要な存在であった
船造ってる方たちも描かれてるじゃないですか。
自分の職業に忠実というかやってることが楽しいんですね。
労働の喜びっていうのを表してますよね。
またこの船を造るという誇りも持ってた。
ましてやそれが太陽の船ともなれば職人たちにとっては最高の舞台だ
これ見てください。
あっ!
出来上がった船がこれだ
オールちゃんと…
これが第二の太陽の船から発見された長さのオールだ
第一の太陽の船に存在するのはまさしくこのオールだ
漕ぐためのオールとともに帆をいっぱいに張るもようがこの船には描かれていた
第二の太陽の船を組み立てた姿に近いと先生は考えている
だがもう一方の太陽の船にはマストも帆も短いオールもなかった
それでは二艘の太陽の船はそれぞれどのような役割を担いどのような関係にあったのだろう
なんとこの上ちゃんと綱を運んでる。
ほんとに!2人で運んでますよ。
見るとロープを運ぶ様子がわざわざ描かれている
そういえば第一の太陽の船からはまとまったロープが発見されていた
大切な存在であることは間違いない
また第二の太陽の船の発掘現場からも木材の間に大量のロープが確認されている
一体何に使われていたのだろうか?
墓や神殿の壁画をくまなく調べてみるとその答えが残されていた
二艘の船それをロープがつないでいた
船をけん引する様子がはっきりと描かれていた
動力船として引っ張る船と引っ張られる船がある
第二の太陽の船も船を引くために帆と漕ぐためのオールを備えていたのである
ではなぜ2つ備えることが必要なのか?
実はナイル川を取り巻くエジプトの自然が深く関わっている
南から北へ流れるナイル川
ただし吹く風はその逆だ
そこで南へ向かう場合は帆を張って風の力を受けてさかのぼればよい

反対に北へ向かう場合風の力は妨げとなる
そこで今度は帆を畳む
川の流れに沿って進めば自然に北へ行き着くのだ
速く進むには漕ぎ手が多いにこしたことはない
競い合って下っていったことだろう
古代エジプトの人々はナイル川の上り下りをあの世とこの世の行き来になぞらえた
帆やオールが大切な役割を果たすと考え永遠の航海が続くことを祈ったのである
太陽の船の成り立ち意味分かりましたけども…。
なかなかちょっと日本人には理解できない。
ましてや砂漠に船ですからね。
実はですねそんなことはなくてなんと…
重要なヒントが日本に存在するという
エジプトにたつ前吉村先生はある場所に足を運んでいた
そこはかつての平安の都京都
古代エジプトとどのようなつながりがあるのか?
向かった先は…
「ゆく川の流れは絶えずして…」
あの鴨川の川べり
お〜!あれだよあれあれ!
見つけたその先は何やら山肌が削られている
何かが描かれているようだ
実はここに火がともされると船の形が浮かび上がるのだ
幅およそ200m高さおよそ130m
クフ王のピラミッドよりやや小さいもののかなりの大きさだ
京都の代表的な夏の風物詩でもある…
有名な大文字をはじめ妙・法・鳥居の形などがお盆の夜空を焦がす伝統的な行事
船形もその一つ
これに吉村先生は注目していた
前が見てもらうと分かるように…。
取り出したのは方位磁石
船形の向きを調べてみると…
西側に向いてるでしょ?
船形は西の方角を向いて描かれていた
すなわち…
第一の太陽の船のみならず第二の太陽の船の発掘現場でも西の端から船の舳先の木材が確認されている
吉村先生が訪ねたのは船形の送り火をつかさどる「西方寺」
吉村でございます。
こんにちは。
よろしくお願いします。
お待ちしておりました。
寺が開かれたのはおよそ1200年前
古くから京都の人々のあつい信仰を集めてきた
なぜ船の形が送り火に描かれるようになったのか?
いくつか説があるそうだが…
ご先祖さんがお盆にお帰りになりましてお盆の間われわれと一緒にこの世で過ごしていただきます。
でお見送りするときに何とぞ…
送り火の船に乗せて魂を運ぶという
ではその先の西方極楽浄土とはどんな所なのか?
その世界は…おなかが減ったなと思えば食べ物が現れます。
どこかに行くにも心で願えばそこに行ける。
光に満ちてる。
光に満ちあふれ苦しみや悩みから救われる
同じ世界が古代エジプトにも存在した
その証拠が3300年前の貴族の墓に驚くほど鮮やかな色彩で描かれていた

正面の壁の一番上の部分
そこには太陽の船に乗った太陽神ラーがいる
その限りない光と恵みを受けて太陽神のもとには来世の生活が広がっている
豊かな実りが約束され喜びに満ち何不自由なく暮らすことのできる世界
悩みも苦しみもそこには存在しない
それはまさしく極楽浄土なのだ

阿弥陀如来の説く世界が古代エジプトに存在していたのである
浄土宗に「観無量寿教」という経典がございましてその経典の中に「まずあなたは西の方を向いて太陽を思い浮かべなさい」。
「西に沈んでいく太陽を心の中に思い浮かべてその太陽がいつでも思い出せるように」。
「それが第一の修行ですよ」というのが実はありまして。
太陽とともに行くってことですね。
エジプトから1万km離れた日本
その伝統を受け継ぐ京都の街に太陽の船やピラミッドを知るための手がかりを見つけた
全く同じような心持ちというか…。
考え方としては一致してます。
あの世に行けば何でも何不自由なくあると。
見て知っているはずだった送り火と…。
そういうのがあるっていうのは気が付かないよね。
ですからお墓の中に金をたくさん入れますよね。
それは単に金は永遠不滅であるということだけじゃなくて光り輝いてそこに行くとみんな心がよずるよっていう意味で黄金のものいっぱい入れるんです。
仏教だとほんとに金を使ってるの多いですね。
そういうことであの世の黄金が輝くのを見ましょう。
やはり古代エジプトといえばまばゆいばかりの黄金を連想せずにはいられない
砂漠をあとにした2人が次に向かったのはカイロの中心地「カイロ博物館」
古代エジプト5000年のありとあらゆる宝が所狭しと展示されている
25万点にも及ぶ収蔵品そのほぼすべてが国宝級
思わず引き寄せられますね。
あまりの美しさに誰もが思わず息をのむ
時価300兆円ともいわれるツタンカーメン王の黄金のマスクだ
9歳で即位20歳を前にこの世を去った悲劇の少年王
かわいらしい顔して…。
泣きそうになってきました。
きれいほんとに!
憂いと悲しみまでも伝えるような輝き
棺にも金銀財宝が惜しげもなくふんだんに使われている
すごいですね!金ばっかりですよ。
ミイラを包んでいたおびただしい数の装身具
胸飾り・首飾り・指輪・腕輪すべて当時の技術の粋を尽くして作られた

それはまさに奇跡としか言いようがない
盗掘者の手を免れ人知れず3000年以上も砂漠の地下に眠り続けていたのである
だがなぜそこまでして黄金に身を包もうとしたのか?
王の墓を莫大な黄金で満たす
それは権力を象徴するためではなかったのか?
「ツタンカーメン王の黄金の秘密は日本の文化からさらに深く理解できる」と吉村先生は言う
なんと!
3350年を経た今でも見る者の心をつかんでやまない黄金のマスク
ほんときれいですピッカピカで。
ミイラはもちろん墓の隅々まで金銀財宝に包まれツタンカーメン王は葬られた
なぜそこまで黄金にこだわったのか?
どのような秘密が隠されていたのか?
その答えもまた日本にあるという
吉村先生が訪れたのは世界遺産にも登録されている宇治「平等院」
今からおよそ1000年前時の平安貴族藤原道長の別荘を寺院に改め造られた「鳳凰堂」
2年にわたる修理を終え創建当時を彷彿とさせる鮮やかな色彩がよみがえった
華麗絢爛豪華な印象を受けるのには訳がある
ご住職よろしくお願いします。
すばらしいですね〜!修理の直後に見ていただけてよかったと思っていますよ。
まるでこの世ではないような形というのは一体どういうところから来たんですかね?極楽とか浄土命の先のその場所を疑ったり疑問に思ったり信じられなくなったら宇治の御寺ここに来て拝んでみると…。
極楽が分かるってことですか?信じ直すことができる。
死後の世界の極楽浄土をこの世に表すため鳳凰堂は建てられたというのだ
このお堂っていうのは真東を向いてます。
背中は真西ですよ。
その沈む太陽の向こう側彼方ということでしょう。
そこに極楽浄土は存在する
その道しるべとしての役割も鳳凰堂は担っているという
光に満ちあふれた世界悩みや苦しみから救われる世界を表すためにも鮮やかな色彩が使われた
堂内には柔らかな黄金に身を包んだ本尊阿弥陀如来が静かに鎮座している
経典には…そこに仏を感じる何かがあるはずです。
黄金が使われたのも華麗な印象を与えるのも平安貴族の権勢を誇り贅の限りを尽くすためではない
太陽の光のように穏やかで安らかな世界がそこにあることを表そうとしたのである

エジプトにも共通する黄金への思い
本尊を見つめていた吉村先生が気付いた
ハスの上に乗っかっていらっしゃるじゃないですか。
実は生まれたとき赤ちゃんの体液や血を拭ってるときプカプカ胎盤が浮いているたらいとか泉に。
その…
それは日本に限られたことではなかった
王様の紋章であると同時に永遠の命というものを示してるんですけどもまさしく生まれたってことは永遠が始まるってことですもんね。
黄金のみならず日本と古代エジプトをつなぐ共通点が存在した
不思議なことにハスはツタンカーメン王の遺品にも残されていたのだ
これはすごいでしょ。
ハスの花ですよ。
ハスの花!
幼い頃のツタンカーメン王を表したもの
台座に描かれているのはエジプトのハスだ
ハスは太陽が昇る頃花が咲くことからエジプトでも太陽を生む花として大切にされた
これハスですよ。
ハスの花?はい。
新しい生命や永遠の象徴としてハスは多くの墓の壁画に記されている
見てくださいこれ。
ロータスハスですよ。
ほんときれいですね。
きれいだよね〜。
ここで見られるとは思わなかったです。
僕もね咲いてるとは思わなかった。
永遠の命をハスに願い…
これが「黄金の玉座」っていうんですけど。
墓に納めた黄金に安らかな来世を託しツタンカーメン王は若くしてこの世を去った
内臓を入れるツボがあるんですけどね。
そのツボを入れてる厨子なんですよ。
10年にも満たない統治の期間では権勢を誇る間もなかったに違いない

せめて来世は幸せに暮らせるようにという願いをこめて皆作られたのであろう
一つのお墓からこれだけのものが出てきました。
ツタンカーメンでこれだけあるんですから…これしか見つかってないんです。
これ7cmのクフ王。
左の所に「クフ」って書いてある。
世界最大のピラミッドを築いたクフ王
ところが不思議なことにクフ王の姿を表した像はたった一つしか発見されていない
しかもわずか7cmほどの小さなものだ
古代エジプト最大といえるほどの権力を握っていた王とはあまりにかけ離れている
クフ王のお母さんのお墓は見つかってるんです。
それがこれなんです。
クフ王のピラミッドの東側からは母であるヘテプヘレスの遺品が発見されている
いかにも女性らしい化粧道具
お母様のすてきなものが出てるってことはクフ王相当なものがあったんではないかと。
あったと思いますね。
ピラミッドの中には?なかったですね。
「盗まれた」とかいろいろ言ってますけども…。
今から1200年ほど前ピラミッドに初めて侵入した盗掘者がいたがそのときすでにピラミッドの中には何もなかったという
ではツタンカーメンをはるかにしのぐクフ王の財宝はどこに消えたのか?
その手がかりがピラミッドの中にあるという
うわ〜すごっ!
ピラミッドの中に入る現在の入り口は…
ずいぶん歩きやすいなと思ってたんです。
泥棒だからね歩きやすいように高く掘ったんですよ。
人間のために掘り込んだ穴
だがそれもつかの間…
見てください!ほら。
ここがもともとの建物の構造なんですよ。
行ってみてください。
うわ〜すごっ!何ですかこれ?気を付けてね。
頑張って。
高さ幅ともに1m
明らかに人間のためのものではない
何の飾りもない通路だ
上昇通路を過ぎると今度は突如巨大な空間にぶち当たる
うわ〜!先生一気に抜けたよ。
これは?
長さ50m高さ8m26度の勾配きつい傾斜だ
「大回廊」と呼ばれる正体不明の謎の空間である
すてきですねこの…。
すごくすてき!きれいですね。
だがここにも装飾品は何一つない
そしてその先には…
あっ!先生!すごいとこに出てきた。
高さ6mの高い天井
これまた不思議な空間だ
これは「王の間」といわれてるんですけどね。
手たたいてみていいですか?どうぞ。
すごいきれい!すごいきれいこの反響。
でも先生…
これは棺ではないかといわれてきた
だが王のミイラはおろか副葬品のかけらもなく棺だとすればその蓋さえも存在しないのだ
壁画もない何もない。
宝飾品もないってことですよね?ないです。
何なんでしょう?日本ですか?!
なんと!
山深い神社の社に隠されていた重大なヒントとは一体何なのか?
莫大な財宝の隠し場所だと思われていたピラミッド
すごい!
しかし中はもぬけの殻
すごいとこに出てきた。
いくつもの不思議な空間が広がっていた
ミイラがなかった?ミイラないです。
クフ王の財宝はどこへ消えたのか?
空間の正体は一体何なのか?
実はエジプトに来る前に先生はカギを握るその場所に赴いていた
京都から特急に乗り山奥深く分け入っていく
古代エジプトの謎をどうやって解き明かすというのだろうか?
ピラミッドとは縁もゆかりもないように思える小さな町
先生はどこへ向かうのか?
これだ!これこれ。
(取材者)先生ここ神社ですよ?神社。
(取材者)神社にいらっしゃろうと?天照大御神というのは太陽神でしょ。
日本の太陽神を祀った神社を探ることで古代エジプトの太陽神やピラミッドにつながるカギを見つけようというのである

山の中腹にある本殿まで参道を上らなければならない
先生もかなりきつそうだ
(取材者)先生長い参道ですよね?この参道こそが意味があるのよ。
ピラミッドに大回廊ってあるでしょ。
あれがず〜っと上っていくでしょ。
ピラミッドの内部に造られた謎の巨大空間が神社の参道と同じ意味を持つというのだ
なぜか?それはですね天に通ずる道なんですよ。
すなわち天の所には太陽がいる。
太陽神ラーがいる。
恐らくこれをず〜っと上がっていくとこの先に天照大御神がいるんですよ。
大回廊を上りきることで王の魂は清められ太陽神ラーのもとにたどりつく
「参道は魂を清めるための大切な空間なのだ」と先生は言う
足をとめた
天に向かってまっすぐにそびえ立つ杉の木
樹齢は1000年をはるかに超える
やっぱり杉っていうのは魔力があるんだよね。
(取材者)御神木ですよね?御神木。
太陽の船にも大枚をはたいて手に入れた貴重な杉が使われていた
エジプトでは杉は切ってそれで船にしてそこに神様とファラオが乗ってあの世に行くでしょ。
エジプトではイチジクと杉この2つが聖なる木なんです。
参道を上ること20分
境内に着いた
はじめまして吉村でございます。
よろしくお願いします。
いや〜すばらしいですね。
今からおよそ2000年前現在の伊勢神宮に天照大御神が祀られる前はこの地に鎮座されていたという
そのため「元伊勢」と呼ばれているのだ
古くはねこの辺りまで入り江になっておったと。
元伊勢参りというのは船で参ってる。
お供え物も山の幸あり海の幸あり今のお伊勢さんと同じようにいろんな幸に恵まれた所に鎮座された。
ここもそういう土地であったと。
先生は本殿の西側に案内された
そこには…
まさしくピラミッドですね。
ピラミッドと同じ形をした山がそびえ立っていた
入山禁止の神聖な山だ

不思議なことに…
パワースポットとしても注目されている場所だ
自然崇拝の中で一番が太陽神の信仰ですからね。
ですから天照大御神すなわち太陽神ラー。
ぴったり同じですよ。
先生がこの神社を訪れた目的
それは天照大御神を祀るこの扉の先にあった
いや〜これが内宮のお社ですか。
ピラミッドの謎を解くカギがこの中にある
ほんとは言えないんですけどね。
外から見ていただいたら中がどうなってるかは大体見当がつくと思いますね。
「棟持柱」が真ん中に立っておりますのでそれより前の部分が「外陣」といいます。
中央から奥の部分を「内陣」といいます。
ご内陣の所に「御座」いわゆる神様の座があるわけですね。
それ以外…
なんと内宮の中に納められているものは特になく…
それは奇妙にもピラミッドの内部と一致する
ピラミッドの中で大回廊を上がっていきますよね。
そうすると「王の間」と称する部屋がこれですよね。
秋本が驚くのも無理はない
王の間は内宮に相当する
石の箱が一つあるだけで何もない。
そこの石の箱の中に神様がいらっしゃると。
これはミイラを納めるためでも副葬品を入れるためでもない
太陽神のために用意されたもので中に何もなくても不思議ではないのだ
(取材者)宝物とか…。
それは全くないです。
「皇大神社」の内宮それはピラミッドの王の間そのものと先生は結論づけた
すなわちエジプトは石でピラミッドを造ってその中に天に向かう道を造った。
ここに太陽神が降りてきて…だから人は入れさせない。
神様すみません入ってしまいました。
こういう思想が約3000年にわたってエジプトから徐々にオリエントペルシャインドヒマラヤを越えて中国朝鮮日本と来てるわけです。
どの国も太陽というものをまず…。
そうです。
太陽なくして人間は生きていけないですからね。
植物も何も育たないでしょ?ですから太陽こそまさしくわれわれの生命の根源。
1万km離れたエジプトと日本
太陽を崇める不思議なその形とは?
エジプト考古学上これは画期的な事件かもしれない
それぞれに共通するのは貴重な空間の存在
さらには特徴あるその形だ
美しい三角形が印象的なピラミッド
中でも最も重要と考えられる王の間の上には不思議な空間が重なるがその一番上の部分は神社の内宮の屋根と同じ拝み合わせの三角形だ
また王の間の下には「女王の間」と呼ばれる部屋があるが…
見てください天井。
ほんと三角形!
この天井も三角形に組み上げられている
そしてピラミッドが建造されたときに正規の入り口として造られた部分ここにも三角形
上からの重力を逃すということもありますけども…
太陽神をあがめる意味が三角形にこめられているというのだ
すごいね。
ピラミッドも遠くから見ると三角。
ちょっと四角錐なんだけど。
でも三角ですよ。
三角にあんなに深い意味があるとは思わなかったです。
それを踏まえて実際の労働してた方たちというのはどんな思いで造ったんですかね?奴隷の人たちが造ったんですか?奴隷じゃね造れませんよ。
力でもってやらせることはだめ。
ビシッてたたかれてたら死んだ方がましだって…。
奴隷はいなかったんですか?いないです。
農民がおらが国をつくるために力を貸そうってそんな希望がなかったらねこんなものはできない。
300万個の石を積み上げたのは紛れもない古代エジプトの国民だ
彼らはどんな暮らしをしていたのか?
あらっ?!すごいでしょ?土器を作ったりパンをこねたりビールを…。
墓に納められた模型がありのままの当時を教えてくれる
「この世でこういう生活をしてました」「あの世でもこういう生活をさせてください」って神様にお願いすると。
例えばですねこれは機織り。
糸を紡いでいるところから布を作って機を織っていく。
うわ〜女の子たち!本当だ!細かいですね〜。
どれも皆生き生きと描かれている
見てくださいアクセサリー。
ネックレスとかイヤリングとか指輪とか。
かなりの腕前だったに違いない
女性がものを頭に乗せて供物を持っていくんです。
いまだに女性は頭に乗せて…。
背負わずにね。
古代の生活がエジプトには今なお数多く残っていると聞いた
昔の生活が残ってますね。
これが日常なんだね。
壁画で見たそのままの姿だ
あ〜!じゅうたんかな?
手織りのカーペット作り
博物館に残されていた4000年前と同じそのままの光景だ
この作り方って古代のそのまま?
昔と同じ時が流れている
日本でガラスが登場するのは弥生時代

しかしエジプトではピラミッドと同じ時代に盛んに作られていた
パンですよこれ。
パン?!
なんとツタンカーメン王の頃に作られたパンが今も残っている
どんな味したんでしょうね?小麦粉と水だけですから今のパンと同じだと思うんですよね。
形も味もそのまま今に受け継がれているという
エジプトの人々が毎日のように食べるのがこのパン
あ〜!そうやって…。
あったかいのが逃げるのね。
ちょっちょっちょっ…。
すっごくいい香り!すっごく香ばしい!おいしい!出来たて食べられるなんてすごい幸せ。
太陽の恵みがエジプトには豊かな実りをもたらす

その生活はピラミッドの時代も現代も少しも変わることはない
だからこそ人々は太陽への感謝を忘れず太陽とともに暮らしているのだ
大いなる力
古代の人々は太陽の持つ限りない力に託したのだ
この世ではもちろんあの世でも救われることを
こうして人々は集まり立ち上がった
クフ王のために
自分たちのために
ピラミッドは古代の人々の力が一つになった情熱の結集なのである
先生のお話聞いてこのピラミッドの意味がだんだん分かってきました。
そしてこれを造ってた方たちも大変なご苦労だと思うんですが誇りを持って造っていたというのは分かりました。
さて…それが分かれば世話はないんで。
じゃあそのヒントって日本とかにないんですか?あるんですよ実は。
見つけた!ほんとですか?!
建造以来4550年数々の謎に包まれてきたピラミッド
その真実がようやく明らかにされようとしている
不思議な部屋も巨大な空間もその目的がはっきりと浮かび上がってきた
いまだ発見されていない莫大な財宝
その行方も太陽神を祀った日本の神社に重要なヒントが潜んでいると吉村先生は考えた
そんなに国宝のものもあるとかいうことではないんですけど。
「じゃあどこか?」ということになりますとそれぞれのものに合わせて…
内宮周辺のしかるべき所だとすれば…
(取材者)その場所はやはりピラミッドの近くですか?近くでしょうね。
その神域の中にないといけないでしょうね。
難しいな〜。
だけど基本的にあの世に近いほうがいいでしょ。
西側ですよ。
クフ王のピラミッドがありますね。
こちらが西です。
日が沈もうとしてるでしょ?はい。
吉村先生がにらんでいる場所それはクフ王のピラミッドの西側
ここにはピラミッドの時代に造られた「マスタバ」と呼ばれる貴族や大臣の墓がずらりと並んでいる
なぜこんな整然として造ったか?それはですねどっかにクフが墓を造り隠して…恐らく一番クフにゆかりのある人のマスタバの近くにひそやかに階段があるんですよ。
それをね電磁波探査レーダーか何かいい方法でやりたいですね。
でも先生ある程度もう…。
まず太陽の船の復元をしてそしてその成果をもって探させてもらうと。
じゃあ今後がますます楽しみに。
死んじゃいられないですよ!
ピラミッドに懸けた夢
まだ見ぬ大発見に向けた夢はますます広がっていく
第二の太陽の船の木材は続々と取り上げられている
しかし組み立て復元については難関が待ち受けている
木材の劣化がかなり激しいのだ
一刻も早く保存処理を行わなければならない
4550年の間に一本の木材はいくつにも割れゆがんでしまった
これを元どおりに戻すことが必要だ
最先端の科学を駆使して2年にわたり研究してきたさまざまな種類の保存強化剤と長年遺跡の修復に携わってきた職人技で乗り切ろうという方針だ
実に力加減が難しい
まさに木に語りかけながらの作業だ
修復に取りかかってから3時間
ほぼ元の姿を取り戻した
一つ一つの木材を正確に記録する作業も着々と進んでいる
実際に組み立てる前に第二の太陽の船を立体的な画面で描き出そうというのだ
もしもクフ王がこの光景を見たら何と言うだろう
解かれる封印を悔しく思うのか
「21世紀の人類もなかなかやるものだ」と微笑んでくれるのか
ピラミッドの扉は開かれた
秘められた過去が隠された真実がさらに明らかになる
探求の旅はこの先も続く
2014/12/14(日) 15:30〜16:54
MBS毎日放送
古代エジプトミステリー紀行 今明かされるピラミッドの真実 謎を解くカギは日本!?[字]

古代エジプト最大の謎、ピラミッド。建造の目的は?内部の不思議な空間は何なのか?取材を進めると、何と日本の神社仏閣に重大なカギが隠されていた!▽吉村作治秋本奈緒美

詳細情報
お知らせ
建造以来4550年、エジプトのピラミッドは何故造られたのか?残念ながらピラミッドには文字や記号が極めて乏しく、ツタンカーメン王の墓から発見されたような金銀財宝の類いは何一つ残されてはいない。3年前、吉村作治教授が率いる調査隊によって、「太陽の船」の発掘調査が始まる。
そしてピラミッド建造の謎を解くカギが、日本古来の仏教や神道にあるのではないか」と投げかける。
番組内容
実は、仏教や神道の考え方には、驚くほどエジプトの宗教観との共通点があるのだという。
番組は京都の西方寺、宇治の平等院へと向かう。そこでは、エジプトと日本の間に、死生観を始めとしたさまざまの共通項を見つけることになる。
また、福知山大江の元伊勢内宮皇大神社では、ピラミッドと神社に共通する建築上のある構造に気付く。その構造とは?ピラミッドとは一体何なのだろうか?そして吉村教授はある大胆な推理をする!
出演者
吉村作治(早稲田大学名誉教授)
秋本奈緒美(女優)
制作
◇番組HP
http://rkb.jp/egypt2014/

【動画公開中】
ピラミッドの謎を解くカギは「京都」!?12/14(日)『古代エジプトミステリー紀行』動画公開しました!
http://youtu.be/5pA9Je1HyO0

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – 宇宙・科学・医学
福祉 – 文字(字幕)

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
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