この国を守るんだ。
俺についてこい。
行くぞ!行かない行かない。
行かないの?行かないよ。
行く!
(佐藤)行くの?行くの?これ。
ほら逃げて逃げて。
早く行った方が…行った方がいいんじゃない?
(小堺)皆さんこんにちは。
司会の小堺翔太です。
長谷川真優です。
真優ちゃん今までもいろいろやってきたけど数学には定理や公式これが付き物だよね。
そうですね。
そこで僕たちの定理を紹介しましょう。
う〜んちょっと説得力がないですね。
やっぱり駄目ですか。
気を取り直して今日のテーマは…余弦ってコサインの事ですよね。
はいそのとおり。
だから余弦定理はコサインの定理なんですね。
という事でまずはウオーミングアップからいきましょう。
三角形ABCがあります。
2つの辺の長さが3と4の時もう一つの辺の長さaはいくつになるかな?さあ真優ちゃんこの三角形のこのaの値はいくつでしょう?本当?三平方の定理を使えばいいんです。
なので…う〜ん…ブッブ〜。
えっ?三平方の定理が使えるのは直角三角形の場合だけです。
えっここ直角ですよね。
真優ちゃん90度直角だったらほらこういう記号が付いてるはずでしょう。
ああそうか。
実はこの角の大きさは…これは意地悪ですよね。
何とでも言え。
じゃあ…そこで役に立つのが今日学習する余弦定理なんです。
さあ今回余弦定理についてお話しして頂くのは祖慶先生です。
よろしくお願いします。
(祖慶)よろしくお願いします。
前回はサインを使った正弦定理を学習してきました。
今回はコサインを使った余弦定理を学習していきます。
この2つの定理を知っていると…どんな関係なんだろうね。
そうですね。
ところで先生その余弦定理を使うとこの三角形のaの値が分かるんですか?はい分かります。
そこで真優ちゃん僕たちの今日の使命は…まるで探偵団みたいですね。
はい私もその探偵団の仲間です。
ではまずこの例題からやっていきましょう。
三角形ABCがあります。
bを2cを3角Aを60度とします。
2つの辺の長さとその間の角の大きさが分かっている時もう一つの辺の長さaの値は?さあこの問題はどうやって解いていきましょうか?これはまず面積の公式や正弦定理を求めた時と同じようにこの頂点Cからまっすぐ垂線を下ろして直角三角形を作ったらいいんじゃないでしょうか。
そのとおりです。
CからABに垂線を下ろします。
ここの点をHと置きましょうか。
これで直角三角形が2つ出来ましたよね。
aの値を求めるにはどちらの三角形に注目しますか?aがあるのは図の右側ですから右ですよね。
そうですね。
直角三角形BCHに注目すると辺CHと辺BHの長さが分かればaの値を求める事ができますね。
そこでまずCHの長さを求めてみましょう。
CHの長さを求めるには今度はこちら直角三角形ACHに注目します。
直角三角形ACHではCAの長さが分かってて角Aの大きさも分かっていますからこのような式が成り立ちます。
ここで両辺に2を掛けると…sin60度ですがこの値は2分のルート3でした。
ですから…結論としてCHの長さは…CHの長さが分かりました。
次は辺BHの長さを求めよう。
BHはABの長さからAHの長さを引く。
AHを求めるには左の直角三角形に注目して。
だから…cos60度は2分の1なので…BHの長さは3−1で2。
今CHそれからBHの長さが分かりましたよね。
さあ真優ちゃんaを求めるには?ここで三平方の定理です。
そのとおりです。
さすが長谷川さん。
いよいよaの値を求めていきますよ。
え〜っと…そこでCHはルート3でしたから…BHは2でしたから…つまり……という事です。
先生それが余弦定理ですか?はい2つの辺とその間の角でほかの辺の長さを表すのが余弦定理なんです。
これを式で表すとこうなります。
これが…考えてみましょう。
こちらは先ほどと同じ三角形で辺の長さを文字で表したものです。
ルート7を求めた要領で余弦定理を導いてみましょう。
まず初めにCから垂線を下ろします。
直角三角形が2つ出来ました。
では辺CHと線分AHの長さを求めてみましょう。
まずこちらの直角三角形ACHにおいて…両辺にbを掛けますよ。
そうすると…という事でCHの長さは…また…これです。
同じく両辺にbを掛けると…AHの長さが…つまりBHの長さは…なるほど。
このようになりますね。
CHとBHの長さが分かりました。
では移動させて直角三角形BCHにおいて三平方の定理を使うとこの式が出てきますね。
ここからは私が先生の代わりを務めましょう。
この式の右辺を展開すると…次にbの2乗でくくると…ここに注目!そして三角比の相互関係を思い出して。
そうです。
だから…余弦定理の正体が分かりましたね。
長谷川さんちょっと待って下さい。
正体はまだ完全には分かっていないんですよ。
実はこれだけじゃないんですね。
ほかにもあるんですか?はい。
この式とそしてもう一つこの式です。
これら3つをまとめて余弦定理といいます。
これで余弦定理が勢ぞろいした訳ですね。
はい。
今日のお題は余弦定理。
・「明るく陽気にいきましょう」余弦定理…
(ぴろき)2つの辺の長さとその間の角の大きさが分かるとほかの辺の長さが分かるんです。
こう見えても僕にも予言定理があるんです。
テストでどんな問題が出るのか予言が当たるんです。
ただ答えが外れるんです。
ヒヒヒヒ。
・「余弦定理をしっかりきっちり覚えましょ」では余弦定理を使ってこちらのウオーミングアップの問題をやってみましょう。
この三角形の場合求めるのはaの値ですからこちらの余弦定理の式に当てはめます。
するとこうなりますよ。
cos89度の値は…はい先生私に任せて下さい。
cos89度は…ですからこの値は9+16ですから…そのあとは小堺さんよろしく。
分かりました。
電卓でやりますね。
ありがとう。
0.42。
計算しますと…aは正の値ですから…もう一回計算お願いします。
およそ4.96ですね。
はいありがとうございます。
晴れてaの値を求める事ができました。
さすがすばらしいチームワークでしたね。
さすがですね。
ありがとうございます。
ではここで問題ですよ。
余弦定理を使ってこの三角形のaの値を求めて下さい。
さあ真優ちゃんこの余弦定理に当てはめてみて下さい。
当てはめるとまず…cos60度はえ〜っと2分の1なので…なので…お〜っとっとっと!あなたもハマる…aの2乗=89−40=49。
だからaの値は49。
(不正解のブザー)aの2乗が49だよ。
という事は…。
真優ちゃん早とちりはいけません。
はい。
aの2乗が49なのでaは…なので…aの値は7です。
はい正解です。
今度は3辺から内角を求めるという事なんですが先生これってどういう事ですか?実は…もう一つの顔ですか?はい。
余弦定理の一番上の式を変形してみますよ。
そうするとこうなります。
本当だ。
cosAの式に変身した。
この式の右辺に注目して下さい。
abcと3辺の長さが全て含まれていますよね。
つまり…ほかの2つも同様な事がいえます。
先生じゃあ2番目はどうなるんですか?2番目の式を変形してみますとこうなります。
同様にcosBの値が分かってつまりBの大きさが分かります。
また一番最後の式ですがこれも全く同じようにcosCの値が分かればCの大きさが分かるという式になります。
先生この変形した余弦定理が意味するところはこの三角形の……という事ですね。
はいそのとおりです。
ではこの三角形の角Aの大きさを求めてみましょう。
さあ真優ちゃんやってみよう。
角Aに対応する辺がここa。
bがここ。
cがここ。
これを当てはめると…bの2乗なので…これを計算すると…そしてルート13の2乗で…じゃあ角Aの大きさはどうなりますか?三角定規を思い出して角Aの大きさは60度です。
はい真優ちゃん完璧です。
今回は余弦定理を学習してきました。
それではドン。
こちらです。
まずこれが余弦定理の一つの顔でした。
2つの辺の長さとその間の角の大きさが分かればもう一つの辺の長さが分かります。
そしてこちらが余弦定理のもう一つの顔です。
3つの辺の長さが分かれば3つの角の大きさを知る事ができます。
この余弦定理と前回学習した正弦定理を使うといろいろな三角形の辺の長さや角の大きさを求める事ができます。
祖慶先生ありがとうございました。
さあ僕たちの使命も無事に終わりましたね。
はいほっとしました。
皆さんホームページでしっかり復習して次回に備えましょう。
小堺さん私の予言定理では次の回辺り豪華な料理が出るんじゃないかなぁなんて。
ないと思います。
という事で皆さんさようなら。
さよなら。
さよなら。
2014/12/15(月) 14:10〜14:30
NHKEテレ1大阪
NHK高校講座 数学