(3人)こんばんは。
さぁ「鑑定団」始まりました今日もよろしくお願いします。
いやもう涼しくなってきて秋やから。
アシスタントもう30代とかやからそろそろもう寒い寒いってなってるんですよ。
アシスタントのボスみたいなん1人いるんですよ。
アシスタントのボスみたいなんがいちばん寒がるんですよこうやって。
俳優の…
そして祖父は歌舞伎の名優…
芸能一家に育ちました。
そのため幼い頃から子役として映画やテレビで活躍する一方祖父の指導のもと日本舞踊岩井流を習い17歳で…
そして2006年ウルトラマンメビウスで|!アイハラリュウ隊員役を熱演し一躍注目を集めました
それでもウルトラマンかよ!なんも守れてねえじゃねえか!
私生活では2011年女優の多岐川華子さんと結婚したものの1年9カ月であえなく…
更に今年1月には交際していたタレントの矢吹春奈さんに自宅での浮気現場を目撃され修羅場に。
土下座して謝ったもののまったく許してもらえず破局。
そのため現在は…
バラエティー番組を賑わせています
仁科克基さんの登場です
依頼人の登場です。
東京都からお越しのめっちゃ出づらいですめっちゃ出づらいです。
VTRね。
はい。
前半すごくよかったんですけど。
頼もしいな。
アシスタントのボスですちなみに。
ボスボス…。
いやこっちどうぞどうぞ。
あっどうもすみません。
でもなんか頼もしいですね。
最近ちょっとみんなおとなしいじゃないですか。
新聞とかあれどこまでほんまなん?ほんまにベッドにいるときにガチャって入って来られた?違うんですよ内鍵をしてたので。
ロックね。
ドアチェーンしてたので。
ドアチェーンが守ってくれると思ったんですけど2分で折れた。
そこに来て何してんの!ってなったんや。
そうですそうです…。
でも僕はその日はシロなんです。
たまたましてなかっただけでしょう?違うんです違うんです…。
僕のほうができなかったんです。
これはかなりのバカですね。
また新しい出会いとか?今は捜してますね。
今捜してる段階。
毎日きれいな子っているじゃないですか?なんか俺お前後輩にほしいわ。
ありがとうございます。
キミとはなんか俺ずっとしゃべってられる気がする。
ありがとうございます。
お宝拝見します。
あら!写楽です。
岩井半四郎さんのそれの4代目の人なんですよ。
は〜。
母には兄弟が4人いるんですけど祖父が亡くなったときに4人でいろいろわけたなかでの1枚。
ここに紋があるじゃないですか。
これが岩井流の紋で。
で何で僕が今日こんな堅苦しい格好してるといいますとこれがそのここに描いてあるんですよ。
あぁ紋が。
でこれを着ろと今日おかんに言われ着てきたんです。
なるほどこのお宝の存在っていうのはずっと知ってた?いや?でも写楽とかは聞いたことあるでしょ?さすがに。
ないです。
でも今六本木で一番かわいらしい子集まってるキャバクラってなんていう店?美人茶屋です。
すぐ出てきた。
写楽は出てこないですけど。
いいいいそれでいい。
人はそれぞれやから。
ネットとかでいろいろ調べたんですけど。
もし本物だったらすごい値段が付くねってなって。
高額だったらすぐ売って僕は六本木へ。
マジかよ〜。
なぞの人物だから映画になったりとかね。
じゃあ知らなくてよくないですか?ご本人の評価額ですけどもおいくらくらいでしょう?1000万くらいそうすると僕のキャバクラがすごい行けそうなので。
もうええ止めへんわもう。
好きにせえ。
さぁでは1000万でまいりましょうオープンザプライス!やった!やった…。
ざまあみろ〜!復刻版と思います。
復刻版?大正の末から昭和の初めくらいの間に作られたものと思われます。
私本物の画像を持ってきましたのでそれをご覧ください。
これと比べまして一見ほとんど変わらないんですね。
変わらないですけど…。
ところがですねうなじの部分細かい毛がありますね。
ここが違いますね。
若干短い毛を足せばいいんですねじゃあ。
それから紋をご覧ください。
紋の上に蝶々の柄がありますが本物は重なってますね依頼品は少し離れてますね。
1か所だけだったらたまたま絵の具が乗らなかったとかあるんですけど複数違ってるとこれは間違いなく違います。
この作品すごく少ないんです。
世界で十数点しか確認できておりません。
もし本物で出てくると3,000万くらいすると思います。
じいちゃん。
これでよかったこれでいいのだよほんまに。
いや…ガックリですよ。
できることしなさい5,000円でできることしてください。
番組最後まで楽しんでいってください。
はいありがとうございます。
早速ご自宅にお伺いすると盆栽の手入れをされている真っ最中でした
盆栽を始めたのは…
人間はいろいろとものを言いますけど植物はああだこうだということは一切言いません。
非常に心が休まるということでずっと続けてまいりました。
そんな清水さんのこだわりは…
例えばこの黒松はもともと知人の山に自生していたそうです
根が根元になくて走ってるんですよね。
だからそれを小さく切るもんですから非常に木にダメージはありまして直接鉢に盛ると枯れてしまいますので畑にいっぺん植えて3年くらいそこで根付かせてから鉢に上げるっていうことなんですけど。
40年近くかかってると思いますねこれだけするのに。
そうだったんですかところで…
当時郵便局長だった清水さんはちょうどその年還暦を迎えたため
しかし70歳をすぎた頃からこれらを3人の息子たちに受け継いで欲しいと思うようになり
ちゃんとした価値を知っておきたいと思います。
鑑定をよろしくお願いいたします。
スタジオで拝見しましょう
依頼人の登場です。
愛知県からお越しのお願いしますどうぞ。
いや知りませんでした。
あんなに時間かかるもんなんですね盆栽って。
あんなけ数あったら大変じゃないですか1個ずつ…。
えぇもう毎日毎日水かけ。
そんなことで追われましてね旅行にもあまり…。
えっ!長い時間留守にできないんだ。
えぇ今日ここへ来るのもね大変くらいなんです。
台風とか来たらどうするんですかあんな外に。
あれ下へおろすんですよ。
何個ありましたっけ?まぁ120〜130。
120〜130!120〜130この作業しんどいですよ。
拝見します。
よいしょ。
あらきれいなんばっかり。
さぁこれ作者は?加藤卓男さんです。
まぁ人間国宝でした。
その当時ね青釉が50万でしたね。
50万!それからこの三彩も50万。
ラスターはえ〜!100万です。
でも特別やからもう買おうって決めて。
えぇ。
でもそういう意味ではいいお金の使い方ですよねなんか。
そうですかね。
いやそうやと思いますよキャバクラとかで使うよりね。
おい!奥さんにはこういうの買おうと思うんだっていうのは相談したんですか?やっぱりちゃんと。
いやいやもう全然相談したことないです。
あそこにおりますけども。
そうなんですかあっ奥さま。
今初めて聞きまして。
初めて聞いたんですか?今。
家でほとんど会話がないもんですから。
ものすごい優しそうですやん上品で。
これ特にどこに惹かれたってのはあるんですか?ラスターですよね。
やっぱこれですか。
光線の加減で色が変わりますいっぺん持っていろいろ…。
あっほんまや。
きれいわへぇ。
万が一渡してこれすぐに売って六本木に出かけるとか言われたらどうします?自分の息子やったら。
そうですね…。
そうですねって!
12世紀ペルシャでは光を受けると玉虫色に輝く陶器が盛んに作られた
富裕層の間で珍重されたがその後モンゴルの侵入により急速に衰退。
17世紀にはまったく姿を消してしまった
このラスター彩を遠く離れた日本で蘇らせた陶芸家である。
1917年岐阜県市之倉村幸兵衛窯の長男として生まれる。
父にして五代加藤幸兵衛は
青磁金襴手を得意とした名工であった。
高校卒業後家業を継ぐべく…
程なく日中戦争が勃発したため…
中国各地を転戦したのち…
広島に原爆が投下されると加藤は…
九死に一生を得たが程なく…
そのため本格的に陶芸の道を歩み始めたのは30代半ばをすぎてからであった。
当初は志野や油滴天目などを作りそれなりに評価されたがただ家業を継いだだけのぬるま湯のなかにいることに気づき煩悶する日々が続いた。
そんな折休暇で訪れたイランで出会ったのがラスター彩であった。
日本や中国の金彩とはまったく異なる神秘的な輝きに一目で魅了された加藤はすぐさま復元を決意。
しかし当時その技法はまったく途絶えており大きな謎に包まれていた。
そこで加藤は灼熱の砂漠で何度も発掘調査を行い持ち帰った陶片を分析。
十数年に及ぶ研究の結果ついにその復元に成功したのであった。
生前加藤がラスター彩に挑む貴重な映像が残されていた。
詳しく見てみよう。
まずは器を素焼きしその上に錫を混ぜた釉薬を塗って更に焼きこれを何度か繰り返す。
次に銅や銀を混ぜた特殊な絵の具で絵付けする。
その後二重構造の窯で…
すると銅や銀が釉薬に含まれている錫と化合し薄い膜となって表面に付着する。
これにより独特の光沢が生まれるのである。
これは加藤が1,800回もの焼成を繰り返しようやくたどり着いた製法であった。
ラスター彩の技法をわが物とするとその後加藤は単なる復元にとどまらず琳派風の装飾などを取り入れ次々と新たな世界を切り開いた。
最高傑作はこの…
余白を生かしつつ右手前に光り輝く植物を。
左奥にモスクをおぼろげに浮かび上がらせておりペルシャと日本そして中世と現代が見事に融合している
7年も研究に没頭。
100回以上の試作を繰り返し本物に勝るとも劣らぬ名品を仕上げてみせた
改めて依頼品を見てみよう。
加藤卓男の焼物3点である
いずれもエキゾチックで加藤が得意とした技法が用いられているが
ご本人の評価額ですがおいくらでしょう?買った値段3点で200万。
買ったままのお値段で…。
ではまいりましょう。
オープンザプライス!500万うわぁ!すごい!すごい!いずれもこの3点は人間国宝に認定されてから亡くなるまでの10年間加藤卓男が精魂こめて仕上げた作品ですね。
青釉のこの手付の花生けね。
ペルシアンブルーという鮮やかな色ですね。
それでペルシャの姫君をそこに描いて取っ手はアラベスク文様でしょうね。
金彩を打ってある。
実にきめ細かい仕事をしています。
それから三彩の平鉢。
これは正倉院三彩の復元に携わった成果でしょうね。
白を基調とした肌に褐色と緑釉の絵の具をちょうど水面に油の滴をポトッと垂らしたようなのどかな広がりを見せてますね。
その縁に小さな花をちょうかでもって貼ってる。
見込みには幾何学文様的な草花文を描いてる。
それが全体を引き締めてる。
そしてなんといっても白眉はそのラスター彩です。
金属的な金色の光を発してるんですね。
そしてこのデザインが楽器を持った楽人そしてその後ろに飛んでる鳥。
まさにペルシャの宮廷の音楽が聞こえるような感じですね。
これほどいい出来のものは少ないと思います。
まさに加藤卓男の陶芸史を彩る3点です。
大切になすってください。
息子さんこれ狙いですね。
ラスターがええって言うでしょうね。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
今回の舞台は…
江戸時代は松前藩が天領の宗谷から斜里にいたる際オホーツク海沿岸の寄港地として利用した。
明治時代になると沿岸漁業が盛んになり一気に発展。
特産品はホタテで…
またここ紋別は流氷の町としても知られる。
オホーツク海の流氷は12月の初めユーラシア大陸のアムール川河口で発生。
潮や風に乗り徐々に範囲を広げ1月半ばごろ北海道沖に到達すると瞬く間に海面を白く覆い尽くす
「とっかり」とはアイヌ語でアザラシを意味する。
日本で唯一アザラシだけを保護する施設でケガや網に絡まったアザラシを治療。
自然の海に戻している。
本番前のひととき愛らしいアザラシの肌に触れているのは…
早速いってみよう!
出張!なんでも鑑定団IN紋別!
まずは紋別ヒーロー倶楽部を結成した…
ヒーロー倶楽部っていうのは何なんですか?今日思いっきり言ってしまってますけど。
4年前町おこしのために地元の特撮好きが集まり結成。
懐かしのおもちゃの展示会や特撮ヒーローに関するトークショーなどを行っている。
その活動の目玉として作ったのがこちら
は〜このお顔のデザインは?アザラシチックであって背びれがホタテ貝なんですよね。
なるほどね。
ひょっとしたらくまモンを抜くかもしれないし。
お宝は…
なるほどね。
子供の頃仮面ライダーがBg9%きだったため|!大人になってから懐かしさのあまりコツコツ集めるようになった。
なかでもいちばん思い出深いのがこの蜂女でなぜかというと…
胸がグルグルと渦が巻いてるんですね。
はいはい!で子供の頃それを見てちょっと…。
本人評価額はこのくらいはしてほしいと…
もし高ければ紋別ヒーロー倶楽部がイベントを開く際モンベモンと共に展示したい。
果たして結果は!?
どうぞジャカジャン!
やった〜!
嬉しい!めちゃめちゃ上がりましたよ。
悪の秘密結社ショッカーが送り出した怪人なんです。
当時380円です。
380円!はい。
グルグルの蜂女それがいちばん高いです。
高い!はい10万ですね。
え!?蜂女って女性の怪人っていうのは初めてなんです。
なんか照れくさくてなかなか買わなかったんです。
トカゲロンもそれ怪人というより怪獣っていうイメージがあるじゃないですか。
それもいまいち人気がなかったんです。
現存数が少ないんです。
続いてはジャガイモの収穫の真っ最中…
仕事ジャガイモなんですか?真っ最中で…。
ジャガイモを掘ってすぐ小麦をまかなきゃ。
パンとか麺用の小麦をまかなきゃならないので…。
申し訳ないですね。
忙しいときにね。
お宝は…
私の曽祖父が明治40年に北海道のほうに開拓に入りましてそのときに10点ほど持ち込んだものの1つです。
富山で針工場を営んでいたが経営が傾いたため再起をかけ北海道に移住。
すると開墾作業に追われ持参した骨董をほったらかしにしていたためすべてダメになってしまった。
しかし…
家を15〜16年前建てたときに古い家の仏壇の裏にただ1点これが箱に入って残ってました。
仏壇の裏に?はい。
恐らくこれだけは名品なので大事にしていたのだろうと思いすぐに表装を直した
それはおいくらかかったんですか直すのは。
4万円で。
作者もわからなかったのでいちばん安くっていうことで。
しかしその後詳しく調べたところ江戸時代のすごい絵師の作と判明。
そこで改めてじっくり見てみると…
全体的に構図がいいのかなと。
構図がいい?絵のタッチも顔がすごいおっかない顔というか普通ならもっときれいにすると思うんですけどもこれがいいのかなと。
本人評価額は期待を込めて…
猫の手も借りたいこの時期に反対する妻を押し切って出場したのでどうか本物であってほしい。
果たして結果は?
ジャカジャン!
う〜ん残念!
残念ですけどもこれは熊代熊斐の作品ではありませんね。
熊代熊斐という人は南蘋派といわれる非常に写実的な流派を日本に広めたというのがいちばん功績なんです。
ですから写実的でないとダメなんです。
ところが上の鳥の羽なんかというのは本当はもっと一枚いちまい描かなくてはダメなんですけども背中に天使の羽みたいに見えますよね。
その下の鳥のほうもその羽が魚のうろこのように描かれてますよね。
それから印章ですね。
ちょっとにじんでるように見える印章というのはあんまりいいものというのは少ないです。
続いては晩酌が何よりの楽しみ…
お酒が大好きで…。
はい。
なんかでもすみませんイメージがね上品なお顔なさってるから…もっとお酒飲む人ってどうもどうも毎日飲んでるわよ!みたいな…。
どれくらい飲むんですか?毎日。
夫と900円の…900ミリの紙パック…。
はい買って。
を2人で仲よく分けて飲んでます。
ということはもうずっと何十年か飲みっぱなしってことですね要は。
うん?うん?うん?いやいや…ちゃんと成人してから飲んでますので。
そんなまだ何年か経ってないんですかね。
数年ですかね!
お宝は…
田辺三重松は道内画壇の指導的役割を果たした画家で大胆な構図と鮮やかな色彩で雄大な風景を好んで描いた。
この絵は三十数年前祖父が家を新築した際その記念に購入しずっと部屋に飾っていたもの。
今回出張鑑定が開催されることを知った母からぜひこれを出品してほしいと頼まれたのだがどう見てもたいしたものとは思えない
誰でも描けそう?なんか高校で習った油絵のタッチっていうのかな全体的に…。
全体的にぼんやりしてる!?
本人評価額はあてずっぽうで…
実を言うと母の評価額は30万円でもしもそれより上回ったらその差額をもらえることになっている。
果たして結果は?
どうぞ!ジャカジャン!!
これはすごい〜!
いくら?いくら?その差額は。
計算できなくなりました!これ支笏湖を描いた絵ですね。
実はそのぼやっとしたところがすごくいいんですよね。
山の茶褐色の色を中心に遠景の青いトーンですよねそれから湖の水色…おそらく現地を細かく見れば草があったりもっといろんな色がたぶんあるんですけれども全体を見た実感で描いてますので必要最小限の色彩のコントラストになってる。
それが非常に見ていて安心感のある絵になってるんですね。
北海道の自然空気感風そういったものを感じさせるようないい絵だと思いますね。
今見たらどうですか?素晴らしいですか!月曜休刊で毎日発行して地元の情報を提供して…皆さんに読んでいただいてる。
この「鑑定団」が紋別で開催されるというのは最大のビッグニュースでございまして…。
はいはいはいはい!
というわけで会場では記者の方が取材中
お宝は…
今年の2月に…。
インターネットオークション…。
実はこの真ん中の短冊に…
もしやと思った次第。
というのも以前町の歴史を取材したことがあり…
またそのころ紋別では沿岸捕鯨が盛んだったことを知っていたからであった。
そのため…
しかしインターネットオークションなので不安も相当あり…
これ印刷ですって言われたらちょっと…。
本人評価額はとりあえず本物と信じ…
もしこれが印刷あるいは偽物なら新聞社社長としての面目丸つぶれ。
みんなの笑い者になり恥ずかしくて明日から町を歩けないが…果たしてどうなるのか?
今年の2月インターネットオークションで27,000円で落札したもの。
もしこれが印刷あるいは偽物なら新聞社社長としての面目丸つぶれ。
恥ずかしくて明日から町を歩けないが…。
果たして結果は?
ジャカジャン!
よかった〜!
右の短冊が…。
志功がよく書いた詩ですけども…。
大自然に人間の通ったあとはすぐなくなってしまうと。
人間というのはいかにちっぽけなものかと。
それからいちばん左ですね…。
これも真実とか真理というのは非常に身近なところにあるんですよっていう禅語なんですけども。
この2枚は同じ時期におそらく書かれてますね。
真ん中…この詩は実は志功自作としてあります。
志功ならではのなまりで「オホーチク」ということになったんでしょうけども…鯨を獲る船というのが横たわっていてオホーツクの海を見て感動して詠った詩だというふうに思います。
両脇の書に比べて若干書体が違いますね。
これはおそらく筆の違いというのがあると思うんですけどもやはり志功の特徴というものをよく表してます。
特に「す」っていう字がありますね。
下にトゲのようなはねがあります。
これは非常に志功の特徴的な筆跡ですね。
本当におもしろいものだと思います。
新聞の扱いも結構大きくなるんじゃないですか。
明日楽しみにしてください。
翌日一面トップでこんなに大きく取り上げていただきました。
ありがとうございま〜す!続いては3児の母…
3児の母ということはお子さんは?大変じゃないですか今?
特に上の2人はやんちゃ盛りなので片ときも目が離せずいつもヘトヘト
心休まるときってあるんですか?やっぱりそういうときって?夜10時11時くらいから私の時間で。
そこでやっとちょっとホッと自分の時間に戻って?
お宝は…
主人が小さなとき5歳くらいのときにプレゼントでもらったものです。
しかし夫はとても臆病な子だったため…
見るやいなやすごいギャンギャン…。
というのもこのゴジラが鳴き声を発するからであった
(鳴き声)今なんか落としたわけじゃないですよね?
(鳴き声)
確かに小さい子供にとっては怖かったかもしれませんね。
更にボタンを押すと右手が飛び出す仕掛けになっており…
おおっ!結構飛ぶじゃないですか!勢いいいですね。
結構楽しいかもしれないこれ!
そこでもし高ければこの際売り払い家族で旅行がしたい
どこに行きましょうか?何の未練もないですかこれは?はいないです。
ないですね。
というわけで本人評価額は家族5人の旅費として…
夫はこの人形でまったく遊ばなかったので今でも新品同様。
豪華な旅行ができるといいのだが果たして結果は!?
ジャカジャン!
う〜ん残念!
これはですね1978年ポピーという会社がジャンボザウルスゴジラという名前で作ったものです。
当時の値段は3,800円です。
ポリエチレンで作られていて子供が遊んでいたらほとんどこの状態で残ってないくらい剥げやすいんです。
これは吠えてそしてロケットパンチが出るという完璧な状態ですね。
これで箱があってこの状態だったら10万まではいかないですけどねもう少し高いです。
ゴジラというのは海外でのコレクターっていうのがどんどん増えているんですよ。
だから値段はもう下がらないんですよ実は。
今1歳のお子さんが二十歳くらいまでそしたらおそらく10万以上にはなると思います。
最後は植木の剪定が趣味の…
カットするのが好きなもんですからよくカットをしながら木をいためつけておりました。
楽しいなこんななったわっていう感じでやっておりましたね。
なるほど。
お宝は…
マナブ間部は1924年熊本県に生まれ10歳のとき両親とともにブラジルに移住。
その後独学で絵を学びブラジルを代表する画家になった。
この絵は18年前東京の展覧会でひと目惚れし購入したものそのときの値段は…
鮮やかな色彩がとても気に入っているが抽象画なので何が描かれているのかはまったくわからない
いろんな見方があるっていうやつなんですかね。
本人評価額は買ったときの2倍…
間部画伯の評価は死後も高まる一方なのでこれでもかなり控えめのつもり。
果たして結果は!?
どうぞジャカジャン!はい!
ダウンするも大健闘!
ブラジルのピカソって呼ばれてるんですね。
この作品は「MABE96」と書いてあります。
1996年ですね。
亡くなる前年の作品なんですけれどもよくこういう抽象画って何が描いてあるかわからないとかどう見ていいかわからないっていう話が多いんですけれども観る人によっていろいろな見方をしていいんですね。
純粋に色を楽しんでもいいと思いますね。
本当にいい抽象画っていうのはそういう広がりを持たせる内容がありますので間部さんの作品はそれだけの強さを感じさせるものがあります。
すばらしい作品です大事にお持ちください。
おおっすごい!
出張鑑定IN紋別はこれにて無事閉幕
早速ご自宅にお伺いするとお仕事の真っ最中でした。
次なる依頼人はエステティシャンの…
やっぱり女性ですから…。
そして20年ほど前資格を取得。
現在は自宅の一角にスペースを造りこうして施術を行っているそうです
シミとかくすみとか1枚ずつ剥がれていきますので。
体が動くかぎり…。
たまたま主人が土地を持ってましてそれが欲しいということで自宅のほういらっしゃいましてで交換することになりました。
聞けばそのお宝は…
そのときの値段は…
それよりも高価なものだと思いました。
夫の義幸さんは大の骨董好きだったため快く了承。
以来そのお宝をとても大事にしいつの日かこの番組に出てみたいとおっしゃっていたのですが残念ながら3年前がんのため他界されたそうです
亡くなりましてから時間が経ちましてやっと落ち着いてきましたので主人の望みを叶えるために応募させていただきました。
鑑定よろしくお願いいたします。
スタジオで拝見しましょう
依頼人の登場です。
埼玉県からお越しのお願いしますどうぞ。
どうぞこちらに。
大きいですね!ご自宅で今もやられてるんですね?はいそうです。
あらお肌きれいですね!ありがとうございます。
しっとりした手。
いえいえとんでもございません。
おにぎりと一緒でどんどん年齢いったほうが気持いいってなりますよ。
そうでしょうか?ありがとうございます。
ねぇ手隠してますね今。
さぁそれでは拝見しましょう。
うわぁ今日はきれいね。
これは菊池契月の屏風でございます。
もともと主人の出身が長野の中野市というところなんですけれども菊池契月さんもそちらの出身の方で…。
同じ出身。
ふだんはこれどうされてるんですか?結構大きいもんですけども。
これは長野のお蔵の中に…。
ちゃんと。
はい。
じゃあ改めてみてあぁやっぱりいいなあと思いますかこれ?そうですねやっぱりやさしいお色使いですよね。
とってもきれいなお顔もしてますし癒やされるっていう感じかしら。
どうですか?きれいですね。
この女性が実際にいたらいいですね。
高かったらどうしますか?そうですね家のリフォームをしたり…。
あのエステの一角を?はいはいはい。
高かったら僕パターンのやつですね。
明治から昭和にかけてありとあらゆる画風に挑戦。
日本画の可能性を追求し続けた画家である
生家は代々庄屋を務め町内有数の素封家であった。
幼い頃から絵が好きで小学校でも図画の成績は群を抜いていた。
そこで13歳のとき隣町の南画家児玉果亭に入門。
やがて果亭から契月の号をもらうと画家になりたいとの思いがつのるばかり。
しかし父に猛反対されたため1896年妹の結婚式のどさくさにまぎれ…
翌年円山四条派の菊池芳文に入門。
すると瞬く間に頭角を現しわずか1年で展覧会に出品。
その後も次々と受賞を重ねた。
この頃の作は歴史故事などに材をとったものが多く例えばこの寂光院では平家物語の最後大原御幸の場面を描いている。
これは第8回新古美術品展で2等賞銀牌を受賞したが師の芳文は契月の将来に期待するがゆえに慢心しないよう…
あえていさめた。
1906年その芳文の願いで一人娘のアキと結婚。
養子に入り菊池家の後継者となった。
しかしこの頃から契月は四条派の描法に疑問を抱くようになり画風がめまぐるしく変化。
試行錯誤を繰り返す。
後年回顧展を行った際契月はこの頃の作を1点も出品しなかった。
このことからして当時いかにもがき苦しんでいたかがうかがえよう
しかし1922年京都市から派遣され欧州を視察。
ルネサンスのフレスコ画を目にすると古典の奥深さと偉大さに感銘を受けかねての迷いがふっ切れた。
以来新たな日本画の創造を目指し堰を切ったようにさまざまな意欲作を発表。
契月のよさはなんといっても流麗な線描にあるといえよう。
しかしやわらかく迷いのないこの線は単なる輪郭線ではなく対象の奥行きや質感空気感をも感じさせる。
それは平面的な絵画にとって空間表現はどうあるべきかと長い間自問自答を繰り返しようやく生み出されたものであった。
それゆえ歴史上の人物も今を生きる女も等しく存在感にあふれ観る者をひきつけてやまないのである。
晩年は京都市の名誉市民となり平等院鳳凰堂壁画模写の指導にあたったが1955年脳塞栓により他界
改めて依頼品を見てみよう。
菊池契月の屏風である。
中国の宮廷に仕える女性たちが華麗に舞う姿が描かれており抑えた色彩と簡潔な筆致にもかかわらずえもいわれぬ気品が漂っているが…
ご本人の評価額おいくらくらいにしましょう?父が購入した値段で300万。
300万ってことないんじゃないですか?いや〜わからないので。
わからないので…。
はいわかりませんので。
じゃあ300万円でまいりましょう。
オープンザプライス!おぉ1000万!!うわぁ1000万出た!すげえ。
たいへんすばらしい作品だと思います。
前漢の時代に成帝という帝がいたんですね。
その成帝に非常に寵愛された女性なんですけども帝のもとを離れていくわけです。
新しく帝はこの趙飛燕趙合徳という姉妹を寵愛するという。
ですからこの左側の班は非常に悲しい。
悲哀を表す表情をこうしてるんですけどもいちばんの見どころはやっぱりこのまつげですね。
まつげだけでこれほどの悲しさっていうのを表現しているっていうのは非常にすばらしい。
落款を見ると契月の「契」の字。
その「大」の字の横棒が非常に短い。
この時代は大正の前期。
これよりも少し前の時代になるともっと背景を描いています。
非常に写実的に描かれていて西洋の影響でそういうふうに描かれているんですけどもこの時代になってくるとシンプルになってきます。
ですからより一層伝統的な日本画に戻っていくというそういう時期の作品だと思いますね。
個人の方が持たれるよりもやはり美術館とか…。
そうですねこれだけ大きいと…。
そういったところにふさわしい作品だと思いますので。
いかがですかこの結果は?えぇ驚きました。
すてきなエステまたリフォームして続けていってください。
どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
「鑑定団」また来週です。
さようなら。
2014/12/14(日) 12:54〜14:00
テレビ大阪1
開運!なんでも鑑定団[再][字]
12世紀、ペルシアで盛んに作られた玉虫色に輝く焼物、ラスター彩。17世紀に途絶えたその技法を日本で蘇らせた陶芸家、加藤卓男の傑作とは?
詳細情報
番組内容
<光を受けると玉虫色に輝く焼物>
2001年、新世紀に生きている記念として買ったもの。当時、郵便局長だった依頼人はちょうどその年還暦を迎えたこともありミレニアムがとても特別なものに思えた。そこで自分へのご褒美の意味を込めて以前から好きだった陶芸家の作品を3点購入した。しかし、もう年なのでそろそろ3人の息子たちに譲ろうと思っている。そこでちゃんとした価値を知っておきたい。
出演者
【司会】石坂浩二、今田耕司
【進行アシスタント】吉田真由子
【ゲスト】仁科克基
【出張リポーター】松尾伴内
【ナレーター】銀河万丈、冨永みーな
【鑑定士軍団】
中島誠之助(古美術鑑定家)
北原照久(「ブリキのおもちゃ博物館」館長)
安河内眞美(「ギャラリーやすこうち」店主)
阿藤芳樹(「阿藤ギャラリー」代表取締役)
永井龍之介(「永井画廊」代表取締役)
田中大(「思文閣」代表取締役)
渡邊章一郎(「渡邊木版美術画舗」代表取締役)
ホームページ
http://www.tv-tokyo.co.jp/kantei/
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
バラエティ – その他
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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