アビスパ福岡 本気の大補強 北斗復帰オファー 胸に「キャナル」!?
「全身」契約で本気補強! J2アビスパ福岡が商業施設「キャナルシティ博多」などを運営する地場デベロッパーの福岡地所(福岡市)とユニホームの胸スポンサー契約を結んだことが25日、分かった。期間は3年で金額は明らかにされていない。背中、袖、パンツもスポンサーと契約交渉中で、5シーズンぶりに全てそろえて開幕を迎えられそうだ。心強い支援を得たクラブは補強を本格化。元福岡で、来季J2に降格する大宮のDF中村北斗(29)に獲得オファーを出した。
他クラブで経験を積んだ「北斗」が、7季ぶりにアビスパに戻ってくる可能性が出てきた。福岡地所との契約額は明らかにされていないが、関係者によると近年になかった大型契約という。その資金も活用して獲得を目指すのが中村北斗だ。
中村は長崎県出身で国見高では1学年後輩の城後らとともに活躍。2004年に福岡でプロのキャリアをスタートし、09年に移籍したFC東京と福岡の両チームでJ1昇格、降格を経験した。昨年は出場試合ゼロに終わったが、大宮に移籍した今季は20試合に出場するなど復活を遂げた。
縦への突破に優れ、守備能力も高いサイドバック、3バックではサイドハーフもこなせる中村はアビスパの補強ポイントにピタリと当てはまる。今季の両サイドはFW城後が緊急で務めるなど固定できなかっただけに、左右どちらもこなせる中村への期待は大きい。
クラブは実力はもちろん、経験や性格も含めJ1昇格に絶対に必要な戦力と判断。大宮はJ2に降格することもあり、愛着のあるユニホームを着る可能性は十分だ。若手の有望株だった中村も来季で30歳。リーダーとして古巣に帰ってくるプランが進行している。
=2014/12/26付 西日本スポーツ=