20世紀初頭イギリスの貴族クローリー家が住む館ダウントン・アビー
(ケマル)僕を受け入れてくれ。
オスマン帝国外交官とのスキャンダル。
メアリーに不穏な噂が立ち始めます
(コーラ・クローリー)どういうわけかロンドンで「あなたは純潔ではない」と噂されてるの。
(メアリー・クローリー)何ですって!?
(オブライエン)本当はあなたでしょ?
(トーマス)黙っててくれ。
ただでさえピンチなんだ。
ある日ベイツに盗みを見られたトーマスは彼を陥れようとします
(カーソン)旦那様が嗅ぎタバコ入れをなくされたようだ。
(アンナ)すぐ捜して下さい。
この話を聞いて犯人が隠すかもしれません。
ちょっと用事が…。
片づけを見てくる。
ベイツの危機を救ったのはメイドのアンナでした
(ベイツ)悪い子だな。
ママが言ってたわ。
「目には目を」よ。
アンナはついにベイツに思いを告白します
愛してるのあなたのことを。
つきあえないんだ。
ベイツはその思いを受け止める事ができませんでした。
マシューへの思いが強くなっていくメアリー。
そんな中…
あんな老いぼれぐらい簡単に落とせるわ。
勝負する気?
(イーディス・クローリー)いいわよ。
妹イーディスへのライバル心からメアリーは再びマシューとすれ違ってしまいます
(テーマ音楽)
(候補者)去年の6月エミリー・デイビソンが王室の馬に身を投げて命を落とした。
1914年の夏女性の希望は打ち砕かれるのだろうか?そうはさせない!この歴史的な補欠選挙は男女平等の長い道のりへの第一歩となるはずだ!
(女1)女に権利をくれるってんなら女にしゃべらせな!
(男1)ついでだ。
犬も壇上に上げて吠えさせろ!この国の…女性たちは…現体制の中で虐げられている。
(ブランソン)ご無事ですか?
(シビル・クローリー)ワクワクするわ。
(候補者)今度こそ女性の権利を声高に主張するのです!女性に参政権を!
(イザベル)シビルさんもうお屋敷に戻る時ですわ。
まだです。
いけません!心意気は大したものです。
でも引き際もわきまえないと。
あなたも彼に賛成?もちろんです。
でもいいですか。
あなたに何かあればブランソンがクビになります。
(ブランソン)安全第一です。
慈悲深き行為か?私はそうは思わない!車はすぐそこに。
女性も投票権を持つべきよ。
なぜ首相は無駄な抵抗をするの?避けられない変化を認めないのが政治家です。
(シビル)政治家になればいいのに。
すてきな野心だわ。
夢とも言えます。
実現したら女性に投票権を与え母国を解放するだけじゃなく貴族と貧民の間にある溝を埋め…。
続けて。
すみません。
旦那様を悪くは言えません。
なぜ?お父様も貴族よ。
確かに支配階級の代表ですが…いい方ですしよくしてもらってます。
政治家みたいな口ぶりね。
ウフ。
(シビル)ひどい格好。
裏口につけてくれる?お父様に見られたくないの。
(車の走る音)・
(パットモア)何度言えば分かるのよ。
まったく!
(ノック)・
(パットモア)役立たずなんだからもう!
(ヒューズ)パットモアさんがデイジーにひどく当たり散らしてるわ。
(カーソン)恐怖の裏返しなのだ。
診断は出たの?クラークソン先生は白内障だと言ってる。
治療法はあるの?あるにはある。
だが確実ではない。
だから失敗して今の視力を失うのを恐れている。
責められないわね。
でもこのままにはできない。
ああ。
あらまあ。
悪い知らせなの?邪魔しちゃったかしら。
いやかまわないさ。
・
(パットモア)早くやらないとタダじゃおかないよ!
(シビル)アッ。
(ウィリアム)失礼…しました。
アンナに私が部屋へ戻ったと伝えてくれる?分かりました。
(ドアを開ける音)おっと。
この大バカ野郎!ごめん。
覚えてろよどうしてくれるんだ?よすんだ。
アンナシビル様がリポンから戻られた。
分かった。
(オブライエン)政治演説なんて聞くだけ無駄だわ。
まったくだ。
女性の権利は無視していいのか?それが何か?人の所有権は無視してるんだろ?誰かが聞いたらどう思うかな?話す気ですか?ベイツさん。
(ノック)
(ドアを開ける音)カーソンさんどうかしたの?どういうことだ?支度の鐘を鳴らし忘れてる。
もう一品目のスフレを作ってるわよ。
おお私としたことが。
(ロバート・クローリー)カーソンらしくないな。
直接食堂へ行くよ。
アンナたちにそう伝えます。
補欠選挙はどうなってる?クローリー夫人がリポンで開かれた自由党大会へ行ったらしい。
活気があったと聞いています。
保守党の候補が返り咲いたら町は大騒ぎになるだろうな。
ブランソンは自由党も苦戦してると言ってました。
彼らが帰るときも大荒れだったとか。
やっぱり行っていたのか。
許可は取ったんだろうな。
誰と行った?その…。
そこまでは聞いていません。
「彼ら」と言っただろ?ご容赦を。
誰と行ったのだ?シビル様です。
なんだと!?なぜだ?既にご存じだと思っておりました。
いいや。
何も聞いておらん。
自由党候補の演説を聞いたそうだな。
(シビル)他の演説も聞いたわ。
彼が最後だったの。
どうだった?よかったわ。
だが騒ぎがあった。
だってそういうものでしょ。
そうだ。
だから驚いている。
なぜ私に断りもせず勝手に行ったのだ!ブランソンにそそのかされたのだな。
いいえ。
面白半分でアイルランドの過激派を雇ってしまったが後悔しているよ。
(コーラ)私がブランソンに頼んだの。
今何と言った!?シビルがリポンへ行くから万一の時にブランソンがついていた方が安全だと思ったの。
投票の勧誘をしたいの。
選挙はもうすぐだから。
(バイオレット)勧誘?安全です。
団体で戸別訪問しますの。
そんなこと分かってるわよ。
私はシビルにも…。
何?あなたも勧誘するの?男でも勧誘すれば?シビルにも意見を持つ権利がありますわ。
まさか!結婚するまでないわ。
そして結婚したら夫の意見に従うのよ。
冗談でしょう。
やっぱりこうなった。
反対されるから黙っていたということか?
(トーマス)シビル様が折檻されそうな気配だぞ。
急げ。
これ以上失敗したくない。
ソースは?オランデーズソースだ。
(デイジー)すぐ取ってきます。
取ってきてくれるのか?あなたのためなら。
社交界デビューはしないの?もちろんします。
どうして?
(バイオレット)私だったら暴動で逮捕された翌月に両陛下に顔向けなどできないわ。
今は事情が違うのかしら。
逮捕されてませんし暴動も起きてません。
(イーディス)でも次は分からないわ。
もう二度と行かせん。
(ため息)シビル様みんなの前でしぼられたそうよ。
むっつりしてたって。
私がうっかりしたせいだ。
(ブランソン)気にするな。
叱るより褒めるべきだと思うけどな。
バイオレット様がお帰りだ。
車を回そう。
ご満足ですか?バカみたい。
ビクついてるんだ。
ワイン泥棒をバラされると思ってる。
なら盗むべきじゃなかったのよ。
ああ。
だが私のせいでクビにはしたくない。
トーマスでも?あなたを追い出そうとしたのよ。
それでもだ。
ああ奥様。
よろしいでしょうか。
何かしら?友人から手紙が来ました。
フリントシャー侯爵の従者を務めている者からです。
大変でしょうね。
侯爵は外務省で大臣をしております。
奥様のスーザンは旦那様のいとこよ。
ええそうでした。
侯爵はオスマン帝国の大使とおつきあいがあります。
そしてその大使がメアリー様と亡くなったパムーク氏に関するふらちな噂を耳にしたと言っておられるそうです。
手紙を見せてくれる?私から否定しておきますか?いいえ。
ありがとう。
噂って否定すると逆に広まってしまうことがあるものでしょ。
旦那様にお伝えしようとしましたが。
えっ!?残念ながらその機会に恵まれず。
いいのよ。
この件は私に任せて。
(オブライエン)参ってる?使用人を追い出したければ盗みの容疑をかけるのが一番よ。
それで失敗したのを忘れたのか?前はこっちででっちあげた。
今度は本当に盗まれた物で疑いをかければいいの。
盗まれた物があるのか?あなたが盗んだ物があるでしょ。
ワインのことか?そうワインよ。
だがそれで参ってる。
ベイツに見られバラすと脅されたんだ。
でもバラせない。
こっちが先手を打てばね。
彼が貯蔵庫の鍵を手にしたのを見たのか?いえ。
ただ彼がここにいるとき鍵が揺れてるのを見ました。
ワインがなくなっているのに気付かれたことは?謝るよ。
ディナーの席でどなったりして悪かった。
私をふしだらな女学生扱いしたいのなら使用人の前じゃなくここでやって。
本当にすまない。
あなたのお母様は大喜びだったわ。
フン。
シビルの手綱を締めなきゃならん。
ロバート…いいこと?シビルは問題じゃない。
ロンドンではメアリーの方に力を入れなきゃ。
だがシビルの社交界デビューだ。
メアリーばかりひいきは出来ない。
もちろんだけど今はメアリーを結婚させるのが先よ。
潮時だわ。
イーディスのことを忘れてるぞ。
あの子には老後の面倒を見てもらおうかしら。
暗い見通しだな。
お母様一体何の用なの?お客様がおいでよ。
ストラランさんうれしいですわ。
塩入りのプディングのせいでもうお越しにならないかと。
アハハッ。
とんでもない。
アハハッ。
留守にしてたんだ。
オーストリアとドイツに行ってらしたの。
すてきですわ。
だが情勢がいささか。
新しい車を見せてくださるそうよ。
まあ。
運転目当てだからとにかく行き先を考えるのに一苦労している。
どんな車ですの?ロールス・ロイスだ。
私とドライブしてくれないかな?すてきですわ。
でも今日は無理です。
馬に鞍を付けたところですの。
午後からにしたらどう?もう手配済みなの。
とにかく感謝します。
またお誘いください。
あのう私では駄目ですか?いいとも。
大歓迎だよ。
何の容疑ですか?いや。
そんな大げさなものではない。
だが君がだな貯蔵庫の鍵に触れていたという話を聞き早合点する前に君からその理由を聞きたいと思ってるのだ。
ワインの件ですね。
なぜ知っているのだ?よかろう。
では今は聞くまい。
(ストララン)皇帝は気まぐれな方で軍人にもなれば愛を詠む詩人にもなる。
「帝国を欲する詩人」ですわね。
そりゃ傑作だ。
「帝国を欲する詩人」とは。
亡き妻が言ってたよ。
何とおっしゃってたんですか?いいんだ。
聞かせてください。
本当に?聞きたい?こう言ってた。
「ヴィルヘルム皇帝は戦争とは無関係に軍服と勲章を愛していた」。
アハハッ。
ウフフッ。
どんな方でした?妻か?面白い女だ。
誰が何と言おうとね。
(車の走る音)
(馬の歩く音)リンチはどこにいるの?見ていませんが。
馬がケガしたの。
僕が見ましょう。
馬に詳しいの?父の農場で世話をしてました。
世界一の仕事です。
じゃなぜ辞めたの?母が僕に期待してたからです。
第二下僕なのに?僕にはいい仕事です。
そうよね。
ごめんなさい。
母は僕に第一下僕になってほしいと。
あわよくば執事に…。
カーソンも油断できないわね。
やっぱり諦めます。
ウフフッ。
ベイツさんが時々ワインを持ってるのを見ました。
お手伝いしてるのかと。
従者にワイン運びはさせん。
そう言われるのなら違ったのでしょう。
ではベイツさんがワインを盗んだ。
どういう訳でだ?飲むためか?靴を磨くとでも?どうもトーマス。
デイジー付け加えたいことがあるそうだな。
あの…。
お前が面倒に巻き込まれることはない。
見たと言っただろ?貯蔵庫から出てくるのを見たかも。
かも?はっきりと言いたまえ。
この子には少し酷ですわ。
萎縮してます。
すまなかった。
ありがとう。
下がってくれ。
(鳥のさえずり)ありがとうオブライエン。
使用人たちの様子は?みんな元気ですわ。
カーソンさんがやつれていますが。
あら何があったの?聞いてしまったのです。
彼が敬意を抱いてる人のよからぬ話を。
誰のことか話してた?その噂の当人は?それはご容赦ください。
知ってるなら言ってよ。
知っています。
ベイツさんです。
まあベイツが!?何をしたの?カーソンさんにお聞きください。
私からは言えません。
(ため息)お父様。
あのう金曜に車でリポンへ行ってもいいでしょ?いやいかん。
あんなことのあとだからな。
お願い。
慈善活動の集会があるの。
少年院関係よ。
もう休めないわ。
メアリーかイーディスと一緒ならいい。
集会はかなり退屈だしお姉様たちが退屈したら手に負えないわ。
なぜお前はそう日陰の方へ行きたがるんだ?助けを必要とする人がいるからよ。
ひなたにいる人におせっかいは焼かないわ。
まあ正論だな。
ひなたと言えば社交界は楽しみか?ええとっても。
こんにちは。
なぜここに?
(マシュー)お父様を捜してます。
庭だと聞きましてね。
書斎にいますわ。
アッ。
何のご用?農場の調査依頼を受けたので。
そう。
ハァ…。
それで…何かありました?ああシビルがちょっと。
政治に目覚めてお父様が激怒してますわ。
情熱はすごいと思います。
ええ。
私は議論好きなの。
お父様とは違う。
本当に議論が好きなら…。
何です?もっと2人で会いましょ。
フッ。
じゃあ行ってもいいのね?
(犬の鳴き声)遅くなるのか?夕食後になる。
ではブランソンも腹が減るだろう。
サンドイッチを持たせろ。
(コーラ)その手紙は?
(バイオレット)スーザン・フリントシャーからよ。
(コーラ)内容は?心して読むことね。
一枚目じゃないわ。
めいっ子は長ったらしい前置きを書くの。
ここからよ。
読んで。
「残念ですが主人がお孫さんのメアリーに関するふらちな噂を耳にしました」。
残念!?大喜びよ。
では聞かせてちょうだい。
慎重に考えて答えるのよ。
これは本当のことなの?そう。
デマではないのね。
どこまで本当?そんな!運び方は違います。
それが不思議だったの。
だってメアリーの部屋からかなり距離があるものね。
男部屋までは。
1人では運べなかった。
それじゃどうやったの?私が一緒に遺体を運んだんです。
そう。
いつも思ってた。
我が家は崩壊寸前じゃないかってね。
でも崩壊してたとは思っていなかったわ。
ロバートは知ってるの?いいえ。
知ることはないでしょう。
アァ。
もちろんこれは間違ったことでした。
でもどうしようもなかった…。
やめて!聞きたくないわ。
正当化しようとなんかしないで!おつらい気持ちは分かります。
私もつらい思いをしました。
でもたとえあなたが何と言おうと私はメアリーを見捨てません。
失礼します。
ここだと思ったわ。
当たったな。
動揺してるのね。
ああそうだ。
2年も働いているのにカーソンさんが私への中傷を信じるとはね。
いいえ。
信じられないんだと思うわ。
だから旦那様に話してない。
「トーマスが犯人だ」って言えば?駄目だ。
言いがかりをつけてると思われる。
泣き寝入りは駄目よ。
だってあなたはやってない。
私が本当のことを話すわ。
君が?誰も耳を貸さないさ。
(グエン)すみません。
遅くなりました。
気にしないで。
元気?何とか。
終わりじゃないわ。
諦めないで。
もう一息よ。
(グエン)失礼を承知で言います。
無理なんです。
お嬢様は全てが手の届く所にあり望めば手に入る立場にあります。
でも私たちは違う。
夢がかなうものだとは思ってないんです。
だって…ほとんどかなわないからです。
だから力を合わせなきゃ。
もう私の夢でもあるの。
絶対かなえるわ。
なぜクビにしない?目撃者まで用意したのに。
目撃者?推理小説じゃあるまいし。
仕返しと取られるからベイツも俺が犯人だとは言えない。
これで私がクビになったらあんたのせいだからね。
古いパンをもらえない?それと塩も一緒に。
なぜ?お嬢様の馬に湿布をするんだ。
よく眠れるようにね。
お人よしね。
リンチさんは何て?気にしないさ。
僕を買ってるんだ。
辞めて厩務員になれってさ。
そうしたら?母がこの職に就いたとき喜んでね。
僕を誇りに思ってるんだ。
会いたい?心を許せる人なんて私にはいなかったわ。
心を許し合ってる。
ウソなんてない家族さ。
ありがとう十分だ。
(イザベル)会えてよかった。
患者の件であなたのご意見を聞きたいんです。
(コーラ)どうぞ。
下僕のウィリアムのお母様を治療中ですの。
どうされたんですか?心臓病だと思います。
息子には話すなと言い張ってます。
そんなことって。
今は自宅に戻ってます。
本来なら息子さんは会いに行くべきかと。
それはかまいませんか?もちろんですわ。
では患者の意思を尊重するか意思に背くかが問題です。
背けません。
尊重すべきですわ。
私もそう思っております。
私が伝えます。
いいえ。
いけないわ。
患者の権利を侵すことになるの。
それが何だっていうの?
(車の走る音)
(ブランソン)ここからどこへ?
(シビル)何言ってるの?着いたわ。
この建物で集会を?いいえ。
補欠選挙の開票結果を見に来たの。
待ってください。
てっきり…。
人生で最初の選挙結果よ。
見逃すとでも思った?旦那様が心配を。
勝手にさせれば。
車をとめてきます。
そこにいてください。
いいブランソン。
命令するのは私よ!
(クラクション)
(車の走る音)そうよ。
だから言ったのだ。
ストララン様です。
あらまあ。
ご心配なく。
不意打ちですから。
ディナーをやりくりすることになるかと思いましたよ。
アハハッ。
突然すみませんでした。
ちょうどお宅の前を通りかかったのでいい機会だと思ったのです。
ヨークで行われるコンサートの券があります。
次の金曜日です。
すてきですわ。
でも私は…。
いえ実はイーディス嬢をお誘いしようと思ってました。
是非行きたいです。
プログラムは聞かなくてもいいのか。
(ストララン)おなじみのベッリーニやプッチーニロッシーニです。
私も複雑なのは性に合わないので。
私も好きですわ。
よかった!では6時ごろお迎えに伺います。
その後ジャーバス夫人と食事をするのですがいいですか?もちろんです。
では帰ります。
お邪魔いたしました。
老後は看護師を雇うか。
ハァ…。
(パットモア)一から作り直したくなかったらしっかり持ったままでいなさい。
アァ。
このビスケットは?妖精さんにあげるの。
ええ。
もちろん上へ運ぶわよ。
どうしたっていうの?いつもぼやっとしてるけど今夜は眠れる森の美女みたいよ。
考え事を。
まあこりゃ大雨が降るね。
落ち込んでたんです。
また始まったのかい?
(州長官)保守統一党から立候補したジョセフ・ジェラルド・アンスティー氏が獲得した票数は…6,363票です。
(女性1)保守党万歳!保守党万歳!
(州長官)社会党のマーティン・ジェームズ・ディロン氏が獲得した票は…。
早く帰りましょう。
冗談でしょ?この瞬間のために来たのよ。
(州長官)自由党のトレバー・アンドリュー・モーガン氏。
集まってるのはけんか目当ての連中です。
・
(州長官)5,894票。
投票結果の末ここに当選者は…。
(車の走る音)
(悪党1)よし!やっちまおうぜ。
保守党びいきのやつらめ目に物見せてくれるぜ!
(州長官)当選者にはリポン選挙区から選出された下院議員として立派な責務を…。
シビル!ここで何してるんです!見逃せないわ。
それどころじゃない!
(ブランソン)まずい状況ですよ。
おい。
待て。
味方だ。
面倒を起こすな。
信じてくれ!
(悪党2)えい!文句あんのか?このキザ野郎。
目障りだぞ。
そうかい?えい!うわっ!
(シビル)アーッ!
(ブランソン)大変だ。
ああどうしよう?こっちだ。
コートをどうぞ。
なぜコートがいるの?一緒に来てください。
シビル様がクローリー様の家に。
何があったの?開票会場へ行きケガをされました。
ハァ…早く連れてって。
なんてこと。
ああシビル。
とりあえずここに運ばせたんです。
正解よ。
お母様が見たら気絶してたわ。
お父様が見たら…。
(イザベル)しみますわよ。
血は止まったわ。
これを予測してたの?まさか!じゃなぜあそこに?残業してた。
選挙の日だって事を忘れてたんだ。
助けてくれてありがとう。
ブランソンの首を絞めてやるわ。
(マシュー)ブランソンのバカが。
これでクビになるぞ。
いいえ。
彼には「委員会の集まりに行く」と言ったの。
開票会場だと知って彼は帰ろうとしたわ。
彼を守るのよ。
さもないとお父様に殺される。
もう帰れそうですか?そう思うわ。
付き添って。
アァ…。
これを。
コートで血を隠すの。
ごまかせるわ。
寄りかかって。
ウン。
本当に助かりました。
ところでウィリアムのお母様は?思わしくないわ。
次に発作を起こしたら助からないでしょうね。
彼にその話は?していません。
説得してみましたが無駄でした。
息子の邪魔をしたくないと。
まるで閣僚の母親みたいですわ。
自慢の息子なんです。
子供なら誰しも親に誇りに思ってもらいたいですわ。
(鍵を閉める音)ウン。
悩み事を打ち明けてくれない?ベイツさんが疑われていること?そのことじゃない。
それは解明してみせる。
それなら早く解明して。
こういう重い空気は大嫌いなの。
嫌な雰囲気が仕事場に漂っているわ。
心ない噂はすぐにでも消さなくちゃ。
愛する人が汚名を着せられているのだ。
何ともつらいことだよ。
だが力にもなれん。
まあベイツさんを尊敬はしてますけど愛してると言えるかしら。
ベイツさんの話ではない。
(ノック)ちょっとよろしいでしょうか。
カーソンさんの邪魔をしては駄目じゃない。
でも話を聞いてほしいんです。
私はウソをつきました。
なぜウソをついた?友達に頼まれてウソをついたんです。
でも間違ったことだと分かりました。
軽傷ですよね?ええそう思うわ。
よかった。
覚悟しておいて。
お父様が癇癪を起こすわ。
連れ帰るべきでした。
僕は社会主義者だけど変人じゃない。
お父様にはどちらも同じよ。
様子を教えてください。
彼女の…。
いいわ。
(扉を閉める音)何たる事だ。
なぜ私の言いつけに従わない!ロバートねえ…。
世の中を知り尽くしてるから私の言いつけは無視するというのか!言いつけに背いて悪かったわ。
でも政治に興味があるの。
意見を持ってるわ!ブランソンのせいだ。
それはおかしいわ。
こんなことは起こらなかった。
あいつが来るまではな。
屋敷を焼かれなかっただけありがたいと思うね。
ブランソンも私にだまされた被害者なの。
今すぐクビにする。
クビにしたらお父様とは二度と口をきかないわ。
ブランソンのせいじゃないわ本当なの。
私のせいよ。
もちろんお前が悪い!続きは明日にして。
シビルを休ませた方がいいわ。
明日ブランソンがいなかったら私は家出するわ。
オホホッ。
どこへ行くんだ?分からないけど出て行くわ。
後悔するわよ。
そのとおりだろう。
後悔はしたくない。
アァシビルさんは?心配要りません。
君はまさに白馬の騎士だな。
居合わせて…よかったです。
ああブランソンだけだったらと思うとぞっとするよ。
あいつの愛読書はマルクスにラスキンジョン・スチュアート・ミルだからな。
お父様の推薦書は聖書と手紙だものね。
食堂にサンドイッチをご用意しておきました。
ありがとうヒューズさん。
おなかがおすきでしょ?何だか悪いですね。
私は上へ行って妻の機嫌を取るとしよう。
まだ言い張るかね?見たとは言ってません。
ベイツさんが1人でここにいて鍵が揺れているのを見たと言っただろ?そんな気がして。
見間違いかも。
オブライエンさん。
ベイツさんがワインを持っていたというのも見間違いなのかね?何て人なの。
アンナ。
立会人は発言を控えてちょうだい。
確かにこの目で見ました。
ベイツさん反論はあるかね?事実無根です。
酒を断ってますから。
ダウントンに来てから私が一滴でも飲むのを見ましたか?ではオブライエンさんは勘違いをしたのだ。
陥れようとしたのよ。
デイジー。
君の証言は間違いないのだな?はいカーソンさん。
だがひとつ聞きたい。
ベイツさん。
なぜワインの紛失を知っていた?それはお答えできません。
シビルが無事だったことに。
いいですわ。
今グラスを。
いいさ。
さあ。
あなたは堅苦しいことには無頓着ですの?君は?気にしない方よ。
政治に興味は?あるわ。
でもどの政党も過半数を割ってる議会よ。
補欠選挙じゃ変わらないわ。
(ドアを閉める音)もう少しだけお時間をいただけますか?私は外しましょうか?いいえ。
ここにいてください。
君もだ。
アンナ。
トーマスの…主張にあなたが取り合わなかったのはそれがウソだと…そう思ったからですね。
そのとおりだ。
確かに彼らの話はウソです。
ですが本腰を入れて調べていたら結果は違っていたでしょう。
彼らは私を酒浸りの泥棒にしようとした。
誰も信じなかったわ。
何も知らないからだ。
以前の私は酒に溺れ…窃盗罪で投獄されたことも。
ハァ。
私はあなたたちの好意に値しない。
名誉と高潔を重んじる…ふりをしていました。
でも本当の私は恥ずべき人間です。
それには何か訳があるんでしょ?だとしてもこれで十分でしょう。
私は…辞職いたします。
辞めたいのかね?ベイツさん。
いいえ。
でもしかたありません。
この件は私があずかっても?かまいません。
では旦那様と話し合いよく考えてから結論を出すとしよう。
それまでは従者の務めを果たしてくれ。
シビルのこと感謝するわ。
勇敢な方ね。
男を殴り倒したとか。
それが務めです。
お務めが全て?場合による。
私と笑って戯れるのもお務めだから?相手の期待に添えるように合わせているだけなの?からかわないでくれ。
そうじゃないと分かってるだろ?シビルを傷つけないでちょうだいね。
あなたに夢中よ。
そうなっても君のせいじゃない。
何のこと?君ははぐらかしてばかりだな。
あなたも自信を持てば?覚えているかい?初めてここに来たとき君が僕を何に例えたか?僕ははっきり覚えている。
今言われたかのように。
マシューいつも言ってるでしょ。
私が言ったことなど忘れてちょうだい。
ベイツさん。
アンナ。
本当に辞めるの?旦那様も泥棒はごめんだろう。
君にふさわしい男を見つけるんだ。
無理よ。
あなたしかいない。
(物音)マシューは帰った?ええ。
まさに救世主だったわね。
きちんと彼にお礼をした?サンドイッチを用意させたわ。
そういうことじゃなくて。
彼に求婚されたわ。
サンドイッチに何を入れたのかしら?本当よ。
求婚されたの。
すごいじゃない。
もうお返事したの?考えておくと言ったわ。
そう。
1年前と比べればかなりの前進ね。
彼と結婚したい?結婚してほしいんでしょ?私たちは関係ない。
少なくとも気にしなくていいわ。
彼を愛してるの?ええ。
多分愛してるわ。
愛してると気付くのが遅すぎたと思うぐらい。
まあメアリー。
ごまかさずに言うわ。
これこそみんなが望んでたことよ。
あのことを話すわ。
まあ。
話す必要はないんじゃない?彼をだましているような気分になりたくないの。
上流階級でしょ?寝室は別にしたら?寝室は別だと見せるため衣装部屋にもベッドを置いてる。
それじゃ駄目か?ええ。
まあいいわ。
おやすみ。
(ドアを閉める音)アァまだいたのかい?行くときに消しておいて。
おやすみ。
おやすみ。
おやすみ。
あいつに仕返しするぞ。
何が何でもだ。
いいこと?「果報は寝て待て」よ。
これ以上待つのはごめんだ。
(吹き消す音)ここに居ていいの?乗馬されると聞いて様子を見に来たんです。
乗っても大丈夫かしら?ええ治ってます。
でも歩様を見たくて。
家に帰る予定はあるの?ここから少し遠いので。
でも皆様がロンドンへ行かれる7月には帰らせてもらおうと思います。
今すぐお休みを取った方がいいわ。
任せて。
お父様とカーソンに話しておくわ。
でもなぜです?お母様がご病気なの。
なっなんですって!?村で誰かが話しているのを聞いたの。
手紙には書いてなかった。
大したことないのよ。
でも元気づけてあげて。
しかしご迷惑では?いいえ。
戻り次第手配するわ。
感謝しますお嬢様。
たまには家族水入らずもいいでしょ?ウン。
(ドアを開ける音)バイオレット様がお越しです。
こんにちはコーラ。
こんにちは。
かしこまらなくていいわ。
仲直りに来たの。
座るわよ。
考えてたの。
この私に遺体をせっせと運ぶ体力と気力があったかね?そんなことが出来たとはとても思えないわ。
でもやろうとしたでしょう。
正しい判断よ。
悪いことが起きたからといって嘆いていても始まらないわ。
被害を最小限に抑えることが最も大事よ。
そのためにはフリントシャー夫人の口を封じないと…。
手紙を書いたわ。
パムーク氏の敵が彼の信用を傷つけるためにでっちあげた話だとね。
信じなくても自分に悪評が立つのを恐れてこれ以上広めないわ。
問題はオスマン帝国の大使ね。
でもあの国の大使館に行く物好きがいるかしら?いたら最後ですわ。
まあ。
その時はお手上げだわね。
いっそその人を暗殺する?無理よね。
ロバートはまだ疑ってません。
それは何より。
とにかくメアリーをさっさと結婚させなきゃ駄目よ。
その件でお話が…。
マシューが求婚したんです。
やったわね!受けたの?返事はまだですわ。
ただ彼にパムーク氏のことを話すつもりです。
何だってまた。
どうして?秘密にするのが後ろめたいんですわ。
恋愛小説の読みすぎね。
誰だってみんな必死に秘密を隠して結婚にこぎつけるものよ。
問題はメアリーが求婚に応じるかね。
何とも言えません。
断ったら外国へ行かせましょう。
そうしておいてえり好みしないイタリア人を見つけてしまえばいいわ。
猶予は8月までよ。
分かりました。
マシューを断ったら秋にローマへ行かせます。
決定ね。
なぜメアリーを見捨てなかったんです?あなたはご自分のルールに違反した人を許さない方です。
私はそれを尊重してきました。
メアリーは切り札を持ってるからよ。
それは?家族の絆よ。
妊娠した?デリカシーのない人ね。
詳しいことは先生に聞いて。
おめでたは喜ばしいことだけど男の子だったら…。
「マシュー様が気の毒だ」だろ?一服しない?ああいいとも。
子分とまた悪だくみする気だ。
罰するべきはベイツさんで私たちではありません。
前科のある男ですよ。
お屋敷で働かせておいてもいいのですか?
(イブリン・ネイピア)私がゴシップを流したことになっているようです。
私ではありません。
では誰が?イーディス嬢です。
2014/11/23(日) 02:09〜03:00
NHK総合1・神戸
ダウントン・アビー 華麗なる英国貴族の館(6)「通い合う想(おも)い」[二][字][デ][再]
20世紀初頭、貴族の館で繰り広げられる愛憎劇を描いた大ヒット英国ドラマ。革新派の三女シビルの秘密の行動が騒ぎに発展。トーマスはまたもベイツにワナを仕掛ける。
詳細情報
番組内容
1914年5月。補欠選挙が始まり、シビルは政治への関心をますます高めるが、その熱意が騒動を引き起こすことに。イーディスはメアリーの代わりにストラランとドライブへ。イザベルは下僕ウィリアムの母親を治療中だが、息子には内緒にしてほしいという意志を尊重することに。トーマスは性懲りもなく、今度はベイツを自分が盗んだワインの犯人に仕立てようと、自分に好意を抱いているデイジーを利用して、ウソの証言をさせる。
出演者
【出演】ヒュー・ボネヴィル…玉野井直樹,エリザベス・マクガヴァン…片貝薫,ミシェル・ドッカリー…甲斐田裕子,ローラ・カーマイケル…坂井恭子,ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ…うえだ星子ほか
原作・脚本
【脚本】ジュリアン・フェローズ,ティナ・ペプラー
監督・演出
【演出】ブライアン・パーシバル
制作
〜イギリス カーニバル・フィルムズ/アメリカ マスターピース制作〜
ジャンル :
ドラマ – 海外ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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英語
サンプリングレート : 48kHz
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