2014年10月19日日曜日

結城友奈は勇者である 1,2話



局:TBS
放送日:2014/10/17
制作:Studio五組
評価:HV1280

きれいな円という感じではないけれど、大きめの円に近い分布になる。黒というほど暗くはないけれど、適度に暗い線のコントラスト高めの鮮明HV。

リサイズでも乱れはほとんどなく、縦720の特徴もわかりやすく残っていて、これもHV1280。細めの線でもジャギ感のほとんどない滑らかな線に見え、1280x720の映像としては高いレベルでバランスのとれた作りになっている印象。



局:BS-TBS
放送日:2014/10/18
評価:HV1280

TBSより少しノイズが多く周囲が明るくなっているけれど、横の伸びが少し良い。ノイズと言っても圧縮劣化よりグレイン風ノイズの粒が地上波より良く残っている影響が強い。いつも通り横1440経由の映像でリサイズ跡もしっかり残っている。

BSの方が緻密な絵になっているというほどの差はなく、比較する場所次第で優劣も変わるけれど、全体では若干BSの方が情報量の多い映像に見える。逆に、フレーム毎比較するとBSの方が荒れてみえるところも多く、安定感ではTBSの方が上かも。

2014年10月14日火曜日

ガールフレンド(仮) 1話


局:テレビ東京
放送日:2014/10/12
制作:SILVER LINK.
評価:HV1280

ここはもやっとした分布でも大きな円に近い分布になるけれど、演出的な理由がないところでもカットによって特徴が異なるところがあり、全体で見るとちょっとチグハグな作りに見える。

作画では気になるところはあるけれど、適度に暗い線の鮮明画質で、大半のカットは線も滑らかでリサイズでの乱れもなく癖のない画質になっている。

一部カットでは線に少しジャギ感が残るところもあるけれど、場所に関係なく縦720の特徴がはっきり残っていて、これもHV1280。2013冬はのんのんびよりで久しぶりにHV1280+作品を作ったSILVER LINK.もあっさり1280x720に戻って今年のテレビアニメはすべてHV1280で終了。

2014年10月12日日曜日

山賊の娘ローニャ 1話


局:BSプレミアム
放送日:2014/10/11
制作:ポリゴン・ピクチュアズ
評価:HV1280


高解像度映像らしくない折り返したような特徴あも出ているけれど、巨大と言ってもいいくらい大きな分布になる。

映像も非常に鮮明で精細感も高いけれど、普通に見ていても気になるくらい階段状のガタガタの線が見えてしまうところもあるCGらしいジャギ感の強い絵になっている。

輪郭線のある3DCGで作っていても、その輪郭線が非常に細く、ほとんど見えないくらい黒浮きした線になってしまっているところも多い。意図してやっているのだろうけど、CGの割に動きがカクカクしている上、まったく動かないモブ的キャラも多いのでぎこちない動きに見えてしまうなど、全体にチグハグな作りになっている印象。

かなり鮮明な映像で作った上、拡大時も線が太くなりにくいリサイズを使っていてフルHDで見て1ピクセル幅しかないような線も多く残っているけれど、縦横とも1280x720の特徴がはっきり残っていて この分布でもHV1280。


特番等チェックしていないけれど、2話放送後に流れた番宣映像は何故かフィールド毎に拡大されたHV1280-i(SPICE)の縞縞状態だった。

Fate/stay night [Unlimited Blade Works] 1話

局:TOKYO MX
放送日:2014/10/11
制作:ufotable
評価:HV1280+/835.5

0話から変化したという話ではないので分布省略。

先週の放送で縦855から少しずれて見えるところが多かったので、比較的明るいカットが多かった今回の映像で再確認したところ、やはり1.5程度小さく、835.5辺りの中途半端な数字になっているようだ。

2013年公開のufotable作品、空の境界 未来福音を確認してみたところ、縦方向に少しボケた絵で縦の正確な数字は確認できなかったけれど、横方向は鮮明なジャギが残っていて1517とやはり1520より僅かに小さかった。計算すると縦も853.5に近い数字になるので、今回のFateと未来福音は同じ特徴と考えてよさそう。現在のufotable標準は少し絵が欠けた1517x935.5辺りになっているようだ。さらに前のZero後半でチェックしたデータは、再確認しても正確に縦855に見えるフレームがあるので、ここ数年の間に処理が変わって少し欠けるようになった可能性が高そう。

繰り返すまでもなく似たような中途半端な特徴の映像は珍しくないけれど、テレビでは周囲が切れて表示されるのが当たり前だったこともあり、この業界では周囲が欠けることには特に抵抗もなく、気にしない人が多いのかもしれない。

2014年10月10日金曜日

甘城ブリリアントパーク 2話


局:TBS
放送日:2014/10/09
制作:京都アニメーション
評価:HV1280+/855.5, HVFULL(op, ed)

かなり大きな分布になるけれど、四角っぽい形に見えるところが多い。このところ、コントラスト抑えめのくっきり画質を避けたような映像が多かった京アニだけど、今回は線もしっかり暗い高コントラストのくっきり画質で、鮮明で精細感も非常に高い緻密な絵になった。

現在の京アニフォーマットになった2012春以降で比較すると、くっきり感ではたまこまーけっとの方が上だったけれど、精細さはこちらの方が上に見えそう。

くっきり感が増して他作品より高解像度な映像に見える環境も少なくないだろうけど、線の輪郭も鋭利で縦955.5辺りのジャギも他作品よりわかりやすく残っている、元は1699x955.5辺りの中途半端ないつも通りの京アニ標準。

EDは動画らしい動画のないアニメーションとしては単調な映像だけど、OP, EDともフルHDで縦1080の特徴もはっきり残っている。特にOPは非常に情報量の多いカットがあり、フルHDを活かした映像に仕上げている印象。

俺、ツインテールになります。 1話


局:TBS
放送日:2014/10/09
制作:プロダクションアイムズ
評価:HV1280


大きめのきれいな円分布になるところが多いバランス志向HV画質。線も適度に暗いコントラストも高めの映像でも、細い線の描写が多い影響で弱いぼかし効果でも黒浮きが目立ち、くっきり画質というほどのメリハリはない。カットによってはどこかはっきりしない絵に見えてしまうところもちらほら。

元AICのアイムズも、AICらしさが消えた作品がいくつか続いたけれど、今回は細すぎると思ってしまうくらい細い線での描写の多い昔のAICに多かった特徴に戻ったように見える。

線の乱れもほとんどなく、特に縦方向は綺麗に縦720のジャギが残っていて、これもHV1280。

ナノ・インベーダーズ 1話


局:BSJAPAN
放送日:2014/10/10
評価:HVFULL

あまり情報がないテレ東絡みで中国で作られたらしい普通のアニメ作画の作品。2012年末から1年近く放送されていたようだ。

縦は枠を超えるくらい伸びの良い巨大分布になる精細鮮明HV。

一部カットは補間のないリサイズを使っていて線がガタガタになっていたりするけれど、そんな粗さもなく滑らかな線に見えるカットの方が多い。簡素な作画でで動画も微妙な出来に見えてしまうところが多いけれど、縦1080の特徴もはっきり残っているフルHD制作の映像。例によってBSでも横1440経由の映像なので、横がばっさり切れた分布になっている。


フレームレート変換に伴う残像や劣化は見えないけれど、不自然にカクつくところがあるので元は25fpsの映像を間引いて24fps化しているかもしれない。