チョイス@病気になったとき「血管を守る(後編)」 2014.12.13


人生の一大事病気になったとき。
その病気を引き起こす大きな原因が血管。
なんと毎年およそ34万人が血管の病気で命を落としています。
そこで前回…
言ってみればね…
血管を守り若返らせるチョイスを紹介しました
今日は第2弾。
血管を守る更なるチョイスを紹介します
守ります自分の命を。
今日は血管を守るチョイスの続編です
2年前命の危険に陥った…
異変に襲われたのはゲートボールをしている時
すぐに救急車で病院へ運ばれました。
病院へ着いたのは30分後。
すぐに検査が行われました。
これはその時の西原さんの脳の血管です。
本来ならば映るはずの血管が全く見えません。
太い血管でつまり血液が流れなくなっていたのです
脳梗塞は血液の塊が血管につまり起こります。
酸素や栄養が届かず神経細胞が死んでいきます。
その結果マヒが残ったり時には命にも関わります
西原さんは発見が早く後遺症もなく無事に退院しました
今度は心臓の病気になったのです。
西原さんを診た三須一彦医師です
西原さんは心臓に酸素や栄養を送るための大切な血管が3か所狭くなっていました。
心臓が停止し死に至るおそれがありました
(澄子)ビックリしちゃったんじゃないですか。
私もまさか入院しなさいって言われるとは思ってなかったから。
西原さんは脳の血管と心臓の血管がつまる2つの病気になってしまったのです
(西原)ここちょこっと増えたんですけど…。
今も治療を続けています
音も大丈夫ですよ。
一方こちらも血管の病気で命の危機に襲われた…
何でって…。
何でおれそんなとこ病気になるのって…。
古館さんの病気とは大動脈りゅう。
体の中で一番太い血管に2か所こぶが出来ていました
心臓から出て下半身に向かう血管が大動脈です。
この大動脈に出来たこぶが破裂すると大量出血し命を落とす危険があります。
大動脈りゅうは恐ろしい病気なのです
もうあと…どのぐらいもつか分かりませんよって言われた時にはやっぱり…「そうなのかな〜」と言うよりしょうがなかったですね。
すぐに治療を受けたおかげでこぶは破裂せずに済みました。
血管がつまる病気になった西原さん。
血管が破れる危機に襲われた古館さん。
血管の病気は時に命に関わるのです
(星田)う〜んほら怖いよ〜。
(浜島)怖い〜。
血管もいろいろだからまあ弱くなって破ける危険性とつまっていわゆる脳梗塞。
実はこの血管の状態のいい悪いっていうの…これはもっと分かりやすく言うと血管がやわらかいかかたいか。
なるほど。
これチューブだからこれが収縮性がある方がいいって事ね。
やわらかい方がいいって事ね。
それが進んできたところで動脈硬化という事が起きる訳なんですね。
先ほどの西原さんと古館さんもこの動脈硬化が原因で血管の病気になっていってしまったという事なんです。
先生。
これは前触れみたいなものってみんなないものなんですか?そうですね。
知らない間に少しずつ少しずつ進んでいきます。
ほとんど…いわゆる脳卒中だとか脳梗塞とか心筋梗塞になるまではほとんど症状がないのが動脈硬化の特徴ですね。
動脈硬化はサイレントキラーですね。
うわっもう怖いわ〜。
沈黙の暗殺者。
ゴルゴの次にすごい殺し屋みたいな…。
血管の中がどうなってるのかちょっと見てみましょう。
血管の断面本物です。
これが動脈硬化となると…。
うわ〜!かなりですね。
一目瞭然。
そうですね。
こういう所はコレステロールが沈着してますね。
あとは一部かたそうな所は石灰化ってのが起きてカルシウムがついてたりするんですね。
それはじゃあかたいんですか?石灰っていう事は…。
そうですね。
解剖された先生がハサミで切るのもかたくて切りにくいっていうぐらい…。
そんなにカチッてなるぐらい…。
うわ〜。
なぜ動脈硬化が起こるのか。
その大きな原因の一つが血液を流れるコレステロールです。
コレステロールは本来細胞の材料に使われるものです。
ところがコレステロールが増えていくと血管の中で変化が起こります。
血管の内側に出来た傷から血管の壁の中へと入ってしまうのです。
こうして血管の壁にコレステロールがたまっていくとやがて血管が細くなります。
これが動脈硬化の状態です。
動脈硬化になると血管が細いため血液が固まってしまうと血管がつまります
一方血管の壁が弱くなった所もあります。
そこが破れてしまうと血管が破れる病気を引き起こすのです
動脈硬化へどんどん近づけてしまうという原因があります。
それは…これいつも出てくるものです。
もうね分かってんだけど…。
また出たか〜。
…でこれらの生活習慣が今度は病気として高血圧。
直結してる感じやもんね。
これあと高血糖。
高血糖まで…。
糖尿病にね進んでいってしまう。
それから脂質異常症と。
もうここにつながっていってしまうという訳なんですね。
なぜこの3つが動脈硬化を引き起こすのでしょう。
まず高血圧。
血圧が高いと血管の壁に圧力がかかり更に傷がつきます。
そのために血管の壁が厚くなりかたくなるのです。
2つ目の高血糖。
血液中に糖が増えるとなんと糖が血管の壁を傷つけてしまうのです。
3つ目の脂質異常症は血液中にコレステロールが多い状態の事。
コレステロールが血管の壁にたまりやすい状態です
これにたばこだったり運動不足だったり肥満だったりいろいろなものが絡んできます。
うわ〜これは怖い。
いい事が全くない。
全くない。
本当ですよね。
喫煙運動不足肥満がなぜ動脈硬化につながっていくのか。
まず喫煙。
たばこを吸った時に体に入ってくるニコチンは血管を収縮させます。
このため血圧が上昇し高血圧につながります
更にたばこに含まれる物質が体に入ると血管の内側を直接傷つけます。
2つ目が運動不足。
運動不足が続くと体のエネルギーとなる糖や脂肪は使われず血液中にどんどんたまります。
そのため高血糖や脂質異常症につながります。
更に余った糖や脂肪は内臓脂肪として蓄えられ肥満の原因になります。
肥満になると更に困った事も起こります。
大きくなった体の隅々まで血液を送るため心臓が血液を押し出す力が大きくなります。
そのために血圧が上がってしまいます。
当然高血圧につながるのです
更に体に脂肪が多くたまっていくと血液中の糖を使う力が落ちていく事があります。
そうなると高血糖ひいては糖尿病になってしまうのです
血管を守るためには禁煙運動肥満の解消が大切なのです
何歳ぐらいから気を付けたらいい…?実はですね動脈硬化は生まれた時から始まってるといわれています。
えっ?あるいはおなかの中からっていう話もあるんですね。
えっ本当?ほ〜。
今始まってるんですか?お母さんがいい生活をしてるといいですけどお母さんがいわゆる悪い生活習慣だと子どもの時からそういう方向で進んでいきます。
ちょっとずつもう…どんどん下がっていく。
ただし子どもの時はゆっくりゆっくりですけど40前後から加速度的に生き方間違えるといろんな要素がですね今言ったようなものが加速させるんですね。
そっか。
この最初の角度を低く低くすると…。
緩やかにする事で90年100年ともつ結果になるんです。
そっか〜。
僕先生でもね肥満も検査してそれ大丈夫やって運動もしてるんすよ。
喫煙はするんすよ。
この中で一番悪いのは喫煙ですか?そうですね。
カ〜ほら!私たちが病院にいると若い男性が心筋梗塞で…。
大体平均65ぐらいなんですけど50前に入院される方はほとんどの方がたばこ吸ってますね。
あ〜喫煙者。
やっぱりそうなるんやな。
今度は動脈硬化になる手前ここでどんなチョイス選択ができるのかという事です。
この場合は動脈硬化にならないように現状維持をするだけではなくて…。
やったきたこれ!改善の余地もある?そうです。
よい状態の方に戻す事ができる。
つまり血管を若返らせる事ができるという事なんですね。
いわば血管のアンチエイジングやろ?ドヤ顔!それを聞きたいねんもう。
そのチョイスどんなふうにやるんでしょうか。
北アルプスを望む長野市大岡地区。
人口およそ1,200人の約半分が65歳以上という高齢者がとても多い地区です
こちらのおかあさんは…?
大岡地区の人たちはすごいんです。
年齢とともに上がっていく血圧が大岡地区の人たちはなんと横ばい。
一躍注目を集めているんです
そのチョイスを勧めているのが…
実は内場さん自身チョイスを長年実行してきました
これが15年前赴任してきた時の内場さん。
体重138キロでコレステロールが高く糖尿病にもなっていました。
しかしある時減量を決意。
体重を75キロまで減らす事に成功しました
体重を減らすっていう事を私が村の人の目の前で実現すると村の人たちはきっとね「どうしたの?」って思うと思うんです。
そして内場さんが実際にチョイスを実行して減量に成功したところ…
村のおばちゃんたちがみんな私に言いました。
「先生だけずるい」って言うんですよ。
そうするとねそのおばちゃんたちが「どうやって痩せたの?」と聞いてくれました。
そこで内場さんが住民の人に勧めたチョイスは三か条。
これが血管を守る事につながるんです。
そのチョイスを実行しているそば打ち職人の…
生命保険とか入る時に検診受けてくれって血圧引っかかったりとかしてました。
大阪で飲食店を経営していた金澤さん。
14年前この大岡地区にやって来たのを機に内場医師の勧めるチョイスを実行する事にしたのです
おはようございます。
朝6時半金澤さんは起きてすぐ…まずはトイレ
トイレが終わると…体重測定
昨日よりちょっと増えたかもしれないですね。
200グラムぐらい増えたかもしれない。
そして三か条の2つ目は…
食卓には山盛りの野菜。
食事はまず野菜から食べます。
金澤さんは家族全員で取り組んでいます
妻優子さん高校生の息子岳さんも野菜をたくさん食べるようになりました
実はこの千切りが一番食べやすいので好きなんです。
(岳)野菜食べる量は確実に増えたでしょ。
(優子)全然増えてるよ。
だってお弁当の野菜なんて半端ないもんね。
みんな入ってないって訳じゃないんですけどそこまでないですね。
俺んちなんかキャベツの千切りとか下にバ〜ッて敷いてあったりするんで…。
フフフフ…。
今ではお父さんに注意するまでに
だっていつもそうじゃん。
「あっ苦しい」って言いながら飯もう一杯食ったりする。
ハハハハ!だから駄目なんだよ。
こうした3つの取り組み
診療所の医師内場さんももちろん続けています
だってこれだけ食べてせいぜい700カロリーでしょ。
おいしくて野菜から…しかもたっぷり。
更に看護師の皆さんのお昼ものぞいてみるとご覧のとおり!
自分でやってない事は患者さんには言えないので血圧にしても体重にしても野菜を食べる事にしても自分で実践してそれから患者さんに伝えるっていう事が説得力があるかなと思って。
おはようございます。
(内場)おはようございます!
大岡地区の人たちではこの三か条を実行する人が続出。
この70代の女性も体重と血圧を記録したあのノートを診察に持参しています
これ朝ごはん食べる前ね?そうそう。
あ〜OKOK。
上等です。
これはね…これはまずハンコは「よくできました」です。
100点満点だからよかね。
(取材者)これうれしいですね。
うんハンコ押してもらうんですよ。
更に診療所には血管を守るもう一つのチョイスがあります
それがこちら
これは血管の状態を測定できるのです。
結果は血管年齢として表されます
例えば47歳の男性のPWVの検査結果。
血管年齢は57歳。
つまり実年齢よりも動脈硬化が進んでいる可能性があるのです。
測定はとっても簡単
腕と足に機器を取り付けます。
血流が心臓から腕や足に届く速度を測る事で血管のかたさを知る事ができるのです。
やわらかい血管の場合ゴムチューブのように伸び縮みして血液を送り出します。
ところがかたい血管の場合弾力性がなくなります。
そのため伸縮をしなくなり血液の流れは速くなります。
血流の速度を計測する事で血管のかたさが分かるのです
例えばね80歳の人が85歳で出ましたと。
それでも彼らはね「先生!おら何でこんなに年くってるんだ」ってそれは気になりますよ。
「いやそれは例えば今日はねあなたの血圧がお高めだからちょっとかために出てるんですよ」とか…。
高めに出た時ってのは実を言うとご本人が一番気にしてくれるのでそういう…何て言いますかね。
いい方向にアドバイスするいいチャンスになりますよね。
内場さんは診察に来た人にPWVの検査を受けてもらっています
先ほどの金澤さんも三か条の効果を血管年齢で確認しています。
43歳の時のPWVの結果は54歳。
ところが51歳の今は年相応です。
つまり若返っちゃいました。
すご〜い!こうして大岡地区の人たちは血管の状態に気を付けるようになったのです
あとはねいつも申し上げているようにね…
(内場)そうそう。
だからもう一回お願いだよ。
文句なし!この調子でお願いします。
その三か条なかなかよ。
高血圧も高脂血症も糖尿病も本を正せば食べ物で起こる病気だと私は考えています。
なるほど。
だから食を直せば一気に改善は…。
ですから高血圧の方が一生お薬をのむ理由はご自分の生活を変えないからだけです。
でもこうやってズバッと言い切ってもらってしかも自分が身をもって実証してるからものすごい説得力ありますね。
はい血管を守る三か条ドン!まず体重を量る。
毎朝?朝の体重。
これは朝起きて例えばトイレに行きます。
そうすると一日の中で一番軽いはずです。
晩ごはんのあとに体重を測っても「さっき飲み過ぎちゃったわ。
さっき食べ過ぎちゃったの」。
うそばっかり。
ねえ。
なるほど。
そんな事やっても行動が変わりません。
血圧も同じです。
血圧はやはり朝の血圧が非常に重要だという事が研究で分かっています。
毎朝っていう事が大事って事ですね。
体重血圧。
(内場)はい。
これは簡単っていうかできるよ。
もう習慣にすれば…。
これですよ。
「野菜を先にたくさん食べる」。
これが気になってるんでしょ?気になってるの。
どうしてこうしたんですか?どうすれば余計な物を食べなくて済むかと。
まあほとんどの食べ物はたくさん食べると必ず害があります。
うん量が適量じゃないと…。
ところが野菜だけは害になるほど食べれない事に気が付いたんです。
はあ〜なるほど!病気になるほど野菜食えって言っても絶対食べれないと。
山科さんもこれは賛同…?本当にそのとおりだと思いますね。
野菜の中にはいろいろなもの入ってますけど…。
野菜だとか大豆とかの豆類。
そうするとカリウムっていうのは…。
ナトリウムとり過ぎが悪いってのはご存じですよね。
塩分とり過ぎ。
体の中のナトリウムとカリウムの動きは…あ〜利尿効果だ。
ナトリウムが体の中から減るので血圧も下がる。
ナトリウムを排出…カリウムによって排出する事ができる。
これ生野菜じゃないと駄目なんですか?何の野菜でもいいんですか?例えばお鍋を多めにするとか…。
野菜をおいしく食べる方法であれば何でも結構です。
煮ても焼いてもレンジでチンでも炒めても結構だし生でも結構。
じゃあその日の気分によって替えられるから…。
その季節の一番おいしいお野菜を一番おいしい食べ方でとにかく最初にたくさん食べて頂きたい。
量の目安っていうのはたくさんっていうのは…?一番最初に食べる量としては大体両手いっぱい。
10分間かけて食べるぐらいの量。
これが恐らく350グラム程度になると思います。
10分かけて食べる野菜の量。
これを目標にして頂くといいかと思います。
それから先ほどVTRに登場した金澤さん一家。
息子さんも野菜をいっぱい食べるようになったという事なんですがまさに内場さんもそこにねらいがあるんですよね。
(内場)はい。
私たち大人が病気をしたらその事はこの病気が必ず自分たちの子どもに出てくる事を覚悟しなくてはならんと思います。
なるほど。
それはちゃんと考えとかなきゃいけない事。
それは実はその病気をするような生活であったり食べ物であったりという事を私たち親が子どもに無意識のうちに教えているからだと私は考えています。
食卓は一緒の食べ物なんで自分に起こりうる事は同じ物を食べてたら絶対子どもにも将来出てくる事が当然ですもんね。
あ〜そうか。
ですからご自分の健康のためだけに始めるのではなくてこの事が将来自分たちの子どもたちの健康を作るんだという意識が大事だと思っています。
家族は本当小さな地域社会ですね。
今まさにおなかに赤ちゃんいらっしゃるからそういう今のお話かなりこう…。
ガツンと来ましたね。
(山科)病気になった人あるいは病気になりそうな人だけ血圧を下げたり血糖を下げたりしてもですね日本全体から見るとそんなに病気の人減らないんですね。
…でお子さんもそうですし実際にリスクがなくても病気になられる方がいて厚労省のホームページ見ると「健康日本21」…今はもうナンバーツーになってるんですけどそれを見ると血圧は日本人全体1億3,000万人の血圧が1…みんな1下がると日本で脳卒中で亡くなる人が毎年5,000人減るといわれている。
1だけですか?
(山科)1だけで。
誤差範囲みたいなものですけど平均がですね。
だから高い人だけ下げてもですねこの人たちは人数そんなに多くないのでここにたくさんいるのでそれを減らす事ができる。
それを若い時から続けばですねきっと効果が出るのでその取り組みはすばらしいと私は思いますね。
は〜そっか。
未来に対してもそうだし今の日本人全体に対してもそうだしっていう事になるんですね。
みんなが取り組めば過去の病気になるかもしれない。
うん。
PWV検査。
これが血管年齢を測るという事でしたね。
これ今日やってみましょう。
やりたい!何やったらこっちの方が実際の年齢に近いって思わへん?血管年齢の方が…。
正直に出る?生まれて何年よりもこっちの方が大事な気がしてきたからやりたい。
血管の年齢が分かるというPWV検査。
やってみましょう。
ただ浜島さんは今妊娠していらっしゃるという事で…。
1人座らせて頂いて…。
ちょっとねこの検査は妊娠中はできない正確に分からないという事ですので我々2人でやってみましょう。
まずはほっしゃん。
から測定開始
なるべくちょっと薄着になって…。
あわよくば20代いきたいよね。
狙うは…?狙うはねやっぱり20代ですよ。
今ほっしゃん。
は…?43です。
43。
血圧を測る所と大体高さとしては同じような所に巻きましたね。
これってでもいいよね。
いくらやっぱりこう…アンチエイジングってお肌や何ややってるよりやっぱり中身。
人間中身が大事っていうかさ…。
ほっしゃん。
さん塩気が多い。
塩気が多い?うん足少しむくんでる。
えっ。
という事は塩分過多って事ですか?うん。
え〜そんな事も分かっちゃうの?分かるんや。
僕ら医者ですから。
あ〜そっか!
5分ほど静かに横になり測定です
はい測り終わりました。
あとは結果待ちです。
結果は後ほどお願いします。
続いて小山アナウンサ−。
2人の結果やいかに?
それでは血管の年齢結果が出たようです。
あ〜やった!まずはほっしゃん。
から。
いこう!お願いします。
結果を発表します。
もう年齢スバリ言うって事ですね。
はい。
星田さんの血管年齢は56歳です。
うわっ!ませてるな〜俺。
おませやわ血管。
大人びてる。
大人びてる…えっ?違う違う。
だって実年齢43でしょ?43です。
13も上ですよ。
ませてんねん。
背伸びするタイプやから。
ハハハ!…56?
こちらはほっしゃん。
のPWV検査の結果表です。
血管年齢よりも大切なのがこのグラフの結果です。
下に行くほど血管がやわらかく上に行くほど血管がかたい事を表しています。
グラフの白い範囲が血管がやわらかい範囲。
その上のグレーの範囲はややかたい。
更にその上黒い範囲は血管がかたい。
動脈硬化の可能性があります
左半身右半身それぞれの測定結果が出ます。
ほっしゃん。
の結果は左右ともにややかたいの範囲でした
推定血管年齢は56歳です。
これは大変と思った人。
実はこうしたケースは珍しくないんです。
大岡地区でも当初は多くの人が実年齢より高い結果になっていました
かなり先生これはやばい感じですか?いえまだお若いので頑張ればいくらでも回復ができると思います。
回復はできる訳ですね。
(内場)これを見ると少し頑張ってみようかなって思うでしょ?はいはいはい確かに。
そのための検査です。
これぐらいの…例えば13ぐらいずれてるっていうのは結構います?先ほどの金澤さんも同程度でした。
ほう〜。
それが今は年齢相応まで戻ってきています。
じゃあ私…。
いこういこう。
お願いします。
では発表します。
37歳の小山さんの血管年齢は52歳です。
え〜!うわっ!ませてる。
ませとるなお前も。
もうアナウンス部長やんか。
(笑い声)アナウンス部長やろ。
気持ちは…血管は。
うわ〜ませてる〜。
こちらは小山アナウンサーの結果。
左半身はややかたい右半身はやわらかいとややかたいの境界でした
52?えっ…何がいけないんですか?アハハ!ちょっとイラッとしてる。
はい。
今日の結果で目立つのは脈拍が非常に速いために血管も緊張して出ているのではないかと思っています。
こういうテレビの収録状態っていう事を踏まえてそれでもやっぱり年齢以上は絶対あるもんね。
はい。
ただ本当に血管の状態がよくなってくるとかなり大きなストレスのもとでもいい結果が出ます。
ほっしゃん。
はどうでしょうね。
詳しく分析するとどこが…?今日だけの測定で断定はできませんがやはり血管の材質自体も少しかためになってきてる事は疑います。
やっぱりね俺喫煙やと思う。
本当に。
そこがでかいと思うわ。
吸えへんでしょ?吸わないですね。
たばこ吸うからやっぱり運動や何やは気ぃ付けてるから食生活もある程度塩分も…。
そこやな。
そこ考えられますか?大きく影響はあると思います。
何か月でどれぐらい下げる事が目標になりますか?年齢としては。
これは実は本当に個人差が大きくて簡単に治ってしまう方もおられますけども私のように頑張っても10年かかって横ばいという人もおられます。
だから俺56歳になった時に56歳やったらいいって事ですね。
(内場)そのとおりです。
そうだよ。
悪くしないで?悪くしないで保ったらええ訳よ。
20年後も56なら文句なしです。
そうだそうだ。
そういう考え方もできますね。
それでいいんだ。
これおいくらかかるんですか?保険を使いますので3割負担の方で1回400円ぐらい。
お〜400円でこれが分かるっていうね。
これ定期的に受ける。
三か条を守って生活して…でまた測って「どうかな結果は?」という事でまた年齢を楽しみに…。
今だから俺ら三か条守ってない時の年齢だからこれで三か条守っててこれやったらショックかもしれんけどこっからこう…スタートやからね。
知っとくにはいい事やわ。
頑張りましょう。
うん頑張りましょう。
という気持ちになれる事が大事って事ですね。
(内場)そのとおりです。
実はですね今行ったのは血管年齢を調べるというPWV検査でしたけれどもこれよりももっとこの動脈硬化よりももっと手前のところで…。
あるチョイスをすると動脈硬化に全くまだならない段階で血管の異変というのが分かる検査があるんです。
それや。
それが大事。
そう。
ギリギリじゃなくて。
この検査どういうものなんでしょう?
2012年新たな血管を守るための武器が登場しました
それがこれ
実はこれまで測定できなかった早い段階の血管の異常を捉えられるようになったのです
血管の太さは実は一定ではありません。
運動をしたり血液を多く流さないといけない時は血管が広がるのです。
ところがこの広がる機能が低下する事があります。
この状態はまだ動脈硬化ではありません。
しかしこの状態が続くと動脈硬化になってしまいます。
FMD検査は血管がどれくらい広がるのかその機能を測定できるんです
私たちは病気が起こる時には血管の障害で起こる訳ですけどその前に血管不全…不全状態があると言えると思います。
それは血流はまず問題ないとか機能的にはまず問題ないんですけど一層の内皮細胞っていうのがあるんですがそれを中心とした内皮の機能が悪くなるんです。
そういう状態が調べると分かる事ができます。
これはFMDの検査画像です。
腕の動脈の直径を超音波で測ります。
左側は動脈が広がる前右側は最も広がった時。
それぞれの直径を測りどれくらい血管が広がったのかを計算。
結果はパーセントで表示されます。
こちらの方は13パーセント。
5パーセント以下だと機能低下と判定されます。
これで血管がどれくらい健康かが分かるのです
是非覚えておいて下さいね
いいじゃないこれ。
分かりやすい。
そうですよね。
いわゆる伸縮を見るって事よね。
それが大きいといいって事で…。
やっぱりかたくなるとあんまり広がらないっていう事ですよね。
そうね。
やわらかくてよく動いてるっていう事が一目瞭然だと…。
通常と最大と。
動脈硬化よりもかなり早い段階で見つけられると。
血管の異常が分かるという事でFMD検査という事ですね。
血管の機能低下という事なんですけれどこれが分かるという事なんですが山科さん。
この検査早く動脈硬化を防ぐためには今とても重要?
(山科)そうですね。
これはどこの病院でもそういうのは置いてるんですか?まだまだ日本には…やろうと思えばできると思うんですけどこういった専門的な機械は500ぐらいっていわれてますね。
じゃあまだ全部には行き渡っている訳では…。
まあそれ調べて…。
大体おいくら検査代かかるんですか?保険がこれも利いてますので1回600円ぐらい。
3割負担で600円ですね。
それやったらね…。
それで今後の対応っていうか分かるんだったら…。
更に早い段階で動脈硬化の可能性をね見つけ出す事ができるという訳ですからね…。
人間ドックのオプションでもついてればいいんですけどね。
一部の病院ではやってると思いますけどこういうのが悪いと粥腫…先ほどプラークって言いましたけどそういうのがつく前の段階にこういうのが悪い人はですねやっぱり進みやすいんですね。
今いい人と悪い人見ると何年か後に測ってみると悪い人の方が厚みが増すのが速いんですね。
なるほど。
いわゆるその資質…血管の資質が分かるっていうか悪くなったら早くなるよ。
これから悪くなる状態を調べる事ができると。
なるほど。
最も僕たち上流にある…血管の不全の上流ですね。
それから粥腫が出来てかたくなってつまったり破れたりっていうこちらの辺りを見てると思って頂くといいです。
一番本当上流のとこでだんだん分かっていくって事やね。
まあそこから改善しようという事で喫煙をやめたりとか肥満解消のために運動不足も解消しようっていう事にねなってったりすると思うんですけどこれ山科さん。
運動っていうのはどれぐらいの量をやっていったら動脈硬化から離れていけるんでしょうね?一番勧められているのは1日30分。
息がちょっと切れ始めるか汗をちょっとかき始めるかなっていう運動を毎日30分やるのが一番いいっていわれてます。
実際にある会社でですね「運動しましょう。
体重を落としましょう。
魚を食べましょう」って実際60人近くやったんですね。
そうすると中性脂肪とかも下がったんですけど…平均でですね。
あとは腹囲が6センチぐらい皆さん小さくなっていわゆるメタボがメタボじゃなくなって内皮機能も改善。
大体若い…40代40前後の方が多かったんですけどそれぐらい効果があるといわれてます。
だから最初はちょっとずつエスカレーター使っているところ階段使うとかから始めて…。
日常で無理のない範囲でもいいんですね。
階段からとか…。
今日「血管を守る」というテーマでお送りしてきました。
浜島さんおなかのお子さんの事もあって血管のつながりを随分今日意識されたんじゃないですか?本当ですね。
でも今からちゃんと食生活の環境を整えてあげないとって思いました。
野菜食べて…。
そうですね。
ごめんねケーキばっかり食べて…。
まさに血のつながりっていうところまでね話がいきますね。
血管って血のつながりやな。
1人が地球2周半やけど結局1人が息子の2周半もつながっていってるって事やもんね。
俺だから…
(浜島小山)おっ!番組で言うた事があれか分かんないです。
でも言うときます。
証人になって下さい。
守ります自分の命を。
それはやっぱりね子どもがおったりしたら早く死んでる訳にいけへん。
いつまでも元気な親で元気なおじいちゃんでいたいから。
いつからやめるの?今日から今日から。
これから。
うわ〜!う〜んオンエア日からにしようかな?
(笑い声)やめる?はいやめます。
ちょっと出産後私と一緒につけましょうね。
本当にやめてるかどうか。
本当にやめます。
ちょっとね考えました。
いや〜確かにね喫煙大きな要因ですからね。
はい。
内場さんご自身も血管を守るためにですね取り組んで地区の皆さんも一緒によくなろうという事で取り組んだ。
これあの〜もっと多くの地区の皆さんにも取り組んでもらいたいなと思うんですが…。
こういう検査は人が幸せになるために早く気が付くためにやる検査だと思っています。
悪い結果を見た時に何か言い訳を考える事ではなくて悪い結果を見た時に「よしこれをきっかけに家族と友達とみんなで元気になっていこう」っていう事を始めて頂く事がとても大事だと思います。
皆さんの力でもっともっとこの国が健康な国になるという事を私は心から願っています。
山科さん改めてこの血管を守るためのポイントを。
そうですね。
もう今日いろいろお話出ましたけど生活習慣ですね。
それが非常に大事だと思います。
それから0歳から始まっててできるだけゆっくり進める。
そして血管は全身にあって脳だけでもない心臓だけでもない。
大動脈足の血管全て血管が行ってるんですね。
血管が行ってないのは爪と角膜だけですから。
あと歯と。
ですのでしっかりその事を考えてですね血管を意識した生活をして頂ければと思います。
ほんまやわ。
ありがとうございました。
(一同)ありがとうございました。
2014/12/13(土) 20:00〜20:45
NHKEテレ1大阪
チョイス@病気になったとき「血管を守る(後編)」[解][字]

血管を守るポイントを紹介する。今回は血管が動脈硬化になっていないかを把握できる検査から動脈硬化になる前段階で判明する最新検査法まで血管を守るチョイスを紹介!

詳細情報
番組内容
血管を守るポイントを紹介する。第2弾の今回は血管が動脈硬化になっていないかを把握できる検査から、動脈硬化になる前段階で判明する最新検査法まで血管を守るチョイスを紹介!【出演】星田英利、浜島直子、小山径アナウンサーほか
出演者
【ゲスト】東京医科大学教授…山科章,長野市大岡診療所所長…内場廉,【司会】星田英利,浜島直子,【リポーター】小山径,【語り】佐藤真由美,江越彬紀

ジャンル :
情報/ワイドショー – 健康・医療
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
福祉 – 高齢者

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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