(「麦の唄」)いよいよウイスキー造りが本格化する「マッサン」。
本格的にウイスキーが造れる事になりました。
いよいよマッサンのウイスキー造りが始まるね。
それから90年日本で造られたウイスキーは世界で高く評価されるようになりました。
数々の国際コンテストで賞を取りジャパニーズ・ウイスキーとしてその名を知られるようになりました。
日本のウイスキーが本家スコッチウイスキーに追いつくためにはどんな工夫と努力があったのでしょうか。
品質で世界に認められたジャパニーズ・ウイスキー。
販売量も海外で伸ばそうとあの手この手の工夫を続けています。
大阪にある酒造大手の営業マン。
日本流の繊細なおもてなしでウイスキーのよさをアピール。
ワンダフル!サンキューベリーマッチ。
既に評価されているウイスキー造りでも更なる品質の向上を目指しています。
そうだね。
世界市場を狙っているのはウイスキーだけではありません。
兵庫県で日本酒を造っている小さな酒蔵も世界中に輸出し業績を伸ばしています。
その戦略とは?今日の「ルソンの壺」日本のものづくりの精神ジャパニーズ・スピリッツで世界で成功する秘訣に迫ります。
「ルソンの壺11月号」です。
日曜日の朝ですが今回のテーマは「世界で勝負する日本の酒造り」という事で…名越さんはお酒は何がお好きですか?お酒はもうそれこそウイスキーも飲みますし日本酒も頂きますしブランデーワイン何でも。
下戸なんやけど酒場好きなんです。
酒場にしょっちゅう行くの。
でもね1〜2杯でもう出来上がっちゃう。
じゃあ少ない量を…。
いいお酒を飲みたいのよだから。
大人ですね。
いやいや許容量が少ないからな。
あ〜そういう理由…。
でもその少ない量をたっぷり楽しみたいと。
そうなんですね。
なるほど。
ではこの方はいかがでしょうか?今月の壺ナビゲーター中島さなえさんです。
お願いします。
よろしくお願いします。
そのウイスキーの本場に今回行かれたんですよね?そうなんですよ。
ウイスキーって私のイメージで言うとすごい大人の嗜好品っていうか特にこう男性の色気みたいな大人の男が夜更けに飲んでいる。
バーとかでね。
何かそういう憧れの象徴っていうところありますよね。
ちょっと遠い存在。
手が届かない。
本場イギリスではやっぱりパブっていうのが星の数ほど街にありましてそこでもう何やったらお昼間ぐらいから皆さんもう飲んでらっしゃる。
すごく気軽にまあ地酒というかですね…。
ウイスキーが地酒っていう感覚…。
その本場にどう日本のウイスキーが切り込んでいったのかっていうところも見に行ってきたんですけど。
実はこの大阪で90年前に生まれたジャパニーズ・ウイスキーなんですが本家本元のスコッチウイスキーに追いつき追い越せとばかりに世界で高い評価を受けているという事で世界で認められるまで一体どんな苦労や工夫があったのか日本のウイスキー造りの現場からご覧下さい。
緑豊かな天王山の麓に日本で最初のウイスキー蒸留所があります。
どうもこんにちは。
よろしくお願いします。
中島さなえといいます。
福與でございます。
案内してくれたのはウイスキー造り30年…この会社が造る全てのウイスキーの味と品質に責任を持っています。
最初に案内してくれたのはウイスキーの原酒の貯蔵庫です。
うわ〜すご〜い!広さ3,000平方メートルの貯蔵庫には原酒が入った樽が所狭しと並んでいました。
その数およそ2,000。
でも何でこんなにたくさんの原酒が必要なんでしょうか。
ウイスキー造りは発芽させた大麦を乾燥させる事から始まります。
水を加え日本酒のように酵母で発酵させる事で度数の低いアルコールが出来ます。
これがウイスキーの醪です。
この醪を釜に入れて蒸留する事で更にアルコール度数の高い液体が出来ます。
これを長期間熟成させる事で樽の成分が溶け出し琥珀色の原酒が出来るのです。
限られた人しか入れないブレンダー室です。
部屋に並んでいる数百の瓶は全て樽から取り出した原酒です。
原酒の多くはそのままでは癖が強すぎて味も単調です。
そうした原酒をさまざまに組み合わせる事で豊かな香りと味がするウイスキーを生み出すのです。
この蒸留所から生まれたウイスキーが世界的に評価されたのが2003年の事でした。
世界的に権威あるこの大会で国産ウイスキーとして初めて金賞を獲得したのです。
日本のウイスキー造りは本場スコットランドをお手本にして始まりました。
スコッチウイスキーはどのようにして造られているのでしょうか。
ウイスキーの聖地といわれるアイラ島を訪ねました。
スコットランドには蒸留所が100か所以上あります。
こちらはアイラ島最古の蒸留所です。
伝統的な手法にこだわってウイスキーを造り続けています。
スコッチウイスキーにはその土地の気候や風土潮の香りまでもが凝縮されているといわれています。
作物に適さないこの荒涼とした大地もスコッチを形づくる大切な要素です。
この島は植物が堆積して出来たピートと呼ばれる泥炭で覆われています。
伝統的に麦の乾燥にはこのピートが使われてきました。
ピートの香りが麦に染み込み独特の香りを生み出しています。
蒸留に使う釜は230年間同じ形です。
スコットランドでは一つ一つの蒸留所が伝統の味を守り続ける事で多様な原酒を造り出しているのです。
ブレンドの作業を特別に見せてもらいました。
マスターブレンダーのレイチェル・バリーさん。
23年間さまざまな商品を手がけてきたベテランです。
配合を決めるのはレイチェルさんただ一人。
マスターブレンダーに大きな権限が託され同じ味を守り続けるのもスコッチならではの伝統です。
こうしたスコッチの伝統的な造り方に対して日本はどのように品質を向上させてきたのでしょうか。
日本には蒸留所は数えるほどしかありません。
数多くの原酒を造るには一つの蒸留所で原酒を造り分けなければなりませんでした。
原酒は釜の形によって味や香りが微妙に異なります。
この会社では試行錯誤を繰り返しながら釜の形や大きさを変え原酒を造り分けてきたのです。
更にウイスキーの味を決めるブレンドにも日本ならではの工夫がありました。
それは…。
福與さんには4人の部下がいます。
それぞれが原酒の味や香りに得意な分野があるといいます。
時には部下の提言をもとに味香りを更に追求する事も。
少し強いですかね。
もうちょっとな。
どうかな…。
それぞれのブレンダーの強みを持ち寄り総合力で個性豊かなスコッチに対抗しようとしたのです。
しかしこれだけで世界的な評価を得られた訳ではありません。
日本のウイスキーが世界一になるためのツボはどこにあったんでしょう?ツボは…ブレンダーの仕事っていうのはほとんど鼻と舌で決めなきゃいけないんで物事を決める時に要はいつでも決められるんですよ。
常にこういう心を持ってものを見直すっていう姿勢が一番大事だというふうに思ってこういう言葉に致しました。
終わりのない品質への追求は原酒を熟成させる樽にも及びました。
「J」と刻まれた樽は国産のミズナラを使ったもの。
お香のような香りとココナツのような甘い風味の原酒になります。
この原酒を使って日本ならではのウイスキーを仕上げていったのです。
ジャパニーズ・ウイスキーのどんな点が評価されているのか。
ウイスキーの国際コンテストで何度も審査員を務めた専門家に聞きました。
日本での本格的なウイスキー造りが始まって90年。
ジャパニーズ・ウイスキーはこれからも世界の頂点を目指します。
それは決して我々のゴールではなくて皆さんにお届けして楽しんで頂くというのがゴールですのでやはりこういう問いかけをいつも持つ事でより広くレベルの高いものを造り続けていきたい。
それぞれの特徴がね。
どこかに必ず違和感を持ってんのが日本人の感覚の特徴。
だからね「本当にこれでいいのか?」っていうのはね日本人が謙虚になって自分の心の中見たら必ずね「あれ?ここが違うんと違うか?」という不安が起こってくる。
でも…目の前に2種類のウイスキー用意してあります。
アイラ島のウイスキーと日本のウイスキーがありますので是非ちょっと…。
どっちがどっちか分からない?どっちがどっちか今のところ…。
ほんま?マジで?こっちから…。
是非香って飲んでみて下さい。
もうこれいい匂いする。
おいしいよ。
メッチャおいしい。
おいしい。
もうメッチャおいしいよ。
はっは〜全然違いまっさ。
違う。
あ〜は〜。
あ〜は〜。
こんだけ言うて外れてたら俺もう酒場行かれへんじゃないですか。
そしてこちらが日本のウイスキーですよね。
正解でございます。
当たった〜。
さすが。
私もこちらのジャパニーズ・ウイスキー試飲させてもらったんですけど原酒を造るのにいろんな種類の樽ですとか原料ですとかあとそれだけではなくて…あの倉庫もちょっとびっくりするよ。
何やSF映画みたいやったね。
もう延々と道があって未来の工場みたいな…。
あんまりにも個性が強いからブレンドしてるのかなと思ったんやけどあのウイスキーのものすごいどうしようもない一口飲んだら自分の人生が全部振り返れるような感覚になるじゃないですか。
あれがブレンドして初めてあの深みが出るっていう意味なんでしょ?多分。
そうですね。
もともとスコットランドで認められていたのはこういうスモーキーな味なのにそれとは全然違う味で日本はウイスキーを造ったのに…。
だからこれとこれは皆さんほとんど色…。
もうこんなに違うんですよ味は。
こんなに違う。
なのに世界で認められる味に仕上げる事ができた。
それはすごいわ。
こういったスコッチウイスキーをずっと飲まれていて舌もそれに慣れている。
聞きたい。
聞きたい聞きたい。
私現地イギリスに行って調べてきました。
ご覧下さい。
イギリスのパブにやって来ました。
ここにですね日本のウイスキーは置いてあるんでしょうか。
この店ではほかの国のウイスキーはあるものの日本のウイスキーは一本もありませんでした。
あれ?ちょっと待って下さいよ。
実はジャパニーズ・ウイスキーは品質では世界に追いついたものの販売量では大きく水をあけられています。
ジャパニーズ・ウイスキーは世界市場ではまだ新参者。
一般にはあまり知られていない事が大きな壁となっているんです。
その壁をいかに乗り越えるか。
酒造大手の営業マン三成慶太さんに課せられたのが欧州市場の開拓です。
三成さんがその右腕として選んだのがイギリスのバーテンダー協会の重鎮ゾラン・ペリックさんです。
この日ロンドンから車で1時間ほどの場所でウイスキーを紹介するイベントを開きました。
小さな集会をこまめに行う事で本場の消費者に知ってもらうこの作戦。
回数は年間400回以上に及びます。
日本のウイスキーもスコッチ同様に自然の恵みを生かして造っている事を紹介しました。
中でもアピールしたのが原料の水です。
水は海外でも知られている茶の湯を引き合いにそのよさを伝えました。
ゾランさんは本場にはない日本ならではのウイスキーの特徴を説明します。
イベントは大成功。
用意していたウイスキーのほとんどが売れました。
持ち帰り方にも和のテイストで心を配ります。
ワンダフル!サンキューベリーマッチ。
三成さんとゾランさんは消費者だけではなくお酒を提供する店にもジャパニーズ・ウイスキーを売り込もうとしています。
この日は日本ならではの飲み方をバーテンダーに提案しました。
皆さんおなじみの丸氷。
実はこれ日本ならではのものなんです。
日本のバーテンダーの技術を伝えジャパニーズ・ウイスキーへの関心を持ってもらおうというのです。
(拍手)三成さんいろいろな努力をしていますが市場を開拓するツボは見つかりましたか?今この会社ではアメリカ大手の酒造会社を買収しその販売網を利用して海外でシェアを伸ばそうとしています。
そのための新商品の開発も始まっています。
目指しているのはより香りが高く飲みやすいウイスキーです。
これまで行ったテストブレンドは150回以上。
来年の販売を目指し微妙な単位での調整を繰り返しています。
「世界一のウイスキーを世界で一番飲まれるウイスキーに」。
世界市場開拓への挑戦が続いています。
皆さんに広げる時に70人80人言うてたでしょ。
あれもすごい大事やねん。
本場のイギリスではまだまだパブの方には日本のウイスキーを置いてあるとこが少ないんですね。
だって行かれた所存在すら知らない方が多かったですよね。
それは三成さんがされていたようにああやって…広告バ〜ンって打ったらもっと早いんじゃないかという発想はあるんですけれども…。
それは違うの?この三成さんの会社ウイスキーの輸出量が去年が前の年と比べて26%多い18万2,000ケース。
今年は更に前の年より10%増えた20万ケースを見込んでいるという事なんでもしかしたら更に日本のウイスキーを扱うお店が今後増えていくかもしれないという期待がかかりますね。
さあ中島さんこのウイスキーだけではなく世界に打って出る日本のお酒というのは?私も知らなかったんですけれども。
こちらご覧頂いてですね…国内では昭和50年をピークに年々消費が減少傾向をたどりつつ…。
この20年で半減しているという事なんですね。
一方こちら海外の輸出ですね。
輸出量が年々拡大して10年間で約2倍になっていると。
新しい市場を求めて海外への販路拡大に乗り出す動きが活発化しているんですね。
こうした中伝統に縛られない戦略で急成長している酒蔵があるんです。
1849年創業の兵庫県丹波市にある老舗の酒蔵です。
従業員19人の小さな酒蔵ですが世界24の国と地域に日本酒を輸出しています。
地元の米や水にこだわって造られた日本酒は数々の賞を受賞してきました。
でもそれだけで売り上げが伸びている訳ではないんです。
こんにちは。
どうも。
いらっしゃいませ。
西山さんですか?西山でございます。
中島さなえといいます。
今日はよろしくお願いします。
こちらこそよろしくお願いします。
酒蔵の6代目西山周三さんです。
7年前に海外に進出。
以来アジアを中心に業績を伸ばし海外の売り上げはおよそ1億円とこの3年で3倍に増えました。
えっ?デザイン?それってどういう事ですか?お〜!何かすごいきれいな瓶が並んでますけどこれは何ですか?これが西山酒造場が造る日本酒です。
これ日本酒なんですか?はい。
瓶はワインボトルを思わせる釣り鐘状の形。
特注品です。
地元の芸術家と3年かけて検討し世界の市場で好まれるデザインを探ってきました。
海外に出荷している商品のほとんどがこの形。
容量もワインと同じ720ミリリットルです。
更に漢詩をモチーフに独特の世界観をラベルに表現。
ボトルの栓もワインを意識しました。
中でも海外の客の心をつかんだのがこのデザイン。
海外限定の大吟醸です。
ある国で縁起がいいとされる鮮やかな赤色に金文字。
小売価格で1本1万円ほどの高級品ですが注文が相次いでいます。
出荷量は年々増え今年は5万本を輸出する見込みです。
なるほど。
中身には自信があるからそのよさを外見でもアピールしたんですね。
ツボは…リメイク。
全部を変えるんじゃないんです。
165年の歴史の中で培ってきたやっぱりやり方ですよね。
そこの軸っていうのはぶれずにやっぱり世界を基準にしてワールドワイドで全部変えていく。
販売方法も従来の日本酒メーカーとは違う方法をとっています。
商社や輸入業者を仲介せず海外の小売店と直接やり取りしているんです。
消費者の反応を丁寧に聞き取る事で市場のニーズにも敏感に反応できます。
人材育成も世界を見据えています。
今年4月に入社した…張さんには今高級な日本酒がどのように造られているのか体験させています。
社長は張さん以外にも多くの外国人社員を採用したいと考えています。
この日アジアの留学生たちが見学に来ました。
よろしくお願いします。
(一同)お〜!誰かやってみて。
山あいの小さな酒蔵で造られる日本の酒。
伝統の味を守りながら外見や売り方を工夫する事で世界に羽ばたこうとしています。
すごいな。
こちらにその日本酒が置いてあるんですけれども是非手に取ってちょっと確かめてみて下さい。
この作りというかですね。
あっ。
このシルエットですよね。
裾が広がっているような…。
これ独特やね。
あ〜すごい。
そこも変えて…。
確かに今までにないものを作ろうとするともう100全部変えないといけなくなりますもんね。
でもこれ一回見たら忘れられないですよね。
中身は日本酒今までの百何十年という歴史って言うてはった。
それを中身があるんやからもうあとは外面やってそうじゃないよね。
その中身をよく分かってみんなを一つにまとめていくものすごい求心力っていったらいいんですか。
イメージの強じんな力が必要やねこういう商品を作るのには。
これからどんどん広がっていきそうな予感がしますね。
楽しみですね。
さあ中島さん世界で勝負を懸ける日本のお酒見てまいりましたが今回の中島さんが感じられた「中島のツボ」何でしょうか?「中島のツボ」はこちらです。
大きく出たね。
日本のお酒ってやっぱりしなやかさがあるんですよね。
それだけじゃなくて長年培ってきた伝統味の品質もありますしそこからすごくしんが強いというか…。
骨太なんやね。
はい。
分かる分かる。
だから世界に通用するっていう事や。
そうですね。
それをちゃんと広げていったら絶対世界に通用するっていう事やね。
世界中を酔わせるお酒になってほしいですね。
深いですね。
深く酔ってみたいですね。
今日はありがとうございました。
ありがとうございました。
2014/12/13(土) 17:20〜18:00
NHK総合1・神戸
ルソンの壺〜11月号〜「ジャパニーズ・スピリッツで世界を目指せ!」[字][再]
本家スコッチに並び称される日本のウイスキーづくりの神髄は?世界市場で注文が相次ぐ日本酒の酒蔵が目を付けたのは?世界で認められ、飲んでもらうためのツボを徹底紹介。
詳細情報
番組内容
日本で本格的にウイスキーづくりが始まって90年。今や国際コンクールで数々の賞を受賞するジャパニーズ・ウイスキーですが、本家スコッチに追いつくには様々な努力と工夫がありました。ウイスキーだけでなく日本の伝統の酒も世界市場を目指しています。世界で認められ、飲んでもらうための酒造りのツボはどこにあるのか?スコットランドや兵庫県の山間の酒蔵を作家の中島さなえさんが訪ね、日本のモノづくりの神髄を探ります。
出演者
【出演】田代杏子,名越康文,中島さなえ,福與伸二,三成慶太,西山周三
ジャンル :
ニュース/報道 – ローカル・地域
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
情報/ワイドショー – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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