情報まるごと 2014.12.16


暴風雪に警戒です。
けさも横殴りの雪が降った札幌市。
北海道では、あす以降、見通しが全く利かない猛吹雪となるおそれがあります。
気象庁によりますと、日本海と日本の南岸にある2つの低気圧の影響で、全国的に風が強まり、北日本から西日本の広い範囲で雨や雪が降っています。
低気圧はこのあと、急速に発達しながら北海道付近へ進むため、あさってにかけて、沿岸部を中心に非常に強い風が吹く見込みです。
また、今夜以降、上空に強い寒気が南下するため、北日本から西日本にかけての広い範囲で雪が降り、あすは日本海側を中心に、平地でも大雪となるおそれがあります。
さらに太平洋側でも、山沿いを中心に、所によって雪が積もる見込みです。
急速に発達する低気圧について、気象庁は臨時の記者会見を開きました。
今後の見通しです。
北海道ではあすにかけて、最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルに達すると予想されています。
各地の最大風速は、東北と北陸で28メートル、最大瞬間風速は30メートルから40メートルと予想されていて、北日本から西日本の沿岸では、波の高さが6メートルを超える大しけとなる見込みです。
あすの昼までに降る雪の量は、いずれも多い所で、北海道と北陸で80センチ、東北と東海で50センチ、関東甲信で40センチなどと予想されています。
気象庁は、暴風や高波、猛吹雪による交通障害や、車の立往生などに警戒するとともに、積雪の多い地域では雪崩や除雪作業中の事故にも十分注意するよう呼びかけています。
こんにちは。
情報まるごとです。
こちら、けさ9時の天気図です。
南北に2つの低気圧、二つ玉低気圧と呼ばれています。
こういうときは、日本列島の広い範囲に影響が及ぶということです。
低気圧はこのあと、急速に発達する見込みで、暴風雪に警戒が必要です。
まずは外の様子です。
東京・お台場からお伝えします。
東京・お台場に来ています。
この辺り、午前中から雨が降り続いています。
2時間ほど前と比べても、徐々に雨足が強まってきました。
冷たい雨が降っています。
この時間になって、少し風も出てきました。
急に冷え込んできました。
今の気温、こちらです。
手元の温度計では、およそ5度です。
もう外にいると、立っているだけで、冬のコートを着ていても、手がかじかんで、芯から冷えるような、そんな寒さとなっています。
この辺り、ふだんは多くの人がお散歩を楽しむような場所なんだそうですが、きょうはほとんど人もいません。
このお天気で、極端に人もお客さんも少ない状況だということです。
ここには海上バスの乗り場もあります、ここから海上バスも運航されています。
きょうは、まだそれほど強い風も吹いていないので、通常どおり運航しているということです。
以上、中継でお伝えしました。
東京、急に冷え込んできたということのようですね。
そして北海道では、猛吹雪などに警戒が必要です。
詳しく気象予報士の奈良岡さんの解説です。
北日本、特に北海道では、数年に1度という猛吹雪となるおそれがあります。
まずはこちらをご覧ください。
去年3月3日の北海道の映像です。
このとき、低気圧が急速に発達しながら北海道を通過し、北海道の広い範囲で猛吹雪となりました。
車が雪に埋まって、動けなくなるなどということが起こり、被害が出ました。
その去年3月3日の天気図から見ていきます。
北海道の辺りで、低気圧が中心気圧968ヘクトパスカルまで下がりました。
北海道の辺りの等圧線の間隔はかなり込み合いまして、猛吹雪となりました。
そしてその隣があすの予想天気図なんですが、低気圧の中心気圧、952ヘクトパスカルまで下がる予想です。
去年の3月3日よりも、さらに発達する予想となっているんです。
この低気圧、きょうからあすにかけて猛烈に発達しそうなんです。
きょうの天気図、見ていきます。
きょうはまず日本列島を挟むように南北に二つの低気圧があります。
これが二つ玉低気圧です。
広い範囲で天気が崩れまして、広く荒れた天気となりそうです。
この低気圧が、あす、急速に発達する予想なんです。
あすにかけて急速に発達します。
このために、猛烈な風、そして吹雪となるおそれがあるんです。
瞬間的には、予想される最大瞬間風速、北海道50メートルと、外にいるのが危険なほどの風が予想されています。
猛吹雪となりますと、外が真っ白になりまして、見通しが利かなくなるということがありそうです。
そして吹きだまりで立往生してしまうということも起こりそうです。
ですから、あさってにかけて、北海道では猛烈な風が、猛吹雪となりそうなんですが、特にあす、外に出ないなどの、厳重な警戒が必要となりそうです。
解説でも映像がありましたが、去年、北海道では暴風雪で、900台を超える車が立往生しました。
雪で車が立往生した場合、安全に一夜を過ごせるのでしょうか。
ことし1月、北海道で行われた実験をご覧ください。
この実験は、日本赤十字北海道看護大学で、災害看護学を研究している根本昌宏准教授が行いました。
学生や国土交通省の職員など、およそ50人が参加しました。
実験では、エンジンを止めた車の中で、参加者がいろいろな防寒具を使いながら、一夜を過ごします。
用意された防寒具は3種類。
1つは服のように着ることができる毛布。
その上に、電池につないで使う電気毛布。
さらに保温性に優れた、寝袋型のアルミのシートです。
持ち運びに便利なこれらを使い、車内で暖かく過ごせるかを調べます。
参加者の皆さんは、たくさん着込んで車に入られましたが、私はふだん着のままで、何時間耐えられるか、挑戦してみたいと思います。
実験を始めた午後10時の気温は、氷点下10度ほど。
エンジンを止めた車内は、どんどん温度が下がっていきます。
エンジンを止めてから1時間半ほどがたちました。
車内の気温は、今、0度を下回りました。
足先がかなり冷たく、動きにくくなってきたので、このあたりで断念したいと思います。
深夜、根本准教授が参加者をチェックします。
まだ体温は下がっていないようです。
しかし、この日の最低気温は氷点下16度8分。
車内の温度が外の気温に近づいていきます。
実験の終了後、参加者の話し合いが行われ、防寒具の意外な弱点が見つかりました。
参加者のかいた汗が、アルミシートに遮られて蒸発せず、凍ってしまったことが原因で、体温が急激に奪われてしまったのです。
根本准教授は、実験を踏まえ、寒い車内で体温を保つ方法について、さらに研究を進めることにしています。
これから猛吹雪などのおそれがありますから、車の立往生などにもお気をつけください。
さあ、寒さはこれからますます厳しい時期を迎えます。
きょうはその寒さを乗り越える工夫についてお伝えしていきます。
スタジオには消費生活アドバイザーの丸山晴美さんにお越しいただいています。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
丸山さんにその寒さを乗り越える工夫、1個ずつ教えていただきますが、まずこちら、服装です。
暖かい着こなしはということで。
そうですね、スカート、私もはいておりますけれども、それからズボンにすることで、約3度、体感温度が上がります。
3度違ったら大きいと思いますよね。
そうですね。
その下です。
今度こちらは、上の服装ですけれども、襟元が広がっている、袖口広がっている、今度はぴったりしている服。
こういったものが、いいということ?
これはですね、2つとも。
避けたほうがいいということですね。
そうですね。
やはり、袖口ですとか、この襟元が広がっていますと、寒さがどうしても入ってきてしまいますので、これらはなるべく狭いものですとか、タートルネックのようなもので、首を温める、そういった服装に替えていただくことと、あとはですね、ぴったりしている服というのは、理由が2点ありまして、1つは、血流が悪くなって、冷えの原因となってしまう。
それとあとは、空気の層が出来ないことで、暖かさが、保温ができなくなってしまうということで、重ねて着られる服装ですとか、できれば肌着は綿で、あと、上に着ていただくものは空気を含む毛、ウールですね。
こういったもので保温対策をしていただくといいでしょう。
化学繊維ではなく、天然繊維がいいということですか?
その理由としては、冬場はやはり静電気が起こりやすいですね。
化学繊維を着ていると、どうしても静電気が起こりやすいですので、綿とかウールですと、比較的、そのへんが抑えられますので、こういったもので保温対策をしていただくといいと思います。
重ねるのは何枚ぐらいがお勧めですかね。
そうですね、お部屋の状況にもよるんですけれども、私の場合は、大体3枚着て、寒いとさらに上に羽織るという形ですね。
さあそして次、こちらです。
家の中ではということで、家の中の対策ですね。
窓際が肝心なんですね。
そうなんです。
やはり外の冷気というのは、窓ガラスを伝って、このように、カーテンをしていたとしても、このカーテンの下から冷気が下りてきてしまいます。
これが寒さの原因です。
ですので、この窓際に、オイルヒーターですとか、パネルヒーターといった火災のリスクの少ないヒーターを置いていただいて、これで暖めていただくと、冷えた空気が暖められて、部屋が効率よく暖めることができるんですね。
なるほど。
この窓から来る冷たい空気をその場で暖めてしまおうという作戦ですね。
そうなんです。
先ほどもちょっと言いましたが、注意する点は、灯油のストーブですとか、電気ストーブですとか、あとは石油ファンヒーターといった、火災のリスクがちょっとカーテンによって出てしまうものは、避けていただくか、ちょっと遠く置いていただく。
離して置いていただくと、いいと思います。
今ちょっと出ましたカーテンにも対策があって、床につくぐらい長くするということなんですね。
そうなんです。
これはですね、やはり窓から冷気が伝って、下に出てくるのを防ぐために、できるだけつくくらいですとか、もうもしよければ、もっとさらに長くして、入ってこない、シャットアウトすることなんですけれども。
例えば窓は上のほうだとしても、長めにとったほうがいいんですか。
長めのほうが寒さ対策には有効です。
ですので、ちょっと足りないかなという場合は、クッションを置いていただいたり、バスタオルを丸めたもので押さえていただくと、これも対策になりますので、ちょっと足りないなって方は、そういうふうにされるといいと思います。
そして下、洗濯物の部屋干しってなってますね。
加湿なのかなというのは、分かるんですけれども、それが暖かさに関係するんですか?
そうなんです。
暖房と湿度というのは、かなり相性がよくて、湿度が上がると、体感温度が上がります。
特に冬場は乾燥しやすいですので、暖めながら、かつ湿度を上げるようにすると、暖かさがより効果が出るということなんですね。
続いて寝るときです。
暖かくして眠るには?
足湯で足を温めていただきたいと思います。
足湯なんですね。
理想はお風呂に入っていただいて、体が暖かいうちに、お休みになられるのがいいんですが、なかなかそれができない方も、いらっしゃると思いますので、足が冷えてしまった場合は、足から暖めて足湯で、あとは足の裏をマッサージしていただくと、足先の冷えが取れて、眠りやすくなるということですね。
いわば足湯で温め直すというような、そういうことでしょうかね。
そうなんです。
何分ぐらいつかってればいいですか。
5分ぐらいでいいと思います。
お湯もどんどん冷えてきますので、冷めないうちにやめていただいたほうがいいと思います。
そしてこちら今、人気ですね。
湯たんぽも活用できると。
布団の中だとどの位置に置くのがいいんでしょう?
そうですね、人それぞれだと思うんですが、足先であったり、もしかしたら背中のほうがいいという方も、いらっしゃるかと思うので、ちょっと自分でいくつかやってみて、いい所を当てていただきたいと思います。
こちら、低温やけどに気をつけながらお使いいただければと思いますけれども、そして今度、食べ物です。
体を暖める食べ物は?ということで、鍋は加湿効果があるんですね。
そうですね。
鍋をすることで、ここから蒸気が出て、部屋全体を暖める効果があります。
そして鍋ににんにく、しょうが、とうがらし、みそといった体が暖まる食材を一緒にとることで、体も温まるということですね。
その下はとろみがあるスープや紅茶ということで、とろみはなんで大事なんですか?
そうですね。
とろみがあることで、とろみ自体があると、スープが冷めにくいんですね。
それを冷めにくいスープを体に入れることで、また体の中での保温効果があるということで、とろみのあるものをとっていただく、あと紅茶も体を暖める作用がありますので、こういったものをとっていただけるといいんですが、紅茶はちょっとカフェインがあるので、夜ではなくて朝に飲まれることをお勧めします。
とろみがあったほうが保温効果、高まるんですね。
どうもありがとうございました。
では次です。
宮崎県延岡市の養鶏場で、ニワトリからH5型の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。
宮崎県はこの養鶏場で飼育されていたおよそ4000羽のニワトリを処分し、埋める作業を進めています。
宮崎県によりますと、延岡市にある養鶏場で、おとといからきのうにかけて、29羽のニワトリが死に、このうち3羽からH5型という強毒性のおそれがある鳥インフルエンザウイルスが検出されました。
宮崎県は、この養鶏場で飼育されていたおよそ4000羽のニワトリすべてを処分し、養鶏場を消毒するとともに、処分したニワトリを埋める作業を進めています。
またこの養鶏場から半径10キロ以内の道路の合わせて8か所で、通行車両を消毒し、感染拡大を防ぐ対策を進めています。
さらに、半径3キロ以内のニワトリや卵の移動を禁止するとともに、半径10キロ以内から外への出荷を禁止しました。
宮崎県などによりますと、半径10キロ以内には養鶏場がほかに3か所ありますが、これまでのところ、異常があったという情報はないということです。
宮崎県は緊急の会議を開き、感染の拡大防止に全力で取り組むことを確認しました。
政府は、菅官房長官や西川農林水産大臣、塩崎厚生労働大臣らが出席して、けさ、総理大臣官邸で関係閣僚会議を開きました。
農林水産省では、きょう、専門家のチームを現地に派遣し、ウイルスを運ぶ野鳥や小動物が鶏舎に侵入できる経路がなかったかや、周辺で野鳥が死んだりしていなかったかなど、ウイルスの感染経路を詳しく調べることにしています。
また全国の都道府県に対し、鳥インフルエンザが疑われる場合には、早急に通報するなど、対策の徹底を求めることにしていて、農林水産省では2例目、3例目の感染を出さないよう、しっかりと取り組んでいきたいと話しています。
次は東日本大震災の被災地の動きについて、仙台からです。
宮城県南三陸町では、衆議院選挙の準備などの影響で延期されていた月命日に行う行方不明者の捜索が行われました。
きょうの捜索は、南三陸町歌津地区にある名足漁港周辺の海岸で行われ、初めに、警察官と町の職員が、海に向かって黙とうをささげました。
警察と町では、今月11日の月命日に合わせて捜索を行う予定でしたが、おととい投票が行われた衆議院選挙の準備などの影響で、きょうに延期していました。
警察によりますと、南三陸町では、今も215人の行方が分かっていません。
警察官や町の職員は、漂流物や砂利をかき分けながら、行方不明者の手がかりを捜していました。
この合同捜索は、ことし最後になるということです。
次は被災地の明るい話題です。
震災で明かりが少なくなった気仙沼市の漁港に、クリスマスツリーが立てられ、華やかなイルミネーションの光が辺りを照らしています。
クリスマスツリーが立てられたのは、気仙沼市唐桑町の只越漁港です。
辺りが暗くなり始めた午後4時過ぎに、高さ4メートルのクリスマスツリーに明かりがともされます。
このツリーは、津波で建物などが流され、夜の明かりが少なくなった漁港の周りを、クリスマスの間だけは明るくしたいと、全国のダイバーや、地元の観光協会などが設置しました。
ツリーの周りには、雪だるまやクジラの形をしたイルミネーションも設置され、港を華やかに彩りました。
クリスマスツリーのイルミネーションは、来年1月14日まで点灯されるということです。
優しい明かりでした。
オーストラリアのシドニーできのう、武装した男が菓子店に押し入り、客などを人質に立てこもった事件。
きょう未明、警察が突入して、男は射殺され、人質となっていた男女2人が死亡しました。
警察は射殺された男が、イスラム過激思想の影響を受けていた可能性もあると見て、動機の解明を進めています。
未明のオーストラリア・シドニーの中心部です。
両手を上げて、建物から出てくる人たち。
人質と見られます。
そのおよそ10分後。
銃声が鳴り響きました。
警察の特殊部隊が突入。
犯人の男は射殺され、人質になっていた34歳の男性と、38歳の女性が死亡しました。
また、警察官1人を含む4人がけがをしたということです。
一夜明けた現場近くの広場です。
花を手向ける人の姿が見られました。
事件が起きたのはきのう午前、シドニー中心部のカフェを併設した菓子店で、武装した男が客や店員など17人を人質にして立てこもりました。
男は、店の窓際に黒い旗を掲げさせました。
アラーのほかに神なしなどと書かれています。
専門家によりますと、黒い旗は預言者ムハンマドが、異教徒との戦いのときに使ったため、イスラム国など、複数のイスラム過激派組織も掲げています。
警察によりますと、射殺された男は50歳。
イランの出身で、イスラム教の聖職者を自称しているということです。
男が開設したと見られるウェブサイトには、イスラム過激派組織イスラム国に、忠誠を誓うような書き込みが見つかっています。
警察は、男がイスラム過激思想の影響を受けていた可能性もあると見て、動機の解明を進めています。
サッカー日本代表のアギーレ監督が、スペインのプロチームの監督を務めていたときに、八百長に関わった疑いがあるとして、スペインの検察当局から告発されました。
これを受けて日本サッカー協会は、情報収集を進めるとともに、今後の対応を検討しています。
スペインの検察当局によりますと、アギーレ監督は、スペイン1部リーグのチーム、サラゴサの監督を務めていた2011年5月、1部リーグ残留を決めた試合で、八百長に関わった疑いが持たれています。
この試合前に、当時のサラゴサの会長が、両チームの選手などに合わせて96万5000ユーロ、日本円にしておよそ1億4000万円の金を渡した八百長の疑いがあるということです。
日本サッカー協会の大仁邦彌会長は今後の対応について、けさ、これから考えますと話し、原博実専務理事は、ノーコメントだと答えて、協会の建物に入りました。
スペインの司法制度では、検察からの告発を受けて、本格的な捜査が始まるということで、にっぽんさっかーきょうかいでは情報収集を進めるとともに、今後の対応を検討しています。
次は気象情報です。
お伝えしていますように、全国的に天気が荒れそうです。
奈良岡さん。
そうなんです。
冬の嵐となりそうです。
まずはこの時間の各地の雨や雪の様子、見てみましょう。
九州から北海道にかけて、雨や雪が降っていまして、今、やや強く降っている所があります。
北日本は湿った雪となりますので、電線や樹木への着雪、十分注意をしてください。
そしてあすは北日本、暴風雪に厳重な警戒が必要です。
また広い範囲で大雪となるおそれがあります。
ではあすの予想天気図を見ていきます。
きょうからあすにかけて、低気圧が急速に発達します。
そして全国的に風が強まりそうです。
日本海側を中心に、大しけや猛烈なしけとなるおそれがあります。
また今夜からは、上空に強い寒気が流れ込んできますので、日本海側を中心に大雪となりそうです。
そして、一部、太平洋側にも雪雲、流れ込んできまして、太平洋側でも雪が降り、積もるという所もありそうです。
では風の予想を見ていきましょう。
予想される最大瞬間風速、あすにかけて予想される最大瞬間風速は、北海道で50メートル、そして北日本や北陸でも、外にいるのが危険なぐらいの、東北や北陸でも、外にいるのが危険なほどの風が吹くおそれがあります。
またそのほかの地域でも、立っていられないほどの風が吹きそうです。
では続いて、雪の見通しについて見ていきます。
今夜から見ていきますと、雨は次第に雪へと変わりまして、北海道から九州にかけての日本海側を中心に、広く雪が降りそうです。
北陸や北海道、紫色の表示で、雪が強く降る所もありそうです。
また太平洋側にも雪雲、流れ込んできそうです。
四国などでも雪が降りそうです。
では予想される雪の量を見ていきます。
あすの昼までで、多い所では、北海道や北陸で80センチ、東北や東海で50センチ、そして西日本の太平洋側でも10センチから30センチが予想されています。
北日本や北陸ではあさってにかけても雪が続きます。
大雪に対する警戒、必要です。
では、全国のあすの天気です。
早いもので、12月ももう半ば、来週はクリスマスです。
クリスマスといえば、ケーキを買って楽しむ方も多いと思うんですけれども、そのクリスマスケーキ、今、ちょっと変わったあるもので作ったものが人気なんです。
きれいにデコレートされた2つのケーキ。
よく見ると。
ケーキの周りには、お刺身。
甘エビやイクラ、ウニも載っています。
そう、これ、ケーキの形をしたおすしなんです。
華やかですね。
お花に見立てて飾りつけたマグロやサーモン。
生クリームのように見える白いものは、エンガワです。
エンガワ、おいしいですよね。
甘いものを控えている人など、クリスマスケーキの代わりに注文する人が多いそうですよ。
すしケーキと名付けられた、このおすしを作っているのは、岡山県勝央町にある回転ずし店です。
3年前から常連客の誕生日などにサービスとして作っていました。
作り方もケーキみたいですね。
ねぇ。
そのすしケーキを、ことしからインターネットで販売を始めたところ、全国から注文が殺到しているといいます。
やっぱり、クリスマスが多いんですね。
でもすしケーキ、すべて手作りです。
1日に20個ほどしか作れません。
ですから、クリスマス直前の発送に備えて、少しずつ作り、冷凍保存しているんです。
細かい作業ですね。
すしケーキを試食した常連さんは。
確かにおしゃれです。
これまでに何度もすしケーキを注文している岡山県の女性です。
クリスマスだけでなく、家族の誕生日をすしケーキでお祝いしたり、知り合いにお中元やお歳暮として贈ったりすることもあるそうですよ。
また、自宅で作れるクリスマス向けのおすしも人気なんです。
東京都内で開かれた料理教室です。
どうですか?
サンタクロース。
そうなんです。
こちらの教室では、飾り巻きずしの作り方を教えてくれます。
こうした巻きずしの作り方を知りたくて、遠方から参加する方もいるそうなんです。
この日、作ったのは、雪だるまの巻きずし。
ゴボウを巻いた巻きずしに色づけした酢飯を、さらに巻きます。
そして、切り分けたおすしの上に、のりや野菜で顔を描けば、出来上がりです。
少し複雑な作り方のものも紹介されました。
こちらはトナカイ。
角の部分をしっかりと表すのが、難しいそうですよ。
確かにね、難しそうですね。
作ってみた感想は?
また、この教室ではクリスマス直前に、このようなすしケーキを作る教室も開かれるそうです。
人気が高く、すでに満員だそうですよ。
すしのアレンジの幅広さに驚きますね。
もう本当に彩り鮮やかで、今すぐ食べたくなりますけれども、このおすしケーキ、業界団体では、販売しているお店の数などは把握していないということなんですね。
ただ、インターネットなどでは手作りするレシピなども多数掲載されて、今、じわじわと人気が高まっているようです。
さあ、次は小学校で飼われている代表的な生き物、ウサギについてです。
ほえたり鳴いたりしないので、授業の邪魔になりませんし、なんといっても、このかわいらしい表情が人気です。
しかし、最近では子どもたちとウサギの関係に、微妙な変化が現れているようです。
ウサギと触れ合うイベントが福岡市で開かれました。
ウサギと楽しそうに遊ぶ大人たち。
その一方で、子どもたちは。
ウサギさん、おいでおいでって。
そうそう、かんだりはしないです。
福岡市内の小学校です。
ここが本校の飼育小屋になります。
この小学校では、動物を飼うことで、命の大切さを学んでもらおうと、20年以上、ウサギを飼い続けてきました。
しかし、最後の1羽が死んだことで、飼育をやめてしまいました。
先生の目の届きにくい休日に、子どもたちが登校することは、安全管理上、問題があると判断し、やむなく飼育を見送りました。
子どもたちの安全を優先し、ウサギなどを飼う小学校は減っています。
県の教育委員会が把握しているだけでも、ここ3年で、県内の30校余りが飼育をやめました。
子どもたちに命の大切さを教えたい。
県の教育委員会が、ことし4月から新たな取り組みを始めました。
獣医師と協力して、県内の小学校を回る出前授業です。
この日は1年生の児童にウサギに触れてもらいます。
しかし、子どもたちはなかなかウサギに慣れません。
ありがとう。
ゆうなちゃん、ちょっと嫌い?汚れ、大丈夫だよ。
そこで獣医師は聴診器を使って、子どもたちに心臓の音を聞かせます。
聞こえる?
どどどどどどって。
そうだね、どどどど。
聞こえるよね。
めっちゃどどどどどって。
そーっと触ってみて、怖くないよ。
子どもたちは、ウサギが生きているということを実感したようです。
時代の流れで小学校からウサギが減りつつありますが、ウサギと触れ合うことで命の大切さを学ぶことは、今も昔も変わりません。
命を感じる機会になったのではないでしょうか。
福岡県の教育委員会は、小学校での出前授業、来年1月末まで続け、子どもたちに命の大切さを伝えていきたいと話しています。
トクする日本語です。
杉原満アナウンサーです。
こんにちは。
こんにちは。
お正月を前に、デパートやスーパーのおせちの宣伝をずいぶん見かけるようになりましたね。
日本の正月には欠かせないものですが、きょうはこのおせちの由来を、いろいろと見ていこうと思います。
おせちという字は、こういうふうに書きます。
日本では、元日や3月3日、5月5日など、季節の節目の日ということで、節日、あるいはせちびと呼んで、行事をしている。
そのとき、神様にお供えするものを節供というんですけども、おせちの節は、もともとこの節日、あるいは節供のことだったんですね。
元日だけじゃなかったんですね。
それがだんだん元日に限定されるようになります。
一番重要な日ということで、お正月は歳神様をお迎えして、お供えをして、そのおすそ分けを人も頂くんですね。
つまり神様と一緒に頂く、これがおせちの意味になったんですね。
内容はどういうものであったかというと、例えば江戸時代の初めには、食積あるいは蓬莱というですね、正月の飾り物を兼ねたこういうものを作りました。
これは三方にお米を敷いて、お餅を載せて、ちょっと今の鏡餅に似てますけれども、のしあわび、昆布、かちぐり、いろいろなものを飾ったんですが、これ飾るだけではなくて、例えばお客様が来ると、お話をしながら、ぽりぽりとつまんで食べていたと。
そこから?
つまり、神様のおすそ分けを頂いていたということですが。
幕末になると、飾る物と食べるものを分けて…するようになります。
食べるほうは三つざかなといって、黒豆、数の子、田作り、関西はたたきごぼうなどにします。
これを重箱に詰めて、用意しておくようになりました。
このほかに、料理としては煮物を正月には作りましたが、これ、内容は今と同じようなものですね。
この煮物も次第にこの三つざかなと一緒に重箱に詰めるようになるんですね。
これが今のおせちの形になったということですね。
さてこのおせち料理というのは、縁起物ですから、いろいろな語呂合わせをしますけれども、黒豆がまめに暮らせるようにですとか。
ただ調理法については、縁起のよいめでたいことばがたくさん使われます。
松竹梅にちなんだ、松葉ゆずとか、ねじり梅、これ、にんじんの切り方のことですね。
それから亀甲しいたけ、亀がめでたいものと。
それから紅白、金銀といったことばも多くて、おなじみ紅白なます。
卵黄を使ったエビの黄金煮。
それから錦卵は、黄身が金、白身が銀表しているそうです。
2色だから錦とも言うそうですけれどもね。
それからお箸も、ふだん使っているものではなくて、白木の新しい箸を用意しますよね。
普通ね。
両側が削られているものが多いんですが、この趣旨は、片方は神様が使うほう、神様が使うほう。
片方は人が使うほうとされています。
というのは、もともとこの祝い箸というのは、神様のお供えにまず使うと。
それをまた人も使わせていただくという趣旨だそうで、こういう神様と一緒に、正月はお料理を頂く、おすそ分けを頂くという風習が、こういうところに残っている、こういうことなんですね。
にじまると一緒に各地の空を散歩するにじさんぽです。
気象予報士の奈良岡さんとお伝えします。
きょうは広く雨や雪が降っています。
それでは、空の散歩に出かけましょう。
初めは、石川県輪島市からの眺めなんですが、日本海が見えています。
かなり視界悪くなってますね。
そうですね。
きょうはまだ雨なんですけれども、あすは雪に変わりそうです。
風も強く吹きそうで、吹雪となりそうですから、大雪、そして吹雪に注意、警戒が必要です。
山沿いも海沿いも、どちらも警戒していただきたいですね。
そうですね。
続いて秋田県大仙市の現在の様子です。
こちらはまだ雪は降っている様子は見られませんが、やっぱりしっかり積もってますね。
そうですね。
今は降っていなくても、あすはやはり、こちらも雪でふぶきそうなんですね。
雷を伴う所もありそうです。
そしてあさってにかけても、吹雪は続きそうです。
最後は北海道利尻空港の現在の様子です。
こちらも今、雪は降っていませんが、やはり雲が立ちこめてますね。
そうですね。
こちらも今、降っていなくても、こちらは夜から吹雪となりそうなんですね。
これから風が非常に強く吹きそうです。
あす、そしてあさっても雪で、ふぶきそうです。
猛吹雪には厳重に警戒が必要です。
不要な外出は、極力、避けたほうがよさそうですね。
そうですね。
では改めてあすのお天気お願いします。
あすは北海道から九州にかけて、日本海側を中心に雪でしょう。
太平洋側でも雪が降ることもありそうですし、太平洋側も積もることもあるでしょう。
全国的に風も強いです。
特に北日本、猛吹雪に厳重に警戒をしてください。
気温の予想です。
最低気温は0度から3度ぐらいの所が多くなりそうですね。
日中の気温、真冬並みとなります。
名古屋や大阪、5度までしか上がらないでしょう。
以上、あすのお天気、お伝えしました。
2014/12/16(火) 14:05〜14:55
NHK総合1・神戸
情報まるごと[字]

▽厳しい寒さを乗り切る暮らしの“ひと工夫” 【キャスター】小澤康喬,滝本沙奈,【気象キャスター】奈良岡希実子

詳細情報
出演者
【キャスター】小澤康喬,滝本沙奈,【気象キャスター】奈良岡希実子

ジャンル :
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ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
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