バース・デイ【開成学園高校 野球部】 2014.11.23


毎年1学年400人のうち
150人前後東大生を輩出する日本一の進学校だ
だが意外にもその教育方針には
スポーツが重要な位置を占めている
そこにはこんな狙いがある
模範解答がある勉強とは違い
明確な答えのない…
社会に出てから重要になる人間力を鍛える
現在…
どの部活も勝敗に徹底的にこだわり
真剣勝負を挑む
今年
伝統の硬式野球部は
まさにその典型だ
(スタッフ)学部は?
将来なりたい職業は多岐にわたり
東大進学は
あくまでその実現のためのステップにすぎないという
そんな彼らに
勉強だけでなく部活に励む理由を尋ねると
そして練習の合間にはこんな光景が
監督もまた個性的だ
練習できる時間を何でこんなに簡単に無駄にするんだ貴様!
勝つための戦術は
耳を疑うものだった
開成高校野球部
そこには野球に真剣に向き合い
未来のエリートの人間力を育てるノウハウが詰まっていた
(大号泣する)
目指すは甲子園
どんな強豪校にも臆することなく挑む
もうひとつの真夏の戦い
しかもたった3時間だけ部員の多くはこれまで本格的に野球に取り組んだことがないそれでも彼らは真剣に甲子園を目指しています東大合格者33年連続トップという日本一の進学校で学ぶ彼らはたとえ練習環境が悪くてもあくまで勝利にこだわり続けます
開成高校野球部の甲子園を目指す戦いが始まった
監督を務めるのは…
新チームの指導は驚くべき言葉から始まった
(まばらな返事)
(部員)はい
東大合格より勝つことのほうが難しい
それは部員のレベルを見れば明らかだった
その多くが高校まで野球どころか
体を動かすことにあまり時間を費やしておらず
運動能力はお世辞にも高いとはいえない
環境も恵まれていない
開成にはあらゆる運動部で
グラウンドを均等に使うという規則があり
野球部の
強豪校と同じ舞台で戦う資格すら疑われる
厳しい状況にもかかわらず
青木監督は豪語する
甲子園に連れていきたいとか…
監督だけではない
勝利への意識は部員も高い
例えば2年の奥村蒼は
弱いことイコール試合に負けることではないと考えている
一方勉強では…
秀才
部活中でも常にノートを持ち歩き
青木監督の言葉や気づいたことを欠かさずメモしていた
そこにはこんな言葉が書かれていた
「ズルしてでも勝つ勝利至上主義」
戦意をなくさせると?はい
そのために開成高校野球部は
高校野球の常識を覆すとんでもない戦略を考え出した
その戦略とは…
守備練習は一切なし
一体どういうことなのか?
そういう野球なんですよね
弱いチームには弱いチームなりの勝ち方がある
青木監督は限られた時間で
すべてを中途半端にこなすより
バッティングを集中的に鍛えたほうが
勝利に結びつく可能性が高いと考えていた
グラウンドが使えない残りの週6日
野球部員は一人一人個別で練習に取り組む
彼らはその練習をこんなふうに捉えていた
部員それぞれが自分のテーマを考え
技術の向上に取り組む
ボールが使えない場所では
バドミントンの羽根を打ち続ける
中にはバッティングを
物理の課題として捉える部員もいた
部員の中には研究をバッティングセンターで行う者もいた
この部員が自らに設定したテーマは
仲間に携帯で撮影してもらいながら
理想のフォームを追求する
研究に続いては実験
いくら練習させても意味ねえよテメエは
全体練習
それは部員達にとっては
日頃の研究成果を監督に問われる…
実験までの6日間
部員達はそれぞれ
自分で設定したテーマに沿って研究に励んできた
そんな中この日青木監督は
一人の部員に注目していた
谷野は
…で開成に合格
中学時代から続けていた野球でも
青木監督も期待している選手だ
これまで谷野は
上体のバランスを崩しているため
スイングの軌道が安定しなかった
この課題を克服しようと
研究に時間をかけてきたはずだった
だがほとんど修正できていなかった
谷野は週に一度のボールを打つ練習を外され
素振りを命じられた
翌日谷野は再び研究に取りかかった
彼が考えたできない原因は
そしてその克服のため谷野が始めたのが…
バドミントンの羽根を
限りなく引きつけて打つことだった
こうすることでスイングの軌道が安定すると考えた
そして迎えた公式戦
その谷野が監督の期待に応えた
開成高校野球部は
新チーム初の公式戦に臨んだ
夏に向け力を試す大事な一戦
対戦相手…
試合は開成1点リードで迎えた4回
必死に研究に取り組んでいた谷野が
打席に立った
・よし!走れ!・越えるぞ越えるぞ!・越えた越えた越えた!
レフトの頭を越す見事なツーベース
この谷野の一打が開成打線に火をつけた
続く5回
勝利に誰よりこだわる2年の奥村が…
ヒットで出塁
すかさず盗塁を決めた
すると…
このあとヒット4本を放ち開成一気に4点
監督のげきに応えるように
その後も得点を重ね9回表を終わって
開成は6点をリード
だがその裏
ほとんど練習してこなかった守備の乱れから
5点を返され1点差に
さらに
2点タイムリーヒットを浴び
逆転サヨナラ負け
何と6点のリードをあっという間にひっくり返され
新チーム初の公式戦勝利を逃してしまった
部員達はこみ上げる悔しさをこらえきれなかった
だが青木監督が部員にかけた言葉は
意外なものだった
この言葉思い出してチビるぐらいだったら毎回サヨナラ負けしようぜその代わりそれがイヤだったら
夏に向けチームが勝つための戦略に
変更は全くなかった
練習のほとんどをバッティングに割き
5回までに10点を取る野球を実現するための
研究と実験の日々を重ねた
打線の鍵を握る谷野の状態はさらによくなっていた
スイングの軌道は安定し
体勢を崩すことがほとんどなくなった
谷野君が何かつかんでる感じ…
この日
谷野は仲間と食事に出かけた
3年にとっては受験を意識する大事な時期だが
開成高校野球部の夏の戦いが始まった
初戦の相手は去年コールドで敗れた…
初回開成はまずい守備が飛び出し
いきなり先制されてしまう
その後もピンチが続いた
だがここでショート奥村が好フィールディングを見せ
何とか切り抜けた
そして2点差を追う7回
ここまで点が取れていない開成打線に活を入れたのは
やはり谷野だった
ライトの頭上を越すツーベースヒット
だが…
そして9回すでにツーアウト
打席に立ったのは谷野
開成野球部の夏は
こうして終わった
放ったヒットは6本
0点に抑えられての悔しい敗戦だった
8割ぐらいの完成度自分が理想とするところのでも8割じゃ勝てなかったっていうことですよね一番印象に残ってることってどんなことですか?今まででですか?やっぱり今日の試合のすべてですかね今までで一番よかったと思います気持ちよかったし
日本一の進学校開成高校野球部
甲子園を目指す真剣勝負の中で
それぞれの選手が何をつかみとったのか
それはかけがえのない未来への糧になるだろう
(ナレーション)
四人目の大罪怠惰の罪のキングは生きていた
2014/11/23(日) 16:58〜17:30
MBS毎日放送
バース・デイ[字]【開成学園高校 野球部】

東大合格者数、33年連続トップの開成学園高校。その中で最も熱く燃えているのが硬式野球部…独自の野球理論で熱く指導する熱血監督と、頭脳明晰な高校球児たちに迫った!

詳細情報
お知らせ
この番組は2014年7月26日に関東地方で放送されたものです。

開成学園高校。1学年400人のうち、毎年150人近くの東大生を輩出している日本最高峰の進学校である。
そんな開成高校が、力を入れていること…それはスポーツだ。難関をクリアして入学してきた頭脳明晰な生徒たちに、いわゆる「模範解答」のないスポーツをさせることで、自分なりの方法論を考えさせることが、開成高校の教育方針なのだ。
番組内容
観察力・注意力・予測力を養うべく、開成学園高校には、20を超える運動部が存在している。その中で、今、最も熱く、また、注目されているのが、硬式野球部だ。だが、所属する部員は、本格的な野球経験者がほとんどいない。その上、練習環境も恵まれているとは言えず、グラウンド練習は週1回で、3時間のみだ。そんな状況下で、野球部監督・青木秀憲は、真剣に甲子園出場を目指していた。彼らがグラウンドで行う実験と研究とは!
出演者
【語り】
東山紀之

【出演者】
青木秀憲(開成学園高校・硬式野球部監督)
開成学園高校硬式野球部

※開成学園高校:中高一貫教育の男子校。高校には、中学からエスカレーターで300人、外部から受験で100人入学するが、その倍率は3倍という超難関。2014年は150人の東大生を輩出している超エリート高。

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ドキュメンタリー/教養 – スポーツ
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32722(0x7FD2)
TransportStreamID:32722(0x7FD2)
ServiceID:2064(0x0810)
EventID:1961(0x07A9)

カテゴリー: 未分類 | 投稿日: | 投稿者: