ニュース・気象情報 2014.12.17


この時間の「みんなの体操」はこの辺で。
このあともどうぞお元気にお過ごし下さい。
ニュースをお伝えします。
急速に発達している低気圧の影響で、全国的に風が強まり、西日本でもふぶいている所があります。
北海道東部では、数年に一度の猛吹雪になるおそれがあり、気象庁は、無理な外出は控え、厳重に警戒するよう呼びかけています。
ではまず、北海道東部の網走市から中継です。
網走市中心部にあるNHK網走報道室です。
建物の壁や窓に強い風が吹きつけ、時折、がたんがたんと音がしています。
ご覧のように外を見てみますと、湿った雪とともに、非常に強い風が海から陸に向けて、真横に吹いているのが分かります。
また、近くの電線は風にあおられて大きく揺れています。
市によりますと、これまでのところ、人や住宅などに被害が出たという連絡は入っていないということです。
気象台は網走市内の雪と風のピークは、昼前から夕方にかけて続くとして、今後の気象情報などに注意するよう呼びかけています。
かわってこちらは広島市の様子です。
現在は雪はやんでいるようですが、建物の上は、雪で白くなっています。
15分ほど前まではふぶいて、降る雪が風に流されていました。
道路脇、そして車の通行量の少ない道では、うっすらと雪が積もっている所も見えます。
雪に慣れていない地域では、外を歩く際には、あるいは車の運転には十分な注意が必要です。
西日本は平野部でもふぶいている所があります。
午前9時の広島市の積雪6センチとなっています。
午前8時ごろの北海道網走市です。
気象庁によりますと、発達中の低気圧の影響で全国的に風が強まり、北海道東部では非常に強い風が吹いています。
北海道では、根室市で午前5時前に39.9メートル、オホーツク海側の斜里町ウトロでは、午前4時前に33.6メートルの最大瞬間風速を観測しました。
北海道東部では、この24時間に70センチ近い雪が降り、午前9時の積雪は、帯広空港で72センチ、新得町で69センチなどとなっています。
一方、西日本の平野部でもふぶいている所があり、午前9時には広島市で6センチ、山口市と徳島市で1センチの積雪となっています。
高知市と熊本市、大分市、長崎市、宮崎市、それに鹿児島市で初雪を観測しました。
このあと、2つの低気圧が北海道付近で1つにまとまり、あすにかけて強い冬型の気圧配置となるため、北日本から西日本の沿岸部を中心に、非常に強い風が吹き、日本海側や山沿いでは、まとまった雪も降る大荒れの天気になる見込みです。
特に北海道では暴風が吹き荒れる見込みで、気象庁はオホーツク海側では、これから数年に一度の猛吹雪になるおそれがあるとして、無理な外出は控えるよう呼びかけています。
あすにかけての最大風速は、北海道の陸上で25メートル、海上で35メートル、また最大瞬間風速は35メートルから50メートルと予想されています。
このほかの各地の最大風速は、いずれも陸上が東北と北陸で23メートルから25メートル、関東と東海、近畿、四国、山陰、それに九州で15メートルから20メートル、海上では20メートルから28メートル、また最大瞬間風速は30メートルから40メートルと予想され、北海道と東北の日本海側、それに北陸の沿岸では、波の高さが9メートルから10メートルと、猛烈なしけとなる見込みです。
あすの朝までに降る雪の量はいずれも山沿いの多い所で、北陸で1メートル、北海道と東北の日本海側、関東北部、それに岐阜県で80センチ、長野県で70センチ、近畿北部と中国地方で60センチ、九州北部と山口県、それに四国で10センチから30センチなどと予想され、平地でも大雪になるおそれがあります。
きょうは北海道東部と東北の日本海側で潮位が高くなり、海岸や川の河口付近では、高潮による浸水のおそれがあります。
気象庁は暴風や高波、高潮、猛吹雪や吹きだまりに厳重に警戒し、路面の凍結や雪崩、落雷、突風などにも十分注意するよう呼びかけています。
北海道を中心に被害や影響が出ています。
けさ6時ごろ、北海道北見市で軽乗用車が電柱に衝突し、運転していた50代の男性が死亡しました。
当時、現場は吹雪で、見通しが悪い状態だったということです。
また北海道から離れた場所でも、雪の影響と見られる事故がありました。
広島県大竹市でけさ4時半ごろ、乗用車が前を走行中のトラックに追突し、さらに後続のトラックが追突する事故がありました。
最初の事故のあと、車の外で話をしていたトラックの運転手の54歳の男性がトラックと乗用車の間に挟まれ、死亡しました。
当時、現場では雪が降っていて、警察は、凍結した路面でスリップが相次いだと見て原因を調べています。
避難の情報です。
北海道の別海町は高潮のおそれがあるとして、午前9時、沿岸部の本別海地区のすべての世帯267人に避難指示を出しました。
また根室市でも高潮による浸水のおそれがあるとして、市の北部の一部の地域に避難勧告が出ています。
停電も起きています。
北海道では標茶町や根室市などを中心に、5000か所余りで停電が起きています。
交通への影響です。
国内の空の便は、北海道や東北各地の空港を発着する便を中心に、日本航空や全日空などで203便の欠航が決まっています。
JR北海道では、これまでに特急列車50本と、普通列車など266本が運休したり、運休が決まったりしています。
運休する列車はさらに増える見込みです。
また、秋田新幹線も、秋田駅と東京駅を出発する2本の運休が決まっています。
ではここで、雪以外のニュースをお伝えします。
輸出から輸入を差し引いた先月・11月の日本の貿易収支は8919億円の赤字となり、29か月連続の赤字となりましたが、原油価格の値下がりなどで、赤字額が去年の同じ月と比べ、30%余り減少しました。
財務省の速報によりますと、先月の輸出額は6兆1889億円で、去年の同じ月と比べて4.9%増加しました。
これは主に中国向けの半導体や液晶パネルの輸出が増えたことなどによるものです。
一方、先月の輸入額は、7兆807億円で、原油価格が値下がりしたことなどから、去年の同じ月と比べて1.7%減少しました。
この結果、輸出から輸入を差し引いた先月の日本の貿易収支は、8919億円の赤字となり、統計が比較できる昭和54年以降、最も長い期間を更新して、29か月連続の赤字となりました。
しかし、赤字額は去年の同じ月と比べて、31.5%減少しました。
ではここで全国の天気、まず、雲の様子です。
北海道付近には猛烈に発達した低気圧の渦を巻いた雲があります。
寒気の吹き出しに伴う筋状の雲が、日本海や九州の西、それに太平洋側にも広がっています。
きょうの天気です。
日本海側は広い範囲で雪が降り、大雪になるでしょう。
北日本の太平洋側のほか、東海から九州でも雪が降り、積もる所や大雪になる所がありそうです。
関東の平野部は晴れるでしょう。
また全国的に風が非常に強く、北海道では猛烈な風が吹き、見通しの利かない猛吹雪になりそうです。
2014/12/17(水) 10:00〜10:10
NHK総合1・神戸
ニュース・気象情報[字]

ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 天気

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