くらし☆解説「衆議院選挙 世界はどう見た?」 2014.12.17


生字幕放送でお伝えします岩渕⇒こんにちは。
10時10分です。
14日に投開票が行われた衆議院選挙自民公明の与党が全議席の3分の2を上回る議席を獲得しましたが海外は今回の選挙、どんなふうに見ているんでしょうか。
担当は高橋弘行解説委員です。
今回の選挙、世界の反応はどうなんでしょうか。
高橋⇒今回の選挙に関して欧米のメディアが特によく使っていたことばに、こんなものがあります。
スナップエレクションですか。
スナップというのはこういう意味です。
ぱちんと指を鳴らすという意味です。
あっという間という意味もあります。
あっという間にやられた抜き打ち選挙ということです。
エレクションは選挙ですからね。
安倍総理大臣の解散総選挙の決断は、海外からは驚きをもって受け止められました。
日本でもサプライズでしたね。
タイミングも海外から見ると不思議でした。
日本のGDP国内総生産ですね。
ポイントは7月から9月の第3四半期がマイナス1.6%という実質成長率の速報値が出されたのが11月17日。
実際に、もっと今は悪くなっています。
ところが安倍さんこの翌日に解散表明をしました。
つまり2期連続でGDPがマイナスになったよね経済政策アベノミクスは大丈夫なの、景気後退じゃないの、という時期に解散しました。
2期連続だと景気後退だと一般的に言われますね。
こんな時期に選挙は、不利なんじゃないのというときの解散でした。
選挙結果は与党が3分の2以上の議席を獲得しました。
与党としては圧勝ですが、自民党としては議席を減らしました。
消費税を8%据え置きについてはどの政党も反対していませんでした。
何のための解散だったのかということはいまだに海外から見て不思議なわけです。
イギリスの公共放送BBCのウェブサイトの記事です。
スナップエレクションと出ています。
抜き打ち選挙の裏に何がという記事を書いています。
やや困惑した記事です。
ちなみにBBCは選挙が終わったあとも安倍総理のこのタイミングでの総選挙のねらいはいまだに不明だとやや皮肉った記事を書いています。
ちなみに今回の選挙各国はどんな反応を見せていますか。
それぞれ思惑が入り混じった反応を示しています。
安倍さんがいちばん関係を重視しているアメリカですがホワイトハウスのアーネスト報道官の声明は緊密な同盟関係を深めていくことを楽しみにしているというものです。
つまり与党がこれだけ議席を取ったのだからTPPもあるいは自衛隊とアメリカ軍との協力関係を新たに定める日米防衛協力の指針いわゆるガイドラインの見直しもきちんと進めてくれるんでしょうねという期待感が示されています。
しかも、楽しみにとあります。
続いてロシアです。
プーチン大統領から表立っての祝意はまだありませんがロシアの国営テレビRTRはこれで安倍総理は自主的な外交政策をとれるようになりロシアとの日本の間にも新たな可能性が生まれると言っています。
選挙で勝って強くなったんだからもっとアメリカと離れて自主外交をしてよね安倍さんというふうに見られます。
そしてお隣の韓国ですがKBSは選挙のあとこんなニュースを流しています。
アベノミクスがうまくいかず経済はマイナス成長と深刻さを増しているのに日本の国民にはほかの選択肢がなかったようです。
安倍政権が選挙で圧勝し長期政権に向かう道が開かれました。
日本の衆議院選挙は、与党圧勝野党惨敗に終わりました。
今回の勝利で安倍総理は2018年までの長期政権への道を開くことに成功しました。
圧倒的な数の勝利で軍隊の保有と戦争参加を禁止する憲法9条を改正し戦争のできる普通の国になろうという安倍総理の右派の色合いが一層強まると懸念されています。
日本の憲法改正などの動きが気になるようですね。
韓国KBSは、このところこういう安倍さんが非常に右派色を強めているという報道があります。
今のは報道です。
韓国政府の反応は韓国外務省の報道官は安定した政権基盤を土台として正しい歴史認識のもと近隣諸国自分たちのことですね友好協力関係を発展させることを期待すると述べています。
安倍さんは政権が安定したんだから歩み寄ってよね、というシグナルにもとれます。
そしてさらに中国。
国営の新華社通信は、日本の国際社会の地位に関わる憲法改正もこれで遅かれ早かれ政治日程に上がるだろうとして強い警戒感を示しています。
こちらも憲法改正を気にしています。
韓国、中国ともに、安倍政権がさらに長期政権になったということを踏まえて、これからどうやって日本の政権とつきあうかということをそれぞれの立場で模索しているということがいえます。
各国のメディアはこの選挙そのものはどう評価しているんでしょうか。
例えばニューヨークタイムズは地滑り的勝利。
イギリスの新聞ガーディアンはこれで安倍総理は、より権力を握ったと伝えていますが、実はニューヨークタイムズなど欧米のメディアの中には、これで政権が安定したんだからアベノミクスといった、もっと経済政策をきちんとやってくださいという論調とは別に安倍総理が、歴史認識や憲法改正でさらに強い姿勢をとって近隣諸国と緊張を高めるのではないかと政治姿勢に対する懸念の論調もやや目立っています。
つまり経済政策以外にも安倍政権の歴史認識が注目され始めているということだと思います。
今後、世界から見られていくわけですね。
さらに各メディアが勝敗と合わせて非常に大きく関心を示したのがこちらです。
投票率ですね。
戦後最低でした。
非常に低い投票率に注目しています。
それに関連した記事が出ています。
低投票率なので例えばイギリスBBCテレビはこれで安倍総理の経済政策が全面的な支持を得たとまではいえないと言っています。
ニューヨークタイムズも与党の勝利は野党が混乱して課題への回答を示せなかった。
つまり野党へ対する国民の失望が低投票率につながったという論調です。
選挙の翌日に放送されたスペインのTVEのニュースをご覧ください。
自民党の圧勝と同様に際立つのは52.7%という低い投票率です。
天気の悪さやライバルの不在前回から2年後の選挙で盛り上がりに欠けたことも原因ですが、安倍総理の政策の効果に対する疑問も影響していると思われます。
野党が弱すぎたのでこの結果をもって安倍総理が支持されたとは言えないとこの男性は話しこの女性は、大企業は経済が回復していると言うが中小企業はそう思っていないと話しました。
棄権は48%で、これまでの最高を記録しています。
確かに投票率をかなり意識していますね。
今のニュースは抜粋してあるんですが各国を見ていると投票率が低いということは、よく言っています。
これだけ言っているスペインはどうなのかということで調べたら、スペインは国の議会選挙はここのところ平均70%の投票率です。
日本より、かなり高いですね。
ですから日本も努力が必要だと思います。
どんな努力が必要ですか?例えば、こちらです。
低投票率にアメリカも悩んでいるんですがアメリカがいろんな町で独自にやっている試みです。
シールなんです。
IVoted私は投票しました、というシールです。
投票に行きますよね、1枚もらえるんです。
これを胸に貼ったり、腕に貼ったりすると町を歩いている人にとっての証しになります。
見た人が行かなきゃという試みにもなります。
投票率もなかなか上がりづらいですがこれも1つのいい挑戦だと思います。
中には、罰金をとろうかという国もあります。
オーストラリアで2000円から3000円の罰金がとられます。
投票率は90%以上です。
罰金よりも自主的に投票率を上げたいですよね。
今回の選挙を見ていて2014/12/17(水) 10:10〜10:20
NHK総合1・神戸
くらし☆解説「衆議院選挙 世界はどう見た?」[字]

NHK解説委員…高橋弘行,【司会】岩渕梢

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【出演】NHK解説委員…高橋弘行,【司会】岩渕梢

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