妖怪ウォッチ「妖怪軍師ウィスベェ」 2014.12.12


(ケータ)ウィスパー妖怪だ!クマが後ろ向きに歩き出してフー!とか言い出したんだ!
(ウィスパー)はぁ?それぐらい私だってたまにはやりますよ。
フー!往年の海外アーティストフリークなだけでしょ。
フーフーフー!そうかなクマだよ?とにかく妖怪パッドで調べてよ。
ウィスパーの意見とかどうでもいいからさ。
ムカムカ!なんなら自分で調べようか?俺でもできそうだし。
ムカムカムカ!っていうかウィスパー妖怪ケンサクマとかに名前変えるべきなんじゃないかな。
ムカムカムカムカ!ドッカンコ〜!私はきちんと調べてから発言するように心がけてるだけです!ねぇねぇウィスパーって他の妖怪みたいな特別な能力ないよね。
ドキッ!ホントに妖怪なの?ズキッドキッ!こう見えてちゃんと能力はあります!隠しているだけなのです!なんで隠す必要あるの?妖怪の力見せてよ。
そ…それは。
(ジバニャン)なんで自分の能力を隠し続けるニャン?妖怪は自然体でいるのがいちばんニャン。
私の呪われし力を解放してしまえば恐ろしいことが…。
なんだか知らないけどたかがしれてるニャン。
だと〜!?なにより能力を発揮してしまえばきっとまたお別れをしなければならなくなるのです!せっかくケータ君と出会えたのに。
ニャニャ?
(キン)ヒヒヒ…。
あやつさえいなければ。
(ギン)天野ケータが妖怪たちと接触することはないのじゃ。
始めるぞギン。
や〜っ!うぃす!どっひゃ〜!ひでぶ〜!お前ら何者ニャン!
(2人)ギャ〜ッ!マキモド石で運命の分岐点に戻してやった。
そこでの選択次第ではあやつめが再び天野ケータの前に現れることはないじゃろう。
時は安土桃山時代。
天正18年戦国の世
ん?ここは…。
あ〜っこれは私の昔の姿!ニャニャ?ウィスパーなんか格好が違うニャン。
ジバニャンこそ普通の猫になってますよ。
ホントニャ!ここは…。
私が若かりし頃に暮らした町。
タイムスリップニャン。
俺っちも同じことがあったニャン。
ニャ…クンクンクン。
ニャニャあれはチョコボー?いやいや新手の棒型お菓子ニャン!ニャー!こら!勝手にうろつかないでください!
(圭之助)行ってくるよ。
お願いね圭之助。
ああれは…。
昔…私が取り憑いていた圭之助様ではありませんか。
思い出してきましたよ。
プハーン!知ってる知ってる?将軍様は馬じゃなくて牛にのって戦に行くらしいよ。
で牛だけにモウ突進ってね!間違いあっなぁ〜い!牛?マジか?それじゃ戦えないだろ。
知ってる知ってる?角に住んでる商人の八兵衛さんは稼いだお金を埋蔵金として山に埋めてるらしいよ。
間違いあっなぁ〜い!まさか!それどこの山?また圭之助のホラ話を本気にしそうになったよ。
危ねえ危ねえ。
俺またやっちゃった。
なんでだよ…どうしちゃったんだよ俺の口。
相変わらずだよアイツは。
知ったかぶりの圭之助か。
あ〜!油断していたら私の本来の力が惜しげもなく発揮されてしまいました。
このままでは妖怪不祥事案件「知ってることも知らないことも適当に勢いで言い切っちゃうよね〜」を引き起こす存在妖怪シッタカブリに戻ってしまいます!て〜か完全に戻ってる気がしますねはい。
それがウィスパーの能力ニャのか。
きっと悪いモノノケが取り憑いているんだ。
そいつが俺に適当なことを言わせてるに違いない。
およ?意外に勘がいいニャ。
大変だ圭之助!どうしたの?オメエ何したんだ?お殿様がオメエをお呼びだそうだ。
ええっ!?これが殿様の屋敷ですか。
(三成)そなたが圭之助か?
(三成)こちらへ参れ。
ははい!石田三成だ。
いしだ…みつなり?もしかして有名な武将の石田三成のことニャ!?はい。
どわ〜!そうニャのか!?私…少しずつですが昔のことを思い出してきました。
時にそなた幻の刀…風月丸なるものを知っているそうだな?え?風月丸は不思議な力を放ち手にした者の運気を上げると言われている秘宝じゃ。
そそうなんですか?これもやはり私のパワーによって圭之助様が知ったかぶりをかましてしまったのでしょうね。
確実ニャン。
その風月丸のありかこの三成に教えてはくれぬか?ええっ!?《まずい!前にそんなことを口走ったような気がする。
どうすんだよ〜》やばいニャン!ここで適当なことを言ったらさすがに斬られてしまうニャン。
え〜!?一大事です!どうした?まさかこの三成に教えられないと申すわけではあるまいな?いえそれは…。
《もうこうなったら…》すべてを正直に申し上げます。
おおっ!いくニャン!実は…。
その話は…この口が勝手に…。
プハーン!なんと!それはこの近くの山のほこらに隠されているのだ!間違いあっなぁ〜い!お…おおそうなのか!《あっ!?絶対ないのになに口走ってんだ…》どうするニャン?お…思い出してきましたよ。
たしかこのあと…。
この山を隅々まで探しましたがそんな刀などどこにも見当たりません。
これだけ手を尽くしても見つからないとはそなた我をたばかったのではあるまいな!?あるわけないニャン。
やばいです。
どうした圭之助!何とか申してみよ!先ほど申し上げたことはまったくのデタラメでございます!この口が勝手にしゃべり出しました。
なに?おそらく悪いモノノケにでも取り憑かれているんです!デタラメを言わす恐ろしいモノノケです!あっ言った。
どうなるニャン?フン!たばかるばかりか我をそのような絵空事を信じるウツケだとでも言いたいのか!不届き者め!ひっ!?
(2人)あぁ!?
(片名坊)お待ちくだされ。
その子の申すことウソではないようですぞ。
何じゃと?確かに背後にただならぬ妖気を感じます。
その子には恐ろしいモノノケが憑いているようです。
ドキッ!バレてます!本当にモノノケが操っているというのか?なんと忌々しい!この片名坊が成敗してご覧にいれましょう。
悪霊退散!オバケ消えろできれば速やかに消えろ!悪さやめろ。
とっとと消えろ。
念仏長くしゃべるの大変なんだ。
早く一休みしてお茶飲みたいな。
冷たいほうがいいな。
お菓子も食べたいな。
甘いのが好きだから大福がいいな。
(三成)待て!ニャニャー!
(2人)どわっ!
(片名坊)どうなされました?
(三成)これは…。
そうか…これなのだ。
これが幻の刀風月丸なのだ!なんと美しいまさに秘宝だ。
そのモノノケとやらは世にこれほどに美しいものがあることを伝えたかったのだ。
な…なんという勘違い。
想像力豊かすぎニャン。
聞け!姿の見えぬモノノケよ!お前を気に入ったぞ!このわしに取り憑くがよい!ニャんとすごい展開ニャン!そうでした!この日から私は石田三成様にお憑きをする…。
いや…取り憑くことに!
(キン)ウヒヒ。
次の節に飛ばすぞい。
徐々に運命の分岐点に向かわすのじゃ。
ニャン?ニャニャニャ!?ニャー!うぃす〜!
数年の時が過ぎ三成は大きな戦の渦中にありました
うぃす?ここは?戦の場所でしょうか?時間が早送りされたようです。
(ジバニャン)そうニャのか?うぃす!?あなたまだついてきてるんですか?俺っちもどうなってるかさっぱりニャン。
あれは。
あぁ〜!殿ご決断を!ここは退くべきか…それとも攻めるべきか。
お主たちはどう思うのじゃ?ここは早々に退却すべきでは?何を言うか!我が軍がおめおめ逃げるなど!逃げるのではない!退却だと言っておろう!なんと難しい決断なのだ…。
わしには決断力が足りぬ。
実に簡単なことですがね。
誰だ?そうかモノノケお前か!声が聞こえてるニャン?そうですモノノケでうぃす。
おお。
この状況で退却などありえません。
なんじゃと?ならばどうしろというのだ?え…どう?どうってムムム…。
そうです!森に火を放ち敵を煙に巻くのです!適当に言ってるニャン。
バカなこちらは風下。
火を放てば被害はこちらにおよぶ。
おいモノノケ!軍師にでもなった気でいいかげんなことを言うな!プハーン!おお!南向きに飛ぶツバメは風向きが変わる前兆!山に火を放つのじゃ!なんですと!?間違いあっなぁ〜い!ニャニャ!?知ったかぶり炸裂ニャン!はっ!これは…。
はっ!承知しました!火だ!火を放て!ま…待て!
(咳き込む声)なんと本当に風向きが変わった!なんじゃと?えマジ?三成様これは好機ですぞ!わ…わかっておる!全軍総攻撃しろ!
(みんな)お〜!これたまたまニャよね?モノノケよそなたのおかげで勝利をもぎ取った!礼を言うぞ。
それほどではございませんよ。
偶然ですから。
お前はデタラメを言う妖怪などではなく妖怪軍師だったのだな。
妖怪軍師?思い込み激しすぎニャン。
(三成)で名は何と申す?な名?ウィスパ…ウィスベェ。
妖怪軍師ウィスベェにござるですよ。
そうかウィスベェか。
これからも頼むぞ。
うぃうぃす!うぃす!
新しい軍師を得た三成は決めずの殿様の悪評を返上し的確な即決によってその評判を上げていったのです
うぃす!めまぐるしいタイムスリップニャ。
どうやら私の過去を追体験しているようですね。
ん?そこにいるのかウィスベェ。
うぃす!なんとなくじゃがわしにも気配でわかるようになってきた。
お前が来てからというものわしの評判もうなぎのぼりじゃ。
感謝しておるぞ。
そりゃ妖怪軍師たるもの主を導くのが役目ですから。
そうかわしを導くか頼もしいのう。
アハハハッ。
わしはなこの命を捧げると誓った主のために戦っておる。
主?石田三成は亡き主豊臣秀吉を今も尊敬しているニャン。
わしは主の志を守るため命を落とすかもしれぬ戦に挑む。
しかしまったく後悔はないぞ。
それにお前のおかげで今はおもしろきことだらけじゃ。
三成様…。
うぃす!ニャニャ…。
またですか。
(みんな)うお〜っ!うぃす?
三成は天下分け目の戦いと呼ばれた関ヶ原の合戦に赴くことになりました。
三成が属する西軍は小早川秀秋の裏切りにあい窮地に立たされていたのです
歴史ではこの戦で石田三成は大敗北をするニャン。
小早川が裏切るとはもはや我らの負けです。
負けだと?たわけ!戦はまだ終わってはおらぬ!ウィスベェ!ウィスベェはおらぬか?はあなんでございやしょう?何か打つ手はないのか?妖怪軍師であればこの窮地を打開する策を見い出せるであろう!と言われましても…。
この戦勝たねばならんのだ!うぅ…。
(キン)いいのか?うぃす?このままではお前の大切な殿は戦に倒れてしまうぞ。
救いたくはないのか?救う?そりゃ救いたいですけど私にはどうすることも…。
(ギン)お前の力を敵軍にて発揮するのじゃ。
大将を惑わせれば形勢はゆらぐぞい。
私の力を?さあお前の中にある後悔をやり直すのだ。
新たな道を進むのだ。
さあ!さあ!うぃす!私は三成様を救いまする!ああそれでよい。
三成様!実は私妖怪軍師などではありません。
私の本当の名は妖怪シッタカブリ。
私の申すことはなんの確証もなく妖怪軍師としての窮地を救う力など元よりないのです。
なんじゃと!?この三成を欺いてきたと申すか!はい!これまでうまくいったのは三成様の持って生まれた強運のおかげ!私…全責任を取りこのまま敵陣へ行ってシッタカブリの力で敵の判断を狂わせてまいります!そこを攻めてくださいませ!ではいってまいりまする!これで歴史は動く。
(ギン)誤った方向へとな。
もうよい!え?それをやったとしても何も変わらぬであろう。
すでに戦は決しておる。
じゃがわしは最後まで戦うと決めておるのじゃ!わしにはわかっておる。
わしの成すべきことは勝つことでなくこの意志を歴史に刻みのちの者へと残すことなのだ。
三成様…。
さあウィスベェ!わしに勇気をくれ!これまでのようにな!うっうぅブハーン!聞け皆の者!勝機は大いにある。
なぜなら先ほど飲んだ茶の茶柱が立っておったからじゃ。
間違いあっなぁ〜い!我々はこれより最後の出陣をする。
これは石田三成自身の決断じゃ。
ウィスベェお別れじゃのう。
長きにわたり騙して申し訳ありませぬ。
よくも10年にわたり我を騙し続けてくれたのう。
ははあ!おかげで楽しき人生であった。
えっ?お前は迷うよりも先に進まねばならぬことを教えてくれた。
わしの行く道を照らす光じゃった。
私が光…。
しかし一度そなたを見たかったのう。
モノノケとはどんなに恐ろしい姿なのか。
うわぁ〜ん!!意外とツルンとしております。
そうかツルンとしておるかわかった!達者でなウィスベェ。
三成様!愚か者め。
結局何も変わらなかったか。
慶長5年関ヶ原の合戦にて石田三成は敗れその一生に幕を下ろすことになるのです。
その人生にあるモノノケが深く関わったことは記録に残されてはいません
はっ!ここは…。
やっと戻ってきたニャン。
それにしてもウィスパーの過去すごすぎニャン。
妖怪パッドはシッタカブリの力を隠すために使っていたニャンね。
内緒ですよケータ君には。
ニャ?確かに妖怪シッタカブリはいかんせん中途半端さが否めないニャン。
中途半端とは何ですか!要するに妖怪パッドがないと中途半端な妖怪になるというわけニャンね。
全部理解できたニャ…。
できてねえだろうが!!ウィスパーどこ?妖怪パッド貸してよパッドだけでいいからさ!ケータ君今日の妖怪は?あれ?何だっけ?コイツは妖怪シッタカブリ。
コイツって…。
石田三成の話はなんかいい感じだったけどなんでも知ったかぶりして今じゃ執事やってるろくでもない妖怪ニャン。
あの…言いすぎでうぃす。
餃子150個食べるのが…。
なんかほら食べられる気がしませんか?2014/12/12(金) 18:30〜18:58
テレビ大阪1
妖怪ウォッチ「妖怪軍師ウィスベェ」[字][デ]

ウィスパーが、ジバニャンとともに突如タイムスリップしてしまった!着いた先は戦国時代!なんと!かつてウィスパーは…!!1話限りの壮大な大河活劇、ここに開幕!!

詳細情報
番組内容
ごくごく普通の街「さくらニュータウン」に暮らす、ごくごく普通の小学5年生「天野景太(ケータ)」は、ある夏の日に白い奇妙な生き物「ウィスパー」に遭遇した。それからケータにつきまとうようになったウィスパーは、なんと妖怪だったのだ!不思議な時計「妖怪ウォッチ」をウィスパーから渡されたケータは、その日から街のいたるところに現れる妖怪たちが見えるようになってしまった…!
データ放送
番組放送中にリモコンの<d>ボタンを押すと、妖怪大辞典などのいろいろな情報が見られるぞ!!しかもデータ放送画面では、毎週異なるタイミングで突然、「ジバニャン時間」が発動!発動中に表示されるQRコードに携帯電話からアクセスすると、毎週替わる「ジバニャン 今だけ!つぶやきボイス」をゲットできるぞ!!詳しい入手方法は「あにてれ」のホームページをチェックしてね!
出演者
 天野景太(ケータ):戸松遥
 木霊文花(フミちゃん):遠藤綾
 熊島五郎太(クマ):奈良徹
 今田干治(カンチ):佐藤智恵
 ウィスパー:関智一
 ジバニャン:小桜エツコ
原作脚本
【クリエイティブプロデューサー/企画・シナリオ原案】日野晃博
【原作】レベルファイブ
【シリーズ構成】加藤陽一
監督・演出
【監督】後信治
【キャラクターデザイン】須田正己
【総作画監督】山田俊也
音楽
【オープニングテーマ】
「祭り囃子でゲラゲラポー」
「初恋峠でゲラゲラポー」
 キング・クリームソーダ

【エンディングテーマ】
「ダン・ダン・ドゥビ・ズバー!」
 Dream5+ブリー隊長
制作
【製作】テレビ東京、電通、OLM
ホームページ

http://ani.tv/youkai-watch/

ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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