劇場版 きかんしゃトーマス〜キング・オブ・ザ・レイルウェイ 失われた王冠〜 2014.11.24


ソドーとうはよくはれたすばらしいいちにちをむかえている。
トーマスとパーシーはブレンダムのみなとでかしゃをおしていた。
(トーマス)アハハ!きをつけてパーシー!かしゃがとおるよ!かれらはかしゃであそんでいた。
(クランキー)おまえたちそのうちじこをおこしちまうぞ。
だいじょうぶだってばクランキー。
(パーシー)だってちゃんときをつけてるもん。
もう1だいいくからねトーマス!でもトーマスとパーシーはちゃんときをつけてはいなかった。
ハハハハハ!こんどはきみのかしゃだよ!あ〜トーマス!
(クランキー)あ〜あだからさっきいっただろう。
みて!ひとのかたちのロボットだよ!えっロボットだって?
(クランキー)おまえたちはなにもしらないんだな。
それはロボットじゃないぞ。
おおむかしにきしがきていたよろいってよばれてるもんだ。
きずつけたりなんかしてないだろうな?それはへいきだとおもうけど…。
うわ〜!うごきだしたよ!だいじょうぶだよパーシー。
ただのよろいなんだからさ。
でもいったいだれのよろいなんだろう?とおいむかしまだてつどうがないころソドーとうはなんにんかのおうさまがしはいしていた。
なかでもいちばんいだいだったのがゴッドレッドおうだ。
かれはしまのひとびとにあいされていた。
よろいをきたゆうかんなきしとともにしんりゃくしゃたちからソドーとうをまもったのだ。
そのおかげでへいわなひびがつづきしまはとてもさかえていた。
ゴッドレッドおうはきんのおうかんをかぶっていた。
だがあるひそのおうかんがぬすまれた。
やがてどろぼうはつかまったがおうかんはみつからないままだった。
それいらいそのおうかんをみたものはだれもいない。
ゴッドレッドおうのおしろのいせきはウルフステッドにまだのこっている。
そこはノランビー伯爵のりょうちだ。
いまではかがやくよろいをきたきしではなくてつどうをはしるきかんしゃがソドーとうのしゅやくだった。
かれらはソドーとういがいでもかつやくしていてヴィカーズタウンばしをいききしていた。
そのはしはおしろのはねばしとおなじようにふねがとおるときはうえにひらくのだ。
あるひトーマスはアニーとクララベルをつれてせんしゃじょうにやってきた。
するとそこにはほかにもおおぜいのなかまがあつまっていた。
どうしてきょうはみんなせんしゃじょうにきているのかな?
(クララベル)きっとなにかがあるのよ。
(アニー)きょうはとくべつなひにちがいないわ!
(エミリー)スペンサーがソドーとうにくるってきいたわよ。
(ゴードン)まさかスペンサーなんかのためにきれいにしてもらうわけじゃないよな?
(ジェームス)きいたはなしだとたいせつなおきゃくさんをのせてくるってさ。
(トップハム・ハット卿)ジェームスのいうとおりだ。
おっと。
きょうはとってもとくべつなおきゃくさんをむかえるんだ。
わたしのふるいゆうじんのノランビ−伯爵だよ。
かれはなんねんものあいだせかいじゅうをたびしていたんだがきょうソドーとうにかえってくるんだ。
そういうことだからえきもきみたちきかんしゃもピカピカになってかれをむかえてくれたまえ!トーマスたちはみんなとてもわくわくした。
伯爵にあうのはきょうがはじめてだったのだ。
(こどもたち)わ〜い!きかんしゃみんなとおおぜいのひとびとが伯爵をのせたスペンサーのとうちゃくをまっていた。
(ベル)さあきたわよ〜!
(おんがくたいのえんそう)おあつまりいただいたみなさん。
そしてきかんしゃときゃくしゃのみんな。
ごしょうかいしましょう。
こちらはロバート・ノランビー卿。
ソドーとうの伯爵です!
(ノランビー伯爵)おやおいわいごとかな?たのしそうですね。
ハハこうしてあつまっているのはですねノランビ−伯爵かんげいの…。
いやいやおかまいなくつづけてください。
おじゃまするきはないですから。
それに2じまでにりょうちにいくとミリーにやくそくしてるのであ〜る。
そうですか。
パーティーをたのしんで!なんともおもしろそうですな。
さようなら!
(おんがくたいのえんそう)う〜ん。
ミリー?いったいだれだろう?さあしらないね。
きいたこともないなまえだ。
ああたいへんだ!おくれちゃったよ。
伯爵はもうとうちゃくした?もういっちまったぞパーシー。
あっというまにな。
え〜!あ〜あ。
つぎのひのあさトーマスは伯爵へとどけるにもつをうけとりにブレンダムのみなとにきていた。
じゃあねクランキー!ああまたなトーマス。
くれぐれもきをつけてはこぶんだぞ!トーマスは伯爵のりょうちにつづくきゅうなさかをゆっくりとのぼっていった。
わあ〜!
(ノランビー伯爵)すばらしい!じつにみごとだ。
いやもっとたかくおおきくはでにするんだ!
(きてき)ハハ!さいしょのにもつがとうちゃくしたようだな。
ミリー!
(ラッパ)プ〜!プップ〜!
(ミリー)いまいきま〜す!
(ミリー)さかをのぼってたじょうききかんしゃはあなたね?こんにちは。
きみがミリー?そうよ!ウフフフ!伯爵のためにこのりょうちをはしってるの。
あなたはトーマスよね。
そうだよ。
でもあうのはきょうがはじめてだよね。
ええしかたがなかったの。
伯爵がながいたびにでていたあいだわたしはずっときかんこにいたから。
でもいまはまたそとにでてはしりまわってるのよ!
(ものがおちるおと)まだうごくなよミリー!にもつをのせてるんだ。
おっとエヘヘごめんなさ〜い。
たいへんだ!みなとでぼくがおとしたにもつだ。
よろいがはいってるのにだいじょうぶかな?このよろいはとてもふるくてきちょうなものだ。
あ〜でもこれはとってもがんじょうにできているんだよ。
だからしんぱいはいらない。
わたしのとなりにそのよろいをのせてくれ。
ごえいになってもらおうじゃないか。
(トーマスミリー)アハハハハ!ありがとうトーマス!はあ〜。
これでゴッドレッドおうのきんのおうかんがあればかんぺきなんだがな。
わたしのけいかくにひとつだけたりないものがあるとすればそのおうかんだよ。
またねトーマス!さようなら!伯爵のけいかくときんのおうかんのことをトーマスはもっとよくしりたいとおもった。
あるゆうがたヴィカーズタウンばしをわたって…。
ぎんいろにかがやくりゅうせんけいのきかんしゃがソドーとうにもどってきた。
(ヒロ)うわっ!こらスペンサー!もうもどってきたのか?じつはボックスフォード公爵からノランビ−伯爵のせんようきかんしゃとしてはしるようにたのまれたんだ。
しばらくのあいだね。
ふつうのきかんしゃはもっとやくにたつしごとをするけどな。
たとえばきゅうこうれっしゃをひいてはしったりおもいにもつをはこんだりするんだ。
(ヘンリートーマスパーシー)アハハハ!せんようきかんしゃとしてはしるのだってやくにたつしごとだよゴードン。
伯爵と公爵はいちばんりっぱなきかんしゃにしかのらないからね。
それにいちばんはやくないと。
いちばんはやいのはおまえじゃないスペンサー。
このおれだよ!だからおれさまがきゅうこうれっしゃをひいてるんだ。
ぼくのほうがきみよりはやいにきまってるじゃないか。
みればわかるだろ。
ぼくはりゅうせんけいだよ。
それならどっちがはやいかきょうそうしてきめたら?ああもちろんのぞむところだよ。
おれさまだってのぞむところだ。
あ〜それじゃああすのあさいちばんでしょうぶだ。
つぎのひのあさパーシーはゴードンのきゃくしゃをはこんできた。
スペンサーはどこだ?けさはおれとしょうぶをするはずだぞ。
きゅうこうれっしゃってのはいつもじかんにせいかくなんだ。
まけるのがこわくなったんじゃない?ハハハハまあそんなところだろうな。
おはようゴードン。
それじゃあどちらがはやいかきょうそうだ。
ちょっとまて!ずるいじゃないか!スタートのあいずがなかったぞ!ゴードンはいそいでスペンサーをおいかけた。
だがおもいきゃくしゃをひきながらスピードをあげるのはたいへんだった。
ゴードンがおいつきそうになったときスペンサーはほんせんをはなれて伯爵のりょうちへつづくせんろにはいった。
いったいどこにいくんだ?もうすこしでおいつくところだったのに!わるいんだけどじつはぼくこれからやくにたつしごとをしなくちゃいけなくてね。
だからしょうぶはまたこんどだ。
べつのひによろしく!それからすこししてブレンダムのみなとでかしゃをおしていたパーシーはにもつのうしろにきかんしゃがかくれていることにきがついた。
そりゃ!うわ〜!なんなんだ?びっくりするじゃないか!あれ?アハハハ!トーマスかとおもったんだ。
こんなところでなにしてるの?かしゃをおしにきたのかい?まったくそんなわけないじゃないか!みなとでたいせつなしごとのはなしがあるというから伯爵をおくってきたんだよ。
な〜んだざんねんだな。
きみもやくにたつきかんしゃになってにもつをはこんでくれるのかとおもったのにさ。
ふん!そのひのごごトーマスはブルーマウンテンのさいせきじょうでスペンサーにあった。
やあスペンサー!いしをはこびにきたのかい?そんなわけないだろう!ここでたいせつなしごとがあるというから伯爵をおくってきた。
よ〜しスペンサーさがってくれ!ハハハハやっぱりいしをはこぶんだスペンサー。
やっとやくにたつしごとができるね。
はあ〜。
いしをはこぶなんてぼくみたいなりっぱなきかんしゃのするしごとじゃないのに。
伯爵はいちばんりっぱなきかんしゃにしかのらないんだったよね?わすれちゃった?スペンサーがはしっていくのをみてトーマスは伯爵がおおきないしをなににつかうのかがきになった。
みんなも伯爵のわだいでもりあがっていた。
レールとまくらぎをちゅうもんしたんだって。
きっとあたらしいせんろをつくるんだよ。
あたらしいせんろをつくるのにおおきないしはつかわないだろパーシー。
はしをつくるときはいしをつかうぞゴードン。
それにあたらしいえきにもね。
でもどうしておしろにえきをつくるひつようがあるの?めったにいくひとはいないのに。
ちょうどそこへトビーがやってきた。
だいじなしらせをつたえにきたのだ。
(トビー)ヘンリーがこしょうしてしまったんだ。
まさかまたとくべつなせきたんがひつようになったんじゃないだろうな?ちがうよゴードン。
それはもうなんねんもまえのはなしだ。
ヘンリーのあんぜんべんがこわれたんだよ。
トップハム・ハット卿がパーシーにヘンリーのおもいにもつをはこんでほしいって。
伯爵のりょうちまでね。
え〜!それほんと?伯爵のりょうちにいけるの?伯爵がなにをつくってるのかわかるぞ!
(エミリー)ねえパーシーがおもいにもつをひくのはむりなんじゃないかしら?トビー。
だけどトップハム・ハット卿がそういったんだ。
パーシーはブレンダムのみなとについた。
こしょうしてしまったヘンリーがそくせんにとまっている。
パーシーはとてもわくわくしていた。
ながくておもいかしゃをはじめてひくことになったからだ。
やあジェームス。
ねえきいてよ!ぼく伯爵のりょうちにいくんだ。
トップハム・ハット卿にこのおもいかしゃをはこぶようたのまれたんだよ。
なにいってるんだい?パーシ−。
トップハム・ハット卿はぼくにかしゃをたのんだんだ。
きみじゃないよ。
だけどトビーがそういってたんだもん。
トビーが?トビーがみんなにしごとのしじをだすわけないじゃないか。
やあみんな!ぼくこのかしゃを伯爵のりょうちまではこぶようトップハム・ハット卿にたのまれたんだ。
でもぼくがさきにたのまれたのに。
ちがうだろパーシー。
きみはトビーにいわれたんじゃないか。
ジェームスはそのままうしろにさがるとながいかしゃのまえについた。
ジェームス!なんだよずるいじゃないか!そこでパーシーたちはジェームスのまえにすすんだ。
ああもうじゃまだからどいて!これはぼくのはこぶかしゃだ。
ちがうってば!だってトップハム・ハット卿は…。
やあパーシートーマスにジェームス。
みんなもうすっかりしゅっぱつのじゅんびができているようだな。
しゅっぱつのじゅんびって?パーシーにどくよういってください!さっきからぼくのじゃまをしているんです。
おしえてください。
ほんとうはだれがこのかしゃをひくんですか?ハッハ!もちろんきみたちぜんいんだよ。
このかしゃはものすごくおもくてとても1だいではひけないからね。
みんなでいっしょにはこびたまえ。
いっしょに?いっしょにか…。
いっしょにだ!こうしてトーマスとパーシーとジェームスはかしゃをれんけつすると伯爵のりょうちにむかってはしりだした。
トーマスたちは伯爵のりょうちへとやってきた。
そこにはあたらしいせんろやまくらぎやいしそしてけんちくしざいなどがあった。
そしてトーマスのともだちのジャックのすがたもあった。
ジャック!こんなところでなにしてるの?
(ジャック)やあトーマス!伯爵のけんちくこうじをてつだっているんだ。
ウルフステッドじょうをたてなおしてるんだよ。
わあ〜これはなんだかすごいな!伯爵はおしろをつくってたのか!わ〜お!じゃあそろそろもどるよ。
しごとがやまほどあるんだ。
おもいかしゃがきりはなされジェームスとパーシーはけんちくしざいをはこんだ。
そしてトーマスはのこりのかしゃをあたらしいそくせんのほうへおしていった。
あっ!ちょっとまった。
そのにもつはソドーせいびこうじょうにはこぶんだトーマス。
せいびこうじょうに?ふ〜ん。
なかみはなんですか?ビクターにとどけるんですか?ビクターに?ぼくがはこんでもいいですよね?おねがいです。
ぼくがはこびます!伯爵はきっとぼくみたいなかっこいいきかんしゃにはこんでもらいたいはずだ。
そうですよね?ハッハ!きみたちがそんなにはこびたいならこのさいみんなでいっしょにはこんだらどうかね?おもくないかしゃをはこぶだけなのにみんなでいっしょになんてむだですよ!そうジェームス。
じゃあのこればいいよ。
いやだ〜!ぼくもいきたいんだってば!ねえまってよ〜!ソドーせいびこうじょうではかれらがいっしょにきたのをみてビクターがびっくりしていた。
(ビクター)こんにちはみんな。
わざわざみんなそろってはこんでくるなんてそのにもつはいったいどんなものなんだい?じつはぼくたちもしらないんだ。
伯爵がないしょだって。
びっくりさせるのがすきなんだ!ハハハハ!ほらね。
さあもちあげてくれ!
(パーシートーマス)うわ〜!こちらはわたしのゆうじんスティーブンだ!
(スティーブン)びっくりしたかい?
(ぶひんがおちるおと)こんにちはスティーブン!きみみたいなきかんしゃにあうのははじめてだよ。
こんなにさびついたきかんしゃはめずらしいだろう?アハハ…わたしはながいあいだやすんでいたんだ。
だからもうなんねんもはしってなくてね。
へえ〜そうだったんだ。
あの…きみのボイラーこわれちゃってるみたいだけど…。
(ジェームス)あとえんとつもね。
それからペンキもひどいじょうたいだ。
しゅうりにはけっこうじかんがかかるな。
でもスティーブンはみごとなきかんしゃだろう?まあわたしたちがなんとかします。
しんぱいすることないぞ。
すぐにおまえさんをしゅうりしてあげるからな。
それじゃあまたあとで。
バイバ〜イ!
(パーシー)じゃあまたね!あとであおう!それじゃあねスティーブン!伯爵。
ずっときになってて…その…みんなしりたがってるんですけど伯爵のけいかくって?どうしておしろをたてなおしてるんですか?あたらしいせんろまで。
それにあのにもつのなかみは?ハッハッハ。
そのうちにわかるよトーマス。
もうすぐだからすこしだけまってくれ。
これもみんなをあっといわせるけいかくのいちぶなんだ。
スティーブンはどうですか?伯爵のけいかくにかんけいあるんですか?スティーブンにはあるしごとをたのむつもりなんだ。
とてもとくべつなしごとだよ。
でもこのことはスティーブンにはまだつたえないほうがいいとおもっているんだトーマス。
かれがしごとにとりかかるまえにいろいろとじゅんびがあるからね。
わかりました。
スティーブンにはいいません。
やくそくします。
フフッ。
そのよるティドマスきかんこではトーマスとパーシーとジェームスがみんなにスティーブンのはなしをしていた。
それでどんなきかんしゃだって?スティーブンはボイラーがきでおおわれてるんだ。
それにえんとつがまがってた。
スクラップおきばにながいあいだほうっておかれたみたいなすがただったよ。
ベテランのきかんしゃさ。
きっとぼくたちよりけいけんほうふなはずだよ。
(エドワード)ぼくもはやくスティーブンにあってみたいな〜。
わたしもよ。
つぎのひのあさヘンリーのあんぜんべんはまだちょうしがわるいままだった。
はあ…。
じょうきをふきあげることができないんだ。
しんぱいしないで。
せいびこうじょうまでつれてくわ。
ビクターがすぐになおしてくれるはずよ。
エミリーはヘンリーをはこぶことができてうれしかった。
ソドーせいびこうじょうでスティーブンにあうことができる。
だがとうちゃくするとソドーせいびこうじょうにはだれもいなかった。
こんにちは。
だれかいませんか?こんにちは。
ハハハ。
ここだよ。
フフフフ。
こんにちは!わたしはエミリー。
あっそれとこちらはヘンリーよ。
スティーブンだ。
はじめまして。
そんなところでなにしてるんだい?ひこうきにへんしんしているところなんだ。
ほんとう?じょうだんだよ。
いろいろしらべてもらっているところさ。
それにしゃりんもしゅうりがひつようだ。
(きてき)スティーブンにあいたかったのはエミリーだけではなかった。
これはいったいなにごとだ?みんなせいぞろいして。
ぜんいんしゅうりがひつようなのかい?え〜っと…それはその…。
わたしはここにヘンリーをはこんできたの。
だってかれにはしゅうりがひつようでしょう?ああ…おれはこのあいだえんとつからすすがでてきちまったもんだから。
ぼくはちょっとブレーキのちょうしがわるくってね。
それで…。
じつはぼくたちみんなスティーブンにあいにきたんだよビクター。
ぼくたちもだ!アハハハ。
ほんとうにわたしにあいにきてくれたのかい?ああスティーブン。
きみみたいなきかんしゃははじめてだからね。
きみはほんとうにすごくふるいきかんしゃなのかい?スティーブンはてつどうをさいしょにはしったきかんしゃのうちの1だいなんだ。
そのとおりだよ。
わたしのぶゆうでんをきくかい?ずっとこんなにさびついていたわけじゃないんだよ。
むかしはてつどうにまだきかんしゃがはしっていなかった。
きゃくしゃをひいていたのはうまだった。
そのころじょうききかんしゃはまだあたらしいのりものでひとびとはしんぱいしていたんだ。
アハハ。
こしょうしたりとまってしまうこともよくあったからね。
わたしたちはしけんそうこうをくりかえした。
でもすぐにうまよりもちからがあってはやいことをしょうめいしたんだ。
むかしのわたしはものすごくはやかったんだぞ。
ピュ〜ンってね。
ロケットってよばれていたくらいだ。
とうじはよくきょうそうもしたな。
おおぜいのひとたちがみにきてくれたんだよ。
わたしはまずこうざんではたらきそれからみなとではたらいた。
ピストンをうごかしてけんめいにはしった。
いちどにかしゃを4だいもひくことができたんだよ。
アハハ。
でもそのときからきかんしゃはかわってしまった。
きみたちみたいにもっとはやくてつよいきかんしゃがあらわれたんだ。
アハハハ。
だからわたしはもうしごとをしないのさ。
かがやくよろいをきたきしをみたことある?フフフ。
いいや。
わたしはベテランだがそこまでふるくはないよ。
ねんのためいっとくがきょうりゅうもみたことはないからね。
(みんな)アハハハハハ!きをわるくしないで。
きみのなまえは?パーシーだよ。
はずかしがることないよパーシー。
しつもんをしてあたらしいことをまなぶのはとてもいいことだ。
(きてき)それからすうしゅうかんソドーせいびこうじょうではみんながけんめいにスティーブンのしゅうりをすすめていた。
トーマスたちはじかんがあればスティーブンにあいにきた。
しゅうりがどれくらいすすんだかきになっていたのだ。
やがてスティーブンはピカピカできれいになった。
えんとつはまっすぐになりボイラーもなおった。
たんすいしゃときてきがとりつけられそしてボディーにはあたらしいペンキがぬられていた。
(きてき)またやくにたつきかんしゃになれるね!
(せきばらい)みんないないとおもったらここだったのか。
きみたちにはしごとがあるんだ。
はやくじぶんのしごとにもどりたまえ。
(3にん)はい。
すみませんでした。
(3にん)ごめんなさい。
(トップハム・ハット卿)まつんだパーシー。
あとトーマスとジェームスもだ。
伯爵がきみたちのちからをかりたいといっている。
とくべつなしごとだそうだ。
しごとのないようがなにかはわからないんだがふるいゆうじんのたのみだ。
できるだけかれのちからになってあげたくてね。
わかりました。
いっしょうけんめいやります!トーマスたちはとてもわくわくしていた。
でもスティーブンはしょんぼりしていた。
きみがうらやましいよトーマス。
やくにたつしごとをするってたいせつだからな。
はやく!トーマス。
もういかないと。
そのときトーマスはすばらしいアイデアをおもいついた。
伯爵がしごとをよういしているってことをスティーブンにおしえてあげようか!そんなことしないほうがいいってトーマス。
えっ?スティーブンにはないしょっていわれたでしょ。
でもかなしそうなんだもん。
おしえてあげればげんきになってくれるよ!ジェームスとパーシーにはそれがただしいこうどうなのかわからなかった。
ハハハハハ。
だがスティーブンはしんじない。
それほんとうなのかい?トーマス。
しごとなんてむりだよ。
じゃあ伯爵はどうしてきみをソドーせいびこうじょうでしゅうりしたの?さあねトーマス。
でもおもいもよらないりゆうでかわったことをするひともいるんだよ。
わたしのボイラーでおちゃをわかすつもりかもな!アハハハ!ハハハハ!まさか!ちゃんとしたしごとがあるんだよ!そうかな?そうだよ!もうすこしまってて!伯爵はいつもびっくりすることをかんがえてるから!トーマスとパーシーとジェームスはおしろにつづくきゅうなさかをのぼった。
こうじちゅうのおしろはこのまえとはずいぶんちがってみえた。
うわ〜!りっぱなおしろになってる!みんないっしょうけんめいはたらいているからね。
よいしょ!ひょっとしてこのいしをはこぶために伯爵によばれたのかな?ぜんぜんとくべつなしごとじゃないんだけど。
フフフフ。
それはとくべつなしごとではないよジェームス。
ついておいで!ハッハッハッハ!ああ…うわ〜すごいな〜!これはびっくりだよ!ウワ〜オ!トーマスとパーシーとジェームスは伯爵のとくべつなしごとがいったいなんなのかきになっていた。
ソドーせいびこうじょうではヘンリーのしゅうりがようやくおわったところだった。
ヘンリーはしごとにもどれることになった。
スティーブンはじぶんのしごとがきになってしかたがなかった。
わたしのあたらしいしごとのことをしってるかな?わるいなスティーブン。
そのけんはわからないよ。
ケビンはしってるかい?
(ケビン)すんませんけどぼくにもぜんぜんわからないんです。
そうあせることはないさスティーブン。
きっともうすぐだれかがおしえてくれるはずだ。
でもスティーブンはとてもまちきれなかった。
すごくこうふんしていたのだ。
なにもしないでじっとなんかしていられないぞ。
いまのわたしはじょうきだってふきあげられる。
だったらじぶんでさがしにいかなくちゃな!じゃあねビクター!またねケビン!スティーブン!どこにいくんだ?こうしてじぶんのあたらしいしごとをみつけるためゆうかんなむかしのきしのようにどうどうとスティーブンははしっていった。
トーマスとパーシーとジェームスはあたらしいしごとにはげんでいた。
おしろのやねをしゅうふくするさぎょういんをてつだうのだ。
トーマスたちはたかいあしばをささえるかしゃをれんけつしていた。
やねのほねぐみをつくるためにくまれたものだ。
トーマスたちがあしばをすこしずつせいかくないちにうごかしていく。
こんなしごとをするのははじめてだった。
みんなでいきをあわせることがだいじだ。
ゴードンがきゅうこうれっしゃをひいているとすぐちかくにスペンサーがやってきた。
やあのんびりやさん。
もどってきたぞ。
むっ…。
ぼくたちきょうそうしてるのかい?ゴードン。
ああそうだ。
だからこんどはそくせんににげたりするんじゃないぞ!ぼくがそんなことするわけないじゃないか。
スペンサーはさきにいこうとした。
でもゴードンはスペンサーにまけないようならんではしった。
そのときもんだいがおきた。
あっ。
おいちょっと!あぶないぞ!ええっ!?ゴードンのまえのせんろにだれかはしっていた。
スティーブンだ。
(ブレーキをかけるおと)またぼくのかちだな!のんびりやさん!あ〜!まったくなんてこった!いそいでくれスティーブン!むかしはロケットってよばれてたんだろ!?おいおいおいどうかおちついてくれゴードン。
これでもせいいっぱいスピードをだしてるんだ。
ゴードンはどうすることもできない。
ゆっくりはしるしかなかった。
そのころおしろではトーマスたちがしごとをつづけていた。
いいぞ!う〜ん。
おい!あぶない!きをつけてよパーシー!ごめん。
なんだかきんちょうしちゃって。
おちついてしんちょうにやらなきゃダメだって。
パーシーもジェームスもきをつけてね。
そのときもんだいがおきた。
とまって!トーマス!とまって!えっ!?
(せきこみ)さいわいけがにんはでなかった。
みんなだいじょうぶかい?なんとかね。
(ジェームス)だいじょうぶじゃない!ぼくのピッカピカのボディーがほこりまみれだ。
いますぐせんしゃじょうにいってこなくっちゃ!せんしゃじょうにいっているひまはないよジェームス。
このまましごとをつづけなきゃダメだ。
おしろのかんせいにまにあわなくなっちゃうよ。
…ってことはぼくのボディーはあとまわしってことかい?えん!パクストンとディーゼルはブレンダムのみなとにあらわれたスティーブンをみておどろいた。
(ディーゼル)あのふるめかしいきかんしゃはいったいだれだ?パクストン。
きのボイラーなんかつけてるぞ。
(パクストン)さあ?だれでしょうね?きいてみますか?そんなひつようない。
さあどいたどいた。
ちいさなきかんしゃさんよ。
おれたちのしごとのじゃまだ!だいじなようがあるんだよ。
オイルまみれさん。
アハハハハ!オイルまみれさんだって。
う〜ん…。
わたしはスティーブンだ。
あたらしいしごとをさがしてるとこでね。
ここで?ブレンダムのみなとでか?ほんきなのか?あんたみたいなふるいタイプにできるしごとはないぞ。
そのとおりだ。
おおむかしのじょうききかんしゃめ!さっさとそこをどきな!ここじゃさいしんしきのおれたちにしごとをまかせておけばいいんだよ!ごめんなさいスティーブンさん。
でもあえてうれしかったです。
スティーブンはがっくりとした。
でもあたらしいしごとがみなとにないならとにかくほかをさがすしかないとおもった。
さきほどのかたづけがおわりトーマスたちはやねをつくりあげるためまたはたらいた。
そしてとうとうさいごのほねぐみがかんせいした。
かれらはしごとをやりとげたのだ。
(きてきとかんせい)きみたちのことをほんとうにほこりにおもうよ。
みんなでちからをあわせてじつによくがんばってくれたね。
もうすぐみんなをびっくりさせるけいかくのじゅんびがととのうぞ!
(パーシー)なにがびっくりなのかわかったかも。
伯爵はソドーとうのおうさまですか?ちがうよパーシー。
わたしはおうさまなんかじゃないさ。
えっ?じゃあ…なにがびっくりなんですか?ハハハ。
そとにでてごらん。
そうすればわかる。
そのあとでせんしゃじょうにいってもいいですか?ああもちろんだよジェームス。
いってくるといい。
スティーブンはブルーマウンテンのさいせきじょうにむかっていた。
いそがしいさいせきじょうならわたしにできるしごとがあるはずだぞ。
だがブルーマウンテンのさいせきじょうはとてもひろくとてもそうぞうしかった。
スティーブンがしっているさいせきじょうとはくらべものにならなかった。
(スカーロイ)やあこんにちは。
こんにちは。
(ルーク)ぼくルークだよ。
きみはだれ?わたしはスティーブン。
しごとをさがしてるんだ。
できることはあるかな?う〜んどうだろうな…。
てつだってもらえたらたすかるよ。
(レニアス)でもここはちからしごとがおおいんだけどだいじょうぶかい?ちからしごと?アハハ。
こうざんではたらいてたときはいちどに4だいのかしゃをひいていたんだ。
しごとをてつだわせてくれ。
もういちどやくにたつきかんしゃになりたいんだ。
わかったよ。
ものはためしだ。
スティーブンはけんちくしざいがつまれたかしゃをたくさんれんけつした。
じゃあはじめてくれ。
スティーブン。
うう…う〜ん。
う〜ん!はあ…。
かしゃはとてもおもかった。
さぎょういんに1つはずしてもらいスティーブンはまたすすもうとした。
さらにもうひとつ。
なんどもがんばった。
こうしてスティーブンがなんとかはしりだしたときにはかしゃは1つだけになっていた。
よ〜しやったぞ。
わたしはちからもちなんだ。
それにはしるのだってすごくはやいんだ。
カーブにきをつけて。
スティーブン!あぶな〜い!だがもうておくれだった。
カーブにさしかかったときスティーブンはおもいかしゃにおされてもうすこしでだっせんしそうになった。
うわっあ〜!ああ…。
すまないなスティーブン。
いっしょうけんめいなのはわかった。
だけどここでのしごとはきみにはむりだよ。
ああ…。
わたしがこうざんでひいていたかしゃはこんなにおもくなかったんだ。
もっとちいさかったしね。
アハッ。
このあたりにこうざんはあるかい?う〜んウルフステッドじょうのちかくにふるいこうざんがあったな。
でももうだれもそこでははたらいてないはずだ。
まあとりあえずいってみるよ。
さよなら。
(きてき)スティーブンはあたらしいしごとをさがすためふたたびはしりだした。
そのころ伯爵のりょうちではトーマスたちが伯爵のにもつのなかみをめにしてびっくりしていた。
そこにはおうさまのいすやとうせききはたにタペストリーふるいせきぞうやたてよろいまであった。
せかいじゅうからあつめられたものだ。
みてトーマス!またよろいがある!あ〜!トーマスあのよろいうごいてる!いきてるんだよ!ハハハハハ!いまのはさぎょういんさんがうしろからうごかしてたんだ。
パーシー。
これはすべてわたしのけいかくにひつようなものなんだ。
じつはウルフステッドじょうをいっぱんこうかいしようとおもっているんだよ。
おおぜいのひとにね!あらゆるばしょからたくさんのおきゃくさんがわたしのちゅうせいのおたからをみにきてくれるはずだ。
じゃあきんのおうかんもあるんですか?え〜っと…それなんだがね。
ざんねんながらゴッドレッドおうのきんのおうかんだけどうしてもみつけられなかったんだ。
だけどねトーマス。
スティーブンがおしろのあんないやくとしてはしるよていなのよ。
ああそうなんだ!もうスティーブンにあたらしいしごとのはなしをしてもいいぞトーマス!じゃあぼくはせんしゃじょうにいってもいいですか?ハハハ。
ああジェームス。
もちろんいってかまわないぞ。
(きてき)ああしまった。
かしゃをみなとまではこんでもらうしごとがまだのこっていたのをわすれてたよ。
そのころヒロはメインランドからじょうきげんでもどってくるところだった。
そのとき。
(きてき)うっ!おどろいたな。
ジェームスはきれいにしてもらってまんぞくしていた。
そのとき。
(きてき)いまのはいったいなんだ?ゴードンとスペンサーはもういちどきょうそうをたのしんでいた。
そのとき。
(きてき)いまのはだれだ?さあ?おれにきかれてもな…。
みたこともないやつだ。
(きてき)まえのほうにこうそくきかんしゃがあかしんごうでとまっていた。
りょうほうともスペンサーとおなじりゅうせんけいだ。
(コナー)こんにちは!ぼくはコナー。
(ケイトリン)わたしはケイトリン。
ウルフステッドじょうにいくおきゃくさんたちをのせてこのソドーとうにきたの。
ためしにじかんをはかりながらきょうそうしてるとこさ。
いっしょにはしる?ああ…えっと…じつはナップフォードえきにもどらないといけないんだ。
そうだ。
あいにくぼくもまだしごとがのこっていてね。
まあきょうそうなんてしないし。
だよな〜。
おれたちいそがしくてきょうそうしてるひまもないんだ。
(ケイトリンコナー)それじゃまたね!
(きてき)おしろのうらのさかをのぼっていたスティーブンはふるいこうざんにつづいているせんろをみつけた。
あったぞ。
これがしごとをみつけるさいごのチャンスかも。
わたしだってやくにたつとアピールしないとな。
スティーブンはきぎがおいしげるせんろをすすんでいった。
ようやくこうざんのいりぐちまでくることができたがそこはいたでふさがれていた。
やっぱりもうだれもここではたらいていないんだ。
はあ…。
トーマスはまちがってた。
わたしにできるしごとなんてどこにもないんだ。
はしるのだっておそいしちからなんてこれっぽっちもない。
そのころトーマスとパーシーはいしをのせたいたずらかしゃたちをおしていくところだった。
伯爵はトーマスとパーシーだけでははこべないとおもった。
トップハム・ハット卿にれんらくしよう。
もういちどジェームスにもどってきてもらうようたのまないと。
でもトーマスはジェームスのもどりをまっていられなかった。
パーシーとぼくだけでだいじょうぶですよ。
あたらしいしごとのことをはやくスティーブンにつたえたかったのだ。
ちょっとまってトーマス。
どっちかがせんとうにいかなきゃさかのところでスピードがですぎちゃうよ。
ところがておくれだった。
いたずらかしゃたちはもうさかのうえについてうしろにいるトーマスとパーシーをひっぱりながらまえにすすみつづけた。
どうしよう!たいへんだ!
(ブレーキをかけるおと)いたずらかしゃたちがおもすぎてブレーキがきかない。
(いたずらかしゃ)もっとはやく!うわ〜!
(いたずらかしゃ)アハハハハ!あのおとはもしや…ぼうそうれっしゃだ!スティーブンはいたをつきやぶっていくしかなかった。
ほんとあぶなかったねパーシー!だいじこになるところだったよ。
トーマスとパーシーはかしゃをひいてバックした。
ふう…。
だがかれらはスティーブンがこうざんのなかにとじこめられてしまったことにきづいていなかった。
そのころソドーとうはウルフステッドじょうのおひろめがちかづきとてもにぎわっていた。
おおぜいのかんこうきゃくがメインランドからおしろにむかっていた。
きかんしゃたちはみんないっしょうけんめいやくにたつしごとをしていた。
トーマスはスティーブンにあうためソドーせいびこうじょうにやってきた。
やあビクター!スティーブンはどこ?それがわからないんだ。
おおいそぎででていってね。
あたらしいしごとをさがしにいったみたいだ。
あたらしいしごと?なにをするかもしらないのに?スティーブンはいったいどこへいったんだろう?トーマスはスティーブンがしんぱいだった。
ジェームスとパーシーもトーマスからはなしをきいてしんぱいになった。
だからいったろ。
伯爵からスティーブンにはないしょにするようにっていわれてたのに。
なにかあったらどうするの。
きっとだいじょうぶだよ。
とにかくさがそう!こうしてトーマスたちはスティーブンをさがすためにはしりだした。
かれらはスティーブンをみかけたかきいてまわった。
ごめんねパーシー。
わたしスティーブンはみかけてないわ。
おしろにはこなかったとおもうけどな。
あのふるめかしいきかんしゃか?ああここにきたぞジェームス。
でもディーゼルにおいはらわれちまったんだ。
スティーブンはがんばってくれたよ。
でもここのかしゃはおもすぎたみたい。
だれもスティーブンのゆくえをしらなかった。
そのうちひがくれはじめた。
どうかわたしのことをさがしだしてくれ!スティーブンはここだ!たすけて!
(きてき)はあ…じぶんででぐちをみつけるしかなさそうだ。
じょうきがなくなってしまうまえに。
スティーブンはこうざんのなかをはしりまわったがべつのでぐちはみつからなかった。
さらにわるいことにカーブのさきでいわにしょうとつしてしまった。
うわ〜!そしていわがくずれおちた。
ティドマスきかんこではトーマスがみんなにスティーブンがゆくえふめいだとつたえていた。
そんなにとおくにはいっていないんじゃないか?でもいまごろあぶないめにあってるかも。
おまえがありもしないしごとのことをはなしたりするからだぞ!でもほんとに伯爵のためにしごとをするんだ!みんなできょうりょくしてスティーブンをぶじにみつけようよ!
(せきこみ)つちけむりがおさまるとスティーブンはふるいきばこがあるのにきづいた。
くずれたいわのなかからでてきたようだ。
せんろからどかさないとな。
うわ〜。
これはまたなんてうつくしいんだ!つぎのあさはやくトーマスはいそいでみんなをおこした。
だいじなことをおねがいするためだった。
(きてき)ほらほらみんな!はやくしゅっぱつのじゅんびをして!みんなでいっしょにスティーブンをさがそう!
(トップハム・ハット卿)トーマス!ジェームス!パーシー!いったいどこへいくんだね?すみません。
だけど伯爵のたいせつなスティーブンがゆくえふめいなんです。
さがしにいかないと。
(クラクション)スティーブンをみなかったかい?ソドーせいびこうじょうをでたきりゆくえがわからないんだ。
ウルフステッドじょうのおひろめにはかれがひつようだ。
もうあすなのに。
それはたいへんですな。
ぼくたちもスティーブンをさがしてきていいでしょうか?いいだろうトーマス。
きみたちのしごとはだれかにかわってもらおう。
ありがとうございます。
ああよかった。
ありがとう!トップハム・ハット卿。
それからソドーレスキューセンターのほうにもけいかいたいせいをとらせておきましょう。
スティーブン!スティーブン!スティーブン!スティーブン!スティーブン!みんなでしまじゅうのそうしゃじょうやえきトンネルをさがしまわった。
だがスティーブンのすがたはなかった。
どこにもだ。
とにかくはしり…つづけなきゃ…。
スティーブンのじょうきはもうすこしでなくなりそうだった。
ええ!?しんじられない!おなじばしょにもどってきたのか。
ここはわたしがさいしょにはしりだしたばしょじゃないか!すこしずつそしてゆっくりとスティーブンははしりつづけた。
しかし…。
もうこれいじょう…うごけ…ないよ…。
まってトーマス。
このさきもさがしたほうがいいよ。
でもここにはぜったいにいないって!ふるいこうざんにつづくせんろだよ。
かしゃをはこんでいるときにもきたけどいなかったでしょ?もういちどさがしてみたほうがいいんじゃない?ねんのためにね。
うんわかった。
みてくるね。
きみはさいせきじょうをさがして!だいじょうぶだよトーマス。
スティーブンはきっとみつかるって!こうしてトーマスはきぎがおいしげるせんろをすすんでいった。
スティーブン!スティーブ〜ン!レールをささえるもくざいがくさっていてせんろのいちぶがいまにもこわれそうだった。
(まくらぎがこわれるおと)うわ〜!トーマスはせんろのはしまでやってきた。
こうざんのトンネルはたくさんのいわでふさがれている。
やっぱりここにはいないか…。
そのばをはなれようとしたときトーマスはせんろのしたになにかおちていることにきづいた。
あっ!あれはスティーブンのえんとつだ!スティーブン!スティーブ〜ン!
(きてき)・
(きてき)うん?トーマス!?スティーブンはきてきをならそうとしたがもうおとはでなかった。
ボイラーがほとんどからだったのだ。
へんじがないぞ。
やっぱりいないのかな。
このえんとつもスティーブンのじゃないんだ…。
スティーブンはなんとかきてきをならそうとありったけのちからをふりしぼった。
すると…。
(きてき)あっ!きてきのおとがしたぞ!きっとスティーブンだ!だいじょうぶだよ!スティーブン!すぐにたすけてあげるからね!いわをどかすのにたすけをよんでくるからまってて!トーマスはできるだけはやくはしった。
たすけをよぶためにウルフステッドじょうへといそぐ。
ジャック!ジャック〜!えっ?どうしたんだい?トーマス。
トーマスはふるいこうざんへいそいでもどった。
ジャックもいっしょだ。
スティーブン!もどったよ!ともだちのジャックをつれてきたんだ!いわをうごかせるよ!すぐにきみをそこからだしてあげるからね!
(きてき)でもスティーブンはなにもこたえなかった。
さあこのジャックにまかせてくれ!しんぱいないよ。
きみがはいれるようにするから!いりぐちのいわがとりのぞかれるとトーマスはなかへいそいだ。
きをつけるんだぞ!いたんでこわれそうなせんろがきしんだ。
でもトーマスはゆうかんにトンネルのおくまですすんでいった。
スティーブン!スティーブン!トーマス!ああ…もどってきてくれないかとおもったよ。
もうだいじょうぶだよスティーブン。
ぼくがここからだしてあげるからね。
ほんとうかい?こうざんではたらこうかとおもってたんだ。
ハハッ。
トンネルのでぐちすらみつけられなかった。
ざんねんだがきみはまちがってたよ。
わたしはやくたたずのきかんしゃなんだ。
そんなことない!はくしゃくはきみにしごとをたのむってさ!おしろではたらくんだよ!わたしみたいなふるいきかんしゃがしごとをする?それほんとうかい?うん!はくしゃくはウルフステッドじょうをなおしたんだ!きみはそこでおきゃくさんたちをあんないするんだよ!かがやくよろいをきたはくしゃくのあたらしいきしになるんだ!わたしが?そりゃすごい!たすけだしてくれてどうもありがとう!りっぱなきしもこうざんにいたんじゃやくにたたないだろうからね。
(ノランビー伯爵)スティーブン!わ〜い!やった〜!そとにはしらせをきいたみんながあつまっていた。
まさかみんなわたしにあいにきたわけじゃないでしょ?いやいや!あいにきたんだよ!だってきみはとてもたいせつなきかんしゃだからね。
あすのためにきみにもじゅんびをしてもらわないといけないのだ。
ぼくのいったとおりでしょ。
(きてき)そうだ伯爵!おおきなきばこをみつけたんですよ。
そのなかに…。
わっ!まずい!あぶない!ふんばれ!せんろがくずれてるぞ!すべってひっぱれない!ふんばるんだ!たのむ!なんとかふんばってくれ!いまいくぞ!トーマス!うっ…!うっ…!
(ノランビー伯爵)しっかりささえて!ジャック!うわ〜!どうしよう!いそげトーマス!ああっ!
(ノランビー伯爵)まずい!ひっぱるんだ!ジャックもながくはもたない!う〜ん!う〜ん!
(ノランビー伯爵)いいぞ!よくやった!すごいぞ!よくやったぞ!ジャック!トーマスもありがとう!アハハ!さあじゅんびをつづけることにしよう。
あすはほんとうにとくべつないちにちになるからな!つぎのひウルフステッドじょうはぶじにおひろめのひをむかえた。
たくさんのひとびとがしまじゅうからあつまった。
メインランドからもだ。
あっ!ねえトーマス。
あのよろいはやっぱりいきてるんだよ!ほらてをふってる!ウッフフ!なにいってるんだいパーシー!よろいがてなんかふるわけ…。
えっ!?ええっ!?おまたせ!アッハハハ!なるほどそういうことか!おあつまりいただいたみなさんそしてきかんしゃときゃくしゃのみんな!みなさんをウルフステッドじょうにおむかえすることができてうれしくおもいます。
(みんな)イエ〜イ!
(はくしゅ)
(きてき)まだまださぎょうちゅうですがわたしはゴッドレッドおうのおしろをとうじのすがたにもどしたいとおもっています。
えいこうをきわめたじだいのすがたにね。
それではここでわたしのとくべつなじょうききかんしゃをごしょうかいしましょう。
スティーブンです!いいぞ!
(きてき)スティーブンはとてもれきしにくわしいきかんしゃなんです。
かれじしんおおくのれきしをみてきたからです。
ここにいるミリーとみなさんのためにウルフステッドじょうをよろこんであんないしてくれることでしょう。
おしろのまわりもね。
うわっ!
(はくしゅ)それだけじゃありません。
スティーブンはわたしがみつけることをあきらめていたあるものをみつけだしてくれたんです。
それは…ゴッドレッドおうのきんのおうかんです!
(はくしゅ)
(きてき)
(きてき)ほんとごめんねスティーブン。
ぼくがさきにしごとのはなしをしたばっかりにはしりまわってトンネルにとじこめられることになっちゃって…。
あそこからわたしをたすけだしてくれたのはきみじゃないか!それにトンネルにいかなかったらゴッドレッドおうのおうかんをみつけることもできなかったよ。
さあおあつまりいただきましたみなさん!いまよりはるかむかしソドーとうのきしたちはよくおしろのあいだできょうそうをしていました。
きょうはそれをごらんにいれましょう。
ひかりかがやくげんだいのよろいのきしたちコナーそしてケイトリンです!
(はくしゅ)ねえスペンサーとゴードン!きょうそうにさんかしない?そうよ!たのしいわよ!ハッハハハ!そりゃじつにすばらしいアイデアだな。
もちろんトップハム・ハット卿がさんせいすればですがね。
まあきょうはおめでたいとくべつなひということですしいちどくらいならよしとしましょうか。
(きてき)
(はくしゅ)ひかりかがやくよろいのきしたち。
さあいちについて!よ〜い…ド〜ン!2014/11/24(月) 09:00〜10:00
NHKEテレ1大阪
劇場版 きかんしゃトーマス〜キング・オブ・ザ・レイルウェイ 失われた王冠〜[二][字]

劇場版第6弾。ソドー島のお城から大昔に盗まれた王冠と消えたなかまをさがして、トーマスと仲間たちが大活躍するワクワクストーリー!

詳細情報
番組内容
ノランビー伯爵がスティーブンとミリーの2台の蒸気機関車とともにソドー島に帰ってきた。そしてウルフステッド城の再建をすることになり、トーマスたちが手伝うことに。ところが、修理を終えたスティーブンが行方不明になってしまう。トーマスたちはスティーブンの捜索を開始するが…。
出演者
【声】比嘉久美子,納谷六朗,中田敦彦,藤森慎吾,【語り】ジョン・カビラ
監督・演出
【監督】ロブ・シルベストリ
制作
〜ソニクリエイティブ制作〜

ジャンル :
アニメ/特撮 – 海外アニメ
映画 – アニメ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
英語
サンプリングレート : 48kHz

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