生字幕放送でお伝えします
北海道札幌市の中心部にある住宅街。
この築35年のマンションがきょうの舞台です。
中は北海道の魅力を発信するワンダーランド。
こちらはただの花屋じゃありません。
おしゃれなコサージュを作るフラワー作家の部屋です。
こちらは、小さな紙を折り曲げる職人の部屋。
5cm四方の紙に折り畳まれたのは世界で一つだけのメッセージカードです。
さまざまなジャンルのクリエイターが入居するマンション。
週末と休日は札幌の女性たちの間で大人気のスポットに変身するんです。
きょうの「ひるブラ」は北海道札幌市にありますクリエイターがたくさん入居する中古マンションこちらを探検したいと思います。
このマンションにはさまざまな若いクリエイターが集まって週末オープンしているんです。
つまり、工房兼店舗といった場所なんですね。
361。
寒いです。
入りましょう。
札幌5度ですからね。
ほっとしますね。
あったかい。
一見、本当に普通のマンションなんですがこちら、どの部屋も個性的なんですね。
この部屋で作っているものがキーホルダー。
スタジオの高木美保さん。
こんにちは。
きょうもおきれいですね本当に。
見えてないじゃないですか。
見えてないの?
声だけで分かりますけども。
今、こちらで作業されているんですがこれ、今、何を作っているか分かりますか?
さっきのキーホルダーじゃないんですか?
形分かります?
魚、北海道のシャケ?
70点!
100点は?
こちらシャケのメスです!おなかが膨らんでるらしいです。
でも、この作業、本当に糸のこ一本だけで作り上げているんですね。
手作りなんです。
作り上げると、このように…。
ブローチです。
こちら、高木さんこれ、糸のこで全工程作っただーん!とたくさんございます。
こちら203号室でございますけどアクセサリーを作る…。
工房です。
この中で人気はなんだと思います?
えと!
えとってことはヤモリかな。
ヤはないですね。
かわいい!クマさん!
クマなんですけどシロクマなんですね。
首が長いのが特徴でございましてこの札幌の動物園の人気者ということで一番人気というわけでございます。
肉球がかわいい。
動きがあってかわいいですけど。
奥のほうは店舗スペースとなっているんですね。
こっちが工房でこちらが店舗スペースというわけでして部屋にアクセサリーがばーっと並ぶ中見てください、部屋の造り。
こちらシンクがあるんですよ。
普通にダーッて出るシンクがあるんです。
もともとここは台所だったんですね。
元の姿、こちらです。
だから、もともとはこういう部屋を全部リフォームしたというわけでこちらのご主人がいる工房が元は和室だったんです。
畳が敷きつけられてたんです。
全部、取っ払いました。
というのもこのマンションは以前は築30年以上間取りが1DKということで空き室がいっぱいだったんです。
そこで6年前に若いクリエイターたちこれから期待できるクリエイターたちに3つの条件出しました。
格安の家賃。
そして、リフォーム自由。
そして、復帰。
現状復帰不要と。
いりませんよと。
すごい大きな条件ですね。
この3つ、条件を出したらあっという間に満室になりまして今、空き室を待つ人がいっぱいいると。
今は本当満室なんですけどね。
この条件を活用して信じられないような環境をこしらえてしまったクリエイターもいるのでいってみましょう。
すごいのを部屋に入れちゃったクリエイターもいるんですよ。
まあまあ昔風のマンションなんで僕の頭、ぶつかるんです。
186cmあるんで気をつけてください。
マンションの中を進んでいきます。
ちょっとね、また部屋の色みが違ったちょっと落ち着いた感じのこの雰囲気の変わるところでばーっと、白い壁なんです。
こちらは205号室陶芸のお店なんですね。
たくさん陶芸がございまして皿、カップなどさまざまあるんですけれどもちょっと見てくださいよ。
おしゃれでしょう。
この陶器の白は北海道の雪をイメージされていると。
ほのかに冷たい!
そんなことはないですけどね。
おもしろいこと言いましたよ。
オーナーの杉田さんです。
これ、なんだと思いますか?これ、一瞬分かりませんよね。
冷蔵庫?
これ、窯なんですよ。
陶器を焼く窯。
ほら、中にこうしてあると…。
これ、でも、マンションの中に窯を入れるっていうのはためらいとかなかったんですか?
電気窯なので工事をしていただけるということで。
電気だったらオーケーということで。
本焼きで1200度まで上がるんですよ。
アンペアとか大丈夫なんですか?焼いてる途中に停電になっちゃうとか。
家庭用はちょっと無理なので工事をしていただきました。
だとしても電気代すごいんじゃないですか。
月100万とかいかないですか?
そこまではいかないです。
でも、こういうとこでもアンペア変えると窯を置けるってすばらしいですね。
まさに、陶芸だと工房っていうと作業に没頭したくなるような場所のイメージじゃないですか。
このマンションは対面販売をしないといけない。
お客さんがいらっしゃるんです。
だから、お客さん来た場合ちょっと作業を中断して接客なんていうことも。
でも、なんか没頭したいわ!ってあんま、ないですか?
やっぱり、お客様と直接、話す機会なのですごくそれも楽しいですね。
お客さんも作業を見ることができる。
作っているところを…奥にろくろもあるので。
そういった作業も見ることができるんですよね。
すごいですよね。
マンションの中ですよ、高木さん。
信じられない。
こういうのって普通山奥にありますよね。
山奥限定ではないです。
札幌の中心街です。
すぐ山に行っちゃうんですから高木さんは!戻っておいで!
続いてはですねクリエイターも引きつけてやまないという場所なんですね。
御用達と。
クリエイターの方たくさんいますからアンテナぴんぴん張ってますからそういう人たちが御用達の場所に今から向かいます。
このマンション、8階建てで2階から5階まではクリエイターが住んでいるんですがそのほかの部屋は一般の方、暮らしているんです。
だからあんまり、声張らないで…。
今、一番、合うせりふは「おはようございます…」。
オープンが週末と祝日に限っての、いわば住んでる人に考慮するためと。
ほのかにいい香りがしてまいりました。
こちら、高木さんこのマンションのクリエイター御用達のカフェなんです。
303と書いてあるんですが中に入りますね。
カフェなのにピンポーン。
いらないですよ。
開いてますので。
中に入っても目の前に並ぶのはずらりと本なんです。
すごくないですか、この本の量。
落ち着く!
高木さん、好きですか?こういうカフェ。
大好きです。
似合いそうですもん高木さん。
こういうところにいそうですもんね、高木さんは。
この本、ばーっと本棚がありましてですねでも、こちら側に、ずーっと…。
奥にカフェスペースがあるんです。
こうして置いてある本を読みながら…。
コーヒーを飲むというわけでコーヒー飲みたいなあ。
コーヒーないかな。
あ、すいません、なんか。
せかしたみたいで、ごめんなさい。
打ち合わせしてるじゃないですか。
何回もしています。
こうしてクリエイターも訪れて本だとか、あるいはクリエイター同士のコミュニケーションで刺激を受けて、また新たな創作意欲を湧かせていくというそういった空間なんですよね。
すてきですよねこういうカフェ。
そして、店長やまぐちさん。
コーヒーを持ってきていただいただけじゃないです。
実は、こちら手前やまぐちさんもクリエイターなんですよね。
これ高木さん気に入ると思うんですけど見えますか?
本?
これね、ピアスなんですけどこの小さな…触りますね。
この僕の手が…僕、身長5mありませんから。
開くんですか?
開くんですよ。
中、書いてあるの?
中は書いてはないんですけども一応、線は引いてますね。
これ、かわいらしいですよ。
耳から下げてたらかわいらしいですよね。
本当におしゃれですけど。
これ、相当時間かかるんじゃないですか一個作るのに。
ちょっと時間は…まとめて作ってるので何分とは言えないんですけど結構、かかります。
たくさんのクリエイターが集まってるマンションなんですけどこのマンションの魅力っていったらなんになりますかね。
やっぱりいろんなお店があって作っているご本人がやられているのでお客様はもちろんなんですがお店の方同士も行き来ができるところでお互い刺激しあえるところかなと思います。
やっぱり芸術っていうのはインプット、アウトプットの繰り返しですもんね。
奥が深い!
芸歴23年なんですから。
ここはやまぐちさんの作品なんですけどそれ以外にもこのマンション以外に住んでいる人の作品もこうして展示して目の肥えた雑貨やアクセサリーを好きなお客さんに見てもらおうということでクリエイターも引き付けてやまないこの場所生まれ変わってから6年たってるんですがその中で、独立して札幌の中でも超人気店に成長したお店があるんです。
こちらはことしの春まで入居していた北欧の雑貨店です。
オーナーにとっての初めての経営でしたがマンションの仲間たちに支えられて独立することができたといいます。
そして、こちら北海道の自然素材にこだわった石けんを作る工房です。
いまや若い女性たちに大人気。
多くのファンをつかむきっかけとなったのはマンションのこんな雰囲気だったそうです。
というわけで502、5階です。
3階から5階に上がってきました。
ハーハー言ってますけど。
このマンション北海道だからこその味も堪能できるんですね。
この中なんですけど同じくピンポーン。
お邪魔します。
もう、ほのかにいいにおいがしています。
北海道の味覚。
まさに北海道というわけでございましてこちらでございます。
北海道といえば酪農王国!ここは料理人も舌を巻くチーズの専門店なんですね。
おいしそう!
高木さんたまりませんでしょう。
いろんな種類があって全部、一口ずついただきたい。
じゃあ、僕いただきますね。
ここは、本当に味見できるんですよ。
高木さん、本当にこの中で一番味を確認してもらいたいものがあれば僕、ちょっと味見させてもらうんで。
これ!オレンジ色の半月みたいな。
ぱっと見た感じねニンジンに見えますけれどもこれチーズでございましていただきたいと思います。
一瞬、すごいあっさりとした味なんですけど後半に一気に深いコクの味が広がってきます。
私もいただいたんですけどワインとばっちり合うんですよ。
これは、おいしいですね。
あんまり食べたことがない味ですね。
手作り?
手作りなんですねこちらも全部。
このチーズを作っているのは店長のご実家、場所は北海道オホーツク海側にある興部町。
札幌から300kmの場所なんですが、そこから直売店に送って売っているということなんですよね。
ご実家。
今は、ごきょうだいが作ってらっしゃるもともとはお父様が工房をやっていらっしゃって。
チーズっていうのは管理が難しいんですよね。
だから味変わっちゃうらしいんですよ。
だから直売所から直で持ってくると。
札幌の料理人たちにとってはすぐに使える熟成のものということで本当にここの場所が貴重な場所。
なかなか、こんな手作りのチーズが札幌市内で食べられるなんて珍しい。
そこで、高木さんこちらを見てください。
このチーズ、ネーミングがおもしろいんですよ。
さゆり、つばさ。
なんか新幹線みたいな感じがしますけどね。
鉄道かと思っちゃった。
これ、人の名前が付いてるんですよ。
これ、実は店長の姉妹の名前なんです。
というのも店長・めぐみさんこちらにいらっしゃいますね。
チーズの工場を経営されてるお父様、堤田克彦さん。
その周りにいるのが男の子5人、女の子5人の10人きょうだい。
頑張りましたね。
すごいでしょう!北海道のビッグダディでございます。
女の子、5人の名前をチーズに付けているということなんですよね。
10人きょうだいの長女の店長のめぐみさんというわけでございまして今は、こちらにはないんですがめぐみさんの名前が付いたチーズもあったそうなんですよね。
はい。
どうですか?チーズに名前が付くというのは。
うれしいですね。
そして、やっぱりその分、愛着があるのでおいしく食べてほしいです。
買った方はやった、めぐみおいしい!って食べられるわけなんですよね。
めぐみ、コク深え!ってね。
お父さんの愛情を感じますよね。
お父さん、見てると思うのでひと言、メッセージをお願いしたいと思います。
頑張ります。
シンプルにいきましたね。
お父さんもぜひ、11人目お願いします。
このあとは、マンションのご近所づきあいならではクリエイター同士のコラボありますので。
クリエイターがたくさんいますのでねコラボをしたところ行きたいと思います。
このマンションならでは。
ここは、今、この札幌スイーツ好き女子。
このスイーツ好き女子にはもう絶対的に支持されている。
洋菓子店でございますよ。
なんでもそろってるんですね。
なんでもあるんですよこのマンションだけで。
もういいにおいでございますね。
しかもまた内装も全然、違って明るくて、きれいなんですけども。
高木さん、こちら見てください。
きれい!
これ、チョコレートの花束なんですよ。
本当だ!カメラさんアップでお願いします!
チョコレートの花束でございます。
これ、黄色がショウガで色づけをしておりましてクリスマスに向けて飾れるお菓子というのを作ったというわけで。
さっき、お邪魔しました303号室の文房具作家の方とコラボしております。
これプレゼントなんかすると粋ですよね。
カラフルな包装紙を選んでラッピングしているというわけです。
日もちがしていいな。
実用的に考えますねどうしても。
こちら、ガラスに入っているのが金魚に見立てましたジュレなんですね。
これ、プラスチックですね。
赤色はグァバ。
黄色はパッションフルーツでしてこれ、406号室の雑貨店がこのプラスチックの製品を集めましていろいろガラス展とかそういうのを行いまして一緒にコラボをして作ったというわけです。
きれいですよね。
本当に金魚が泳いでるかのような。
コラボならではですよねこのデザインは。
このマンションならではの洋菓子でございますね。
この芸術的な洋菓子を作ったのがパティシエの久々湊さんです。
久々湊さんは、このマンションに3年で、新しいほうなんですが多くのクリエイターとコラボしているんですよね。
これ、コラボをなんでしようと思ったんですか?
お菓子屋さんだけでは思いつかないようなことをコラボして遊んでみようとしたんですけど。
遊んでみるっていうのも大事なんですね。
だって、笑顔ですもん。
久々湊さん笑顔がいいですね。
このお店でお菓子を選びましたら僕、こういうの高木さん好きだと思うんだけどな。
かわいい布袋。
本当、かわいい、それ!それも手作りですか?コラボ?
コラボなんです。
403のかばん職人さんとコラボのもの。
すてきなんですよね。
お客様はもちろんですけどもクリエイターも引き付けてやまないこのマンション。
多くのお客さん来てほしいという思いがクリエイターにも出てますよね。
これに、いっぱい入れて楽しんでると。
探してみましょうか。
このマンション多くのクリエイターの皆さんがいますので今、ベランダに皆さん2014/11/24(月) 12:15〜12:40
NHK総合1・神戸
ひるブラ「中古マンションは魅力の発信基地!〜北海道・札幌市〜」[字]
若いクリエイターたちが店舗やアトリエとして使っているのは何と中古のマンション!アクセサリーからチーズまで、お客さんを満足させるユニークな札幌のマンションを紹介!
詳細情報
番組内容
【ゲスト】古坂大魔王,【コメンテーター】高木美保,【司会】飯島徹郎 〜北海道・札幌市から中継〜
出演者
【ゲスト】古坂大魔王,【コメンテーター】高木美保,【司会】飯島徹郎
ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
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