(千冬)みんな引き抜きにあってる。
(ちなみ)引き抜き?
(千冬)ファスベンダー&マッカートニー・ジャパンがお金を出してTATSUKOYANOブランドを復活させようとしてる。
あなたが引き抜いた人たちは本人たちの希望どおり仕事させてくれるんですよね?
(充)会社が借金まみれだということですか?
(鏑木)そんなことはないだろうがね。
(竜子)今また世界が興奮するようなラインの洋服をたくさんお届けしますね。
ありがとう。
さよなら。
(鏑木)間宮君君は解任だ。
(充)NGSホールディングスは存在しませんので解任も何もありません。
(リカ)どういうこと?
(充)負債ごと売り飛ばしました。
なのでもう借金はありません。
会社もありませんが。
(鏑木)どこに…どこに売ったんだ!?
(充)ファスベンダー&マッカートニー・ジャパンです。
(隆太郎)さすが大企業ファスベンダー&マッカートニー!NGSホールディングスごと買い取るなんて。
(リエコ)ファッションのインターネット販売で世界一を目指すというのがわがファスベンダー&マッカートニー最大の目的です。
そのためにできるだけ多くのブランドを買収しなければ。
(隆太郎)素晴らしい!それじゃあ『FIRSTCLASS』誌でのTATSUKOYANOORIGINAL特集よろしくお願いしますよ。
プッシュプッシュで!ねっ?
(リエコ)編集部にも指示してあります。
(隆太郎)ところでNGSホールディングスごと買ったファッションブランドのリスト見せてもらえます?どうぞ。
(隆太郎)あれ〜?TATSUKOYANOJAPANだけないんですけど。
《TATSUKOYANOで新たなラインをつくることになりました》
(さくら)《それが私の今日の…今のやらないかん仕事やけん》
(ナミ絵)《これが作り手の愛情ってやつですよね?》
(凪子)《吉成ちなみさんをクリエーティブディレクターに》《クリエーティブディレクターは私より吉成さんが向いてると思います》
(リカ)《生き残った方が志を遂げればいい》《そのためにも本気で戦う》《それぞれ素晴らしい能力があるしそれを生かす仕事をどこへ行ってもしてくれる…》《同志です》すてきなデザインですね。
さくらちゃんのデザインです。
彼女らしい女性のかわいさがありますよね。
これはナミ絵さんのデザイン。
誰にも思い付かない独創性にあふれてる。
凪子さんのデザインは着る人たちへの愛情がいっぱいなんです。
だからすごく着心地がいい。
それをちゃんと作ってくれる薫さんや吹雪さんたちの技術は世界でも認められるレベル。
(充)すいません。
吉成さんにはご迷惑をお掛けしないようにと思ったのですが。
このブックもすてきでしょ?千冬さんと華さんたちが作ったんですよ。
結局1人じゃ何もできない。
私は…。
竜子さんがつくり上げたTATSUKOYANOというブランドに守られてみんなに助けられて仕事してきただけ。
でも全部なくなった。
他の皆さんは竜子さんの所に?
(蘭子)竜子さんの追加のデザインができました。
デザイナーチーム清書してパターンに回して。
(結衣)はい。
お願いします。
お願いしま〜す。
お願いします。
(蘭子)何か気に入らないことでもあるの?凪子さん。
(凪子)ないです。
今の仕事が嫌なの?ナミ絵さん。
(ナミ絵)いいえ。
辞めたければ辞めればいいんじゃない?さくらさん。
ファッションの仕事できなくなってもいいという覚悟があるのなら。
辞めたら二度とこの業界で働けなくされるわよ。
TATSUKOYANOJAPAN。
(蘭子)これももういりませんね。
初めてあなたを尊敬します。
会社なくしたっていうのに全然心が折れてない感じがする。
(充)何年か前の感じに戻っただけですから別に何とも。
そう。
姫これをお受け取りください。
(充)登記簿です。
会社の証明書みたいなものです。
僕はあなたにこれしか残してあげることができませんでした。
オフィスも残してあげたかったんですが売らざるを得ませんでした。
これだけお受け取りください。
TATSUKOYANOJAPANは誰の手にも渡していません。
あなたが洋服を作ればTATSUKOYANOJAPANとして売ることができます。
私のためにTATSUKOYANOJAPANだけ売らなかったの?はい。
ありがとう。
でも私にはもう必要ない。
(リエコ)春夏コレクション?隆太郎さん…ちゃんと社内で話ができていないのではないでしょうか?申し訳ございません。
(リエコ)しっかり頼みますよ。
(リエコ)矢野竜子さんはお幾つですか?定年退職のない仕事というのも大変ですよね。
自分では引き際が分からないでしょうから。
年齢は記号ですから。
(ドアの開閉音)
(蘭子)隆太郎さんどういうことですか?
(隆太郎)いやだから…ファスベンダー&マッカートニーはインターネット通販に力を入れてるじゃないですか。
だからこれまでみたいに年に2回春夏と秋冬のコレクションを作ってショーをやって店頭販売するみたいなことではないわけです。
トレンドにのっとった洋服がんがん作ってがんがん売る!みたいな?ハハハハ…。
(竜子)私はやらないわよ。
(隆太郎)じゃあ辞めますか!お金出してくれてるのはファスベンダーなんですから。
その方針に従えないのならブランド辞めるしかないですね。
いい年こいてみんなで無職になりますか!
(隆太郎の笑い声)それではこちらにサインお願いします。
(薫)「誓約書」
(隆太郎)薫さんと千冬さん以外の皆さんにはもう書いていただいてるんですけど…。
ほらお二人は最後に滑り込んできた組じゃないですか。
(薫)そうだよ。
何で私と千冬さんには最後に声掛けたわけ?ホントは引き抜くつもりなんてなかったんだろ?あれ?知らなかったんですか?《あと2人お忘れではないですか?》《でもそれじゃあなたが1人になるんじゃないですか?》《結構です》《ブランドは?》《TATSUKOYANOJAPANはどうするんですか?》《どっちみち私たちのものじゃなくなるはずです》
(笑い声)《いいですよ》《全員面倒見ましょう》《ありがとうございます》《これまでどおり働かせてあげてください》
(隆太郎)分かりました?あなたたちは吉成さんを1人置き去りにして自分のことだけ考えて生き残るために僕の話に乗った超自己中の裏切り者です。
給料が高くなるという条件に釣られたんです。
吉成さんより仕事の内容より金を取ったんです。
私は何も知らなかった。
じゃ辞めます?どうぞどうぞ。
(凪子)今出ていったらもう二度と戻れなくなる。
みんな仕事しよう?
(千冬)そうね。
もう吉成ちなみは関係ない。
私は辞めない。
吉成ちなみが助けてくれようがくれまいが関係ない。
生き残ったという事実だけが大切でしょ?そして目の前にある仕事を命懸けでやるだけ。
そういうこと。
分かったら手動かして〜。
お兄さま?いえ間違えました。
ロミ男お姉さま。
(ナミ絵)ずいぶんとお久しぶりですね。
(ロミ男)あなたたち妹を仲直りさせるようお母さまから言われ仕方なく登場しました。
(ロミ男)で?レミ絵は今何してるの?
(レミ絵)私は『FIRSTCLASS』編集部でエディターです。
相も変わらず三流ファッション雑誌の編集者です。
アウ…!それでWhataboutyou?お前は?紆余曲折ございましたがTATSUKOYANOORIGINALのデザイナーを命懸けでやっております。
(レミ絵)ハッ…命懸け?デザイナーとは名ばかりの矢野竜子さんの清書屋さんですよね?アウチ!すいません。
あっそういえばお姉さま今日27歳無職吉成ちなみを発見いたしました。
(ナミ絵)妹よお前ちなみさんに何かしようとしてないでしょうね?
(レミ絵)お兄さ…。
(ロミ男の舌打ち)あっお姉さまこの人変わったと思いません?何かいい人っていうか全然面白くないんですけど。
派手に悪女気取ってたわりに…。
ア〜ウチ!アゲイン!Shutyourmouth!レミ絵あんたは三姉妹の中で一番ブスなんだから。
(ナミ絵)フフフ…。
(レミ絵)えっ?ていうか三姉妹じゃなくて1人だけ男…。
ア〜ウ!オーマイゴッド!ジーザス!お久しぶりです。
レミ絵さん。
(レミ絵)元TATSUKOYANOJAPANクリエーティブディレクターの吉成ちなみさん。
仕事探しですよね?はい。
ちょうどよかった。
インターンの子が辞めちゃって手が足りなかったんです。
ちなみさんだったら適任です。
ちょっとバイトしません?元編集長なんだからエディターアシスタントなんて簡単でしょ?でも私は『FIRSTCLASS』編集部を辞めた人間ですよ?大丈夫ですよ。
留美さんも小夏さんも「こんなときにちなみさんがいてくれたら」な〜んて言ってたような気がしますし。
2〜3日でもいいので。
ホント人が足りなくて困ってるんです。
分かりました。
2〜3日なら。
ありがとうございます。
ホント助かります。
ちなみさんとまた仕事ができるなんて楽しみです。
・
(レミ絵)ちなみさん。
あっ…。
今日はよろしくお願いします。
こちらこそお願いします。
(レミ絵)行きましょ。
すみません。
『FIRSTCLASS』編集部の川島なんですが…。
(店長)あっショップ店員体験の?
(レミ絵)はい。
店員体験?
(レミ絵)こちらのスタッフが体験させていただきますのでそちらを撮影させていただく形で。
(店長)あっ取りあえず着替えてください。
そんな高そうな服着てるとお客さまの反感買うから。
なるほど。
いろんなご苦労があるんですね。
どういうことですか?レミ絵さん。
えっ…。
あれ言ってませんでしたっけ?
(店長)早くしてもらえます?
(店長)じゃあお願いしますね。
はい。
いらっしゃいませ。
気になるものがあったら試着だけでも…。
(店長)ねえちょっとちょっと。
勘弁してもらえる?入ってきてすぐに声掛けられたらお客さん嫌がるでしょ。
一回りしてからにするとかささりげなく洋服を畳みながら声を掛けるとか…。
あっすいません。
私たちの仕事なめないでくれる?はい。
(シャッター音)
(吹雪)薫大丈夫?吹雪。
(吹雪)んっ?パタンナーの仕事ってさ1人でできるもんじゃないよな?
(吹雪)んっ?手に職ついた職人仕事だからどこに行ってもできそうだけどよくよく考えたらここを出てっても1人で何かできるわけじゃないよなと思って。
(千冬)そうね。
プレスの仕事をフリーでできる人間なんてほんの一握り。
(薫)だから会社にしがみつくしかないか…。
それを悲しいと捉えるかありがたいと捉えるか。
(吹雪)しかも辞めたら竜子さんが他のブランドに圧力かけて私たちを雇わないようにするんだろうね。
(ドアの開く音)・
(結衣)見てくださいこれ。
何かちなみさんレミ絵さんの紹介で『FIRSTCLASS』のバイトしてるみたいです。
ショップ体験的な。
(結衣)あれ…どうしたんですか?吉成ちなみさんを助けなくていいんですか?
(結衣)皆さんすごいですよね。
竜子さんのアシスタント仕事を文句言わずにやるなんて尊敬します。
(華)結衣ちゃん言い過ぎ。
(結衣)だって結局ちなみさんが来る前より皆さんのポジションも仕事内容も悪くなってるじゃないですか。
(ナミ絵)悪魔少女おやめなさい。
全員どうでもいい仕事してるんだもん。
アシスタントなんだもん。
ハハ…ウケる!ちなみさんにしてやられた感じ?ハハハハ…。
(薫)吉成ちなみが来る前より悪くなったのかなんてどうでもいいことだ。
どんな仕事でも自分の仕事だったら命懸けでやる。
じゃあ隆太郎さんに「吉成ちなみをつぶせ」って言われたらやんのかよ。
(千冬)当たり前でしょ。
徹底的につぶすわ。
(店長)いつもありがとうございます。
あっ。
ありがとうございます。
休憩行ってきて。
ホントは売り上げのノルマ挙げられないと休めないんだけどあなた無理でしょ。
すみません。
ショップ店員の体験っていう仕事なのに特別扱いで休憩とかありなんでしたっけ?ちなみディクショナリー的に。
(レミ絵)全然面白くないんですけど。
どっちかにしてもらえます?できないならできないなりに「命懸け」とか言って「超絶頑張るガール」かどんな汚い手を使ってでもやりきる「私失敗しませんからレディー」か。
確か前はあなたそういう人間だったと思いますけど。
でなきゃ私がセクシービーム打つ意味がないですから。
ヒロインが弱かったら悪役も立たないでしょ。
撮影終了します。
(バイブレーターの音)
(レミ絵)「明日はTATSUKOYANOORIGINALの撮影です」「スタジオ8時集合でお願いします」お久しぶり須賀さくらさん。
(さくら)ちなみさんは何ばしよるとですか?竜子さんの忠実なアシスタントをしているあなたに吉成さんが何をしているか教える必要はないと思うけど。
そんな余裕こいてる場合じゃないんです。
放っておいたらちなみさんTATSUKOYANOORIGINALにつぶされちゃうんです。
それはあなたたちがつぶすということ?竜子さんのとこ辞めたらもう二度とこの業界で職に就けないようにしてやるって脅されとるんです。
それにみんな今はTATSUKOYANOORIGINALの社員だからライバルブランドをつぶすことになってもしょうがないって。
今目の前にある仕事を命懸けでやるっていうやつ?はい。
皮肉ね。
吉成ちなみに影響された人間たちが命懸けでやる仕事が吉成ちなみつぶしっていうこと?私はちなみさんをつぶすことなんてできません。
竜子さんのとこ辞めてちなみさんをお手伝いしようと思います。
今あなたに手伝えることは何にもない。
今あなたがやるべきことは目の前にある仕事を命懸けでやるということ。
それが吉成ちなみに教わったことでしょ?おはようございます。
(静香)何ぼうっとしてんの?早くスタンバイ。
静香さん。
(拓海)今日は忙しいよ!新人専属モデルの撮影だからね〜。
拓海さん。
(静香)拓海君今日の衣装どれ?
(拓海)今日はねこれでいこうかな。
これ?・
(綾奈)ちなみさん!綾奈ちゃん。
(綾奈)そろそろモデルが入るんで迎えに行ってもらえますか?はい。
(綾奈)お願いします。
Nikiさん入られます。
(拓海)OK!よろしく!
(Niki)お願いします。
(静香)よし。
じゃあ撮ろうか。
・
(留美)ちょっと待って。
モデルの洋服これに変えてくれる?その服…。
TATSUKOYANOJAPAN…。
(留美)別にあなたが作ったから取り上げるわけじゃない。
うちの雑誌の読者層に響くと思ったから着せるだけ。
このブランドはまだ始まったばっかりなんでしょ?でも…。
まさか1人になったらもうできないなんて言わないわよね?この写真を表紙にする。
表紙に?これでもまだあなたは1人?吉成ちなみさん。
ありがとうございます。
(静香)拓海君準備急いで。
あら?違う違う。
おかしいおかしい。
どうした?私。
どうした?悪女。
(レミ絵)いや違う。
私は『ポケモン』のロケット団。
『アナ雪』のハンス王子。
ん〜…それから『妖怪ウォッチ』のバクロ婆。
それから…。
(留美)レミ絵。
(レミ絵)えっ?
(留美)うるさい。
(レミ絵)レイアウト変えてきます。
(綾奈)レミ絵さん心の声だだ漏れでしたよ。
(レミ絵)うるさい!お疲れさまです。
(リカ)同窓会はどうだった?シンデレラ。
私は1人ではなかったようです。
それを教えてもらいました。
私にはまだ応援してくれる仲間がいます。
ここで諦めるわけにはいきません。
TATSUKOYANOJAPANを再始動します。
今までと比べものにならないぐらい厳しい戦いになること分かってる?竜子さんたちが本気でつぶしに来る。
あなたが助けたメンバーも。
でもやるしかないですね。
諦めるわけにはいかないんです。
そう。
じゃしょうがないわね。
私はあなたを命懸けで守るわ。
(男性)おい新入り!先休憩入っていいぞ!受け取りに来ました。
えっと…会社の証明書?
(充)登記簿です。
それです。
待ってましたよ。
いよいよTATSUKOYANOJAPAN再始動ですか?ああ…どうですか?この機会にCHINAMIYOSHINARIに社名を変更しては。
いえ無理です。
無理?私のようなキャリアの人間が自分の名前でブランドを立ち上げて成功できるような甘い世界じゃない。
まだTATSUKOYANOの名前が必要だと?はい。
それに何人いるか分からないけどTATSUKOYANOJAPANの服が好きでお金を出して買ってくれる女性がいるかぎり簡単にブランドをつぶすわけにはいかない。
なるほど。
相変わらず熱いな。
ところで間宮充さん。
あなたもお金では解決できない仕事私としてみませんか?
(充)インターネットサイトは今までどおり生きてます。
よし…。
でどうするんですか?受注生産する。
なるほど。
TATSUKOYANOJAPANで売り出した洋服があるでしょ?それを注文が来たら作って発送する。
しかし問題は材料ですね。
これまでどおり素材は入手できるんですか?今ある生地でできるところまでやってあとは何とか生産工場に頼み込むしかない。
うちのブランドは日本製の素材にこだわってるっていうのが1つの売りでもあるから。
しかし地道な作業ですねえ。
こんな形態でビジネスとして成立するんでしょうか?信じ難いな。
そんなこと考えてたら何もできない。
まあそうですが。
今は良くも悪くもインターネット社会。
規模が小さいブランドでも一度書き込みが広がれば大手のように宣伝できなくても注文を受けることはできるはず。
そうですね。
(メールの着信音)来ましたメール。
(充)んっ…。
注文ですか?春夏のワンピース1点頂きました。
やりましたね。
ない方がすてきですね。
また注文来てますよ。
10着目。
すごい。
(リエコ)どういうことですか?特集されているのがTATSUKOYANOJAPANというのは。
今『FIRSTCLASS』の読者に向けて伝えたいメッセージは外資系の企業に出資してもらって好きなようにデザインをするアーティストより誰の力も借りずたった1人で洋服を作りファッションブランドを続けていこうとしている吉成ちなみさんの方だと思いました。
あなたは編集長なのに会社の方針に逆らうということですね?はい。
いつかファーストクラス…つまり一流の女性になるために一流の女性に憧れている20代の女性読者のために生きる希望を示すのが私たちが作っている『FIRSTCLASS』という雑誌の役割だと思って仕事を続けてきました。
その役割も果たせずある特定のファッションブランドの宣伝をするような雑誌を私は作ることはできません。
(小夏)やっちゃいましたねえ。
守らなきゃならない約束があるから。
(小夏)次はどんなコンセプトの雑誌にする?あっ…まだ出版社も決まってないけどね。
次は私が編集長でいい?いいわよ。
私あしたから新人ブランドの取材する。
私もお供します。
(隆太郎)お願いしますよ!うちも急に必要になっちゃったんで。
そんな小さい洋服屋さん断ってうちに全部回してください。
そう…全部全部。
お願いしますよ!え〜っとあとは…。
隆太郎さん小さい洋服屋さんって…。
これですよ〜。
ホント目障りなんだから。
(さくら)「TATSUKOYANOJAPAN」
(隆太郎)はい。
よろしくお願いします。
はい。
失礼しま〜す。
隆太郎さんそこまでしてTATSUKOYANOJAPANをつぶそうとせんでも…。
TATSUKOYANOはマイマミー矢野竜子が35年の人生全てを懸けたブランドですよ。
夫婦生活も子育ても全て投げ出して守ったブランドなんですよTATSUKOYANOは。
(隆太郎)本来なら母親が子供と過ごす時間を犠牲にしてつくったんだよ。
(隆太郎)邪魔者はつぶして当然だろうが!
(隆太郎)あっそうだ。
誰か手伝ってもらえません?吉成ちなみが洋服を作れないようにしなきゃならないんです。
え〜っと…誰に手伝ってもらおうかな。
・
(ドアの開く音)え〜それでは私の方からご説明させていただきます。
(充)すごいな。
姫ものすごい勢いで注文が増えてます。
あっそういえば今日追加の生地届きましたよね?簡単なことです。
吉成さんが注文してる生地を全部うちが買い占めちゃえばいいんです。
(久志)この特集のおかげで注文が増えるのに生地が手に入らなかったら服が作れなくて信用問題になりブランドに傷が付くってことですよね?早く受注を止めてあげないとヤバいっすよ。
私たちは今TATSUKOYANOORIGINALの人間でTATSUKOYANOJAPANの人間じゃない。
今ちなみさんのTATSUKOYANOJAPANはわれわれのライバルブランド。
私がつぶしてやるわ。
隆太郎さん。
(千冬)私でもいいけど。
誰でもいいんで早く決めてください。
時間がもったいないんで。
それが今やるべき仕事なんだろ?みんなやる気だよ。
(隆太郎)じゃあ…。
さくらさんお願いします。
生地は届いてませんが。
一つもですか?幾つも届くはずなんですか?はい。
(リカ)日本の服飾工芸技術および縫製技術を使用するファッションブランドには資金提供を行い海外資本の企業から保護することが必要だと思われます。
TATSUKOYANOORIGINALですが…。
現在のマウンティングランキングは
この番組の…
皆さま奮ってご応募ください
2014/12/17(水) 22:00〜22:54
関西テレビ1
ファーストクラス #09[字]
今夜最終章突入!魔法は溶けてしまったの?虐げられるシンデレラ、最後の孤独な決戦が今夜始まる!ファーストクラス編集部が大集結!そして蛇女も最後の牙を剥く
詳細情報
ご案内
雑誌編集部で成り上がっていくシンデレラストーリー「ファーストクラス」が衝撃度100倍で還って来る!前作で虐げられるシンデレラを演じきった沢尻エリカが、今回は真骨頂の悪女に変貌!前作を上回る性悪な総勢10人の悪女たちと血みどろの闘いを繰り広げる!沢尻悪女イレブンが暴れ回るファッション業界の一大闘争記。私の方が上、あなたの方が下…果てしなきマウンティングバトル、開幕!
番組内容
「TATSUKO YANO ORIGINAL」の設立により、スタッフはすべて引き抜かれ、ひとりになってしまった吉成ちなみ(沢尻エリカ)。また、多額の負債を抱えていたNGSホールディングスは間宮充(青柳翔)の手によってファスベンダー&マッカートニー・ジャパンに売却され、充も職を失っていた・・・。そんな充だが、売却時に唯一手放さなかった「TATSUKO YANO JAPAN」の登記簿を、
番組内容2
おちこんでいるちなみに差し出す。しかしちなみは、受け取らず去っていく・・・。その一部始終を見ていた川島レミ絵(菜々緒)は、ちなみに近づき・・・。
一方、矢野竜子(夏木マリ)の下で再び働くことになった多武峰凪子(ともさかりえ)たちデザイナーチームだが、デザインはさせてもらえず竜子の書いたデザインを清書するだけになっていた。そんな竜子もまたリエコ(LiLiCo)にデザインを全否定されて・・・。
出演者
沢尻エリカ
木村佳乃
倉科カナ
青柳翔
シシド・カフカ
淵上泰史
篠原ともえ
鈴木ちなみ
中村倫也
岡本圭人(Hey!Say!JUMP)
山谷花純
・
〈FIRST CLASS編集部〉
佐々木希
菜々緒
平山浩行
遊井亮子
三浦理恵子
田畑智子
/
板谷由夏
LiLiCo
ミッツ・マングローブ
・
余貴美子
・
市川実和子
小島聖
出演者2
ともさかりえ
夏木マリ
〈ナレーション〉
LiLiCo
スタッフ
【編成企画】
太田大
【プロデュース】
浅野澄美
【脚本】
及川博則
【演出】
西浦正記
宮脇亮
楢木野礼
【制作】
フジテレビ
【制作著作】
FCC
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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