「捨てる」という意味でつかわれるんだ。
もうすぐ夏休み。
みんなもいろんな言葉をさがしに旅へ出てみよう。
ああちょっとちょっと!おやおさんぽですか?どうも。
ああっ…。
かわいいワンちゃんですね。
そちらも…。
こらこら!何やってんの!あばれないの!ああっ!ちょっ…ちょっと〜!やめて〜!やめて〜!動物にまつわる故事成語「塞翁が馬」。
あらっ!ただいま〜。
ああ〜!ぼくのゲームきがこわれた!ひどいよ〜!マサキごめんね。
う…う…うえ〜ん!う〜んじゃあ…おにいちゃんのたん生日用に買っておいたのをあげるからこれでゆるして。
やった〜!しかもこれさい新のゲームだ!やったやった〜!わ〜いラッキー!おっとっと…!うわ〜!いたいよ〜。
もうそそっかしいんだから。
あら?これずっとさがしてたダイヤのゆびわじゃない!マサキのおかげで見つかったわ。
ごほうびにきょうのおやつはケーキよ。
コブができたけどおやつがケーキになった〜!何がおこるかわかんないや!これぞまさしく…今からおよそ2,200年前の中国。
塞は塞で翁は老人のこと。
塞の近くにすんでいた老人とかっていた馬をめぐる話から生まれた。
ある日のこと。
お〜い!まて〜!わしの馬がにげてしまった。
ああお気のどくに。
しかしうらないをとくいとしていた老人は…。
いいことがおこるかもしれない。
そして数か月後…。
にげ出した馬が元気な馬を引きつれて帰ってきた。
いい馬ですね〜。
本当によかったですね〜。
いやいやこれはわるいことがおこるかもしれない。
でも老人のむすこは大よろこび。
やった〜!この馬足がはやいぞ!もうけもうけ〜!ところが…。
うわ〜っ!なんと新しい馬にのったむすこがらく馬して足のほねをおってしまった。
足がいたいよ〜。
さいあくだ〜。
足をおるなんて…。
たいへんな目にあいましたね〜。
いやこれはいいことがおこるかもしれない。
1年たってもむすこのけがはなおらなかった。
そのうちにせんそうがはじまった。
塞には大ぐんがおしよせ多くのへいしがなくなった。
しかし老人のむすこは足をけがしていたためせんそうには行かずにすんだ。
足をけがしたおかげでいのちがたすかった!何がおこるかわかんないや。
うんうん。
これぞまさしく…せつ明しよう。
よの中は何がおこるかわからないよね。
人をはげますときにもつかえます。
(マサキ)さあときょうそうだ。
大すきなミワちゃんも見てるしぜったい1番になるぞ〜!
(先生)おっきょうのマサキははり切ってるな。
いちについて。
よ〜い…。
(ピストルの音)うわ〜!あっ…。
ころんだマサキくんはビリになってしまった。
マサキくんかっこわるい。
あちゃ〜。
足も心もいたいよ。
さいあくだ。
もう立ち直れない。
おいマサキ。
おちこむなよ。
いいことがあってもちょうしにのるな!わるいことがあってもくよくよするな!だってこのよは…動物にまつわることわざ。
みんな「犬も歩けば棒に当たる」っていうことわざ知ってる?この棒に当たるといたい?それともラッキー?どっちだと思う?その答えを教えてくれるのはこの人!こんにちは。
ふだん生活していて「犬も歩けば棒に当たる」女安田美沙子です。
バラエティー番組やざっしなどで活やくしている安田美沙子さん。
たびたび「犬も歩けば棒に当たる」という体けんをしているそうですがさい近の話を教えてください。
マラソンをはじめてからなんですけどはじめるきっかけがきょ年の新年会でフルマラソンのけいけんしゃの方がいて「フルマラソンを走ったら何かが見えるよ」って言ったんですよ。
その「何か」っていうのは何だろうってすごい気になってきょうみ本いで…しゅみでさいしょははじめたんですけど。
マラソンの楽しさを知りたいと走るようになった安田さん。
1年後のホノルルマラソンに出場しみごとかん走。
つづけて2009年の東京マラソンもみごとかん走。
すると…。
なんと「マラソンの記じを書いてほしい」というしごとが舞い込んできたのです。
まさか自分がランニングについて語るとも思ってなかったしランニングをはじめなければそんなしごとはえんがなかったのでしゅみですけどはじめてよかったなと思って…。
しゅみではじめたマラソンがしごとのはばを広げたのです。
「何かをしてみると思いがけない幸運にぶつかる」。
まさに「犬も歩けば棒に当たる」。
ところがこのことわざにははんたいのいみもあるんだ。
「何かをすると思いがけない災難にあう。
だからよけいなことはしないほうがいい」。
もともとはこっちのいみでつかわれていたのです。
小学生の時安田さんは棒に当たっていたいたいけんをしました。
虫がすごいすきなんですよ。
はたけとかたんぼとかにカエルのたまごをとりに行ったりとか森とかにもセミとか毎年とったりとか今もするぐらいなんですけど…。
その時は小学校の時ではたけに行ったんですよ。
バッタとかとりにいこうと思って。
そしたらマムシが出てきて…。
なんとマムシにそうぐう!いつもは行かない場所についつい入りこんでしまったんだ。
わざわざそんなところに行かなければこわい思いをしなくてすんだのにね。
災難にあったときにもラッキーなときにもつかえるふしぎなことわざ。
すごい自分の中では心にのこるじけんだし。
そういうのをおそれずに楽しんだほうがいいんじゃないかなって思います。
海老をえさにして鯛を釣ると…。
もうけが大きい。
猫に小判を見せてもそのかちはわからない。
これは江戸時代に松尾芭蕉がよんだ句です。
山寺の名で親しまれている山形県立石寺。
ここをおとずれた芭蕉はそのしずかなじょうけいをよんだといわれています。
言葉と言葉を組み合わせると元とちがったいみになる。
慣用句動物へん。
まずは虎が出てくる慣用句。
お店にやって来たHIRO−PON。
大切なおこづかいをためてきた貯金ばこを店いんさんにわたした。
「虎の子」はとても大切にしているものといういみ。
虎はとくに子どもを大切にそだてる動物といわれている。
そこから「大切なもの」といういみになったのです。
つづいての動物は…しょくいん会ぎで遠足の場所がなかなか決まらない。
(鶴の鳴きまね)鶴の声はかん高くひびきまわりをあっとうする。
そこからこのいみになったんだ。
つづいてはすずめ。
何?おこづかい?今月はこれだけね。
ええ〜!?「すずめの涙」これは…もし小さなすずめが涙をながしたらとても少ないだろう。
そこから「すずめの涙」という慣用句ができたんだ。
どれも動物のとくちょうをとらえて生まれた言葉だよね。
つづいては人間にとってみぢかな動物の猫。
猫をつかった慣用句はたくさんあるんだ。
3つの慣用句が出てくるよ。
ふたりのうごきをよ〜く見て当ててね。
(猫の鳴き声)あれれ?ケッチとHIRO−PONいつもとちがうね。
ずいぶんおとなしいじゃない?何それ?やる!やるやるやる!やっぱや〜めた。
やっぱやろうっかな?あれ?こんなにせまい?こまったな〜。
さあみんな見つけられたかな?それでは答え合わせ。
(猫の鳴き声)ひとつ目は「猫をかぶる」。
「口うるさい人などが自分のほんしょうをかくしておとなしくする」といういみ。
ふたつ目は「猫の目」。
猫のひとみは明るさによって大きさが目まぐるしく変わる。
そこから「猫の目」という言葉はきげんやいけんなどがコロコロかわることをあらわすようになったんだ。
さいごは「猫の額」。
これはせまいといういみの慣用句。
あれ?ふたりがあそんでた場所って猫の額のような場所だったの?せまい!たいへん!とじこめられちゃった?2014/12/12(金) 01:35〜01:50
NHKEテレ1大阪
ひょうたんからコトバ「動物」[字]
小学3〜6年生国語番組。ことわざや故事成語、古典などをとりあげ、子どもたちが「豊かな言葉の使い手」になることをめざす。出演:が〜まるちょば
詳細情報
番組内容
ことわざ・慣用句・故事成語・古典などを取り上げ、これらの言葉の生まれた歴史や使い方をさまざまな形で紹介する番組。今回のテーマは「動物」。「動物」がでてくる、さまざまな表現を学ぶ。取り上げる言葉は「犬も歩けば棒に当たる」「塞翁が馬」ほか。動物の慣用句コーナーでは、「虎の子」「猫の額」などを紹介。【ナビゲーター】が〜まるちょば(サイレントコメディー・デュオ)【ゲスト】安田美沙子(タレント)
出演者
【ゲスト】安田美沙子,【司会】が〜まるちょば,【語り】うえだゆうじ,加賀美幸子
ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
ドキュメンタリー/教養 – 文学・文芸
バラエティ – その他
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