お!が〜まるちょばのケッチ!とHIROーPON。
きょうは電車でお出かけ?あれ?トイレ?行ってらっしゃい。
そのすきに…。
あ〜りんご食べたのばれちゃった。
旅にまつわる故事成語「呉越同舟」。
野きゅうチームヒョウタンズとナスビーズはしゅくめいのライバル。
いつもせっせんをくり広げている。
まけるもんか!まけるもんか!公園で会っても…。
あ…。
フン!フン!…とライバル心をむき出し。
し合の日。
(ナスビーズ)ピッチャー入んないよ!行け行け〜!心の声
(マサ)まけるもんか〜!そのとき…。
(ナスビーズ)雨だ〜!
(マサ)グラウンドがグチャグチャになっちゃう〜。
(ナスビーズ)びちょびちょだし合ができなくなっちゃう。
(マサ)みんなでグラウンドをまもるぞ!
(ナスビーズ)そっちをもってくれ。
(ヒョウタンズ)わかった!ライバル同士のりょうチームがすばやく協力し合ってグラウンドに雨よけのシートをはった。
これぞまさしく…
(ナスビーズ)早く雨やまないかな。
(マサ)うん。
今からおよそ2,500年前の中国。
孫子という思そう家が記したたとえ話から生まれた。
呉という国と越という国はいつもせんそうをしているてき同士。
だから呉の人と越の人が道で出会っても…。
ん?
(みんな)フン!…ととっても仲が悪い。
ある日のこと。
(船頭)わたし船が出るよ〜。
仲の悪い者同士旅のとちゅうで同じ舟にのり合わせた。
(みんな)フン!…ととつぜん。
あらしが舟をおそった。
(船頭)舟が言うことをきかない!すると…。
(呉人)かいをもて〜!
(越人)おうよ!
(呉人)こぐぞ〜!今までいがみ合っていた者たちがまるで左右の手のように協力して舟をこいだ。
(越人)みんなであの岩をよけるぞ!
(呉人)よっしゃ〜!
(越人)こっちはまかせろ!そっちをたのむ!
(呉人)おう!このじょうきょうを「呉越同舟」という。
せつ明しよう。
げんだいでは「仲の悪い者同士が同じ場所にい合わせる」という意味でもつかいます。
(先生)きょうはバレーボールの県大会ですがかし切りバスがこしょうしてしまったのでほかのチームといっしょのバスで会場に行きます。
(クラクション)
(ミワ)げげっライバルチーム!あ…フン!フン!ライバルチームと1つのバスでいどうする。
仲の悪い者同士が同じ場所にいるとちょっとけんあくなムード。
でもピンチのときはてきも味方もかんけいない。
チームワークでのり切れ!旅のことわざ。
電車もバスもないむかしの旅はどんなに遠くても歩いていくしかないとってもつらいものだった。
だからこそ旅は人をせい長させる。
「子どもは甘やかさずさまざまなつらいけいけんをさせたほうがいい」ということわざだ。
旅でせい長した人といえば…。
川平慈英です。
ぼくがこうやって毎日元気にそして楽しくいられるのはあの旅のおかげなんです。
ぶたいにテレビに大活やくの川平慈英さん。
そのすがたはいつもぜん力とうきゅう。
ホットでグレートな生番組のし会をつとめさせていただいています。
川平さんは沖縄生まれ。
3人兄弟のすえっ子でちょっと甘えん坊でした。
お父さんは日本人お母さんはアメリカ人です。
川平さんを大きくかえた旅それは9歳のとき。
「男を上げてこい」ということでアメリカにおくり出されるんですよ。
お母さんのふるさとアメリカで1年間しゅぎょうする。
これが川平家のおきて。
りょう親とはなれおじさんのいるアメリカのカンザスしゅうへ。
そこでは毎日がおどろきのれんぞくでした。
生まれてはじめて見た竜巻。
「来た〜!」って言って。
「うわ〜!」って。
さらにおどろいたのがおじさんののう場。
見わたすかぎりの広いのう場で川平さんの新たな生活がはじまりました。
朝4時おきです。
毎日。
ひつじのなやに行ってふんのかたづけ。
学校のじゅぎょうでは大ショックをうけます。
「ぼくはこう思う」「なんでですか?」とみんなが意見を言い合います。
先生をしつもんぜめにすることもありました。
れいぎ正しくべん強をしっかりさえしていれば…そういうふんい気が非常に強かったですね。
甘えん坊で人前ではつ言するのがにが手だった川平さんはみるみるかわります。
ちょっとうるさい男にはなってたようなかんじはしますね。
これはどうなってるんだあれはどうなってるんだってひじょうに自分の意見をはっきり言うような子にはなったみたいですね。
さらに知らない人ばかりの土地で友だちをつくりました。
本音を語り合えるまでになったのです。
「だいじょうぶ?」とか「ぼくがなんとかしてあげるよ」というそういうことを言えるような勇気を何か…やしなってくれたような気がしますね。
1年間のしゅぎょうをおえ帰国。
さまざまなことにチャレンジしはじめました。
中学ではえんげきにちょうせん。
人前でひょうげんする楽しさをはっ見しました。
はいゆうとなった今も川平さんは新たなせかいへチャレンジしつづけています。
あのけいけんがちょっとこう…ぼくがんばったなという自信をつけさせてくれた大きな1年だったような気がしますね。
おもしろい人ユニークな人。
「こんなことはじめてだ」という今までかんじたことないような出来ごとにたくさん出会えるものです。
なのでみなさんちょっとこわいと思っても勇気をふりしぼって旅にどんどん出ましょう。
「旅はひとりよりも友だちがいっしょだと心強い。
よの中はたすけ合っていくことがたいせつ」ということわざ。
いやいやいや。
これはねこれはいかんぞ。
旅先には知り合いがいない。
だからふだんなら恥ずかしくてできないことでもへい気でしちゃうということわざ。
ああいかんいかん。
これは明治時だいに石川木がよんだ歌です。
ふるさとの岩手県渋民村をこいしく思った木。
こきょうの訛が聴きたくなりえきへむかったじょうけいを歌ったといわれています。
方言いろいろ。
まずはこれ!「かんぼ」は秋田県の一部などでつかわれる「ありがとう」。
北陸地方などでは…。
つづいての「ありがとう」はど〜こだ。
これは近畿地方などで多くつかわれています。
じゃあ島根県などの「ありがとう」は?だんだんね。
こちらこそだんだん。
つぎはちょっとおもしろいよ。
よ〜く聞いててね。
これは沖縄県の「ありがとう」。
地いきによってこんなにさまざまな「ありがとう」があるね。
どうしてちがう言い方が生まれたんだろう?むかしは今のように交通手だんがはったつしていなかった。
それで遠くに出かけることもたの地いきから人が来ることも少なかった。
だからその土地ならではの言い回しや言葉ができたんだ。
みんなケッチ!のかみの毛の色は何色かな?佐賀県などでのつかい方は?佐賀県で言う「あかい」とは?「明るい」という意味。
つづいて「こわい」。
北海道などでは…。
北海道でつかわれる「こわい」は…。
じつは「疲れた」という意味なんだ。
つぎは「かじる」。
静岡県の一部では…。
ん?この地いきで「かじる」といえば…?「かく」ということ。
さい後は「投げる」。
青森県などでつかうときは…。
青森県などでは…。
「捨てる」という意味でつかわれるんだ。
もうすぐ夏休み。
みんなもいろんな言葉をさがしに旅へ出てみよう。
ああちょっとちょっと!2014/12/12(金) 01:20〜01:35
NHKEテレ1大阪
ひょうたんからコトバ「旅」[字]
小学3〜6年生国語番組。ことわざや故事成語、古典などをとりあげ、子どもたちが「豊かな言葉の使い手」になることをめざす。出演:が〜まるちょば
詳細情報
番組内容
ことわざ・慣用句・故事成語・古典などを取り上げ、これらの言葉の生まれた歴史や使い方をさまざまな形で紹介する。今回のテーマは「旅」。山や海に出かけるときに思い出してほしい言葉を学ぶ。取り上げる言葉は「かわいい子には旅をさせよ」「呉越同舟」ほか。また、方言のコーナーでは、日本各地の「ありがとう」の言い方などを紹介。【ナビゲーター】が〜まるちょば(サイレントコメディー・デュオ)【ゲスト】川平慈英(俳優)
出演者
【ゲスト】川平慈英,【司会】が〜まるちょば,【語り】うえだゆうじ,加賀美幸子
ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
ドキュメンタリー/教養 – 文学・文芸
バラエティ – その他
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