シンデレラデート #16【愛しい人の余命宣告】 2014.11.25


(涼太)好きな人がいるってことがこんなに力になるとは思わなかった。
君のおかげだ。
(石橋)結城さんでしたっけ?お世話になったんですよ。
ジャカルタで。
(エリカ)私と3人で会ったときに「初めまして」って。
(真琴)この2階は?
(健吾)お父さんとお母さんの部屋。
同居がいいと思うんだ。
これからの10年もよろしく。
(真琴)色々と誤解されたくないのでもうお会いするのはやめようと思います。
今までありがとうございました。
(しのぶ)おかえり。
早かったね。
(真琴)うん。
これから早く帰ってくると思う。
(しのぶ)どうして?
(真琴)何でもない。
いい匂い。
ポトフ。
新ジャガがおいしいの。
(健吾)おかえり。
帰ってたんだ?
(健吾)東京にいるときは家で仕事しようと思って。
(しのぶ)会社は疲れますもんね。
残業したら出前かファストフードでしょ?
(健吾)そうなんです。
仕事持ち帰るのは嫌なんですけどね。
お母さんの手料理食べると元気が出ます。
(しのぶ)うーん。
すぐ支度しますね。
フフッ。
ご機嫌だね。
お母さん。
(健吾)新居の設計変更のこと話したから。
ああ。
模型も時間見つけて作り直すよ。

(涼太)あいつとはよく飲んだな。
(涼太)《俺たちにとって一番大事なことはな事実を間違えないこと》《記者の記事は臆測でも予想でもなくあった事実を正確に伝えるべきものなんだよ》《分かったか?》
(孝史)《はい》
(涼太)《分かったか?》
(孝史)《はい》
(涼太)《よし。
乾杯》
(エリカ)《乾杯》
(孝史)《乾杯》
(涼太)青臭いやつだったな。
(エリカ)結城さんも青臭かった。
(涼太)そうか?
(エリカ)結城さんむきになって鼻の穴広げてた。

(エリカ)今までどおり結城さんが持っててください。
(涼太)いいのか?
(吉岡)ボトル空きましたけど。
うん。
入れて。
(吉岡)名札は新しくしますか?いいんじゃない?まんまで。

(エリカ)これを書いたとき孝史いたんだよね。
(バイブレーターの音)今横浜駅だけど何か買うものあるの?
(しのぶ)真琴!すぐ来て!黄疸?
(柳井)胆汁色素が血液中や組織中に増えて皮膚が黄色くなる症状です。
結果胆道が閉塞していることが分かりました。
がんではなくその手術なんですね?
(柳井)いえ。
胆道に新たながんが見つかったんです。
大丈夫ですよね?
(柳井)手を尽くします。
よろしくお願いします。

(健吾)手術あしたなんだ?うん。
朝9時から。
朝一の新幹線で大阪に行くつもりだったんだけど。
行って。
多少のリスクはあるけど手術中にどうにかなることはないって。
うん。
分かった。

(しのぶ)健吾さん。
(健吾)予定変わったんで。
お父さん。
頑張ってください。
(幸三)私は寝てるだけだけどね。
柳井先生に頑張ってもらわないと。
(亜由美)じゃあ。
(一同)えーっ!えっ?うわー。
(橋本)何だ?そのブーイングは。
(黒瀬)ニッシーまだ休むの?
(橋本)俺はよく知らん。
(一同)何で?何でだよ?
(笛の音)
(橋本)静かにしろ。
今日のホームルームは何やるかな?
(美羽)はい。
(橋本)おっ。
北村。
(美羽)自習にしてください。
(一同)それがいい。
自習。
(橋本)よし。
ストレッチやろう。
(一同)えっ?はっ?
(橋本)うん。
健全な魂は健全な肉体に宿る。
さあみんな立て!
(一同)えーっ。
やだよ。
(橋本)さっと立つ。
(笛の音)・
(ノック)
(石橋)ちょっと横にならせて。
(ひとみ)どうしました?
(石橋)寝不足。
(ひとみ)彼氏が寝かせてくれなかったとか?
(石橋)西村先生がお休みしてるからでしょう!
(ひとみ)えっ?
(石橋)AO入試の準備で忙しいのに西村先生の授業もやらなきゃいけないし。
(ひとみ)ご苦労さまです。
石橋先生はお付き合いしてる人いないんですか?
(石橋)坂本先生に関係ありますか?
(ひとみ)ありませんけどせっかく保健室にいらっしゃってるんですから。
(石橋)ここはそういうことをお話しする場所なの?・
(ノック)こんにちは。
(ひとみ)ああどうも。
どうかされました?
(橋本)お薬を頂きに参りました。
(ひとみ)あのう。
ここには薬は。
(橋本)ありますよ。
僕を元気にする薬が。
坂本先生の笑顔。
フフフ…。
ふん。
何言ってんだか。

(橋本)いやぁ。
石橋先生と一緒だと疲れるんですよね。
頭が固いというか融通が利かないというか冗談が通じないというかしゃくし定規というか。
あれ?同じようなこと言ってますね。
ハハハ。
(ひとみのせきばらい)
(橋本)はい?
(ひとみ)いえ。
(橋本)もう。
石橋先生のことなんかどうでもいいんですよ。
これ行きませんか?
(ひとみ)水族館ですか?・
(ノック)
(ひとみ)こんにちは。
(エリカ)こんにちは。
あっ。
こんにちは。
(橋本)こんにちは。
(ひとみ)あっ。
これ。
橋本先生が一緒に行く人募集中ですって。
(エリカ)えっ?
(橋本)あっ。
いや。
よかったら。
(エリカ)すいません。
私魚苦手なんです。

(石橋)私がご一緒しましょうか?はっ。
ああ…。
あーっ。
ああああ。
うわーっ!
(石橋)チッ。
ああ。
どうしましたか?
(エリカ)すいません。
ニッシー。
あのう。
西村先生と連絡取れなくて。
学校に来たら会えるかなと思ったんですけど。
西村先生はお休みされてるの。
入院中のお父さまが緊急手術なさって。
そうなんですか?手術は成功したそうですよ。
(エリカ)よかった。

(従業員)いらっしゃいませ。
(エリカ)《ニッシー入院中のお父さんが緊急手術したんですって。
それで付きっきりみたいで》
(幸三)大きくなったな服。
ハハハ。
(はるか)おじさん。
退院するの?
(幸三)ちょっとだけね。
(柳井)《手術の結果胆管閉塞は解消されました》《黄疸は数日で治まります》
(柳井)《ただ新たに見つかったがんはかなり進行していて切除できませんでした》《ってどういうことですか?》《残念ですが持って半年かと》
(広平)帰ってくるの?
(幸三)ああ。
マジックのネタたっぷり仕込んでくるからね。
待ってろよ。
(子供たち)やった。
わーいわーい。
何のマジック?
(幸三)今は内緒。
(子供たち)えーっ。
教えてよ。
(幸三)みんながびっくりするようなねマジックだから楽しみにしてね。

(佐久間)どうした?
(佐久間)さっきから手止まってるぞ。
まとまらないのか?いや。
仕事のことじゃないんですけど。
(佐久間)たまには飲み行くか?はい。
(しのぶ)はい。
(幸三)壮観だね。
私の好きなもんばかりだ。
(しのぶ)頑張って作ったんだからお父さん全部食べてよ。
(幸三)すっかり食が細くなっちゃったよ。
(健吾)一口だけでも食べてください。
後は僕が全部食べますから。
(幸三)ありがとう。
うまい。
(しのぶ)よかった。
あっ。
家の設計変更してくれたんだってね。
はい。
(幸三)完成予定はいつだい?
(健吾)来年中には何とかしたいと思っています。
(幸三)ふーん。
よかったなお母さん。
私が死んでも真琴と健吾君と一緒なら寂しくないだろ?あっ。
何言ってるの?お父さんも一緒に住むのよ。
(健吾)そうですよ。
(幸三)うん。
(健吾)お父さんあしたから静岡ですね。
(幸三)うん。
1年ぶりかな。
ちゃんと帰り着けるかね。
(しのぶ)道を忘れるほどぼけてないでしょ。
(幸三)家が勝手に動いてるかもしれないよ。
(しのぶ)動きません。
(幸三)マジックで一度消したことがあるんだけどな。
(しのぶ)消えてません。
(幸三)おかしいね。
箸置きなら簡単に。
フーッ。
(しのぶ)あっ。
わっ。
消せるんだけどね。
ハハハ。
(幸三)ホントにおいしい。
うん。
(佐久間)しかし人妻とはな。
色々誤解されるからもう会わないと宣言されましたよ。
(佐久間)うん。
父親の病状が心配ですけど今はただ待とうと思ってます。
ほれてるんだな。
はい。
(しのぶ)お父さん。

(しのぶ)2週間に1回は空気入れ替えに来てたけどやっぱり家は人が住まなきゃ駄目ね。
(幸三)寂しかったんだろ。
私とお母さんにほっとかれて。
さあ掃除しなくっちゃ。
(幸三)ハハハ。
お母さんは何を始めるにもまず掃除からだねぇ。
(しのぶ)うん。
何でお父さんが死ななきゃいけないんだろうね。
どうして私じゃ駄目なんだろうね。
一日でも長く生きてほしいんでしょ?だったら明るくいなきゃ。
分かってる。
(幸三)お母さんも真琴も東京に帰っていいよ。
一人でやりたいことあるし。
(しのぶ)駄目よ。
何かあったらどうするの?
(幸三)大丈夫だよ。
やりたいことって?手伝うよ。
一人でのんびりは手伝えないだろ?ああ。
それは諦めて。
特別に許可をもらって一時退院してるんだから。
はいはい。
あっ。
掃除?私がやるのに。
(幸三)閉店準備は自分でしたいんだ。
えっ?どうせ天国…。
いや。
地獄かもしれないけどな。
持っていけないから。
本はそのまま寄付してくれ。
司書の児玉さんには話を通してあるから。
何よ?遺品整理って結構大変だ。
やめてよ。
変なこと言うの。
あとどのくらいなんだ?えっ?余命。
宣告されたんだろ?真琴。
致死率100%の病気って何だか知ってるか?健康だよ。
人はいつか必ず死ぬ。
今の私は恵まれてるんだ。
人生の終わりが見えたんだ。
やり残したことをやるチャンスを与えられたんだ。
でも残り時間が分からなければそのチャンスを無駄にしてしまうんだ。
柳井先生は何て言ってたんだい?持って半年だって。
そうか。
やっぱり新しいうちには一緒に住めないな。
ごめんな。
しゃべらせて。
お母さんは?買い物。
そうか。
お母さんに内緒の頼み聞いてくれるかい?何?この人を捜してほしいんだ。
25年前に付き合った人だ。
25年前って…。
名前は大下佳代。
死ぬ前に一度でいい。
会いたいんだ。
2014/11/25(火) 13:30〜14:00
関西テレビ1
シンデレラデート #16[字][デ]【愛しい人の余命宣告】

余命を宣告された幸三(井上順)から昔の浮気相手を探して欲しいと頼まれる真琴(星野真里)。しのぶ(岡江久美子)や健吾(陣内智則)に相談もできず、真琴が頼ったのは…

詳細情報
番組内容
 真琴(星野真里)が涼太(眞島秀和)にもう会わないと告げ、帰宅した後、涼太はエリカ(黒川智花)と「ブルームーン」で、孝史(相馬圭祐)の思い出話をしていた。エリカの表情に険しさはなく、涼太への憎しみも消えたようだった。
 健吾(陣内智則)とこれからも夫婦でいたいと思いながら、涼太に惹かれていることを素直に打ち明ける真琴にひとみ(雛形あきこ)は、「長距離を走りながら、短距離も走れるはず」と言うが…。
番組内容2
 真琴にしのぶ(岡江久美子)から緊迫した声で電話が入る。検査を受けた幸三(井上順)の体に新たながんが見つかり、余命半年と宣告されてしまう。
出演者
西村真琴:星野真里
結城涼太:眞島秀和
中田エリカ:黒川智花
   ・
山本幸三:井上順
   ・
坂本ひとみ:雛形あきこ
西村健吾:陣内智則
山本しのぶ:岡江久美子
スタッフ
脚本:伴一彦
演出:河原瑶(テレパック)
プロデュース:後藤勝利(東海テレビ)
渋谷未来(テレパック)
アソシエイトプロデュース:沼田通嗣(テレパック)
音楽:末廣健一郎
得田真裕
主題歌:CREAM「The Rose」(rhythm zone)
エンディングテーマ:Sharo「光〜Hikari〜」(CONTEZZA)
制作:東海テレビ
テレパック
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【公式サイトURL】http://tokai−tv.com/cinderelladate/【昼ドラ公式ツイッターアカウント】@hirudoraTokaitv、【LINEアカウント】@hirudora、【YouTube東海テレビ公式チャンネル】

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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