TOYOTAプレゼンツFIFAクラブワールドカップ準決勝 ※最大60分延長 2014.12.18


実況
世界30万1000クラブの頂点を決めるTOYOTAプレゼンツFIFAクラブワールドカップモロッコ2014。
準決勝、今夜いよいよ南米王者アルゼンチンのサンロレンソが登場します。
舞台は現地ベルベル語で神の土地という意味を持つマラケシュです。
山には2週間前に雪がつもりました、マラケシュスタジアムの気温も徐々に低くなってきています。
準決勝の第2試合です。
両チームのスターティング・メンバーを予想フォーメーションでお伝えします。
まずはアルゼンチンのサンロレンソです。
サブにはサンロレンソのアイドルといわれているロマニョーリ。
あるいはビジャルバなどがいます。
続いてオセアニア王者オークランドシティです。
サブにはスピードが武器のホワイトやナイジェリア人FWのイッサなどが控えています。
実況
クラブワールドカップの準決勝、南米王者サンロレンソ対オセアニア王者、オークランドシティの一戦。
解説は都並敏史さんと城彰二さんです。
よろしくお願いします。
いよいよ南米王者サンロレンソ登場ですね。
都並
この大会に懸ける意気込みは他のチームより強い、激しいと思います。
実況
まるでサンロレンソのホームのようなたくさんのサポーターですね。

試合開始1時間前ぐらいからずっと歌っていました。
選手にとって強いあと押しになると思います。
実況
今年、チーム創設106年目で初めてのリベルタドーレスカップ制覇。
そして、この大会に進んできました。
キャプテンマークを左腕に巻くのがチームの攻守の要、メルシエル。
赤と青のユニホームが南米アルゼンチンのサンロレンソ。
そして奥にいるのが白いユニホーム、開幕戦、準々決勝と勝利してきたオークランドシティです。
昨日の準決勝はレアル・マドリードが圧倒的な勝利で決勝進出を決めました。
残り一枚の切符はサンロレンソか、オークランドシティか。
都並
レアル・マドリードは最強のチームといえると思います。
どちらが対戦できるでしょうか。
実況
自分たちの愛するクラブが世界の舞台でファイナルの切符をつかもうという瞬間を見ようとアルゼンチンからもたくさんのサポーター、そしてニュージーランドからもサポーターが駆けつけています。
世界30万1000クラブの頂点を決める戦い。
TOYOTAプレゼンツFIFAクラブワールドカップモロッコ2014の準決勝。
間もなく両チームの選手がマラケシュスタジアムに入ってきます。
現地の報道では、5000人を超えるサンロレンソサポーターがすでにモロッコに入っているという情報もあります。
世界6大陸のチャンピオンが集うクラブワールドカップ。
マンチェスター・ユナイテッドやバルセロナ、サンパウロにサントス、ボカ・ジュニアーズ。
自分たちのスタイル、哲学をこの舞台で見せてきました。
今宵はどんなスペクタクルがピッチを支配するのか。
マラケシュスタジアムに今日の主役、サンロレンソとオークランドシティが姿を現しました。
南米のチームはひと1倍タイトルに懸ける思いが強いですね。
都並
南米の予選を勝ち抜くだけでも本当に大変なところがあります。
南米全クラブの思いを乗せてサンロレンソは熱く戦いますよ。
実況
オークランドシティもひと試合ごとに強くなっている印象があります。

チームが1つになっている印象があります。
今日は結構僕はやるんじゃないかと思っています。
期待が持てるチームになっています。
実況
今大会、旋風を巻き起こしているオークランドシティです。
オセアニア大陸初の準決勝にこまを進めました。
一方のアルゼンチンのサンロレンソ。
実況
TOYOTAプレゼンツFIFAクラブワールドカップモロッコ2014、準決勝です。
マラケシュ・スタジアムにサンロレンソサポーターのチャント、応援歌が歌われ始めました。
赤と青のユニホームがアルゼンチンのサンロレンソ。
南米4万7000クラブの頂点です。
ものすごいビッグフラッグをモロッコに持ち込みました。
サンロレンソサポーターです。
今日の試合をさばく審判です。
主審はオーストラリアのベンジャミン・ウィリアムス、です。
マラケシュ・スタジアムの現在の気温です。
16度。
湿度は77パーセントです。
風が吹いていますので体感温度は低く感じます。
アトラス山脈から吹く風がピッチを冷やしています。
アルゼンチンのサンロレンソとニュージーランドのオークランドシティ。
両チームともにそれぞれの国のスタイル。
クラブのスタイルがあると思います。
アルゼンチンのサンロレンソというのはどんなチームですか?都並
アルゼンチンサッカーは代表的に早いし時にダーティーなぐらい熱く戦ってくるのが特徴です。
バウサ監督率いるチームは守備が堅い。
その中で速い攻め、あるいはボールを回しながら柔軟性もある。
駆け引きもできます。
実況
そのチームにオークランドシティはどう戦いますかね。

オークランドシティの戦い方は変わらないと思います。
しっかりとした守備。
戦うと思います。
実況
赤と青のユニホームが南米王者アルゼンチンのサンロレンソ。
ベロンはスピードがあります。
岩田とのマッチアップ。
白いユニホームがオセアニアチャンピオンのオークランドシティ。
岩田がボールを持ちました。
左サイドバック手前のタッチラインを割っています。
サンロレンソのエドガルド・バウサ監督です。
就任2年目。
2年目でサンロレンソを初の南米王者に導きました。
自身も監督としてリガ・デ・キトに続いて2度目の南米制覇。
バウサ監督も名将です。

チームに秩序と規則的な連係をもたらす監督です。
実況
南米を2度制覇しています。
そしてクラブワールドカップも2度目です。
一方、オークランドシティのトリビュリエッチ監督、就任4年目。
スペインのバルセロナ出身です。
スペインのクラブでコーチを務めて2008年にオークランドシティのコーチ。
そして2011年に監督に昇格しました。
大陸王者に3度導いているトリビュリエッチ監督です。
静かな立ち上がりになっています。
左サイドから崩そうというのが白いユニホーム、オークランドシティです。
キャプテンはビセリッチ。
ブファリーニのスローイン。
サンロレンソの注目の選手といいますと、どの選手ですか?都並
20番のオルティゴサとメルシエル。
2人のボランチ。
これは本当に堅いです。
ちょっとぽっちゃりしているんですけど、非常に読みが良くてピッチ内の監督です。
実況
城さんはどうですか?城
攻撃になると中盤から速い攻撃になります。
バリエントス、そしてベロンの両サイドがどう仕掛けられるかです。
実況
元アルゼンチン代表のバリエントス、今シーズン、カターニャから復帰してきました。
そして右にはベロンがいます。
スピードがあります。
両サイドバックもブファリーニとマス、強力ですね。
都並
守備も強いですし、必要であれば攻撃もして行く。
臨機応変に戦況を読めます。
経験もあります。
非常に素晴らしいサイドバックです。
実況
サンロレンソに対してオークランドシティ。
どういった戦いを見せていくでしょうか。
このボールは岩田がおさえました。
今大会、唯一の日本人選手、岩田卓也です。
岩田は開幕戦と準々決勝、非常にいい動きを見せましたね。

いい対応をしていました。
実況
準々決勝ではベラメイリと今日はアルゼンチン代表に最も近いといわれているブファリーニ。
こういった選手とのマッチアップとなっています。
都並
岩田のパスも結構ケアしています。
大事な攻撃の起点だと思っているんですね。
実況
バウサ監督も何試合かビデオを見てオークランドシティを研究して来たという話をしていました。
開幕戦、準々決勝といい動きをした岩田ももちろん分析されていることでしょう。
都並
岩田のサイドからタッチライン上にパスが出るケース、中央斜めに出るケース、どちらに対しても対応をしています。
サンロレンソの中盤は。
実況
ここもオルティゴサがすぐに寄せて行きますね。
都並
まずは守備から入る。
相手に何もさせないところから入って行くという考え方です。
バウサ監督は。
実況
アルゼンチンの国の特徴ともいえるかもしれませんね。
都並
取ったあとにしっかりつないでいきましょうという形です。
勝つために最善のプレーをする。
つなげるだけじゃなく、シンプルに蹴る場合もあります。
勝利からの逆算です。
実況
赤と青のユニホーム、今日はたくさんのサポーターを連れて来ているサンロレンソのフォーメーションです。
メルシエルとオルティゴサ、2人のDF、そして攻撃への切り替えがポイントです。
そしてバリエントスとベロンもスピードがあります。
4−1−4−1というフォーメーションになりますかね。

まぁ、そういう形になってくると思います。
ただ、オルティゴサも引いてきたりします。
都並
メルシエルがずっとアンカーにいるというわけではありません。
大事な選手、危ない選手を見つけてつぶすことに関しては2人は天下一品です。
今日はビレンに行くと思うな。
実況
向こうのタッチラインを割っています。
白いユニホーム、ニュージーランド。
オークランドシティのスローイン。
ただここは簡単にはプレーをさせません、マスです。
長身、180センチのサイドバックです。

オークランドシティは試合を重ねるごとにつなげるようになっています。
実況
ニュージーランドのチームですが、オークランドシティ、代表を見てもフィジカルとロングボールであったり、直接的なサッカーをするチームが多いです。
オークランドシティは違いますね。

違いますね。
トリビュリエッチ監督が、つなぐサッカーというか、そういったものをバランス良く配置しています。
時に蹴っていってフリーであれば、つなぐ。
両方あるのですごく成長していると思います。
実況
毎年オークランドシティをこの大会で見ていますが、ここは速い。
カリンスキのヘディングシュート。
これが1本目のシュートです。
サンロレンソです。
やはりサイドからボールが渡ると速いですね。

一気に上がっていきますからね。
あのあたりの戦術感、選手の動きはすごいですね。
ベロンとかビセリッチの横にいる。
実況
イエローカードです。
都並
ビセリッチの横のスペースは大事に使わなければいけない。
サイドからやると結構つかまりやすいシステムなので、実況
セティフはその両脇を狙えませんでした。
都並
サイドまで行ってサイドで詰まってしまった。
実況
セットプレーのチャンスです。
南米王者サンロレンソ、蹴るのはバリエントス、元アルゼンチン代表。
今年、カターニャから復帰してきました。
イタリアやロシアでもプレーしたバリエントスです。
正確で強烈な左足があります。
狙ってくるか、合わせてくるか。
合わせてくるボール。
ジェペス。

オフサイドですね。

左足でひねるような形であそこを狙ってくるのはすごいですね。
都並
バリエントスの背中が見えていましたよね。
あれは体をかなりひねっているのでGKの右上を狙う角度です。
実況
逆をつかれているということですね。
都並
非常に難しいです。
都並
サンロレンソサポーターはずっと歌っているんですけど、フリーキックの時は黙りますよね。
キモのところは静かになる。
実況
オークランドシティのフォーメーションです。
開幕戦、準々決勝とまったくメンバーもフォーメーションも変えて来ていませんね。
都並
熟成されてきているチームですから、サンロレンソ相手にどれだけいい守備とパスワークを見せられるか真骨頂です。
実況
ニュージーランドの国の特徴であるフィジカル、堅い守備、それにトリビュリエッチ監督が植えつけたパスサッカー。
オークランドシティという新しいスタイルをニュージーランドの中で作り出しています。
都並
スタートが早いな。

サンロレンソも本当に研究している。
ドフリースにスピードがあるのは分かっているので、必ず縦から切ります。
そうするとなかなか勝負にいけないので、後ろに下げてしまう傾向があります。
都並
これはよく考えてるよ。
実況
バウサ監督はオークランドシティが勝ち上がる前からオークランドシティの映像は見ていた、全チーム分析してきていると話しています。
実況
タデのシュート。
アルゼンチン人のタデが母国アルゼンチンのサンロレンソ相手にシュートを打ちました。
都並
タデは燃えるよね。
実況
もともと、もちろんサンロレンソというビッグクラブは知っていた。
まさかそのクラブとこんな世界大会で対戦するとは思わなかった。
夢のようだと話した20番のタデです。
都並
アルゼンチン国内のビッグ5ですから、それは気持ちは強いですよ。
実況
12回目の挑戦でリベルタドーレスカップ悲願のタイトル獲得。
一方、大会最多6度目の出場、オークランドシティ。

オルティゴサは読みが早いですね。
必ずやはり、危ないところへのプレッシャーが早いです。
都並
自分たちがボールを持っている時から危ない選手に近づいて行く。
そういうところが本当にうまいんだよね。
今、ビレンと岩田、両方を見ている。
都並
オークランドシティはメルシエルとオルティゴサを外していかないとなかなか難しい。
サイドチェンジということになるんですけど、ここは岩田、いいよ。
実況
オークランドシティのパス回しというのも前回もそうでしたが、試合を増すごとに精度が高くなってきていますね。

高くなっています。
今日はサンロレンソのプレッシャーがかなり激しいんですけれども、何とか回避したりすることもできています。
成長しています。
いいプレーですよね。
都並
各ポジションがしっかりと三角形を作れている。
2タッチ、1タッチ、少ないタッチでボール回しをします。
読みが良くて寄せて行っても寄せきれない状況が起こっています。
実況
フィニッシュの形、理想はどうですか。
都並
もちろんサイドも使いますけど、1トップタバノが引いてきた時。
実況
ドフリースにもスピードがありますし。
実況
静かな立ち上がりになっています。

オークランドも、しっかりとした守備陣形を取っています。
ちょっとしたミスが。
あとはセットプレー。
都並
お互いにしまった。
守備です。
実況
アルゼンチンのクラブはまず守備から入る。
今年のワールドカップでもアルゼンチンはボスニアヘルツェゴビナ相手に5バック気味に入りました。
あの攻撃陣をもっても初戦というのはアルゼンチンの人は慎重に入るみたいですね。
都並
間違いないです。
勝つための逆算があります。
まずは相手の出方を見る。
実況
現在のボールポゼッションを見てみると、オークランドシティが60パーセント。
一方、サンロレンソが40パーセント。
ボールをつないでいるのは、白いユニホーム、オセアニアチャンピオンのオークランドシティです。
実況
ブラジルのチームとは違うリズムでサンロレンソは試合を組み立てています。
都並
一人一人もうまいですけど、あんまり遊びがないですよね。
必要なことをしっかりやり続ける。
特に守備面はサボらないし、どこでボールを奪うのかというのはチームでしっかり見つけていく。
実況
南米サッカー、ブラジルはサンバのリズム、ドリブルを使ったり軽快なステップを踏んだりというのがあります。
アルゼンチンはタンゴのリズムといわれます。
どういうことでしょうか。
都並
タンゴのリズムというより両サイドを使いながら攻めて行くのが特徴です。
サイドチェンジをあまりせずにサイドから攻めきる。
守備のことを考えています。
奪われた時にどういう守備ができるか、守備をしやすいように、サイドから攻めて行く。
縦のボールが増えて行くわけです。
実況
サンロレンソはゆっくり回して徐々に徐々に流れをつかんで一気にスピードアップする瞬間があります。
オークランドシティの堅い守備を崩すことができるでしょうか。
赤と青のユニホームのサンロレンソ。
この選手はコロンビア代表のキャプテンでもありました、ジェペス。
南米のタレントをそろえています、サンロレンソ。
実況
ドフリースのシュートでした。
奪ってから速かったですね。

ビセリッチのパスからだったんですけど、メルシエルがどういう形で来ているのか見ながら、あえて遠いほうに出して、入れ変わる形になりました。
ビセリッチは経験値が高いなとこういうちょっとしたプレーでも分かりますね。
実況
ビセリッチはニュージーランドの代表最多キャップを誇っています。
一方、サンロレンソにはジェペスというコロンビア代表キャップ数2番目を誇る選手がいます。
実況
オークランドシティ、3人がかりのディフェンスです。
しかし、ここでセットプレーのチャンスです。

オルティゴサってスピードはあんまりないですね。
だけど何であんなにボールを奪われないんですかね。
都並
相手を見ながらファールを取りに行くよという瞬間の判断がうまいですよね。
玄人好みというか。
実況
リベルタドーレスもオルティゴサのPKで南米タイトルを獲得したサンロレンソです。
都並
決して華やかな選手ではないですが、チームに1人ほしい。
引いている選手です。
実況
GKのウィリアムスが抑えました。
先程はひねりのあるキックをみせたバリエントスです。
攻撃の面では城さんも注目といっていたバリエントスとベロン、この2人が先程からサイドから中へ。
そしてセットプレーでも輝きを見せています。
一方、オークランドシティ、前半の20分を経過しました。
流れという意味ではどちらですかね。

両方ともいい守備から入っているので、なかなかお互いに決め手がない、隙がないという感じです。
オークランドシティはドフリースがサイドに張っていって、マンツーマンのような形で完全に切られているので、もう少し中に入ったり流動的に動けば変わるのかなという感じがします。
実況
一方、カウテルッチオ狙ってきた。
カウテルッチオのシュート。
しかしウィリアムスが抑えています。
都並
サンロレンソはボールを取ってからという感じ。
取ったら行くぞという感じ。
都並
相手に回させておいて縦パスを一気に取っていく。

狙いどころを決めてということですね。
実況
これがアルゼンチン独特のサッカーということですね。
都並
ジョルジェビッチ、岩田のラインを完全に決している。
取ったら一気に動く、そういう感じに見えます。
矢印が見えます。
実況
今年行われたワールドカップでも、マスチェラーノの激しい守備から一気にスイッチが入ってメッシにボールが渡るシーンもありました。
実況
両チームとも非常に堅い守備、バウサ監督です。
バウサ監督がサンロレンソに植え付けた戦術。
しっかりとした鋼のような守備から一瞬の隙をつくる攻撃。
バウサ監督もアルゼンチン特有のサッカー、ワールドカップが終わった直後にアルゼンチン代表監督の候補にも上がっていましたよね。
その後もエクアドルやパラグアイ、コスタリカから代表監督のオファーがありました。
しかしこのサンロレンソとの契約を更新しています。
一方、トリビュリエッチ監督。
両チームの監督の戦術、スタイル。
その戦いでもあります。
都並
速い。
実況
ボールを持ったあとの寄せ、非常に激しい。
ここでイエローカードです。
メルシエルにイエローカードが出ました。

オークランドのスピードがすごいなと思うのは、奪った後ロングボールでボールを失ったりするんですけれども細かいところでサイドでつなぎますよね。
実況
これまでもこの大会で長年見てきましたが、成長は違いますか?城
かなり成長していると思います。
相手が来ていない時はうまくボールを回していって、プレッシャーがある時はパスを出して行く。
実況
サンロレンソサポーターの大きな歌声。
都並
速いよ。
これは締まってるな。

すごい。
実況
激しい。

タックル、すごいですね。
都並さんの現役時代を見ているよう。
ボールと足ごと行く。
こういうタックルをされると相手は嫌なんですよね。
次にいきたくなくなるんですよね。
実況
オークランドシティは開幕戦を戦った中2日、準々決勝を戦って中3日。
体力の消耗があるでしょうけどね。

だけど、それよりもこの場に立てる喜びだったりチームが進化していることをみんなが感じていると思います。
勢いというか精神的な部分、僕はとてもいいなと思います。
実況
そして、もうひとつの持ち味、セットプレーです。
現役ニュージーランド代表、ペインが蹴ります。
GKのパンチング。
都並
伸びた。
実況
もう一度ここは手前のタッチラインからオークランドシティボール。

トリコ、高いですね。
実況
リベルタドーレスでは全試合、先発出場のトリコ。
都並
やっぱり自信がついているんだね。
このプレッシャーでもしっかりといなしています。
岩田、素晴らしい。
体の向きを逆にして出したり、落ち着きがないとできないプレーです。
実況
アフリカチャンピオンも下しましたし、勝つことによって自信を手にしているオークランドシティです。
トリビュリエッチ監督が話していたんですが、就任した2011年にはパス3回つながらなかったそうです。

そうですよね。
そういったチームがハイプレッシャーの中でつなげる。
僕はすごいことだと思います。
実況
ニュージーランドの長いボールを放り込むだけのスタイルではクラブワールドカップでは勝てない。
パスサッカーを植えつけてそれが花開いているオークランドシティです。
大陸史上初の準決勝に進んできています。
今日の試合に勝てば昨日、準決勝のもうひと試合を戦ってメキシコのクルスアスルを4対0で破ったレアル・マドリードへの挑戦権を手にします。
実況
どこでスイッチが入るか。
縦パスが入るか。
実況
前半の27分を過ぎています。
両チーム得点はありません。
南米王者相手に互角以上に戦っているオークランドシティ。
南米王者も風格を感じさせますね。
都並
オークランドシティが素晴らしいチームだとリスペクトしてサンロレンソはゲームに入っています。
全員が守備のタスクをサボらずに、危険だということを感じてプレーしています。
実況
そして地元のサポーター。
アルゼンチンからも5000人近いサポーターがモロッコに駆けつけています。
選手たちもサポーターたちも本気を見せている準決勝です。
カリンスキが奪われてこの位置でセットプレーです。
ベルランガの足が引っ掛かったようです。
いい位置でのセットプレーチャンスを得ました。
今までは左足でバリエントスが蹴ってきましたが、ここからですと右足でのキックということになると誰が蹴ってくるでしょうか。
ベロンに対して、ベルランガが倒したということでファール。

これはいい位置ですね。
実況
ボールの前には左足、バリエントス。
この位置からだと、左足のキックの軌道はどういうものになるのか。

先ほど逆の足でもひねれていましたから。
実況
前日練習ではセットプレー、トリックプレーなども練習していたサンロレンソ。

いろいろ持ってますもんね。
直接もありますし。
実況
そしてサンロレンソサポーターの歌声が響きわたります。
この声が先制ゴールを後押しするか、バリエントス。
これはクロスバーの上です。
都並
曲げて落とすには距離が近かったかなという感じです。
実況
サポーターの応援というのもチャンスの時には大きくなり、そして小さくなったりと歌い分けをしていますね。
都並
サッカーをよく知っているので戦況に応じて必要な歌を当ててくる。
思い入れが強いので、危険な時はじっと黙る。
チャンスの時もじっと黙る。
面白いぐらいです。
実況
アルゼンチン国内で最も応援歌を作るのがうまいサポーターということで1000曲以上の応援歌があるそうです。
アルゼンチン代表が今年のワールドカップで歌った歌もかなりサンロレンソサポーターが作った曲だということです。
都並
これだけのお客さんが来てくれて旗なんかもたくさん持ち込んでいるじゃないですか。
たれ幕とか。
ホームの雰囲気にしてくれているのがうれしいよね。
そしてこのスタジアムが赤と青を基調にしているので、サンロレンソっぽいんですよね。
実況
一方、オークランドシティ、ここまで完全アウェー、開催国王者の時には4万人近いサポーターの前で大ブーイングの中、戦いました。
慣れているかもしれませんね。

本当に精神的にもすごく成長していると思います。
アウェーを感じると普通は、やりにくいもんですよね。
都並
岩田のプレーなんか見ていると、本当に落ちついているし素晴らしい。
逆境慣れしている。
実況
本人も試合ごとに自分たちが勝てるような自信が湧いて来たという話をしていました、3番の岩田です。
県立岐阜工業高校から浜松大学、そして地域リーグ時代のFC岐阜、海を渡ってオーストラリア、ニュージーランドのオークランドシティにたどり着きました、岩田です。
本人はまだプロ契約をしたことはありませんが。
都並
抜けた。
実況
右サイドを使うバリエントスが追いつく。
岩田のディフェンス。
ただ、ここはうまく足に当たりませんでした。
実況
3番の岩田です。
2010年にオーストラリアのアマチュアクラブに入団して、2012年クラブワールドカップ出場を目指し、オークランドシティに入団しました。
オークランドシティの当時の監督に直談判をして入団にこぎつけたということらしいです。

そのあたりの精神力も素晴らしいですよね。
自分を売り込みに行く、そして勝ちとったものですからね。
そしてこの場に立っているわけですから、すごいことです。
実況
岩田が左足首を押さえて倒れ込んでいます。
都並
やられたね。
さっきも中央でペインが足の裏を使って軽やかにかわしましたよね。
岩田も足の裏を使ったんですけれども、そこには激しく行く、そういうプレーがあると必ず行く。
起点みたいなもんです。
必ず深くぐさっと行く。
気を付けたほうがいいですよ。

あとは股抜きをされた時とか、人格が変わるぐらい行く。
都並
ブラジルタルとアルゼンチンはライバルじゃないですか。
ブラジルはサッカーを楽しみながら軽やかなプレーをする相手を小バカにするようなプレーを入れて行く。
そういうところに激しく行って、おさえ込む。
歴史が積み重ねられている文化です。
強国に勝つには、そうするしかないということで戦っています。
都並
おっと、すごい、すごい。
お返しをしているよ。
ベルランガとかアービングも結構、激しいし。
実況
ベンチ前ではバウサ監督が先ほどから両手を広げたり左右に細かく動いたりベンチに座ることがほとんどありません。
都並
激しく行ってボールを取るところまではできているんです。
そのあとのコンビネーションがうまく行っていない感じ。

オルティゴサがボールをもらうと、何か起きますけどね。
実況
オークランドシティのディフェンスがさせていないんですか。

動きの質もあるんですけれども、バランスよく守っているので体を入れにくいということがあります。
ビセリッチが間をうまくケアしています。
このあたりのポジショニングがいいと思います。
実況
マグレブ・テトゥアンもセティフも自分たちのしたい形、攻撃をなかなかできませんでした。
それをさせなかったオークランドシティです。
ここまで2試合連続完封で勝ち上がってきているオークランドシティです。

ビセリッチのここなんですよ。
実況
中央でのパスというのは過去6回の出場の中でも今年一番輝いています。
実況
サポーターも今は静まり返っている状況です。

何だよみたいな声も上がっていますからね。
選手も緊張感を持ってプレーしなければいけません。
都並
ジョルジェビッチから岩田へのパス、そこから岩田が前に運んで行くという形が、ここまで多かったんですけど、今日はほとんどないですよね。
完全に分析している状況です。
ディフェンスラインにはプレスをかけないんですけど、こうやって今、追い込んでいますよね。
こういう時に狙い場所を発揮している。

チャレンジ&カバーとよく言いますが、必ずボールに行ってコースを消す、サンロレンソはすごいなと思いますね。
都並
スターティング・メンバーで行くと守備は完璧にいいんですけど、ロマニョーリが入ってくると攻撃が変わるんですよね。
守備では脆さが出るので、このスタメンになっていると思いますけど。
実況
ロマニョーリの投入のタイミングというのも大事になってきます。
バウサ監督がどこで動くか。
都並
今日は堅いゲームだね。
実況
南米王者、アルゼンチンのクラブとしては2009年のエストゥディアンテス以来、クラブのワールドカップになってからはボカ・ジュニアーズ、エストゥディアンテスが出場していますが、いずれも準優勝でした。
アルゼンチンのクラブとして世界一のタイトルを持ち帰ることができるかどうか。
都並
うわ〜、行った。
これは。
実況
カードが出そうです。
しかしこれはカンネマンにまずイエローカードが出ましたが、その後ビレンが少し熱くなってしまいました。
カンネマンが激しく行ったところ、両チームともにここまでタックルであったり、当たりであったり、優しくはないですからね。

アルゼンチン国内だったら問題ないと思うんです。
都並
このぐらいは。
実況
カンネマンのファールによりまして、セットプレーのチャンスを得ました。
23人の平均身長は182センチのオークランドシティ。
都並
触ってカードが出なかったので、ジェペスがまた触ってましたね。
出ないんだなと思ってね、審判の対応も見ています。

今日のレフェリーはファールに厳しい感じがします。
何枚ももらわないようにしたほうがいいかもしれません。
実況
前半の41分を経過しました。
両チーム、得点はありません。
シュート数はサンロレンソが4本、オークランドシティが3本。
守備の部分で熱い試合になっています。
今のファールにはサポーターから大ブーイング。
速いリスタートを狙いました。
試合が動くとすればミスというのが両チーム、怖いですね。
都並
ただミスをカバーする速さというのも両方にあります。
まだ集中力が切れていません。
実況
ニュージーランド最多キャップ数を誇るビセリッチがディフェンスラインを動かしています。
一方のサンロレンソも中央でメルシエル、オルティゴサ、この2人が声を張り上げています。

コントロールから、体の使い方からアルゼンチンの選手は本当にうまいですね。
必ず取られるところに置きますもんね。
相手との間に体を入れてしっかりとボールをキープする。
都並
そういう技術を持っている選手がハードに行く、フィジカル面で激しい練習を積んでいる。
走れるし頑張れる。
肉をたくさん食う。
これはすごいですよね。
だから選手の体が重い。
オルティゴサもぽっちゃりしてますが、体を触ったら、筋肉がしっかりしている。
お相撲さんのような体。
実況
一方、オーストラリアやニュージーランドも体が強いといわれますが違う強さですか?城
そうですね、違いますね。
どちらかというと上半身が強い。
アルゼンチンの選手は下半身、腰が据わっている。
都並
その通りだね。

フィジカルでも、いろんな種類のフィジカルがありますからね。
実況
下半身の強さ、粘り強さ、アルゼンチンのサンロレンソ。
一方、上半身のあたり。
そういった強さを見せているのがニュージーランドのオークランドシティ。
ここまで0対0。
クラブワールドカップの準決勝です。
都並
ニュージーランドはファイトがあるじゃないですか。
そこは負けてないですよね。
そういういう感じがする。
さっきのベルランガのタックルもすぐにお返ししていた。
オークランドには、それがある。
基本はいいサッカーをしているけど。
実況
その激しさの中心にいるのがビセリッチです。
実況
今日はファールを多く取る主審というお話がありましたが、ゴール近くでファールとなるとセットプレーで両チームともチャンスが生まれます。
高さではオークランドシティ。
23人の平均身長では5センチ、サンロレンソを上回っています。
一方、サンロレンソにもバリエントスという素晴らしいキッカーがいます。
セットプレーも1つカギを握ってくるかもしれません。
アディショナルタイムは2分です。
前半の45分を経過しました。
レアル・マドリードへの挑戦権を手にするのはどちらになるのか。
前半は、まだ得点がありません。
都並
ここに来るんだね。
サイドチェンジしそうな場面では右サイド。
ずっと入って行くんですよね。

今日ペインがかなり前から追い掛けるんですよね。
後半、体力的に大丈夫ですかね。
結構、前がかりに行くんですよね。
都並
ラインを下げたくないんじゃないですかね。
実況
バリエントスの左足。
決めた!都並
素晴らしい!実況
前半終了間際。
都並
決定力あるね。
実況
先制したのはサンロレンソ。
オークランドシティは今大会、初失点。
揺れているサンロレンソサポーターです。

完全にファーサイドが空きましたし、角度がない難しい所でしたけれどね。
都並
ペインの追いがちょっと裏目に出ちゃったね。

すごいですね。
コントロールして浮いているですけど、うまく転がして。
ボール1個分ですからね。
都並
チャンスと見たら、マスのタイミング。
そして最後の仕上げのうまさ、気持ちいいよね。
実況
アルゼンチンのサンロレンソが先制しました。
前半終了の笛が吹かれました。
アルゼンチンのサンロレンソとニュージーランドのオークランドシティの一戦。
クラブワールドカップの準決勝は前半を終えて1対0。
アルゼンチンのサンロレンソが徳島
サンロレンソ対オークランドシティ。
まずは前半10分オークランドシティ、タデのシュートシーンです。
手越
オークランドシティ、前半、いい入りをしましたね。
北澤
どちらかというとオークランドシティのほうがよかった感じがします。
徳島
前半21分。
サンロレンソのシュートシーンです。
手越
なかなかいいシーンを作れなかったサンロレンソが一瞬でね。
北澤
サイドラインぎりぎりのところで出ていました。
徳島
そして、バリエントスのゴールシーンでした。
北澤
クロスのシーンでほとんど決まったような形でした。
リスペクト手越
それでは北澤さんに前半ポイントとなったプレーを伺います。
北澤
前半13分と26分、オークランドシティの攻撃です。
岩田選手を中心に見ていきます。
思った以上にオークランドシティが落ち着いていいつなぎをしながら攻撃の時間帯が多かったなと思います。
絡んでいたのが左サイドで狙われてはいましたがボールを受けて、ダイレクトプレーだったり何で取られないかというとシンプルに動かすので、サンロレンソもターゲットを絞りにくい状況だった。
もう一度これでゴール前に近づけばゴールシーンが見られるんじゃないかなと思うんですけれども。
1点くらったのでこの後も落ち着いてプレーすることができれば同点に追いつくこともあるんじゃないかと思います。
手越
1点を取られたので、回すわけにはいかないじゃないですか。
北澤
パワープレーだったり、ちょっと考えなければいけませんね、サンロレンソはゴールを奪えなかった、あんまり機能していなかった。
自分たちの力を出せていない前半だったと思います。
手越
ボールポゼッションはオークランドが56パーセントでした。
点を取るためには何が大切ですか。
北澤
ファールのシーンが多いじゃないですか。
セットプレーで実況
TOYOTAプレゼンツFIFAクラブワールドカップモロッコ2014。
準決勝、南米王者アルゼンチンのサンロレンソ対オセアニア王者ニュージーランドのオークランドシティの一戦。
前半の終了間際にサンロレンソ、バリエントスが見事なゴールを決めまして1対0。
この後、後半を迎えることになります。
ナイスゴールでしたよね。
都並
本当にね。
一気にスピードを上げて仕上げてしまう。
ならではです。
サンロレンソ。
実況
戦い方は変わってくるでしょうか。

おそらく変わらないと思います。
サンロレンソは守備的に入って一気にさしに行く自分たちの形。
オークランドシティは1点を取りに行かなければいけないんですけど、前半のような戦い方、守備から入ってチャンスがあればという形。
どこかでチャンスは来ると思いますしね。
実況
後半45分が始まりました。
白いユニホームがオークランドシティ。
赤と黒のユニホームがアルゼンチンのサンロレンソです。
実況
奪ってから非常に速い攻撃を見せるのがサンロレンソ。
一方、三角形を作りながらゴール前に迫っていくのがオークランドシティ。
今のも相手の前に体を入れてボールを奪い取るような形になりました。
都並
ドフリースのスピードは、やっぱり怖いからサイドバックのマスは必ず近くにいますよね。
実況
メルシエルとオルティゴサは上がる時もそうですし、下がる時は最終ラインに吸収されるようなところもあります。
しっかりとバランスを保っている。
カウテルッチオが抜ける。
抜けて、シュートまで持って行く。
しかし最後は岩田がカウテルッチオの前に体を入れました。
都並
中央から突破されるとサイドが絞って来る。
絞るという動きをするということはサイドに張っている選手の枠は甘くなります。
今日のサンロレンソは逆にあんまりサイドを絞らない。
サイドの選手が怖いから外側にはっている。
4バックが68メートル広がっている形。
実況
バウサ監督がしっかり相手を研究した結果の戦術という形になっています。
両チームともに後半開始からメンバーの交代はありません。
前半と同じメンバーで戦っています。
ジェペスがコロンビア代表、ワールドカップではキャプテンマークを巻いていました、バウサ監督です。
就任2年目。
2008年にはリガ・デ・キト、エクアドルのチームを率いてこのクラブワールドカップに出場しました。
ファイナルでマンチェスター・ユナイテッドに敗れて準優勝。
今回監督として2度目のチャレンジとなっています。
一方、白いユニホーム。
トリビュリエッチ監督が引っ張っています。
前半から非常に締まった試合をしています、両チームです。
都並
岩田が持った時に1メートルから2メートルぐらい相手が寄せて来るのに時間があった。
岩田は落ち着いてロングパスやショートパスを出せていましたが、今日は時間がないですよね。
岩田も結構、研究されています。
ポイントになっていると評価されているんだと思います。
実況
ベラメイリの時にはしっかり抑えていましたからね。
映像を見たバウサ監督、しっかり研究してきています。
大会前からオークランドの映像を見てクラブワールドカップに出場する全チームを分析してきたというバウサ監督です。
オークランドシティに対しては昨日練習では練習をすべて公開してセットプレーでは高さ対策を入念に行っていました。
守る時、攻撃する時、高さというのはバウサ監督、ひとつ警戒している。
そんなコメントも昨日の会見でありました。
セットプレーではチャンスを生み出す可能性もあるオークランドシティ、まずは相手陣内深くにボールを運びたいところです。
実況
ここで笛です。
もう少しでというところでした、白いユニホームのオークランドシティ。
一連の攻撃はどうでしたか?城
ロングボールを入れて、さすがの落ち着きを見せていましたが、タデがうまく体を使って相手にクリアさせずにボールを拾いましたね。
あのあたりの体の使い方は本当にうまいですね。
実況
最後のシュートはドフリースでした。
南アフリカ生まれ、現在はニュージーランド国籍、オークランドシティ、タデはアルゼンチン人、登録23人のうち14人が外国籍の選手です。
ニュージーランドは移住して来る人たちが多い国でもあります。
実況
岩田がまたボールを持つ。
クロスまではあげられない。
今のカバーは、カンネマンです。
そしてスローインから。
クロスが上がれば高さを生かせるオークランドシティです。
しかし、ボールを持った選手に対しての寄せが早いですね。
都並
とにかく近くにいますよね。

こういった相手を崩すには、少しロングボールを入れてもいいかもしれません。
入れて競ったこぼれ球を拾って行くというのも1つです。
これだけ堅い守備がありますからね。
実況
カウテルッチオのドリブルは手前のタッチラインを割りました。
都並
今、オークランドシティがボールを回しながらパスをつなげていますよね、どこかで縦パスが入る。
一気に強い当たりを寄せて詰めてを連続してやります。
城さんがおっしゃったように長い突破。
特にドフリースやタデが中に入る形が必要になります。
特にタデ、ドフリースはサイドに張りますから。

ここから走れないんですね、ドフリース、右サイドを駆け上がればもう少しチャンスになったんですけど、ジェペスがうまくカバーしていたので、なかなか入っていけないんですね。
実況
ジェペスの経験がドフリースを動かせなかったバウサ監督もいったんベンチに座りました。
サンロレンソサポーターの歌声がまた大きくなってきました。
前半終了間際にサンロレンソ、先制しましたが、何でもサポーターの歌っていた歌詞は俺たちはこんなに大勢でやってきたんだ、もっと真剣にやれと歌い始めた直後に先制点が生まれたそうです。
都並
ハハハハ。
しっかり応えているんだな、熱い声援に応えてというか、やらなきゃいけないという感じ。
熱く応援してきますからね。
実況
決勝戦に勝ち上がれば7000人近くがモロッコに来るという報道もされているサンロレンソのサポーターです。
今日もかなりの人数が集まっています。
実況
2人のセンターバック、ジェペスはワールドカップのコロンビア代表キャプテン。
そして今、体を入れたカンネマンは23歳。
大会後には海外移籍といううわさも現地ではされている。
アルゼンチンではそういう報道がされているそうです。
実況
まだ若い23歳、U−20からトップチームに昇格してきたカンネマンです。

今のはミスになりましたけど相手のプレッシャーを背負いながらあそこが見えている。
本当に視野が広いですね。
普通はできないんですよ。
ああいうプレーは。
どうしても足下を見てしまうんですけれども、その前の予測とか、ボールをもらう前に見ているんでしょうね。
実況
昨日のレアル・マドリードはクルスアスルに思う存分の攻撃力を発揮して4点を奪いました。
サンロレンソはまた違う自分たちのサッカーをしている印象がありますね。
都並
そうですね、相手に何もさせないぞというところから入るサッカーです。
レアル・マドリードは自分たちがボールを出して崩して行くサッカーです。
実況
このボールも追いかけるオルティゴサ。
バウサ監督の戦術。
ディフェンスもしっかりする、選手たちに植えつけています。
実況
また、サンロレンソサポーターが歌い始めました。
1000曲以上の応援歌を持っているというサンロレンソサポーターです。
実況
奪ったメルシエル。
都並
うまい。
縦を生かせないようにして、あそこを狙う。
実況
オルティゴサのパスがミスになった。
しかしカンネマン。
実況
ピッチを広く使っていきます、サンロレンソ。
そのパスにリズムを生み出すようにサポーターの応援、チャントが響いています。
実況
笛が吹かれてセットプレー。
イエローカードが出ます。
20番のオルティゴサに対してイエローカードが出ました。
いい位置でのセットプレーのチャンス。
高さを生かしたいオークランドシティです。

普通に当たったって感じでしたけどね。
都並
カンネマンが来てたから、そんなにファールするつもりはなかったはずだけどね。
実況
ここから狙ってくるか。
合わせてくるか。
4番のビレンがゴール前。
190センチ。
チャンスを迎えていますオークランドシティ。

オークランドシティの1つの武器ですからね。
恐らく合わせに行くと思うんですけどね。
実況
高さではオークランドシティ、ファーサイドにドフリースもいる。
蹴るのはニュージーランド代表ペイン。

中でやり合ってますよ。
都並
誰かがブロックするかな。
実況
低いボール。

そうですね。
変化をつけたんでしょうけどね。
高さがあるので、もう少し上にいれてもよかったんですけど。
都並
中の選手は待ってたもんね。

これはヤバイ。
実況
足が引っ掛かってビレンにイエローカードです。
両チームともにタックルの一つ一つが激しくなっています。
都並
先程からオルティゴサがバックパスをカットされてますけど、狙ってますよね。
実況
オルティゴサは後半に入って2本、3本とバックパスをカットされました。
都並
オルティゴサは普段からあのパスをよく使います。
ビデオで見て研究して指示を出しているのかもしれません。
トリビュリエッチ監督が。
実況
両チームの監督の戦術。
ここは今度は逆に倒されたのはセットプレーのチャンスを得たのはサンロレンソ。
サポーターがジャンプを始めました。
サポーターの声が波打っています。
都並
ここは決めるとこだぞみたいなね。
そんな感じだと思います。
実況
前半終了間際には、何をやっているんだと興奮させるような歌で先制を促しました。
都並
選手はいいタイミングで声をかけられると、集中力が増したりするんです。
これだけ多い人数で野太い声で声援してもらえると力に変わります。
実況
チャンスは南米王者サンロレンソ。
蹴るのはバリエントス。
合わせるボール、ヘディング。

オフサイドか。
でも質が高いですね、今のボールも。
やっぱりスピードと高さですよね。
オフサイドにはなりましたけれどもピンポイントで合っていました。
実況
オークランドシティはここまで、まだロングボールを入れて来ませんね。
自分たちのパスでボールをつないでいこうという形。
都並
作り上げて来た形ですから。
実況
オークランドシティ、選手達が一試合一試合、成長を見せています。
選手たちにも自信がついてきているという言葉を口にしました。
オセアニア2000クラブの頂点、オークランドシティ。

タデはキレてますね。
実況
母国のビッグクラブとの対戦ということで夢だと話していたサンロレンソとの対戦。
そしてオークランドシティのセットプレーになるようです。
後ろから長身の選手たちが上がってきます。
ビセリッチ、ビレンは長身の選手です。
ペナルティーエリアの中での争い。
コーナーキック。
いったん止めました。
レフェリーが両チームの選手に声をかけました。
もう一度。
アービングがニアに走って行く。

これは、もう一度行くんじゃないか。
実況
ベルランガに対してイエローカード。
イエローカードをもらっている選手が増えてきました。
オークランドシティはジョルジェビッチ、ビレン、ベルランガ、この3人がイエローカード。
サンロレンソもメルシエル、カンネマン、オルティゴサ、この3人がイエローカードを1枚もらっています。
前半から続いている激しい当たりです。
そしてセットプレー。
長いボールはGKに直接、収まりました。

オフサイドですね。
実況
サンロレンソとしてみれば、もう1点奪いに行く戦い方をしてくるのか。
このまま1対0で勝ちきる。
どちらでしょうか。
都並
もちろん2点、3点、入れたいんですけど、そこはもう守備をしっかりしていい形で速攻が決まれば点を奪えれば最高という形ですから。
守備のバランスは一切崩しませんよね。
実況
10番のロマニョーリ、この選手を使うかどうかというのも、1対0という点差。
バウサ監督の采配も気になりますね。
都並
使わないで済めば一番いいということでしょうね。
実況
1人選手が呼ばれました。
バウサ監督が動くようです。
10番のロマニョーリが入ると守備の面ではというお話がありましたね。
バウサ監督は10番のロマニョーリを呼びましたね。
実況
サンロレンソのアイドル、ロマニョーリです。

うまい。
実況
タデが切り返す。
ドフリースには通りませんでしたが。
実況
10番のロマニョーリを投入してきます、バウサ監督です。
元アルゼンチン代表。
技術とアイデアがあるロマニョーリ。
実況
ベルランガ、決めた。
同点。
同点。
追いついた、オークランドシティ。
なんとなんと、オセアニア王者が南米王者から同点ゴール。
5番のベルランガ。

20番のタデからですよね。
タデは本当に今日きれていて、スルーパスもそうでしたよね、最後の。
都並
うまい。

うまいですよね。
実況
ベルランガのシュートも角度がないところでした。

難しい角度でしたが、落ち着いて決めました。
実況
なんと同点に追いつきました、オークランドシティ。

すごいな。
バウサ監督、リズムが悪かったじゃないですか。
そこで嫌だったから代えようという意図があったんでしょうけど。
都並
ロマニョーリを入れてダブルボランチにする形で落ち着かせようとした。
実況
ロマニョーリはベロンに代わって入っています。
サンロレンソのファンタジスタ、ロマニョーリ、元アルゼンチン代表です。
ロマニョーリの特徴というとどこですか?都並
軽やかなドリブルとスルーパス、それが最大の特徴です。
ファンタジスタ系のプレーヤーです。
最近はディフェンスも頑張るようになっています。
キープ力があるし、自由な攻撃を見せる。
ひとと変わったリズムを持っている。
非常に楽しみになりますね。
実況
フリーキックでも正確なボールを蹴りますね。
10番のロマニョーリです。
17歳でサンロレンソのトップデビュー。
2001年にはU−20ワールドカップでサビオラ、マキシ・ロドリゲスとともに優勝しています。
アルゼンチンの代表にもかつて招集されプレーした経験を持っています。
そのロマニョーリ、勝ち越しの得点を生み出すことができるでしょうか。
一方、開幕戦から勝ち続けているオークランドシティが勢いそのままに大陸としても初のファイナル進出を勝ちとるのか。
レアル・マドリードの待つファイナルに進む切符をかけた戦いです。
実況
ロマニョーリが入ってリズムは変わっていますか?城
そうですね。
失点をしたので全体的に前に行こうという意図が出て来ています。
逆効果にならないように、あまりにも行き過ぎてしまうと、カウンターをくらいますし。
都並
そうだね。
実況
カウンターはオークランドシティの得意なプレーでもあります。
実況
ダブルボランチにメルシエル、オルティゴサとなると思うので中盤に不安な感じはないと思うんですけどね。
その分、サイドかな。

そうですね。
都並
うまい。
実況
カウテルッチオが下がってしまっていた。
ブファリーニは本来は、あのオーバーラップが武器の選手です。
都並
攻めるサンロレンソの形になりますから。
実況
オークランドの壁、ビセリッチ。
ニュージーランドが誇るレジェンドです。
実況
今のも浮かしてからのシュート。

少し空振りしましたが、どんどん狙っています。
そしてサンロレンソのボールの動きが早くなっていますよね。
オークランドシティとしては耐え時です。
実況
サポーターの応援歌も大きくなってきました。
ここが勝負の時間ですか。
都並
そうですね。
実況
セットプレーです。
上下にジャンプをしながら愛する自分たちのクラブ、サンロレンソに声援を送っています。
5000人以上のサポーターが駆けつけました。
そして10番のロマニョーリがフリーキックを蹴るでしょうか。
バリエントスもいます。
左右、両足、どちらが蹴ってくるか。
都並
ファーサイドにマス。

フリーですよね。
都並
狙ってるね、マス。
実況
カンネマンです。
マスは、おとりだったんですかね。
実況
今度はオークランドシティ、岩田から縦へ。
1試合1試合成長しているオークランドシティです。
現在、後半の29分になろうというところ。

オークランドシティは本当に成長してすごい戦いですよね。
正直ここまで戦えるとは思ってもいなかったので、すごいですよ、本当に。
実況
トリビュリエッチ監督、就任4年目。
4年かけてニュージーランドのロングボールを受けるフィジカルを生かすサッカーに自分が植え付けたパスサッカー。

組織力だったり、選手の意識改革が必要ですから。
短い間でこれだけ落とし込めるのはすごいですね。
都並
スペインサッカーの影響を受けていますから、狭いスペースで激しくポゼッションする。
相手がどんなプレッシャーで来ても対応する力強さが生まれるんでしょうね。
実況
キャプテンのビセリッチも自分たちはサッカー選手とは別に仕事を持っている。
家族を犠牲にして時間犠牲にして全ての時間を仕事以外はサッカーにつぎ込んでこの舞台に立っているんだと話していました。
今、まさにその努力が結果として結びついているオークランドシティです。
都並
セミプロ、プロ関係なしに本当に実力が高いです。
実況
カウテルッチオのシュートはポスト。
都並
すごいな。
実況
カウテルッチオが個人技をみせました。
右ひざ重症のケガから7月に復帰してきたカウテルッチオ。
ウルグアイ人ストライカー。
都並
これ、気持ちいいだろうな。

入ったら最高でしたね。
イメージができていたんでしょうね。
ファーストコントロールからどこに持っていこうという意図が見えました。
実況
ポストに嫌われた。
カウテルッチオのシュート。
都並
うわ〜!実況
タデが空いている。
フリーだ!シュートは浮かした。
都並
惜しい!タデ、これは決めなきゃ。

力が入りましたね。
これだけフリーになるといろいろ考えられるので。
うわ〜。
これで結局、後ろからもディフェンスが来るし、GKからも寄せられるのでワンタッチでも打てるタイミングでもあるし、コントロールしても大丈夫。
選択肢が結構多いと迷うんですよね。
その間にプレーというのは続行されますので、ああいうことが起きます。
都並
右足で蹴るならステップを変えて歩幅を合わせなきゃいけないし難しいよね。

サンロレンソは救われましたね。
実況
タデも母国のビッグクラブと対戦ということで力が入ったかもしれません。
バウサ監督、2人目の交代です。
カリンスキに代えまして、マトスを投入です。
リベルタドーレスでは決勝戦の1stレグでゴールを決めています、マトスです。
前がかりに得点を奪いに行こうという姿勢を見せているサンロレンソ。
前に行くと先ほどのように一瞬の隙を突かれてしまうということもある。
リスクもあります。
都並
相手を追い越すような攻撃を見せれば守備のバランスが崩れるわけですから、しっかりシュート、フィニッシュで終わっておかないと怖いですよね。
実況
次の1点を奪うのはどちらになるのか。
ここでカードです。
バリエントスに対してイエローカードです。
今大会は累積2枚で次の試合、出場停止です。
今日の前の試合までで累積をもらっているのはオークランドシティのベルランガです。
少しずつ、残りの時間が短くなってきています。
両チームとも堅い守備が持ち味、オークランドシティとサンロレンソ。
ここまで1点ずつ奪っています。
都並
今、攻め合いの時間になっていますから何が起きてもおかしくないです。
実況
南米王者のサンロレンソ。
勝てば南米王者としてはブラジルのコリンチャンス以来2年ぶりのファイナル進出。
一方のオセアニアのオークランドシティ、こちらはすでに準決勝に進んだ時点で大陸の歴史を塗り替えています。
南米王者としての意地。
去年はアトレチコ・ミネイロが開催国王者のラジャ・カサブランカに準決勝で敗れました。
今年は南米王者の意地とプライドを持ってモロッコに入ってきました。
アルゼンチンのサンロレンソです。
都並
中盤の守備はビセリッチが効いてますね。
実況
ベルランガが上がってくる。
実況
オフサイド。
パス回しは、いかがでしたか。
都並
ドフリースの突破を生かしたかったんですけどね。
実況
ここまでの2試合と比べるとサンロレンソというのはプレッシャーが厳しいんですが、その厳しいプレッシャーの中でもパスをつないでいますね。
都並
全然怖気づかずにかなり激しいタックルを受けていると思いますけど、勇気を持ってしっかりとボールをつないでいます。
実況
今日が3試合目。
疲労もある中でボールを追いかけるオークランドシティです。

これだけのプレッシャーがかかると普通は慌てるんですけどね。
怖いので、すぐに逃げたくなるんですけど、立ち向かって、このレベルに合わせて自分たちも成長できている。
本当に、この大会で成長しているなと手にとるように分かります。
都並
ボールを回す時に相手がどこにいるか整理されているチームなので怖がらずに三角形を信じてパス回しをする。
組織的な強さがあります。
実況
今も三角形でした。
都並
ベルランガがいなければドフリースは我慢してプレーしなければいけなかった。
でも、ワンタッチではたける。
自信の源になっています。
それがスペインサッカーの素晴らしいところでもあるんですけどね。

いい形で奪った。
実況
今度は奪ったのはサンロレンソ。

速い、ブファリーニ。

あそこでボールを奪えたらチャンスですからね、オークランドシティは。
実況
後半の38分。

この時間帯になって両チームともどこかで集中力が切れるはずなんですよ。
これをどう保てるか。
前半、オークランドシティ、アディショナルタイムで取られましたからね。
サンロレンソは、やっぱりこういう苦しい試合になっても強いですね。
精神的に。
実況
厳しい南米のリベルタドーレスを勝ってきています。

抜けた。
都並
波状攻撃をしながらでも必ず守備のことを考えている選手がいる。
それを間違えるとなかなかね。
厳しいトーナメントとかリーグを勝ち抜けないですから、そういうものが厳しい舞台でも花開いている。
お互いに言えることだけどね。
お互いにレベルが高いですよ。
実況
近年はブラジル勢がコパ・リベルタドーレスを制していたわけですが、エストゥディアンテス以来アルゼンチンのサンロレンソが制しています。
そしてクラブワールドカップ初出場。
サポーターから大きなブーイングです。

カウテルッチオに対するファールだ、体で止めたという判断ですけれども。
都並
うまいキープだったと思うんですけどね。

そうですね、腰を使いながら。
実況
後半40分を経過。
南米王者を追い詰めているオークランドシティ。
都並
ビセリッチ、うまい。
縦パスをするふりをして。
オルティゴサとうまい者同士の駆け引きです。
キュっと腰を振るだけでパスコースに入ってきますからね。
オルティゴサは。
実況
2010年の南アフリカワールドカップでは両チーム対戦しています。
その時には0対0、ビセリッチは先発、オルティゴサはベンチでした。
ニュージーランドのサッカー、2010年のワールドカップでは1敗もしていない唯一のチームということで国としての守りの堅さというのもニュージーランドの伝統です。
実況
イタリアやパラグアイ、さらにはスロバキア、この3チームに負けませんでした。
ニュージーランド代表。
その時のセンターバック、ビセリッチ。
都並
ボランチのポジションでビセリッチは長生きするでしょうね。
だってこれはかなりいいですよ。
実況
去年まではセンターバックで出場していました。
都並
つなぎもうまいし。
適任ですよね、高さもあるし。
実況
コーナーキックです。
残り時間が少ない中で貴重なセットプレーのチャンス。
バリエントスがボールに寄って行きます。
昨日はセットプレーではニアサイドを使ったりショートコーナーを使ったり、オークランドシティの高さを警戒した練習をしていました。
いろいろなパターンを持っているサンロレンソ。
キッカーがロマニョーリに代わりました。

いいボールだ。
実況
飛び込んだのはカンネマンか。
もう一度、コーナーキックになります。
選手が1人倒れています。
オークランドシティです。
ベルランガが倒れていました。
起き上がりました。
勝ち越し点、そのゴールを奪いたいサンロレンソ。
たたきつけるようなヘディング。
都並
全く同じところに蹴ってきた。

本当ですよね、すごい。
実況
33歳のロマニョーリ。
スペイン、マドリード出身のベルランガ。
トリビュリエッチ監督も思わず両のこぶしを握りました。
このまま行くと延長戦に突入します。
後半の現在43分。
実況
赤と青のユニホームが一気に迫ってくる。
しかしミス。
カウンターになる。

うまいな。
2対1の局面を作るんですよね。
都並
タデも当たってきたらそれを交わしながら進もうとしているんですけど、なかなか当たってこない。
実況
岩田がひざに手をついています。
ちょっと痛めたでしょうか。

ひざもね。
都並
足首もやられてる。
実況
ただこれは、いいプレーをしている証拠ですよね。
都並
うん。
狙われてる。
実況
現在、1対1。
サンロレンソはバリエントスのゴール、オークランドシティはベルランガのゴール。
実況
タバノ、おさまりませんでした。
後半45分経過。
都並
いい勝負だね。
アービングもいいよ。
いいセンターバック。
実況
両チーム、一歩も譲らない戦いが続いています、クラブワールドカップ準決勝です。
アディショナルタイムは4分です。
この4分間で決着がつくか、はたまた延長戦になるか。

あれが下半身が強いんですよね。
ブレないです。
実況
アルゼンチンの下半身の強さ。
都並
面白い所を狙うね。

普通に入れるよりもああいうところで触ったらチャンスというボールでした。
実況
オークランドシティのブラウンが準備しています。
実況
アディショナルタイム2分経過です。
ファイナル、もう1枚の切符はスペインのレアル・マドリードが手にしています。
21日の決勝に進むのはオークランドシティか、サンロレンソか。
19番のブラウンを20番のタデに代えて投入するようです。
今日のタデの動きはどうでしたか?都並
本当に素晴らしかったです、気持ちが入っていて。
代わりたくないんじゃないでしょうか。
もっとやりたいって顔をしてるよね。
サンロレンソとやれるなんてうれしいんだもん。
実況
自分が生まれた国のビッグ5。

動きましたからね。
攻撃の起点になりましたからね。
実況
年代別のパプアニューギニアの代表経験があるブラウンが入りました。
アディショナルタイム3分経過。
このまま行きますと15分ハーフの延長戦に突入します。
サンロレンソボールにかわります。
残り時間が少ない。
サンロレンソサポーターも声をひそめてじっと見つめる時間帯になっています。
都並
何とかしてほしいという思いが強いです。
実況
準決勝の南米王者、アルゼンチンのサンロレンソとオセアニア王者オークランドシティの一戦は両チームとも1点ずつを取り合って、この後15分ハーフの延長戦へと突入します。
TOYOTAプレゼンツFIFAクラブワールドカップ中継は放送時間を延長してお送りします。
白いユニホーム、オークランドシティ。
その旋風をここで止めることなく初のファイナル進出なるか。
一方、アルゼンチンのサンロレンソ。
クラブ創設106年でつかんだ南米王者。
さらにはこのクラブ世界一への挑戦権。
レアル・マドリードの待つファイナルへはどちらが進むでしょうか。
都並
面白いね。
がっぷり四つってこういうことだってと思った。
オークランドシティはいいチームに成長してクラブでは世界の地図が変わりますね。
今の時点でそう言えると思うよ。
実況
大陸と大陸の意地のぶつかり合い、激しい戦いが続いています。
ひょっとするとまた歴史が変わるかもしれませんね。

これは本当に分からないですよ。
ちょっとしたミスとか集中力、そこにかかっていると思います。
実況
日本人DFの岩田卓也も今大会でアフリカチャンピオンや南米チャンピオンとの対戦。
重要な経験値、増えています。
都並
岩田は今大会、いいプレーをしていると思います。
実況
延長戦が始まりました。
TOYOTAプレゼンツFIFAクラブワールドカップモロッコ2014、準決勝。
両チームとも1点ずつを取り合って15分ハーフの延長戦です。
都並
岩田が自分のサイドで抜かれた記憶ってないよね。

1回もないですよ。
実況
トップのFW陣を相手に完璧にここまで抑えている岩田。
都並
自分のスペースからやられたっていう記憶がないから。
フィードも素晴らしいですし、今日は、がつがつ削られて苦労しましたけど、またいい仕事ができると思います。
スペースができてきているので。
実況
オークランドシティはタフですね。
延長戦は開幕戦に続いて2試合目になります。
非常にタフな戦いを続けている白いユニホーム、オークランドシティ。

ブファリーニも速い。
実況
アルゼンチン代表に入るのではないかと言われている右サイドバックのブファリーニ。
このブファリーニもスタミナという面でいいますと、リベルタドーレスの準決勝、ボリビアの高地で走っていました。
実況
5000人近いサンロレンソのサポーターがアルゼンチンから懸け付けています。
毎年、南米王者のサポーターというのは自分の車を売ったり、家を売ってまで応援にくるという熱烈なサポーターも多い。
南米王者、今年はアルゼンチンのサンロレンソ、106年待ってようやくつかんだ南米王者のタイトルです。
力の限り応援して、愛するクラブに勝利をもたらそうというサンロレンソサポーター、期待に応えることができるでしょうか。
実況
ここまでの2試合は完封で勝ち上がってきているオークランドシティ。
実況
マトスのシュート。
都並
来た!決定力がある。
実況
追加点はアルゼンチンのサンロレンソ。

ジャストミートですからね。
実況
マトスが決めました。
左足を振り抜きました。
追加点です。
1つのチャンスを逃しませんね。
都並
ここをミスキックするケースはたくさんあるじゃないですか。
ビシっと決めてきますね。
シュートがすごいです。
ディフェンスが悪いわけではないです。
実況
サンロレンソは決定的なチャンスをここまで2回決めて2点を奪っています。
ジョルジェビッチが足をつったでしょうか。
都並
股を通ってますけどビシッと蹴れているんです。
スピードがないと入らない。
このキックができるのがすごいよね。

とっさの判断ですからね。
足をポンと上に振ってしまうと、意外にうまくいかないんですけど、このへんは技術です。
都並
一番自分が力の入る姿勢を瞬時に取れる、そういう強さ。
実況
オークランドシティのジョルジェビッチが足をつっています。
いったんピッチの外に出ます。

ダメそうですね。
代えてくれというようなジェスチャーをしていました。
実況
サンロレンソサポーターはジャンプをして旗を広げてお祭り騒ぎです。
ゴールを祝っています。
実況
2対1。
勝ち越したのは、南米王者のサンロレンソ。
都並
勝負強いっていうか、本当に。
実況
都並さんが試合前にアルゼンチンサッカーは粘って粘って決定機を決めていく、そうおっしゃっていましたが、その言葉通りのプレーをサンロレンソは見せています。
都並
すごいよね。
お互いにいい仕事してますけど。
あの決定力。
ここぞという時の勢い。
都並
うまい。
実況
しかしオフサイド。
実況
アルゼンチンが勝負強いサッカーならばオークランドシティは自分たちのスタイル。
パスとフィジカル、ロングボール、そういうサッカーを見せています。
昨日のクルスアスルはレアル・マドリードに攻められてもパスをつないで、パスをつないで、レアル・マドリードは自分たちの攻撃的なサッカー、各大陸のチャンピオンが自分たちの持ち味をここまで出しています。
実況
6大陸のチャンピオンを集っているクラブのワールドカップです。
イッサがジョルジェビッチに代わって入りました。

ジョルジェビッチのポジションにビセリッチが入りましたね。
実況
もともと、センターバックの選手です。
そのあたりの不安は恐らくないでしょう。

ボランチにいた時よりも深い位置でボールを回すことになるので、ここからどうつなげるかですよね。
実況
スタジアム内はサンロレンソサポーターが興奮して発炎筒をたいたんでしょうか。
その煙のにおいがこちらまで漂ってきました。
実況
ドフリースが背中を押えて倒れています。
セットプレーのチャンスです。
1点を勝ち越されたオークランドシティ。
何かやるんではないかというような今大会、期待を持たせてくれるチームでもあります。
城さんが前半から言っているセットプレー、延長戦でもまた輝きを見せるかもしれません。
3人目の交代なりそうです。
23番のバーフット、準備をしています、オークランドシティ。
ドフリースは今、立ち上がりました。
実況
今度はセットプレーのチャンス、オークランドシティです。
ブラウンに合わせようというボールでしたが、コーナーキックになります。
スローインですか。

そうです。
ドフリースも入りましたね。
実況
タバノが少し低い位置に入っています。
イッサがディフェンスラインと駆け引きをするようなポジション。
都並
岩田はボールをもらう時に体を反転させながらすっと前を向く。
足のインフロントを使うとアウトサイドも使える。
こういうサイドバックは、なかなかいないです。
パスの選択肢が多くて素晴らしく成長しています。
去年よりもかなり成長しています。
レベルアップしています。
実況
オークランドシティの選手たちはクラブワールドカップで活躍してヨーロッパや他の大陸のプロクラブと契約するという夢を持っている人が多いわけですが、岩田にもひょっとすると、そういう話が舞い込んでくるかもしれません。
都並
十分にいいプレーができると思いますよ。
1人で何かするという選手ではないので組織的なディフェンスがあるということが前提ですけど、常に味方との距離をそろえながら強い相手に対して戦うのは大丈夫です。

うわ、うまい!実況
カウテルッチオのシュートはGKウィリアムスが防いだ。
実況
選手交代の枠を使い切りました。
2試合目の延長戦になるオークランドシティ。

ちょっと追いきれなくなってきましたね。
体力的にもそうですし、ボールのキープもうまいんですけど、今まではついていけたところが前向きにさせています。
実況
2点目を取ったサンロレンソ。
南米王者としての試合をしっかり締める戦い方を見せるでしょうか。
一方、ここまで数々のジャイアントキリングを起こしてきたオークランドシティ。
開催国王者、アフリカ王者、この2チームを倒して大陸史上初の準決勝進出。
歴史を作ってきています。
都並
面白い。
しかし、ジェペス。
実況
コロンビア代表キャプテンでもありました、ジェペスです。
都並
相手が最後に狙ってくるところを絶対に許さない、そういう感じですね。
実況
38歳のジェペス、コロンビア代表の歴代キャップはあのバルデラマに続いて2位です。
実況
サンロレンソボールです。
延長前半、13分を経過。
マトスが追加点。
1点をリードしています、南米4万7000クラブの頂点、アルゼンチンのサンロレンソです。
都並
延長後半は足がつる選手も出てくるからね。
実況
疲れはある。
しかし、ここまで勝っている自信が自分たちにはあるんだとビセリッチは話していました。
クラブワールドカップ史上最多の出場数を誇っているオークランドシティです。
今日のビセリッチはプレーでもそうですし、精神面でも本当にチームを引っ張っているという印象がありますね。

サッカーを熟知している。
ポジショニング、パスの精度、流れを断ち切ったり全てにおいて、経験値のある選手です。
実況
ワールドカップでも戦いました。
緊張感のある戦いをして来ました。
クラブのワールドカップでも南米王者相手に堂々とした戦いを見せています。
実況
オークランドシティボールになります。
一方、1点リードする形になっているサンロレンソ、レアル・マドリードの待つファイナルへ進むのは南米王者なのか。
ここはサンロレンソボールです。
今のもロマニョーリのキープ。
足元の柔らかさがありました。

こういう時間帯にああいう突破をされるとディフェンスは、きついですよね。
うまく時間を使いながらファールをもらいました。
実況
延長前半のアディショナルタイムは1分です。
今大会では開幕戦、そして、ウェスタン・シドニーとクルスアスルの試合に続いて延長戦になっています。
実況
あっと、これは後ろから激しく行ってしまった、ブファリーニ。
イエローカードが出そうです。
ブファリーニです。
頭を打ちましたかね。

放送席まで音が聞こえてきました。
実況
バーフット。
ブファリーニの腕が頭に当たりました。

でも立ち上がりましたね。
都並
少しダーティーとも言えるぐらい縦パスに対して相手の勢いを根こそぎなくすぞぐらいの当たりでした。
実況
延長前半に実況
クラブワールドカップ準決勝、南米王者サンロレンソ対オセアニア王者オークランドシティの一戦。
延長戦前半にサンロレンソのマトスが勝ち越しのゴール。
2対1。
1点リードしています。
赤と青のユニホーム、サンロレンソです。
残り15分となりました。
ロマニョーリからのパス。
そして落としたボール。
完璧なシュートでした。
マトス。

ディフェンスがクリアしてるんですけど、いいところに転がって来ますよね。
持ってるストライカーって、ああいうところにポジションを取っていると来るんですよね。
都並
決める人は決めるんだな。
実況
決定的なチャンスといいますと、バリエントスのゴールのシーン、そしてマトスのシーン。
確実にものにしましたね。
都並
決定的って言ったってかなり難しいと思う。
実況
オークランドシティも1点、ベルランガがゴールを決めて奪っています。
現在2対1。
延長後半、残り15分です。
都並
タデが外したあれこそ決定機っていうんだよね。
あれは決めなきゃ。
実況
あれを決めていれば、オークランドシティが決勝進出だったんですよね。
都並
そうだよ。
実況
残り15分です。
サンロレンソサポーターも準決勝から滞在することができないサポーターは決勝戦に向けてアルゼンチンからモロッコ入りするという情報が入っています。
ですから、決勝戦から来る人達は今、祈るようにテレビを見つめているでしょうね。
もうチケットも手に入れているでしょうし、航空券も手に入れているでしょう。
サンロレンソ、現在2対1でリード。
都並
読みがいいですよね。
相手の出し手の体の向き、ボールの置き所、視線、全て情報を得て必ず近くにいますよね、カンネマンは。
この読みがあるかどうか。
これがセンターバックの一番大事なところです。
それでいて激しさもあるし、非常にいいセンターバックですね。
実況
今までのクラブワールドカップの歴史でも南米王者が勝ったのはサンパウロインテルナシオナル、コリンチャンス、同じように堅い守備から1点を取ったチームがタイトルを取っているんですよね。
都並
南米から出てくるチームというのは堅い守備のチームが多いですよね。
実況
かつてインテルナシオナルが優勝した時には最強といわれていたバルセロナを破っての勝利でした。
都並
例外なくセンターバックとボランチにいい選手がいる。
実況
サンロレンソにもいいセンターバック、そして素晴らしいボランチ、チームの中にそろえています。
バウサ監督はもう1枚、最後の交代枠を使うようです。
用意しているのは31番、年代別のアルゼンチン代表経験がある若い21歳のキニョンです。
両チームとも、3枚のカードを使い切ることになります。
実況
オークランドシティが得点を奪うとすれば、セットプレーもあるでしょうし、後半から欲しいといっていたロングボールはどうでしょうか。

あんまり見られないんですけどサンロレンソも間が空いてきているので、そこをうまく突いて行こうというところですね。
実況
両チームとも、相手がしようとしているプレーの隙を狙っていく。
駆け引きですね。
オルティゴサがここで交代です。
オルティゴサにサポーターから惜しみない拍手です。
オルティゴサはどうでしたか?都並
地味なプレーも多くやっていました。
しっかりと動いていました。
玄人受けする逃げるパスとかバックパスは2本、狙われてしまいましたけど、非常によかったと思います。

サッカーを熟知しているなというか、ピッチの中で監督といわれていますが、まさしくそうだと思います。
いい指示を出しながら自分も生かして周りも生かす。
本当に素晴らしい選手です。
実況
30歳。
元パラグアイ代表。
中心中の中心の選手です。
実況
延長後半の5分を経過しようというところ。
サンロレンソが、このままファイナルに進むということになりますとアルゼンチン勢では2009年のエストゥディアンテス以来のファイナル進出。
南米王者としては2012年、この2012年のコリンチャンス以来のファイナル進出となります。
去年はロナウジーニョをようしたアトレチコ・ミネイロは準決勝で敗れました。
南米王者としての意地、サンロレンソが南米王者として2年ぶりのファイナル進出まで残り10分。
一方、オークランドシティ、歴史を作り続けているオークランドシティです。
オセアニア大陸史上初のベスト4進出。

2人、3人とね。
都並
縦のボールにね。
俺が行くぞってね。
あそこが肝だって分かってる。
実況
サンロレンソとしてみればあとはどう試合を締めにいくかというところになるわけですが。
都並
だんだん長いボールが出たように直線的な攻撃もこれからのシーンは増えてきますから。
1つのボールに先ほど2人の選手が競ったように縦パスをしっかり抑えながらこぼれ球を拾ってつなげていく。
激しさは変わりません。
ただもう絶対にファールはしないって思ってるでしょうね。
セットプレーが一番怖いでしょうから。
激しさを保ちながらもファールはしない。
そういう慎重さも出てきますね。
実況
強さの中にもうまさを見せつけることはできるか、アルゼンチン王者、南米王者のサンロレンソです。
都並
跳ね返したあと、ラインをあげる作業、これを忘れるとスクランブル状態、GKの前で団子状態になったりとか。
実況
オークランドシティ、シュート!ポストです。
都並
非常にいいシュート。

今のも難しいですけどね。
実況
ベンチのタデも思わず体を乗り出しました。

まだ何が起きるか分からないですね。
都並
本当に技術力が高いよね。
実況
コーナーキック。
高さではオークランドシティ。
実況
ファールがあったようです。
ペインのシュートでした。
都並
メルシエルがスタンドに応援しろとあおっています。
実況
サンロレンソサポーターの応援歌、1000曲あるといわれています。
アルゼンチン国内の他のチームあるいは代表チームも歌う歌をこのサポーターたちが作っているといいます。
実況
前半には、そのサポーターの声援、何をやっているんだ、早くゴールを決めろという歌が流れ出した途端にサンロレンソは先制ゴールをあげました。
都並
本当に一体となって戦っているよね。
実況
間もなく延長後半の10分です。
都並
日本のサッカーでもスタンドが盛り上がるじゃないですか。
それをピッチからあおるような選手も出てきてほしいですね。
中山ゴンなんかそうだったじゃないですか。
そうすると楽しいよね。

ドフリースはちょっとヘディングはないかな。
都並
このクリアがひと山越えるのがすごいよな。
実況
ここでハンド。
オークランドシティ、いい位置でのセットプレー。
ペインが再三いいキックを見せています。
マスのハンドでした。
イッサがそして後ろからはビセリッチも上がってきました。
193センチ。
ビレンもいます。
ニュージーランド代表のペイン、ベルランガも上がっている。
ゴール前の混戦。
延長後半の10分を過ぎたところ。
サンロレンソの網に引っかかりました。
もう一度ペイン。
一つ一つ体を入れるプレーであったり。
都並
うまいね。
当てて体を入れて。
実況
最後の最後までスキを見せません、サンロレンソです。
実況
サンロレンソボール。
手をたたきながら歌を歌ってサンロレンソサポーターが力を送っています。
モロッコ、マラケシュ。
世界遺産にもなっているフナ広場では昨日、このサンロレンソサポーターの歌声が響きわたっていました。
今日もこのスタジアムで愛するチームに自分たちの歌声で力を送ります。

ボールキープに入りましたよ。
都並
ブファリーニはうまいな。
これはファール。
実況
ブファリーニ、アルゼンチン代表も間近といわれています。
レアル・マドリードの待つファイナルへ進むのはこのままサンロレンソか。
世界30万1000クラブの頂点を決めるクラブワールドカップ準決勝。
歴史を作ってきたオークランドシティ。
実況
ここまでのオークランドシティも開幕戦で開催国王者を準々決勝でアフリカ王者を2試合連続で完封で勝って準決勝にこまを進めました。
初めて大陸として進んだ準決勝。
都並
いい判断ですよね。
マス、バックパスもできるんですけど、外に出したほうがいい。
ドフリースがそのまま反応するのが怖いから切るというのも重要です。

カウテルッチオがここで1人でキープして頑張ってくれると時間がつくれますからね。
本当にキープ力がすごい。
実況
試合を締めにかかっているサンロレンソです。
都並
トラップした瞬間にディフェンスが行きたいんですけど、なかなかね。
実況
TOYOTAプレゼンツFIFAクラブワールドカップ、中継は放送時間を延長してお送りします。
都並
頭で行ったもんな。

両足つってるのに。
都並
ガッツあるよ、この人。
実況
これが3試合目。
そして2試合目の延長戦、オークランドシティです。
一方、今日クラブワールドカップ初登場の南米王者サンロレンソ。
オークランドシティの頑張り、ここまでの立ち上がり、歴史をつくっている戦いでした。

本当に実力でここまで来たと僕は思います。
実況
全員がプロ契約をしている選手ではありません、オークランドシティ。
ただプロフェッショナル。
気持ちを持って普段の練習、そういったことにも全てを費やしてここまで勝ち上がってきました。
一方、サンロレンソ。
南米4万7000クラブの頂点、南米王者の意地、レアル・マドリードへの挑戦権を間もなく手にしようとしています。
延長後半の15分が過ぎました。
ほとんど時間がありません。
現在2対1と南米王者のサンロレンソがファイナル目前。
サポーターの歌声が響き渡るマラケシュスタジアム。
神の土地といわれているマラケシュでサンロレンソがファイナルの切符をつかみとるか。
恐らくラストプレーです。
オークランドシティ、最後の最後まで粘りのサッカー。
実況
今、ここで試合終了の笛が吹かれました。
120分に及ぶ長い長い戦い。
クラブワールドカップの準決勝、サンロレンソが勝利。
レアル・マドリードへの挑戦権を手にしました。
都並
両者ナイスファイト。
本当に素晴らしかったです。

決勝戦も、また楽しみです。
実況
サンロレンソが見事決勝進出です。
手越
厳しい試合になりましたが、南米王者サンロレンソがレアル・マドリードへの切符を手にしました。
徳島
トーナメント表です。
手越
決勝はレアル・マドリードとサンロレンソになりました。
この試合の見どころは?北澤
サンロレンソはちょっと苦労して勝ってきましたけど、106年の思いがありますから、どう決勝にぶつけられるかだと思いますけどね。
手越
現地のこの方は喜んでいるではないでしょうか。
モロッコのモネールさん。
モネール
手越さん、手越さん。
もう決まった。
決勝戦。
もう決まった。
田辺
ちょっとびっくりしたけど大丈夫ね。
3位決定戦、決勝戦はモネールさんとこちらから熱くお伝えしていきます。
手越
この状態のサンロレンソと21連勝中のレアル・マドリード。
北澤
お互いの準決勝を見るとレアル・マドリードが優勢かなと思いますけど、サンロレンソは格上のチームに対して力を出すチーム。
力を出すと思います。
手越
サンロレンソはここで勝ったことでモロッコの手越
惜しくも敗れてしまったオークランドシティは3位決定戦でクルスアスルと戦います。
岩田選手、頑張ってほしいです。
そして、あらためてレアル・マドリード。
北澤
準決勝もいい状態でした。
ただ、クリスティアーノ・ロナウドが点を取っていないので点を取りに行くでしょうね。
手越
レアル・マドリードを含め、ヨーロッパ王者が負けるときもありますから、コリンチャンスは勝ちましたから何が起こるか分からないのがサッカーです。
あと2試合となりました。
2014/12/18(木) 04:15〜06:30
読売テレビ1
TOYOTAプレゼンツFIFAクラブワールドカップ準決勝 ※最大60分延長[二][字][デ]

準決勝 南米王者サンロレンソ(アルゼンチン)VSオークランドシティ(ニュージーランド)

詳細情報
おしらせ
3位決定戦&決勝
20日(土)25時14分〜生中継!!
番組内容
各大陸王者と開催国王者が集結!世界30万1000クラブの頂点を決めるTOYOTAプレゼンツFIFAクラブワールドカップ。準決勝★ワールドカップ準優勝、サッカー大国アルゼンチンの古豪サンロレンソがついにに登場!南米を2度制した名将バウサ監督のもと世界一へ向け大会初戦に挑む!!★アルゼンチンから大サポーター軍団がモロッコに集結!魂の応援歌がスタジアムに響く!!
出演者
【大会メインキャスター】
手越祐也
【解説】
都並敏史
北澤豪
城彰二
【ゲスト】
モネール(元横浜フリューゲルス/サンロレンソOB)
【実況】
中野謙吾
【進行】
田辺研一郎
徳島えりか
音楽
【大会テーマソング】
「SEVEN COLORS」NEWS

ジャンル :
スポーツ – サッカー
ドキュメンタリー/教養 – スポーツ

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