NHKニュース7 2014.11.25


爆発する住民の怒り。
一部は暴徒化しています。
黒人の少年を射殺した白人警察官の起訴が見送られ、抗議の声が全米各地に広がっています。
被災地では、ボランティア活動が本格化しました。
雨はあすにかけて降り続く見込みです。
こんばんは。
ニュース7です。
まず、長野県北部の地震です。
きょうも余震があり、体に感じる余震の回数は90回に達しています。
また、あすにかけて、雨が降り続くと予想され、気象庁は、余震に警戒するとともに、雨による土砂災害にも注意するよう呼びかけています。
現地から中継です。
震度5強を観測した白馬村です。
きょうは冷たい雨になりましたが、今は上がっています。
私がいますのは、避難所となっている白馬村の保健福祉ふれあいセンターの前です。
今も150人ほどが、この建物の3階までの部屋で避難生活を送っています。
先ほどは玄関先で、温かい炊き出しのおみそ汁が作られ、それぞれの部屋に配られました。
自宅が全壊して、避難をしているという方は、自宅にはシートをかけてもらったが、雨をしのぐことができているのか心配だ。
役場からは、二次災害のおそれがあるため、自宅には近づかないよう言われているので、確認にも行けず、もどかしいと話していました。
住民たちは、大きな不安を抱えたまま、避難生活を強いられています。
白馬村からでした。
白馬村と小谷村では、今も300人以上が避難所で生活を続けています。
このため、白馬村と小谷村は、ホテルや民宿の空き部屋を借り上げて、希望する人に移ってもらうことにしました。
ただ、宿泊施設の多くは、来月下旬以降はスキー客の予約が入っているため、受け入れは一時的なものになると見られます。
またきょうから、ボランティアの活動が本格的に始まりました。
被害が大きかった白馬村神城地区では、倒壊した家屋から出たがれきなどを分別する作業をしていました。
長野県北部での余震の発生確率は、震度5強以上の揺れを伴う余震は、あさってまでに10%、その後、今月30日までの3日間で、10%未満などとなっています。
また、あすにかけて、雨が降り続くと予想され、気象庁は、今後しばらくは強い揺れを伴う余震による建物の倒壊や、土砂災害などに警戒するとともに、雨による土砂災害にも注意するよう呼びかけています。
次です。
ことし8月、アメリカ中西部のミズーリ州で、黒人の少年が白人の警察官に射殺された事件で、地元の大陪審は少年を撃った警察官を起訴しないことを決め、反発する住民たちの一部が暴徒化して、商店などに火を放つなど、混乱が広がっています。
街のあちこちで上がる炎。
アメリカ・ミズーリ州のファーガソン。
大陪審の決定が出たあと、商店から商品が略奪されたり、スーパーや車などに火が放たれたりしています。
ことし8月、18歳の黒人の少年が、白人の警察官に銃で撃たれて死亡した事件。
地元の住民から選ばれた陪審員から成る大陪審は、少年を撃った警察官の刑事責任を問うために、起訴するかどうか審理を進めてきましたが、24日、起訴を見送る決定を出しました。
現地では、この決定に反発する黒人を中心とした住民ら数百人が、警察署の前に集まって、決定の背景に人種差別があるなどと、抗議の声を上げています。
住民たちの一部は暴徒化し、これに対して警察は、催涙弾などを使って鎮圧に当たっており、これまでに少なくとも29人を逮捕したとしています。
大陪審の決定に抗議するデモや集会は、全米各地で行われ、ニューヨークでは数百人が、中心部の繁華街、タイムズスクエアで抗議集会を開きました。
アメリカのオバマ大統領は、緊急の声明を出して、冷静な対応を呼びかけました。
しかし、抗議デモが収まる気配はなく、混乱は広がっています。
衆議院選挙の公示を1週間後の来月2日に控え、きょうも与野党の幹部らによる発言が相次いだほか、自民党と次世代の党が公約を発表しました。
山口代表は、平成29年4月の消費税率の引き上げと同時に、食料品などを対象に、軽減税率の導入を実現することを、前面に訴えていく考えを重ねて示しました。
一方の野党。
新党改革の荒井代表は、衆議院選挙に候補者を擁立することを明らかにしたうえで、アベノミクスの推進や、原子力発電所の再稼働への反対などを訴えていく考えを示しました。
自民党はきょう、政権公約を発表しました。
アベノミクスを推進するとともに、財政健全化目標も堅持して、経済再生と財政再建を両立させるとしています。
自民党の政権公約は、景気回復、この道しかない。
をスローガンに掲げ、デフレからの脱却のチャンスを今、手放すわけにはいかないとしています。
その上で、消費税率の10%への引き上げを延期することについて、ようやく動き出した経済の好循環を止めないための決断だとしたうえで、アベノミクスを推進するとともに、財政健全化目標も堅持して、経済再生と財政再建を両立させながら、経済の好循環のさらなる拡大を目指すとしています。
具体的には、円安に伴うエネルギー価格の高止まりなどに配慮して、衆議院選挙後、速やかに経済対策を断行することや、法人税の実効税率を数年間で20%台まで引き下げることなどを打ち出しています。
消費税の軽減税率については、消費税率の引き上げと同時に導入することを目指し、対象品目などについて早急に具体的な検討を進めるとしています。
地方創生については、地域商品券の発行など、地方の自主的な取り組みを支援する交付金を設けることや、地方創生を規制改革で実現しようという自治体を、地方創生特区に指定すること。
女性が輝く社会の実現については、2020年までに、女性が指導的地位に占める割合を、少なくとも30%程度とする目標の確実な実現に、全力を挙げることを盛り込んでいます。
外交・安全保障政策では、積極的平和主義に基づいて、中国、韓国、ロシアとの関係を改善するとともに、集団的自衛権を行使できるようにする安全保障法制の整備や、北朝鮮による拉致被害者全員の早期帰国を実現させるとしています。
エネルギー政策では、安全が確認された原子力発電所の再稼働を進め、責任あるエネルギー政策を構築するとしています。
さらに東日本大震災からの復興を最優先で進めるとしているほか、衆議院の定数削減を巡って、議長のもとに設けられた選挙制度調査会の答申を尊重するとして、選挙制度改革に取り組む姿勢を示しています。
憲法改正については、国防軍を保持するなどとした党の憲法改正草案の内容には触れず、国民の理解を得つつ、憲法改正原案を国会に提出して、国民投票を実施し、憲法改正を目指すとするにとどめています。
では政治部の田村記者に聞きます。
田村さん、自民党の政権公約、特徴は何なんでしょうか?
アベノミクスの継続を前面に打ち出している点です。
安倍総理大臣は、経済再生、デフレからの脱却に最優先に取り組んできましたが、4月の消費税率の引き上げなどによって、消費関連の経済指標は低迷し、自民党も、アベノミクスは胸突き八丁にあるとしています。
それだけに、アベノミクス解散と銘打った今回の選挙で、景気回復、この道しかないとして、第3の矢の成長戦略などを強力に推し進める民意の後押しを得たいとしています。
民主党などのアベノミクス批判も意識して、政権公約では、雇用や賃金などの数値を、民主党政権時代との比較も交えながら、示していまして、混迷した時代に後戻りさせるわけにはいかないと訴えています。
また速やかな経済対策の断行や、法人税改革を明確に打ち出すなど、選挙後の対策を先取りした内容になっています。
この政権公約では、財政再建への取り組みも強調していますよね。
消費税率の引き上げ延期を受けて、市場などには財政健全化に対する懸念もあります。
こうした懸念を払拭しようと、政権公約では、基礎的財政収支を2020年度に黒字化するという、財政健全化目標の達成に向けて、具体的な計画を来年の夏までに策定すると明記しました。
そして安倍総理大臣が重視する政策の扱いはどうなっているんでしょうか。
安倍内閣が重要課題に掲げる地方の創生や女性が輝く社会の実現が、大きな柱になっています。
特にアベノミクスの効果が地方に波及していないという指摘もあることを踏まえ、企業の地方移転の動きを後押しするための政策の推進を盛り込むなど、地方での雇用拡大に取り組む姿勢を強調しているんです。
また、集団的自衛権を行使できるようにするための法整備も盛り込んでいます。
ただ一方で、安倍総理大臣のライフワークともいえる憲法改正を巡っては、具体論には踏み込まず、今回は、アベノミクスに争点を絞り込んで、民意を問いたいという、安倍総理大臣の意向が強く反映された政権公約になっています。
政治部の田村記者でした。
次世代の党は、衆議院選挙の公約を発表し、追加の金融緩和の撤回など、安倍政権の経済政策、アベノミクスの軌道修正を求めることや、国民の手による自主憲法の制定などを打ち出しています。
公約では、子どもたちや、まだ生まれぬ将来世代に、これ以上負担を先送りすることは許されないとしたうえで、年金や医療などの給付を効率化するなどして、どの世代にも公平な社会保障制度を実現するなどとしています。
またアベノミクスの基本的な方向性は是とするが、GDP・国内総生産の伸び率が、2期連続でマイナスになったことを踏まえ、軌道修正が必要だとして、追加の金融緩和はいったん白紙撤回して、過度の円安を是正するとしています。
一方、国民の手による自主憲法を制定して、国民の生命や財産を守るために必要不可欠な、自衛権と自衛隊に関する規定を新設することや、天皇は象徴的元首としたうえで、首相公選制を導入することを盛り込んでいます。
外交・安全保障の分野では、集団的自衛権に関する憲法解釈を適正化するとともに、個別的自衛権と集団的自衛権の行使の要件を明確化する、安全保障基本法制を整備することや、いわゆる従軍慰安婦の問題などについて、歴史的な事実を明らかにし、国や国民の尊厳と名誉を守ることを明記しています。
エネルギー分野では、世界最先端の原子力技術を維持したうえで、自然エネルギーの活用を拡大するなどして、脱原発依存体制を構築するとしています。
さらに、生活保護の適用対象を国民に限定したうえで、困窮している外国人のために、別の支援制度を設けるとしています。
次世代の党は、衆議院選挙で、若者を含む無党派層の受け皿となり、自民党でも民主党でもない、いわゆる第三極の担い手となることを目指しています。
このため、公約では、次世代が希望を持てる日本を、をスローガンに掲げ、社会保障の給付の効率化などに取り組んで、将来世代に負担を先送りしないことを強調しています。
また安倍政権の地方創生の法律などに賛成してきましたが、公約では、アベノミクスの軌道修正を求めて、金融緩和から成長戦略に重点を移すことを訴えるなど、ほかの野党との差別化を図ろうとしています。
さらに、党是である自主憲法の制定も公約の柱に据えて、天皇を象徴的な元首と位置づけることなどを訴えていて、保守層からも幅広く支持を得て、勢力を拡大したいというねらいがうかがえます。
次はNHKの世論調査です。
衆議院選挙について、非常に関心があると答えた人は23%で、前回、2年前の衆議院選挙の同じ時期と比べて、17ポイント低くなっています。
家族や福祉施設の職員などから、虐待を受けた障害者。
ことし3月末までの1年間に、全国で2600人余りに上ることが分かりました。
厚生労働省が、初めて、1年間の虐待の通報や相談の内容をまとめましたが、把握できていない虐待もあると見られ、専門家は、第三者が施設に入り、確認する必要があると指摘しています。
殴られて折れた鼻。
右腕の骨折。
障害者施設に入所している70代の男性が負ったけがです。
脳に障害があり、ことばで自分の意思を伝えられず、職員から暴行を受けていました。
施設では長年にわたり、虐待が繰り返されていました。
厚生労働省がまとめた、ことし3月末までの1年間の障害者への虐待の通報や、相談の内容です。
全国で2280件、被害に遭ったのは合わせて2659人でした。
障害別では、知的障害がある人が最も多く、虐待の内容では、家庭や福祉施設では身体的虐待が、事業所では、定められた最低賃金より低い賃金で働かせるなどの経済的虐待が、それぞれ最も多かったということです。
中には死亡に至ったケースもあります。
千葉県内の福祉施設で、知的障害がある当時19歳の男性が、職員に腹を蹴られ、死亡しました。
職員は逮捕・起訴された当時、注意を聞いてくれず、ストレスがピークに達し、蹴ってしまったと供述したということです。
専門家は、特に福祉施設では、周囲の目が届かないまま、虐待が習慣化する傾向があるといいます。
今回の発表は、おととし施行された障害者虐待防止法に基づき、初めてまとめられたものですが、把握できていない虐待もあると見られるとしています。
フィギュアスケートの羽生結弦選手。
NHK杯出場を諦めていません。
今月8日、国際大会の練習中にほかの選手と衝突し、全治2週間から3週間のけがをした羽生選手。
日本スケート連盟や関係者によりますと、今月28日に開幕するNHK杯について、現時点では、登録を取り下げず、出場を目指すことになりました。
あす午後、大阪で行われる非公式練習に参加したうえで、最終判断するということです。
公的年金の積立金の、ことし7月から9月までの運用実績は、およそ3兆6000億円の黒字となり、運用する積立金の総額は130兆円を超えました。
積立金を運用している、GPIF・年金積立金管理運用独立行政法人は、国内の株式市場で株価が堅調に推移したことに加えて、ドル高により、外国株式のプラス幅が拡大したためだとしています。
女性として初めて、衆議院議長を務め、ことし9月に85歳で死去した、社民党の元党首の土井たか子氏をしのぶお別れの会が開かれました。
気象情報は寺川さんです。
こんばんは。
この時間は東日本で雨、原因は動きの遅い低気圧です。
また、あすの朝には、北陸付近にも新たに低気圧が発生する予想となっています。
地震のあった長野県などでは、あすも雨が続くようですね。
これら低気圧の動きがゆっくりなため、あすも東日本や東北を中心に雨が続く見通しです。
では今夜からの雨の見通しです。
長野県はあすの朝、再び広く雨となりそうです。
そしてこの雨は、日中も続きます。
夜には次第にやんできますが、夜もまだ東北や関東付近などでは、雨が残りそうです。
では、あすの全国の天気です。
「歌謡チャリティーコンサート」今回は広島市です。
2014/11/25(火) 19:00〜19:30
NHK総合1・神戸
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▽衆院選公示へ1週間 過熱する与野党論戦 【キャスター】武田真一,【サブキャスター】松村正代,【気象キャスター】寺川奈津美

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【キャスター】武田真一,【サブキャスター】松村正代,【気象キャスター】寺川奈津美

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