(薫)ママはね今とっても重たい病気にかかってるんだ。
ママの応援してくれるよね?
(健人)はい。
(洋介)僕たち3人の関係をどうするのかと友美の病気の事は分けて考えるべきなんじゃないかと思うんだ。
だから薫…友美のそばにいて支えてやってくれないか?それが一番いいと思うんだ友美にとって。
頼む。
悪くないおっぱいだったよね。
パパ早く〜!ごめんごめん。
さあ行こうか。
うん!ママ〜!健人!ありがとう来てくれて。
はいどうぞ。
ありがとう。
ママばい菌やっつけた?やっつけた。
やった〜!勝利!勝利!どう?体調は。
うんありがとう。
体調はいいです。
そっかよかった。
ママこっちこっち!待て〜。
よかったね手術うまくいって。
うん。
あっ何か飲み物買ってこようか。
何がいい?健人はリンゴジュースでいい?そうだね。
じゃあ同じものをお願いします。
分かった。
(健人)ママ見て〜!
(友美)洋介。
いろいろとありがとう。
ほんと?もう逃がしてあげよう。
そこで会った。
そう。
元気そう。
うん。
よかった。
健人くん。
こんにちは。
こんにちは。
何やってんの?はい友美。
ありがとう。
健人。
リンゴジュース。
ありがとう。
開けようか?うん開けて。
はいどうぞ。
(健人)ありがとう。
じゃあね健人。
もうすぐママ帰るから待っててね。
えっもうすぐ?うんもうすぐ。
じゃあ行こっか健人。
うん!じゃあ。
うん。
バイバ〜イ!バイバイ。
バイバイ!バイバ〜イ!私が残ってるのも変なんだけどでも一緒に帰られても嫌かなと思って。
さっきほんとに母親みたいだったよ薫。
えっ?嫌みとかじゃなくてだよ。
何だか訳分かんない事になってるよね私たち。
…だね。
ちょっと慣れてきたのが自分でも恐ろしいよ。
うん。
薫大丈夫?体は。
うん大丈夫。
大丈夫だよ友美思ってる事話しても。
何か言いたい事があるんでしょ?どうぞ。
病み上がりとかそういうの気にしないで。
大丈夫だから遠慮しないで。
病み上がりなのはあなたの体だし。
どうぞ。
うん…。
私たちずっとこのままなのかな?さあ?こんなふうになってそれでもずっとどっか夢の中っていうか…現実味がなかったのよね。
でも今回の事はさすがに…違った。
手術?うん現実すぎた。
それまでは頑張ればいつかきっと元に戻るってどっかで思ってたんだけど…。
けど?戻れないんだよねもう…。
このまま…入れ替わったまま生きていくしかないんだとしたら…。
うん。
友美が健人くんのママに戻れないんだとしたら…。
私は健人くんと暮らす母親として。
あなたは洋介さんと暮らす女として。
私は母になりあなたは女に戻る。
どうかな?今日はさ何食べる?昨日作ったカレーでいい?もう飽きた?そうだね。
何かどっかで食べて帰ろっか。
うん帰ろっか。
健人何食べたい?何にしようかな〜。
つらいとは思うんだけど健人くんには会いたい時に会えばいいし。
私ひどい母親かな?そんな事ないよ。
洋介さんに話してみよう。
私きっと分かってくれると思うんだ。
私たち2人がそれで幸せなんだって言えば。
それにあの人本気で私たち2人の事好きでしょ。
うん。
うん。
2人で話し合って…そうしたいって思ったの。
分かった。
それが君たちが幸せになる道なんだよね?体の事はほんとに一人で大丈夫?大丈夫。
何かあったら必ず連絡するから。
うん。
健人おいで。
今から大事な話をするから聞いてくれる?うん。
パパとママは今日から別々に暮らす事になったから健人はママの事守ってあげて。
できる?頑張れるよな?
(健人)うん。
よし!頂きま〜す。
おいしい!うんおいしい!いくよ〜。
はいポーズ!いいお顔!う〜んじゃフルーツは?は〜いカシャ!
(カメラのシャッター音)ママ。
うん?遅刻かも。
大変!大変!急いで食べよう!おいしいね。
今日遅くなりそう?うん接待があるから。
とかいって浮気しないようにね。
えっ?行ってきます。
行ってきます。
あっおはようございま〜す!おはようございます。
おはようございます。
おはようございます。
健人くんおはようございます。
おはようございます。
お預かりします。
よろしくお願いします。
(呼び出し音)「ただいま電話に出る事が…」。
まただ。
どうしちゃったんだろ?もしもし春子元気?全然連絡が取れなくて心配しています。
一度連絡下さい。
じゃあね。
・・「竹や〜さお竹〜」
(光雄)なあ。
(春子)えっ?何よ?うん…。
出かけるんだけど私。
何よ?別れてくれないか?・「20年前のお値段です。
2本で1,000円」。
本気なの?うん。
・「現在ご使用中のさおをお取り替えのチャンスです。
古いさお古い物干し台も下取り致します」。
ごめん。
ごめん?はっ?ごめんって何よ?いや悪いなと思って…。
ちょっと待って。
もう1回聞くけど本気なの?離婚すんの?それであの冬子って女と暮らすの?そのつもりだ。
何よそのつもりって。
まだ話してないから。
君が先だと思って。
なに人として正しい事言ってるみたいな顔してんのよ!そんなのどっちでもいいわよ。
先に言われたってうれしくないわよ!本気で離婚すんの?…っつうかあんたバカじゃないの?いい年して何考えてんのよ!いい年だからこそいろいろ考えたんだ。
何をいろいろ考えんのよ?考えなくてもいいのよ!普通ね考えるだけで実行には移さないのよ。
考えるだけなの。
いやだから…。
子供たちどうすんのよ?子供たちは君といた方が…。
嫌よあんたと冬子が育てなさいよ。
あのアパートで4人で暮らしなさいよ。
それは現実的じゃないだろ。
子供たちは君といた方が…。
何が…。
子供たちのためにも。
何が子供たちのためよ。
ふざけんな!自分たちのためでしょうが!私に押しつける訳?…で自分たち2人は仲よく楽しくって訳?そういう訳じゃ…。
そういう訳でしょうが。
できる限りの事はするから俺。
あんたのできる限りなんて微々たるもんじゃないの。
何ができるのよ!慰謝料1億円払えんのか!あんたがしようとしてる事はね貧乏人がする事じゃないの。
金で気持ちを解決できるような力のある男がする事なの。
あんたにはその資格がないの!貧乏人は恋をしちゃいけないのか?そうよ!めちゃくちゃ言うなよ。
めちゃくちゃ?誰がめちゃくちゃ言ってるって?出ていきたきゃとっとと出てけ!どれだけ金があるかと恋愛は関係ないだろ!はっ?あれか?お前の友達の旦那みたいな男ならいいのか?星野さんみたいな。
あの人はねあんたみたいな事はしないわよ。
何だ知らないのか?あっ?親友じゃなかったのかよ。
どういう意味よ?俺なんか問題じゃないくらいすごいんだぞあの…。
はぁ?いや何でもない。
お前…亭主に何するんだ!離婚すんでしょ?
(うめき声)言いなさいよ!もしもし春子?大丈夫?何かあったのかなって友美と2人で心配してます。
これ聞いたら連絡下さい。
はい薫でした。
うん?うん?うん?何だこれ?
(店員)お待たせしました抹茶ラテです。
(光雄)どうも。
どうも。
ああ…。
ご無沙汰してすみません。
いいえそんな…。
何かありました?春子さんと。
えっ?聞いてないですか?ええ特には。
ああ…そうなんですか。
あいつ奥様とか薫さんとかには言ってないのかな?いや…私家を出まして冬ちゃんと暮らしてます。
えっ?ああ…そうなんですか。
離婚はまだなんですがでもそのつもりでいます。
ああ…おめでとうございますなんですかね?この場合。
いや〜どうでしょう?…でどうなんですか?あっ今の暮らしですか?ええ。
ああ…。
エビフライ。
エビフライ?じゃ俺もエビフライにしようかな。
串カツもよくない?あっ串カツ。
串カツ2本にエビフライ2本。
コロッケいる?コロッケはいらない。
じゃコロッケ1つ。
はいありがとうございました。
けど2人だとさ食べきる前に傷んじゃうね。
夜ごはんお菓子にする。
すき焼き食べちゃおうかな。
でも夜ごはんから…。
あっちょっとここさ寄るね。
はいはい。
見て見て。
あっかわいいね。
(テレビ)「激しい恋のバトルから一夜明け静けさを取り戻した水たまりです。
あっ縄張りを勝ち取ったオスがいます。
周りにはたくさんの卵。
メスの姿はもうありません」。
うわっ!どうしたの?大丈夫?何考えてたの?今。
えっ?いや…何も。
(冬子)うそ。
後悔してるんでしょ。
何言ってるの?冬ちゃん。
奥さんの事とか家族の事考えてる顔だった。
(テレビ)「激しい恋のバトルから一夜明け…」。
そんな事…。
分かるよ。
さっきだって道歩いてて家族連れ見て寂しそうな顔してたじゃない。
いやそれはさ…。
戻りたいんでしょ。
そうじゃないよ。
でも子供には悪いなって思ってるのは確かだし。
私のせい?そうじゃないよ。
俺が自分で冬ちゃんを選んだ訳だし。
どっちを選んでも地獄なのかもしれませんね不倫ってのは。
いや家族の様子を少しはご存じなのかなと思ったもんで。
ダメですよね。
潔くないですよね。
いえいえそんな…。
今日はそれでひとつ教えて頂きたい事があるんですが。
はい。
今日冬ちゃん誕生日でしてね。
なんかすてきなレストランに行きたいなと思ってるんですけど女性が行きたいようなお店全然知らないもんで。
星野さんおすすめありませんか?なるほど。
お願いします。
分かりました。
どこがいいかな〜。
うんそうだね〜。
うん。
でもさ春子どうしたんだろうね?うん予約した。
7時3名。
うんじゃあとでね。
はい。
はいはい。
はい7時半。
はい。
よろしくお願い致します。
いやいやいやいやありがとうございますほんとに。
助かりました。
いえよかったです。
で…。
えっ?いや…いかがですか?そちらは。
ああ…。
(光雄)友美さんと薫さんが決めたんですか?星野さんが薫さんと暮らすって。
はい。
はぁ…。
何なんですか?その状況は。
何でしょうかね?はぁ…なんかあれですよね。
まるでフランスの映画みたいな状況ですよね。
いや要するにさっぱり何を考えているのか私みたいなのには分からないっていう意味です。
ほんとですよね。
想定どおりにはいかないですよね。
(光雄)でも楽しそうですよね〜。
想定どおりにいかないっていうのはよ〜く分かりました。
でも翻弄されたくないんですよ。
だって悔しいじゃないですか。
だから全部受け止めて楽しもう。
そう思ってます。
相変わらずこっちとは違ってそちらはフランス映画的っていうか都会的ですよね。
映画お好きなんですか?詳しくはないんですけどね全然。
笑えるのが好きですね。
何でそうなるのかなぁみたいな映画。
主人公がどんどんドツボにはまっていくような。
あるじゃないですか。
ああ。
まあ実際ね自分に起こるのは勘弁ですけどね。
あ〜間に合った。
お疲れさま。
じゃあ入ろうか。
うん。
こちらでございます。
(春子)何やってるの?早く座りなさいよ。
あっ…うん。
すいません。
どうした?春子。
そうだよ。
どうしたの?何かあった?注文しなよまず。
おいしそうだよ。
うん。
そうだね…まずはね。
私はもう頼んだ。
そうなの?そうなんだ。
右のページの一番高〜いコース。
えっ?うわっ…。
ほんとは私だけ食べて飲んであなたたちはなしっていうふうにしたいところだけどそれじゃお店の人に悪いから。
まあ飲みなさいよ。
ちょっと何なの?一体。
そうだよどうしたの?ご主人と何かあった?
(春子)あっそれも知らないか。
あの色ぼけ亭主なら出ていきました。
えっ?出ていったって…。
いいのそれは。
いいんだ。
だって男ってそういうもんなんでしょ?そうなんでしょ?友美。
えっ?でしょ?薫。
えっ?春子もしかして…。
知ってますあなたたち2人の秘密なら。
えっ?あなたたち2人と洋介さんの事!あっ…あっそれ…。
はっ?あっいや…ごめん。
あのね春子。
私はいつでも二番目。
そうなのよ。
うちの亭主もあっさり若い女選ぶし子供たちだって。
私軽い感じで聞いてみたの。
もしお父さんとお母さんが離婚したらどっちと暮らすかって。
そしたら迷わず2人ともお父さんだって。
どういう事よそれって。
一番とか二番とかじゃないよ春子。
そんな事ない。
責めてるんじゃなくて二番目なんだと思ってた。
それはずっと感じてた。
ず〜っと。
でも二番でいいと思ってたし二番でいられるだけ幸せだと思ってた。
でもさこのタイミングでさそれを改めて見せつけられるのはきついよ。
だって…私を一番に思ってくれる人がどこにもいないじゃない。
着いたよ。
(冬子)こんなすごい所…。
だって誕生日だろ冬ちゃん。
ごめんなさい。
うん?私んとこ来てくれたのに…なのに私何だかずっと嫌な感じだよね。
ごめんなさい。
何とも思ってないよ。
ほんと?さあおいしいもの食べよう今日は。
それに…それにさ旦那の事あなたたちに相談したり泣きついたりしたいのにできないじゃない。
できやしないじゃない。
せめてこんな時ぐらい一番に考えてほしいのにできないじゃない。
だってそうでしょ?私がさ旦那の女の事悪く言えないじゃない。
薫と同じ立場でしょだって。
私薫の事好きだから薫の気持ち考えちゃったしそしたらもうあんまり責められなくなるし。
友美は私と同じ立場に近いのかもしれないけど薫の事許してるみたいだし洋介さんの事も。
そしたらもう何も言えないじゃない。
私だけ大騒ぎしてバカな子供みたいじゃない。
何なのよもう…。
私だけ置き去りみたいで…電話かけられなかった。
バカ!ごめん春子。
ごめんね。
(春子)いいわよ謝らなくて。
友達の紹介なんだけどさすごくすてきなお店だよね。
お席はこちらになります。
どうもありがとうございます。
あっいや…。
あのいや…あのですね…。
いや…えっと…。
何でこうなるかな…。
分かりました。
あっでもさあの…。
座って。
あっ…うん。
あのさやっぱり…。
はじめまして遠山冬子です。
情けない。
しっかりしなさいよ。
えっ?春子。
どこがいい訳?一体。
なっ…何言ってんだよお前。
あんたに聞いてない。
冬子さんに聞いてんの。
(春子)答えにくいかこの場じゃ。
いいよあげる。
(春子)私がこの男を選んだのは私よりさえなかったから。
私よりね。
だからこの人私で舞い上がって幸せそうだったの。
分かる?全然さえなくてモテなかったこの人にとって私は女神みたいなもんだったの。
やめろよ!聞きたいです。
私ね自分に自信なんてないの。
だから私をありがたがってくれるような男を選んだ訳。
好みでも何でもないけど。
それがこの人を選んだ理由。
だからそうじゃなくなっちゃったら意味ないんだ〜。
ほんと詐欺みたいなもんだよ。
もっと若いうちにいなくなってくれれば他に探しようがあったんだけどこの年じゃきついしね〜。
私ここにいる友達2人みたいに美人じゃないし。
まあ…100%油断してたししょうがないとは思う。
まさかこんなのにほれる女がいるとは思わなかったから。
だから出ていきたいって言った時無理やりつなぎ止めてもしかたないし幸せじゃないし。
だからもういいや。
どうぞご自由に。
ありがとうございます。
私も同じです。
この人なら私を大切にしてくれると思いました。
だってこの人にはもう次はないと思うんです。
えっ?そういう人でないと嫌なんです。
私幼いころから事故で足を悪くしてずっとうつむいて生きてきました。
男の人を好きになって向こうも好いてくれたとしてもいつもどこか不安で。
でそれに耐えられなくて…自分から逃げてしまって。
でもこの人ならそんな引け目を感じなくていいと思いました。
だって私が働いてたお店で…静岡のコーヒー屋なんですけどそこで私を見ていたこの人の目はほんとに私の事あがめてくれてたっていうか。
分かったんですこの人の夢なんだなって。
だから選びました。
それで最初に私奥様を見に行きました。
「大丈夫負けない」と思いました。
おっしゃってたように油断全開でしたから。
でも転勤で私とはお別れだとこの人は言いました。
あの〜お客様…。
あっ。
(店員)720円でございます。
冗談じゃないと思いました。
今までの時間を返せと思いました。
絶対許せないと思いました。
失礼ですが奥様には負けるのは嫌だったんです。
なるほどね。
同じ事考えてた訳だ。
(冬子)そうですね。
なんか…すごい会話だったね。
うん。
春子大丈夫?うん私は全然!
(春子)ただちゃんとする事はして頂きます。
子供たちもいるし。
家庭を壊したのはあなたたちなんだから。
私も仕事は探しますけどそれは計画にはなかった事だから。
あなた言ったわよね結婚した時に。
私が将来のために仕事を続けた方がいいんじゃないかって言ったらあなたは「いいんだ大丈夫だから」って。
それはあなたに責任があると思う。
そうよね?ああ…。
相当貧乏だと思うよこの人ず〜っと。
子供にはまだまだ教育費がかかるから。
それでもいいのよね?冬子さん。
はい。
あっという間におじいちゃんだけどねこんなの。
しっかり介護してあげてね。
嫌になって返品されてもお断りだから。
大丈夫です。
お幸せに。
(ピアノ)・「ハッピーバースデートゥーユーハッピーバースデートゥーユー」・「ハッピーバースデーディア冬子さん」・「ハッピーバースデートゥーユー」冬子さんお誕生日おめでとうございます。
ありがとうございます。
おめでとう。
(拍手)おめでとう。
おめでとう。
ありがとうございます。
かっこよかったよ春子。
うんすごかった。
春子すごい!こんな時だけ褒めないでよもう〜。
どうしよう…。
えっ?あんな事言っちゃった。
どうしよう…。
春子…。
泣かないで。
ああ…どうしよう…。
大丈夫。
泣くな!私はこういう人苦手なんだ。
そうなの?意外。
春子好きそうなのに。
私はかっこいい人じゃない方がいいの。
なんかね私なんかでもさその人から見たら私でも天使みたいなさそういう人と結婚するんだ。
天使ね〜。
子供はう〜ん…優しくてお母さん思いの男の子かな。
2人ぐらい欲しいの。
そんな事考えてたんだ春子。
うんまあね。
でねおじいちゃんおばあちゃんになるまで一緒にいるの。
それが私の夢です。
小さいかな?ダメ?ダメ?ダメじゃないよ。
大丈夫かなうよ。
まあ小さいもんね夢が。
あっ…でもさ結婚前につきあうだけならいいよね。
ねっ?何言ってんだよ!
(子供たちの声とゲームの音)
(大樹)いやいやいやいや…いやいや俺の方が!いや!いやいや…。
ただいま。
やった〜!勝ってる勝ってる勝ってる!
(翔太)やる?やる?えっ?いいの?ほら。
ありがとう。
じゃあいくよ。
待って待って。
これどうやってやんの?あっ。
えっと赤いやつが母ちゃんね。
うんこれ私?でAボタンで…。
あぁ〜!やばい!やばいやばい!命があと1個!ハートが1個しかない。
何やってんの!どれ?これ?今合ってる?そう合ってる!当たった当たった当たった!
(春子)あぁ〜!初めてにしてはうまいじゃん。
(春子)うまい?うまいうまい。
あっきた!いけいけいけ!失礼します。
お待たせ致しました。
いえ。
(医師)結論から申し上げますね。
お願いします。
どうだった?転移見つかった2か所に。
進行速いみたい。
もうステージ4だって。
私…死ぬみたい。
私は薫なんかじゃない!薫!めちゃくちゃ言うなよ。
言いがかりだよそれ。
私にうそつかんで!体の調子よくないんですか?いやあの…。
どんな人生でもちゃんと自分で引き受けたいよ。
そうしないと私生きてる事にならないんだよ。
おはよう…薫。
・「こんな風に私はいつも」・「掴んだ分だけ遠くなる」・「壊さないように生きるのに」・「壊れてしまうのは何故だろう」・「愛さなきゃこれからも」・「揺れるたびに掴むのに」・「離してしまうのは何故だろう」・「急がなきゃ」・「あなたを抱きしめるために」2014/11/25(火) 22:00〜22:50
NHK総合1・神戸
ドラマ10 さよなら私(7)「女と男」[解][字]
心が入れ替わった友美と薫。お互いの人生を生きる2人は、親友の心と秘密に初めて触れていく。人気脚本家・岡田惠和が描く、女性たちの本音と真の友情物語。
詳細情報
番組内容
離婚話を切り出した光雄(尾美としのり)から、友美(心は薫・永作博美)と薫(心は友美・石田ゆり子)と洋介(藤木直人)の関係を知らされた春子(佐藤仁美)は、友美と薫を食事に誘いだし愚痴をこぼし続ける。そこへ、何も知らない光雄が交際相手の冬子(谷村美月)の誕生日を祝うために来店。さっそく、春子と冬子の言葉の応酬が始まり一触即発の事態に。さらに、最悪のタイミングで光雄が仕掛けたサプライズプレゼントが…。
出演者
【出演】永作博美,石田ゆり子,藤木直人,佐藤仁美,尾美としのり,谷村美月,水田航生,