(田中山根)よいしょ〜。
(山根)さあ今回から地学の分野なんですけども今日は「宇宙の中の地球」と題してですね広い宇宙の中で地球はどんな星なのかっていうのを考えていこうと思うんですけども2人は星とか宇宙って興味ありますか?ありますよ。
俺流星群とか来るってたまになるじゃん。
そしたら必ずといっていいぐらい見る。
へえ〜。
ベランダに出て。
あそう。
マンションの向かいのおじさんが必ず出て見てるの。
あそう。
流星群来る度にそのおじさんと一緒になる。
いやまあお前もおじさんだし。
おじさん同士。
その時しか会わないおじさんがいんのよ。
私は小学生の時に初めて望遠鏡を使って月の観察をしたんですけどその時の事を今でも鮮明に覚えてて月って何だろう星って何だろうとか宇宙に興味が湧いたのはその望遠鏡を使って観察した時です。
やっぱ興味湧くよね宇宙ってどうなってるのか。
宇宙人もさ何かタコみたいな形だったりとかさ。
あ〜そうそう。
あれも勝手に考えてんでしょ。
タコみたいな形なんだろうねでも。
いや分かんないよ。
どうですかねえ。
どう?バッタみたいなのかもしんないし。
バッタ?地学ですけどちょっと工作やりながら進めていきます。
まずは紙粘土ありますよねこちら目の前に。
ありますね。
こちらで…あの…横に紙があると思うんですけどこのおっきい方の穴にちょうど通るのが1センチ。
ちょっと作ってみて下さい。
通ります?あ〜!だいぶでかいな。
あれっでかいんだけど真也ちゃんそれ。
え〜難しいですよこれ。
俺は一発ですからこれ。
ぽ〜ん。
ちょうど通りました。
あっできました。
いけたいけた。
どうですか?1センチできました。
これだ。
それ地球なの今。
これが?これですか?それを地球だと考えまして月はどのぐらいの大きさだと思います?
(2人)月?うん。
地球を直径1センチとした時月の大きさは直径およそ3ミリ。
では…これぐらいじゃない?いったね〜。
おお。
いや私は…。
お握りぐらい。
それ何だ?大きさ的には何ぐらい?ソフトボールぐらいです。
ソフトボールぐらい。
じゃあ正解を持ってきます。
おお。
持ってくる?はい。
よいしょよいしょ!
(山根岡野)ええ〜!ボワ〜ン。
そんなでかいの?これです!これが太陽ですか?でか!これが太陽。
真也ちゃんのでもでかいと思ったのに。
全然小さいですよそんなの。
でかいな〜。
すご〜い。
そうです。
地球の100倍以上です。
(山根岡野)ええ〜!直径が109倍だから体積にしたらもっとでかいよね。
まあそうですね。
でかく感じちゃうという事ですね。
今度は距離を考えてみよう。
地球の直径を1センチとした時…では…結構遠いと思うよ。
でもやっぱここぐらいだね。
ちょうどテーブル1本分?で月がこう回ってるの。
ああ。
正解は地球から太陽まで…100メートル。
100メートル。
もうスタジオ入りません。
(山根岡野)ええ〜!あ〜流れ星見えるかな。
ああ願い事とか考えてんの?考えてるよ。
「アンガールズでゴールデン番組の司会できますように」。
はあ〜。
でも流れ星一瞬よ。
3回も言える?言えるよ。
じゃあ言ってみていくよ。
アンガールズでゴールデン番組の司会できますように。
アンガールズでゴールデン番組の司会できますように。
アンガールズでゴールデン番組の司会できますように。
言えてんのかな。
あっ流れ星来た!アンガアンガ…アンアン…。
あ〜駄目だった。
あっまた来た!アンア…あ〜駄目だ。
(2人)はいジャンガジャンガジャンガジャンガジャンガジャンガシャンガジャンガジャンガジャンガジャンガジャジャ〜ン。
地球のように太陽の周りを公転している天体を惑星といいますけども惑星は地球だけじゃなくていくつかあるんですよ。
今日は私田中がお二人を宇宙の旅へとご案内します。
おっ。
こちらのモニターをご覧下さい。
いいね何かプラネタリウムの館員の人みたいだね。
はい。
下に見えているのが地球の表面ですね。
(山根岡野)ああ〜。
今から地球を飛び出して惑星を見に行きますんで。
それでは出発!おお〜!ああ〜。
おお〜。
さあ地球から離れていきますよ。
あっ日本だ。
日本列島が見えました。
すごい。
トゥヌヌヌヌヌ…。
地球から離れていきま〜す。
う〜お〜おっ!あっ月が見えますね。
月は地球の周りを回ってるから惑星とは違う訳?そうですね。
惑星は太陽の周りを回る天体ですからね。
で惑星の周りを回る天体は衛星っていいます。
衛星ね。
聞いた事あるね。
地球の衛星ね月は。
そうです。
こう回ってますね。
うん。
さあ更に地球から離れていきますよ。
これさ月はどんどんさ遠ざかってくのに奥の星は全然位置が変わんないんだけどこれは何でなの?それだけ遠くにあるっていう事なんです。
そんなに遠いんだね。
おっ太陽が…。
見えてきましたねえ。
水星と金星も太陽の周りを回ってます。
という事はつまり水星も金星も惑星っていう事ですよね。
そのとおりですね。
惑星は全部で8つある。
太陽に近い所から順に…惑星には……という3つの共通点がある。
太陽に近い惑星から見ていこう。
水星の表面は無数のクレーターで覆われている。
大気はほとんどなく太陽に近いため表面温度が昼間はセ氏400度夜は−200度になる。
こちらは金星だ。
二酸化炭素を主な成分とする濃い大気に覆われているためキラキラと輝いて見える。
大きさは地球とほぼ同じ。
太陽に近いために表面温度は460度と高温だ。
私たちが住む地球の表面温度は平均15度だ。
水が液体の状態で地表面に存在できる奇跡の星といわれている。
火星は地球のほぼ半分の大きさで気圧が低い。
そのため熱が逃げやすく夜は−100度まで気温が下がる。
表面には多くのクレーターや火山が見られる。
酸化鉄を多く含んでいるため大地は赤く見える。
この4つの惑星は地球型惑星と呼ばれている。
地球型惑星は……という特徴がある。
次はちょっと木星に立ち寄りましょう。
うん。
はい。
いきますよ。
ずんずんずんずん…。
おお何か見えてきたよ。
あっ木星の周りたくさん天体がありますね。
はい。
これらはですね木星の周りを回ってる衛星なんですね。
ふ〜ん。
地球の衛星は月だけ1個だけなんですけども木星の衛星っていうのは60個も見つかってると。
60個。
へえ〜。
そういう事なんです。
確かに聞いた事あるのあるもん。
ある?イオとかガニメデとか。
聞いた事ある?いいねえ。
60個もある?はいはい。
そんな事まで分かってんだね。
木星にどんどん近づきますよ。
おお〜。
おお!木星ってしま模様なんですね。
ねえ。
そうですね。
面白〜い。
でも何でだろう。
木星は惑星の中で最も大きく半径は地球の11倍ある。
太陽から離れているため表面温度は−145度と低い。
表面のしま模様は大気の流れによって出来た雲の模様だ。
実は木星は固体の表面を持たずほとんど水素やヘリウムなどのガスで出来ているのだ。
土星もほとんどが水素とヘリウムで出来ている。
土星にはリングが見える。
この正体は土星の周りを回っている氷と岩石のかけらだ。
天王星は望遠鏡を使って1781年に発見された。
そして1846年に発見された海王星。
この2つの惑星はどちらも表面温度−200度以下の氷の惑星である。
これら4つの惑星を木星型惑星と呼ぶ。
木星型惑星は固体の表面を持たず地球型惑星に比べて半径が大きく密度が小さいのが特徴だ。
太陽とその周りを回る天体の集まりを太陽系という。
太陽系の更に外側に私たちが星座でよく知っている星々がある。
これらを恒星という。
太陽系を含む2,000億個ともいわれる天体の集まりを銀河系と呼ぶ。
さあこちらをご覧下さい。
これは真也ちゃんが作った太陽を焼いたやつですか?違います。
さっきのぼこぼこの粘土じゃないですよ。
違います。
こちらは宇宙からの落とし物隕石です。
あっ隕石。
隕石。
こんなのあんの。
あるんですよ。
これ触ってもいいの?いいですよどうぞどうぞ。
え〜。
どうですか?持ったり持ち上げたり。
何か石というか鉄…。
あっ重っ!アハハハ。
めっちゃ重いよ。
うん!えっ?重い。
想像以上の重さだ。
この隕石ほとんどが鉄で出来てるんですよ。
鉄なんだ。
でもさ何でこんなもんがさ宇宙から地球に落ちてくんのよ。
隕石っていうのはほとんどが小惑星と呼ばれる天体のかけらなんですよ。
小惑星同士がこう衝突してぶつかって出来た破片。
これがたまたま地球に落ちてきたと。
そういうふうに考えられてるんですよね。
へえ〜。
そもそも小惑星というのは何ですか?小惑星というのは…現在軌道が分かってるものだけでも30万個以上あるっていうんでもう本当にたくさん。
30万個?相当あるね。
でもそんなもんがさ降ってきたらさ危なくない?ああ〜。
どうすんのこれ。
これはけがしますよね。
いや死んじゃうと思うよこれが頭に当たったら。
ご安心下さい。
実は隕石がいつどこに落ちてくるかは宇宙を監視して地球を守ってくれてる人がいるんですよ。
え〜!それ助かるね。
知らなかったでしょ?それはどういう調査をしてんのか真也ちゃん調べてきてよ。
あっ私。
分かりました。
取材してきます。
いい?お願いしても。
お願いします。
では行ってきます。
お願いします。
今回訪ねたのは岡山県井原市美星町にある美星スペースガードセンター。
小惑星の監視を毎日行っている日本唯一の施設だ。
じゃあどうぞこちらです。
早速監視に使っている道具を見せてもらった。
(高橋)これが望遠鏡です。
(岡野)わあ!おっきいですね!これ大きさはどれくらいなんですか?口径1mの望遠鏡。
高感度のCCDカメラが取り付けられている。
地球から3億キロ先の直径500mの天体まで捉える事ができる。
この望遠鏡を使ってこれまでに1,000個以上の小惑星を発見してきた。
観測員が出勤してきた。
望遠鏡を観察したい方向に向けて写真を撮っていく。
真也ちゃんも挑戦。
うお座付近を観測する事にした。
実は真也ちゃんうお座なんです。
これで写真が撮れるんですか?
(観測員)はい。
えっ楽しみ〜。
(観測員)はい。
これが今の時間のうお座の方向の写真になります。
(岡野)へえ〜。
同じ場所の写真を5分から10分置きに数枚撮る。
それを重ねた時移動する天体があれば小惑星の可能性が高い。
この日は年に1回行われている観測体験会。
15人の子供たちが小惑星探しに挑戦した。
赤い印は既に発見されている小惑星。
これ以外に移動する天体がないか探すのだ。
(岡野)えっ?えっどれ?
(サクラ)これこれ。
(岡野)えっ小さ〜い。
(サクラ)ここにあると思いま〜す。
あっ確かに動いている。
(サクラ)これです。
(高橋)ああ本当だねえ。
ちょっと確認してみるね。
小惑星の情報はアメリカの小惑星センターに集められる。
リアルタイムで更新されていくデータの中に見つけた天体があるかどうか検索する。
(高橋)あれっまだ見つかってないねこれ。
新発見だよこれ。
(岡野)えっすご〜い!
(高橋)一番最初に見つけた天体だね。
これまだ誰も発見されてないよ。
サクラちゃんが発見第1号だ。
よし。
これをじゃあ報告しちゃおうかな。
今後この天体が本当に小惑星かどうか世界中で追跡調査が始まる。
自分で見つけたのがうれしかったです。
もし小惑星が地球に衝突したらどうなるのだろう。
アメリカで見つかった巨大なクレーター。
およそ5万年前に直径30mの隕石が衝突して出来たと考えられている。
周辺20キロを何もない荒野に変えたといわれている。
今後同じように小惑星が地球に接近したら…?その天体に例えば人工衛星に行ってもらって質量を変える事で軌道を少し外側にそらす。
それによってぶつからないような軌道修正をする事が可能なんです。
地球を守るためにはいち早く小惑星を見つけどう動いているか確認する事が必要なのだ。
毎日世界中の人たちが協力して監視を続けている。
今までただ眺めているだけだった星空が身近に感じました。
こうした毎晩の監視のおかげで今日も地球は安全です!いや〜じゃあ俺は山根の衛星だな。
え?山根の周りを回らせてもらってるっていう。
アンガールズという星ですから。
いやいやいや。
俺が田中の周りを回ってんのよ。
田中の衛星ですよ。
そう?受け入れるのねそこ。
じゃあお前にとって太陽は何よ。
太陽?まあ芸人としてはやっぱりお客さんとかじゃない?いや違う!輝ける。
違う。
じゃあまあ愛情をいつもくれるお母さんとかじゃない?違う!プロデューサーさんだよ。
プロデューサーさんいつもありがとうございます。
輝かして頂いております。
すみませんまたひとつお仕事よろしくお願いします。
こうだろ。
やな星だね。
いいから早く。
あんまり輝いてないよ。
いいからお願いします。
惑星は固体の表面を持つ地球型惑星と主にガスで出来ている木星型惑星に分けられる。
太陽と惑星の集まりを太陽系という。
太陽系を含めた2,000億個以上の天体の集まりを銀河系という。
隕石は主に小惑星同士が衝突して出来た破片の一部が地球に落ちてきたものである。
2014/12/18(木) 14:00〜14:20
NHKEテレ1大阪
NHK高校講座 科学と人間生活「宇宙の中の地球」[字]
私たちの暮らしと科学はどのようにかかわっているのだろうか?素朴な疑問から、人類と科学の長くて深い関わりを明らかにしていく。出演:アンガールズ・岡野真也
詳細情報
番組内容
私たちが住む地球、そしてふだんから目にしている月や太陽は、どれくらいの大きさで、また地球からどれくらい離れているのだろうか。模型で分かりやすく解説する。太陽系には、地球のほかにも太陽の周りを公転している惑星がある。どんな惑星があって、それぞれどんな特徴があるのかを実際の映像やCGで見ていく。「科学の現場」では、小惑星を観察している施設を訪ね、新しい小惑星をどうやって発見しているのかを見る。
出演者
【出演】岡野真也,【司会】アンガールズ,【語り】浅野真澄
ジャンル :
趣味/教育 – 中学生・高校生
バラエティ – その他
趣味/教育 – 生涯教育・資格
映像 : 480i(525i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
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