(テーマ音楽)海岸線に並ぶ無数の石の柱。
その形は皆六角形。
伝説の巨人が築いたと言い伝えられてきました。
イギリス・アイルランド島の北端にあるコーズウェイ海岸。
断崖絶壁がおよそ8キロメートルにわたって続いています。
その中にジャイアンツ・コーズウェイ巨人の道と呼ばれる場所があります。
石の柱が何本も垂直に立っています。
柱の幅はおよそ50センチメートル。
高さは10メートル以上あります。
真上からジャイアンツ・コーズウェイを見てみましょう。
石の柱はおびただしい数でびっしりと隙間なく埋まっています。
更に柱の束は海の方へと延びまるで岬のような形となってそのまま海中へと続いているのです。
石柱の数はおよそ4万本あるといいます。
不思議な事に石柱はどれもまるで計算されたように整然と並んでいます。
一体どうしてこんなに奇妙な風景が出来たのでしょうか?遡る事1億5,000万年前ユーラシア大陸や北アメリカ大陸などはくっついていました。
イギリスはその中央部にあったと考えられます。
6,000万年前地球内部でマントルが上昇し大量の溶岩が噴き出しました。
その結果大陸が分裂したのです。
大規模な火山活動が起きたその中心が現在のコーズウェイ海岸でした。
地上に噴き出た溶岩が冷えて固まって出来たのが石柱の数々。
これは柱状節理という現象です。
それではなぜ石柱は六角形なのでしょうか?これは自然界の一定の法則によって出来た形だといいます。
空気に触れた溶岩は冷えて固まり縮まりました。
その過程で3方向へ割れ目が出来ました。
その割れ目が連なって出来たのが六角形という訳なのです。
ここは地球の変貌の歴史を物語る貴重な場所であり地殻変動によって生まれた特異な景観が見られる自然遺産です。
しかしあまりにも奇妙な風景ゆえかつては自然の風景ではなく巨人が造った建造物だと思われていました。
アイルランドの…対岸のスコットランドに渡るために石の柱を海に挿して道を造ったというのです。
近くには高さ18メートルの巨大な石柱群もあり巨人のオルガンと呼ばれています。
確かに大きなパイプオルガンのようです。
巨人伝説が生まれるほど不思議な風景が存在するコーズウェイ海岸。
自然は時として人間の想像力をはるかに超えた姿を我々に見せてくれるのです。
生字幕放送でお伝えします2014/12/18(木) 16:50〜16:55
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100▽ジャイアンツ・コーズウェイとコーズウェイ海岸〜イギリス[字]
「巨人の石柱」▽自然遺産▽イギリスのアイルランド島北部の海岸に立ち並ぶ高さ10メートルを超える6角形の石の柱。石柱が海に向かって伸びる場所には巨人伝説が残る。
詳細情報
番組内容
イギリスのアイルランド島北部にあるコーズウェイ海岸。高さ10メートルを超える6角形の石の柱が立ち並んでいる。6000万年前、大量の溶岩が噴出して固まってできた景観だが、昔のひとは伝説の巨人が作ったと考えていた。石柱が海に向かって道のように伸びるジャイアンツ・コーズウェイと呼ばれる場所は、巨人フィン・マックールが対岸のスコットランドに渡るために石柱を海に刺して道を作ったと言い伝えられてきた。
出演者
【語り】松平定知
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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