4時になりました、ニュースをお伝えします。
去年7月の参議院選挙で選挙区ごとの1票の価値に、最大で4.77倍の格差があったことについて、最高裁判所大法廷は、憲法に違反する状態だという判断を示しました。
判決は選挙の無効を求める訴えは退けましたが、選挙区を都道府県単位としている現行の選挙制度を改めるべきだと指摘しました。
去年7月の参議院選挙は、選挙区ごとの1票の価値に最大で4.77倍の格差があり、2つの弁護士グループが、投票価値の平等を保障した憲法に違反すると主張して選挙を無効にするよう求めていました。
この裁判について最高裁判所は、15人の裁判官全員による大法廷で審理していました。
判決はきょう午後3時に言い渡され、この中で寺田逸郎裁判長は、去年の選挙で行われた4増4減の措置は、一部の選挙区の定数の増減にとどまり、格差を解消するには足りないものであったと言わざるをえない。
憲法違反の問題が生じる程度の著しい不平等状態にあったと述べて、去年の選挙を憲法違反の状態と判断しました。
その一方で、前回の最高裁判決から去年の選挙まで9か月しかなかったことや、格差是正に向けた議論が国会で行われていることから、憲法違反とまでは言えないとして選挙の無効を求めた訴えを退けました。
そのうえで、国会に対して選挙区を都道府県単位としている現行の選挙制度を改めるなどして、速やかに不平等な状態を解消すべきだと指摘しました。
去年7月の参議院選挙で選挙区ごとの1票の価値に最大で4.77倍の格差があったことについて、最高裁判所大法廷は、憲法に違反する状態だという判断を示しました。
沖縄に駐留するアメリカ軍は、兵士による相次ぐ事件をきっかけに、おととしから制限してきた基地の外での飲酒について、兵士の意識が改善されたなどとして、来月から制限を大幅に緩和する方針を固めました。
沖縄のアメリカ軍は、兵士による暴行事件などを受けて、おととし12月、基地の外での飲酒や酒の購入を一切禁止しその後、制限を一部緩和してレストランなどの飲食店では、午後6時から10時までの間に飲酒を2杯まで認める指示を出していました。
これについてアメリカ軍は、兵士の意識が改善され法律に反する行為も大きく減っているなどとして、来月上旬にも制限を大幅に緩和し、午前0時から5時までの時間帯を除いて、基地の外での飲酒を認める方針を固めました。
また、酒の量の制限もなくすということです。
一方、一定の階級より下の兵士を対象としている午前1時から5時まで原則外出禁止という指示については、今後も継続させるということです。
続いて気象情報、今夜の天気です。
低気圧の影響で、関東から東北は広い範囲で冷たい雨が降り、沿岸部を中心に北風が吹くでしょう。
東北の山沿いでは雪の降る所がありそうです。
皆さん!2014/11/26(水) 16:00〜16:05
NHK総合1・神戸
ニュース・気象情報[字]
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ニュース/報道 – 定時・総合
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