Nスタ ニューズアイ 2014.11.26


熊本県の阿蘇山が噴石とともに灰色の煙を上げました。
その高さ1000m、実に19年ぶりのことなんです。
ご覧のように最新の映像では、火口付近に赤い炎のようなものが見えます。
阿蘇中岳上空です。
火口から、黒い噴煙が立ち上っています。
昨日、およそ1カ月ぶりに噴火した阿蘇中岳第一火口。
今日も朝から灰色の噴煙が上がり、高さは火口から最大1000mにまで達した。
現在、火口から1kmの範囲内は立ち入り規制になっており普段は観光客で賑わうロープウェー乗り場は灰色の世界。
そんな中、記念写真を撮る観光客の姿も。
影響は阿蘇山から直線距離でおよそ10km離れた大分県竹田市でも…こちらでは、ちょうど白菜の収穫時期を迎えていますがご覧のとおり、白菜全体に黒ずんだ火山灰が積もっています。
白菜にかぶった火山灰を洗い流して出荷する農家の人たちは…今回の噴火では、珍しい現象が。
火口から噴煙とともに勢いよく上がる真っ赤な炎。
高温の噴出物が赤い炎のように見える火炎という現象。
現在のところ、噴火は小規模にとどまっているがGPSなどを使った観測で山の一部が膨らむ傾向が認められており、専門家は、地下のマグマに動きが出ていると見ている。
4つの巨大カルデラが集中する九州の火山。
中でも阿蘇山のカルデラは世界有数の広さ。
先月、神戸大学の教授が発表した研究結果によれば、巨大カルデラ噴火が九州で起きた場合、降灰などで1億2000万人の生活に影響が出るという試算も出ている。
阿蘇山の火山活動は、今後、活発化するのか。
専門家は…続いてはこちら、オバマ大統領が演説でこんな発言をしました。
ちょっと不機嫌な表情に見えますよね。
オバマ大統領が非難する問題というのが人種間の対立です。
ミズーリ州で黒人青年を射殺した白人の警官が不起訴になったことに反発する暴動、放火や略奪に発展しています。
そして、にらみ合いが続いていますパトカーが何台も来ています。
煙が上がっています。
デモ隊が火炎瓶を投げたとの情報があります。
パトカーを破壊するデモの参加者たち。
車両に向けて、火炎瓶を投げ込む。
警察の装甲車の前には、手を上げて立ちふさがる人々の姿が。
事件の舞台となったミズーリ州ファーガソンでは、25日夜も、激しい抗議が続いた。
きっかけは今年8月、黒人のマイケル・ブラウンさんが射殺された事件で、発砲した白人警察官が不起訴になったこと。
デモ隊の一部は暴徒化。
車両や建物の放火、商店の略奪などが行われ、およそ90人が逮捕された。
こちらのお店は改装中だということですが、昨日の夜、デモ隊の襲撃を受けました。
こちらにある窓すべてが割られたということです。
被害に遭った商店では、ボランティアの住民が修理を行う姿が見られ、デモを批判する声も聞かれた。
オバマ大統領は25日、このように述べ、やった人間は訴追されるべきと、厳しく非難。
発砲がありました。
もう1発。
一方で、警官隊が武装し過ぎていると懸念する声もある。
こちらの警察の装甲車の後ろ、待機している警察官は皆、銃器を持っています。
背景にあるのは、1990年以降、テロ対策などの名目で古くなった軍の装備品が警察に譲渡されるようになったこと。
市民団体などは、過度に軍隊化した警官隊が行き過ぎた取り締まりを行う危険性を警告している。
こうした中、不起訴となった白人の警察官が初めてアメリカのテレビ局のインタビューに応じた。
警官は、少年がズボンに手を入れて突進してきたので、発砲したなどと話し判断の正しさを主張した。
不起訴処分に抗議するデモは、ニューヨークや、ロサンゼルなど、全米各地に広がっている。
一方、こちらロサンゼルスでも、今回の決定への抗議活動が行われています。
警察官による殺人を止めろなどと声を上げています。
ロサンゼルスでは、25日、数百人が市内の交差点に集まった。
当初は落ち着いた雰囲気で行われていたデモだが、夜になると、一部の参加者が高速道路を封鎖するなど、激しさが増している。
アメリカは明日27日が感謝祭。
家族や友人と集まって、静かに過ごすはずの平穏の時が今、人種差別の問題で激しく揺さぶられている。
暴動から2日目の夜を迎えているミズーリ州ファーガソンの現場から最新情報を伝えてもらいます。
こちらは午前3時になったところです。
警察署の前では、先ほどまでデモ隊と警察のにらみ合いが続いていました。
デモの取材のため、昼間、警察署の周辺を歩いたときにはすごく静かだなという印象を受けたのですがこちらの時間の夜7時を過ぎた辺りからでしょうか、デモの参加者が一気に増えてきて、周りの雰囲気がガラッと変わりました。
さらに夜が更けてきますと、デモ隊の行動にも徐々に変化が現れ、暴力的になる場面が多く見られるようになりました。
実際に私たちの目の前で警察の車両を集団で囲んで壊したり、火炎瓶などでしょうか、火のついたものを警察に向かって投げる姿が多く見られました。
デモのきっかけとなった事件が7月に起きた直後にも、私は、ここで取材をしたのですがそのときよりもデモ隊と警察の衝突は激しくなったと感じます。
現地は緊迫しているようですね。
さて、こちらの写真をご覧いただきたいんですがこれ、5年前のものなんです。
オバマ大統領、一番端っこでビールを飲んでいるのがわかると思うんですけれども、この人は白人の警察官の人なんですよね。
こちらの黒人の大学教授を泥棒と間違えて逮捕してしまって、人種差別問題に発展している最中のことなんです。
オバマ大統領はこの2人を呼んでまずビールで一杯やって、和解を演出したわけなんです。
これは人種同士の和解のメッセージにもなったんですよね。
今回の暴動は、もっと深刻なんです黒人初の大統領としてオバマさん、今、ちょっと力は弱まっていますけれども、これからどんなメッセージを発して人種間の対立を収めるのか注目したいと思います。
師走選挙は、公示まで1週間を切りましたが、今日、公明党が軽減税率導入のほか政治とカネで議員の監督責任を強化することを盛り込んだマニフェストを明日、発表する見通しであることが明らかになりました。
さらに、新たに共産党と生活の党が選挙に向けた政策を発表しました。
共産党は、格差を拡大するアベノミクスの暴走をストップする、消費税増税の中止などを訴えてそして生活の党は、消費税増税の凍結とともに、非正規雇用の是正や脱原発を掲げています。
そして、民主党を中心とした野党ですけれども、巨大与党に対抗すべく選挙区調整を進めています。
今日から地方遊説に出た安倍総理。
東日本大震災の被災地・岩手で仮設住宅などを訪問し復興への取り組みをアピールした。
また、自民党と公明党は、与党での安定多数を目指し、今朝も会談を行い公明党側からは、公明党の候補の選挙区にも総理が応援に入るよう求めたとのこと。
一方、これはJNNのカメラがとらえた野党・民主党と維新の党幹部の極秘接触の場面。
野党同士で票を奪い合い、与党を利することがないよう民主と維新や生活はこの間、急ピッチで選挙区調整に取り組んできた。
民主党は、176人の公認候補を決定。
維新の党は81人、次世代の党は39人、生活の党は20人を擁立し、すみ分けを進めたが、現時点で、民主党との間で合わせて50近い選挙区で調整がついていない。
民主党の枝野幹事長は、こうした野党競合の背景に急な解散による時間不足があったことをにじませた。
そんな中、調整対象となった、ある候補は…この維新の党の候補は、2年前の選挙では競合相手の民主党候補よりも得票数が上回っていた。
しかし、最新の調査で2人出れば共倒れになるとの指摘を受け、今回は自分が選挙区を民主側に譲り、比例区に回る代わりに別の選挙区で民主党の候補が退き、維新の候補が立つという党同士の取引が行われたと明かした。
また、生活の党の小沢代表は維新の党との選挙区調整の結果、生活の2人について、立候補を取り消したことを明らかにした。
このように民主党と第三極と言われる野党との選挙区調整が進む中で、この人です、渡辺喜美さん。
あさって解党することが決まっている第三極の一角、みんなの党の創業者としてこの表情でずっと解党に猛反対をしてさらに新党を結成するとしていたんですが今日、あのときの怒りの表情がご覧のように一変させることになりました。
今日、地元・栃木県那須塩原市で会見したみんなの党の渡辺喜美前代表。
解党が決まってから模索していた新党の結成を断念し、今回の衆議院選挙では無所属で出馬することを明らかにした。
政党をつくる上での条件となる5人の国会議員が集まらなかったとのことだが、渡辺氏は、選挙後の情勢を見て再び新党結成を模索すると見られる。
千佐子容疑者逮捕から1週間、複数回、戸籍を変えていたことがわかりました。
京都府向日市で夫を青酸化合物で殺害したとして逮捕された筧千佐子容疑者。
4回の結婚のうち、1994年に死亡した最初の夫を除く3人はいずれも結婚後1カ月から2年の短期間で死亡しているが2人目と3人目の夫と死別した後、こちらにラーメンや食パン、おかき、カステラ、様々な商品が並んでいますがすべて豚肉やアルコールなどを使っていなくてイスラム教徒が口にしてもいい素材でつくったものなんです。
15年後には世界の人口の4分の1になるイスラム教徒。
今、日本企業がこの巨大なイスラム市場を開拓しようとしています。
きつね色に揚がった、さつま揚げ。
さつま揚げを使った冬の味覚といえば、おでん。
先月、さいたま市の和食割烹である人たちに、おでんを味わってもらおうという会が開かれた。
おでんを初めて食べたというのはイスラム教徒。
イスラム教では豚肉やアルコールなど、食べてはいけないものが定められているためだしに酒とみりんを含むおでんは普通、食べることができない。
しかし…ハラールとはイスラム教徒が守るべき法で合法的とされるものや行為を指す言葉。
食生活でいえば、食べていいとされるのがハラールな食品と呼ばれる。
イスラム教徒が食べていたのも、酒、みりんを使わないハラールなおでんだった。
食料品を初めハラール商品は今、日本の企業から熱い視線を浴びている。
これは大手百貨店がイスラム教徒向けに初めて設けた祈祷室。
こうした施設まで登場したのも、東南アジアのイスラム諸国からの観光客が急増しているから。
そして低迷する日本経済の救世主として観光客によるハラール商品の消費を取り込みたいのが日本企業。
ハラールを学ぶセミナーは食品業界やホテルの関係者などで満席。
今日から食品業界などおよそ60社が参加するハラール商品の展示会が開かれている。
会場には、豚肉を使わない餃子やミートソース、アルコールを使わない消毒液などハラールな商品がズラリと並んでいる。
このようにバラエティ豊かなハラール商品があるのですが共通するのがこちらのマーク。
デザインはいろいろあるんですけれども、これはハラールであると証明を受けたことを示すマークなんです。
イスラム教徒にとって安心材料となるハラールであることの証明。
一方で課題も指摘されている。
ある商品や施設がハラールかどうかは認証機関と呼ばれる団体が証明しているが現在、日本には複数の認証機関が存在し認証の基準も費用も統一されていない。
このため認証を得ようとする企業の一部からはどれに従えばいいのかという疑問の声も上がっている。
また厳格なハラールの基準に従うと豚肉やお酒を店に置いておくこと自体も許されないという問題も生じかねない。
複雑な認証制度に対し、日本企業には戸惑いも見られる中で認証だけに頼らずに客のために工夫しようというお店もある。
イスラム教徒向けのメニューを扱っている栃木県佐野市のラーメン店。
日本人向けの営業が主体なので、豚肉もお酒も置いてあるがイスラム教徒のためのハラールな食材とは保管場所や調理器具をしっかりと分けている。
お店として、ハラールの認証は得ていないがこの日もおおくのイスラム教徒が食事に訪れた。
ハラールに関する様々な情報が流れる中で訪れたイスラム教徒が食べていいかどうかを判断できるよう、わかりやすく説明すること。
熱い期待が集まるイスラム教徒向けの市場。
ビジネスチャンスとして広げていくためにも2014/11/26(水) 17:50〜18:15
MBS毎日放送
Nスタ ニューズアイ[字]

取材経験豊富な竹内明を中心に、佐古忠彦も新加入。TBSアナウンサー・加藤シルビアらがお届けする大型報道番組。ニュースを速く、深く伝えます。

詳細情報
番組内容
きょうのニュースを速く深くわかりやすく。徹底取材したVTRに加え、今さら人に聞けないニュースのポイントもわかりやすく解説。政治・経済・事件はもちろん、身近なニュースや生活情報もお伝えします。「Nトク」では全国各地で起きているホットな出来事を徹底的に掘り下げます。
出演者
【Nスタ ニューズアイ】
竹内明(TBS報道局)
佐古忠彦(TBS報道局)
加藤シルビア(TBSアナウンサー)
制作
▽番組HP
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▽Facebook
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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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