今日のテーマはレントゲンに写った白い影…
(せきこみ)今肺炎で亡くなる方が急増中!なんと年間で12万もの命が奪われています。
これまで肺炎といえばウイルスなどが口や鼻から侵入し肺で炎症を起こす「感染タイプ」。
そして食べ物などが間違って肺の中に入ってしまう「誤えんタイプ」が知られてきました。
それは心当たりが全くないのに…一気に炎症を起こして重症化!とってもやっかいな肺炎なんです。
こちらの男性56歳で「謎の肺炎」を発症。
それはある日突然…。
何の前触れもなく!「えっまさか!」。
生死をさまよったあげくに医者からは…。
そ…そんな〜!そこで「ガッテン」はあの手この手で謎の肺炎を徹底追求!ついに犯人を突き止める事に成功しました。
「きた」って一体何がきたの?こんばんは。
「ためしてガッテン」のお時間がやってまいりました。
こういう事言うのなんでございますけども…。
肺炎ですか?うん。
何回もやりました…。
(山瀬)やりました。
はい。
いやいやいや「何回やれば気が済むんだ?」みたいな言い方…。
そういうつもりじゃなくてですよつまりですよ何かよほど新しい事でもない限りいわゆる肺炎になる原因とかメカニズムとか…。
もちろんです!肺炎といえば…「感染タイプ」ですね。
そしてこれもあります。
「誤えん」。
これは……という「誤えんタイプ」の肺炎。
肺炎に?肺炎に。
えっ!?おぉ…。
いやいやそんな!そうなんですよね。
肺炎になるとここ真っ白に写るんです。
ところがこの2つだけだと思ったじゃないですか。
そういうふうに聞きますけどね。
ところが。
実は今回お伝えするのはもう一つ第3の肺炎というものが分かったからなんです。
(梅沢)その2つだけだと思ってました。
そうですよね。
誰だって…みんなそう思ってます。
今日初めてです。
「第3の犯人」は。
何ですか?これは。
(山瀬)え〜!?
(中村)何ですか?いきます。
(山瀬)何?何?という事はこのビンの中にあるもの?
(中村)あら〜…。
ほんとに初めてお知りになる方大勢いらっしゃると思います。
それではまずこの第3の犯人に…。
肺の中に入られてしまった。
狙われてしまった。
残念ではございますがご協力を頂きました。
(中村)これはどっかからつかまえてきはったん?
(笑い声)よろしくお願いいたします!皆様よろしゅうございますね?よろしいですね?はいいきましょう。
それではお二人の方々にご協力を頂きました。
どうぞ。
ウオーキングで汗を流す兵庫県にお住まいの…健康には人一倍気を遣っていました。
ところが6年前…。
突然謎の肺炎が襲いかかります。
初めはちょっとした体のだるさでした。
それが突然一気に悪化していきます!これはただ事じゃない!翌日病院に行くと医師から次のように告げられました。
なぜか萩森さんの肺には強い炎症を示す白い影が!原因としてまず疑われたのは…しかし!萩森さんはそれまで食事がうまく飲み込めなかったりむせたりする事など一度もありませんでした。
「え〜何で?うそ!」と思った。
更に熊本県の前田暢子さんも謎の肺炎を経験しました。
それは4年前のある晩。
のどに強い痛みを感じて目を覚ましました。
激しいせきが止まりません。
ここでもまず疑われたのは…しかし前田さん全く心当たりがありません。
前田さんは1週間で無事に退院。
しかしその後更に不思議な事が…。
えっ!?なんとこれまでに…謎の肺炎一体どうなってるの?え〜?どういう訳だか何回も何回もおなりになると…。
(梅沢)前田さん。
それから萩森さんに至っては全然要するに何の覚えもない。
つまりこのお二人がずっとおっしゃってた事は「俺たちは何にもしてない」。
そうなんですそうなんです。
一切悪い事も何も体にしてないのに。
何?肺炎になる前に…感染タイプならまず風邪ひきますよね。
そういう覚えは全くないと。
だから先生は「じゃ誤えんかな」と疑われたんですが。
「せきこんだ覚えないですか?何日か前に何かを…」。
するとお二人そろって…そうですねちょっと…。
(笑い声)萩森さん一緒にウオーキングしてらした奥さんフランス人なんですけどもお聞きしたところ萩森さんが食事中にむせたりせきこんだりというような事は見た事がないと。
シビアな病気の時にはなるべく明るく明るくなんとか元気を出して進めていこうという事で。
そこで「誤えんとは?」というところも振り返りつつ本当に問題がなかったかどうかの検査の様子をお見せします。
X線を使ってものを飲み込む時ののどの動きを観察します。
こちらが胃の方へ向かう道。
こちらが肺の方へ向かう道です。
そしてもう一つここの部分にうっすら写っています「のどのフタ」。
その働きぶりをご覧下さい。
正常に飲み込めた場合です。
食べ物が入ってきます。
入ってきた。
あっ今何か…。
もう一回。
(梅沢)見えました。
フタがペコッとこういうふうになって食べ物が必ず胃の方へ進むように手助けしてくれています。
では誤えんしてしまうというのはどういう時か。
食べ物が同じように入ってきます。
いきますよ。
フタが駄目だと…。
(梅沢)あっ!
(中村)あららら。
フタが変な働きをしたせいで食べ物がこっち行っちゃいましたよね。
もう一回いきます。
(梅沢)この次だ。
ほら来た…あ〜。
というふうに食べ物が肺の方に進んでしまう事がある。
最近少し回数多くなってきたと思いません?自分で。
前に比べると…。
(梅沢)むせる?はい!多くなりましたね。
でも…えっ?77歳全然…。
おっしゃってたね。
実は前田さんは誤えんの検査をお受けになるというので撮影をさせて頂きました。
「あなた本当は違うんじゃないんですか?飲んでみて下さい」という事になりました。
前田さんののどのフタ。
それではいきます。
ゴックン。
そうなんです。
こちらに進んでくれれば正常。
こっち行っちゃうとのどのフタがどうかしてる事になりますが。
先生もこうおっしゃっています。
いいわけです…。
そうなんです。
「何でこんな検査させたんや?」というようなぐらいに…。
(山瀬)自信ありましたもんね。
うん!自信ありますよ。
「まっすぐ落ちとった」。
(山瀬)それはまたなんか違うトラブルになりそうですけどね。
実際検査をしてみても飲み込みに異常は見つかりませんでした。
だから前田さん身に覚えがないと言ってるのにまだ何か飲ませるのかって…。
「ない」って言ってるのに!ただ不思議なのは萩森さんも初めての肺炎じゃないんですよね。
そうなんです。
実は萩森さんは6年間に3回。
(梅沢)肺炎ですか?そうなんです。
そして前田さんは4年間に…。
(中村)10回。
年2回か3回っていう事。
「この肺炎」というのはこの肺炎です。
(梅沢)これですね。
でもすごいなあ。
(梅沢)どこにでもいるんですか?それを皆様方に見て頂くために実は今回大変な努力をいたしましたね。
はい。
「ためしてガッテン」のスタッフが一人身をていして頑張りました。
(山瀬)え〜!本当に。
自分の身をていして実験を…。
(一同)え〜!?
(中村)自分の…。
それではご覧頂きましょう。
はいテーマです。
犯人が現れる決定的瞬間を捉えました。
謎の肺炎の犯人を探し出すためやって来たのは…先生こんにちは。
今日はよろしくお願いします。
矯正歯科教授の宮脇正一さん。
謎の肺炎をよ〜く知る人物です。
先生犯人って一体何なんですか?え〜!スタッフにも犯人が現れる?ならばその犯人はいつどうやって現れるのか?検証しましょう!まず先生が指定した時間は夜。
そして実験台となるのは…まずは肺からのどに細い管を入れます。
これ犯人がのどの付近に現れた時に反応するセンサーなんです。
そして…。
おやすみなさい。
先生によれば犯人が現れるのは夜眠っている時。
のどにつけたセンサーがその姿をキャッチできるか別室のモニターで見守ります。
画面には何だか分からない波形がずら〜り。
でも先生たち僅かな変化も見逃すまいと真剣!ところが…。
モニターの波形ピクリともしませんよ。
先生…ほんとに犯人現れるんですか?検証開始から2時間。
完全に熟睡中のスタッフ。
…とそこへある変化が!やややっ!?ほんとだ!ついにセンサーが犯人を捉えたようです!先生!ズバリこれ何ですか?さあ謎の肺炎の犯人一体何だったの?検査の先生方も最後きちんとした結果を出してくれた彼女に対して3人拍手をしてくれました。
(山瀬)その方は…はい元気でおります。
あっいました。
(山瀬)へえ〜。
(笑い声)さあいよいよ彼女が身をもって作ってくれましたデータで皆様方にこれから大きな推理をして頂きます。
犯人は誰かを考える一番重要なデータはこれだ!ご覧頂くのは先ほどの波形です。
彼女についているセンサーの変化がこことここ表れています。
どこにセンサーを取り付けたかといいますと鼻から入れた管の先のどの付近ここにつけたセンサーの数値がこの上の方黒い色の波形です。
そしてもう一つ胸の付近のセンサーここが感知するものは赤い下の波形で表れています。
(山瀬)「下がってきてるからきてるよね」って言ってましたね。
「きてるよね」と言ったのはこことここの事なんです。
さあお三人様お考え下さいませ。
(中村)何なんでしょう?いいですか?ポイントはどちらにも表れている変化ですけど違い…。
それです!そうです!何があの赤に先にきてそのあと黒にきたのか。
いやいやそうじゃなくて…。
(笑い声)誰がそんな事聞いて…。
誰が…。
下の字って…。
犯人の一番下の平仮名が「とみ『お』」か!みたいな…。
あの〜ピッとおりてきましたね。
胃酸とでも言うんですかね。
それがポンと来るんですよ。
(梅沢)ほら!すごいでしょ?すごい。
(拍手)
(梅沢)私ねこういうの得意なんですよ。
すばらしい。
でも皆さんちょっと一瞬振り返って下さい。
私は「そのものの一番下の平仮名は何ですか?」って聞いてるのに「胃液です!」。
何にも聞いてないですね人の言う事。
そうですそうです。
でもお見事でございます。
(中村)すごいです。
つまり犯人は胃液でございました。
という事は誰が自分の持ってる胃液が下から上がってきて肺と関係ができるなんて…。
(梅沢)分かりません。
(梅沢)何だろう?それでは信じ難いですけれどもその胃液と肺がどんな関係にあるのかを模型で皆さん理解して頂きましょう。
(梅沢)出ましたね。
ご説明します。
青い部分が肺です。
そしてこちらが胃。
たまっているのは胃液です。
普通胃液は逆流してこないのはここに「噴門」といって…。
キュッと閉じているからなんですね。
そしてここには先ほどからご紹介している我らの強い味方のどのフタがあります。
さあそれでは横になりましょうか。
(梅沢)横になると行っちゃってるんだ胃液が。
そうすると寝てる間に噴門が一時的にゆるむ事がありましてそういう時は胃液がチョロチョロッと出てきます。
チョロチョロッと出てきます。
出てきちゃうんです。
そんな事になるとここは食道ですからそれこそ…。
ですから帰ります。
はい帰りましょう。
胃液さん帰りますよ。
じゃあまた行ってみますか。
チョロチョロチョロッと出て…でも帰ります。
なぜ帰れるか。
それはこれを見て頂くと分かります。
これから睡眠時に起きるある現象を捉えます。
寝ている女性。
よ〜く見ていて下さい。
いきますよ。
そうなんですそうなんです。
ゴックンしてるんです。
(梅沢)口角がゆるんで。
まあごく自然にゴックンはしますよね。
そのおかげなんです。
もう一回いきましょう。
胃液がチョロチョロッと出ます。
でもこれをゴックンと飲み込む時につばが一緒になってよ〜いしょっと…。
(山瀬)ああ〜そうか。
…みたいな事なんですね。
そうですそうです。
ゴックンと。
ところがゴックンしない人がいるんです。
もっと言えばゴックンできる回数が少ないために間の時間が長くなってしまってその間にこんな事が起きるんです。
また胃液がチョロチョロチョロチョロッと出てきました。
のどの方まで上がっています。
大丈夫かな?でもあの強い味方のどのフタ君がいるじゃありませんか。
さあ頑張ってよ!
(梅沢)あら?あれ?入っちゃった。
とうとう入ってしまいました。
実はこののどのフタは口や鼻から入ってくる上から来るものには反応するんですけど下から来るものには無防備なんです。
そのために気が付けば胃液が肺に入っています。
こうなると胃液の強い酸によって肺の表面が荒れてしまいます。
そこへ取りつくのが実は未消化の雑菌です。
その雑菌が肺で繁殖してここで大変な炎症を起こすんです。
ある意味でいえば誤えんの一種ではあるわけですけど…。
誤えんの一種ではあるんですが…のどのフタも下から来るやつには役に立ちませんね。
何だろこいつ。
(梅沢)胃液のせいなんだ。
ここら辺でチリチリッとしちゃうんだ。
そうなんです。
という事になりますよね。
じゃあ先生にちょっとまとめて聞かせて頂きたいと思います。
それではご登場頂きましょう。
浜松市リハビリテーション病院の藤島一郎先生です。
どうぞ。
(拍手)よろしくお願いをいたします。
まずはこれをご覧下さいませ。
胃液逆流タイプの肺炎になりやすい人。
「つばが少ない」?
(藤島)一般的にはドライマウスという症状でつばが少ない原因にはいろいろとあるんですね。
口を開いて寝るとか…乾いてしまう。
実際に唾液腺がうまく働かなくてつばが少ないという事もあります。
「寝る前の暴飲暴食」というのは暴飲暴食によってさっきまみちゃんが言った胃酸が多く出てグッと上りやすくなると考えていいですか?そうですね…戻りやすい。
実は先ほどの実験ですが「ガッテン」のAD高野は胃液の逆流を実験で捉えるために相当食べたり飲んだりという事をしていました。
はいすみません。
それから萩森さん前田さんも実は肺炎を発症する前の晩に夜遅く夜食を召し上がったり食べ過ぎてしまったという事がそういえばあった。
え〜?それにこの「加齢」ですね。
しかも加齢で元気がなくなった虚弱の方あと寝たきりに近いような方になってくるとこのタイプの肺炎の危険が高くなってくると考えます。
それと胃液逆流タイプの肺炎で一番リスクが高い方は…。
なるほどね〜。
先ほど噴門とおっしゃってましたけど下部の食道括約筋というのがなくなってしまう。
そうすると寝るとグーッと逆流しやすいわけですね。
そうするとこのタイプの肺炎を繰り返す事が分かっております。
(藤島)逆流を予防する事によって肺炎が減ると。
だから寝ている時に起こして…。
上げればいいんじゃないですか。
(山瀬)そう思った。
ちょっと傾斜かけて寝たら…。
(藤島)そのとおり。
だからよく私はこの状態で寝て下さいって。
(中村)ああそうですか。
はい分かりました。
それに早く気付くためのサインを先生に教えて頂きます。
逆流してくるといろんな症状があるんですけどのどまで逆流してくるとのどがピリピリ痛かったりせきが出たりするんです。
この症状が若いうちからもしあったら気を付けた方がいいですね。
年を取ってくると…。
あの〜冬だからちょっと暖房やから痛いなっていうのと間違いそうに…。
それもありますね確かに。
ただそういう時にはマスクして乾燥を防いでもまだ痛いか。
大きくいえば確かに誤えんは誤えんですけどこのタイプが最近ものすごい医学界で注目されている理由は?寝たきりになっている方がいらっしゃいますよね。
で食べていない。
それでも肺炎を繰り返すと。
その方々に逆流しにくいものを入れてあげると肺炎がスーッと減るという事が分かってまいりました。
なるほどね。
どちらにいたしましても新しいこんなタイプがあるとは知りませんでしたのでありがとうございました。
どうもありがとうございました。
(拍手)という事で第3の肺炎「胃液逆流タイプ」の実態ガッテンして頂けましたでしょうか?ガッテン!はいありがとうございました。
さあここからは誤えんタイプと感染タイプこの2つのタイプの対策に関する最新情報です。
突然ですが皆さん…え〜それは大変!そう!年を取るほど飲み込みにくさ感じやすくなりますよね。
実はその原因が体のある場所に隠れている事があるんです。
注目しているのはスバリ脳です。
実はこれ…矢内さんたちの調査によると…でも脳が誤えんを引き起こすって一体何でなの?
(山瀬)えっ何で?実は飲み込みにくさが即脳梗塞につながるという事ではもちろんありませんが…ちょっとこちらご覧下さい。
食事の際ものを飲み込む時ですね実はのどの粘膜に…ここ。
ものが入ってきた事を感知する「飲み込みセンサー」があります。
食べ物が入ってくると…。
「食べ物入ってきた!食べ物入ってきた!」と脳に知らせます。
すると脳では「運動感覚野」という部分が働いて「みんな飲み込め!」という指令をのどの筋肉などに送ります。
これ例ののどのフタです。
するとのどのフタが閉まって上手に胃の方へ食べ物を送り込む事ができるんです。
ところがそうはいかない場合があるという事でしょう?この働きが隠れ脳梗塞ですとか老化による脳機能の低下により衰えてしまう事があります。
それが誤えんをもたらすと考えられています。
(梅沢)遅れちゃうんでしょうね。
そこで皆さんにご協力頂きたい事がございます。
これから3回つばを飲み込んで下さい。
3回飲み込み終えたら手を挙げて下さい。
いきますよ。
何秒で3回いけるか。
用意スタート。
はい。
はい4秒。
はい。
5秒。
はい。
一番遅い。
10秒。
これはですね30秒以上かかってしまう方は飲み込み力に不安があります。
3回でしたね?はい。
注意が必要です。
(中村)なるほど。
皆さんそういう意味では誤えんは大丈夫ですがもちろん心配な方はお医者様に行って検査するしかないですがとにかく飲み込み力を今の時点でアップする方法を皆さんにこれからお教えしましょうという事でございますか。
はい。
今医療の現場ではある簡単な方法で飲み込む力をアップさせています。
超簡単な飲み込み力のアップ術。
早速見せて下さ〜い!こちら飲み込む力が低下して肺炎を繰り返している患者さん。
おや随分と大きめの綿棒ですね。
水で湿らせてお口の中に当てたら…。
これを繰り返します。
確かにとってもスムーズにゴックンできてますね。
この綿棒一体どんな仕掛けがあるのかというと…。
飲み込む力を大きくアップさせるこの方法…多くの医療機関で注目されているんですって。
ではなぜ効果があるのか。
その秘密を見せてもらいましょう。
脳の活動を見る装置をつけた状態でアイスマッサージを行います。
注目するのは脳の前方。
運動感覚野と呼ばれる部分。
飲み込みの指令を行う場所です。
冷たく凍らせた綿棒をのどに当てると…。
おお!運動感覚野が赤や黄色に変化しました。
綿棒の刺激で活性が上がったんです!ふだんから脳を刺激してあげればその分飲み込み力もアップ!すご〜い!
(中村)うれしそうな顔して…。
医療現場です。
あの行為でかなり活性化するという事なんでもう先生にね実際に見せて頂きながらご説明頂きましょう。
藤島一郎先生お願いします。
(拍手)綿棒といいましても小さい綿棒じゃなかったですね。
耳かきの綿棒と違ってここに…。
これは口の中をきれいにする綿棒なんですが。
これは普通に薬局へ行けば売ってますか?売っています。
これをですねこう取り出して…
(藤島)そして刺激する時に少し水をつけて使うんですけれども。
(山瀬)舌の上を…?
(藤島)そうですね。
いきなりやるとびっくりしちゃうので最初に唇をつけてその次はほっぺたとか。
でベロの上をやってだんだん後ろの方にいってえん下が起こりやすい部位があるんですけどそこを刺激してあげるとゴクンと起こりやすくなる。
この方法をおすすめしたい方は一般的に…ご自宅で結構ですし口の中をぬらして頂いてつばをゴクンと飲んで頂いてから食べ始めるような方法も大変有効ではないかと私は考えています。
はい。
さあそれでは…。
以前「ガッテン」では歯磨きも脳を活性化する効果があるとお伝えしたんですが…。
歯ぐきマッサージというのを含めてねやりましたが。
その実験見て頂きます。
歯磨きをした時の脳と歯ぐきもマッサージした時の脳それぞれどのように脳の活性が変わるか調べてみました。
青い部分が多くて比較的活性化していません。
それが歯ぐきのマッサージを加えると…このように赤い部分がグッと増えました。
(中村)あぁそうですか。
強く活性化したんです。
すごい。
(藤島)そうですね。
口腔ケアの一環として歯ブラシを使って歯ぐき特に歯と歯肉の間のポケットの辺りをよくマッサージして頂くという事は誤えん性肺炎を予防する大変よい方法だと思っています。
もう一つおすすめの方法を先生に教えて頂きます。
(藤島)これはゴクンって飲み込む時に働く筋肉「舌骨上筋群」っていうんですね。
この筋肉が働く事によってのどの全体が持ち上がる。
それで飲み込める。
その持ち上げる筋肉を鍛える運動ですが…。
(藤島)グッと。
ああなるほど!
(藤島)その時にここに触って頂くとグッと力を入れた時にここが収縮するのが…。
(山瀬)硬くなる。
(藤島)硬くなる。
一日どれぐらいやれば…?私どもがやっているのはまず「12…」ってこういうふうに反復する。
これを5回やって頂きます。
ここも…?
(藤島)持たなくていいですけどなるべく強く5回やって頂きます。
その次に今度はずっと押し続けるのを5つ数える。
12345。
こうやってやります。
これを食べる前にやって頂く。
あっ寝る前じゃなくてね。
(藤島)寝る前もやって頂いてもいいんですけど実はですねむせてる方がいらしたと。
それその場でやって頂くとむせなくなるんです。
(山瀬)え〜。
(中村)すごい。
今のこの体操を準備としてやっておくとここがひょっとすると一回目が覚めるというか。
目を覚まさせておいてから食事をするとほんとに事故の可能性が限りなく少なくなるという。
(中村)つばは飲まないと駄目ですよね?その時飲んでもいいですね。
飲まなくてもいい?
(藤島)飲まなくていいです。
ここの筋肉を鍛える運動ですから。
先生感染タイプについても最新情報があるんですよね。
この感染タイプの中で一番有名なのは「肺炎球菌」というものですが肺炎球菌にはワクチンが有効なんですね。
ものすごく有効でこれがこの10月から公費助成が65歳で受けられるようになったんです。
是非肺炎は予防が大事ですので受けられてはいかがでしょうか。
そういう事でございます。
どうもありがとうございました。
(拍手)いやぁやっぱりここの筋肉は大事ですものね。
(中村)人間の体ってうまくちゃんとやってあげるともつし…みたいな感じですね。
是非自分で自分のこの筋肉を少し意識して鍛えて頂きたいと思います。
ガッテンして頂けましたでしょうか?ガッテン!はいありがとうございました。
いかがでございましたか?
(梅沢)私特によだれたらしてますから気を付けなきゃなと。
ほんとに親とかが高齢になってくると肺炎で亡くなるんじゃないかっていう恐怖とかがあるから飲み込む力とかまでが衰えて胃液が上がってるとか思わなかったから今度はそっちの訓練もさせなきゃなと思って。
ほんと。
ありがとうございました。
胃液がずっと僅かながらも忍び上がってくる。
それを知らずに飲み込んだよだれが押している。
唾液と胃液のせめぎ合い。
だけれども梅沢さんのように…。
フフフフ外に…。
私も同じでございます。
今ほんとに思いました。
今まで流してきた…。
ほんとに思ったのでございました。
しっかりこれから飲み込んでいきたいと思います。
それでは次回も「ためして」…。
(一同)「ガッテン」!ありがとうございました。
(拍手)
(拍手)最後に誰でも簡単に…その時手の方も負けないように頭に押しつけましょう。
顎の下の筋肉が硬くなっていればOK。
休みをとりながらこれを3回行いましょう。
食事の前誤えんの予防に是非やってみて下さい!2014/11/26(水) 20:00〜20:43
NHK総合1・神戸
ためしてガッテン「謎の肺炎が急増中!死なない新常識」[解][字][デ]
毎年12万人もの命を奪う、恐ろしい肺炎!なんとその裏には、健康な人を突然襲う「第三のタイプ」があった!どんな人が危ない?気づく方法は?大事な命を守るための新常識
詳細情報
番組内容
いま医療現場で大きな注目を集めているのが「第三の肺炎」。風邪をこじらせたわけでも、食べ物を誤って飲み込んだわけでもない。本人には心当たりがないのに、菌やウィルスが肺に侵入し、命をおびやかす!実はカギとなるのは「夜の食事」。とても身近な「あるもの」が、肺炎発症のひきがねになっていたのだ。綿棒を使った効果バツグンの肺炎予防法や、「誤えん」を防ぐためのおでこ体操など、ぜひ知っておきたい新情報を徹底紹介!
出演者
【ゲスト】中村玉緒,梅沢富美男,山瀬まみ,【司会】立川志の輔,小野文惠,【語り】生野文治
ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
情報/ワイドショー – 健康・医療
情報/ワイドショー – グルメ・料理
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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日本語
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