ファーストクラス #07【女の友情は地獄へのカウントダウン!爆発5秒前…】 2014.11.26


(充)これよりNGSホールディングス第三期定時株主総会を始めさせていただきます。
それではまず弊社CEO瀧川蘭子よりご挨拶させていただきます。
(隆太郎)《蘭子さんが政治家に裏献金してるの知ってますよね?》
(充)《いいね〜隆太郎君》《一緒にビジネスやりますか?》
(リカ)多武峰凪子さんあなたがクリエーティブディレクターよ。
(凪子)人事は全て私が決めていいとおっしゃいましたよね?
(リカ)ご自由に。
(凪子)吉成ちなみさんをクリエーティブディレクターに。
どういうことかしら?クリエーティブディレクターは私より吉成さんが向いてると思います。
今回制服が最終決定したのも吉成さんが先方のご希望に気付いたから。
そして諦めなかったから。
ということで私は吉成さんをクリエーティブディレクターに任命するという人事権を発動いたします。
問題あります?別に。
じゃちなみさんよろぴく。
私は私を自由なデザイナーに任命します。
以上。
(竜子)1つ質問よろしい?
(蘭子)すみません。
そちらは株主さまの席ですが。
私どもは株主ですけれども。
(蘭子)株主?ファスベンダー&マッカートニー・ジャパンと申します。
瀧川蘭子CEOが与党佐野愛子議員に不正に多額の献金をしているという情報があるようですがそのような事実ございますでしょうか?
(ざわめき)えっ?
(男性)君。
(充)いいよ。
(隆太郎)お願いします。
(充)今株主さまからご指摘いただいた件に関してですが可及的速やかに調査いたします。
その間瀧川CEOは更迭。
私が代理でCEO業務をするということで株主の皆さまよろしいでしょうか?
(男性たち)異議なし!異議なし!
(竜子)それで結構です。
(男性)異議なし!
(男性)異議なし!それではごきげんよう。
瀧川蘭子さん。
(ドアの開閉音)ちょっとあんた!
(男性)離れてください!
(蘭子)何よ!何か言え!触るな!私に触るな!ちょっとあんた…。
(男性)離れて!触るな!私に触らないでよ!ちょっと…こら〜!間宮〜!間宮充〜!はめたな。
(男性)下がりましょう。
(男性)下がって。
(蘭子)はめたな!間宮充!
(隆太郎)よっ!間宮CEO!平成の色男!
(充)君のおかげで早めにおさらばできて幸いです。
あのオッパイタヌキと。
(隆太郎)ワオ〜!ハハハハ!蘭子さんのことですか?
(充)ファッションセンスもない。
ビジネスの才能もない。
カリスマ性もない。
ただの勘違い。
ワ〜オ!ちなみにあのおっぱい本物ですか?ご想像にお任せします。
(充・隆太郎の笑い声)
(ナミ絵)吉成クリエーティブディレクター来年のエスエスのデザイン画が描けましたのでご確認ください。
(凪子)お願いします。

(リカ)お疲れさま。
(千冬)廣木さんこれ知ってました?皆さんお疲れさまです。
(千冬)間宮代表取締役献金疑惑って…。
(リカ)どういうこと?
(充)大丈夫です。
会社には影響がないよう処理しました。
瀧川CEOに関しては著しく会社のイメージを損ねた責任を取って退任していただくことになりました。
(ちなみ)蘭子さんを辞めさせたんですか?株主総会で決定したことですので。
あらためてNGSホールディングスCEO間宮充です。
早速ですが皆さんにお仕事です。
わがNGSホールディングスのファストファッションブランドの店頭でTATSUKOYANOのTシャツを販売することにしました。
勝手に決めたの?
(ナミ絵)ファストファッションブランドで売らなくてもTATSUKOYANOのショップで売ればいい…。
(充)あなた方に任せておけば1枚2万円のTシャツを作って誰も買わないなんてことになりかねない。
そうならないようにファストファッションブランドの店頭でそれにふさわしい値段で売ってもらいます。
でもただTシャツ作って売ってもしょうがないので…。
(充)廣木さん率いるTATSUKOYANOと吉成さん率いるTATSUKOYANOJAPANで売り上げを競い合ってもらいます。
競ってどうするんですか?負けた方のブランドなくします。

(充)これ人員の振り分けと細かいスケジュール。
(リカ)どういうことかしら?何か裏があるような気がするけど。
裏なんてありませんよ。
意外といい勝負になると思います。
蘭子さんのことも初めから追い出すつもりだったのね。
(リカ)NGSホールディングスを大きくするために利用するだけ利用して邪魔になったら捨てるつもりだった。
あなただって結果的に竜子さんを追い出したじゃないですか。
日本のファッション業界のためにとかいう理由で。
とかいう理由で?
(充)あれ?そんなことおっしゃってませんでした?
(リカ)次は私が邪魔ね。
廣木さんしだいでしょ。
(さくら)ちなみさんこれ。
(さくら)早速デザイン描いてみたんですけど。
ありがとう。

(足音)どういうことですか?この人員振り分けは。
私の方が久志君とさくらさんだけって。
私の方?だけ?あっいえ…。
TATSUKOYANOJAPANが私含めた3人だけだなんて。
間宮CEOの方針。
でもこれじゃ…。
勝ち目がない?そういうわけじゃないですが。
(凪子)人数的にも経験的にもあまりに差があり過ぎるのは事実ですよね。
(リカ)じゃ凪子さん吉成さんの方に行く?あ〜いやそういうことでは。
(リカ)違うわよね。
吉成さん私に苦情を言う前にあなたのチームのメンタルケアをしてあげたら?さくらさんと久志君の実力のこと言ってるわけじゃ…。
別に…。
凪子さんの言うとおり普通に考えたら戦力的に劣るのは明らかですから。
(久志)しょうがないですよね。
3週間後に店頭販売予定だから。
凪子さんナミ絵さんデザインよろしく。
はい。
(ナミ絵)分かりました。
(薫)負けたらブランドがなくなるってその後の仕事はどうなるんですか?さあ。
先のことは分からない。
(千冬)せっかくまとまっていい流れになってきたとこだったのにね。
でも負けるわけにはいかないでしょ。
もう変な部署に飛ばされるなんて嫌だよね?
(ナミ絵・凪子)嫌です。
(千冬)ごめん。
プレスチーム関係ないけど応援してる。
フレーフレーみんな!ちょっと手伝ってくれる?間宮充の動きを探れということですか?得意でしょ?人の弱み握るの。
今回の売り上げ勝負と人員振り分けに何か裏があるとお思いなんですね?よろしくね。
(さくらのため息)
(薫)吹雪。
(吹雪)んっ?ヤバいねえ。
(吹雪)う〜ん。
さあどうする?吉成ちなみ。
TATSUKOYANOとTATSUKOYANOJAPANでつぶし合うなんて日本のファッション業界のためになるとは思えませんが。
(リカ)《パリにフラッグショップがある日本のファッションブランドはほんのわずか。
日本には1,000以上のブランドがあるのに》《これが今の日本のファッションブランド》《何とかしなくちゃいけないんじゃない?》《初めて意見が合いましたね》まだ間宮充と何か仕掛けるつもりですか?あの男はもう使えない。
むしろ邪魔者。
だったら間宮充の言いなりになる必要なんてないんじゃないですか?TATSUKOYANOJAPANは廣木さんが立ち上げたラインですよね?それを自分の手でつぶすんですか?私が立ち上げたラインかどうかなんてどうでもいい。
今2つのラインがたまたま社内で競うことになった。
そしてどちらかが消える。
それだけのこと。
ファッション業界は流通業界。
どこかが売れればどこかが売れなくなる。
その戦いの繰り返し。
たかが身内の戦いを生き抜けない者が外で戦えるわけない。
その言葉聞いたことあります。
生き残った方が志を遂げればいい。
約束します。
そのためにも本気で戦う。
はい。

(社員)お疲れさまです。
お疲れさま。
さあ頑張ろう!さくらさんさっきデザインくれたよね?
(さくら)捨てました。
えっ?ちなみさんが描けばいいじゃないですか。
どうせ私じゃ凪子さんやナミ絵さんにはかないませんから。
ちなみさんもさっき廣木さんに言ってましたよね。
私たちじゃ力の差があり過ぎて勝負にならないって。
ねっ?久志君。
(久志)言ってましたね。
ごめんなさい。
そういう意味じゃ…。
じゃあどういう意味?でも仕事だからやりますよ。
全部ちなみさんが決めてくれればそのとおり。
負けるの悔しくないの?ていうかせっかくつくったライン守りたくないの?だからみんながちなみさんみたいに…何ていうの?志的なもの持って仕事してるわけじゃないんですよ。
お疲れさまでした。
お疲れさまでした。
(吹雪)ここは?
(ナミ絵)ちょっとアシメのシルエット出したくて。
(吹雪)アシメですね。
(凪子)あっじゃあさチュール入れてさこうやってボリューム出しちゃって…。
(薫)できたよ〜。
(凪子)お〜!チョベリグじゃな〜い?
(ナミ絵)イメージどおりですね。
(凪子)うん。
あれ?ちなみさんさくらちゃんと久ちゃんは?
(吹雪)2人ともどっかでサボってんじゃないの?あのくそがき…。
手伝おっか?ずいぶん余裕があるのね。
人のこと心配してる暇があったら自分のライン完璧にしたら?
(薫)はい。

(呼び出し音)
(アナウンス)留守番電話サービスセンターに接続します。

(良子)ちなちゃん。
MIINAさん。
(良子)もうMIINAじゃない。
『FIRSTCLASS』編集部の本名鈴木良子です。
(良子)ちなちゃんが編集部にいたときはよく2人でここに来たよね。
まあ私は今でもここに来るけど。
私は編集部辞めてから初めて来ました。
(良子)ちなちゃんがTATSUKOYANOのデザイナーとして頑張ってることはみんな知ってる。
口には出さないけどみんないつもちなちゃんのことを思ってる。
きっとちなちゃんも頑張ってる。
だから私たちも頑張ろうって。
(良子)また大変なんでしょ?えっ?見れば分かるよ。
顔に出てる。
ていうか体中からあふれ出てる。
大変オーラが。
今何作ってるの?Tシャツなんだけど…何か色々あって。
あした時間ある?えっ?
(良子)少しはデザインのヒントになるかな?ありがとうございます。
助かります。
(良子)ちょうど来年の春夏アイテムの読者アンケートを取ったところだったから。
20代の女性たちのニーズは分かると思う。
「自分だけの特別感」か…。
でもどうするの?1人で。
しょうがない。
何とかする。
全部1人でやるの?幸い私はデザインもできるしパターンも引けるから大丈夫。
でも他にも人いるんでしょ?誰かにお願いして手伝ってもらった方がいいんじゃない?さすがに1人じゃ…。
まあね。
でも自分が悪いんだけど…何かうまく人を使えなくって。
それに仕事への思いみたいなことが私たちとは違うんだと思う。
じゃあこの借りはいつか返すから。
(白雪)しばらく見いひん間にえらい変わったな。
仕事への思いが私たちとは違うって?ほんでその子らの思いちゃんと聞いたことあんの?ちなみさんがうちの編集部で仕事してたとき結局みんながあんたについてったんはあんたが何も考えずに『FIRSTCLASS』を守ろうと一生懸命やったから。
だからみんながあんたについてった。
(白雪)でも今はあんたは1人で何でもできると思ってる。
(白雪)人は使うもんやない。
人は助け合うもんや。
それを教えてくれたんはあんたやなかったんか?
(良子)ちなちゃん。
ありがとう。
ありがとう。

(白雪)ちょっと言い過ぎやったかな?
(良子)大丈夫。
ちなちゃんならきっと分かってくれる。
けどなうち心配やねんな。
あの子が今いる所は編集部みたいに小さい所やない。
うまいことやらんと二度と立ち上がれへんくなるまでやられるで。
(さくら)今日は空いてるよ。
よし。
(久志)痛っ…。
今日は仕事終わりにしてぱあっといこう。
は〜い。
さくちゃんがレモンサワーで久ちゃんがカシスウーロン。
久ちゃん?さくちゃん?まっいいからいいから。
はい乾杯〜!
(久志)乾杯。
(さくら)乾杯。
ぷあ〜!ちなみさんってそんなキャラでしたっけ?んっ?あ〜。
吉成ちなみ27歳!
(3人)あっ!
(久志)ちょっと何してるんすか。
ごめんごめんごめん。
すいませんお絞り下さい。
(店員)はい。
大丈夫ですか?すいません。
ありがとうございます。
ところでささくちゃんはさ何でデザイナーになりたいんだっけ?それこないだ言いましたけど。
そうだ。
苦労して学費出して博多から東京出ていくのを許してくれたお父さんとお母さんのために絶対にデザイナーとして独り立ちしたいんだよね?うん。
若干盛られとるけどね。
じゃあ久ちゃんは?何でTATSUKOYANOに入ったの?あっじゃあ私の話先しようか。
全然面白くないし廣木さんに「話長い」って言われちゃったけど。
じゃあ短めに早口で。
ちっちゃいころさおばあちゃんがたくさん手作りで私の洋服作ってくれたんだ。
うれしかったな。
それで私も友達や家族の洋服をアレンジするようになったらやっぱりみんな喜んでくれてホントによかったなって。
ずっとこんな幸せなことができたらいいのになって思ったの。
あと…。
うん。
話長か〜。
やっぱり…。
何となく…。
何となくです。
何となく普通にサラリーマンしたくなくて周りと違うことがしたくて。
だから皆さんみたいにすごいモチベーションがあるわけでもなくずるずると…。
いいんじゃない?いいと思う。
私なんて服飾出てから7年もフリーターしてたんだから。
そうと?でもチャンスもらって『FIRSTCLASS』っていう雑誌で働かせてもらっていろんな洋服を提案するようになったらやっぱり私も人を幸せにするような洋服を作りたいって…。
せっかく洋服を作る立場になったんだから日本のファッション業界のためになるように命懸けで働きたいと思った。
それが正しいことだと思ってたから。
みんながそれについてくるのは当たり前だと思ってた。
でも私間違ってた。
仕事への思いそれはみんなそれぞれ違う。
だけどこれだけはみんな一緒だと思う。
自分たちが作った洋服が世の中で注目されるなんて幸せなことは他にない。
私たち3人が作ったものが売り上げで勝つか負けるか分かんないけどこの幸せをかみしめて一緒にTシャツ作ろう。
うん。
分かった?久ちゃん。
分かった。
さくちゃん。
あっ?
(久志)さん。
乾杯。
(さくら)乾杯!
(久志)乾杯。
乾杯。
(さくら)あ〜!廣木さんたちはきっと凪子さんやナミ絵さんのデザイン性の高いTシャツを何パターンか作ってくると思う。
同じことしとっても勝ち目はなかですよね。
これ!ちなみさんが『FIRSTCLASS』編集部でもらってきた資料を見て考えてみたんですけど。
んっ?店頭販売されるファストファッションブランドのターゲットは20代前半の女性。
この年代にターゲットを絞るってこと?はい。
しかも商品数も絞る。
1アイテムのみか…。
自分だけの特別感はどうやってかなえてあげる?
(久志)例えばネットで好きなイニシャル受け付けてそれを付けて発送してあげるとか。
3,000枚くらいならできるでしょ。
この3人でやれば…。
それだったら自分だけの特別感はある。
ただ問題はデザインなんですよね。
うん…。
あの…『FIRSTCLASS』ってどういうコンセプトなんでしたっけ?「一流の女性」かな。
一流にいつかなりたいと思ってる女性がそれに少しでも近づけるような洋服とか憧れのライフスタイルを紹介するっていう。
ファストファッションブランドのターゲットと『FIRSTCLASS』の読者のターゲット一緒なんですよね?『FIRSTCLASS』とのコラボTシャツ。
イエス!今までのTATSUKOYANOとは違う手に入れやすい洋服な感じがします。
一流の女性を目指す女子たちへのメッセージ。
何かいいっすね。
私『FIRSTCLASS』編集部に掛け合ってくる。
コラボTシャツ作るのOKしてもらわないと。
さくらさん今回の仕事はあなたがチーフデザイナー。
自分の思ったとおりに思いっ切りやって。
博多美人。
はい!じゃあやりますか。
やりますか。
『FIRSTCLASS』編集部のOK取れたよ。
(久志)よっしゃ!
(さくら)あの…こんな感じでどうでしょう?あっ…この空いてる所にオーダーで文字入れるってことね。
刺しゅうしたい人は刺しゅうしてもいいし…。
あっあのペンで書く人がおってもいいと思います。
ああ…。
プレゼントしたい人はそのままでも。
(久志)ちょっといいっすか?
(久志)よし…。
例えば好きな女の子の名前に自分の名字を付けてこれを渡してプロポーズとか。
さくら。
俺と結婚しよう?
(さくら・ちなみ)キモい。
(久志)え〜。
あっそのアイデア…。
(さくら・ちなみ)ありかも。
ハハハハ。
(社員)おはよう。
(凪子)おはようございま〜す。
(社員)おはようございます。
(ナミ絵)おはようございます。
(社員)おはようございます。
(凪子)取りあえず試合に出る気にはなったみたいね。
(ナミ絵)うん…さようですね。
ナミ絵ちゃん私たちって悪女?まっ悪女と思う人間もいるでしょうね。
悪女だったらさ今何するかな?ちなみさんたちのデザインを写真撮って知り合いのブランドに流して…。
(凪子)うん。
先に店頭販売させ盗作だと訴えさせる。
うん。
それ結構前にやった。
それか縫製工場の社長を買収してちなみさんたちのTシャツ生産を断るように手を回すとか。
それ前にやりました。
結構やり尽くしましたね。
それってさ全部自分たちが生き残るためにやったよね。
そうですね。
ちなみさんと廣木さんが私にとって邪魔だったんで。
それって悪女なのかな?まあ悪女と思う人間もいるでしょうね。
今回ちなみさんたちは私たちにとって邪魔?いいえ。
全然。
圧勝予定なんで。
フフ。
ナミ絵ちゃん仕事しよっか。
はい。
(凪子)フフ。
(華の舌打ち)
(華)つまんねえ。
ねえねえ。
ちょちょちょっ…。
(さくら)はい。
これさこんぐらいキックバック欲しいよね。
あっ確かに。
うん。
じゃあこれにしよっか。
はい。
(華)お疲れさまです。
お疲れさま。
(華)さくらさん最近冷たくないですか?たまには一緒に遊びましょうよ。
忙しいの見て分かろうもん。
さっさと帰って。
すごいな〜。
無駄って分かっててよく頑張れますね。
ねえもう華帰ってって。
どう頑張っても圧倒的惨めな負け試合。
華…。
やる前から負けって決まってる試合なんてないですよ。
そんな試合存在しません。
フフフ…。
何調子こいてんだよがきが。
(笑い声)
(久志)じゃあやりますか。
間に合わないっすよ。
うん。
(竜子)止めて。
(隆太郎)マミー準備は全て整いましたよ。
竹下通りラフォーレ同潤会アパート。
毎日歩き回っていろんな人を観察した。
みんなファッション楽しんでたわ。
何の話?35年前TATSUKOYANOを立ち上げるときの話。
今もみんな楽しそう。
私ここで降りるわ。
(隆太郎)マミー?久しぶりにあの空気吸ってくるわ。
(隆太郎)この勝負どう考えてもリカさんのTATSUKOYANOチームの勝ちですよね。
いくら何でもさくらに久志じゃ…。
(充)大丈夫。
必ずちなみさんを勝つようにする。
あ〜やっぱり!何かするんでしょ。
何かずるいこと。
何か汚いこと。
何か黒いこと。
(充)まあね。
やっぱり。
でそちらの調子はどうですか?
(隆太郎)ばっちりです。
あっ1個だけクリアしないといけないことはあるんですけど。
それは無理なんじゃ…。
(隆太郎)大丈夫です。
2人ともそれしか生きる道ないんすから。

(隆太郎)間宮さんの大腿筋膜張筋すげえな。
どう?
(千冬)廣木さんの読みどおり間宮充は何か仕掛けそうですね。
(リカ)そう。
でもそれを事前に止められるかどうかは…。
おそらくそれは無理。
(充)そう。
発売したらすぐ。
TATSUKOYANOJAPANのTシャツの方を。

(さくら)ちなみさんちょっといいですか?んっ?
(さくら)あの…。
最終的なハートの位置がなかなか決まらんくて。
ハートは色があって印象的だから『FIRSTCLASS』の文字を真ん中に持ってきたらいいんじゃない?どう?あっバランス取れますね。
うん。
(久志)ボディーってこれぐらいタイトでも大丈夫ですか?
(さくら)うん。
いいと思う。
いいんじゃない?よし…。

(店員)どうぞご覧くださ〜い。
(店員)1つだけのオリジナルTシャツいかがですか?
(女性)これ名前入れられるんですね。
(店員)そうなんです。
すっごいカワイイですよね。
あっはい。
どうぞご覧くださ〜い。
まだですか?まだ。
あっ。
100200…。
600…。
すごい!900…。
いや売れとるやないですか!1,200!
(さくら)ハハハ!
(ちなみ・さくら)やった!あっねえねえねえ…見て見て。
(ちなみ・さくら)あっ。
すご〜い!すごいすごいすごい!やったよさくちゃん!みんなありがとう!みんなありがとう!買ってくれてありがとう!ナミ絵ちゃん私たちって悪女?違います。
負けちゃったからとんでもないとこに飛ばされるかもしれないよ〜。
(吹雪)薫一緒に桐生の工場でも行く?
(薫)フッ。
まっそれもありか。
(吹雪)フフフ…。
意外な展開でしたね。
(リカ)ホント意外ね。
間宮充あなたがこんなに分かりやすいことするなんて。
(リカ)裏から手を回して吉成さんたちの作ったTシャツを買い占めた。
TATSUKOYANOJAPANにアクセスしたIPアドレスを調べたらほとんどがNGSホールディングスの子会社だった。
(リカ)ただ勝負すればよかったんじゃない!?そうすればTATSUKOYANOJAPANが勝ってあなたは正当に私を追い出すことができた!
(笑い声)もういいじゃないですか。
TATSUKOYANOなんて老いぼれブランドは。
あなたの日本のファッション業界の未来に対する思いとかもうざい。
この不正買い占め暴露したらどうなるかしら?僕を脅すんですか?ホントにありがとう。
さくちゃんと久ちゃんのおかげ。
あの…その「さくちゃん」ってやめてもらえません?気持ち悪いんですけど。
(久志)「久ちゃん」もできればやめてもらっていいですか?いつまで喜んでんの?Tシャツどっさり来るよ?
(さくら)はい!いいじゃないですか暴露すれば。
TATSUKOYANOJAPANの結果は無効だしイメージダウンでつぶれる。
あなたはTATSUKOYANOを守り僕を追い出すこともできる。
むしろ全てがあなたの思いどおりだ。
あなたの勝ちですね。
完敗です。
どうぞ僕と吉成ちなみを地獄へ落としてください。
千冬さん。
(千冬)はい。
あなたの不正買い占め私たちだけの胸に留めてあげます。
でもそれじゃあなたの負けになりますよ?私は負けでいい。
その代わり吉成ちなみをブランドのトップに就任させてください。
(久志)追加もう1箱来ました。
(さくら)そこ置いといて。
(久志)はい。
よいしょ…。
久志君次。
(久志)はい。

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ご案内
雑誌編集部で成り上がっていくシンデレラストーリー「ファーストクラス」が衝撃度100倍で還って来る!前作で虐げられるシンデレラを演じきった沢尻エリカが、今回は真骨頂の悪女に変貌!前作を上回る性悪な総勢10人の悪女たちと血みどろの闘いを繰り広げる!沢尻悪女イレブンが暴れ回るファッション業界の一大闘争記。私の方が上、あなたの方が下…果てしなきマウンティングバトル、開幕!
番組内容
 全員が協力して仕上げた女子校の制服が無事採用され、吉成ちなみ(沢尻エリカ)は多武峰凪子(ともさかりえ)の指名により「TATSUKO YANO JAPAN」のクリエイティブディレクターに就任。目的を達成したことで団結力が生まれたように思えたが、ちなみたちに新たな試練が・・・!
 そんな中、株主総会が開かれたNGSホールディングス。CEOの瀧川蘭子(余貴美子)が檀上に立つと、株主席にいた矢野竜子
番組内容2
(夏木マリ)が突然手を挙げ、驚きの発言を始める。動揺する蘭子を尻目に、素早く説明に立った間宮充(青柳翔)。しかし、そこで間宮がとった行動は・・・・。
 NGSホールディングスと「TATSUKO YANO」は、新たな局面を迎えて大きく動き出す・・・。
出演者
沢尻エリカ 
木村佳乃 
倉科カナ 
青柳翔 
シシド・カフカ 
淵上泰史 
篠原ともえ 
鈴木ちなみ 
中村倫也 
岡本圭人(Hey!Say!JUMP) 
山谷花純
 ・ 
〈FIRST CLASS編集部〉
佐々木希 
菜々緒 
石田ニコル 
三浦理恵子 
田畑智子

 / 

板谷由夏
 ・ 
余貴美子
 ・ 
市川実和子 
小島聖 
ともさかりえ 
夏木マリ
出演者2
〈ナレーション〉
LiLiCo
スタッフ
【編成企画】
太田大 

【プロデュース】
浅野澄美 

【脚本】
及川博則 

【演出】
西浦正記 
宮脇亮 

【制作】
フジテレビ 

【制作著作】
FCC

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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