ひょうたんからコトバ「伝説」 2014.12.19


お〜竹が光ってるぞ!よ〜し。
うわ〜!どうも。
どうぞ。
こんにちは。
コチョコチョ。
コチョコチョコチョ。
コチョコチョコチョ。
伝説にまつわる故事成語「画竜点睛」。
今日は学芸会。
セイコちゃんのクラスの出しものは「シンデレラ」です。
(セイコ)いよいよシンデレラがおしろに行くシーンだわ。
だいじょうぶかな〜。
(ミワ)だいじょうぶよセイコちゃん。
きれい!
(マサ)うんバッチリ!ドレスよ〜し。
カツラよし。
王子よし。
でも…。
どこかおかしい。
ええ〜っどこ?どこだろう?あっ!
(ミワ)ここだ〜!
(マサミワ)これでかんぺき!これぞまさしく…それは今からおよそ1,500年前梁の時だいの中国。
当時絵がとてもうまいとひょうばんの張僧という画家がいた。
あるときかれは安楽寺という寺のかべに竜を描いてこう言った。
「竜がとびさってしまうからひとみを描くのはやめておこう」。
するとまわりの人たちは…。
絵なんだからとぶわけない。
ちゃんとひとみも描いてくださいよ〜。
(張)う〜ん。
ならどうなっても知らんぞ!こうじゃ!
(ふたり)これでかんぺき!ところがなんとひとみを描いたとたん竜は本ものにへんしん。
かべをこわし空高くとんでいってしまった。
本当だったんだ…。
だから言ったじゃろ。
せつ明しよう。
ちなみに点睛の「睛」とはひとみのこと。
「晴れる」という字ににているからまちがえないようにしよう。
今ではこんなつかい方が多い。
よ〜しにがお絵を描くぞ!
(母)あらマサキ。
だれかしら?さい近すきなパントマイムのうまい人たち。
当ててみてよ〜。
ジャ〜ンかんせい!あら〜が〜まるちょば!上手ね。
わ〜い!でも…どこかおかしい。
(テレビ)「ひょうたんからコトバ」。
(母)あ!わかった。
(マサ)ここだ!
(ふたり)これでかんぺき!わっ本もの!「画竜点睛を欠く」とは全体てきによくできているのにかんじんなところが欠けていること。
みんなもかんじんなところは欠かさないようにちゅういしよう!伝説にまつわることわざ。
みんなこまっているときにだれも手つだってくれなくて「つめたいな〜鬼みたいだな〜」と思ったことない?でも「たすけてくれる人はかならずいる」というのがこのことわざの意味。
その体けんをしたのがこの人たち。
(山田ルイ53世)ルネッサ〜ンス!ハッハッハ!われわれぐらい「渡る世間に鬼はない」このことわざにかかわりのある芸人はほかにはいませんよ。
うん!山田ルイ53世とひぐち君のコンビ髭男爵。
今やみんなが知っている人気もののふたり。
でも人気が出るまでには10年もかかったんだって。
コンビを組んだ当時のふたり。
このころはデビューするためにタレントのじむしょに入ろうとオーディションをうける毎日。
しかしおちてばかり。
まわりが鬼だらけに見えていた。
だれも「髭男爵いる」と言わなかったんです。
ただその会ぎにさんかしてはったうちのじむしょの先ぱい芸人さんだいぶ先ぱいですけどその方ひとりだけが「いや入れたろうや。
こいつらがんばっとるし」と手をあげてくれてそれで今のうちのじむしょに入れたっていう。
ようやくぶたいに出られるようになったふたり。
あ〜こわいねこわいね〜。
何やるの?あやすの?でもおきゃくさんにはまったくウケなかったんだって。
ホンマにウケないです。
自分らで笑いの数をかんじょうしたりするんですけど30分やってひとクスもとれないみたいなときが多々ありまして。
笑いがとれない日々がつづいた。
シーンとなるたびにおきゃくさんが鬼に見えたこともあった。
(ひぐち君)ぼくらのことなんかどうせ見てないだろうと思って半ばなげやりな気もちでやってた時期もあったんですよ。
そのときにある場しょでライブをやったときに「髭男爵さんにおべん当のさし入れが来てます」と。
こんなところでぜんぜん知り合いもいないしもちろんファンみたいなおきゃくさんもゼロですから「だれだろう?」と思っていただいて手紙が入ってたんでそれ見たらぼくらのじむしょの先ぱい芸人さんのファンの方だったんですよ。
なんでかっていうと「いつもじむしょのライブ見にきてます」と。
「髭男爵ががんばっているのも見てるのでこれでおなかをみたしてください」みたいなことが書いてあって。
ぼくらでも見てくれてる方というかぼくらのコンビ名を見て気にかけてくれた方っていらっしゃったんだと思いまして。
くじけそうなときにふれた人のあたたかさ。
まさに「渡る世間に鬼はない」。
だからあきらめずにがんばることができた。
こうしてたん生したのが今の髭男爵なんです。
ルネッサ〜ンス!
(はくしゅ)お笑い芸人ともなるととくにですけども世間さまの風当たりもつめたい強いですし「鬼ばっかりやな」と思うことも多いんですけども…「男爵様の鬼野郎」。
それわる口だね〜。
それただのわる口。
すいません。
ほかにもいっぱいあるから鬼のついたことわざがね。
「鬼に金棒」。
ただでさえ強い鬼に金棒をもたせるともっと強くなっちゃうよね。
「来年のことを言えば鬼が笑う」。
あした何がおこるかさえわからないのに来年のことなどわかるはずもない。
これはおよそ1,100年前に藤原敏行がよんだ歌です。
夏のおわりふきぬけるすずしい風の音に秋をかんじてよんだといわれています。
みんな「竹取物語」って知ってる?竹から生まれたおひめさまはまん月の夜月のせかいへ帰っていくんだよね。
まん月はまん丸。
でも見て!ほかにも月はこんな形に見えるんだ。
月は30日かけてさまざまなすがたを見せてくれる。
丸くなったり見えなくなったり。
その月にはいろんな名前がついているんだよ。
が〜まるちょばが作る月の形どんな名前か当ててね!まずはこれ。
かん字ではこう書く。
むかしのこよみで月のはじめ3日目に見えるんだ。
だから三日月という名前がついたんだ。
つづいては…。
7日目ごろつまり上旬に見えることから名づけられたといわれています。
弦とはゆみのこのぶ分のこと。
ゆみをはった形は月の形によくにているよね。
十五夜って知ってる?まん月のこと。
むかしのこよみで15日目に見えることから十五夜とよばれるようになったんだ。
とくに9月の十五夜を「中秋の名月」とよびお月見をする風しゅうがあります。
つづいての月の名前は…。
どんな形かというと…。
あれ?かくれちゃった。
この見えない月はみそかづき。
むかしのこよみで30日目の月のこと。
1か月のさい後の日を「みそか」ということからよばれるようになったんだ。
12月31日は1年のさい後の日だから大晦日なんだね。
月のさまざまな名前は日本人の親しみのあらわれ。
さあみんなで月の歌を楽しもう。
「?」に入る月にまつわる言葉を考えてね。
「?」に入る月の言葉わかったかな?が〜まるちょばのダンスがヒントです。
かげ絵にするとよくわかるよ。
さあきょうの月はどんな形かな?2014/12/19(金) 01:20〜01:35
NHKEテレ1大阪
ひょうたんからコトバ「伝説」[字]

小学3〜6年生国語番組。ことわざや故事成語、古典などをとりあげ、子どもたちが「豊かな言葉の使い手」になることをめざす。出演:が〜まるちょば

詳細情報
番組内容
ことわざ・慣用句・故事成語・古典などを取り上げ、これらのことばの生まれた歴史や使い方をさまざまな形で紹介する番組。今回のテーマは「伝説」。「鬼」や「竜」など、伝説上の生き物を使ったことばを学ぶ。取り上げることばは「渡る世間に鬼はない」「画竜点睛」ほか。また「三日月」「十五夜」など、月の呼び名を紹介。【ナビゲーター】が〜まるちょば(サイレントコメディー・デュオ)【ゲスト】髭男爵(タレント)
出演者
【ゲスト】髭男爵,【司会】が〜まるちょば,【語り】うえだゆうじ,加賀美幸子

ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
ドキュメンタリー/教養 – 文学・文芸
バラエティ – その他

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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