きょうは会社休みます。 #7 2014.11.26


(青石花笑)ちょっと距離を置いてるので。
(朝尾侑)距離って?しばらく会うのやめようってことになって。
(ひろ乃)ずっと悠斗さんのこと好きだったんです。
私を選んでください。
(青石光代)ホントにダメな時はちゃんと向こうからサインが出るからそんなに心配しないの。
(大城)田之倉も今ヤバいらしいんだよ。
えっ?
(大城)何か女関係でうまく行ってなくて相当悩んでるらしい。
《わ…別れ話?》これと交換してくれない?ちょ…ちょっと待って!ねぇ交換してってば!
(武士沢)ひろ乃言ってたよ失礼なメールしたんだって?青石さんのどこがいいんですか?
(田之倉悠斗)俺と誠実に付き合ってくれてる。
(加々見)恋を諦める方法でいいの知りませんか?諦めることを一回諦めてみたら?もう一度田之倉君とやり直したいと。
俺達さ…。
一緒に住まない?えっ!?
(立花)あぁどうもお待ちしておりました。
こちらへどうぞ。
はい。
青石さんコーヒーよろしく。
(瞳)先輩私やります。
あぁうんありがとう。
(不動)ご予算からはちょっとオーバーしてしまいますがこちらはかなりお薦めですね。
バルコニーも広いし良さそうだね。
あっうんそうだね。
じゃあここもお願いします。
(不動)かしこまりました!車を用意して来ますのでこちらでお待ちください。
《生まれて初めての不動産屋さん》
(不動)こちらですどうぞ〜。
《もちろん内見というのも初めてのことで…》
(不動)やりますからお構いなく!《何を基準に部屋の良しあしを判断すればいいのか今イチよく分かっていない》花笑さん。
ここ家賃は手頃なんだけど洗濯機が外置きなんだって。
あっそうなんだ。
あとキッチンももう少し広いほうがいいでしょ?あ…うんそうだね。
(不動)こちらカップルや新婚さんに大変お薦めの物件です。
何といっても南向きの開放的な窓とバルコニーですね。
ここからの眺望は他にはない魅力だと思います。
すごいいいけどちょっと家賃がね。
うん…。
やっぱりステキな所は家賃も高いんだね。
うん。
まぁ焦らないでもうちょっと探そっか。
うんそうだね。
(一華)花笑の口から同棲って言葉を聞く日が来るなんてね。
自分でもびっくりです。
(一華)でも同棲って始めようっていって始めるものではないけど。
えっ…普通はどうやって始まるの?どっちかの家になだれ込んで入り浸ってるうちにいつの間にか一緒に住んでるっていうのが王道でしょ?なし崩し的に始まるっていうの?《なだれ込みに入り浸りになし崩し…》《同棲という言葉に抱いていたイメージは確かにふしだらな香りだった》で彼んとこはよく行ってるの?週1ぐらいで泊まりには行ってるかな。
2日連続泊まったことは?ない。
そもそも花笑って2泊以上の外泊したことあるの?中学高校の修学旅行と大学の時に一華達と行った卒業旅行。
それでよく同棲するとか言うよね〜。
自分でもびっくりです。
大丈夫なの?ずっと実家暮らしで2泊以上の外泊ろくにしたことない人間が365日他人の家に暮らせる?《言われてみれば確かに無謀だ》《よちよち歩きの赤ん坊がいきなりフルマラソンに挑むようなものだ》ですよね…。
もしもし花笑です。
あの…何日間かお家に泊めてもらいたいんですけど大丈夫かな?家族とケンカでもしたの?ううん全然そういうんじゃないの。
その…同棲に向けての予行演習っていうか。
花笑さんさえよければ今の部屋で始めてみる?そういうことも含めて何日間かそちらでお世話になれればと思ってます。
分かった。
よし。
他に必要なもの…。
いや…。
何探してんの?マモルの写真ってどこかになかったっけ?こっちになかった?
(いびき)フフフ…。
ん?お…お父さんいびきかいてる。
(いびき)フフっアハハ…。
(いびき)あなただってたまにいびきかくよ。
えっ?ウ…ウソでしょ?
(光代)ウソじゃないわよ!寝不足だった日の夜なんかあなただってあんな感じよ。
《知らなかった》《私はいびきをかかない人間だと思っていた》《一緒に住むとなるといつかは田之倉君にいびきを聞かれてしまうことになる》《そして寝相も人様に見せられるものでは…》《朝起きて枕がウソみたいな場所に転がっていたことだって1度や2度ではない》
(光代)はい。
《社会人になってから家に毎月お金は納めて来たが家事全般はお母さんが当たり前のようにやってくれていたし家の食費や光熱費が1か月にどれぐらい掛かっているのかあまり気にしたこともない》お母さん私やろっか?珍しいわね。
うん休みの日くらいは。
《同棲するとなればこの水道代だってこれからは自分達で支払って行かなければいけないのだ》《30年間実家暮らしというぬるま湯生活をして来た私に訪れた試練》《でも必ず生まれ変わってみせる》《実家暮らしの女から年下彼氏と同棲する女へ!》ふぅ…。
課長!そろそろお時間です。
(立花)あ〜はいはい。
《朝尾さんがオープンさせるレストランに食材を提供することが決まり急に元気を取り戻した瞳ちゃん》
(立花)はいじゃ行きましょうかね。
はいじゃいってきま〜す!
(大城)いってらっしゃい。
いってらっしゃい。
(鮫島)女ってホント分かりやすい。
(勝浦)分かりやすい男もいるけどね。
《そしていなくなったはずの恋敵が再び現れ意気消沈する加々見君》
(大城)加々見今日の昼カレー屋行かない?食欲ないんでやめときます。
30分以内に3杯食べ切ればタダになる店見つけたんだよ〜。
もう!食欲ないって言ってるじゃないですか!食欲ない時はカレー食えば一発だぞ〜。
《朝の9時半に食べ放題カレーの誘いは誰でも断ると思う》田之倉も行く?あっすいません体調があんまり良くないんで…。
そんなもんカレー食えば一発だぞ。
《カレーを食べれば全てうまく行くという小学生並みの能天気さ》《私も少しは見習いたいものだ》ほぉ〜こんな広いとこでやるんですか。
念願だった自分の店なので攻めの姿勢を貫こうかと。
普通ここまで踏み切れないですよね。
周囲で賛成してくれる人はほとんどいませんでしたね。
みんなには無謀過ぎると笑われました。
立地もいいですし味とサービス次第なんじゃないですか?そのためにも最良の食材は不可欠です。
立花課長のご厚意には大変感謝しております。
本日はレーズンとアーモンドのサンプルをお持ちしました。
ありがとう今コーヒーお持ちしますので少々お待ちください。
はい。
(立花)いや〜すごいね。
いいか?加々見壁ドン失敗したからっていつまでも落ち込んでる場合じゃねえぞ。
別に落ち込んでませんけど。
瞳ちゃんはあくまでもCEOだった朝尾さんにほれてただけで肩書がなくなった朝尾さんに用はないんだよ。
全然そうは見えませんけどね。
それより次の作戦だ。
女が確実に落ちる方法を極秘に入手して来てやったから。
もういいですよそういうの。
え〜2秒あれば落とせる方法知りたくないの?絶対に絶対しませんけど聞くだけ聞きます。
よしちょちょちょ…いいか?女のコの頭をポンポンポンと3回たたけばあら不思議!どんな相手でも簡単に落ちるらしいんだこれが。
じゃあ大城さんが使えばいいじゃないですか。
俺も運命の相手が現れたらもちろんやるよ。
ホントかな〜?
(店員)お待たせしました。
(大城)来た来た。
(店員)オムライスです。
(店員)好きなだけどうぞ。
は〜い。
カレー屋連れて来といてオムライス頼むってどういうことですか?いただきます!お疲れさまでした。
お疲れさま。
(立花)お疲れさま。

(鮫島)いやもう僕帰れないんじゃないっすかね。
(立花)鮫島君勝浦君。
はい。
ふぅ〜。
お疲れ!お…お疲れさまです。
ん?どうしたのその荷物家出?そ…そんなわけないでしょ。
あっ分かった。
バーゲンだろ?バーゲン冬のクリアランスセール。
えっ?買ったもんその中にギュウギュウに詰め込むんだろ?バレた?そんなやましい顔してたら一発で分かるぞ。
アハっやっぱり大城君には隠し事できないな。
ボーナス出るからってあんま買い過ぎんなよ。
気を付けますじゃお疲れさまでした。
ハブアナイスバーゲン!センキュー。
(武士沢)同棲か〜。
俺も学生時代めちゃめちゃ憧れたよ。
まだ部屋は決まってないんですけどね。
大学時代の同級生でさ年上のOLと同棲してる奴がいてさ。
そいつのことがめちゃめちゃうらやましくてさ。
何がそんなにうらやましかったんですか?当時はさ全然金ねえからさ彼女できてもホテル行く金もねえだろ?ほい。
《まさかそれが目的?》バイトはしてなかったんですか?してたよ。
《どこかで聞いたことがある男性は20代の前半に性欲のピークを迎えると》お前顔に似合わずめちゃくちゃ助べえだな。
フフ…。
《私は同棲してこの若さについて行けるのだろうか》マモルの写真飾ってもいい?うんどこでもいいよ。
じゃあどこにしよっかな?あっ花笑さんお風呂お湯ためたら入る?あっ私掃除する。
いやいいって俺がやるから。
いやでも…。
いいよいつもやってることだし。
《湯船につかって体を温めるということは…そういうサインなのか?》《このまま寝るのか?》《普通に寝ていいのか?》《来た!》《どうしてベッドから見える位置に置いてしまったんだ》《マモルの視線を感じながらの行為は非常に照れる》《あれ?》《来た?》はぁ…。
《思わせぶりな寝返りが繰り返されるばかりで何も起こらなかった》《人生で2度目の徹夜を経験した》おはようございます。
おはようございます。
(浅田)おはようございます。
(大城)おはようございます。
どうだったの?昨日のバーゲン。
あぁ…うんまぁぼちぼちです。
いろいろ買い過ぎてブルーになってんだろ?バレバレだよお前。
《寝不足の体に大城君の勘違いは意外とこたえる》私朝尾さんのどこに引かれたのかようやく分かったんです。
えっ見た目と肩書じゃなくて?あの生命力だったんです。
生命力?だって一度は迷惑を掛けたうちの会社にですよ普通顔出せないですよねしかもあんな自然に。
《神経がずぶといのだ》《きっと恵方巻きぐらいの太さはある》自分の夢のためなら多少カッコ悪いことでも平気でできちゃうところに雄としての強さを感じたんです。
《確かに生命力はありそうだ》《たとえ無人島に取り残されても涼しい顔でコーヒー飲んでそうな雰囲気はある》いらっしゃいませ!こちらどうぞ。
寝不足だった日の夜なんかあなただってあんな感じよ《マ…マズい》《いびきの発生確率が上昇している状況で今日も田之倉君の家に帰らねばならない》こんにちは。
《何という生命力》引っ越すの?もしかして彼と同棲?さぁどうでしょう。
ついこの間まで別れの危機かと思ってたのに随分と展開が早いね。
まだ一緒に住むって決まったわけじゃありませんから。
同棲するカップルの81%が結婚前に別れるって何かで読んだな。
ご忠告ありがとうございます。
ねぇ桜が何であんなに感動するか知ってる?純粋にキレイだからじゃないですか?年に1度しかも短い間しか楽しめないから愛されるんだよ。
ふ〜んそうですか。
同棲も一緒だね。
離れていれば美しいと思えるものもそばにいるのが当たり前になると日に日に感動も薄れる。
あと犬を飼ってる人も婚期が遅れる傾向にあるらしいね。
ほ…ほっといてくれませんか。
じゃあまた明日。
えっちょっあ…明日って何ですか?御社での打ち合わせがあるんだよ。
いつものようにおいしいコーヒーよろしく頼むね。
《来年の恵方巻きのお願いは決まった》《朝尾さんが二度とこの店に来ませんように》
(花笑の声)「急用で一度実家に戻りました。
大した問題じゃないのでご心配なく」。
《連泊の壁は思った以上に厚い》《そして実家の心地よさといったらない》《1日ぶりに会うマモルも心なしか嬉しそうだ》
(メールの受信音)
(田之倉の声)ふぅ…。
《何ということだ!》《付き合ったばっかりの頃は田之倉君から届くメールにあれほど心躍らせていたのに今や何の感動もない》
(ノック)花笑一緒にワイン飲まない?あっうん。
《一緒に歩いてる時もそうだ》《始めの頃は手と手がちょっと触れただけでもドキドキしていた》離れていれば美しいと思えるものもそばにいるのが当たり前になると日に日に感動も薄れる同棲も一緒だね《あれだけのやりとりをひと言もしゃべらずに!?》《同棲したらそのうち私達も…》《お風呂を出たら晩酌にビール》《酒のつまみにメンマと枝豆》《晩ごはんはお茶漬けでサラっと》《明日は7時起床で弁当よろしく》《いつも感謝してるよ花笑》《愛してる》《私も愛してる》《言わなくても何でも分かり合える関係に憧れたこともあるがお互いに慣れ切って会話のない生活はあまりにも寂しい》おっかしいわね〜。
(青石巌)何が?
(光代)トング2個あったはずなのに1個見つかんないのよ〜。
俺はいじってないぞ。
あ…私。
どこにやった?田之倉君家になかったから…。
あなたもしかして…同棲するつもり?えっ?いやつもりっていうか…。
そういえば洗濯物も減ってるしバスタオルも何枚か持ってってるでしょ?一緒に住もうかってちょうど話してるところで。
彼の部屋そんなに広いのか?2人でも十分住めるんだけど新しい部屋に引っ越そうかって話してて。
じゃあ物件探してんの?あっうんでもホント軽くだよ。
暇だからちょっと見に行こうかってぐらいで。
あっ…もちろん一緒に住む時はちゃんと相談しなきゃって思ってたし。
だからあの…ダメならダメと言ってください。
別に好きにすればいいんじゃないのか。
えっホント?今どき30歳にもなって一度も実家から出たことがないっていうのもどうかと思ってたしな。
そ…そうね今だってちょくちょく泊まり行ってんだし。
あ…ありがとうございます。
お盆と暮れには帰って来るんだろ?いやそんな遠くに引っ越すわけじゃないから。
そうよ週に1回はごはん食べに来るわよね?まだ何も決まってないし。
そういえばバス停の向かいのマンション空き室の張り紙あったな。
いや…そんな近くには引っ越さないと思うんだけど。
(メールの受信音)
(一華の声)「そりゃあお父さんもお母さんも絶対無理してる。
でも反対しないのは花笑の幸せのため。
同棲から結婚まで一気に畳みかけなさいよ!」。
私がいなくても寂しくないか?
(鼻が鳴る音)失礼します。
ここまでデザートに力を入れていただけるとうちとしても協力のしがいがありますねぇ。
ランチが終わっても集客には手を抜きたくないですし遅い時間にデザートだけでも食べたいというニーズもあるようなので。
はぁ…。
今すごい流行ってますよね。
ごはんの代わりにスイーツで済ませるってコも最近多いですから。
(立花)あっそうなの。
じゃあ必要なサンプルを早急に準備して後で届けさせます。
ありがとうございます。
あっ田之倉君ちょっといい?はい。
このサンプルを…。
はい。
これ倉庫からピックアップして来てくれる?分かりました。
他に手伝えることがあればおっしゃってください。
じゃあペンキ塗りでもやってもらおうかな。
休みの日でよければやりますよ。
フッ冗談で言ったんだけど。
看板やチラシでしたら知り合いの業者に格安で頼めますからいつでも連絡ください。
金も肩書もなくなった人間にまだ興味あんの?20代の貴重な時間をあまり無駄にしないほうがいいと思うけど。
無駄かどうかは自分で決めますので。
物好きな人だ。
わ〜お。
お疲れさまです。
お疲れさまです。
童貞は?卒業したの?
(大城)もうすぐ卒業するみたいですよ。
ほうそりゃめでたいね。
僕瞳さんと付き合うことにしました。
はぁ!?あんたちょっと何言ってんの?よくお似合いだお幸せに。
(瞳)あんた何なの?いいかげんにしなさいよ!まぁまぁまぁ…。
いいじゃんいいじゃん。
(瞳)全然よくないんですけど。
瞳ちゃん今すっごい視野が狭くなってるからもっとグローバルな視点で加々見のこと見てあげようよ。
ホント意味分かんないですから。
いいぞ加々見その調子その調子。
(町田)んん…。
(店員)はい。
(高橋)僕も。
(店員)はい。
あの〜瞳さん。
ん?何?先程は大変失礼しました。
謝るぐらいだったらあんなこと言うんじゃないよ。
お詫びといっては何ですがお時間よろしければあの…ごはんごちそうさせていただけませんか?
(瞳)ここ。
えっ?ここがいい。
は…はい!すぐに予約しますねハハハ…。
この暗めの色でお願いします。
こちらですね分かりました。
そろっているかどうかご確認ください。
同棲する部屋見つかった?一緒に住みたいって君から言ったんでしょ?それが何か?彼女は君に一生懸命だけどそこに甘えちゃダメだよ。
まだ同棲するのは早いんじゃないかな。
よろしければ帰らせていただきますが。
どうしてそんなに焦ってるの?別に焦ってません。
君…彼女のことちゃんと見えてる?ちゃんと見えてます。
失礼します。

(不動)こちらですどうぞ!おぉ…。
頂いた条件と予算からするとここ以上の物件はそうそう出ないかと思います。
それくらいの掘り出し物と思っていただいて構いません!どう?うん。
気に入りました。
俺も。
住むなら早めに押さえないとすぐに決まっちゃうって。
だよね。
先に仮押さえしておけば書類のほうは後からでも大丈夫ですので。
はい。
あとこちら賃貸契約者の名義は青石さんでよろしいですよね?えっあの…僕じゃダメなんですか?これだけのお家賃ですから大学生の方で審査を通すのはかなり厳しいかと。
あっじゃあ私の名義で構いません。
いいよね?うん…ごめん。
ううん。
(不動)あと保証人なんですができればご両親でお願いできればと思いますが…。
はい大丈夫です。
(不動)はい。
(瞳)加々見はさ私のどこがいいと思ってんの?顔です。
顔?どうして?初恋の人にそっくりなんです。
はぁ…。
他には?いや今のところ他には特に…。
私の中身ってそんなに何もない?いやいや…そんなことないと思いますよ。
「思いますよ」ってどういうことよ。
まだ瞳さんのことを全て把握しているわけではないので軽はずみな発言はできないといいますか…。
はぁ…。
あんたってさホントモテないでしょ。
はい…えっ?今のところ女を喜ばせる能力0点だから。
ふぅ…。
そんなんで私の心つかめるとでも思ってんの?相手は朝尾さんだよ。
ちゃんとそこ分かってる?すいません。
(咳込み)これ書類に記入をお願いしたいんですけど。
部屋見つかったの?うん。
ほ〜いい部屋じゃない。
家からはちょっと距離あるわね。
ええまぁ…。
おとうさんこれほら保証人の書類だってはい。
うん。
明日の朝までに書いておけばいいのかな?うん。
よろしくお願いします。
うん。

(咳払い)
(ベル)はい帝江物産です。
もしもし花笑さん?田之倉君?風邪ひいて熱出た。
えっ大丈夫?それで…今日会社休もうと思って。
うん分かった課長に言っておく。
保証書お父さんに書いてもらったから。
そっか…。
よかった。
うん。
おはようございます。
わ…分かりましたじゃあくれぐれもお大事に。
ん?どうかした?あっあの…田之倉君から風邪でお休みすると連絡が。
あっそう心配だねぇ。
あっそうだ。
田之倉君から僕宛てに何か伝言ありませんでした?伝言?うん。
いえ特には。
あっそう…。
いやねだいぶ前にうちに入りませんかって誘ったんですけどまだお返事いただいてないんですよね。
あっそうだったんですか。
いや大学3年の冬っていったらぼちぼち就職先考える頃でしょ?どうするんですかね?
(鍵が開く音)田之倉君?花笑です。
花笑さん?あっ来てくれたんだ。
わざわざごめんね。
大丈夫?熱下がった?すごい熱。
ちょっと待ってすぐ戻って来るから。
ただいま。
(光代)おかえり。
どうしたの?田之倉君風邪で熱があるの。
あら大変!
(光代)花笑ちょっと待って!これも持ってったら?いいよ恥ずかしい。
持って行きなさいよ!これあれば熱なんてあっという間に下がるんだから。
ありがとう。
じゃあいってきます。
(光代)うん。
《人生には限りがある》《毎日一緒にいることで色あせて行くこともあるかもしれない》《でも田之倉君とは色あせて行く時間も一緒に共有したい》《もう後戻りはできない》おかゆもう少しで出来るから。
ありがと。
私も熱が出た時お母さんにやってもらってたからこれじゃないと治る気がしなくて。
そうだったんだ。

(光代)だいぶ熱下がったわねこの枕で寝るとあっという間に治るねホントねこれどこに行けば売ってるの?どうして?いつかお嫁さんに行った時に必要でしょ?いいわよ持ってってえっいいの?花笑のお嫁入り道具フフっ花笑さん?ん?何?やっぱり…まだ一緒に住むのやめよう。
えっ?ごめん…急にこんなこと言って。
どうしてか聞いてもいい?やっぱり花笑さんが名義人のまま部屋を借りるってダメだよね。
もっと男として一人前になってからじゃなきゃ。
花笑さんと一緒に暮らしたいって気持ちは今も変わらないよ。
でも…もっとちゃんとした形でスタートさせるべきなんじゃないかと思って。
俺焦ってたかも。
正直言うとね…。
ホッとしてる。
どうして?ずっと迷いがあって。
一緒に住みたいって気持ちとこのタイミングで本当に実家を離れていいのかって気持ちと…。
ごめんねいい年して恥ずかしいんだけど。
そうだったんだ。
でもいつか一緒に暮らそうね。
うん。
うん。
お母さんはどう思ってた?えっ同棲すること?うん。
そりゃ抵抗あったわよ。
花笑が家を出る時は結婚する時であってほしいと思ってたからね。

(いびき)花笑さん?
(いびき)花笑さん。
うん…。
おはよう。
おはよう。
あ…おはよう。
おかげで熱下がったよもう。
えっホント!?うん。
ねっ?《私は一体何をしているのだ》《いや今のは完全に無意識だ》《自分の意思でコントロールできるものではなかった》《どこかで聞いたことがある女性は30代の前半に性欲のピークを迎えると》《きっとそういうことだ!》今からする?《ダメだうまく仕事に集中できない》《どうした青石花笑》《いつからそんなにだらしない女になったんだ》よし!
(立花)青石さんちょっといいですか?はい。
《田之倉君に続いて私が呼ばれる》《そしてどこか険しい表情の田之倉君》《まさか2人の交際が白日の下に…》はい何でしょう?
(立花)ちょっと扉を閉めてもらえますか?あっはい。
(立花)田之倉君のヘッドハンティング失敗に終わっちゃいました。
えっ?いや〜彼そもそも就職する気ないみたいなんですよね。
あ…そうなんですか。
大学院への進学を考えてるみたいで。
大学院?ここでの経験を生かしてグローバルマーケティングの研究にいそしみたいんだそうです。
そうなんですか。
ところで…あっどうぞ。
あっ。
青石さんに一つ相談があるんですけど。
はい。
今の一般職から総合職に転職しませんか?えっ私がですか?はいご存じの通り転職といってもまぁ業務内容と待遇が変わるだけなんですけど。
何ならデスクの位置も今のままでいいんですけどね。
青石さんほどの有能な人を今のままにしとくのはもったいないな〜と。
いえ私なんてそんな…。
まぁあとは青石さんのやる気次第ですかね。
ちょっと考えてもらえますか?ねっ。
はい。
ほい。
課長から聞いたんだけど…。
うん。
大学院に行くの?うん…。
そうしようと思ってる。
帝江物産で働くのは好きだし就職しようか迷ったんだけどもっと勉強して上目指さないと。
今のままじゃ花笑さんの相手として全然ふさわしくないし。
そんなことないよ。
青石?お〜い!あおいしはなえ〜。
あ…。
何だお前デート中か?もしかしてマ…マモル?
(咳払い)はじめまして!青石の同期の大城です。
マモルさんで…。
マモ倉!?2014/11/26(水) 22:00〜23:00
読売テレビ1
きょうは会社休みます。 #7[字][デ]

田之倉(福士蒼汰)から同棲を提案された花笑(綾瀬はるか)。新居を探しながら、予行演習として田之倉のアパートに連泊することに!だが、全くリラックス出来ず…。

詳細情報
番組内容
こじらせ女、ネクストステージへ!?田之倉(福士蒼汰)から同棲を提案された花笑(綾瀬はるか)。はりきって部屋探しを始めるが、2泊以上の外泊すら殆ど経験がない花笑は、新居を探しながら、予行演習として田之倉のアパートに連泊することに!だが、慣れない共同生活の緊張感にリラックスできず、実家が恋しくなってしまう…。さらに、朝尾(玉木宏)から「同棲するカップルのほとんどは結婚前に別れる」と聞かされて…
出演者
綾瀬はるか
福士蒼汰
仲里依紗
田口淳之介
千葉雄大
平岩紙
田口浩正
浅野和之
吹越満
高畑淳子
玉木宏
原作・脚本
【原作】
「きょうは会社休みます。」藤村真理(「Cocohana」連載中・集英社マーガレットコミックス刊)
【脚本】
金子茂樹
監督・演出
【演出】
狩山俊輔
音楽
得田真裕
【主題歌】
「Fall」槇原敬之(ワーズアンドミュージック)
制作
【チーフプロデューサー】
神蔵克
【プロデューサー】
櫨山裕子
秋元孝之
【制作協力】
オフィスクレッシェンド
【製作著作】
日本テレビ

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
ステレオ
サンプリングレート : 48kHz

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