さあきょうの月はどんな形かな?あ!が〜まるちょばのかばん。
わすれてるんだ。
あ〜あったあった!おいおい!あれ?あれれ?うごかない。
時間がないんだから早く。
お!うまいすごい。
うわっ痛い〜!おいおい!やっちゃったって。
もう行くよ。
おいおいお〜い!「うっかり」にまつわる故事成語「蛇足」。
きょうの図工の時間は外で絵をかきます。
(先生)さあじゅんびはいいかな?それでは秋の風けいをかいてくださ〜い!
(マサキ)よ〜し!がんばってかくぞ〜!30分後。
みんな〜ちゃんとかけてるか?お!マサキくん上手だね!秋の風けいがうまくかけているじゃないか!ホントだ!うまいじゃん!絵がうまいなんてカッコいい!ヘヘッ。
いや〜うれしいな〜!大すきなミワちゃんまでほめてくれたぞ!ヘヘ。
よ〜し秋の風けいもっとかいてみんなをおどろかせてやる〜!ホレホレホレホレ〜!みんな!かんせいしたかな?ではだれか見せてください。
は〜い!へへへ〜。
ジャ〜ン!あれ?あら?マサキくん。
なんかおかしくない?栗と柿は木になるけどサツマイモって木になるんだっけ?サツマイモは土の中だよね。
そうだ!土の中だ!アチャ〜!やりすぎた〜!これぞまさしく…それは今からおよそ2,300年前。
中国にあった楚という国でのこと。
いちばん早く蛇をかいたものがおさけをのめるというきょうそうが行われた。
えいまけないぞ!そりゃ!よしっできた!おれが一番だ!これでさけがのめるぞ!あれ?まだみんなかいてる…。
ならば…ホ〜レホ〜レ!よ〜しできた!このしょうぶわしのかちだな!何をするんだ!いちばんさいしょにかきおわったのはおれだぞ!自分のかいた絵をよく見てみろ。
これが蛇か?蛇には足はないだろ!だからわしのかちじゃ!アチャ〜!やりすぎた〜。
これぞまさしく蛇に足と書いて「蛇足」。
せつ明しよう。
そこからものごとがうまくいっているときに余計なことをして失敗したときなどにつかわれる。
こんなときも「蛇足」。
ユキ姉ちゃんただいま〜!ああマサキ。
ねえかみ形かえたんだけどどう?にあう?うん!すごくにあうよ〜!なんだかやさしいかんじになったね。
ホント?うれしい!じゃあごほうびにわたしのおやつマサキにあげちゃう!うわ〜!やったぞ〜!おこりんぼうのお姉ちゃんとはべつ人みたい〜。
ちょっとマサキ!それどういうこと?おかしかえしなさい!ごめんなさ〜い!アチャ〜言いすぎた〜!じまんしたいときや調子にのったときなどついうっかり余計なことをして失敗をまねくことがある。
みんなも「蛇足」には気をつけよう。
うっかりしたときのことわざ。
木のぼりがとくいな猿。
そんな猿でも木から落ちることがある。
つまり…このことわざにピッタリの経験をしたのはこの人。
こんにちは冨永愛です。
10年以上モデルをやっているわたしですが「猿も木から落ちる」という経験をしたことがあります。
パリニューヨーク。
世界中のファッションショーに出演しかつやくをつづけているトップモデル冨永愛さん。
キャリア十分の冨永さんが今でもわすれられない「猿も木から落ちる」という思い出は?イタリア・ミラノで行われたファッションショーでの出来ごと。
なんとステージでクツがぬげてしまったんだ!世界中の人たちが注目している中で…。
自分のサイズよりも大きいクツをはいていたんですけれどもティッシュとかつめて。
海外は中じきがなかったのでティッシュをつめてはいて歩いたんですけど。
大きいサイズをはいていたけれどもかんぺきに歩かなきゃいけないのがモデルであってカッコよく歩かなきゃいけないのでそれを歩けなかったっていう失敗がありましたね。
キャキャッ!クツがぬげた?そのあとはどうしたんだキャ〜ッ?冨永さんはなんととっさにもうかた方のクツもぬぎ何ごともなかったかのように歩きつづけたんだ。
でも心の中ははずかしさでいっぱいだったんだって!デザイナーさんたちとかも「ぜんぜんいいよ」とか言ってくれるんですけどでもやっぱりプロとしてそういうことはやっちゃいけない。
つねにきんちょうかんをもってやっているしごとなのでもしかしたらゆだんしちゃったのかもしれないしとつじょ引っかかったとかいうそういうじょうきょうなので。
やっぱりでもショックはショックですよね。
モデルとして何百という世界中のステージを歩いてきた冨永さんが…それから冨永さんは上手な歩き方をけんきゅうしそのぎじゅつをみにつけていったんだ。
同じ失敗をしないようどりょくしたんだね。
まあ木から落ちてもいいと思いますよ。
木から一回落ちたらもう落ちないだろうし。
失敗をいっぱいすることによって成長していくと思うので。
ぜひとも失敗をしてもらいたいなとわたしは思います。
「河童の川流れ」。
およぎのうまい河童でも川の流れにおし流されることがある。
つまり…「口は禍のもと」。
冨永さんも経験したことがあるんだって。
ちょっとうっかり言ってしまったことで友だちとケンカになってしまったりわたしもそういう経験あるんですけど。
あらためてまずいなって思うんですけど気をつけなきゃいけないですね。
これは昭和5年に飯田蛇笏がよんだ句です。
道ばたのすすき。
ふとおって手にとると思いのほかおもくそのおどろきをよんだといわれています。
きょうはHIRO−PONひとりです。
いやいやいやケッチ!もいるよ。
ふたりだよ。
ケッチ!きょうはふたりいっしょだとダメなんだって!なんで?ふたり重なるとまずいんだって!みんなこんな言い方してない?頭痛という言葉は頭が痛いという意味。
でも頭痛が痛いになると…。
あれ?痛くない?ぜんぜん痛くなくなった。
なぜだ?あれ?痛くないの?頭痛が痛いだとこ〜んなかんじ!頭痛の原いんが痛がっていることになっちゃうかも。
「痛い」という言葉が2つ重なっているからおかしいんだね。
「頭痛がする」または「頭が痛い」。
痛いは1つで十分。
つづいては…「落馬」は馬から落ちるという意味。
では馬から落馬は…?あれれ?馬の上で馬から落ちるっていうこと!?「落馬する」または「馬から落ちる」。
馬は1つで十分!にた意味の言葉を2つ重ねるとちょっとおかしな意味になってしまうね。
それじゃあここで問題!つぎの文しょうはどこがおかしいかわかるかな?みんなわかった?もう一回。
つぎはヒントがあるよ!みんなわかったかな?よし!もう一つヒント。
ジグザグに読んでみるよ。
どう?わかった?みんなも同じ意味の言葉を重ねていないか気をつけてね!2014/12/19(金) 01:35〜01:50
NHKEテレ1大阪
ひょうたんからコトバ「うっかり!」[字]
小学3〜6年生国語番組。ことわざや故事成語、古典などをとりあげ、子どもたちが「豊かな言葉の使い手」になることをめざす。出演:が〜まるちょば
詳細情報
番組内容
ことわざ・慣用句・故事成語・古典などを取り上げ、これらの言葉の生まれた歴史や使い方をさまざまな形で紹介する番組。今回のテーマは「うっかり!」。油断したり、失敗しないための戒めの言葉を学ぶ。取り上げる言葉は「猿も木から落ちる」「蛇足」。また「頭痛が痛い」「馬から落馬」など、うっかり間違いやすい言い回しを学ぶ。【ナビゲーター】が〜まるちょば(サイレントコメディー・デュオ)【ゲスト】冨永愛(モデル)
出演者
【ゲスト】冨永愛,【司会】が〜まるちょば,【語り】うえだゆうじ,加賀美幸子
ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
ドキュメンタリー/教養 – 文学・文芸
バラエティ – その他
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