(最終回)PSYCHO−PASS サイコパス 2【人気シリーズの第二弾!】 2014.12.19


(朔夜)貴様は存在してはならない!
(朱)駄目!
(鹿矛囲)散れ漆黒。
(ドミネーター)「犯罪係数31執行対象ではありません」「トリガーをロックします」
(朔夜)あっ…くっ!
(朔夜)ああ…!
(朔夜)ぐあっ!やつのせいでお前の祖母は死んだ…。
なぜ守る!?
(朱)鹿矛囲はおそらく殺害に関与していない。
(朔夜)正気か?その男が誘拐させたんだぞ。
確かに彼なら私の家族の情報を得られた。
でもそれは公安局の人間も同じ。
(朔夜)犯罪者ではなく同僚を疑うのか?お前はサイコパスが濁ることを恐れやつへの感情から目をそらしているだけだ。
憎しみも殺意も消せはしないぞ。
私は守らなければいけない大切な命を守れなかった。
だけど法を守ることを絶対に諦めちゃいけないんです。
行きましょう。
待て!常守朱!ふざけるな…。
お前たちに母さんを汚させるものか!!
(大浦)うっ!
(柴崎)くっ…持ちこたえろ!・
(宜野座)そこまでだ酒々井!
(酒々井)あっ!
(酒々井)うっ…!い…。
うっ…私まだやれるわ…鹿矛囲!
(宜野座)神経刺激薬か!?そうまでして…くっ!
(酒々井)うっ!
(酒々井)ハァ…あと少しで…鹿矛囲が世界を…変えて…くれる!
(鹿矛囲)なぜ案内する気になった?あなたを正しく裁くためよ。
(鹿矛囲)法の外で処分することもできた。
そんな選択肢は存在しない。
その断定が…。
(向島)あなたをクリアに保っているのが分かりますよ。
(大津)君はシビュラに何を期待しているの?
(染水槇)シビュラに終わりをもたらすこと?
(向島)人間性を犠牲にしたこの理想社会で正しい裁きとは何でしょう?
(荻野)俺はあれが裁かれるのが見たい!別の可能性もある。
あなたも…いえあなたたちも気付いているんでしょう?望んだ答えが得られるとは限らない。
それでも進むの?
(鹿矛囲)僕たちが死んだ理由…。
死んだまま生きる意味を探してここにたどりついた。
(鹿矛囲)大勢の願いを託されて…。
(鹿矛囲)みんな癒やしという暴力に苦しんでる。
救わなきゃいけないんだ!
(鹿矛囲)シビュラに報いを。
それ以外に救いはない。
人の怒りが社会をクリアにするのよ。
(鹿矛囲)これはゲームなのさ!俺たちとシビュラの!違うやり方もあったはず。
社会を恨む人たちの思いばかり背負わずに。
(鹿矛囲)そんな選択肢は存在しない。
もっと早く君と話せていたとしても。
(禾生)私の実験動物がこんな騒ぎを起こすとはね。
東金美沙子…。
まだ答えは出ていない。
そうでしょ?常守朱。
あなたの監視官権限はたった今剥奪されたわ。
ここを出て野垂れ死ぬといい。
それがシビュラの答えかあの扉の向こう側で聞くわ。
鹿矛囲?僕たちという存在をかけて聞こう。
シビュラよ…。
僕たちの色が見えるか?
(朔夜)ぐっ…!ハァハァハァ…。
(朔夜)《母さんさえいれば他に何もいらなかった》《なのに…》
(美沙子)《お別れよ朔夜》
(朔夜)《えっ?》
(美沙子)《母さんはこの社会をつかさどるものと一つになるの》
(美沙子)《これはとても素晴らしいことなのよ》《あなたもいずれ同じ場所に導かれるわ》《お別れよ》
(美沙子)《朔夜?》
(美沙子)《あっ…》
(朔夜)《母さんは僕だけのものだ…》
(朔夜)《うわぁぁーっ!!》
(朔夜)《うわぁぁーっ!!》
(朔夜)《そして俺は黒く染まった》
(禾生)《潜在犯や執行官のみならず担当監視官のサイコパスまで意図的に悪化させ執行する》《なぜそんなまねを?》《それが俺の存在理由だからです》《黒いものはより黒く》《清いものすら黒く黒く染める》《そうすることで母さんは美しく輝き続ける》《全てはあなたへの愛ゆえ》
(朔夜)母さん…。
うっ…ぐ…うう…!う…う…フッ…。
(ドミネーター)「執行対象ではありません」「トリガーをロックします」無駄よ。
シビュラシステムよ。
裁きの神を気取るなら選べる道は一つだ。
お前たちがお前たちでいるために乗り越えねばならない存在が目の前にいるぞ!裁けるか?僕たちを。
問えるか!?僕とお前の色を!
(ドミネーター)「犯罪係数オーバー300」「執行モードリーサル・エリミネーター」何!?
(鹿矛囲)これがお前の色か東金美沙子。
(禾生)うっ…!認めない!こんな…変化を!!裁きの時だ。

(ドミネーター)「犯罪係数オーバー300」「執行モードリーサル・エリミネーター」
(鹿矛囲)これがお前の色か。
シビュラ。
(シビュラ)「ようこそ鹿矛囲桐斗」「協議により私たちはあなたたちを認識することを決断しました」「また常守朱の提案どおり集合的サイコパスを成立させます」「その上で私たちの犯罪係数を上昇させる要因を廃棄します」
(シビュラ)「今私たちは新たな認識と完全性を獲得しました」「これが私たちの進化の形です」
(ドミネーター)「対象の脅威判定が更新されました」「犯罪係数ゼロ」「執行対象ではありません」「トリガーをロックします」これが答えよ鹿矛囲桐斗。
あなたを逮捕します。
(堂本)行け!
(酒々井)ハァハァ…。
(宜野座)投降しろ!もう終わりだ!
(酒々井)ハァ…うっ…。
くっ…もうよせ酒々井!
(酒々井)いいえ…まだよ…。
私が鹿矛囲の道になる…。
三係が丁寧に設置してくれた爆弾よ。
あなたたちの方こそここで終わるの。
(宜野座)よせ!ありがとう…鹿矛囲。
あっ…。
(須郷)遅くなりました。
ハァ…まったくだ。
今回は間に合ったな。
はい。
(雛河)大丈夫生きてる。
お前の後輩を取り戻したぞ。
青柳。
(美佳)今は作戦行動中です。
(朔夜)黙って従え!監視官なら位置は分かるだろ!?すぐに来い!
(朔夜)母さん…。
(朔夜)ハァハァ…!うわぁぁーっ!!
(美佳)このままじゃいけない…。
全てあいつが悪いんだ。
あいつが…。
(美佳)局長の指示で別任務に向かいます。
あなたたちは堂本監視官に従って!別任務?おい!
(ドミネーター)「犯罪係数400」「執行モードリーサル・エリミネーター」僕は今何色かな?
(ドミネーター)「常守監視官速やかな執行を推奨します」抵抗せずドミネーターを渡しなさい。
感じるよ。
あれの中にも自分の色を取り戻せて喜んでるものたちがいる。
喜ぶ?君こそなぜシビュラにドミネーターを向けない?集合的であるならばドミネーターを向ける者もまたその一部になる。
別の誰かが向ければあれは違う色になるかもしれない。
あなたは…。
シビュラはもう後戻りできない。
(鹿矛囲)いつか本当の裁き手が現れたときあそこにいる脳が最後の一つになっても犯罪係数は下がらないままかもしれない。
まさか最初からそのつもりで…。
(シビュラ)「執行を。
常守監視官」
(鹿矛囲)もしかするとその裁き手は今僕の目の前にいる人かもしれない。
やめて…。
私はあなたじゃない。
誰彼構わず人の願いを受け入れたりしない。
せめて血を流さない道を選んでいれば!
(鹿矛囲たち)そんな選択肢は存在しないんだ。
そこから出ろ!冒涜者ども!あっ…やめなさい!
(朔夜)いい目だ。
気付いているだろう?常守葵を殺したのはこの俺だと。
ひからびた老人のくせにしぶとくってな。
あーちゃんあーちゃんと呼び続けていたぞ。
(朔夜)ヘヘッ…。
(鹿矛囲)別の可能性もある。
君も気付いているだろう?君が願う法の精神。
もしそれが社会という存在に等しく正義のてんびんとなるならいつかその精神こそがあそこにいる怪物を本当の神様に変えるかもしれない。
フッ…。
(朔夜)あり得ない…。
お前などが母さんよりも清らかなものか!あっ!
(朔夜)ぐっ…なぜだ…。
なぜ染まらない…!東金朔夜。
反逆行為ならびに常守葵の殺害容疑であなたを逮捕します。
あっ…。
ああ…ああっあーっ!!
(シビュラ)「常守朱監視官あなたの提案により私たちの中で議論され続けてきた問題が解決を迎えたのは喜ばしいことです」「ただし今の処理能力ではまだ社会全体の集合的サイコパスは成立し得ない」「その日のために今後も社会に貢献し健やかに生きることを推奨します」・
(足音)
(朔夜)来たか…。
(ドミネーター)「犯罪係数899」「執行モードリーサル・エリミネーター」何がシビュラの子よ…真っ黒。
(朔夜)母さん…。
あなたも俺も結局シビュラの奴隷でしたね。
あなたに従った自分が許せない。
こうしなきゃ私がクリアじゃなくなるの。
(朔夜)ハハ…ハハハ…。
この娘が新しい奴隷というわけですか。
せいぜいシビュラを美しく保つためだけに生きて…。
私を濁らせる人間なんて消えればいい!私ここから先へは進みません…。
秘密は守ります。
いえ全部忘れます!何も知りません!私シビュラを信じます…。
私この社会が大好きですから!
(堂本)常守朱!命令違反により権限剥奪との通達を受けている。
抵抗せず両手を頭の後ろに…。
(宜野座)よせ!やめろ!け…権限戻ってる。
(堂本)えっ?私は今何色ですか?
(宜野座)奇麗なもんだ。
(美佳)脱走した東金朔夜執行官を発見。
執行前に死亡。
報告は以上です。
(雑賀)さてと見送りご苦労さん。
先生のサイコパスは回復傾向にあります。
戻る必要は…。
(雑賀)回復の理由は分かってる。
依存するのは性に合わないんでね。
あっ…。
また来ます!楽しみにしてるよ。
(志恩)触れたらサイコパスが濁る男か…。
いないとなるとちょっと惜しい気もするのよね。
(六合塚)島の証言から常守監視官の親族の情報を流したのは東金朔夜と判明。
(六合塚)しかし彼がどこで情報を手に入れたか今となっては分からない。
残念です。
誰であれ許す気はないわ。
(美佳)同感です。
(禾生)今回の件でシステムに多くの空席が生まれた。
(禾生)実は君を迎え入れてはという案が出ている。
変革を望むなら内側から試みてはどうだ?そこまで私に興味はないくせに。
挑発?
(禾生)断るということかね?今はね。
あなたたち自身が廃棄を選択するときが来たら一緒に地獄へ行ってあげる。
(禾生)集合的サイコパス。
遠くない将来集団が基準となる社会が訪れる。
個人としてクリアでも集団としてクリアではない可能性。
その疑心暗鬼が混乱を招きかつてない魔女狩り社会が訪れその結果裁きは大量虐殺へと変貌を遂げるかもしれない。
その扉を開いたのは君だ。
私はそこまで悲観しない。
訪れるのは正しい法と秩序平和と自由かもしれない。
君らしい楽観だ。
楽観だろうと選ばなければ実現しない。
社会が人の未来を選ぶんじゃないわ。
人が社会の未来を選ぶの。
私はそう信じてる。
2014/12/19(金) 01:58〜02:28
関西テレビ1
[終]PSYCHO−PASS サイコパス 2[字]【人気シリーズの第二弾!】

朱は鹿矛囲と共にシビュラシステムの中枢へ向かう。シビュラと鹿矛囲、果たしてどちらが裁かれるのか、その審判の時が迫る——。

詳細情報
番組内容
システムが正義を下し、銃が人を裁く近未来。
銃の射手として犯罪者を追う刑事たち。
システムを逸脱する犯罪に直面したとき、果たして──。

人間の心理状態や性格的傾向を計測し、数値化できるようになった近未来。人々はこの測定値を「PSYCHO−PASS(サイコパス)」の俗称で呼び、その数値を指標として「良き人生」をおくろうと躍起になっていた。

犯罪も数値によって対処される。厚生省公安局の刑事たちは、
番組内容2
高い犯罪係数を持ち犯罪者の心理に迫る猟犬「執行官」と冷静な判断力で執行官を指揮するエリート「監視官」がチームを組み、包括的生涯福祉支援システム「シビュラシステム」によって解析された犯罪に関する数値「犯罪係数」をもとに、都市の治安を守る。彼らは、数値が規定値を超えた罪を犯す危険性のある犯罪者「潜在犯」を追い、「犯罪係数」を瞬時に測定し断罪する銃「ドミネーター」で執行するのである。

「犯罪係数」が
番組内容3
正確に解析できない「免罪体質者」槙島聖護の事件を経て、刑事として成長し、シビュラシステムの真実を知るに至った監視官の常守朱は、人間性と法秩序を信じながらもシステムに従い、新たな刑事課一係を率いて日々犯罪に立ち向かっていた。

システムを揺るがす怪物が、すぐ目の前まで忍び寄っていることを知らずに──。
出演者
常守朱: 花澤香菜 
宜野座伸元: 野島健児 
霜月美佳: 佐倉綾音 
東金朔夜: 藤原啓治 
雛河翔: 櫻井孝宏 
六合塚弥生: 伊藤静 
唐之杜志恩: 沢城みゆき 
鹿矛囲桐斗: 木村良平 

ほか
スタッフ
【監督】
塩谷直義 

【シリーズ構成】
冲方丁 

【企画監修】
本広克行 
虚淵玄(ニトロプラス) 

【脚本】
熊谷純 

【キャラクター原案】
天野明 

【キャラクターデザイン】
浅野恭司 

【シリーズディレクター】
鈴木清崇 

【総作画監督】
浅野恭司 

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