NHKスペシャル ホットスポット 最後の楽園 season2「第3回」[SS] 2014.12.11


知的な内容のものを深めるだけじゃなくて、その全体をまとめるためには、やっぱり書くっていうことが必要なんですね。
そういう中で、自分も考える力が出てくると。
そうです、書くのが一番役に立ちますね。
きょうはどうもありがとうございました。
立花隆さんと共にお伝えしました。
これで失礼いたします。
(雷鳴)
その浜辺にはある夜数万匹の生き物が集結するという。
現れたのはウミガメ
翌朝それは想像を絶する数となっていた。
アリバダと呼ばれる集団産卵。
壮大な命のドラマだ
ここは中米コスタリカ。
生物の多様性が世界でも極めて高い場所の一つ
生き物たちはまるで宝石のようだ
世界一美しいといわれる鳥や昆虫
夜の闇を支配するのはさまざまに進化したコウモリたち
なぜこれほど多種多様な世界が生まれたのだろうか?
うわ〜っ。
そこには海と陸の激動の物語が秘められているという。
大地の変動が引き起こした生き物たちの衝突。
一体何が壮大な種のるつぼを作り出したのだろうか?

地球にはホットスポットと呼ばれる場所がある。
絶滅のおそれのある貴重な生き物たちが暮らす最後の聖域だ
多彩な輝きを放つ命の数々。
進化が生んだ不思議の世界。
奇跡と偶然が引き起こした命のドラマが今始まる
北アメリカと南アメリカをつなぐ細長い陸地中央アメリカ。
ここは生物の種類が多い事で知られる有数のホットスポットだ
中でもコスタリカは単位面積当たりの生物多様性が世界で最も高いという
その自然は変化に富んでいる。
海岸線から内陸部へはうっそうとした熱帯のジャングルが広がる
中央部には多数の活火山と3,000メートル級の山々が連なる
コスタリカの面積は日本の九州と四国を合わせたほどの大きさ。
その狭い国土に日本のおよそ5倍にあたる50万種の動植物が暮らしている
ジャングルは木々が生い茂り葉が重なり合って昼でも薄暗い
暗い森の中でひときわ目に付くのが色鮮やかな鳥たちだ
赤い頭が印象的な…
なんとも奇妙な動きを始めた。
これはメスにアピールするためのダンス
踊るのは必ず決まった枝。
この鳥は自分専用の踊り場を持っているようだ
こちらの技はもっと複雑だ
(衝撃音)
変わった音が聞こえてきた
(衝撃音)
(鳴き声)
(衝撃音)
スローで見てみるとなんと翼を打ちつけている。
見通しが悪い森。
音は自分の存在を相手に知らせる極めて有効な手段だ
今度は枝の間を飛び回っている
(翼を打ちつける音)
音とダンスの見事なコンビネーション
うっそうとした森の中で自分を必死にアピールするために編み出してきたすご技だ
(翼を打ちつける音)
この鳥の場合は美しさを際立たせるように進化した
ハチドリの羽は日に当たると光り輝く。
更に角度によって7色に変化する

鮮やかな光沢がメスには大きな魅力に映るらしい

長い尾を持った鳥が現れた
その名は…
世界で最も美しい鳥といわれている

尾のように見えるのは飾り羽。
長さ70センチにもなる。
ケツアールの羽も光に当たるとひときわ輝きを増す
長い飾り羽を持っているのはオスだけ
繁殖期には数羽のオスが集まりメスに向かって美しさを競う
コスタリカにいる鳥の種類は900種以上。
世界の鳥の種類の実に1割近くがこの森で暮らしている
更に多くの数を誇るのは昆虫だ。
その種類は25万とも50万ともいわれている
一体どんな虫たちがいるのだろうか?
訪れたのはコスタリカ北部にあるモンテベルデの森
何か出てきた。
大量に飛んでいったな今。
黒いチョウが今大量に飛んでいきましたよ。
あっこれですか?これチョウなんですか?
(西田)チョウチョですね。
ジャノメチョウの仲間で…
案内してくれるのは西田賢司さん。
コスタリカで17年間昆虫の研究をしている虫探しの名人だ
ああまたいますね。
西田さんによるとジャノメチョウの多くは外敵に見つからないよう地味な色合いをしているという
ところがそんなジャノメチョウの仲間にあっと驚くものがいる
モルフォチョウだ。
鮮やかなブルーは繁殖相手を引き付けるシグナル
派手な羽はいかにも敵に目立ちそう。
だがひらひら飛んでいると一瞬姿が消えたように見える。
見事な目くらまし効果。
これで敵を惑わすのだ
こちらのチョウも独特の羽を持っている
なんと透明。
コスタリカにはこの仲間が70種もいるという
うわっきれい!あ〜本当に透けてますね。
何故透けてるんですかこれは?
ほかにも驚く方法で敵を欺くものがいる
このとげだらけの枝。
よく見ると動いている
とげに見えたのは昆虫だ。
その名もバラノトゲツノゼミ。
擬態と呼ばれる独特の進化
昆虫たちはさまざまな技を駆使して森の中に潜んでいた
そんな昆虫たちをおびき寄せる秘策があるという。
日の落ちかけた頃を見計らって再び森に分け入った
仕掛けを?仕掛けですね。
西田さんは斜面の途中にある仕掛けを作り始めた
(西田)そうそう…くるくるって巻いて頂いて。
このシーツに昆虫たちを集めるという
おっ…ああ来た来た。
お〜っついた!
仕組みはシンプルだ。
実は昆虫たちの多くが夜活動する。
光に集まる彼らの習性を利用して蛍光灯をともし誘い出そうというのだ
2時間後。
結果はどうだろうか?
いるかな?わっ何かいっぱいいる!いっぱいいますね何か。
いろんなのいるなあ。
よく見ると見た事もない色や形をしている
何だこれ?ちょっと何すかこれ!?
(西田)どれですか?シルバーのやついるでしょこれ。
はあ〜…すごいなこれ。
まるで作り物のよう。
体の裏から足の先まで完璧に光っている
メタリック〜…。
でかいなこの蛾も。
(西田)来てるね〜。
これ…これ分かります?このサイズ感。
相当でかいですよね。
うわっでかっ!このカブトムシでかっ。
でか…これ何か図鑑で見た事ある。
(西田)ああヘラクレスオオカブト。
あの図鑑でしか見た事のないヘラクレスオオカブトムシですかこれは?うわ〜っ…。
うれしい。
ちょっとこれ子どもたちの憧れヘラクレスオオカブトムシじゃないですか。
うれしい!このフォルムが…。
あ〜動いた動いた。
正面からの形。
ヘラクレスオオカブト。
知る人ぞ知る世界最大のカブトムシだ
昆虫たちは次々と集まってくる。
そのほとんどが知らないものばかりだ
そんないってますか?
(西田)うん。
全部違いますねこれね。
西田さんによると集まった昆虫の半分くらいはまだ名前もついていない新種だという。
改めて生物多様性のすごさを実感した
同じ頃その虫たちを狙う動物が動き始める
(鳴き声)
コウモリだ
(鳴き声)
コウモリは超音波で獲物の動きをキャッチし捕まえる
その多くが蛾などの虫を主食としている。
昆虫の多いコスタリカはコウモリにとっては楽園だ。
ところがここには虫以外のものを食べる変わったコウモリがいる
水面すれすれを飛び回っている

これは…
魚を専門に食べる珍しいコウモリだ。
体は魚取りに都合がよい形をしている。
長い指鋭い爪。
これで魚を引っ掛ける
ウオクイコウモリは魚が動く事で出来る波紋を感じ取る
そして波紋が出た辺りを足で探る
魚が引っ掛かると素早く口に運ぶ

ウオクイコウモリの祖先はもともと昆虫を食べていた。
ところが水面に落ちた虫を捕まえているうちに魚を捕るようになったという

ほかにも意外なものを食べるコウモリがいる。
植物の近くに飛んできた

長い舌で花の蜜をなめている。
その名もシタナガコウモリ。
シタナガコウモリはほとんど蜜だけを食べて生きている。
このコウモリの祖先ももともと昆虫を食べていた。
花に集まる虫を狙っているうちに蜜をなめるようになったらしい
ほかにもまだまだいる。
これはカエルを捕らえるコウモリ

こちらは果物を食べるコウモリ
そして世界でも珍しい白いコウモリ。
コスタリカには114種ものコウモリが生息している。
これほど多様なコウモリがいる場所は世界でもあまり例がない。
その秘密はどこにあるのだろうか?
コスタリカ大学の…博士は中央アメリカのコウモリや哺乳類の多様性について調査をしています。
地球の歴史を遡る事5,000万年。
南北アメリカ大陸の間には大きな海が広がっていて両大陸はまだつながっていませんでした。
やがて2つの大陸の間で火山活動が活発化。
海底火山が次々と噴火し大陸の間に島が形成されました。
そしておよそ300万年前島々がつながり中央アメリカが誕生したのです。
これをきっかけに生き物たちの大移動が始まりました。
虫を食べるコウモリは北からウオクイコウモリなどは南からやって来て中央アメリカで合流しました。
昆虫や鳥も同様。
それまで南北別々の大陸で暮らしていたものが新天地で合流し新たな生活を始めました。
2つの大陸の結合。
それが異なる生き物が混在する種のるつぼを生み出したのです。
大陸の結合はまた新たな進化のドラマを引き起こした
南米で独自の進化を遂げた巨大な…
そして…
彼らは北米に進出
(鳴き声)
一方北からやって来たのはネコ科の肉食獣。
南米の生き物にとっては初めて出会う強力な捕食者だ
ネコ科の子孫はその後ジャガーやピューマとなり中南米最強のハンターとなった。
南米の哺乳類の中には彼らとの生存競争に敗れ絶滅したものも数多いという
しかしここ中央アメリカの森にはそんな修羅場をくぐり抜けてきた強者たちが暮らしている。
姿を現したのはコアリクイ。
地上でシロアリを食べるオオアリクイの仲間だがこちら木の上でアリを探し回っている
この森で暮らす哺乳類には木の上で暮らすものが多い。
そしてその多くがある共通の特徴を持っている。
独特の長い尻尾だ
尻尾の役割がよく分かる生き物がいる
これはクモザル。
枝から枝へためらう事なくスムーズに移動する。
尻尾を枝に絡ませ体を安定させている。
この尻尾に秘密がある。
内側には毛がなく枝をしっかりつかむ事ができる
第5の足とも呼ばれこうした森に暮らす哺乳類ならではのユニークな特徴だ
中南米の森はつる性の植物が複雑に絡み合っている。
そんな森を自由に移動できるよう独特な尻尾が進化したらしい
ジャガーやピューマは高い木の上には登ってくる事ができない。
サルやアリクイたちは樹上生活に見事に適応する事で繁栄する事ができたのだ
夜森が闇に包まれる頃。
また別の風変わりな生き物が姿を現す
キンカジューだ。
アライグマの仲間でその祖先は北からやって来た
随分と長い舌。
目的はバルサの花。
花には蜜がたっぷり含まれている。
長い舌で奥にある蜜までなめ取る
木の上で生活しているキンカジュー。
やはりあの巻きつく尻尾がある。
祖先が中南米の森に進出する中で獲得してきた新たな尻尾。
北米にいた生き物がジャングルの地上生活に適応した興味深い例だ
不思議な進化の揺りかごとなってきた中米コスタリカ。
ここは太平洋に面した海岸地帯。
ある生き物に驚きの進化をもたらした舞台だ
その生き物はある夜こつ然と姿を現すという。
強い光で刺激しないよう赤いライトで浜辺を探す
あっこれカメだ。
いましたね。
いたのは…
あっこっちもいますねこっちも。
あっ続々と上がってきてます上がってきてます。
ごめんよ〜明るくしちゃって。
カメの目的は産卵。
ほかにも何匹か上陸しているようだ
ああ〜こっちか?あっここいた!失礼します。
あっ掘ってる掘ってる。
おお。
あっこうやって掘るんだ。
ああ上手に掘ってますね。
足を入れてこうちょっとえぐるような感じになってます。
底の方がぐっと入っていってる感じ。
下の方に。
あっ深い深い。
穴の深さは50センチほどあるだろうか
いやこれは大変な作業ですね。
(雷鳴)
掘り始めておよそ15分
あっ産んでる。
1回の産卵で約100個の卵を産む
お〜すごい。
お〜2つ出た。
2つの時もあるんだな。
おお3つ出た。
調子上がってきたんじゃないんですか。
産卵が終わると穴を埋め始めた
おおすごい。
力強く固めてる。
かなりガツガツ固めてますよ。
おお〜。
こんこんこんこんこんこん…。
卵がほかの動物に掘り起こされないよう入念に砂を固める。
母親はこん身の力で大切な命を未来へとつないでいた

太古の昔から繰り返されてきたヒメウミガメの産卵。
年に数回それがとてつもない大集団となる事がある
夜が明けると驚きの光景が広がっていた。
浜がカメで埋め尽くされている
波が押し寄せる度その数が増す
アリバダと呼ばれる集団産卵。
スペイン語で到着を意味するアリバールからそう名付けられた。
多い時には数十万匹ものカメが上陸するという。
大規模なアリバダを起こすのはこのヒメウミガメの仲間だけ
これほど壮大なアリバダが起こる場所はメキシコの太平洋側とこの海岸だけだ

ところが規模は小さいながら意外な場所で産卵するカメが研究者たちの注目を集めた。
ここは中央アメリカの陸を挟んで反対側にある海岸
実はこのカメもまた集団産卵を行う。
アリバダを起こす2種類のカメが中央アメリカの両側の海にいる
DNAの分析からもともと1種だったのが600万年前から300万年前に別々の種類に分かれた事が明らかになった。
ちょうど2つの大陸がつながった時期だ
昔カメは太平洋とカリブ海を自由に行き来していた。
ところが中央アメリカの誕生によって生息地が分断。
交流が途絶え2種に分かれたという。
大陸の結合は思わぬ形で新たな種を生み出していた
世界有数の生物多様性を誇る中央アメリカ。
しかしその背景にはもう一つ重要な鍵が隠されている
中米コスタリカの周辺は5つのプレートがぶつかり合う地殻活動の活発な場所です。
コスタリカでは頻繁な火山活動や土地の隆起などで中央部に高い山脈が形づくられました。
熱帯地方に誕生した山は標高や場所によって気温や湿度に大きな差が生じます。
その結果コスタリカには20を超えるタイプの異なる環境が生まれました。
例えば山の上には霧のかかった雲霧林。
中腹から麓には雨の多い熱帯雨林。
海の近くには湿地やマングローブの林があります。
この多様で複雑な環境が両大陸からやって来た生き物たちの受け皿となってきました。
環境の違いが新しい種を生み出した例があります。
不思議な音とダンスが特徴のこの鳥。
名前は…元は白い色のマイコドリと同じ種類でした。
ところがそれぞれ遠く離れた環境で暮らすようになり別な種へと進化したのです。
ほかにも生き物たちに大きな変化をもたらした興味深い場所があります。
熱帯にありながら極端に乾燥した森…一年に1度木は葉を落とし草は枯れてしまいます。
12月からの半年間カリブ海から湿った強い東風が吹きます。
風は中央にある山に当たり東側に雨を降らせます。
そして水分を失った乾いた風が太平洋側へと吹き込みます。
それが半年にわたって続くため独特の乾燥した森が出来上がったのです。
この厳しい環境に適応し新たな行動を身につけた生き物がいる
オマキザルは南米からやって来たサルの仲間だ
食べ物への好奇心が旺盛でコスタリカのあらゆる森に暮らしている
出てきたのはキリギリスの仲間。
ふだんは敵に見つからないよう木のうろや皮の内側に隠れている。
ところがオマキザルにはその手は通用しない。
武器は器用な手だ。
隠れていそうな場所を見つけては次々と捕らえていく
オマキザルは普通20匹ぐらいの群れで暮らしている
(鳴き声)
1匹が騒ぎ始めた。
まるで犬がほえているような声だ。
次々に仲間が集まってくる。
地面にいたのは大きなヘビ
小型の動物を襲う事もある
大勢で威嚇し撃退しようというのだ。
オマキザルは敵の種類によって異なる警戒音を出す。
どんな敵が来たか仲間に声でいち早く知らせるためだ
(鳴き声)
群れで協力したり巧みな狩りをするオマキザル。
最近更に珍しい行動が目撃されている
こちらは…
ふだんは地上で生活しているが木の上もしばしば利用する。
ハナグマはアライグマに近い仲間。
祖先は北米からやって来た
オマキザルがハナグマの子どもを見つけた
捕まってしまった
なんとハナグマの子どもを襲って食べ始めた
300万年前大陸がつながる前は見られなかった光景。
新天地での偶然の出会いがオマキザルの新たな行動を生み出していた
乾燥林に新しい季節が訪れる

葉を落とした木々は一斉に満開の花を咲かせる
そして花が散ると半年ぶりに雨の季節が訪れる
(雨の音)
乾燥林は再び鮮やかな緑の森に姿を変える

ちょうどそのころ浜辺でも新たな命のドラマが始まろうとしていた

現れたのはウミガメの赤ん坊。
産卵からおよそ50日子ガメたちのふ化が一斉に始まる
すぐに厳しい試練が彼らを待ち受ける
(鳥の鳴き声)
豊かな熱帯では天敵の数も多い

実は集団で産卵する意味がここにある。
一度にふ化する数が多ければ多いほど生存の確率は高くなる
長い時間の中でヒメウミガメが身につけてきた生き残りの知恵だ
ウミガメの産卵には美しい砂浜が欠かせない。
しかし今多くの場所で開発や浸食などによって環境の悪化が進んでいる
人々が卵を掘り起こしている。
コスタリカの村では昔からカメの卵を食べる習慣がある
しかし次第に乱獲が心配されるようになりある時村は規制に乗り出した。
注目すべきはただ禁止したのではなく定められた数の卵を採取し商品として売り出した事だ
村人はこれによって現金収入を得る事ができた。
そしてそのお返しにカメが繁殖しやすい環境を整備するようになったのだ
草が浜にはびこるとカメは穴を掘る事ができない。
それを防ぐため村人たちが定期的に草刈りをしている
おお〜。
あの大きい木もああやって動かすんですね。
へえ〜。
オラ!ナイストゥミートユー。
コスタリカではヒメウミガメの数は年々増えているという。
多くの場所で野生動物と人間の在り方が問われる今日ここではカメと人との間に持ちつ持たれつの関係が存在していた
最後にもう一度浜を歩いてみた。
2か月前この辺りにたくさんのカメが上陸したそうだ。
ちょうど子ガメがかえる頃だ
穴が結構開いてますよねもうね。
結構穴がぽこぽこ開いてて…。
あっ!いたいたいたいた!ちっちゃい!ちっちゃ〜い!いやいやいやこっちじゃないよ。
こっちこっち。
あらちっちゃいこれ。
あらららら…。
あ〜穴だ。
穴に落ちてしまった。
頑張って頑張って。
まあここはちょっと助ける。
ここは若干助ける。
よっしゃ!結局こうやって人が歩いた足跡とかでもはまっちゃうぐらいの深い穴になっちゃう訳ですよね。
やっぱりあんまり足跡もねよろしくないねこれ。
もうちょっともうちょっと。
あっでも元気元気。
頑張って。
君も頑張って。
よいしょ。
来た来た!来たよ!海来たよ!来た来た来た!来た〜!あ〜。
帰っていった。
旅立っていった。
海までたどりつく事ができるカメは全体のおよそ7%。
海に入ってもまだ安心はできない
この子ガメはうまく隠れる場所を見つけたようだ
無事に生き延び成長したカメはおよそ15年後再びふるさとの浜に戻ってくるという
300万年前に起こった大地の変動。
そこから始まった進化のドラマ。
そして命のバトンを受け継いだ子ガメたち。
彼らはこれからも新たな命の物語を作り続けていくだろう
たぐいまれな多様性を誇るホットスポット中央アメリカ。
2つの大陸から新天地を目指した生き物たちがたくましく命をつないでいた
新たな生存競争に挑むつわもの
ライバルに打ち勝つため美しい姿を極めたもの
分けられた2つの海で引き継がれる壮大な命のスペクタクル
中央アメリカはまさに生き物たちの進化の実験場だった。
そしてそれは今も続いている。
2つの大陸からは今日も新たな挑戦者が訪れているに違いない
うわ〜!キャ〜!2014/12/11(木) 00:41〜01:30
NHK総合1・神戸
NHKスペシャル ホットスポット 最後の楽園 season2「第3回」[SS][字][再]

福山雅治が巡る地球の旅は中米コスタリカが舞台。浜辺を埋め尽くす数万匹のカメの集団産卵、世界一美しい鳥ケツアール、宝石色に輝く鳥や昆虫など生物多様性の謎に迫る。

詳細情報
番組内容
福山雅治が生きものたちの最後の楽園・ホットスポットを訪ねる地球の旅。今回は、単位面積当りの生物多様性が世界一という中米コスタリカが舞台。浜辺を埋め尽くす数万匹のカメが押し寄せる集団産卵「アリバダ」の撮影に成功。世界一美しい鳥といわれるケツアールや宝石色に輝く鳥や昆虫、魚を捕え花の蜜を吸う不思議なコウモリたち、第5の脚を駆使してジャングルを生きる珍獣の数々。壮大な生物大移動の歴史と進化の謎に迫る。
出演者
【番組ナビゲーター】福山雅治,【語り】久保田祐佳

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
バラエティ – 旅バラエティ
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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