水曜ミステリー9 冬の特選企画「罪火」 2014.12.10


(サイレン)危ないですから!下がってください!母さん!母さん!母さん!何やってるんだよ!!放せよ!!人がまだ中にいるんだよ!放せって!無理だよ!もう無理だって!原口先生大丈夫?無理なら言って。
いえ…やります町村先生。
これから犯罪の被害者と加害者が話し合うことで問題の解決を図る修復的司法の一つVOMと呼ばれる試みが行われる
お待たせしました。
(八木沼)どうもご苦労さまです。
立ち会い弁護士の八木沼です。
さあここへ。
彼女はもともと私の中学校の教え子で今は教師仲間でもある。
彼女のお父さんは1年前若者の無謀運転に巻き込まれて亡くなった
(ノック)どうぞ。
加害者の松本勇輝はスピード違反で警察に追われているときにゆかりの父親が運転する牛乳配達のバイクに衝突した
えぇ…それではこれよりVOMを始めます。
まずは被害者側の原口ゆかりさんに…。
牛乳配達って朝何時に起きるか知ってますか?知ってますか?4時…くらい?2時半です。
父はいつも私たちが寝てる間に1人で出かけていきました。
私たちが起きるといけないからそっと玄関の扉を閉めて。
父は中学までしか出ていません。
特に趣味もなく家族だけが生きがいのような人でした。
私を私立の高校にやり大学まで行かせてくれました。
そんな父をあなたは…あなたは殺した。
不注意の事故だったなんて絶対に認めない。
あなたがやったことは殺人でしかない。
私は…私は絶対にあなたを許さないから!ゆかりちゃん。
俺を殺してください!!原口さんの気が少しでも楽になるんだったら俺を殺してください!俺は…取り返しのつかないことをしてしまい…。
被害者にとってとんでもない悪人。
あるいは化け物のように思い込んでいた加害者も実際会ってみると普通の人間だと理解できる。
VOMにはそういう効果がある
今から帰る。
何か買って帰るわ。
お寿司でいい?はい…はいじゃあね。
お疲れさまでした。
私…よくわかんないです。
あの子を絶対に許しちゃダメっていう気持と許してもいいんじゃないかっていう気持が両方あって…。
うまく言えないけど今はそれでいいと思う。
もちろんね対話が成功したかどうかなんてすぐにわかるもんじゃないの。
何年か経って…。
ひょっとしたら10年経って初めてわかることなのかもしれない。
VOMは特効薬じゃない…でしょ?うん。
でも少なくともゆかりちゃんにとって彼は化け物ではなくなったと思うの。
お母さんの苦労も報われたね。
うん。
でもさ相手の謝罪が本気だったかどうか誰にもわかんないだろ?演技だったらどうすんの?アンタ心がひねくれてんのよ。
心が貧しいからそんなふうに思うの。
ああそうですか。
ねぇお母さん。
うん?若宮さんもうまくいくかな?若宮君?う〜ん…彼の場合は立場が逆だから。
被害者家族の中村さんもう一度説得してくれないかな?若宮さんに会ってもらえるように。
うん…少し時間がかかるわね。
お願い。
もう一度だけ説得して。
そうね。
(智人)そりゃ無理だって。
20年以上前の殺人を今さら許してくれって言われても。
だったら犯罪加害者は一生許されちゃいけないっていうの?そんなこと言ってねえだろブス。
何よガキ!はいはいもういいから。
食べなさい。
ほら花歩。
全部食べられちゃうわよ。
ハハハ。
若宮忍は今から20年前の中学時代にケンカで人を殺めた過去がある。
その頃中学校で教員をしていた私のクラスへ少年院を出たばかりの彼がやって来た
若宮君?担任の町村です。
よろしく
内気な性格で本当にこの子がそんなことを?と不思議に思ったのを覚えている。
父親を亡くしており母親も体を悪くしていたので何かと目をかけ花歩や智人ともよく遊んでもらった
(花歩)お母さんちょっといいかな。
どうぞ。
学校の読書感想文でね修復的司法のこと書いたんだ。
そう。
市長賞に選ばれて今度冊子になるんだって。
へ〜っ!すごいじゃない。
楽しみね。
うん。
お母さん…。
うん?若宮さんは絶対悪い人じゃないよ。
わかってる。
明日も早いんでしょ?もう寝なさい。
うんおやすみ。
おやすみ。
1234。
56手足の運動。
1234。
5678。
123…。
若宮君手が空いたらまわりのフォローにまわってくれって前に言ったよね?わかりましたよ工場長。
それとこれも前から言おうと思ってたんだけど若宮君朝いつもギリギリに来るでしょ。
みんなでラジオ体操やってるの知ってるよね?ラジオ体操は自由参加のはずですけど。
大事なのは積極性です。
積極的にお願いします。
このままじゃまた殺人をするかもしれません。
(水元)また?少し前に自暴自棄になった男が無差別殺人やったでしょ。
ええありましたね。
犯人の気持がわかるんです。
俺の中にも同じ思いがある。
もうどうなってもいいムチャクチャにしたいみたいな。
それこそ今日人の群れに帰り車で突っ込んでやろうかって。
そんな気持になるのはやはりお母さんのことが原因ですか?助けて忍…保険金で車いじれたんでいいですけど。
なかなか立ち直るのはつらいと思いますがとにかく薬を変えてみましょう。
(ノック)はい。
少しいいですか?どうぞ。
何か?加害者側と書面で約束を交わしました。
そう。
毎月のお給料から少しずつ損害賠償金を支払ってもらって定期的に事故現場にお花を供えてもらうことになりました。
うん。
VOMをやってよかったのかなって。
そう思ってます。
ありがとう。
花歩。
ごめんなさい。
これ返そうと思って。
この本すごくよかったです。
いつでもよかったのに。
それじゃこれで。
あのさ今からホタル見に行かね?もういないんじゃないかな…。
ああそこ!見ちゃった。
(花歩)若宮さん…。
私若宮さんに言っておきたいことがあるんです。
ん何?私若宮さんの…。
ただいま。
(智人)おかえり。
遅かったわね。
どこか行ってたの?
(花歩)図書館へ寄ってたごめん。
ふ〜んならいいけど。
(泣き声)若宮色物は昇温40で止めろって何度も言ったよね。
すみません工場長に言われて別の仕事してたもんですから。
あのさ優先事項って言葉わかるよね。
前にも言ったでしょ。
ちょっとは進歩してくれないと。
頼むよホント。
あれあれあれ返事は?どうしちゃった?ん?おいやめろやめろ…。
何するんだ!熱…ちょっと。
おいちょ…やめろ!死ね!岸本さん大丈夫ですか?大丈夫ですか?あ〜クソッ!うわぁ〜!はいよし。
私より似合うわ。
袖もピッタリ。
うん。
あ〜大人になったわね。
泣かないでよ。
バカ。
帰りあんまり遅くならないでね。
絶対混むからはい。
お母さん。
ん?ううん何でもない。
いってきます。
はいいってらっしゃい。
ありがとう。
ごめんなさい。
ウフフフッ…。
(佐久間)かき氷食うか?
(花歩)はい。
(佐久間)買って来るからちょっと待ってて。
何やってんだよ。
若宮さん。
アイツ誰だよ。
違うんです。
ちょっと来い。
なんでだよ俺を裏切ったのかよ!誤解です。
裏切るだなんて。
蛍狩りの日にお前が言ったことは何だったんだ!私…行きますね。
待てっつってんだろ!うわぁ〜!
(読経)花歩…何してるの?ねぇ起きて…起きなさい。
起きて起きて起きてよ!花歩起きてよ!母さん…。
起きて放して放して…。
そばにそばにいさせて放して!何すんだよ。
どうしたんですか?コイツは週刊誌の記者だよ。
すみません。
あっ。
先生方もうご存じとは思いますが花火大会の日に私の娘が何者かに殺されました。
娘の花歩は産まれたときは870グラムしかない未熟児で両手で持ち上げると手の平に隠れるくらい小さくてそれでもよく成長してくれてお祭りの日は私の浴衣を着せたのですがよく似合って優しくて思いやりのある子でした。
かけがえのない娘でした。
犯人はまだ捕まっていません。
まだこのあたりに潜んでいるかもしれません。
不審者の情報など必ず報告してください。
そして絶対に我が校の生徒たちを守ってください。
お願いします。
署長が不在で申し訳ありません。
本件担当の森岡と申します。
警察は何か掴んでるんですか?どうぞ。
まあこの件の犯人逮捕はそう時間はかからないと思います。
どうして?すでにマークしてるヤツがおりまして証拠もたくさん残されているんです。
証拠?体液です。
体液…。
男の汗や唾液あと精液も検出されました。
それって…。
これは少し言いにくいんですが花歩さんは乱暴されていたようです。
来た!
(クラクション)町村さん!町村さん!ちょっとお願いします。
町村さん!ひと言お願いします。
町村さん!町村さん。
町村さんは以前から修復的司法に携わっておられますがこのような状況になっても被害者と加害者はわかりあえるそうお考えですか?町村さんひと言お願いします。
町村さんお答えください。
修復的司法は手段の一つです。
正解も不正解もないと思います。
町村さん自身はどうされるんですか?娘さんの死をどう受け止められますか?町村さん!町村花歩さんの死は…。
《それは『二人のために』というノンフィクションを読んだ感想文だった。
著者の折橋完は十数年前に2人の我が子を通り魔に殺された被害者家族だった。
犯人に死刑判決が下ったが折橋は死刑を望まなかった。
折橋は…慈悲深い聖人君子なのか?そうではない最初は法廷で絶対俺が殺してやると喚いて退廷させられていた。
そんな普通の人だった折橋が犯人の更生していく姿を見てゆっくりと罪を許していく様子に花歩は深い感銘を受けていた》
(花歩)「死刑を受け入れた犯人が涙で声を詰まらせながら謝罪するシーンが頭に焼きついて離れません。
私の母は犯罪被害者と加害者が直接会って解決の道を探す修復的司法のボランティアをしていますが折橋さんがされたのはまさに修復的司法だったと思います。
被害者と加害者がわかりあえる日。
それは遠い日かもしれません。
だけどいつか必ず訪れる私はそう信じています」。
こんな優しい子…どうして…。
(玄関チャイム)町村花歩さんのお葬式でこのハンカチを。
あのときはありがとうございました。
あっいいえ。
あの私町村先生と同じ学校で教員をしてるんですが若宮さんのこと伺いまして。
はぁ…。
若宮さんも教員免許を持っていて教師を目指してるって聞きました。
あのもしよかったらこの塾で講師やってみませんか?私が去年まで働いてた塾なんです。
いつか必ず訪れる私はそう信じています。
ただいま。
読書感想文にそう記した町村花歩さん…。
彼女の読書感想文とこの死は…。
ご飯にしよ!今日は唐揚げ。
ハンバーグにする?どっちもできるの。
うぜぇんだよ!無理に明るく振る舞うな!泣くなよずるいぞ。
ごめんねごめんねごめんね。
母さん支えてあげられなくてごめん。
いってきます。
はいいってらっしゃい。
おっ智人どっか行くのか?うん。
気をつけてね。
どうぞ。
心療内科に薬もらいに。
自律神経をやられたみたいで…。
どうぞ上がって。
市長賞も納得ですね。
よく書けてます。
ありがとう。
「作品に寄せて」に書かれてるとおり花歩の行動力と考える力がよく伝わってくる文章です。
佐久間先生担任の先生よ。
どうぞ。
本当になんて言ったらいいか…。
今まで修復的司法だのなんだのっていって活動してきたけどいざ当事者になると全然違うの。
私は許すことなんてできない。
もし犯人が目の前にいたら殺してやりたい。
今すぐこの手で殺してやりたい。
ごめん若宮君に言う話じゃないわね。
そんなことないです。
お気持よくわかります。
聞いてもらってすっきりした。
しっかりしなきゃ。
いつまでもみんなに甘えてられないし。
トイレ借りてもいいですか?どうぞ。

(花歩)「若宮さんに蛍狩りに誘われた。
突然のことでビックリしたけど思い切って行ってよかった。
季節外れの蛍を見て私は決心した。
ずっと言えなかった思いを打ち明けよう」。
(花歩)「明日はいよいよ花火大会。
お母さんの浴衣を着せてもらって出かけよう。
本当はみんなと楽しみたいけど私の中にあるのは若宮さんへの思いだけ。
私の思いが本当だと証明したい。
若宮さん待っててね」。
嘘だろ…。
俺を裏切ったのか?誤解です!裏切るだなんて!〜
(高橋)最後に実力テストです。
とは言っても簡単な筆記試験です。
合否に関しましては後日電話で連絡します。
よろしくお願いします。
あ…。
あ…。
塾長から電話あって。
いい人紹介してくれてありがとうって。
嬉しくなって来ちゃいました。
きっと採用ですよ。
原口さんのおかげです。
いえ私は別に…。
そうだ今度お礼にご飯でもごちそうさせてください。
ホントですか?あでも給料日の後だと助かります。
(エンジン音)若宮忍さんだね?そうですけど。
警察だ。
花火大会の晩に殺人があったのは知ってるね?はい。
少し話聞きたいんだけど。
いいですよ。
本日午後1時頃町村花歩さんを殺害した犯人が捕まりました。
逮捕されました。
犯人は間もなくこちらの警察署に身柄を移される予定です。
あ来ました!たった今犯人を乗せた車が入ってきました。
何か遺族に言いたいことはありませんか?答えてください!まさに世界一有名な感想文になりました。
感想文のあとに書かれた「作品に寄せて」。
これを書いた花歩さんの担任佐久間良二こそ事件の犯人だったのです。
生徒を守り導くべき担任教師が…。
(玄関チャイム)物証がいくつも残っていたのでもっとあっさりいくと思っていたんですがここまで時間がかかってしまいました。
あの日花歩さんは多くの人に目撃されておりましたが一緒にいた若い男というのに二通りの証言がありまして…。
赤い服を着た男だったというのと黒い服を着た男だったという証言です。
おそらく後者は佐久間だと思われます。
前者の赤い服を着たほうの男のほうは重要参考人として取り調べたんですが結局決定的な証拠が出てきまして。
決定的な証拠?ご遺体に残されていた唾液や精液が佐久間のものと完全に一致したんです。
こんなことは慰めにはならないと思うんですが花歩さんは亡くなってから姦淫されていることがわかりました。
そうですか…。
コスモス…どうしてこんなところに。
ああここはご遺体が発見された場所ですね。
では我々はこれで。
母さん佐久間を殺せよ。
いや俺が殺してやる。
智人あなた…。
冗談だよ。
そうかこの公式を使えばいいんだ!お前の得意な歴史と一緒だよ。
数学だって暗記なんだ。
パターンを覚えりゃ怖くない。
先生質問です。
はい!先生。
(一同)先生!塾長言ってましたよ。
若宮さんの授業すっごい評判だって。
個性に合わせた指導っつっても成績が上がんなきゃ生徒も親もついてこないからさ。
大手には負けないって気持でやってるよ。
向いてるんですね教えることが。
ホントにキミには感謝してる。
そんな…いいんです私なんか。
また会ってもらえますか?佐久間が殺害を否認した…嘘でしょ?だって証拠が!いやぁ否認しているのは殺人の部分だけです。
姦淫したことはしっかりと認めています。
どういうことですか?あの日佐久間は花歩さんと一緒にいたが途中ではぐれてしまい神社で発見したときにはすでに亡くなっていた。
驚いたことに佐久間は遺体を見て強烈な情欲を催し姦淫してしまった。
殺した人間は別にいるっていうんですか?まぁ佐久間の主張だとそうなりますね。
そんなの苦し紛れの言い訳に決まってるでしょ!いや私もそう思うんです。
そう思うんですが…。
ただ警察が徹底的に探したにもかかわらず凶器はいまだに発見されていません。
あっ野村君ちょっとお茶。
もうこの話はよしましょう。
今日お呼び立てしたのは若宮忍さんの件なんです。
若宮君の?えぇ。
彼は以前からVOMを希望していましたよね?えぇ。
だけど被害者の中村さんが取り合ってくれずに…。
えぇ。
実は先週私も中村さんにもう一度考え直してもらえないかと手紙を出したんですよ。
あっそうなんですか。
あっ勝手なことしてすみません。
実は花歩さんと約束しまして。
花歩と約束?はい。
もう一度中村さんを説得してみてくださいって強く頼まれました。
どうして?お母さんはもう諦めているみたいだからって。
私もねわかりましたって言っておきながらずっと放っといたんで花歩さんに悪いと思いましてようやく先週筆をとりました。
返事は?まだ見てません。
どうぞ。
正直ホッとしました。
私は今修復的司法に疑問をもってます。
被害者と加害者がわかり合うのにどんな意味があるのか。
少なくとも私は犯人を許すなんてできない。
絶対にできない。
花歩はどうしてそんなにこだわったのかしら。
いやそこなんですよ。
確かに花歩さんは修復的司法に一生懸命でした。
でもあれくらいの年の子が社会的正義心だけでああも熱心になりますかね。
どういうことでしょう?別の理由があったんじゃないかと…。
別の理由?例えば愛情です。
好きな人のために一生懸命やる。
これならよくわかるんですよ。
まさか…。
若宮さんは絶対に悪い人じゃないよ《花歩は小学校5年の頃から日記をつけていた》今年の分だけがない。
《折橋完『二人のために』の著者》「拝復お手紙ありがとう。
君からの手紙を読んですごく驚いています」。
《花歩は手紙で折橋に1人の犯罪加害者をどうやって救えばいいか相談したらしい。
折橋は誠実に自分の意見をのべていたが当然答えのない問いだった。
犯罪加害者とは若宮忍のことに違いない》あっ町村さん森岡です。
お忙しいところすみません。
どうしても一点だけお伺いしたいことがあって。
何でしょう?容疑者は2人いるって言ってましたよね?1人は当然佐久間なんですけどもう1人は誰だったんでしょう?それはちょっと…。
お願いします。
絶対口外しませんから。
いやそう言われましてもね…。
だったらこうしてください。
今から私が名前を言いますから合ってたら電話を切ってください。
いや困りましたね…。
言いますよ。
若宮忍。
(通話が切れる音)《若宮君あなたが花歩を?》まずい?こんなうまい肉じゃが初めてだよ。
よかった。
どうかしました?幸せすぎて怖いんだ。
俺ゆかりに話さなきゃいけないことがある。
何?俺人殺しなんだ。
知ってます。
町村先生から聞きました。
中学時代に人を死なせてしまったんですよね。
いやそうじゃなくて…。
忍さん。
私は父を少年に殺されてるんです。
ずっとその少年を憎んできました。
だから少し前に忍さんと会ってたら偏見の目を向けてたかもしれません。
でもVOMで少年の本音を聞いて人は変われるのかもしれないって思ったんです。
何が言いたいのかって言いますと私は忍さんの更生を信じてるし過去の過ちも全部踏まえて忍さんと一緒にいたいってことです。
ゆかり…。
私忍さんのこと好きです。
若宮君。
どうしてそんなところに花を?前に来たときにここに花が置いてあったのを見て。
みんな上に置いていくわよ。
そうなんですか。
月命日には毎月来てくれてたの?いやそういうわけじゃないですけど。
月日が経つのは早いわね。
私今年度かぎりで教師の職を辞めることにしたの。
え?春からは相談員という仕事を始めるつもりよ。
結構自由がきくからやりたいことやろうと思って。
何をされるおつもりですか?花歩の事件の再調査よ。
若宮君真犯人はいると思う?先生。
佐久間の言うことを信じて?わからないわ。
でももし真犯人が別にいたら絶対に許さない。
この命燃え尽きるまで追い詰めて必ず捕まえてやる。
そのつもりよ。
さよなら。
さよなら。
はじめまして折橋完といいます。
町村です。
お忙しいなかお時間作っていただいてありがとうございます。
あいえ。
どうぞ。
いつかお渡ししようと思ったんですが機会がなくて申し訳ない。
花歩さんからのお手紙です。
あとで読ませてもらいます。
僕は構いませんよ。
今読むと立てなくなりそうで。
お待たせいたしました。
こんなことを聞くのは失礼ですが修復的司法について今も有効だと信じておられますか?被害者が生きていたり加害者に殺意がなかった場合には可能性のひとつとして有効かもしれません。
でも私のように実際に娘を殺された場合はどうなんでしょうか?私も2人娘を殺されています。
人間が人間を恨む気持の極限までいきました。
そうでしたわね。
被害者の苦しみは年月では癒やされない。
これも事実ですが時間が人を変える。
これも事実です。
現実に更生した人を前にすると何も言えなくなる。
それが人間なんです。
だけど本当に更生したかどうかは他人にはわからない。
町村さんは佐久間良二と会うおつもりは?そんなこと…考えたこともありません。
拘置所に行けば会えますよ。
あなたがされた究極の修復的司法というわけですか。
そんな大げさなことじゃない。
それじゃ失礼します。
(花歩)「拝啓初めてお手紙差し上げます。
『二人のために』を読んで大変感銘を受けました。
決して相手を許したわけではないというお言葉が印象的で折橋さんの苦しみがよく伝わってきました。
ただこのたびお手紙差し上げたのは著書への感想を書くためではありません。
罪の意識に悩む加害者にどうすれば贖罪が可能なのかを教えていただきたいのです。
私の知っている人に若宮忍さんという男性がいます。
若宮さんは日々痛々しいほど苦しんでおられます。
もちろん加害者は被害者のため一生かけて償うことは当然でしょう。
罪火が消えることは決してないと思います。
私は若宮さんの苦しみを少しでも取り除いてあげたいのです」。
(ゆかり)町村先生!すみませんお待たせしちゃって。
新しいクラスはどう?大変です。
なかなか言うこと聞いてくれなくて。
焦らないでじっくりでいいのよ。
はい。
今日はゆかりちゃんに聞きたいことがあって。
何ですか?去年VOM受けたでしょう?あれからどう?あの少年のことを許せた?許せるってレベルまでいったかどうかわからないです。
でも供花や賠償金の責務は果たしてるし信じてみたいなって。
もし20年後あの少年が殺人を犯したらどう思う?え?そんなこと考えたことないです。
そうよね。
どうかしました?私花歩の事件の真犯人は別にいるんじゃないかって思ってる。
え?花歩の日記帳が1冊だけ見当たらないのよ。
あの子小学校5年のときからずっと日記をつけてて。
その最新の1冊がどこ探しても見つからないの。
おかしいと思わない?誰かが盗み出したってことですか?きっと犯人にとって都合の悪いことが書かれてたんじゃないかしら?確かにおかしいですね。
ところで旦那さんはお元気?まだそんなんじゃないですよ。
まだってことは近い将来結婚の可能性もあるってことかしら?からかわないでくださいよ。
中村さんお客さんですよ。
こちらです。
はい。
アンタ…。
突然の訪問申し訳ございません!どうしても謝罪の言葉を聞いてもらいたいんです。
帰ってくれ。
迷惑だ。
気が済むなら殴るなり蹴るなり好きにしてください!帰れって言ってるだろ!お前の謝罪は自分が許されたいだけだ。
楽になりたいそれだけだ。
そんな謝罪はしてほしくない!これがあればドアが開けられる。
《私は自分が怖い。
花歩の日記は若宮の家のどこかにあるかもしれない。
そう考えたときから自分を止められなかった》〜
(パトカーのサイレン)〜あっ町村先生!何してるんですか!?私は若宮君を疑ってる。
それは忍さんが花歩ちゃんを殺したってことですか?彼は花歩が死んだ場所に花を供えていた。
関係者しか知らないはずの場所に。
それだけで?花歩の日記を盗めるのは限られた人だけなの!それに花歩は若宮君のことが好きだったみたい。
あの2人には私たちが知らない何かがあったのよ。
私はそれを突き止めたい!若宮君は私の教え子なのよ。
それが大人になって私の娘を殺すなんて…。
そんなこと…そんなこと考えられない。
そんなこと絶対に考えられない。
だから私の考えを否定してもらいたいの!ゆかりちゃん協力して。
協力?どういうことですか?この家のどこかに花歩の日記帳があるかもしれない。
私に探せっていうんですか?彼の身の潔白を信じるのなら日記を探し出してそれを証明して!そんなことできません!ゆかりちゃん!先生今日のことは誰にも言いません。
だから黙って帰ってください。
私は…。
わかります!私だって父を殺されてるんです。
先生の立場だったら同じことをしてたかもしれません。
もう少し考えさせてください。
「佐久間容疑者無期懲役」…。
うわぁ〜!
(若宮)ただいま。
おかえり。
おっ今日はハンバーグか。
うん。
(若宮)レトルト…。
佐久間の判決無期懲役だってな。
らしいね。
実はあの事件俺も容疑者の1人だったんだ。
目撃証言の男に似てるって言われて。
そうなの?たぶん俺の過去のこともあって警察に目ぇつけられてたんだと思う。
まあ慣れっこだけど。
母さんが火事で死んだときも保険金詐欺で疑われたし。
町村先生佐久間の言うこと信じて真犯人を追ってるらしいな。
先生が?知らなかった。
俺もなんか手伝えることないかな?手伝うって?先生には世話になったしさ納得できるまでやらせてあげたいんだ。
そっか。
最初に聞いておきます。
あなたは花歩を陵辱したんですね?そうです。
僕がやりました。
すみません。
花火大会の日あなたは花歩と一緒にいたの?偶然見かけて声をかけました。
何を話したの?花歩さんの知っている犯罪加害者の方について話しました。
花歩さんは思い詰めてました。
だから僕は今日は祭りを楽しもうよって言ったんです。
花歩さんは笑い返してくれました。
それでかき氷を買いに行った間にいなくなったんです。
誰か怪しい男を見なかった?赤い服の男とすれ違ったのを覚えています。
何歳くらいの?どんな顔だった?そこまでは…。
あなた花歩を殺したの?殺してません本当です。
本当に殺してないの?本当なんです!僕は花歩さんを殺してない。
本当なんです!信じてください!お願いです!信じてください!僕はやってない!あっお待たせしてごめんなさい。
さあ中へ。
実は先週の火曜日に持ち出したんですけど今までどうするべきか迷ってました。
ありがとう…ありがとうゆかりちゃん。
中見た?そう。
やっぱり。
(花歩)「季節外れの蛍を見て私は決心した。
ずっと言えなかった思いを打ち明けよう。
私は若宮さんに愛を告白した」。
「明日はいよいよ花火大会。
お母さんの浴衣を着せてもらって出かけよう。
本当はみんなと楽しみたいけど私の中にあるのは若宮さんへの思いだけ。
私の思いが本当だと証明したい。
若宮さん待っててね。
明日は神部神社に行くつもり。
後悔はしない」。
嘘…。
この日記を持ち出したこと若宮君には?同じ日記帳を買って同じ場所に戻しておきました。
中身を見なければ大丈夫だと思います。
もし見つかったら…。
若宮は逮捕できるんですか?これでは無理です。
まだ決定的な証拠とまでは言えません。
どうして!?ここに明日神部神社に行くってちゃんと書いてあるじゃないですか!もちろん重要な証拠であることは間違いありません。
花歩さんの首を切り裂いた凶器それはまだ発見されてませんがそれがほぼ間違いなくマイナスドライバーであるということまではわかってるんです。
そこまでわかってるんですか?実はあの日の証言に若い男が子供の風船を割って逃げたというのがあるんです。
それがどうもドライバーのようなものだったというんです。
その男が若宮?あの日若宮は工場で問題を起こしてます。
マイナスドライバーを盗んでカードリーダーに突き刺してるんです。
若宮はそのドライバーをどうしたんでしょう?工場敷地内に捨てたと言ってますがもちろん探しても出てきません。
マイナスドライバーですね。
わかりました。
くれぐれも無理はしないでねゆかりちゃん。
大丈夫です。
〜どうした?お線香あげようと思って。
そうありがとう。
花火大会一緒に行けそう?うん大丈夫だと思う。
はい町村です。
八木沼です。
嬉しい知らせですよ。
何です?声弾ませて。
先ほど中村富雄さんから若宮忍に会ってもいいと連絡があったんですよ。
どうして?実はですね若宮さんは先月独断で中村さんの職場に会いに行ったそうなんです。
若宮君が?ええ土下座して謝罪したそうなんですが中村さんは突然のことで突っぱねたそうなんです。
ただひと月考えてもう一度会ってみる気になったというんです。
きっと若宮さんの誠意が伝わったんでしょうね。
嘘偽りのない謝罪が中村さんの心を動かしたんだと思います。
あれ?町村先生聞いてますか?聞いてます。
ああ日程に関してはこれからつめますんで。
取り急ぎ報告でした。
では失礼します。
謝罪…罪を過ちを謝罪した?花歩を殺した彼が…。
まさか…。
これは…。
間違えてる。
(パトカーのサイレン)
(花火の音)ああ町村さん今ちょうど若宮の自宅に捜索をかけているとこです。
えっ殺人容疑で逮捕令状がとれたんですか?いや殺人未遂容疑です。
去年若宮が勤め先の工場で上司と揉め事を起こしてましてそれを立件したんです。
凶器を見つけしだい逮捕する予定です。
別件逮捕ですか?いやこっちも必死なんですよ。
森岡さん私これから若宮君と会います。
えっ!?どうしても私は若宮君と向き合わなければならないんです。
あっいやそれは危険です。
どこで会うんですか!?花歩と同じ場所で。
先生。
ゆかり。
私仏壇から花歩ちゃんの日記帳持ち出したんです。
日記帳?どうしてあんなところに花歩ちゃんの日記帳があったのか説明できますか?さぁ。
花歩が置いてったのかもしれないな。
もっと早く気づくべきだったわ。
花歩は何度もあなたの家に通っていた。
あなたのお母さんが寝たきりになってからは介護のために。
先生何が言いたいんですか?若宮君私にこれ以上言わせる気?
(森岡)町村さん!町村さん!ケガはないですか?大丈夫です。
刑事さんも揃ったことですしはっきりさせましょうよ。
そのつもりよ。
殺したのは佐久間でしょ。
遺体に体液も残されていて姦淫した事実も認めてる。
俺はアイツが許せないんです!アイツはクズだホントにひでぇヤツだ!ひどいのはお前だ!若宮。
花歩さんを殺したのはお前だな。
だったら証拠持ってこいよ!クソ刑事が!証拠はあんのかって聞いてんだよ。
あるんだったら出してみろよこの野郎!凶器のマイナスドライバーが見つかった。
さっき発見されたんだ。
お前の自宅で。
血痕と指紋がべったり残ってた。
今鑑識に回してるところだ。
ゆかりテメエ裏切ったな。
このクソったれが。
観念しろ!ああそうだよ!俺がやったんだよ!俺がぶっ殺してやったんだよ!お前ら出てきたら殺してやるからな!わかった恨み節は署でちゃんと聞いてやる!待ってください森岡さん。
どうしました?あと少しだけ若宮君と話をさせてください。
それはかまいませんが。
消えろよ偽善者。
何すんだ!放せ!放せって!アンタは俺が更生したと思ってたみたいだがとんだ見当違いだよ。
俺は中学の殺人もちっとも反省してねえし花歩のことだって何とも思ってねえんだ。
だったらどうして花を供えてくれたの?花歩の好きだったコスモスの花を。
知るかよ!あなた中村さんに謝りに行ったそうね。
中村さんから電話があったわ。
あなたの謝罪を受け入れたいって。
だから何なんだよ!この期に及んで修復的司法か?残念だが俺は悪なんだよ。
生まれついての悪なんだ!若宮君私もうわかってるの。
お芝居はよして。
えっ!?あなたは贖罪のために必要以上に悪に見せかけてる。
それは自首ではなく逮捕されたいからでしょ?バカじゃねえか?だったらどうしてわざわざドライバーを見つかるように家の中に戻したりしたの?花歩の日記もわざとゆかりちゃんに見つかるように仕向けた。
中身を書き換えて。
先生どういうことですか?しかし筆跡は確かに花歩さんのものだと。
書き換えたのは数文字です。
でもたった数文字でまったく意味の違うものにしてしまった。
この事件の真相を隠すために。
真相?若宮君が花歩を殺した動機を。
(ゆかり)動機って何なんですか?若宮君が花歩を殺したのは花歩にお母さんを殺されたから。
そうよね若宮君?そんなお母さんはたしか火事で…。
町村さん説明してください。
日記の神部神社と書かれたところがどこか窮屈で…。
警察署という文字が消された跡があった。
蛍狩りの日も罪という文字が愛という文字に書き換えられていた。
あの日花歩が告白したのは愛ではなく罪だった。
罪?若宮君全部話してちょうだい。
あの火事の日寝たきりのはずの母が火の不始末をするなんてありえなかった。
誰かの放火だって警察に話したけど受け入れてもらえず逆に自分が保険金詐欺を疑われて心が病んだ。
それで蛍狩りの日花歩に罪を告白されたのね。
あの火事の日花歩は母の看病に来てくれてました。
じゃあ私洗濯物取り込んでくるね。
ありがとうそのとき誤って仏壇のろうそくを倒してしまい…。
助けて…助けて。
熱い!
(花歩)若宮さんに言っておきたいことがあるんです。
私若宮さんの…。
若宮さんのお母さんを殺してしまったんです
(若宮)季節はずれの蛍を見つけた日花歩はどんな罰でも受けますと言った。
俺は自首すると言った花歩の言葉を信じたいと思った。
でも花火大会の日楽しそうに男とたわむれてる姿を見て怒りが湧きあがった。
ちょっと来い!母さんを殺した謝罪は嘘だったのか!?
(若宮)俺を裏切ったのかって…。
嘘じゃないです!
(若宮)お前と俺は同じ人間だ。
うわぁ〜!
(若宮)気がついたらドライバーが首をかすめていた。
日記を見て裏切りは俺の誤解だと知りました。
あの日花歩は自首するつもりだったんです。
ゆかりに愛されれば愛されるほど罪の意識が大きくなって初めて中村弘志にすまないと思った。
遺族の方に心から謝りたいと思った。
でもそれが自分の独りよがりだと思い知らされたんです。
だから悪になろうって決心したんです。
どうしようもない悪になってすべての人から嫌われる。
そうすることがせめてもの罪滅ぼしになるって。
〜花歩が折橋さんに宛てた手紙の中に書いてあった人を殺した加害者というのは若宮君のことではなくあの子自身のことだったのね。
手紙の中であの子「ざいか」という文字を罪の過ちではなく罪の火と書いてあった。
罪の火に焼かれていたのはあの子自身だったのよ。
死ね!智人…。
おい何やってんだ!ごめんな智人…。
謝って済む問題じゃねえ!忍さん!智人やめなさいやめなさい!忍さん!智人…。
至急至急県警本部。
忍さん。
う…。
おいしっかりしろ。
刑事さんこれは自殺ですから。
うぅ!やめて!
(森岡)バカな真似はやめろ!
(ゆかり)やめて忍さん!智人!これ自殺だからよ。
やめて!お願いもうしゃべらないで!先生…。
俺が教師になりたかったのは…。
先生に憧れたからです。
どうですか?たいした体力だ。
持ちこたえましたよ。
ありがとうございます。
よかったよかった。
よかったです…。
母さん僕…。
待ってるからね。
母さんあなたが帰ってくる日待ってるから。
ね。
僕がやりました。
行くぞ。
《花歩お母さん約束守るからね》中村さんお客さんですよ。
あなたは…。
少しお時間いただけますか?そうですか。
事件のことは新聞やテレビで知ってはいましたが。
それで改めてお願いなんですが若宮君を待ってあげてもらえませんか?しかし…。
いつになるかわかりません。
きっと長い時間かかると思います。
でもいつの日か彼は罪を償って戻ってきます。
そのときにもう一度会っていただけないでしょうか?お願いします。
わかりました待ちましょう。
あなたとともに。
ありがとうございます。
《被害者と加害者がわかり合うのは容易なことではない。
私は今身をもってそれを実感している。
だけどいつか…いつかこの苦しみから解き放たれる日が来ることを信じたい》2014/12/10(水) 21:00〜22:48
テレビ大阪1
水曜ミステリー9 冬の特選企画「罪火」[字][デ][解]

中学校校長の傍ら犯罪被害者の支援活動もする町村理絵(名取裕子)。娘が殺害され理絵自身が被害者に。容疑者が殺害を否認していると聞いた理絵は、自ら真相を追うが…。

詳細情報
番組内容
町村理絵(名取裕子)は中学校の校長を務める傍ら、犯罪被害者を支援する活動に携わっていた。理絵の娘・花歩(美山加恋)も母の活動に関心を持ち、理絵の元教え子で中学生の時に人を殺めてしまった若宮忍(駿河太郎)のことを気にかけていた。若宮は被害者家族との対話を望むが叶わずにいた。そんな中、花歩は若宮にある告白をする。後日、花火大会で若い男と話す花歩を目撃した若宮は、裏切ら
出演者
 町村理絵…名取裕子
 若宮忍…駿河太郎
 原口ゆかり…黒川芽以
 折橋完…大杉漣
 八木沼忠志…山崎一
 警察署長…不破万作
 森岡雅博…斎藤歩
 中村富雄…伊藤洋三郎
 佐久間良二…清水優
 町村花歩…美山加恋
放送形態
※解説放送あり
原作脚本
【原作】大門剛明「罪火」(角川文庫・刊)
【脚本】吉田康弘
監督・演出
【監督】黒沢直輔
音楽
【エンディング曲】
「FLY」
歌・作詞・作曲:BoA
編曲:Jeff Miyahara & Takashi Fukuda
(avex trax)
データ放送
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ホームページ

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ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
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音声ガイドあり
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