news every. 2014.11.27


この時間は午後6時15分まで字幕放送をお送りします。
韓国のパク・クネ大統領を巡る報道で、大統領の名誉を傷つけたとして、起訴された産経新聞の前ソウル支局長に対する、初めての裁判がきょう行われました。
韓国の新聞報道などを引用した内容で起訴されるという異例の裁判。
前支局長は起訴内容を否認し、大統領をひぼうする意図は全くなかったと、争う姿勢を示しました。
けさ、韓国・ソウル中央地裁の前に集まるメディア。
午前9時過ぎ、ダークグレーのスーツに身を包んだ、産経新聞、加藤達也前ソウル市局長が、姿を見せました。
産経新聞の前ソウル支局長が裁判所に入ります。
これから初公判に臨みます。
日本のメディアの報道が、パク・クネ大統領の名誉を傷つけたかどうかを争う異例の裁判が、幕を開けました。
発端となったのは、ことし8月に、産経新聞のウェブサイトに掲載された一本の記事。
加藤前支局長はこの記事で、旅客船セウォル号の沈没事故が起きた当日、パク・クネ大統領が男性と会っていたといううわさを韓国の新聞、朝鮮日報の記事などを引用しながら報じました。
この記事に対し、韓国の市民団体が告発。
捜査を開始した検察が先月、記事はパク大統領の名誉を傷つけたとして、加藤前支局長を在宅起訴したのです。
外国のメディアを名誉毀損罪で起訴するという異例の事態に、菅官房長官は。
民主国家ではあるまじき行為である。
さらには、国際的なジャーナリスト組織、国境なき記者団もこの事態に、あぜんとしているとする声明を出すなど、言論の自由を巡り、大きな議論となりました。
きょう午前10時から初公判が始まろうとしたそのとき、法廷で。
虚偽の事実を謝罪せよ!
右翼団体の男2人が、加藤前支局長に向かって叫び、退廷させられました。
異様な雰囲気の中で始まった裁判。
検察側は。
加藤氏は、パク大統領を中傷しようと心に決め、記事を書いた。
内容はすべて虚偽だった。
記事の内容はうそで、パク大統領の名誉を傷つけたと主張しました。
これに対し弁護側は。
加藤前支局長は、うその事実だと認識しておらず、大統領をひぼうする目的はなかった。
記事はうそではなく、また公益性があったとして、起訴内容を否認。
全面的に争う姿勢を示しました。
何がこの裁判のポイントになるのでしょうか。
ポイントは、悪意の有無です。
韓国の最高裁は3年前、悪意があるか、著しく相当でないかぎり、メディアによる公職者の名誉毀損は成立しないという判断を下していることから、検察が今後、加藤前支局長の悪意を立証できるかが焦点となります。
きょう、公判の最後に裁判長から意見を求められた加藤前支局長は。
赴任以来、韓国に深い愛情と関心を持ってきました。
パク大統領個人をひぼうする意図は全くありません。
改めて無罪を主張しました。
その上で。
裁判が、法と証拠に基づいて、厳正に進められることを期待し、誠実に臨みたいと思います。
閉廷後、黒い車に乗って、裁判所を出てきた加藤前支局長。
フロントガラスには、投げつけられた卵がこびりついていました。
さらに、加藤達也即時拘束と書かれた貼り紙も。
一時、車が立往生する騒ぎとなりました。
今後の裁判では、証人として出廷する予定だということです。
次回の裁判は、来月15日に開かれます。
さて、こちらはかばんや照明器具など、和紙を使った商品です。
和紙の柔らかい風合いは、世界でも注目を浴びています。
1000年以上前から引き継がれる手すきの技術に注目し、ユネスコ・国連教育科学文化機関の政府間委員会は、日本の和紙を無形文化遺産に登録しました。
午前3時前。
埼玉県東秩父村にある和紙の工房では、登録決定を今か今かと待ち構えていました。
日本の和紙が、無形文化遺産のリストに登録されました。
この瞬間、されました。
今回は、すでに無形文化遺産に登録されている島根県の石州半紙、埼玉県の細川紙、岐阜県の本美濃紙を加え、和紙・日本の手すき和紙技術として登録されたのです。
無形文化遺産になったということで、大変にうれしく思ってます。
そのバラエティーの大きさ、広さというものが恐らく、伝統的工芸の中でも、和紙を最も特徴づけているのではないかと。
登録決定を受け、細川紙の地元は。
もしもし。
ありがとうございます。
すみません。
ただいま確認されたそうです。
どうも。
東秩父村の村長や、小川町の町長らが集まり、喜びを分かち合いました。
この地域一帯の、本当の宝物だと思います。
でも、これを生かすか殺すかは、私たちの使命にあると思います。
朝から花火が上げられ、地元はお祝いムード一色。
また、本美濃紙の地元、岐阜県美濃市でも。
ありがとうございました。
皆さん、決まりました。
万歳!
本当に一日長かったです。
でも本当にほっとしました。
本当に皆さん、ありがとうございました。
美濃市役所では、市民に登録決定の報告を行い、本美濃紙で出来たくす玉を割って祝いました。
細川紙の地元の和紙作りが体験できる施設には、早速観光客の姿も。
けさのテレビ見て、小川のほうっていうか、東秩父のほうで、今度、和紙がね、登録されたからっていうんで。
年賀はがきに使いたいね。
無形文化遺産に登録された3つの和紙は、いずれもコウゾという植物を原料にして、伝統的な手すき技術で仕
日本時間のきょう、無形文化遺産に登録された、和紙と手すき技術。
一体、どんなものに使われるのでしょうか。
ここに使われていますのは、細川紙です。
湿気や乾燥などに耐えうる丈夫さで、ふすまなどの下張りに使われるという細川紙。
そのあと、下張りの仕上げには、石州半紙が使われます。
上質な和紙を幾重にも下張りすることで、表面に貼るふすま絵を長もちさせることができるといいます。
作品が100年も、200年も、長もちしてもらいたいと。
一方、本美濃紙は。
最高峰の障子紙です。
厚さにむらがないため、均等に光を届けることができるという本美濃紙。
日本の手すき和紙が、世界の皆様に評価をされまして、大変うれしいです。
無形文化遺産への登録をきっかけに、期待されるのが、和紙の需要の拡大です。
実は、和紙を使った商品には、こんな意外なものも。
一応、こちらの棚の商品すべて和紙で出来た商品になっております。
かばんやポーチ、帽子に、スリッパまで。
革と違って、非常に風合いがまたあるというのと、非常に軽いというのが特徴になっております。
外国のお客様、あと若い方ですね、特に喜んでお買い求めいただいております。
世代を超え、受け継がれてきた和紙。
今後は、若い職人の育成など、手すきという伝統技術を維持することが求められます。
鎌田さん。
和紙、世界無形文化遺産、うれしいですね。
和紙とセットになるのは、筆というか、僕、筆いつも持って歩いてるんですよ。
この筆でね、今回無形文化遺産になった和紙で、お礼状やお手紙を書いたりしたら、心が届けられるかな。
外国行くときも多いので、筆を和紙を持ってこれから外国へ行こうと思います。
ことし、日本列島各地で白い動物や魚が次々と発見されています。
体の色素が欠乏して、白くなったと見られる珍しい生き物たち。
和歌山県の串本町では、白い伊勢エビが展示され、訪れた人たちを楽しませています。
ハクチョウ、シロクマ、そしてシロイルカ。
白い体の動物たち。
しかし、今。
白いマグロが水揚げ!
先週、都内の鮮魚店に並んだのは、全身が真っ白なマグロ。
また。
三重県の動物園にお目見えしたのは、白いタヌキのポンちゃん。
年齢は1歳半で、体重およそ3キロです。
白いマグロと白いタヌキ。
どちらも生まれつき、体の色素が欠乏している突然変異だと見られていますが。
和歌山県串本町。
こちらの水族館には。
下の伊勢エビは白っぽいですね。
通常のものと比較すると、よく分かります。
白っぽいクリーム色に見えるのは、高級食材になる伊勢エビです。
先週、地元で水揚げされました。
発見した漁師は。
普通は赤いやん。
真っ白かった。
あそこまで真っ白いっちゅうのは、見たことないよ。
貴重だとして、水族館で展示されることになった白い伊勢エビ。
ちょうどお正月前ということもありまして、紅白で飼えれば、縁起がよろしいですし、伊勢エビって、色がついて、いわゆる保護色なんですよね。
白っぽいと当然目立ちますから、よく生き抜いてきたかと思いますけどね。
伊勢エビが脱皮した殻を保存している館長は、楽しみにしていることがあります。
白い伊勢エビが脱皮すると、これ、どんなものになるんですかね?
さらに白くなると思いますよ。
ちょっと楽しみですね。
楽しみですね。
和歌山県で見つかった、突然変異の白い伊勢エビ。
伊勢エビは生まれたときは、まるでクモのような形。
色は透明です。
脱皮を繰り返しながら大きくなり、1年ほどでエビの形になります。
その後、ようやく体にも色がつき始めるのですが、今回の白い伊勢エビは、この段階で色がつかなかったと見られます。
街は白い伊勢エビに期待をしています。
これが500グラムのエビなんですよ。
こちらの店の名物料理、生きたまま鍋に伊勢エビを入れます。
これで皆さんが。
おー、びっくりした!おー、びっくりした。
おー!
味付けはいたってシンプル。
うわっ。
おー!あー!あっ、鮮やかに赤く。
これが…。
殻をむいて、丸かじりします。
頂いていいですか?ついています。
おっ!うん!何もつけてないんですけれども、エビの甘みがふわっと広がりますね。
こんな豪快な食べ方、初めてしました。
水族館で、皆さんが伊勢エビを見たあと、帰りは必ず伊勢エビを食べて、おいしく頂いてもらいたいと思います。
今回見つかった白い伊勢エビ。
日本ではほかにも、珍しい色の生物が見つかっています。
きょう、日本海に面した兵庫県香住漁港。
あちらです。
見てください、こちら。
白いカニがいます。
まだらがいくつか残ってはいるんですが、はさみ、真っ白ですね。
見つかったのは、ズワイガニ。
この地方では、マツバガニと呼ばれています。
湯がくと、赤白の、非常にめでたい、縁起のいいカニだといわれております。
古くからカニが有名なこの地方。
一体どれほど珍しいのでしょうか。
2、3年に1枚といったような低い確率で、出現してくるものということですね。
兵庫県全体では、年間およそ100万匹のカニが水揚げされています。
白いカニの割合は、200万から300万分の1程度と推測されるということです。
大変珍しい白いカニ。
仕入れた鮮魚店は、1週間ほど店頭で展示する予定だということです。
再稼働はさらにずれ込む見通しです。
年明けにも再稼働すると見られていた鹿児島県の川内原発ですが、九州電力はきょう、設備の工事計画などを示した申請書類に不備があったとして、年内をメドに再提出する方針を明らかにしました。
原発敷地内での最終的な検査も含めると、2014/11/27(木) 17:53〜18:15
読売テレビ1
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藤井貴彦、陣内貴美子が伝えます。わかりやすいニュースをいち早く…スポーツ芸能そしてお得な生活情報も▽番組テーマはミンナが生きやすく。

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藤井貴彦
陣内貴美子ほか
番組ホームページ
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