(カカシ)アイツは自分の夢も現実も諦めたりしない。
そういうヤツだからさ。
(カカシ)そしてアイツのそういう歩き方が仲間を引き寄せる。
つまずきそうなら助けたくなる。
そのサポートが多ければ多いほどゴールに近づける。
《オビト:ナルトの道か…》
(ナルト)くらえ!大玉螺旋手裏剣!
(カカシ)信じる仲間が集まれば希望も形となって見えてくるかもしれない。
俺はそう思うんだよ。
かもな。
(柱間)お前からチャクラを吸収する木龍ぞ!
(柱間)これでお前のチャクラを吸収する忍術も意味をなさん。
つまりもう動けず次の忍術は吸収できんということだ!《いい間だぞ四代目の息子よ。
これを決めてその隙に封印する》ナルトが投げたってことはあそこだ!あそこにマダラがいるぞ!!
(サイ)ナルト!こっち!!
(サイ)行くよ!サイ!サンキュー!グズグズするな。
今が封印のチャンスだ。
ナルトの攻撃をムダにはしないぞ!
(みんな)おう!!
(我愛羅)命令も言葉すらもなく皆お前に突き動かされる。
(我愛羅)ナルト…。
フッ…俺もその一人だがな。
守鶴。
マダラを封印するのにお前の砂の力を借りたい。
(守鶴)砂漠層大葬か?
(我愛羅)そうだそれも特大のな。
ハーッハッハッハッハ!!
(守鶴)人柱力に縛られることもなくなったってのにわざわざお前の言うことを今さら聞くと思うか?命令したんじゃない。
頼んでいるのだ。
嫌ならばいい。
他の者の力を借りるまでだ。
う〜ん…。
うずまきナルトか…あの化け狐野郎とずいぶんお友達になったみてえだな。
我愛羅。
協力しないなら話は後にしてくれ俺は行く。
ケッ!そういう言い方をされるとカチンとくるな。
狐七化け狸八化けといってなバカ狐に負ける化け狸様じゃねえぜ。
俺はお前の頼みを聞き入れたんじゃねえ!俺様の意思で動く。
案内しろ。
こっちだ。
さて。
待ってくれ!ん?俺たちも協力してやる。
だから俺はお前も助けてぇ安心しろ俺たちは気まぐれでやるんじゃねえ!ナルトを助けたいからだ!感謝する。
砂の忍の人間オメエもナルトの知り合いか?
(悲鳴)カンクロウ:建物を盾にするんだ!でも中には絶対入るな。
崩されたら生き埋めじゃ!〜大丈夫か?ああ…。
あれが俺の弟?アイツはただの…。
フフフフッ…ハッ!フフフフッ…。
こんにちは。
こんにちは!こんにちは!わぁ!逃げろ!
(みんな)わぁ〜!ま…待って!助けて!
(我愛羅)一人にしないで!一人はイヤだ…イヤだ。
(夜叉丸)人は傷つけたり傷つけられたりして生きてゆくものなのです。
でも人は人をそう簡単には嫌いになれないものですよ。
あっ!血は出ないけどここんとこがすごく痛いんだ。
それは心の傷。
他人からもらう愛情でしか癒やせない厄介な傷。
愛情?愛情は自分の身近にいる大切な人に尽くしてあげたいと慈しみ見守る心。
死ね!それか関わるな。
バカ!見るなって!どっか行け!
(夜叉丸)あなたの名は我愛羅。
我を愛する修羅。
自分だけを愛しなさい。
そして自分だけのために戦いなさい。
あなたは愛されてなどいなかったのだから。
うわぁ!!うぅ…。
うおぉっ!!
(咆哮)アイツはただのバケモノじゃ!
(咆哮)う…。
うぅ…ハァハァ…。
なんともないのかよ…。
(テマリ)カンクロウ…。
仲間だぞ!里の仲間を…殺しておいてなんともないのかよ!ここが!心が痛まないのかよ!黙れ殺すぞ
我愛羅:生まれながらの殺戮兵器。
制御不能のバケモノ。
母の命を糧に生まれ里からうとまれ兄姉からも敬遠され父様からは暗殺のターゲットとされていた。
俺は孤独だった。
孤独な兵器に心などいらなかった。
そして木ノ葉崩しに兵器として送り込まれアイツと出会ったのだ
行くぞ。
(サスケ)おいそこのお前。
名は何ていう?砂漠の我愛羅。
(我愛羅)俺もお前に興味がある名は?うちはサスケだ。
あのさあのさ!俺は俺は?興味ない
うずまきナルトアイツとの最初の出会いは本当に興味のないものだった。
だが…
ぜってぇ勝つ!
ことあるごとに仲間を意識したアイツの言動が俺の心に小さな苛立ちのさざなみを立てていった
テメエゲジマユに何しようとした?殺そうとした。
俺の邪魔をすればお前らも殺す。
お前なんかに俺は殺せねえよ!
(シカマル)よせってさっきから言ってんだろ。
コイツはバケモノ並みの強さだ。
俺は本物のバケモン飼ってんだ。
こんなヤツに負けねえ
更にアイツは俺にも関わってきた。
それは俺にとって憎悪をかきたてる以外の何者でもなかった
我愛羅:コイツらはお前にとって何だ?俺の仲間だってばよ!これ以上ちっとでも傷つけてみやがれ。
テメエぶっ飛ばすぞ!仲間?笑わせる!俺は自分のためだけに…。
戦う!自分に似てるからおんなじような寂しさとか悲しさとか感じて生きてきたからそんな孤独のなかで自分のためだけに戦うお前を強いと思った。
でも本当に強いってそんなことじゃなかったはずだ。
自分だけのために戦ったって本当は強くなれねえんだ。
ハァーッ!多重影分身の術。
うずまきナルト二千連弾の巻《我愛羅:この俺がこんな…こんなヤツに負けるはずあるか!》
アイツは追い詰めれば追い詰めるほどより強い力を発揮し始めた
口寄せの術!変化の術!起きやがれこの野郎!
何度も何度もどん底から…
死ね!こんちくしょうが!《なぜコイツはこれほど強い…》なんで…なんでお前は他人のためにそこまで…。
一人ぼっちのあの地獄から救ってくれた…。
俺の存在を認めてくれた…。
大切なみんなだから…。
愛情…。
だからコイツは強いのか…
この日は俺にとって特別な日となった。
自分と同じ境遇を持ちながらも自分とは違う生き方があったこと。
そしてそれが己の強さにつながっていることを知ったのだ
我愛羅:努力し自ら切りひらくしかないんだ。
一人きりの孤独な道に逃げずに…。
そうすればいつかアイツのように…。
だから俺は砂の一人の忍として風影を目指す。
この里につながり生きるために…。
我愛羅…。
うずまきナルトを見てそう思った。
他者とのつながり。
俺にとってそれは今まで憎しみと殺意でしかなかった。
しかしアイツがあそこまでして言うつながりとはいったい何なのか…。
今頃になって俺にも少しだけわかったことがある。
苦しみや悲しみ喜びも他の誰かと分かち合うことができるのだと…。
うずまきナルト…アイツは俺と同じ苦しみを知っていた。
そして生きる道を変えることができることを教えてくれた。
俺もいつか誰かに必要とされる存在になりたい。
恐るべき兵器としてではなく砂隠れの風影として
後ろ向きだった俺の人生はようやく一歩前に踏み出せたのだ。
そして俺は風影となった。
多くの仲間を得てこれからもっと他者から必要とされる存在となりそして胸を張ってアイツと対等に友と認められる日を目指して前へ前へと歩み始めたのだ。
しかし…
《誰だ…この手。
なんだ俺の手か》《俺は誰かに必要とされる存在になれたのだろうか。
あれ?なんだ…俺?》《あれが俺…誰かに必要とされたがってた俺。
どうしてなんでそうなりたかったんだろう。
俺はなんでそれを望む存在なんだろう?あの目あの鼻あの口。
なぜ…なぜあれが我愛羅。
俺はその中にいた。
いやそもそも俺とは何だ?俺と自覚してるだけでそもそも何者なんだ?ただの小さな感覚》我愛羅我愛羅!《誰だ誰を呼んでる?》《誰だ?この手。
なんだまた俺の手か。
俺の手…。
俺?俺とは誰だ?俺…》《俺は…》
暁に捕らえられ尾獣を抜かれた俺が…。
一度は死んだ俺が生き返ることができたのはチヨバア様の命を引きかえにした禁術とナルトのチャクラのおかげだったという
カンクロウ:じゃあな。
おおう…。
普通ならここで握手とかして別れんだろうけど俺ってばそういうの苦手だからな。
このまま…
俺はお前に友と認められたくて努力してきたつもりだった。
もっと他者に必要とされ認められる存在にならねばと励んできた。
だが…
俺たちはあの日互いを理解し存在を認め合う仲…友になっていたのだな
どうした?オメエもナルトの知り合いかと聞いたんだ。
あぁ最初の友だ。
そうか。
(我愛羅)よし急ごう。
旬の小鉢が大好きな豆助
2014/11/27(木) 19:30〜19:58
テレビ大阪1
NARUTO疾風伝「最初の友」[字][デ]
尾獣たちと忍連合軍はマダラを止めるべく行動を開始する。久々に一尾の守鶴と再会する我愛羅は力を貸してくれと頼むが、その理由を問われナルトに救われた過去を思い返す。
詳細情報
番組内容
九尾の人柱力であるナルトを狙う“暁”と、ナルトを守るためそれを迎え撃つ忍連合との間で始まった激闘の第四次忍界大戦。
大戦が始まってから初めての夜明けを迎えた時——ついに仮面の男・うちはマダラ自らが動き出した。マダラの目的はキラービーとナルトの中に存在する二つの尾獣。マダラがこれらを手に入れた時、全ての人間を幻術にかけ操る事のできる“月の眼計画”が実行されてしまうのだ。
データ放送
番組を見て、ナルトのチャクラを貯めると術が発動するよ!
リモコン<d>ボタンを押して参加するってばよ!!
出演者
【[声]】
うずまきナルト:竹内順子、うちはサスケ:杉山紀彰、春野サクラ:中村千絵、はたけカカシ:井上和彦、ヤマト:小山力也、サイ:日野聡、我愛羅:石田彰ほか
原作脚本
【原作】岸本斉史(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
【シリーズ構成】武上純希
【脚本】彦久保雅博
監督・演出
【監督】伊達勇登
音楽
【OP】
「シルエット」歌:KANA-BOON
【ED】
「だめだめだ」歌:トミタ栞
制作
【製作】テレビ東京、ぴえろ
ホームページ
http://ani.tv/naruto/
ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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