妄想ニホン料理「妖怪大集合! かっぱ巻きの巻」 2014.11.28


魔法の都と言われるほど美しい町チェコ・プラハ。
ボヘミアの川よ〜モルダウよ〜清き流れに何が住む。
白鳥だけでなく魔物も住むとか住まないとか。
ヘッヘッヘッ…。
訪ねたのはモルダウ川の川岸で開店して70年プラハっ子に親しまれている老舗食堂です。
お二人に今回作ってもらうのはチェコ料理ではない。
日本料理のこちら「かっぱ巻き」。
与えられるヒントはごくごく簡単。
ではどんな料理か妄想して下さい。
あのすみません「ボドニーク」って何ですか?妖怪ボドニーク。
このマリオネット屋さんにいるとか。
来ました。
こちらがチェコのカッパボドニーク。
こんにちは。
赤い帽子に赤い靴手にはパイプ。
そして緑の長いエンビコート。
おめめはグーリグリ。
食材を探しにモルダウ川沿いを歩き始めたミレックさん。
まさかカッパを生け捕りに?カッパが紛れ込んでいそうな土曜市場にやって来たミレックさん。
本当にカッパを探すのか?なぜか八百屋さん。
カッパじゃなくて菜っぱを買った。
更に別の八百屋さんで手に取ったのは?何の肉だと思う?おいしそうな豚肉だよ。
よく脂がのってるね。
使うのは豚肉のブロック。
豪快に分厚く切りました。
お肉をたたいて平たくのばします。
マスタードをたっぷりかけて表面に塗ります。
続いて出したのは…。
ピクルスだよ。
きゅうりのピクルス。
日本にはあるかどうか分からないけど…すごい!日本のカッパと好物まで一緒なんて奇跡!切ったピクルスを豚肉に載せてここでロール。
豚肉の中心がジューシーで歯ごたえがあるピクルスに。
糸でしっかり巻いてバターオイルで表面を焼きます。
こんがり焼き色が付くまで肉汁がジューシーに滴ります。
豚肉ロールは更にオーブンで25分焼きます。
長さをそろえて切ってバターオイルで炒めます。
ラディッシュを縦半分に切って切り込みを入れます。
更に市場で買ってきたトウガラシを取りました。
という事はこれは帽子ですか?盛りつけです。
緑色の長ネギソースをモルダウ川に見立ててお皿に敷いてポテトの上にきゅうりピクルスの豚肉巻きをドーン。
更にサラダ菜を2枚載せて青ネギで留めました。
アスパラガスを載せてラディッシュも。
トウガラシの帽子をかぶせて。
モルダウ川に出現した…赤い帽子グリグリおめめそして緑のエンビコート。
見事に表現。
胴体の芯には甘酸っぱいきゅうりのピクルス。
豚肉のたっぷりな肉汁とピクルスの酸味はベストマッチング!食べると深みにはまります。
妄想「かっぱ巻き」試食タイムだ。
ゲゲゲのゲ。
カッパのお味はどうですか?それでは日本の「かっぱ巻き」見てカッパ。
皆様の熱い声にお応えして帰ってまいりました!「妄想ニホン料理」。
おなじみの日本料理を海外の料理人がごくごく簡単なヒントだけを頼りに作る作る!今回のお題は…チェコそしてインドネシア・バリ島の料理人が見た事もない「かっぱ巻き」に挑戦します。
これは料理の新たな可能性を探る異文化交流クッキングバラエティーセカンドシーズンであ〜る!
(はるな)わ〜面白い!お待たせいたしました。
「妄想ニホン料理」セカンドシーズン第2弾が今日から始まりました。
類君またよろしくお願いします。
こちらこそお願いします。
やりましたね。
まさか第2弾がやって来るなんてね。
はい。
私には分かるんです。
今ものすごく上がってるんです。
(澤部)上がってるんですか?これで。
そのつもりです。
うちのボドニークじゃない!ボドニークだったの?伝説だったの?プラハの中心カレル橋のたもとに海外セレブも来るという人気レストランがあります。
料理長のマレック・ラティッチさん。
チェコでは有名人。
伝統料理に独創的なアレンジをするのが得意です。
では「かっぱ巻き」の妄想お願いします。
どうカッパ?マレックシェフ厨房に入りました。
これ見てよ。
(マレック)このニジマスは天然もの。
モルダウ川の上流水源近くで泳いでたやつだ。
調理開始。
ニジマスを三枚におろします。
きれいなオレンジ色。
小骨を一本一本丁寧に抜いていきます。
柵状に2つに切ったら岩塩更にブラウンシュガーをかけました。
(マレック)砂糖を加えると身が更に締まって魚のジューシーさが保たれるのさ。
長ネギの皮を一枚一枚剥いでいきます。
へ〜カッパっていろんな国にいるんですね。
長ネギをさっと湯がきます。
(マレック)緑を出すために氷水につける。
こうしてボドニークの緑のスーツ出来上がり。
次に小麦粉に水洗いして岩塩と砂糖を落としたニジマスをまぶしてレモンの皮をすってたっぷりとディルという香草をふりかけます。
そしてもう一つのニジマスでサンドしました。
長ネギの皮にニジマスのサンドを載せてここでロール!巻きましカッパ。
ニジマスがボドニークのスーツを身にまといました。
ラップにくるんで中がレアになるようにゆでます。
エシャロットとニンジンにかけているのは白ワイン。
水は入れません。
タイムレモンと一緒に煮詰めます。
更にそこに大量のバターを投入。
バターソースを作ります十分煮込んでからこします。
とろ〜り濃厚でおいしそうです。
黒コショウケッパーたくさんのディルを入れてソースは出来上がり。
細かく房分けしたカリフラワーを炒めてレーズンレモンを搾ってカリカリに炒めて盛りつけです。
ニジマスの長ネギロールをカット。
カリカリカリフラワーの上に盛りつけてディルのバターソースをかけたら…。
マレックさんが作った…ジューシーで脂がのってとろけるようなニジマスをくるむネギのうまみ。
そして爽やかなディルの香りたつコク深いバターソースとカリカリのカリフラワー。
一緒に食べると濃厚な快楽のあとに爽やかな一陣の風が。
林先生出来ればお願いします。
早っ!チェコの妄想「かっぱ巻き」。
料理研究家の林幸子さんが再現してくれました。
いただきます。
う〜ん!どう?
(笑い声)賢示になってますよ。
ソースとよく合う。
うまい!おいしい!淡泊な魚にバターソースってめちゃくちゃ合いますね。
バターのソースこってりの中のこの酸味は何ですか?このちょっとね酸味来て…。
いい。
爽やかだよね。
甘みをすごい利用してますよね。
ブラウンシュガーの深い味わいがウワーッと出てくる中から。
ジューシーに。
ここでちょっと皆さんに質問があるんですけどなぜ日本のカッパはきゅうりが好きなんだと思います?理由は知らないな。
諸説ありますが…。
急に!
(澤部)何何?何これ。
カッパがきゅうりを食べるのを見たという目撃談がとにかく全国にあるのです。
中にはきゅうりを盗もうと畑を荒らしているのを見つかり腕を刀でちょん切られてしまったカッパもいたそうな。
(はるな)びっくりしたよね。
緊張が走るから。
よかったです。
実はこの話に出てくる刀がこちらですけど。
(はるな)ほんとにあるの?かっぱの腕を切り落とした人の子孫の方が今も家宝として大切にしているそうなんです。
何この…これ!もともとカッパの好物は尻子玉でした。
ある日あるお百姓さんがカッパに襲われ尻子玉を取られそうになります。
それを阻止したお百姓さんは「バカな事をするな。
腹がへってるならこれでも食え」ととれたてのきゅうりをカッパに与えました。
このきゅうりがおいしかったのか以来カッパはきゅうりが好物になったそうな。
諸説ありますが…。
さあ類君続いては!続いてはインドネシア・バリ島のシェフに「かっぱ巻き」を妄想して頂きました。
あ〜!
(澤部)何?それ。
何なの?パート2大丈夫?美しい棚田が広がる神々の島バリ。
でもバリにいるのは神様ばかりではありません。
恐ろしい悪霊や魑魅魍魎も跋扈しているとか。
バリ伝統文化の中心地ウブドにあるレストラン。
ポリシーはうまみ調味料を使わない事。
さあ妄想いってみましょうカッパ?神様が飼ってるって?それ実在するんですか?じゃあ見た事あります?ランボンさんいわくこれが未確認生物ジュリッ。
白くて長くてウナギに似ててたまに毛が生えているとか。
ランボンさんが向かったのは褐色の川。
ここにジュリッがいるのか?どこに行くんですか?ここがランボンさん自慢のオーガニックな畑。
どんな野菜使うんですカッパ?ウコンってこうなってるの?うわっ!ほんとだ黄色い。
ウコンはこの黄色い部分を使います。
黄色はバリでは神聖な色なんだとか。
今度はバナナの葉をとりました。
畑から帰ったランボンさん厨房の外にある生けすへ。
ひょっとしてジュリッを既に捕獲しているのか?ジュリッ!えっナマズ?まずはジュリッの代用品パティンを食べやすいサイズに切っていきます。
切ったパティンはレモン塩コショウで下味を付けておきます。
続いてパティンと一緒に炒める野菜を準備。
こちらはバワンメラという小さな赤タマネギ。
切った野菜や果物はミキサーで更に細かくしていきます。
そしてフライパンに移し替えレモングラストラシというエビを発酵させた調味料と塩を入れます。
よ〜くからまったら火を止めます。
今度はパティンを炒めます。
まさにジューシーで歯ごたえがあるわけですね。
カリカリのパティンに先ほど炒めた野菜更に青トウガラシと青トマトを入れ炒めます。
続いてはバナナの葉の上に…。
ウコンと一緒に炊いて黄色く染めるウコンライス。
いい香りのするその上に炒めたパティンを載せていきます。
そしてバナナの葉とご飯でロール!バナナの葉の香りを移すためオーブンで蒸します。
まだまだ終わりません。
炭火の煙でいぶします。
さあどうなっているのでしょうか?目に鮮やかな黄色と複雑に鼻をくすぐる香り。
パティンをウコンライスで巻いた聖なる黄色い「かっぱ巻き」。
ウコンライスはちまきのように軟らかくその中心のパティンは歯ごたえがあり淡泊だけどジューシー。
そしてトウガラシがピリッとアクセントに。
皆さんこれが日本のカッパです。
コモドドラゴンに似ているかもしれないね。
コモドドラゴンには似てないですよ。
素朴で落ち着いた雰囲気のビーチリゾートサヌール。
ここは観光客だけでなく地元の人たちが集まるのんびりしたビーチです。
そんなサヌールの路地裏にある食堂を訪ねました。
連日地元のお客さんで大にぎわい。
自慢料理はぶっかけ飯ナシチャンプルです。
では「かっぱ巻き」お願いします。
ここで突然のスコール。
あとからあとから降ってきて〜2人は途方に暮れました〜。
ようやく雨が落ち着いた頃…。
これはひょっとして…。
出ました!ジュリッ。
でもジュリッて聖なる未確認生物でしたよね?おっと!先ほどはナマズでしたが今度は何でしょう?奥さんのワヤンさんがやって来たのはスーパーマーケット。
ジュリッの代わりに出てきてこんにちは〜。
…というイメージ連鎖でドジョウでいくジョ。
調理開始。
2人並んでショウガや赤タマネギトウガラシなどをトントンと刻んでいきます。
形がなくなってきたところでジュリッの代用品ドジョウの登場。
えっまさか!なんとドジョウも同じように刻んでいきます。
野菜もドジョウも一緒にトントン。
ドジョウがミンチ状になってきたところで椰子の樹液から作る砂糖パームシュガーと普通の砂糖を加えます。
更に塩とココナツオイルを入れ混ぜます。
続いては爽やかな香りのサラムの葉とバナナの葉を重ねドジョウミンチを載せます。
葉っぱで巻いたら鍋で10分ほど蒸します。
ドジョウミンチが蒸し上がったら小麦粉で衣を作り油で揚げていきます。
なるほど。
蒸してジューシー揚げて歯ごたえですか。
ここから仕上げです。
卵焼きの上に揚げたドジョウミンチを載せてロール!これでドジョウミンチの卵ロール完成。
卵に巻かれた…ドジョウの苦みがショウガやニンニクの刺激と合わさって揺さぶる大人の味。
ミンチになっても残るドジョウの弾力がいいジョ。
カッパれ!夫婦でトントン作ったお料理ワヤンさんお味はいかがですか?あれ?まさか…。
どうなんでしょうか?ニョマンさんも笑顔だジョ!とっても気になるドジョウの「かっぱ巻き」。
ご用意しました。
いただきます。
なるほどうん。
奥さんハードな事したねって…。
ハードなね。
でも香辛料が後から…レモンとかそういう香りがプワーッとたって。
レモングラス結構入れたんで。
(澤部)おいしいですよね。
味はおいしいです。
食感にちょっとねびっくりしただけで。
食べて「ん…」っていう間は…。
文化と文化が出会った時ワッハッハと笑う余裕があればおいしい発明生まれます。
みなさんも是非ワッハッハとクッキング。
「妄想ニホン料理」また来週お会いしましょう。
ドブロウノーツ!子育てってた〜いへん!2014/11/28(金) 02:00〜02:30
NHK総合1・神戸
妄想ニホン料理「妖怪大集合! かっぱ巻きの巻」[字][再]

あの異文化交流バラエティーが帰ってきた!「かっぱ巻き=日本にいる川の妖怪のロール」というヒントから、プラハとバリ島の料理人が妖怪感たっぷりのおいしい料理を妄想。

詳細情報
番組内容
「画期的!」と話題をさらった異文化交流クッキングバラエティーが帰ってきた!セカンドシーズン第1回のテーマは、かっぱ巻き。「日本にいる川の妖怪のロール」というヒントから、どんな料理が生まれるか?プラハの料理人は平然と答えた。「チェコにもかっぱがいるよ」そして選んだチェコのかっぱの好物とは?バリ島の料理人は悩み出した。「聖なる神様のペットを捕まえるわけには…」 【MC】清水ミチコ、栗原類
出演者
【出演】澤部佑,はるな愛,【司会】清水ミチコ,栗原類

ジャンル :
バラエティ – 料理バラエティ
情報/ワイドショー – グルメ・料理

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
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