生字幕放送でお伝えしますこんばんは。
田丸⇒「ゆうどき」です。
金曜日は大阪のスタジオから、女優の田丸麻紀さんとお伝えしていきます。
よろしくお願いします。
寒い日が続いていますね。
ベッドから出るのが嫌です。
ダウンジャケットが手放せなくなりました。
行動するときはダウンジャケットですか。
布団から出るの、確かに嫌ですよね。
皆さんも、おかぜなどに気をつけてください。
まずは「ゆうどきリフレッシュ」です。
人の体の中には褐色脂肪細胞というのがありまして脂肪を燃やす細胞いわゆる痩せる細胞なんですが背中の、肩甲骨の周りに集中してあるんだそうです。
この細胞、年を取ると衰えて減ってしまうんです。
それが、中年太りの1つの原因とも言われています。
この褐色脂肪細胞を元気に保つ体操を、きょうご紹介します。
前回はタオルを使った体操でしたね。
きょうはどんな体操なんでしょうか、とらのすけ。
はいはーい!とらのすけです。
きょうは大阪摂津市の公民館に来てるで!一緒に体操してくれはるんはこの人たち!ゴスペルサークルの皆さんや!♪〜高齢者の施設やイベントなどで歌声を披露してはるんやで!バンドの生演奏、のりのりや!体操を教えてくれはるんはこの方。
トレーナーの中野ひろゆきさん!カナダのアメリカンフットボールチームで活躍した、すごい人やで!よろしゅうお願いします。
きょうは洗濯物を干すときのひと工夫で褐色脂肪細胞を元気にする運動をご紹介します!まず最初にこの洗濯物を取っていただいて伸ばしてくださいね。
普通に伸ばします。
ここからなんですけどもこの洗濯物を片手で持ってたこ足に掛けていきます。
はい、片手で。
じゃあとりあえず、まずは右手から。
右手で2枚、そのあと左手で2枚掛けてくださいね、お願いします。
このときにしっかり肩甲骨からくっと手を持ち上げるように。
こっからくっと持ち上げるように掛けてみてくださいね。
簡単そうに見えるんですけどもこれがね、人間って意外と両手で物事をすることが多いので片手を動かすっていうことで肩甲骨の動きがよくなるんです。
この運動をすることで褐色脂肪細胞の運動が活発になります。
次は左手いきましょうか。
しっかり肩甲骨からぐっと手を持ち上げるように掛けてみてくださいね。
あまり頑張りすぎると肩の負担になるので片手で1日2枚ずつから始めてください。
無理せんと続けてみてや!「ゆうどきリフレッシュ」次回もお楽しみに!比留木⇒毎回このコーナーの先生って、キャラクターが。
濃いめですよね。
中野先生、褐色脂肪細胞ができすぎて、吹きこぼれる感じでしたね。
体からあふれかえるような感じ。
健康そのものでしたね。
きょうの運動は、わざわざ運動するというよりも洗濯物を干すついでにながら運動でできるので習慣になっていいですよね。
ふだん両手でやってることを片手でやるのがより大きく動くというのがポイントなんだそうです。
年末の大掃除でも逆の手でやるとか使えそうです。
詳しいことは番組ホームページをご覧ください以上「ゆうどきリフレッシュ」でした。
きょうの内容です。
今注目の素材オーガニックコットン。
シルクにも匹敵する軽さと手触りが魅力です。
糸の魔術師と呼ばれ技術的に難しいオーガニックコットンで国内に綿花産業の復活を目指す1人の技術者の夢を追いました。
奈良県五條市西吉野町は柿の生産量日本一。
柿を皮ごと丸かじり。
柿を生かした絶品スイーツ。
柿をとことん味わいます。
何か柿おいしそうですね。
楽しみです。
皆さんからのファックスメールをお寄せください。
5時になりました。
ニュースをお伝えします。
政府・与党は、来年度税制改正で、3年後の平成29年末までとなっている住宅ローン減税を、1年半延長する見通しとなりました。
ローンを組んで住宅を購入した場合に、所得税を減税する住宅ローン減税は、消費税率の引き上げによる住宅市場の冷え込みを抑制するため、ことし4月から平成29年末までの間、年間で最大50万円に拡大されています。
しかし、消費税率の10%への引き上げが延期されることを受けて、政府・与党は、住宅ローン減税の期限を延長する見通しになりました。
延長する期間は、消費税率引き上げの延期期間と同じ1年半として、平成31年1月末まで、減税額の上限については、現在と同じ年間で最大で50万円とする方向で調整を進めることにしています。
このほか、今月末が期限になる、祖父母などが子や孫に住宅の購入資金などを援助した場合、最大1000万円を上限に、贈与税を非課税としている措置も、期限を延長するとともに、非課税の額を拡大する方針です。
政府・与党では、今月30日の来年度税制改正大綱の取りまとめに向けて、具体的な内容について協議することにしています。
福島県内の除染で出た土などを保管する中間貯蔵施設を巡り、望月環境大臣は記者会見で、来月中を目指すとしている土などの搬入開始の時期について、地権者との交渉の状況を踏まえて、年明けにも見極めたいと述べました。
政府は福島県の双葉町と大熊町のおよそ16平方キロメートルの土地に、福島県内の除染で出た土などを保管する中間貯蔵施設を建設する計画です。
環境省は、来月中の搬入開始を目指して、地権者と建設予定地の土地の買い取りなどの交渉を続けていますが、用地の確保はできていません。
望月環境大臣は、来月の搬入開始について、引き続き実現に向けて最大限の努力を続けることに、変わりはないとしたうえで、次のように述べました。
また、望月大臣は、土などの搬入ルートや安全性、それに双葉町、大熊町との安全協定の締結についても話が進んできていて、今後、搬入の開始がわれわれの思う形になるのか、若干ずれるのか、決まることになると思うと述べました。
介護サービスを提供した事業者に支払われる介護報酬について、財務省が来年春からの引き下げを求めていることを受けて、介護施設で作る団体が都内で会見を開き、介護報酬の引き下げはサービスの低下を招きかねないとして、反対を訴えました。
会見を開いたのは、特別養護老人ホームや、老人保健施設などで作る3つの団体です。
介護報酬について、財務省は、介護事業者の平均の収益率は8%と、一般の中小企業の水準を大幅に上回っているとして、来年春の見直しでは、報酬の引き下げを求めています。
来年春の見直しを巡って、厚生労働省は、深刻な人手不足を解消するため、一定の条件を満たした事業者を対象に、報酬を上乗せする方針ですが、報酬額の全体について、引き下げを求めている財務省との間で調整が進められています。
内閣府は、アメリカで大規模災害や緊急事態への対応に当たっているFEMA・連邦緊急事態管理庁と覚書を締結し、災害対応の在り方について、情報の共有を進めていくことになりました。
内閣府は今月、アメリカのFEMAとの間で覚書を結び、今後、災害時の対応から浮かび上がった課題を共有するなどして、情報の共有を進めていくことになりました。
FEMAは、大規模な災害や緊急事態に対応する専門機関で、被災地域に職員を派遣するなどして、国レベルの支援を強力に推し進めます。
政府は、危機管理に当たる国の組織の在り方を検討していますが、きのうの関係省庁の会合では、現状の仕組みには一定の合理性があり、FEMAのような組織を新たに作るのは適当でないなどとする中間報告がまとめられました。
このため、当面はFEMAなどのノウハウを取り入れながら、既存の組織の強化を進めていくものと見られます。
大手企業のこの冬のボーナスは、製造業を中心に業績が回復したことを反映して、従業員1人当たりの平均で、去年と比べて5.26%増え、バブル期以来の高い伸びとなりました。
経団連は、円安で製造業を中心に業績が回復したことや、業績に連動する形の賃金体系を導入する企業が増えていることが反映された形になっていると話しています。
韓国の憲法裁判所は、北朝鮮の思想に同調する少数野党について、党の活動は、憲法が定める民主的な秩序に反するとして、韓国政府の申し立てを認めて、政党の解散を決定しました。
解散が決まったのは、韓国の少数野党で北朝鮮の思想に同調する、左派の統合進歩党です。
去年9月に、所属議員が朝鮮半島有事の際に、韓国国内の通信施設を破壊する計画を企てたなどとして、内乱陰謀罪などで起訴され、韓国政府は統合進歩党の解散を、憲法裁判所に申し立てていました。
憲法裁判所はきょう、統合進歩党について、北の思想に追従し、戦争が起きたときには、北に同調して、暴力を行使しようとしていたと指摘したうえで、党の目的や活動は、憲法が定める民主的な秩序に反するとして、政府の申し立てを認めて、解散を決定し、党に所属する国会議員5人は、議員職を失いました。
これについて、最大野党の新政治民主連合は、政党の自由が損なわれたことを深く憂慮する。
判断は国民の選択に任せるべきだと指摘したほか、左派の団体などは、政府のやり方は強権的だなどと反発しています。
続いて気象情報、あすの天気です。
西日本は午前中を中心に、東日本から北日本は、午後、雨の所が多いでしょう。
週間予報です。
比留木⇒再び大阪のスタジオから「ゆうどき」です。
5時台、まずはこちらからです。
「週末中継さきのり」!きょうは大阪から毎年この時期に作られる縁起物の話題です。
中嶋さん!中嶋⇒はい。
きょう私は大阪河内長野市の盛松寺に来ています。
毎年この時期に作られる縁起物。
ことしはきょう午後1時過ぎから作業が始まりました。
いったい何が作られているのかご紹介するんですが…この、とんとんとんとんという音が、聞こえますか。
聞こえます。
この音が縁起物を作るうえでの大きなポイントなんです。
中には地元の女性、およそ20人が集まっています。
お寺の檀家や信徒の方々です。
とんとんとんとんとたたいている音なんですがいったい何をたたいているか分かりますか?ペースト状になっていますね。
何?先ほどちらっと見えてしまいましたが、ゆずなんです。
きょうご紹介する縁起物はですねこれに、みそを加えて作るこちらの、ゆずみそが毎年この時期に作る縁起物なんです。
ここからは私も衛生面を考えてこの格好でお伝えします。
ゆずみその作り方を伝えたといわれる人物の肖像画がこちらに飾られています。
弘法大師空海です。
皆さん親しみを込めてお大師さんと、呼んでいますよね。
お寺がある河内長野市の大阪南部にあります。
修行のため山の向こうの高野山に向かっていたお大師さんはこの地で疫病に苦しむ人々と出会いました。
そのとき1年に1回、冬至の日にこれを食べると健康になるとお大師さんが作り方を教えたのがこの、ゆずみそだと言われています。
ここからは伝統の作り方をご紹介します。
1200年、味と製法を守り続けてきました。
まずは、ゆずの皮の形を残すように実を取り出します。
もともとは近隣のものを使ってたんですが、今は農家が高齢化したため、お大師さんとゆかりの深い四国・高知県から取り寄せているそうです。
ただ、種は潰すと苦みが出ますので、一つ一つ丁寧に取り除いていきます。
大変。
細かな作業ですね。
この実を10分ほど包丁でたたくとご覧のようにペースト状になります。
そういうことなんですね。
ゆずだけでこんな感じになるんだ。
皆さん手作業で一つ一つ作られています。
ペースト状になったゆずはこちら大豆と米を合わせて作ったみそと混ぜていきます。
どのくらいの割合でみそとゆずを混ぜるのか、レシピはありません。
取りしきっているのは最年長80歳の松下説子さんです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
1200年続くこの味今は松下さんの、舌と勘ですべて進めているということです。
松下さん、お大師さんの味覚えているものなんですか。
そうですね。
毎年させていただいてますので大体覚えています。
1200年続く味を守るというのは責任重大ですね。
そうですね。
でも若い方がたくさんおられるので次にバトンタッチします。
皆さん試食を松下さんの横でされながら味を守っていくんだそうです。
覚えていかれるんですよね。
はい。
このように混ぜ合わせたゆずなんですが、始めに皮を残してますよね。
この中に詰め直します。
そうすることで、ゆずの皮から出る水分と混じって味が落ち着くんです。
これまでに数日かかるんですが冬至の日がちょうど食べ頃になるように逆算して毎年この時期に作るそうです。
ことしは、あすまでに700個作りまして住職がご祈とうしお大師さんの月命日にあたる12月21日に、参拝した人たちに無料で配ります。
きょうは一足早く今、出来上がったばかりのゆずみそをいただきたいと思います。
お母さんたちに伺いましたらそのまま食べてもおいしいんですが、炊きたてのごはんの上にのせていただくのがおいしいんだそうです。
それはおいしい。
いただきます。
どう?どんなお味なんでしょうね。
みそ、というイメージとはちょっと違います。
口の中に入れたときに、ゆずのいい香りがするんですがみそではあるんですが大豆のうまみが残っていてちょっとチーズのようなまろやかな風味なんです。
このゆずみそなんですがそのまま食べてもよしごはんにつけてもよしなんですがおでんにも焼き魚にも合うんです。
おでんおいしそう。
まだあるんです。
最近は参拝客の方から、こんな食べ方もおいしかったよと教えられることもあるんですが、それがこちら。
ストーブの上をご覧ください。
ゆずみそをこのようにストーブの上で温めて皮ごと。
お酒のおつまみにもなりますし私のおすすめは野菜スティックにつけていただきます。
これ、いいですね。
たっぷり。
いただきます。
バーニャカウダー、ありますよね。
そのような味わいがあります。
いろいろな食べ方で、おいしくいただけるんですね。
ゆずみそ、おいしいだけではありません、美容にも効果があるんです。
というのも先ほど取り除いた種を焼酎に1年ほどつけます。
そうしますとこのような液体になるんですけれどもこれは種の中にあるペクチンという保湿効果がある成分が含まれているんですが、それが溶け出して、天然の保湿液になるんです。
実際に使わせていただきます。
とろみのある液体なんですがぷるぷるしている。
肌に塗ると、べたつかずスーッとなじんでいきます。
そのよさを長年実感しているのが地元のお母さんたちなんですね。
なるほど。
皆さん、マスクをしていて見えないんですがお肌も手もつやつや。
とてもきれいなんです。
きょうは中継で1200年前から受け継がれてきたといわれるお大師さんのゆずみそ作りをお伝えしました。
あすまで続きます。
大阪河内長野市から中継でお伝えしました。
ゆずは何から何まで捨てるところがありませんね。
おいしそうなのもあるし田丸さんがくいついていたのは、圧倒的に保湿液のほうですか。
あのプルプルしたの、種からできるんですか。
種をつけておくことでぷるぷる感が出てくるんです。
お母さんたちが証明してますね。
とてもきれいでしたね。
松下さんも80歳とおっしゃっていましたがつやつやでしたね、一度皆さんもやってみたらいいかもしれません。
以上「週末中継さきのり」でした。
卵を優しく包み込む柔らかなバスタオル。
愛媛県・今治で作られたお値段1万円の高級品です。
そして、透き通るほど薄くまるでシルクのような手触りのこちらの布は…フランスの超有名ブランドのストールでお値段は、なんと8万円!こんな高級品、いったい何でできているのかというと…それがこちら。
オーガニックコットンです。
作っているのは、大阪の紡績工場。
ここで生み出される高品質のコットンは今、世界で評価されています。
その仕掛け人が、この方。
コットンの糸を作らせたら右に出る者はいないと言われるすご腕の技術者。
近藤健一さん、73歳。
人呼んで糸の魔術師!高品質のコットン作りに人生をかけた1人の技術者。
その、ものづくりへの執念に迫ります。
比留木⇒ということで、きょうは田丸さんにそのストールをしていただいているんです。
とても気持ちがいいです。
肌に吸い付く感じと言いますか滑らかな感触。
気持ちいいです。
田丸さんが巻くから8万円のストールもねかっこよくて僕が巻いたらどうなるか分かりませんけど。
そんなことないです。
軽いです。
滑らかで透き通るこの感じというか。
肌の手触りもよさそうですね。
そのストールの原料が、われわれの横にあるこちら。
綿の木。
花が咲いたあとに実がなって実の中のふわふわの部分綿花です。
それを紡いで糸ができるんです。
中でもオーガニックコットンというのは、3年以上化学薬剤を使っていない畑で農薬、化学肥料も使わずに育てた綿のことです。
田丸さんオーガニックコットンは聞かれたことありますか?ファッション業界ではオーガニックコットンは注目されているものなんですがいろいろな商品になっても温かさとか優しさというのはとてもオーガニックコットンこその雰囲気ありますよね。
ストールを作ったのがこちらの方。
糸の魔術師といわれる近藤健一さん。
繊維技術者です。
どうやって、このスカーフが出来上がっていくのか、まずはご覧ください。
大阪の南部・阪南市にある紡績工場です。
国内で生産されるオーガニックコットンのおよそ50%がここで作られています。
製造部門の責任者が近藤健一さんです。
コットンの糸は、綿の繊維をより合わせて作るんですが…近藤さんはその力加減が難しいといいます。
力が弱すぎると、切れやすく…強すぎると、コットン特有の柔らかさが失われてしまいます。
あの薄くて軽いストールの糸を作っているのがこちらです。
180番とは糸の太さを表す数字です。
通常タオルに使われるのは20番。
180番は直径がその9分の1の僅か0.01mm。
髪の毛より細い超極細の糸です。
この糸を作るためには高度な技術が必要なんですがそこは企業秘密。
詳しくは教えていただけません。
でも、1つだけ見せていただいたのが、こちら。
ここは、世界各地から集めた綿花を保管している倉庫です。
インドの最南端で栽培されているスビンゴールドという品種のコットン。
綿花の中でも、特に繊維が長く細く、柔らかいのが特徴です。
近藤さんが、コットンの産地87か国すべて回ってやっと見つけたという品種です。
極細の糸を作るにはこの繊維の長さが必要です。
繊維の短い綿で糸を作るとどうしても切れやすくなります。
そのため、たくさん集めてより合わせるので太く、硬くなってしまいます。
しかし繊維の長いスビンゴールドなら少量でも切れにくい糸になるため極細の糸ができるのです。
スビンゴールドの糸で作ったストール。
重さは僅か37g。
シルクとほぼ同じ軽やかさです。
最高級の綿花と卓越した近藤さんの技術。
それがシルクに匹敵するコットン製品を生み出しているのです。
私たちの前にあるんです。
見てください。
髪の毛よりも細いんです。
すごいですね。
かろうじて、田丸さんの服が黒いから分かりますけれども。
すごく繊細で。
細くて切れそうですけれども引っ張っても切れないんですね。
結構頑丈です。
スタジオにはこの糸を作った、近藤健一さんにお越しいただいています。
よろしくお願いします。
襟元がおしゃれですね。
細い糸で作っています。
これだけ細い糸を作れるのは近藤さんだけですか?たぶんね世界では、そういう人も、いるかもしれませんけど、オーガニックコットンで、これだけ細い糸が作られているというのは、私自身は、今まで見たことがないので非常にレアケースだと思います。
オーガニックだと何が難しいですか?オーガニックだと育てるところから難しいわけです。
なるほど。
どこが難しいかというとやっぱり先ほど説明がありましたけど、この糸を製品にする過程においても地球を汚さない、環境を汚さないそういう定められた方法そういう基準の中で作っていくということで、大変製品にするのが難しいんです。
いわゆる薬剤を使えば、細いものも作れるけれども、それを使わないのが難しいと。
そうです。
もちろん細い物のためにはスビンゴールドでしたっけ?あれが大事なわけですね。
そうです。
見つけたときはどんな気持ちですか?世界80数か国でコットンが作られているんですが、あれを見つけたときはねもう本当に鳥肌が立ちましたね。
自分がねそんなものを見たことも聞いたこともなければ触ったこともないいちばん感動したのがね、長いだけではなくて細かったんです。
1本の繊維が?この糸を作るのも太い繊維だと100本でできるところが、150本とか160本使って作るから、よりをかけなくても切れない、強い糸ができるので細くても柔らかいそれがやっぱりねこのオーガニックコットンの秘密かもしれないですね。
でもそれを八十何か国ですよ。
ずいぶん回られましたね。
やっぱりね、それぞれの気候、風土、風、水、土で変わるんです。
ふわっとなるのは、やっぱり高いところ、例えばスビンゴールドはアラビア海からインディアナに吹く季節風モンスーンがもたらすものです。
近藤さんがなぜこれほどオーガニックコットンにこだわっているかがこちらです。
近藤さんはかつて、世界中に巨大な紡績工場を建設している大手紡績会社のエンジニアでした。
いかに安く、大量に糸を作るか。
それが大きな目標でした。
しかし…25年前、雑誌に掲載されたアメリカの昆虫学者サリー・フォックスさんのことばで考え方が大きく変わりました。
近藤さんはすぐにサリーさんを訪ねました。
周辺の生き物に悪影響を及ぼさない綿花の栽培方法を、サリーさんが研究していたからです。
それが農薬や化学肥料を使わないオーガニックコットンでした。
サリーさんから栽培方法などを学んだ近藤さんはオーガニックコットンの糸を作り始めました。
しかし農薬や化学肥料を使わずに栽培したコットンは品質がよくても価格が割高になるのが課題でした。
そんなとき、近藤さんに国内最大のタオルの産地・愛媛県今治から声がかかりました。
当時の今治は安い輸入物に押されタオルの生産量が落ち込んでいました。
アドバイスを求められた近藤さん。
…と、オーガニックコットンを提案しました。
そして、生まれたのがこれまでにない柔らかさと吸水性に優れたオーガニックコットンのタオルです。
落ち込み続けていたタオルの生産量は3年前から上昇に転じ、今治は今や高級タオルの産地というブランドイメージが定着しています。
少々値段が高くなっても品質にこだわり続けた近藤さんのコットンは世界的なアパレルからも注目されるようになりました。
この日、近藤さんを訪ねたのはイタリアの高級ブランドに生地を卸しているメーカーです。
これ、すごいな。
今、近藤さんが取り組んでいるのはオーガニックコットンにカシミアやシルクといった高級素材を混ぜた糸の開発です。
日本でしか作れない高品質の新しい生地を作り世界のファッション市場で勝負しようと考えています。
これまで近藤さんが開発した糸は1000種類以上。
20社を超える欧米の高級ブランドから高い評価を受け日本製オーガニックコットンの販路を広げ続けています。
私も取材で今治のほうに行かせていただいたことがあるんですが、今治タオルの製品を販売していらっしゃるソムリエの方がいらっしゃったりして商品との携わり方、高い意識を感じました。
製品自体、コットン自体にこだわりがあるからプレゼンテーションをする人たちからこだわりが生まれるんでしょうね。
そうでしょうね。
オーガニックコットン手間もかかるしコストもかかるんですよね。
原材料もそこで高級化というところにアイデアが向かったんですか。
大量生産されたものに魅力を当初、感じていた人ももっと心から満足を得るものを欲しいという人もいたんです。
ヨーロッパでもアメリカでもアジアでも同じです。
そういうところに今治のコットンが高級な素材だけではなくて、作るところで工夫をしてその製品を使うことでファンを増やしてきたことが成功につながったんだと思います。
それも含めて1つの価値なんですね。
女性は特に、肌に優しいもの柔らかいものが好きじゃないですか。
オーガニックコットンの製品、ありがたいです。
出来上がるまでもこれまでは安くて大量にできるものを作っていらっしゃったんですね、近藤さんは。
私自身がそうしてたんです。
それが、昆虫学者のサリーさんの論文を見てすぐに行動に移しましたよね。
もともと綿って真っ白じゃないですか。
純白にひかれていたんです、ところが昆虫学博士が綿の祖先、3000年前から5000年前と言われてますけれどもそのときの茶色い綿に戻したら虫も付かず肥料もいらない。
健やかに育つ強い子どもになったというのにひかれましてそしたら私はそのままのもので糸を作ったらもっとみんなが欲しいものができるんではないかなというひらめきでした。
それが出来上がるまでいろいろなところを回ってですからね。
大変やったと思います。
でも新しい糸、気になりますよね。
カシミアとシルクが混ざった糸を開発しているんですね。
見てみたいです。
それで作られたお洋服だったり凹凸やツヤ感、どんなのだろうと思います。
動物性と植物性だから、太さが違ったり滑りが違ったり。
比重重さが違ったりするわけです。
それをうまくブレンドする、日本のたくみの技術服を着た人にえも知らない気持ちを起こさせるそういう魅力があるものを生み出していけることがこれからの日本の繊維産業の糸の道かなと思います。
元気を出していかないといけないときに技術が支えてくれるんですね。
そうです。
繊維業者の中でかわかみの糸だけではなくて織ったり染めたりデザインしたりみんなが本当に行きつく間でそのものに対するメッセージそれが伝わっていくと最もいいものが出来上がります。
近藤さんのエネルギー、大きいように思いますがこれまで原料のオーガニックコットンほとんど輸入に頼っていらっしゃいましたが、それを国内で栽培する取り組み始めています。
ご覧ください。
先月16日、近藤さんは仙台市荒浜地区にある綿花畑を訪ねました。
新たなオーガニックコットンの産地にしようと4年前に栽培を始めた場所です。
当時、この地区には津波による塩害で作物が作れなくなった田んぼや畑がたくさんありました。
しかし、塩分に強い綿花なら栽培できます。
近藤さんは東北をオーガニックコットンの新たな産地にすることが復興につながると考えたのです。
農家の渡邊静男さんです。
近藤さんのすすめで綿花栽培を始めましたが最初は不安だったといいます。
栽培を始めた当初は思うように収穫できませんでした。
通常、綿花は1ヘクタール当たりの畑で1トンほど収穫できますが渡邉さんの畑では僅か30kg。
東北地方の寒さが原因でした。
栽培を始めて4年目のことし。
近藤さんはハウス栽培を試してみました。
するとこれまでにない見事な綿の実をたくさんつけることができました。
近藤さんが見たところ品質も上々です。
ことし、ハウスで試験的に栽培した綿花は50本。
売り上げの見込みはおよそ7万5000円。
これなら採算が取れると農家の渡邉さんは、これから徐々に綿の木を増やしていこうと考えています。
ハウスは。
うまくいきましたね。
よかったですね。
東北の、北限への挑戦なので。
品物にこだわって最後売るところまで、皆さんがものを作って届けるところまでのパワーの中に東北の皆さんも加わるということですね。
ハウスでやることで宮城県の名取市では露地でこれほどすばらしいふくよかなものができるようにハウスだけではなく露地栽培でもできる技術をハウス栽培から参考にしていくという東北の方の知恵に驚きました。
これからは産地として何となくめどが付いてきたんですか?東北コットンプロジェクトで90社に及ぶ会社といろいろなボランティアの仲間とかみんなで、綿から糸を紡いで、製品にしてその製品をいろいろなところで販売して買っていただくことでもう一度循環して、戻ってくる。
その再生をすることが生の循環になりまして続きます。
サスティナブルな復興への道になっている。
大勢の方の支えに感謝しながら進めています。
初めて東北でコットンを作られたわけですよねコットンを作るの、難しいんですか?普通はドライな畑で作るんだったら簡単なんですけれども田んぼですね。
もともと田んぼでしたからね。
しかも東北独特の雨。
収穫期の秋に雨なんです。
その雨との戦いここのところ、東北の方が努力して4年目なんですが露地でもハウスでも見事に復活しているのを見ると全国にいっぱい仲間が増えて。
うれしいですよね。
みんながそれを作ろうということで、この動きが全国に広がっているのが未来につながるのかなと思います。
近藤さんの話を聞いていると、世界のものづくり、日本がリードして、引っ張ってるようなそういう生き生きとした印象です。
近藤さん、これから先の夢はありますか?泉州も大阪もタオルもある、織り物もある。
なんでもある生産地ですよね。
こういうところでコットンができてその原料で製品まで作ったら、パーフェクトメード・イン・ジャパンという。
ここに夢を持っています。
何から何まで日本のもので。
そうです、輸入に頼らないでできる部分が少しでもできれば日本の将来につながると確信しています。
そういう意味では綿ができるところからそこの地域が活性化するとか薬で虫を殺さないとか土地を痩せさせないとか作る人たちの技術の部分を誇るの部分とかすべてをひっくるめて、消費者が選ぶチャンスが与えられているという感じがしました。
そうなんです、そのとおりです。
ありがとうございました。
繊維技術者の近藤健一さんにお越しいただきましたありがとうございました。
どうもありがとうございました。
奈良県五條市西吉野町は日本一の柿の里。
斜面をまるで花のように柿が彩ります。
山の上のおしゃれな建物では自家製の窯で焼き上げる柿を使った絶品スイーツが。
「行ってみたい!」きょうは柿をとことん味わい尽くす柿尽くしの旅です。
田丸⇒「行ってみたい!」きょうは奈良放送局の荒木美和アナウンサーです。
荒木⇒よろしくお願いします、今回私が訪ねたのはこちら奈良県の南西部にある五條市西吉野町です、奈良市からは車で大体2時間ぐらいの距離にあります。
山に囲まれたこの町は、日当たりのいい斜面を利用して大正時代から見てください。
きれいな色でしょう。
この柿の栽培が盛んなんです。
今では柿の生産量日本一を誇ります。
そんな五條市で、柿に愛情を注ぐ人たちに出会いました。
奈良県の南西部にある五條市西吉野町。
山に囲まれた自然豊かな町です。
日当たりのいい斜面を生かして大正時代から柿の栽培が行われてきました。
色づいた富有柿がまるで花が咲いたように山を彩ります。
町でよく見かけるのがトラック。
おーい!すみません!これ、トラック、皆さんどこに向かってるんですか?向かった先は…。
柿の選果場です。
西吉野中の柿がここに集まります。
最盛期には1日100万個近くの柿を出荷します。
こちらの機械では柿を傷つけないように吸盤で箱詰めするんです。
直売所には関西一円からお客さんがやって来ます。
1籠およそ2000円とあって大人気なんです!皆さん山盛り積んでいますね。
西吉野の柿は甘くてコクがあり何度も買いに来る人が多いそうです。
次に100年以上続く柿農家を訪ねました。
どうも、こんにちは。
きょう寒いですね。
堀内俊孝さん。
果物農家の6代目です。
皮ごといけるんですか?大丈夫ですよ。
いただきます。
甘い!皮もおいしいですね。
今、完熟になってますんですね。
実は堀内さん柿を栽培しているだけではないんです。
こちらです。
ここは畑の隣にある作業場です。
柿がいっぱい。
スライスされていますが、これいったい何ができるんですか?どうぞ。
何ですか?これ。
柿チップ?富有柿を薄く切って乾燥させた柿チップ。
甘さが自慢の西吉野の柿を乾燥機で2、3日乾かすとさらに甘みがアップするそうです。
堀内さんの柿への思いがぎゅっと詰まっているような気がしました。
続いて、知る人ぞ知るすてきな場所があると聞き山を登り始めました。
看板を頼りに山の上を目指して歩くこと30分。
ありましたよ、看板。
お、ようやく着いた!すごい!おしゃれな建物ですね。
山の中にこんなおしゃれな建物が!すみません、お邪魔します。
オーナーの柳澤佳孝さん。
5年前、自宅の庭にカフェを開きました。
実は柳澤さん、柿農家の5代目。
自分が作った柿を食べて喜ぶ人の顔を見たいとカフェを始めました。
おしゃれな内装は農作業の合間に夫婦で考えました。
毎日のようにお客さんが訪れます。
景色もいいですね。
わあ、すごい!この窯もなんと柳澤さんの手づくり。
地元のまきを使ってピザをじっくり焼き上げます。
この時期のおすすめは柿をふんだんに使ったピザです。
自家製の柿ジャムの上にシナモンパウダーを振りかけ…じっくり焼き上げさらに生の柿と生クリームを載せて完成です。
いただきます。
口の中に柿とシナモンの香りがぱーっと広がってきますね。
柳澤さんはカフェだけではなく民宿も経営しています。
いちばんの自慢がこちら。
西吉野を一望。
しかもジャグジーに入りながら楽しめます。
日本一の柿の里奈良県五條市西吉野町。
柿への愛情がぎっしり詰まった山里でした。
田丸⇒30分頑張って、矢印を追って行ったら、あんなすてきなカフェと民宿に出会えるんですね。
景色もあって、何よりジャグジーがあって。
そうですね。
ジャグジー、形もカップルで入れそうな。
おもしろい形になっていました。
女子には。
テンション上がりますよ、ああいうジャグジーがあると。
景色もいいし。
VTRの中でご紹介した柿チップもスタジオにご用意しました、ぜひ召し上がってください。
かたいの?ジューシーさが残っています。
かりっという感じではないんですが、柿のもつ深い、濃い味がかめばかむほどでます。
おいしい。
シャンパンみたい。
いいですね。
隣にチョコレートがついているのもあります。
これもおいしそうです。
子どもから大人までよさそうですね。
柿の甘さがチョコに負けていませんね。
先ほどVTRで紹介した以外にもピザも、あります。
梅じそとしめじのピザなど地元の食材を使ったいろいろなピザが楽しめます。
民宿を冬の間は?休業です。
カフェは12月26日まで営業しています。
クリスマスもよさそうですね。
比留木⇒とらのすけサンタバージョン、フィーチャリングオーガニックコットン。
優しい物に包まれて。
気持ちがよさそうですね。
ひげもオーガニックコットンですか。
きょうは近藤さんに来ていただいています、いろいろ教えていただいています、メッセージが来ています。
40代の方からです、女性です。
近藤さんのオーガニックコットンへの情熱に感動しながら拝見しました、オーガニックコットンは赤ちゃん用のタオルやベビー服などにも使われていますよね、東北のコットンも軌道に乗っているようで綿から糸へ糸から製品へのプロジェクトがますます発展するよう願っていますということです。
岩手県の方です。
被災した農地で綿の生産を始めたというのは、こちらでも話題となりました。
塩分を含んだ土でもできるということで復活しようとしている東北の希望ですと言っています。
心が温かくなります。
結構たくさんの方からいただいているのが綿を自分たちで栽培できるんですか?コツはありますか、というメッセージです。
簡単です。
プランターでも裏の畑でもまいておけばできます。
先ほど難しいと言いましたやん。
大量生産しようと思えば難しいですけれども、家庭でしたら子どもたちも育つ様子を見て、この綿から私の着ているシャツやタオルができているんだという感動があります。
種をまけば、簡単にできます。
プランターで十分です。
ただ水はやりすぎないでね。
根っこが枯れてしまいます。
水をやりすぎなければ大丈夫ですできた綿はクリスマスの飾りに使えます。
何月ぐらいに取れるんですか?種をまいたら。
5月に種をまいたら10月から11月にちょうどいいんです。
クリスマスに間に合います。
パーフェクトメード・イン・ジャパンのクリスマス。
そうなったらいいですね。
月曜日の「ゆうどき」です。
山本キャスターが被災地を訪ねる「忘れじの旅」。
繰り返し通い心許してくれる人々と出会いました。
進みゆく復興計画。
その影で取り残される人々。
震災から4度目の冬を迎える被災地の今を見つめます。
2014/12/19(金) 16:55〜18:00
NHK総合1・神戸
ゆうどき オーガニックコットンの父 登場!▽弘法大師ゆかりのゆずみそ[字]
今、注目の高品質素材“オーガニックコットン”製造にかけた一人の繊維技術者の人生に迫る。▽弘法大師ゆかりの“ゆずみそ”▽奈良・西吉野の旅▽“やせる細胞”を元気に
詳細情報
番組内容
今、注目を集めている高品質の繊維素材“オーガニックコットン”。化学肥料や農薬を使わないコットン製造の先駆けで“糸の魔術師”と呼ばれる一人の繊維技術者を紹介する。塩分に強い性質をいかし、津波の被害にあった東北での綿花栽培など、オーガニックコットンで東北支援と国内繊維産業の復活を目指す夢と人生に迫る。▽弘法大師ゆかりの“ゆずみそ”作り▽柿に彩られた山里の旅〜奈良・西吉野▽“やせる細胞”を元気にする体操
出演者
【キャスター】女優…田丸麻紀,比留木剛史
おしらせ
<中断>5:00−5:10 [字]ニュース
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
情報/ワイドショー – グルメ・料理
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