(テーマ音楽)中世の時代交易の中心だったこの街は商人たちが自由を謳歌し個性的な都市へと変貌を遂げました。
ドイツ南部のドナウ川に面するレーゲンスブルク。
ローマ時代から続く古い歴史を持つ街です。
ローマ軍が宿営地として街を築いたのは179年のこと。
このころドナウ川流域はローマ帝国領土拡大の最前線でした。
中世になると神聖ローマ帝国の領土下に置かれました。
ここは帝国議会が開かれた場所です。
街はドナウ川で運搬される塩の交易により潤いました。
やがて市民が力を持つようになり1245年自由都市の宣言がなされました。
皇帝から自治権を与えられ市民たちは自分で法律を決め通貨を造る権利などを得たのです。
街にはたくさんの塔があります。
この40ほどある塔は商人の屋敷の跡なのです。
財を成した商人たちは自らの力を示すため競い合って高い塔を建てました。
最も高い塔の高さは50m。
塔の中はらせん階段で上り下りします。
上層階は塩など商品の倉庫に利用されていました。
ドナウ川の中州はシュタットアムホーフと呼ばれここに聖カタリーナ養老院があります。
1226年に造られたドイツで最も古い慈善病院の一つで病人だけでなく貧しい人々も救済する施設でした。
慈善病院は現在養老院に姿を変えました。
敷地内の教会もそのまま。
ミサに参加するのはほとんど養老院に暮らす老人です。
養老院は現在財団が経営し60人ほどの老人が暮らしています。
ん?昼から飲んでいるのは…ほうビールです。
実はこの養老院ではオリジナルのビールを製造しているんです。
入居者は一日2本まで無料とのこと。
養老院の中にビール工場があり看板はその名も病院の醸造所。
養老院で造っているビールは殺菌処理をしていない生ビール。
栄養があり体にもよいということです。
修道士が造り方を考案したこのビール造りは13世紀の慈善病院の開設以来続いているものです。
コラーさんは慈善病院から続く123代目の養老院の院長です。
(コラー)うんうちのビールはうまいな。
ビールを造ったもともとの理由は施設は自給自足を旨としていたためで老人や病人のために造りました。
養老院はビアホールも経営しています。
レーゲンスブルクでだけ味わえるいわゆる地ビールを飲むため地元の人や観光客が毎日訪れます。
歴史のある街で造られた歴史のあるビールの味。
格別でしょうね。
2014/11/28(金) 04:15〜04:20
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100「レーゲンスブルク旧市街〜ドイツ〜」[字]
ドナウ河畔の自由都市 ▽文化遺産 【語り】松平定知 【テーマ音楽】久石譲
詳細情報
番組内容
ドナウ河畔の自由都市 ▽文化遺産 【語り】松平定知 【テーマ音楽】久石譲
出演者
【語り】松平定知
音楽
【テーマ音楽】久石譲
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
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