レディース&ジェントルメン映画マイスターのサッシャです
今夜はこの映画をあなたに
(朴)
さぁ年末は『コナン』で熱くなるわよ
今夜は第1弾…
…を放送します
音楽が敵?一体どういうことよ?
そこでコナンが立ち上がるってわけね
コナンは犯人を見つけることができるのか
音を聞いた瞬間それがどの音階かすぐ分かる能力よね
面白そう!『コナン』のサスペンスとステキな音楽がコラボレーション
『コナン』を見たことがない人でも楽しめそうね
そして2週連続特別企画コナンクイズ選手権を開催します
放送中データ放送かスマホPCで参加できますよ
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俺は高校生探偵工藤新一
幼なじみで同級生の毛利蘭と遊園地に遊びに行って黒ずくめの男の怪しげな取引現場を目撃した
取引を見るのに夢中になっていた俺は背後から近づいて来るもう1人の仲間に気付かなかった
俺はその男に毒薬をのまされ目が覚めたら…
(コナン)
体が縮んでしまっていた!
工藤新一が生きているとヤツらにバレたらまた命が狙われ周りの人間にも危害が及ぶ
阿笠博士の助言で正体を隠すことにした俺は蘭に名前を聞かれてとっさに「江戸川コナン」と名乗りヤツらの情報をつかむために父親が探偵をやっている蘭の家に転がり込んだ
(元太)行くぞ光彦!
(光彦)任せてくださ〜い!そ〜ら!オーライ!光彦!コナンくん!あれ?行ったぞ歩美ちゃん!
(歩美)え?私!?あぁ…!えいっ!あれ?任せろ!うわっ!やった〜!
あいつらは今の俺の同級生の元太歩美光彦
少年探偵団をつくって勝手に俺を仲間に引き入れた
メンバーはもう1人
彼女は灰原哀本名宮野志保
幼い時に亡くなった両親が黒ずくめの組織に所属する化学者だったことからコードネーム「シェリー」としてヤツらの仕事にかかわり例の薬アポトキシン4869を開発した
ところがただ1人の姉宮野明美をヤツらに殺害され組織に反抗
自ら命を絶とうとその薬をのんだところ体が縮んでしまった
こうして俺達は出会い共に小学1年生の生活を送りながらヤツらの正体を追うこととなった
(灰原)ところがこの小さな名探偵さんはついつい自分の立場も忘れて持ち前の推理力と阿笠博士の発明品を使って次々と難事件を解決してしまうのよね。
おかげで私はいつもヒヤヒヤ。
まぁ音楽の授業じゃ別の意味でヒヤヒヤさせられるけど…。
ん?ほらいつものやつ。
ん?ああ。
小さくなっても頭脳は同じ。
迷宮なしの名探偵!真実はいつも1つ!
(変声機:新一の声)堂本一揮?
(毛利蘭)知ってるよね?新一。
(変声機:新一の声)ああ先週爆破事件のあった音楽アカデミーの創設者だろ?《っていうか今そこにいるんだけど…》堂本さんて有名なピアニストだったのに突然オルガンに転向しちゃったのよね。
それで新しいホール造るのにドイツの古い教会のパイプオルガンを運んで来たって。
(変声機:新一の声)あ〜バッハが実際に弾いたとかっていうやつだろ?その堂本ホールのこけら落としのコンサート見られることになったのしかもリハーサルも見せてくれるって園子の口利きで。
(変声機:新一の声)そういや堂本ホール造ったのは鈴木建設だったな…あっ。
《ピアノの鍵盤…》《こんな所まで飛んで来てたのか…》ねぇ行こうよ新一。
あのストラディバリウスを生で聴けるんだよ。
新一もバイオリン弾くから一度本物を聴いてみたいって言ってたじゃない。
《何だあの人…》ちょっと聞いてんの?新一。
(変声機:新一の声)あぁ悪ぃ悪ぃあいにく今事件の調査で忙しくってさ。
少しでも時間とれない?リハーサルは明後日で…。
(変声機:新一の声)残念だけど俺はパス。
コンサートは来週の火曜日…。
(変声機:新一の声)無理だって事件の調査だって言って…。
でも終わってるかもしれないじゃない。
一応新一の分も園子に…。
(変声機:新一の声)いらねえって言ってんだろ余計なおせっかいは…。
余計なおせっかい?
(変声機:新一の声)え?あっいや…。
え〜え〜そうでしょうよ!どうせ私は余計なおせっかい焼きの空手バカですよ!
(変声機:新一の声)何もそこまで…。
いいわどうせストラディバリ聴いても新一はホームズになんかなれっこないんだから。
(変声機:新一の声)何ぃ?だ〜って新一…音痴だし!
(変声機:新一の声)蘭てめぇ…。
じゃあせいぜい頑張ってね音痴の名探偵さん!もう!あんな推理オタク二度と誘ってやんないから!ったく…。
♪〜『トッカータとフーガ』♪〜♪〜♪〜♪〜
(ドイツ語)
(譜和)よかったよ堂本さんピアノとはまた違った魅力があるね。
(毛利小五郎)いや〜さすが堂本一揮見事な演奏だなぁ。
あの人テレビで見たことある。
(園子)ん?ほらあの眼鏡の人。
(園子)あぁあの人は譜和匠さん35年間堂本さんの専属ピアノ調律師だった人で今回堂本ホールの館長になったの。
《あの人…》
(園子)今振り向いたドイツ人がハンス・ミュラーさんパイプオルガンの調律師よ今はああして笑ってるけど最初は堂本さんとだいぶモメたみたい。
で隣で通訳してるのが堂本さんの息子さんでピアニストの弦也さん今回の公演の責任者。
それからほらあの2人の女の人あの2人は堂本さんのお弟子さんで右側の人が堂本アカデミーの9期生でソプラノ歌手の千草ららさん。
隣の神経質そうな人が同じアカデミーの8期生でバイオリニストの山根紫音さん。
(阿笠)あぁ爆破事故でケガをした河辺奏子さんの代役じゃな。
そうそう!たまたま事故の時河辺さんのストラディバリウスは調整に出してて無事だったから紫音さんが借りて演奏することになったの。
で客席の一番前に座ってるのが…。
秋庭怜子さんねソプラノ歌手の。
(園子)ハハハ…さすがに知ってるか彼女有名人だもんね。
じゃあ紫音準備しろ。
あ…はい!
(堂本)1曲目の『アヴェ・マリア』からだ。
はい。
(バイオリンの調弦音)ハァ…その様子じゃまだ私と合わせる段階じゃないみたいね。
あぁすまんが少し待っていてくれ。
す…すいません。
♪〜『アヴェ・マリア』♪〜
(堂本)ダメだダメだ!全然なってない!この1週間何をやっていたんだ!すいません…。
え?何か変だった?ううん完璧に聴こえたけど…。
《いやストラディバリウスにしては音が出ていない》
(堂本)もう一度初めから。
(紫音)はい!♪〜うっ!何だ?どうした?バイオリンの弦が切れたみたい。
すみませんすぐに張り替えます!やれやれ今日は歌えるのかしらねぇ。
(目暮)秋庭さんちょっとお時間を。
化粧室ぐらい行かせてくれる?フ〜。
(元太)うわ〜でっけぇなぁ!大きいだけじゃなく美しいです。
(堂本弦也)すごいだろう?ねぇパイプオルガンってどうして音が鳴るの?音を出す原理は君達が学校で吹いているリコーダーと同じだよ。
ほらパイプがたくさん並んでるだろ?あの一本一本にリコーダーを吹くように空気が送リ込まれて音が出るんだ。
空気…ですか?でもあのパイプにはリコーダーみたいな穴がないじゃんかよ。
そうリコーダーは指で穴を押さえて違う高さの音を出すけどパイプオルガンは…。
♪〜
(弦也)鍵盤を押すとその鍵盤に応じたパイプが音を出すんだ。
それぞれのパイプは1本に1つの音しか出せないからね。
へぇ〜。
そのスイッチみたいなのは?これかい?これはストップ・ノブといってこれを引き出すとそれぞれ違った音色を出せるんだ。
例えばこれを引っ張ると…。
♪〜あっトランペットだ!♪〜フルートだ!オルガン奏者はこれらの音を組み合わせて演奏に変化を持たせるんだ。
なるほど勉強になりました!
(高木)すいません秋庭さんそろそろお話を。
ったく…すぐに終わるんでしょうね。
(目暮)もう一度爆発直前に河辺奏子さんがあなたに送ったメールについてお伺いしたいんですが。
「音の違いの分からない素人さん達とは一緒にはやれないわ」このメールの意味なんですが。
(怜子)意味ってそのままの意味じゃないの?
(白鳥)つまり2人の出す音と河辺さんが出す音音楽家として表現したい音の違いが分からない彼らとは共演できないという意味ですか?だと思うけど…。
何で本人に聞かないの?意識は戻ったって…。
(佐藤)意識は戻ったんですが爆発のショックからか事件前後の記憶がないんです。
そうなの?もう1つ…こんなものが現場に落ちてたんですが。
フルートの胴部管…。
(白鳥)そうです頭部管胴部管足部管と3つに分けられるフルートの胴の部分です。
誰か生徒の置き忘れかもしれないのですが…。
それにしちゃ胴部管だけってのが引っかかるな。
何か思い当たることはありませんか?
(目暮)秋庭さん?いいえないわもういいでしょ。
あっちょっと秋庭さん!
(元太)何だ?それ。
え?何飲んでんの?お茶。
(元太)俺にも飲ませてくれよ。
ダメ。
(元太)ケチ!もしかしてノドにいい成分とか入ってるんですか?
(怜子)関係ないでしょ。
もしそうならそれ飲めば合唱大会で1位になれるかもしれないね。
合唱大会?
(光彦)ええ!今度クラス対抗の合唱大会があって…。
そうだ!僕達の歌唱指導をしてくれませんか?はぁ?明後日の2時から学校の音楽室で練習することになってるんです。
ピアノは蘭おねえさんが弾いてくれるんだけど…。
歌を教えてくれるヤツが問題でさぁ…。
(園子)こら坊ずども!フン!だ〜れが問題だって?え?あ…アハハハ…。
ったく私のどこが…!すいません気にしないでください。
合唱って『第九』じゃないでしょうね。
私あれ嫌いなのよね。
大工さんの歌じゃねえぞ!『帝丹小』の校歌だぞ!え?『第九』っていうのはベートーベンの『交響曲第九番』のことよ。
え?そうなの?いいわ歌唱指導やってあげる。
帝丹小OGのよしみでね。
え?そうだったんですか?だから今回はもう帰りなさい邪魔だから。
(子供達)は〜い…。
歌唱指導を引き受けてくれたのはうれしいですけど…。
感じ悪いよなあのオバちゃん。
(歩美)うんちょっと…。
典型的な女王様タイプって感じね。
ああちょっと灰原に似てるよな。
あ…いや…ほら彼女美人だし…。
秋葉さんて意地悪なのか親切なのか分かんないね。
うんでももしかしたら緊張してる紫音さんに気を使ってみんなを追い出したのかもしれないよ。
(園子)え〜考え過ぎじゃないの?そうかな。
フッ!やっ!あっ!あ〜っ!ラブサーティ!も〜…素人相手に本気になんないでよね。
ホ〜ッホッホッホ…。
獅子はウサギを追う時も全力を尽くすものよ。
はいはいどうせ私はウサギですよ。
そうだ!今度ミックス・ダブルスやろうよ。
真さんと新一君呼んで。
新一?え?あんな推理オタク…!え〜いっ!!《ウソ…》な〜んだ新一君とケンカしたんだ。
夫婦ゲンカは犬も食わないってね。
そんなんじゃないよ!でもよくやるねぇあんた達。
しょっちゅうケンカしちゃあ仲直りして。
あっでもあん時は長かったなぁ。
1週間ぐらい口きかなかったんじゃない?えっいつのこと?ほら中2になったばかりの…。
あぁ思い出した!あの時は…。
あれ?何でケンカしたんだっけ?じゃどうやって仲直りしたの?う〜ん…。
どっちも忘れたんかい。
あっでも確か…。
(新一:蘭)フン!その時歌が…。
え?その時川のほうから歌が聴こえて来たの。
そうそれ聴いてるうちに何となく…。
仲直りしちゃったんだで何て歌?何だったっけ?あれ?有名な曲だったと思うんだけど…。
おいおい!でも何ていうか心の奥まで染み込むような歌だった。
♪〜『帝丹小学校校歌』
(子供達)♪〜緑燃ゆる丘♪〜遠く山びこも♪〜歌ってる笑顔で♪〜まぶしい太陽♪〜心に刻もう♪〜未来をつかめ♪〜帝丹帝丹♪〜帝丹小学校♪〜帝丹帝丹♪〜帝丹小学校♪〜どうでした?子供達の歌。
(怜子)そうねぇ…。
まず君。
声でか過ぎもっとみんなの声と合わせて。
テヘヘヘ…。
(怜子)そして隣のそばかすくん。
君は音程は合ってるけど時々気持ちがお留守になる斜め前の女の子の横顔に見とれてるからかしら?斜め前って…。
灰原じゃねえかよ!ハハハハ…。
でその彼女歌は上手だけどもっと子供らしく歌いなさい。
私子供じゃないから。
《おいおい…》問題は…君!え?あ…はい。
最初から最後まで外れっぱなしわざとじゃないでしょうね?あ…いえ…。
わざとじゃないもん!コナンくんは音痴なだけだもん!《フォローになってねえ…》ハハハハ!最悪ねピアノも変だし。
えっ?
(怜子)全体的に音が下がってるわ。
《この人…》秋庭さん絶対音感持ってるんですか?ええ持ってるわよ。
何?絶対音感って。
ある音を聞いた瞬間にその音の名前音名が言える能力のこと例えば…。
♪〜E5ミ。
♪〜B3とF5シとファ。
合ってる。
すご〜い!それで歌が上手なんですね!さぁどうかしら絶対音感が音楽家にとってどうしても必要なものかどうかは分からないわ。
私は生まれつきそうだったけど訓練したら身につけられるって聞いたし確か元ピアノ調律師の譜和さんもその口だったかな?まっ私からはそんなところ。
あとは自分達で練習してじゃあね。
(元太)ハハっこれだこれ!あっこら!それ私のお茶!いただきま〜す!もう…。
ブハっ!あ〜〜っ!どうした元太!ノドが…ノドが…!
(歩美)元太くん!
(光彦)大丈夫ですか元太くん!誰かが…その中に何かを入れたそう考えるよね。
バカねそんなはず…。
とにかく病院へ連れて行こう。
うん。
そのお茶最後に飲んだのはいつ?え?お昼前だったかしら。
場所は?堂本アカデミー。
レッスン室を借りて歌の練習をして来た。
誰かに何かを入れられたとしたらその時だね。
でも一体誰が…。
(ドアが開く音)ありがとうございました。
(歩美)元太くん!
(光彦)大丈夫ですか?だ…大丈夫じゃねえ…。
お医者さん何だって?ノドにかなりの炎症があるけど4〜5日で治るだろうって。
治るんですね!
(歩美)よかった!でも逆に言えば4日間は満足に声が出せないってことね。
ああ堂本ホールの公演まであと3日。
もし怜子さんが飲んでいたら出演できなかったかもしれない。
目暮警部に話してそのボトルの中身を調べてもらおうよ。
じゃあ私が届けるわあでもその前に…。
元太くんなら僕達が送ります。
私も。
私も行くわ。
この子の親に会って言っておかないとひとのものを勝手に飲むなんてどんな教育をしてるのかってね。
(元太)すいません…。
(光彦:歩美)元太くん…。
元気出して元太くん。
ん?みんな脇へよけて。
違う!走れ!え?
(灰原)早く!《クソっ顔が見えねえ!》右だ!右に曲がれ!わっ!あっ!何ぃ!?ハッ!
(クラクション)大丈夫か!?クソっ!大丈夫かあんた!ええ…。
何だあのトラックは!一方通行逆走しやがって!怜子先生!足から血が!平気よこれくらい…。
《タクシーが走って来たから襲うのをやめたのか?》《それとも…》
(怜子)じゃあ悪いけどこの子達は任せたわ。
えっ?私はこのタクシーで帰るから今のこと警察に話しといて。
…って帰っちゃうんですか?あなた達と一緒にいるとろくな目に遭わないから。
そんなぁ…。
ひどいです…。
(爆発音)
(目暮)昨日パラグライダーで飛行中墜落し溺死した曽根久男さんなんだが…。
ええ確かビオラ奏者だったとか。
実は堂本アカデミーの1期生と判明した。
それじゃまさか…。
(白鳥)ええ。
先週亡くなった水口さんと連城さんそして一昨日爆死した志田さんと同期生。
しかも2年前まで4人でピアノ・カルテットを組んでいたそうです。
しかしまぁフルートのパーツがそろったってことは連続殺人もこれで終わりってことっスな。
(目暮)そう願いたいがね。
蘭君から預かった例の魔法瓶の中身なんだが…。
(佐藤)鑑識で調べた結果刺激性の強い薬品が混入されていたの。
イタズラにしては度が過ぎています。
僕達を襲ったトラックは?現場の近くで盗まれた車だったんだ。
つまり魔法瓶に混入した薬で秋庭さんを傷つけようとして失敗次の手としてトラックを盗んで彼女を襲い当初の目的を果たそうとした。
う〜ん…。
ねぇ怜子さんが公演に出られなかったら誰が代わりに出るの?恐らく千草ららだろうね。
(白鳥の声)当初ソプラノ歌手の第一候補は堂本アカデミーの9期生で堂本の教え子でもある彼女だったんです。
ところがそれを先に出演が決まっていた河辺奏子さんが面識はなかったもののかねてから共演を望んでいた秋庭さんを推薦し出演が決まったんだそうです。
そこで次に問題となるのが4人組の事件との関連だ。
今のところ秋庭さんと4人組とのつながりは見つかっていません。
分かっているのは河辺さんと最初に爆死した2人との関係だけです。
例の共演話か。
爆薬は爆死した2人の近くの床下に仕掛けられていました。
だとすると河辺さんは巻き添えを食らっただけってことか。
そう言い切るわけにもいかんのだ。
河辺さんを殺傷する動機を持つ人間がいる以上…。
秋庭さんの前の候補だった千草ららですか?それにもう1人河辺さんの代役となった山根紫音もそうです。
え?あの人も?ええ河辺さんからストラディバリウスを借り国際的にも有名な音楽家が列席するこのコンサートで見事な演奏を披露すれば彼女の名は一躍世界中に知られることとなります。
ところがここでもう1つ。
彼女は堂本の大のお気に入りで河辺さんを共演者に選んだのは実は河辺さん本人よりも彼女の持つストラディバリウスが目当てで本心は紫音さんを指名したかった。
そこで代役の形で紫音さんを指名しストラディバリウスを借り受けるために河辺さんに重傷を負わせた…という線もなくはありません。
う〜ん…人間関係が込み入ってて今イチよく分かんねえなぁ。
要するに河辺さんと怜子さんの両方に動機があるのは千草ららさんで河辺さんだけに動機があるのが堂本さんと紫音さん。
ただ3人とも殺害された4人に対する動機は見つかっていない…ってことだよね?あ…ああそうだね…。
ヘヘヘ…。
チッ!そうだ爆発しちゃった練習室にあったピアノってもしかして何か特別なものなの?いや特に特別なものとは聞いていないけどどうしてそう思うんだい?この間その場所に行ったら譜和さんて人がピアノの破片を大事そうに持って帰るのを見かけたから何か特別なものなのかなって思って。
こらぁ!勝手にウロチョロ歩き回んじゃねえ!ごめんなさい…。
あのピアノは堂本が30年以上自宅で弾き続けていたものでね堂本がピアニストを引退した時に若手の練習用にとアカデミーに移されたんだそうだ。
堂本の自宅にあった時はもちろんアカデミーに移された後も調律は譜和がやっていたようだよ。
まぁ彼にとっては自分の息子のようなものだったんだろうね。
分かったか?坊ず。
あ…うん。
(ステレオ)♪〜
(ピアノとフルートの『アメージング・グレイス』)♪〜♪〜
(玄関のチャイム)はい。
ん?おはよう怜子さんお邪魔しま〜す!あ…ちょっと君!いいマンションだね周りは静かそうだし。
ちょっと君!何なの!歌のレッスン特訓してもらおうと思って。
え?あぁそういえば君あの音痴くんだったね。
でも今日はダメ。
出掛けるんでしょ?え?大事なコンサートやレコーディングの前の日はリフレッシュのために森林浴に行くって聞いたから。
知ってるなら何で来たのよ?僕も一緒に行こうと思ってさ。
ったくこの前言ったでしょ?あんた達とかかわるとろくなことないからそばにいたくないって。
そう言って僕達から遠ざかり僕達の安全を確保した。
犯人の狙いが怜子さんだと確信したから。
あの時元太の家に行こうって言ったのも親に文句を言いに行くんじゃなく元太を無事に送り届けるためだったんでしょ?何バカなこと言ってんのよ。
そうだ!出掛ける前にジュースちょうだいノド渇いちゃって。
え?しょうがないわね。
エヘヘヘ…。
100%のオレンジジュースしかないけどぜいたく言わないでよね。
うんそれでいいよ。
《フルートだそれにあの男の人…》こら!女性の寝室に興味持つのは10年早いわよ。
ねぇ怜子さんてフルートもやるの?あんたに関係ないでしょ!それ飲んでさっさと帰って!歌のレッスンはしないし一緒に森へも行かないから!は〜い。
ヘヘヘ僕勝手について行くから気にしないで。
ったく…迷子になっても知らないわよ。
大丈夫大丈夫。
(佐藤)目暮警部!ん?例の4人組と秋庭さんがつながりました。
何!?
(佐藤)3年前の1月伊豆にある堂本アカデミーの宿舎で彼らと一緒に合宿していたフルート奏者が酒に酔って宿舎近くの崖から転落して亡くなったんです。
(高木)相馬光さん当時28歳堂本アカデミーの6期生です。
まさか彼らが?いえ飲めない相馬さんに無理やり酒を飲ませたのは彼らなんですが…。
転落死とは直接関係ないということで不幸な事故として処理されています。
なるほど…それで秋庭さんとのつながりは?実はこの相馬さん秋庭さんの婚約者なんです。
何!?警部。
確かに彼女が今でも4人組を恨んでる可能性は高いがそれならなぜ彼女は襲われたんだ?
(怜子)私がなぜコンサートの前の日森の中を歩くか分かる?自然を体の中に取り込みたいの。
ヨーロッパの音楽は大自然に囲まれた中から生まれて来たものだから。
この意味分かる?うん分かる気がする。
(飛弾音)
(怜子)痛っ!大丈夫!?怜子さん!ええ…。
逃げて!先に!《やっぱり襲って来たか》《しまった!》《撃たれる!》怜子さん!こっち!《なぜだ…なぜ撃たなかった…》《ヤツの狙いは一体…》秋庭さんどこ行ってたんですか今日はどこへも行かないって…。
この子とデートしてたの。
デ…デートって…?秋庭さんお話を伺いたい…。
(怜子)後にして。
相馬光さんのことなんですが。
相馬光さんはあなたの婚約者でしたね?警部さん知ってることは全てお話しします。
ですが明日のコンサートが終わってからにしてください。
ねぇ警部さん相馬さんてここんとこにホクロのある人?ああそうだがどうしてそれを?怜子さんの部屋に写真が飾ってあったから。
えっ?秋庭さんの部屋に入ったのかい?うん。
そうだ家まで送ってよ知ってることは全部話すから。
(佐藤)といわれてコナンくんを送って来たんですが…。
(高木)結局知ってることは彼女の部屋に相馬さんの写真とフルートが飾ってあったってことだけでした。
ヘヘヘ。
ったく…。
しかし警部殿彼女に4人組を殺害する動機があったとしてもイコール犯人とは限らんでしょう。
現に彼女はトラックで襲われていますし。
ねぇ相馬さんて他に敵を討とうとするような家族とかっていないの?いやそれは誰も…。
あのお茶が入りました。
あぁどうも。
すまんね蘭君。
どうぞ。
え〜っと…彼の母親はいわゆる未婚の母で5年前に死亡兄弟はいません。
父親は?いえ分かりません生きているのかどうかも不明です。
《あれは…》
(佐藤)殺害された4人は他にもいくつか問題を起こしてまして。
ある時はコンサートで酒に酔ったまま演奏し後で堂本に大目玉を食らったそうです。
何ぃ!?いつのことだそれは!あ〜はい!え〜っと…あった1年前のコンサートで演奏曲はベートーベンのピアノ・カルテットです。
分かりましたよ警部殿。
4人を殺害し河辺さんに重傷を負わせ秋庭さんを襲った犯人とその動機が。
ホ…ホントかね毛利君!ええその犯人とは…。
堂本弦也さんあなただ!なぜならあなたがベートーベンのファンそれも超がつくほどのマニアだからだ〜!!ニヒヒヒ…。
《おいおい…》あんたいきなり何を!4人組を殺害したのは彼らが酔っぱらってベートーベンの曲を演奏したから。
これは偉大な作曲家に対する冒涜にほかならない。
河辺さんに重傷を負わせたのはあんたが以前彼女と共演した際曲の解釈をめぐって激しく対立したから。
これは河辺さんのこのエッセイに詳しく書いてあった。
そして秋庭さんを襲ったのは彼女がリハーサルの時に…。
合唱って『第九』じゃないでしょうね私あれ嫌いなのよねベートーベンの『第九』の悪口を言ったからだ。
《ハハ…》ちょっと待ってください!確かにベートーベンは好きですし尊敬もしていますでもマニアってほどじゃ…。
いや間違いない。
ベートーベンそっくりな髪形をしているのがその証拠ですよ。
えっ!?も…毛利君?フフフ…。
冗談じゃない!この髪形は生まれつきです!えっ?死んだ母に似ただけです!見てください!
(高木)た…確かに…。
(佐藤)そっくりね。
警部さん!そんなヘッポコ推理を聞かせるためにこんな夜遅く押しかけて来たのかね?しかも明日は大事なコンサートがあるんだぞ。
ええそれは重々…。
とにかく今夜は帰ってくれコンサートが終わったら事情聴取でも何でも気が済むまでやればいい!
(園子)演奏内容は本番と同じだし空っぽの座席の好きな所に座って聴けるからゲネプロ見学って最高なのよねぇ。
本番の時の席は上よパパにおねだりしちゃった。
わ〜バルコニー席じゃない!
(園子)座席は10席あるから私達でちょうど貸し切り。
え?10人って…?阿笠博士と子供達も招待したの。
それに新一君の分。
えっ?知らせてあげなチケットは受付に置いておくからって。
いいよあんなヤツ…。
いいから早く!席がムダになっちゃうでしょ。
しょうがないなぁ来ないと思うけど…。
《悪いな蘭…》昨日のこと警察に黙っててくれたみたいね。
一応礼を言っておくわ。
それはいいけど足の傷は大丈夫なの?ええ歌うのに支障はないわ。
ねぇ河辺奏子さんも絶対音感持ってるんじゃない?そうよ顔合わせの時にそれが分かって余計意気投合したのそれがどうかした?ううん何でもない。
そう。
じゃもう行くわ。
うんコンサート頑張ってね。
《怜子さんも河辺さんも絶対音感を持っている》《これは…》電話で話すのシャクなんでメール打って来た。
そう…新一君来られるといいね。
別に私はどっちでもいいけど席がもったいないから…。
それさっき私が言った。
えっそうだっけ?
(堂本)仕方ない彼抜きで始めよう。
どうかしたんスか?あぁ毛利さんミュラーさんが来ないんですよ。
えっオルガン調律師の?
(弦也)まったく困ったものです。
まぁあとは微調整だけなんで彼が来なくてもそれほど問題はないんですが。
でもそれって行方不明ってことじゃ…。
警察に知らせたんですか?いえまたいろいろ聞かれて時間をとられるのも面倒ですから。
とにかく今はコンサートに集中させたいんです。
♪〜『アヴェ・マリア』♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜《この声…》♪〜♪〜《あれ?》♪〜
(園子)すごかったね紫音さんのバイオリン!ホント!リハーサルの時と全然違ってた。
それと怜子さんの歌も素晴らしかった。
うん。
コナンく〜ん!お前らやけに早いな。
1分でも遅れたら入れませんからね。
博士に頼んで早めに来たの。
ん?あんた何持ってんの?リコーダーじゃない。
バカかお前!クラシックのコンサートにそんなもん持って来るヤツがあるか!怒らないで元太くん声が出ないからせめて音だけでも出したいって。
いやだからって…。
無論演奏中に鳴らしたりはせんよなぁ元太くん。
♪〜今のは「イエス」という意味です。
ホール内では隠しとけよ。
携帯電話も厳禁だからね。
分かっとる探偵バッジも置いてこさせたくらいじゃ。
ねぇお腹すいちゃった。
♪〜じゃあ軽く何か食べよっか。
そうね開演は5時だし途中でお腹鳴ったら困るもんね。
♪〜「うな重うな重」って言ってるよ。
リコーダーで会話ができるといいんですけどね。
あらできないこともないわよ音名を文字に置き換えればね。
音名を?文字に…ですか?♪〜でもアルファベットだから小嶋くんにはまだ無理ね。
《やっぱ気になるなあの音…》蘭ねえちゃん僕ちょっと用事思い出しちゃった。
開演までに必ず席に行くから。
ちょっとコナンくん!ったく勝手なヤツだ。
♪〜その音!その音ちょっと変じゃない?ええ私も同感歌ってて気が付いたんだけど。
ただどのキーかは分かったんだけどどのストップの音色かが分からなくてね。
同時に何本も出てたから。
♪〜やっぱりかすかに低いわ間違いない。
あの辺から聞こえてたね。
多分奥の短いフルー管だと思う。
1本だけ調律がうまく行ってないのね。
本番までに直してもらわないと。
でもミュラーさんの行方が分からないんでしょ?そうなのとにかく堂本さんに。
(ノック)いないみたいだね。
そうね。
お茶でも飲みに行ってるのかなぁ。
あるいはあそこか…。
でも君よくあの音に気が付いたね。
エヘヘ…僕耳はいいほうなんだ。
いないわね堂本さん。
うん…他に思い当たる所ないの?
(怜子)そうねぇやっぱり君が言ってた通りお茶でも…。
あっ!あっ!
(譜和)秋庭君まだ来ないって?ええケータイに電話しても出ませんしスタッフに付近を捜させてるんですが…。
まさか行方不明!?分かりませんミュラーさんに続いて彼女までも…。
開演まで15分しかない。
もしこのまま彼女が現れなかったら…。
(らら)私にやらせてください!河辺さんのことがあってからもしかしたらこんなこともあるんじゃないかと思ってずっとレッスンを続けて来たんです。
いやしかし…。
お願いします先生!私必ず秋庭さんより上手に…。
上手に歌おうとする必要はない。
音楽は人間から神への問いかけだ。
祈るように歌え。
やっぱり来なかったね新一君。
うん…それよりコナンくんどうしちゃったんだろう?もう始まるのに…。
(光彦)ホントにどこ行っちゃったんでしょうコナンくん。
うん…。
(アナウンス)ご来場の皆様にお知らせいたします。
本日予定されておりました秋庭怜子の出演を都合により変更させていただきます。
えっ!?
(アナウンス)代役は堂本音楽アカデミー9期生の千草ららが務めます。
誠に勝手ながらご了承くださいますようお願い申し上げます。
何で!?ゲネプロであんなにステキに歌ってたのに…。
新一と何かあったんじゃなかろうな。
ハッ!怜子さん!怜子さん!痛っ…!え?何!?どこ?ここ…。
多分運河の先。
僕達を襲った犯人が堂本ホールの裏の池から運河に流したんだ。
でも一体誰が…。
分からない。
《それになぜわざわざ気絶させてボートに乗せたんだ?》とにかく早く戻らないとコンサートが…。
でも泳いで渡るにしてもあの壁は高過ぎて登るのは無理だ。
お〜い!お〜い!お〜い!お〜い!誰もいないみたいね。
うん…。
でもほらあそこの壁に電話があるじゃない。
あれに手が届けば助けが呼べるのに…。
ちょっと待って電話に手が届かなくても受話器を外せれば助けが呼べるかも。
どうやってそんなこと…。
プッシュホンで電話をかける時ピッポッパッて音がするでしょ?あれはDTMF信号っていって高低2つの信号音の組み合わせでダイヤルの番号を送信してるんだ。
だからその音をうまく発声できれば…。
電話できるってわけね。
110番の「1」は697ヘルツと1209ヘルツの「0」は941ヘルツと1336ヘルツの組み合わせだったはず。
大丈夫プッシュホンの音なら耳で覚えてるから。
でもまずは受話器を外さないと。
それは任せて。
それより問題は受話器が外れてしばらくすると電話がかけられなくなってしまうこと。
つまりチャレンジは一回だけ。
それに失敗すると誰かに見つけてもらうのを待つしかなくなる。
そんなの待ってられないやるっきゃないでしょ!そうと決まれば大急ぎでリハーサルしなきゃ。
(爆発音)何かが爆発!?
(爆発音)堂本ホールのほうよ!まさか…!今からほんの少し前堂本ホールで2度の爆発が起こりました。
ホール左手一番奥と右手中央の楽屋口のようです。
コンサートは5分前に始まっています中の様子は…。
(爆発音)
(爆発音)また…。
早く次!「0」の音を。
♪〜あ〜♪〜あ〜行けそうね。
ボートを寄せよう。
ここでいい!ボートを止めて!それでどうやって受話器を外すの?まぁ見てて。
すごい!行くよ!♪〜あ〜あ〜あ〜
(呼び出し音)はいこちら110番通信司令室です。
えっ秋庭さんとコナンくんが!?
(目暮)ああ。
(目暮)何者かに殴られボートに乗せられて運河の先まで運ばれたらしい。
場所は西多摩市西多摩貯水池水門管理所。
(ヘリコプターのプロペラ音)来た!いました!あそこです!やっぱり堂本ホールが?ええすでに爆発は10回以上。
いずれも建物外側の柱でまだ原因は…。
誰かが爆発物を仕掛けたんだよ。
時限装置かリモコンかは分からないけど恐らく4人組を殺害したのと同じ犯人。
そうね最初の事件も爆破事件だったものね。
《だけどなぜ俺達だけ殺害せずにホールから遠ざけたのか…》《まさか彼女を…》
(爆発音)まただわ。
ねぇ!中と連絡はとれないの?中に蘭ねえちゃんとおじさん達が…。
それが電話が通じないんだ犯人に切られてしまったのか…。
でも携帯電話とか…。
無理ね。
上演中は電源を切るのがマナーだしホール内は一部を除いて圏外なの。
それに多分中は大丈夫だと思うわ。
え?ホール内は完全防音完全防火になってるから。
もしかしたら爆発にも気付いてないかも…。
ええっ!?でもいつまでも外側だけとは限らないよ。
いずれは中もいやもう起きてるかもしれない!《蘭…》♪〜『主よ、人の望みの喜びよ』♪〜♪〜♪〜♪〜
(拍手)皆様こんばんは。
本日はようこそいらっしゃいました。
堂本一揮です。
(拍手)
(堂本)皆様ご存じのように本日ようやくこのパイプオルガン…。
ひどい…。
でも真ん中のホールは爆破されていません。
きっと中の人は無事ですよ。
喜ぶのはまだ早いよ。
外から入れそうな場所はみんなふさがっちゃってる。
これじゃ救出は無理だよ。
そんな…。
それに次にどの柱が爆発するか分からないし。
(怜子)外側の柱は全部で23本よもしかしたら全部爆発させる気なのかも。
クソっ一体どうしたら…。
屋上から入るしかないわね。
えっ!どうですか?今ならまだ何とか。
ただきちんとしたヘリポートがあるわけじゃないから屋上がヘリの重さに耐えられるかどうか…。
分かりました可能な限り低空まで下りてください。
あとは飛び降ります。
私が案内するわ。
屋上から4階に下りる通路が入り組んでいるのよだから…。
いやしかしそれは…。
議論している暇ないんじゃない?ちょうど爆発が止まっている今のうちに早く!もっと低く!もっと!もう少し!もう少しだ!これ以上は無理だ!思った以上に気流が悪くて機体が安定しない!降りるなら早くしてくれ!さぁ秋庭さん!じゃあコナンくん君はこのままヘリで…。
コ…コナンくん!僕もここに残るよ!蘭ねえちゃんをみんなを助けるまではね!コナンくん!それに犯人の顔も見てるんだ。
えっ!?爆破犯人かは分からないけど僕達を殴った犯人は見てる!このホール内にいるかもしれないじゃない?だから…。
(爆発音)おい急いでくれ!もうもたない!仕方ない連れて行くしかないわね。
高木君急いで!
(高木)はい!ここが4階の内廊下。
…ってただ真っすぐ下りて来ただけじゃないですか。
ああ言わないと降ろしてくれなかったでしょ?この子と同じよ。
えっ?犯人の顔ホントに見たのかしら?ヘヘヘ…。
♪〜『主は羊飼いのごとくその群れを養い』♪〜驚いたわねまさかと思ったけど本当に爆発に気付いてないわ。
ええ。
とにかく爆弾を探しましょう。
この人数を一度に避難させるのは無理だし何よりこのホールを破壊するのが目的ならホールの内部にも爆弾を仕掛けてるはずだから。
分かりました。
コナンくんあなたと秋庭さんはここでじっとしてて。
分かった。
行くわよ。
はい。
♪〜♪〜《蘭…》♪〜《待ってろ…》
(サイレン)
(爆発音)中は!中はどうなってるんだ!?《犯人はこのホールの構造に精通し爆弾を仕掛けられる人物…》《恐らくスタッフの中の誰かに違いない》あ…やっぱりおかしいわこの音。
さすがの堂本さんもピアノだったら分かったんでしょうけど始めて2年じゃ音の違いに気付かないみたいね。
《音の違い?》「音の違いの分からない素人さん達とは…」《そういうことか…》《河辺さんには違いが分かったなぜなら絶対音感を…》《待てよ!それならどうしてあの人…》《まさかあの人が…》《もしそうならなぜ彼女を…》彼の母親はいわゆる未婚の母で…《なるほどそういうことか…》《でも音の違いと爆発とどういう関係が…》ねぇ今気が付いたんだけどさっき爆発が止まってたのって時間的に堂本さんが挨拶してた時でしょ?え?やっぱり爆発音に気付かせたくなかったのかしら…。
《違うそうじゃない!》《演奏中じゃないと爆発しないんだ!》《そうかそれで音が違ってるんだ…あっ!》またあの音…。
ねぇあの音何回出た?コンサートが始まってから今まで何回あのずれた音が出たか分かる?え〜っと確か最初の『アヴェ・マリア』が2回…。
♪〜次のカンタータが…10回。
♪〜で今やってるのが8回だから全部で20回ね。
じゃあ恐らくあと4回か。
えっ!?例の音と爆弾は連動してるんだ。
だから堂本さんの挨拶の間は爆発しなかった。
♪〜
(拍手)ホールの外側の柱は23本つまり柱を全て爆破しホール内を爆破するには24回の爆発が必要なんだ。
♪〜『心はあなたと共に』♪〜
(怜子)それじゃあ…。
♪〜そう…。
あと4回あの音が鳴る前に♪〜演奏を止めないとこのホール内の爆弾が♪〜爆発する。
(爆発音)またあの音…。
クソっ!《やっぱりあの音と連動してやがる!》《犯人は恐らくどこかから見ているはず…》♪〜
(爆発音)またよ!《見つけたぞやっぱりあの人が…》いいわ私がステージに上がって演奏を止める!待って!下手に止めるとリモコンで爆破する気だよ。
見つけたんだリモコンを持った犯人を。
で…でも…!《クソっどうする?》《ないのか?演奏をうまく止められる方法は…》《爆破をちゅうちょさせる方法はないのかよ!?》3分。
3分あれば足りる?うんだけど…。
ハァ〜…。
じゃ頼んだわよ探偵くん。
うん!♪〜
(怜子)♪〜Amazinggrace♪〜howsweetthesound
(ざわめき)♪〜Thatsavedawretch
(ざわめき)♪〜likeme♪〜怜子先生だ!この曲…。
♪〜『アメージング・グレイス』ね。
♪〜oncewaslost♪〜butnowI’mfound♪〜Wasblindbutnow♪〜Isee今さら何を…。
♪〜『心はあなたと共に』
(爆発音)『心はあなたと共に』の演奏の中『アメージング・グレイス』を歌う怜子『心はあなたと共に』の演奏の中『アメージング・グレイス』を歌う怜子『心はあなたと共に』の演奏の中『アメージング・グレイス』を歌う怜子歌うのをやめるらら♪〜『アメージング・グレイス』♪〜あ…。
♪〜♪〜Amazinggrace♪〜howsweetthesound♪〜Thatsavedawretch♪〜likeme♪〜Ioncewaslost♪〜butnowI’mfound♪〜Wasblindbutnow♪〜Isee♪〜’Twasgracethattaught《あの時の人やっぱり♪〜怜子さんだったんだ》♪〜tofear♪〜Andgracemyfearsやはり消しておくべきだったか…。
・消せねえよ・ん?心を熱くするこの歌声だけは。
だからあんたもちゅうちょしたんだろ?しかもこの歌はあんたの息子さん相馬光さんが大好きだった歌。
そして歌っているのは息子さんが愛した人だからね。
推理のカギは「音の違い」だ。
最初音が違うのは調律のせいだと思っていた。
でもそうじゃなかった。
オルガンのパイプの中の1つに空気の流れを感知するごく小さなセンサーが仕込んであったからその分だけパイプから出る音が微妙に違っていたんだ。
そのパイプの中のセンサーが空気の流れを感知すると仕掛けられた爆弾に順番に信号が送られ爆発する。
(爆発音)そして最後の1つが爆発した時このホールが崩壊するってわけだ。
ゲネプロの時に爆発しなかったのはまだ起爆装置がオフになっていたから。
そうだよね?堂本ホールの館長で元ピアノ調律師の譜和匠さん。
(壁をたたく音)動くな!警察よ!
(佐藤)ミュラーさん!
(譜和)なぜ私だと分かった?絶対音感。
譜和さん絶対音感持ってるのにゲネプロの時音の違いを指摘しなかったじゃない?それでおかしいって気付いたんだ。
なるほど。
で私が光の父親というのは?譜和さんの車のナンバー「52−83」あれ息子さんの誕生日からとったんでしょ?世間に公表できない愛する息子さんと自分をつなぐ証しとして。
それに堂本さんの家にあった譜和さんの若い頃の写真息子さんにそっくりだったよ。
4人の音楽家を殺害したのは事故で亡くなった息子さんの復讐。
フルートのパーツを現場に置いたのは警察に連続殺人は3件で終わりと見せかけるため。
河辺奏子さんを巻き添えの形で重傷を負わせたのは音の違いに気付く恐れのある絶対音感を持っていたからだ。
絶対音感を持つ人を恐れるのは絶対音感を持つ人だけ。
その点でも犯人は譜和さんしかいないんだ。
そしてもう1人秋庭怜子さんも絶対音感を持っている。
でも亡くなった息子さんの婚約者だった彼女に対し奏子さんにしたような命を落としかねない爆弾を使うわけにはいかない。
だから飲み物に刺激物を仕込んだりダンプやエアライフルで襲ったんだ。
彼女をステージに立たせないためには声を出せなくしたり足を骨折させるだけでいいからね。
♪〜Wasblindbutnow♪〜Isee♪〜
(パイプオルガン)♪〜♪〜《アドリブ!?》♪〜ハッ!♪〜弾いた!♪〜
(拍手)なぜだ…どうして…。
爆発ならしないよ。
さっきここへ来る前にパイプに仕込んであったセンサーを外して来たんだもん。
3分…いや2分で足りたよ。
大したもんだな坊や名前は何ていったっけ?江戸川コナン…探偵さ。
(拍手)ブラボー!ブラボー!
(リコーダー)♪〜♪〜ブラボーブラボー!いたわリモコンを持ってる。
(高木)じゃあやっぱりあの人が…。
どうしますか?突入して爆破される前に…。
ダメよ!突入した途端リモコンで爆発させてしまうわ!じゃあ一体どうしたら…。
(佐藤)あの部屋…あの部屋からなら何とかなるかも。
何とかって?狙撃するあのリモコンを押される前に。
フッ…残念だが探偵くん爆破はこのリモコンでもできるんだ君の負けだよ。
どうかな?まだ分からないよ。
何が分からないんだね?君達がどこからこのホールに入り込んだか知らないが警察が踏み込んで来ないところをみると計画通りホールの周りは火の海で入って来れないんだろ?センサーが外されたのは誤算だったが…。
まぁいいこれで私の好きな時に爆破できるのだからな。
せめてのはなむけに演奏の間にあの世へ送ってやろう。
あっ…。
《クソっ!あの時!》お前の大好きなオルガンを演奏している最中にな堂本一揮!あっコナンくん!ダメだわこれじゃ撃てない。
いいぞ早く演奏を開始しろ堂本。
《どうする?麻酔銃を使えねえとなると他に方法は…》《どいてコナンくんお願い!》貸して!俺のリコーダー!声出た!よ〜しそのまま…。
《マズい!》お別れだ探偵くん。
させるか!
(リコーダー)♪〜♪〜《ミ・ラ・ラ・ラ・ファ…》《「SHOOT」…狙撃!》何だ?今の音は。
試合終了のホイッスルさ。
何!?♪〜♪〜
(銃声)♪〜うっ!ううっ…!警察だ!動くな!私の負けだ…。
♪〜『シャコンヌ』♪〜♪〜♪〜譜和さん残りの爆弾は?ステージ真上の天井裏です。
(佐藤)高木君警部に連絡を。
はい!
(譜和)申し訳ないがこの演奏を最後まで聴かせてもらえないだろうか?
(譜和)その後全てをお話ししますから。
(目暮)分かったこっちもようやく火が治まって来たから我々もすぐそっちへ…。
(白鳥)警部!東側に1か所隙間が。
よし行こうまた連絡する。
♪〜ねぇどうしてこのホールに爆弾を仕掛けたの?私は35年間彼の…堂本一揮の専属調律師として共に人生を歩んで来た。
ところが2年前彼は突然ピアニストを引退してしまった。
(譜和の声)そして私に2年後に完成する堂本ホールの館長になってほしいと言って来た。
無論断ることはできた。
私が調律師を続けることは自由だった。
(譜和の声)だが35年もの間国際的ピアニストである堂本一揮の専属調律師だった私には今さら他のピアニストにつく気にはなれない。
私のプライドが許さなかった。
かといって私はただの職人だ。
館長の仕事が務まるとは思えない。
私は絶望感に打ちのめされた。
♪〜♪〜
(拍手)その2年前妻を病で亡くしその1年後息子が事故死した。
そして唯一の生きがいとなった調律師の仕事も失った私にはもう何も残されていなかった。
あんなに愛していた音楽までもただの耳障りな不協和音に変わり果ててしまったのだ。
そう夢の中までも聞こえて来るそんな音にうなされ跳ね起きたあの夜私は決意した全てを消し去ることを。
静かな夜を取り戻さんがために。
息子の命を奪った4人はもちろん身勝手な堂本彼の興味をピアノから奪ったパイプオルガンと堂本ホールさらにそのオルガンの演奏を聴きに来る世界中の音楽家や客達の命さえも。
私は堂本ホールの館長への就任を引き受けた。
オルガンに細工をしたりホールに爆弾を仕掛けるには館長になるのが一番だと考えたからだ。
一方で私と一緒に堂本に捨てられたピアノが哀れでならなかった。
え?それじゃあ…。
練習室をピアノごと爆破したのはピアノを愛するがゆえということか。
(譜和)これで私の話は終わりだそれじゃあ…。
あっ!あっ!堂本を呼んでもらおうか。
あっ!あっ!堂本を呼んでもらおうか。
譜和さん!落ち着きなさい!ご安心をこれは自殺用だ。
皆さんを傷つけるつもりはない。
コナンくん部屋を出て行きなさい。
やだね!大きな罪を犯したのにその償いもしないで死んじゃうなんてそんなズルいことさせないよ!コナンくん!譜和さん!バカなまねはやめるんだ!うるさい!さっさと堂本を呼べ!
(堂本)・譜和君・私ならここにいるよ。
堂本さん!譜和君すまなかった。
君がそれほど思い詰めているとは知らずに…。
やっと分かったか!お前の身勝手のせいで私がどんなに…!そうではないんだ譜和君。
私がピアニストを引退したのは君の調律が微妙に狂って来たことに気付いたからなんだ。
え?君のプライドを考え指摘することができなかった。
かといって今さら別の調律師と組む気にもなれない。
そこでピアノから引退したんだ。
バカな!私には絶対音感が…。
確かに君は絶対音感を持っている。
だが年をとって聴覚が衰えて来たんだろう。
自分でも気付かずに音をずらしてしまうことがままあったんだ。
クッ…!ウ…ウソだ…ウソだウソだウソだ!こんなことになるなら君に本当のことを言うべきだった。
本当にすまなかった。
今さら謝っても遅い!全てあんたのせいだ!
(園子)違うわ!私がもし親友に同じことをされたとしたらそれは何かのっぴきならない訳があるんだろうなってそしてそれはもしかしたら親友本人よりも私のことを思いやってくれていることかもしれないってそう考えると思うわ。
なぜなら…その親友を信じているから。
私も同じです。
外でこんな爆発があったなんて…。
ちっとも気付かなかったな。
う〜ん…。
てっきりあのベートーベンが犯人だと思ったんだけどなぁ。
お父さんまだ言ってんの?でもさぁ結局来なかったねあの推理野郎。
あぁ新一?どうでもいいよあんなヤツ。
ほら行こうコナンくん。
あれ?さっきまでここにいたのに…。
(バイオリン)♪〜『アメージング・グレイス』♪〜あれ?♪〜♪〜ねぇこの音…。
♪〜え?♪〜あっバイオリン。
♪〜『アメージング・グレイス』だね。
そうじゃなくて♪〜この弾き方…。
♪〜弾き方?♪〜新一?♪〜あっちょっと蘭!♪〜新一!新一!・新一にいちゃんなら行っちゃったよ・え?コナンくん。
事件だってさ。
やっぱり新一来てたのね。
うん。
玲子さんの歌を聴いて3年前のこと思い出してそれで楽屋にあったこのバイオリンでさっきの曲弾いてたみたいだよ。
蘭ねえちゃんと自分自身に聴かせるために…。
新一にいちゃん「蘭に悪いことしたな」って言ってたけどケンカでもしたの?ううん…何でもないの。
《今さら来ても許してやんないんだから…》《バ〜カ…》ここよく彼と来たんだ。
私達のデートコースだったの。
へぇ〜そうだったんですか。
彼が事故で亡くなった春彼との思い出の場所で彼の好きだった歌を歌ったの。
それが『アメージング・グレイス』だったんだね。
そう!私ね最初はあの4人のことすごく恨んだわ。
それはもう殺してしまいたいぐらいにね。
でも許すことにしたの。
だって『アメージング・グレイス』は「許し」の歌だから。
じゃもう行くわ。
コナンくんまたハモろうね。
え?あ…エヘヘヘ…。
じゃ。
さよなら。
さよなら。
ところで蘭ねえちゃんどうしてあの時新一にいちゃんが弾いてるって分かったの?え?あぁ…。
だってあいつ変な弾きグセがあるんだもんすぐ分かるよ。
ふ〜んそうなんだ…。
♪〜『アメージング・グレイス』
(新一:コナン)変な弾きグセって何だ?
(サッシャ)
来週はコナンまつり第2弾連載20周年記念スペシャル企画…
テレビ初放送です
こんばんは広末涼子です。
香川照之です。
誘拐され記憶喪失になるコナン。
史上最悪とはまさにこのこと。
家族みんなで楽しめる本格ミステリーです。
最後まで目が離せません。
(朴)
うわ〜超豪華!
日本アカデミー賞脚本家が描く『コナン』をお楽しみに!
2014/12/19(金) 21:00〜22:54
読売テレビ1
金曜ロードSHOW!「名探偵コナン 戦慄の楽譜(フルスコア)」コナンまつり[解][字][デ]
2週連続コナンまつり第1弾!今度の敵は音楽。鍵を握るのは絶対音感!?ラブ・サスペンスタッチの大人のドラマ…美しいメロディの裏に隠されたトリックとは。
詳細情報
おしらせ
▽名探偵コナンまつり開催中!!
キャラクター人気投票や、楽しいクイズ企画を実施!
ファン必見!青山剛昌先生のサイン入りコミックや、高山みなみさん、山口勝平さんのサイン入りポスターなど、レアグッズプレゼントも!!
ツイッターでは放送中に映画をより楽しめるお得な番組情報配信中!
フェイスブックもあります!
詳しくは「金曜ロード」で検索!!
番組内容
12/26新作テレビスペシャル「江戸川コナン失踪事件」放送記念!“音楽”をテーマにした劇場版第12作を放送。コナンが挑むのは、名門音楽アカデミーの卒業生を狙った連続襲撃事件。蘭や少年探偵団たちが招かれた音楽ホールのこけら落とし公演にも、犯人の罠が仕掛けられ…。物語のカギを握るのはパイプオルガン。その美しい音色とクラシックの名曲を楽しみながら、音楽の知識を駆使した謎解きを堪能できる名作だ!
出演者
<江戸川コナン>高山みなみ
<毛利小五郎>神谷明
<毛利蘭>山崎和佳奈
<鈴木園子>松井菜桜子
<工藤新一>山口勝平
<吉田歩美>岩居由希子
<円谷光彦>大谷育江
<小嶋元太>高木渉
<灰原哀>林原めぐみ
<阿笠博士>緒方賢一
<目暮警部>茶風林
<秋庭怜子>桑島法子
<Sさん>山里亮太
<スタッフ>坂下千里子
<TVアナウンサー>西尾由佳理
原作・脚本
【原作】
青山剛昌
監督・演出
【監督】
山本泰一郎
音楽
大野克夫
ジャンル :
映画 – アニメ
アニメ/特撮 – 国内アニメ
映画 – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
主音声ステレオ
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
副音声ステレオ
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