こんばんは武田鉄矢です今夜は「ありがとう高倉健さん」ということで『幸福の黄色いハンカチ』をお届けしたいと思います。
この映画のテーマは…。
人間の暮らしがあって…。
今こそ多くの方に見ていただきたい作品です。
それでは日本映画史上に輝く不朽の名作高倉健さん主演『幸福の黄色いハンカチ』この後すぐです。
（欽也の泣き声）
（泣き声）伸子のやつバカヤロー。
バカヤローバカヤロー。
♪〜♪〜退めたいものは退めたいんですよしかたがないでしょ…。
またあとで来ますから。
♪〜♪〜ぐあいが悪かったら又見て下さいね。
もちろん。
（友達）お前工場退めたのかい！退めたよあんなボロ工場なんか。
お前どうするんだいこれから。
先輩ちょっと表へ行って来ます。
やったなお前。
退職金はたいちゃったんだってよ。
たたくなたたくな新車。
一緒に行かないか北海道。
バカヤロー何に言ってんだいお前。
十一時にフェリーが出るんだよいいぞ北海道。
おい一緒に行かないか北海道。
伸子誘えばいいだろうお前チャンスだぞ。
ふられたんだってよ。
またか？ちがうって言ってるじゃないかよ。
俺伸子にきいたんだよ。
何んて何んて？欽ちゃんていい人だけど足が短かすぎるわ。
何んだこの野郎！色男ぶるんじゃないよ。
やめろやめろ。
何んだこの野郎色男ぶるんじゃないよ。
お前早く行け。
バカヤロー！北海道でブスにでもふられてこい。
（汽笛）
（汽笛）
（アナウンス）本日は郵船フェリーにおのり下さいまして誠に有難とうございました。
♪〜『世界をつなげ花の輪に』♪〜寒いねえ北海道は。
この色はいかがですか。
赤あんまり好きじゃないよ。
これ白ですけど。
白か！ちょっと見せて。
もっとちがうのないの。
♪〜あなた寒くはないですか♪〜体しんしんひえてます♪〜着てはもらえぬジャンパーを♪〜釧路港で買いました♪〜男ごころの未練でしょう…
（クラクション）さっさと飛ばせイモ野郎ャ。
しっかり楽しめお二人さん。
ねえどこまで行くの？乗ってかない車？いいとこまで送るからさね。
乗って行きなよね乗って行きなよ。
すかすんじゃねえよ！
（おかみ）いらっしゃいませ。
（おかみ）何にいたしましょうか。
（島勇作）ビール下さい。
（おかみ）はい。
あの醤油ラーメンとカツ丼下さい。
（おかみ）はい醤油ラーメン一ケカツ丼一ケおねがいします。
どっから来たの？
（朱美）東京。
俺も東京。
札幌からずうっと汽車で来たわけ疲れただろうねえ。
あの何しに来たわけ観光？ね連れはいないのあ…痛い！どこ行くの。
刑務所。
刑務所俺も一緒だ。
ねえおばさん刑務所まで車で何分かかる。
（おかみ）十分もかからないよ。
近いんだね。
よかったらね俺の車で一緒に行かない。
ねバスじゃ大変でしょう。
醤油ラーメン下さい。
俺コーヒー。
おまちどうさま。
遠慮すんなよ乗れよな乗れよな。
俺さ釧路で上ってさ知床の方バーッと回って来たんだよ。
新車。
まだ前のやつを買い替えたばかりなんだよ。
色がちょっと気に入らねえんだけどな。
（クラクション）北海道初めてか。
うん。
内地より寒いな。
うん。
あまりしゃべらないな内気なわけ。
んよくそう言われるの。
ちょっとごめんなさいすみませんけどねえちょっと足どけてお客さん通して下さいサンドイッチにコーヒーいかがですかコーヒーにサンドイッチいかがですか食べ物なんか何が好き？ラーメン。
ラーメンも高くなったなあ。
この間上野で食ったらまずいの五百円。
まずいなァその味噌ラーメン。
私味噌ラーメン嫌いなの。
一緒だやっぱりラーメンは醤油だねえ。
う〜ん。
嘘よ絶対嘘よ！だって自分の口でそう言ったもんチャコと寝たって嘘よ私言ってやったのよ朱美が可哀想じゃないってそしたらさ朱美勤務中だよ朱美泣き声行っても何んにもないよ何んにも無い所だよあすこ。
あれ！何んだひどいのつかまえてま〜。
あれがなうなつもりか本当に最近の若いのついてないや…。
あ痛い！あ痛いた！♪〜『渚のシンドバッド』初めてあんたを見た時さ誰かに似てるなって思ったんだ。
今思い出したキャンデーズのスー。
なよくそう言うふうに言われない。
うふふ。
でもキャンデーズも衣裳はげしくなって来たな。
見せる所まで見せているってかんじだもんなァ。
あれはぱァピンクレディに負けまいとしているんだよな。
どうかしたの気分でも悪いの？酔った？ねえ。
え？どっか休む所ないかなあ。
えホテル？この辺にホテルあるかなあ民宿だったら。
ねえとめて。
えこんなとこに。
お願い。
どどうすんの？おしっこ！何だションベンか。
♪〜そうだ俺も小便しておこう。
♪〜いらっしゃいませ。
葉書を一枚下さいいくらですか。
二十円です。
速達で今日出すと夕張にはいつ着きますか。
明日中には着くと思います。
明日中ですかどうも。
女の子の一人旅ん時はさ予約しなきぁ駄目なのよ。
ほら自殺なんかされると困るんじゃないの。
夕べだって部屋空いてんのよ。
空いているのに泊めてくれないんだもんね。
いっぱいだなんて言われちゃって困っちゃってさ。
あんたさどっかかげあるから誤解されるんじゃないか。
うふふそうかな。
どう今夜俺と泊らない？いやそうじゃなくてさそう言ういみじゃなくてさ。
ほら二人だったら旅館だってあれでしょうねそういういみよ。
（朱美）わあー。
これがオホーツクねすごい。
私オホーツクを見るのが夢だったのよ。
撮影しようか。
うん。
すいませんシャッター押してくれませんかすいません。
このまま押せばいいのですか。
もう一枚。
（欽也：朱美）はい。
どうも。
どうもありがとうございました。
どうもすいませんでした。
新婚ですか。
いやあの駅前でちょっと知り合った俺の車に乗せてあちこち。
いいなあ観光か。
だけど網走なんて見る所もないですねえ。
刑務所だってどうってことないしねえ。
おじさんは観光ですか？いいや。
（朱美）お〜い。
お〜い。
服ぬらすなよ服！単純ですね女なんて。
お〜いお〜い行くぞ写真取るぞ…。
もういっちょう行くぞつづけて三枚目。
あ痛い。
駅でいいんですか。
ええ。
どこまで行くんですか。
まだ決めてないんですおたくたちは。
阿寒温泉にでもね行こうかなって思ってんだけど。
温泉かいいなあ。
あ行きますか阿寒にだったら乗って行っていいですよ。
本当にいいんですか。
いいえ本当本当。
でも。
いいのよ私だって乗っけてもらってんだから。
一人だって三人だって一緒ですから。
最近お客さん多いの。
いいえまだまだです。
やっぱり寒いからだろうね。
お二人さんこちらです。
あこっちあ…。
わりといいじゃない。
おたくさんどうぞ。
こっちもまあまあですねいいですね。
どうもおつかれさまでした。
入れよわりといい部屋だよ。
ほうわりといい部屋だな。
ほらあがれあがれ。
あストーブ入っているな。
あ〜あったかいあったかい。
北海道か。
夜の湖でも見ようか。
坐れよ坐れよお前。
何だ後悔してんの。
何を？この部屋に二人で泊ることさ。
だって仕様がないよなあ他に部屋がないっていうんだもの。
部屋の真中に机置いてさバッチリ別れて寝りゃいいんでしょね。
俺何もしないよ。
本当俺何もしないよ。
何もしないって何もしないって。
（女中）・ごめん下さい・宿帳お願いします。
お食事はお風呂の後になさいますか。
はい。
おばさん代表者これ一名でいいんでしょ。
いいえお二人とも書いてもらうことになっています。
あそう。
おばさん書いたよ。
（島光枝）お帰り…あら…。
すいませんおじさんけいたいようの一式あるかな。
三十円。
あそれからあれくれるついでだけどコンドーム。
コンドーム。
千円と千二百円超デラックスは二千円。
千円のでいいや。
新婚で買うの忘れたので！火は細くしといたよ夜は急に日暮れるから。
おやすみなさい。
（ドアが閉まる音）あら帰ってたのちっとも気がつかなかったお帰り何か。
うん。
何か疲れたね。
そろそろ寝るか。
今日はしかし疲れたね。
見ないで。
うん見ない。
見ないでよ。
見ないよ。
あれ月だなあこれは…。
・おい寝たのか・・よおそっちへ行くぞ・
（朱美）・だめ！・・何だいいまさらかたいこと言うなよ・
（朱美）・何もしないって約束だったじゃない・せっかくさ旅で知り合ったんじゃないな。
キスだけだでもいいからなお願いします。
それじゃキスだけ。
キスだけよ。
うん。
オッパイだけオッパイ。
だめよ。
頼むよお願いだよオッパイオッパイ…。
あいた！ごめん！噛まなくたっていいじゃないこの野郎。
（朱美の泣き声）おいどうしたんだい。
（泣き声）泣くなよな泣かなくたっていいじゃねえか。
（泣き声）おい聞えちゃうよ。
そんな大きな声で泣くなよなたのむからさ。
（ノック）何んですか。
（ドアが開く音）何するんだよお前。
いい加減にしろ他に客もいるんだぞ。
大きな声出したかったら表でやれ表で。
（朱美の泣き声）世話になったなあんた方二人仲良くやれよ。
ねえ私もここで下りる。
ねえ下りちゃうの。
ねえきのうのことでまだ怒ってんのか。
今朝ちゃんとあやまったじゃないか。
だって常識だろう男と女が同じ部屋に泊ってさ。
私自分が嫌でしょうがないの。
あんたもさもっといい娘見つけなさいよ。
私なんかよりもっと気軽るな娘いるでしょう。
ひでえよそんな風に俺見られたんじゃ立場ねえよ。
チェッ。
ねえ。
乗ってくか？違うの。
あんたさ何て名前？俺花田欽也。
欽也？じゃ欽ちゃんじゃない。
私小川朱美。
ふーん。
じゃあね。
さようなら。
まだ名前も知らなかったのか。
だって昨日会ったばっかりだもん。
呆れたね。
いいでしょうおじさんに関係ないもん。
あれまだニ時間もあるわ。
やっぱり車で行っちゃった方よかったかなあ。
おじさんどこ行くの。
今考えてるんだ。
へーえ。
何してるのおじさん。
観光旅行？仕事？そのおじさんはやめろよ。
苦労してふけたけど見かけより若いんだぞ。
じゃ何て名前？島勇作。
島勇作へーえ。
あーニ時間もどうしようかなあ。
やっぱり車にした方がよかったなあ。
仕様がないだろう今更後悔しても。
ソバでも食いに行くか。
姐さん戻って来たよあんたの大将。
え？どうした大将。
昼でしょうみんなで食おうかと思ってこれ蟹です。
へーえずいぶん無理したじゃないか。
ちょっと高かったですけどね。
大丈夫ですこれえ。
そこ捨てちゃ勿体ないんだほらこうやって。
こんなに実があるだろう。
こうらの味噌はなこうやってしゃぶる。
勇さんは北海道生れ？いや俺は九州。
え九州ですか。
大将も九州だろ。
分りますか。
それは分るよ言葉聞いてりゃ俺は飯塚だ。
あ飯塚ですか炭鉱町ですね俺も博多です。
博多のおぼっちゃんか。
どうせ中洲あたりで悪いことばかりやってたんだろう。
たいしたことなかったけどね。
あんたチンピラだったの。
チンピラじゃないよちゃんと高校出てんだもの。
どうせ不良でしょうタバコ吸ったりしてたんでしょう。
タバコぐらい吸ったさ授業さぼってパチンコしたりしてさ。
よくおどかされたなチンピラに。
パチンコ屋で。
パチンコやってるだろうそうしたら肩たたくんだよね。
ふっと振りかえると黒の背広着た腹巻しめてさ。
「高校生やろあんた高校生やろ」な。
暗いとこつれていかれてさ。
「銭ば出してごらん銭ば出してごらん」。
いうけん銭ば出してみやて俺恐くなって急ぐ出したよ。
口惜しかったねそれで頭きてさ柔道部に入ってさ一生懸命柔道やったよ本当に一生懸命やったよ。
ニ年ぐらいやったかなほっと気がついたらさ体のバランスが全体的におかしくなってんだよね。
手足がほとんどのびてないんだもの。
まいったよ伸びてないんだもの。
肩はってくるしさ足なんかこんなガニ股だもんね。
まいったよゴリラみてえな体付きになっちまって。
まいったな…どっか行くんですか。
ずっとしゃべってろよ。
おい乗ってけよどうせ帯広に出るんでしょ。
いいのよ私汽車で行くんだから。
どうせ俺も行くんだもの帯広までな。
頼むよ一緒に行こうよ一人じゃつまんないよ。
じゃあの人どうすんの。
あいつは自分で勝手に行けゃいいじゃないか。
そんなこと可哀想よ。
何で可哀想なんだ関係ないだろあいつなんか。
妬いてんのあんた。
バカヤローお前妬くわけなんかないだろ…。
アイタタ。
あらお帰り今夜何しようかと思ってたの何が食べたい？
（クラクション）あのうね汽車待ってても仕様がないから私この車で一緒に行くことにしたの。
どうもいろいろと有難うございました。
ねえ勇さんどうするのもしよかったら乗ってけば。
でも方角が違うんじゃないかなあ方角が。
あんた方どっちの方角に行くんだよ。
帯広通って勝狩峠の方に抜けようかと思って。
狩勝峠か。
狩勝ですかあれ！ねえ乗って行かない？それともやっぱり汽車にするの？どうしようかなあ。
怒ることないでしょう。
無理矢理誘うことはないじゃないか。
いいじゃない少し位親切にしたって。
いいか俺とあいつは赤の他人なんだぞ。
私とあんただって他人じゃない。
お前は別だよ。
じゃいいよ帯広で下りてもらっても。
私も一緒に下りるんだわ。
何でそんな事言うんだよ。
（朱美）どうしたの？ちょっとしょんべん。
姐さん何してんだ働いてんのか。
うん列車の中でお弁当なんか売ってんの。
へーえくたびれるだろうあの仕事も。
勇さん何してんの。
俺か俺はな炭坑夫。
へーえ炭坑夫。
大変な仕事よねえ。
奥さんいるんでしょう。
いやいないよ。
あらどうして。
いないものはいないよ。
・おーい！・何に。
車の後ろの方に置いてあるテッシュ・ペーパーの箱があるからあれ持って来てくれるか。
いやねえこんなとこでウンコしたりして。
ちゃんと手を洗ってって言っといて。
おい。
どうもすいません。
下痢か大将。
さっき食った蟹があたったみたいで。
俺アレルギーだから。
アレルギーか大将。
はい。
そんなふうに見えないけどな。
大丈夫？どっかで休むか？大丈夫。
ダメかなあ。
あの家で借りたら？ちょっと待ってろ。
大丈夫。
すいません腹くだしてしまって便所をお知えてもらえませんか。
向うのね右がわの左がわね。
どうもすいません有難うございます。
（朱美）ねえどうして結婚しないのもてるんでしょう。
面喰いなの？そういう人って仲々結婚できないのよね理想ばかり高くて。
それとも独身でいろんな女の人と遊んだりしてるの？そっちの方がいいんでしょう。
うるさいなあ。
結婚したことあるけどな別れたんだよ。
どうして？性格の不一致。
それとも浮気したのどっちかが。
サイレンお帰り…よかった
（クラクション）
（朱美）すみません今下げますから。
大丈夫か！大丈夫これでも仮免まで行ったのよ。
お金が無くて続けられなかったけどさ。
おいストップ！何だどーしたんだ。
ごめん大きなトラクターが来たからね私下げようと思って…ごめん。
大変だこりゃ上がりゃしないぞお前どうする。
三人で努力すればどうにかなるんじゃない。
あバンパーがへこんでる。
どうするんだいお前これ新車なんだぞ。
だってあんなおき方するんだもの他の車に迷惑じゃない。
だからって自分で動かすことないだろう。
これだったらどっかのトラック借りて来て引っぱんなきゃ動かねえんだぞお前…。
あイタ…またクソしたくなっちゃった。
何がおかしんだバカ。
笑うな。
笑うな。
行くぞー。
せえの。
押して下さいもっと押して下さい。
ちょっと待て。
大将姐さんと運転かわれよな。
男二人じゃなければ無理だよ。
大丈夫さっきはバックだったから。
ローに入れてなゆっくりゆっくりつないで行くわけよ。
ゆっくりだよ。
分ってるわよ。
ゆくぞせえのよいしょ。
（エンジンをふかす音）おいおい。
止まれよおい止まれよおい。
踏んでるよ！違うそれはアクセルだ！
（悲鳴）何でクラッチを踏まねえんだ！踏んだけど停んないんだもん！お前が踏んだのはアクセルだよ。
そんなこと言ったって私何にも分んないんだもん！分んないでなんで運転なんかするんだ！何とかなると思ったのよ。
なによ私にばかりあたって。
あんたがウンコなんかしなきゃこんなことになんなかったんだよ！
（泣き声）
（農夫）それじゃ迷惑かけて悪いけどひとつ頼みます。
うちのそばの牧草畑…あれを川の所までおりたところ。
じゃどうも。
あすの朝十時頃儂の知合がトラクター持ってそこ通るからそん時ついでに引張ってもらいなさい。
いまんとこそれしか方法がないでしょう。
御親切にどうもありがとうございました。
しかし今夜はどうするつもりですかあんた方は。
ええどっか宿のある町まで行って。
宿のある町といったって…。
まあこの辺じゃ士幌か足寄だろうけどおい。
（農夫）あのなこの人達畑さ車落して困ってるんだ。
車自動車な。
（草笛）♪〜疲れた？腹へっちゃった。
草笛うまいだね。
小さい時いつもそんなことして遊んでたの。
ザリガニ捕まえに行ってなタニシとったりしてな。
朱美ちゃん生まれたのどこだ。
川崎のど真中だよ。
へーえ。
父さん母さん今でもそこに住んでいるわけか。
うん父ちゃんだけね母ちゃんは中学校の時死んじゃったから。
そしたら一年もたたないうちに継母が来ちゃってさ。
呑み屋の女嫌な奴でさ。
ケンカばかりしてたからね。
中学出たらすぐ家出ちゃったもんね。
寂しかったんだなあ。
うん。
アケミ！キスだけよ。
うん。
もう一回もう一回。
だめ！もう一回だけ。
だめだめ。
寂しいんだろえ俺だって寂しいんだよ。
（ノック）あどうなりました。
仕様がないなあお前達。
（朱美）だってこの人が悪いのよ。
いいから早く起きろよそこの家で今晩泊めてくれるって言うんだ。
早く仕度しろ。
ははい。
（クラクション）お風呂戴きましたどうも。
あゝいい風呂だったな。
おい。
あ。
お前あの娘に惚れとるのか。
と申しますと？本気で惚れとるんならもう少しましな口説きようもあろうが。
惚れるとか惚れないとかそういうパターンじゃないんです。
何ちゅうかいっしゅのプレーだなプレー。
向うもそれで割り切ってると思ったんだけどいざとなると抵抗するんだなあ大した顔でもないくせに。
もっとも面のことはこっちもあんまり言えねえけどエヘヘヘ。
このバカタレが！え？お前それでも九州の人間か。
いや九州か九州じゃな…。
だまって聞けちゃんと坐れ。
朱美ちゃんはおなごじゃ。
いいかおなごちゅうもんはな弱いもんなんじゃ。
咲いた花のごと脆い毀れやすいもんなんじゃ。
男は守ってやらないけん大事にしてやらないけん。
聞いとっとかこら。
はい。
今日のお前は何じゃ。
おなごあいてにブーブー文句言うたり大声あげて喧嘩したりサカリのついた犬のごとく抱きついたりあれが九州男児のすることか。
お前のような男を俺の方じゃ草野球のキャッチャー言うんじゃ。
分るか。
いいえ。
ミットもない言うこっちゃ。
（朱美と子供達）♪〜はかってくれた背のたけ♪〜きのうくらべりゃ何のこと♪〜やっと羽織のひものたけ♪〜『なごり雪』♪〜なごり雪も降るときを知り♪〜ふざけすぎた季節のあとで♪〜今春が来て君はきれいになった♪〜去年よりずっと…おい。
はい。
帯広に着いたら駅で下ろしてくれよ。
汽車に乗るから。
本当に下りちゃうの。
いい所まで送って行くわよ勇さんどこまで行くの。
夕張。
夕張の炭坑で働いてんのか。
じゃ夕張まで行かない？いやいいんだよ。
俺は下りる。
（朱美）ここが網走でしょそれから阿寒昨日泊ったのこのへんね。
そうそう。
それから今ここ通って帯広それから。
それからほら勝狩峠芦別ぐるっと廻って札幌だ。
夕張は。
夕張？夕張はここだほら。
あゝそう。
ねえ帯広でコーヒー飲もう。
夕張までまだ遠いのね。
本当に夕張まで行くの。
え。
勇さん何かかくしてるみたいだもん。
こんな駐車の仕方しやがって。
お前だな今やったの。
こんな駐車すると皆んな迷惑するから。
このやろう。
すいませんどうもすいません。
よしなさいよ。
何だ手前は。
あやまってるじゃないですか。
この傷をどうしてくれるんだ。
兄さん車に傷つけられてそんなに口惜しいか。
やるっって言うのかおい…。
痛い痛い。
乗れ！恰好よかったなあ。
胸がスッとしちゃったねえねえ欽ちゃん。
運転できるんなら下りてかわってくれりゃいいのに。
あ痛い痛い。
私ね何となく勇さんて喧嘩なんか強いんじゃないかなあって思ってたの。
まるで映画みたいあー気持よかったァ。
次が富良野でしょう。
芦別赤平岩見沢。
まっすぐ行くと札幌だし左に曲ると夕張なのね。
欽ちゃん夕張まで行かない。
あの人達のせいで汽車に乗れなかったんだから。
うん。
俺も札幌に出ようかな皆んなと一緒に…。
え？別に夕張には行かなくてもいいんだ。
夕張の炭坑で働いているんじゃないの。
もうやめたんだ。
へえーでも夕張に家があるんでしょ。
ちがうの？あら一斉やってら。
ほらあれじゃない今朝テレビで言ってたじゃないの。
どっかで強盗が入って犯人は逃亡中だっていうの。
じゃ俺逃げなきゃ。
東京ナンバーだねちょっと協力して下さい。
免許証を。
何んかあったんですか。
ちょっと事件があったんであんた免許証は。
どうしたんだあんた。
勇さん免許証。
きこえているのか。
きこえております。
それじゃ出しなさいよ。
持ってません。
下りて。
無免許か！前に持っていましたが切れました。
何日！四年前です。
それじゃ四年前切れてからずうっと無免許でやってるのか。
やむえない事情があったもんですから。
どういう事情だ！えどうしたんだ。
刑務所に入っていました。
罪名殺人刑期六年三ケ月一昨日出所しました。
ちょっと来て。
（警官）なに？刑事係で注文があったんですけど。
誰。
名前を聞くの忘れてしまって。
ものは何だ注文したもの。
ニラレバイタメとライスです。
じゃナベさんだ。
渡辺係長！
（渡辺）・おーい・ニラレバイタメ頼んだのは係長でしょう。
（渡辺）・俺だ俺・
（渡辺）ごくろうさんこっちへ持って来て。
何だ島じゃないか。
どうしたんだえ。
はい。
一昨日刑期を終えました。
その節はいろいろとお世話になりました。
あ出て来たのか。
おめでとう。
そうかあれから六年たったか。
渡辺さんはこちらに転勤されたんですか。
うんあれから留萌に行って岩見沢に戻ってそれから又ここだよ。
時時お前のこと思い出してたんだよ。
母ちゃんは元気か美人の母ちゃん。
実は別れました。
別れた…ふーん。
そりゃまああれだなあその…。
何でこんな所にいるんだい。
いやあ実はそれがですね。
これが事件起した時俺夕張にいたんだよ。
よく知ってんだよ。
そうですか実はですねその。
ちょっと女の子に金払うから。
ええと三百六十円だったな。
四百円です。
なに？又お前の所値上げしたのか。
ありがとうございます急ぐおつりもって来ます。
お前もとんだとばっちりくって迷惑したな。
まあ警察はこういう所だから勘弁しろや。
いえおかげさまで助かりました。
ああ山は青くなったな。
渡辺さんありがとうございました。
うんまああれだなつらいこともあるだろうけど辛抱するんだな。
一生懸命辛抱してりゃきっといいこともあるよ。
はい。
渡辺さんもお元気で。
うん俺はどうあがいてもこれどまりだ。
まあ幸い息子の出来はいいから何とかなるんじゃないの。
係長さんおつりです。
あ御苦労。
こら親父に言っておけ。
今度値上げしたらもう食わねえって。
はい言っておきます。
何か困ったことがあったらいつでも来いや。
それじゃ。
うん。
待っててくれたのか。
俺こっから汽車に乗るから。
いろいろ世話になったな。
俺乗っけてやってもいいぞ。
本当！勇さん。
刑務所に入ったのは初めてじゃないんだ。
前のはつまらん喧嘩が元で。
もっとも二十一かニの滅茶苦茶やってた時代だからムショ入り位何でもないかえってハクがつく位の事で出所してからも肩で風切って歩いたりして九州の田舎町でそりゃいい気になって過してたんだが三十すぎて少し分別がついてくるとそういう自分の暮しが嫌になって来てな。
これじゃいかんと思い出したんだ。
このままじゃ俺の一生は滅茶苦茶だ。
そう思い出したらもう矢も盾もたまらなくなってな。
筑豊も閉山続きで景気が悪いし俺は思い切って北海道へ出て来たんだ。
もう一遍人生をやりなおすつもりでな。
しかし夕張に来てみると冬は寒いし仲間は出来んし仕事はつらいし毎日が面白くなくてな。
もしあの女に会えなかったら俺五年位でケツ割ってたかもしれんなあ。
千二百三十円頂きますいらっしゃいませ九百八十円頂きますどうもありがとうございました俺にはこの女しかいない。
こいつと一緒になれなかったら二度と幸わせになれんかもしれん。
初めて会ってそう思った時から口きくのに半歳もかかってなあ。
千二百八十円です今日は休み？いや三番方でこれから帰って寝ます奥さん病気なの？え？だっていつも買物に来るからいや俺独り者ですよあそうごめんなさいはいあのう…あんた奥さんですかいいえ…どうもすいませんサイレン
（勇作の声）俺は不器用な男だから思ってる事がうまく伝えられなくてただすがるような気持だったんだ。
戸が開く音風が吹き込む音私一度結婚したことがあるのよあんたそれでもいいの光枝できたぞ！
（勇作の声）相手の気持なんか考えもしねえ。
あら邪魔だと思ってたけどこの旗竿役に立ったわね
（勇作の声）まるで力づくだったんだ俺があいつと一緒になったのは。
気をつけてねおいえ？子供が出来たらなその竿にこんなでっかい鯉のぼりつけてやるそれで勇さん幸わせだった？つぎの年に子供が出来てな。
セミの鳴き声私今日お医者さんに行かなくちゃどうした熱でもあるのか違うのじゃあどこだえ？どこも悪くないのよじゃあ何で医者なんかに行くんだえ？どこも悪くなくて何で医者に…光枝お前子供か…子供が出来たのか…？光枝今晩一杯やらないかんな酒買って来るかだからまだ決った訳じゃないっていってるでしょう病院に行ったら違うって言われるかもしれないもんそうか…じゃあ病院に電話するかまずいかそれじゃお前坑内事務所に電話してくれなんとか早く分る方法ないかえ？じゃこうしようかどうもし本当だったらあの竿の先にね何か目印あげておくどんな？そうねえ黄色いハンカチにしようかなお風呂屋さんの所から見えるでしょう黄色いハンカチが見えたらお酒買って来てよし必ずハンカチあげるんだぞあげてなかったら承知せんぞいってらっしゃい
（勇作の声）親父が戦争で死んで俺はほとんど父親を知らずに育ったせいか自分が父親になれるって知った時俺何というかもう天にも昇るような心持ちになったな。
よしそんなのにあいつ俺がやめとけって言うのに力仕事して。
俺やめとけって言ったのにな…。
（医者）どうですか？だいぶよくなりましたね帰ってもいいでしょうどうもお世話になりました御主人ですかこの度は残念な事をしましたけど又この次ということもありますからね奥さん前に流産したのはいつ頃ですか初めてじゃないんでしょうおっしゃって下さいあのう…五年前ですあの流産はどうしても習慣性をもちやすいもんだからねまあ今後共じゅうぶん注意したほうがいいと思うよ残念なことをしましたね御飯食べる？私きついから横になるよ今度は気をつけるから今度は必ず生むから勘弁してねねえ一体どうしたのよ私が前に流産したこと怒ってるのねえそうなの俺ァ隠し事する女は嫌いだあんたが何も聞かなかったからよ何も言わなくてもいい事だと思ってたのよそうじゃなかったのじゃ他に何か隠しとるんかえどっかに子供でもおるのかえ
（クラクション）
（親父）二部屋？三人だろうだったら一部屋だよ。
四人部屋だからね八畳で床の間もついてるし。
女の子いますので駄目ですか二部屋。
他は一杯だよ。
それじゃあ。
いいの？おーい菊ちゃん。
あのう食事の方はどうなってますかね。
駄目だよ今頃来てラーメンでもとんなよ。
ええと三人だから六千六百円前金だよ風呂は十時まで。
十時迄ですか！菊ちゃーん！何してるんだよしようがねえなあ本当に！
（親父）・お客さん・もう一部屋開いたからね蒲団二つ敷いておいたよ。
この向いだスズランの間。
風呂は十時までだから。
うるさいじじいだな。
ねえもう一つ聞いてもいい？何だ。
勇さんの奥さんどうして別れたの。
勇さんの帰るまで待ってたってよかったじゃない。
おいそんなこと聞いちゃ悪いよ。
よその夫婦だからいろいろ事情があってそれで…。
だってさそれ位の辛抱したっていいじゃない。
勇さんにそんなに愛されてるんだもの？私だったら待っているな何年だって。
口で言うのはかんたんだけれどじっさい待つとなると。
口先だけじゃないよ絶対そう言うもんだって。
そう見えるかよ。
本当に私そう思うもん。
悪いけど勇さんの奥さん冷たいね。
おい失礼だぞ。
いやそれはちがうんだよ。
別れるっていいだしたのは俺れの方なんだ。
元々無理矢理に一緒になったんだし。
そうするしかなかったんだ。
なんぼそうやって考えても俺の気持は変わらんぞ今ならお前はまだ若いしその気ならどこかにいい男でもおるかも知れんそんなのがいたら一緒になって赤ん坊作って幸わせになれ分ったかおいそうするなすすり泣き俺の名前の所にお前の名前書いて判子ついてそれを市役所に持ってけばそれでいい俺とお前は赤の他人だあんたってあんたって勝手な人だね一緒になる時も別れる時もそれで奥さん承知したの。
ホッとしたんじゃないか内心は。
それきり二度と面会にはこなかったよ。
しばらくして手紙が来てな。
そこの所にハンコおしてあって…。
（所員）ここに奥さんが捺印して来たのでかくにんしなさいまあ…
（勇作の声）手紙が来て紙切一枚で。
夫婦なんてもともと他人なんだな？紙切一枚で終りだもんな。
可哀想。
そりゃ勇さんの気持も分るけどでも奥さん可哀想じゃない。
しかしな俺があいつにしてやれることっていえばそれ位だろ。
他には何があると思う。
俺は人殺しなんだぜ。
どうして俺はこんなヤクザな性分に生れたんだろうな。
死ぬまで直らんのかな。
俺の一生を。
（クラクション）さて。
明日一緒に札幌に出てそれでお別れだな。
これからどうすんの？働く場所見つけて…。
札幌で見つからなきゃ東京にでも出てくるか。
お休み。
仕事探すの大変だろうね。
何よさっきからずうっとだまっちゃって。
つまんない男ねえあんた何も感じてないの。
泣いてたの？ごめんごめんね。
ごめんごめんごめん…。
欽ちゃんのシャツかわかなかったからビニール入れておくからね。
ちゃんと札幌行ったらかわかしなさいよ。
はいこれ勇さんのクツ下。
ありがとう。
♪〜『銀座カンカン娘』♪〜あの娘可愛いやカンカン娘♪〜赤いブラウスサンダル履いて♪〜誰を待つやら銀座の街角♪〜時計眺めてそわそわにやにや♪〜これが銀座のカンカン娘さあ一緒にどうぞ。
♪〜これが銀座のカンカン娘♪〜雨に降られてカンカン娘♪〜傘もささずに靴までぬいで♪〜ままよ銀座は私のジャングル♪〜虎や狼恐くはないのよ♪〜これが銀座のカンカン娘♪〜これが銀座のカンカン娘さ行くかあとは札幌まで行くのだ！勇さん行こう行こうよ。
どうしたの？俺悪いけど美唄の駅から汽車でいくよ。
どうして？札幌までもうすぐですよ。
いや夕張によって行く。
夕張？夕張行ってどうするの？仕事探すの？いやそうじゃないんだよ。
ちょっと寄るだけだちょっと家に。
あのう奥さんとは別れたんでしょう。
実は未練がましいようだけどな出所した日に葉書出したんだ。
その葉書になこれから夕張に向うもしもしまだ一人暮しでお前俺を待っていてくれるなら家の竿に…。
俺の家の横に前に住んでいた人が建てた高い鯉のぼりの竿があるんだけどなそれに黄色いハンカチをぶら下げておいてくれそれが目印だもしそれがさがってなかったら俺はそのまま引き返えして二度と夕張にはあらわれないからとなんかそんな風なことをな。
勇さん行こうよ夕張。
ほら左夕張よ。
おい停めてくれ。
え？停めろって言ってんだ。
どうしたの！やっぱり引返そう行ったって無駄だ。
勇さんあと少しなんですよ夕張まで。
もうすぐ奥さんに会えるんじゃないの。
すまんけど俺の言う通りにしてくれな。
どう考えたってあいつが一人で暮している訳がないんだよ。
あいつはいい女だからなあ。
誰だってあんな奴を女房に欲しがるんだよ。
そうだよ誰かと一緒に暮してるよ引返そうな。
いくじないなあ勇さん。
とにかく確めるだけ確めればいいじゃないですか。
黄色いハンカチが上ってるかどうか。
そうよ。
うるさいな！無駄だって言ってるだろう。
ここまで来たんだろ。
なんだいいまさら女々しい事言うなよ。
この間俺に偉そうに説教したくせにさ。
この野郎言う事聞けねえのか。
戻ってくれってたのんでいるじゃないか。
戻るよ戻りゃいいんでしょう！ああガソリン代ポンコした。
停めて。
何だよおしっこか。
違うよバカ。
ねえそれは勇さんの考えてる通りかも知れないよ。
でもね万一っていうことがあるでしょう。
万一勇さんの奥さんが今でも勇さんの事を思って一人で住んでいたとしたらどうするの。
勇さんが家の前に行くのが恐わかったら私がかわりに見て来てあげるから。
竿の先に黄色いハンカチがなかったら黙って札幌に戻るの。
それならいいでしょうね。
欽ちゃん行こう。
今橋を渡っている。
写真屋さん。
ラーメン屋さん。
このままずーとまっすぐでいいのね。
この先のわかれ道はどっちですか。
左だ。
踏切越えたわよ道なりでいいの。
北炭の工場の前を大きく左に曲りずうっと上り坂だ。
これねこれ左。
ひょっとしたら…。
え？ひょっとしたら引越ししたかもしれないなあ。
そうね引越したかもしれないね。
勇さんお菓子屋さんの前よ。
その先を左に曲がると風呂屋があるはずだ。
そうね欽ちゃん。
引越してたらしょうがないわね。
あれかな風呂屋。
そうあれ！勇さん今ね風呂屋の前にいるんだけど。
あれ…。
なあにどうした？欽ちゃん。
ほら！あれ…！よかったな！よかったな！勇さん勇さんほら見てみろほら。
勇さん勇さんほら。
（クラクション）
（朴）
ダークナイトって何だっけ？
あれバットマンだ！
（サッシャ）
誰もが知っている…
あのバットマンね知ってる知ってる！
この作品は世界中で大ヒットした…
…といわれています
アカデミー賞女優のアン・ハサウェイも出てるのよね
私大ファンなの
バットマンに最大の危機が訪れます
それでは皆さん映画に乾杯
さよなら
（サッシャ：朴）
チュース！
2014/11/28(金) 21:00〜23:14
読売テレビ１
金曜ロードＳＨＯＷ！「幸福の黄色いハンカチ」高倉健主演 ノーカット放送[字][デ]
日本アカデミー賞６部門を受賞した、日本映画史に残る不朽の名作をデジタルリマスターでノーカット放送。男の生き様 人生の歓び…心震わす感動の愛の物語。
詳細情報
おしらせ
・《公式ホームページ》武田鉄矢さんが高倉健さんへの想いを語る感動のインタビューを配信中！
ツイッターでは放送中に番組をより楽しめるお得な番組情報をお届けしています！
フェイスブックもあります！
番組内容
新車を買って、あこがれの北海道をドライブする欽也（武田鉄矢）は、一人旅の朱美（桃井かおり）をナンパして二人で旅を続ける。途中、出所したばかりの勇作（高倉健）と知り合い、３人は旅を共にすることに。やがて勇作は、「もし、自分をまだ待っていてくれるなら、黄色いハンカチをぶらさげてくれ」と妻に手紙を書いたことを打ち明ける。（１９７７年 日本）
出演者
高倉健（島勇作）
武田鉄矢（花田欽也）
桃井かおり（小川朱美）
倍賞千恵子（島光枝）
渥美清（渡辺係長）
監督・演出
【監督・脚本】
山田洋次
ジャンル :
映画 – 邦画
映画 – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード（ステレオ）
ステレオ
サンプリングレート : 48kHz
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