(真)よいしょ。
おはようございます。
ご苦労さん。
(幻聴)お前はダメだ。
ダメじゃない…ダメじゃない。
ダメじゃない。
(幻聴)お前は普通じゃない。
心の声僕は普通だ…普通だ。
ダメじゃない…。
(幻聴)お前は働けない。
僕は働ける…働ける。
僕は普通だ普通だ。
僕は普通だ普通だ普通…。
(幻聴)お前は普通じゃない。
(幻聴)お前は普通じゃない。
(幻聴)お前は普通じゃない。
僕は普通だ。
僕は働ける。
僕は普通だ普通だ。
働ける。
普通だ…。
大丈夫だ。
普通だ普通だ普通だ。
大丈夫大丈夫大丈夫…。
うわ〜っ!
(店長)ちょっと来い。
早く。
はい。
ここに新聞が残ってるという事は配ってない証拠だろ?…ですよね。
「ですよね」?どこ配るか分かってるよな?地図も渡したし。
地図少し苦手なんです僕…。
はあ?あすいません。
今から配り直してきますんで。
もう遅いよ!あのさあちょっともう辞めてくれるかなあ?ちょ…ちょっと待って下さい。
明日から頑張りますんで本当にお願いします。
お願いします!帰れ!2日分の給料振り込んどくからほらもう帰れ!辞めろ!失礼します。
(配達員)俺見たんですけど…。
何が?新聞を家に投げ込んで振り返りながら逃げるように自転車こいでたんですよ。
何でだよ?さあ…。
まあ普通じゃないっすよね。
(店長)まああんなやつとはあんま関わらねえ方がいいな。
(配達員)ですね。
(目覚まし時計のアラーム)まだいるよ…。
出たくないけど…行くか。
あれ?何か忘れ物してるな。
あれ!さっき12時半だったのに!あれ?またやっちゃったよ〜。
(真希)おいっす!あ…おいっす。
(真希)声が小さい。
おいっす!おいっす!…て真希ちゃん。
いつから来てたの?20分前。
声かけたのに真全然反応ないし。
そういう時はひっぱたいてでも気付かせてくれって言ってあるでしょ。
ひっぱたいたよ。
思いっきり28回!あ痛っ!今はたたかなくていいけど…。
おなかすいた。
え?お母さんは?仕事。
いくら近所だからってここまでやってくれる人はいないよ。
これだけ?しょうがないでしょ。
真本当貧乏だね。
うん…。
仕事してないもんね。
障害のせい?違うよ。
それは違うよ。
真面接あるんじゃないの?ああ!あっそうだ!ちょっとちょっと…おお!シロイヒトいないよ。
本当!じゃあ真希ちゃん鍵閉めといてね。
おっとっとっと!おっと…。
痛っ!あ行ってきま〜す。
行ってらっしゃ〜い。
はい。
あの〜何でもできます。
「何でもできます」って…。
転々としてて?ほとんど1か月もってないしな…。
続かない理由は?え〜っと…。
ああの〜実は僕死ぬまでに1,000種類の仕事をこなそうと目標にしてまして…。
はい結構です。
僕が悪いんじゃなくて働く場所…働く場所がひとつきもせず潰れちゃうんです。
はい結構です。
(幻聴)お前はダメだ。
(幻聴)お前は働けない。
(幻聴)お前は普通じゃない。
おおっおおっ!
(幻聴)お前は普通じゃない。
おおっおおっ。
(幻聴)お前はダメだ。
おおっおおっ!
(幻聴)お前は働けない。
(幻聴)普通じゃない。
あ〜っあ〜っ!
(紗江の歌声)ハァハァハァ…。
もしもし真?元気でやってるの?うん。
バイト続いてるの?ほっといてくれよ。
真。
雅之叔父さんのお店で働かない?せっかく声かけてくれてるしお店増やして人手が足りないって。
僕は自分のしたい事をしたいんだよ。
みんなあなたの事心配してるの。
うるさいなもう。
ほっといてくれよ!
(電話を切る音)あ〜クソ〜!おおっ!
(幻聴)お前は普通じゃない。
(幻聴)お前は普通じゃない。
あ〜っあ〜っ!おおっおっおっおっおっ…。
あ〜っおっおっ…。
あっ痛っ!助けて!あっ痛っ!何だ?これ。
マネキン!?
(紗江)節穴か!あすいません。
(鳴り物の音と騒ぐ声)
(TASKE)キング・オブ・バリアフリー!何だ?ここは…。
あなた追われてるんでしょ?落ち着くまでここにいなさいよ。
何なんですか?ここは…。
いいから。
お前が飲むのかよ!
(光司)悪いかよ!あ〜っ!ドジだなお前!すいません…。
あちらの女性からだ。
僕お酒飲めないんです。
あ〜。
やっぱりお前が飲むのかよ。
お前が「飲めない」って言うからだろう。
(恵子)ねえ。
(恵子)一緒に飲まない?あ…結構です。
じゃあ踊りましょ!情熱の踊りを。
無理でしょう。
はあ?お前俺のマドンナ恵子ちゃんに何を!もう何見てんのよ!おっぱい。
(江利子)じゃあ私と踊りましょ。
うわ〜っ!あっあっ…。
何よ!人をお化けみたいに!嫌な男ね。
ちょっと…ここに普通のやついないのかよ!お前普通なのか?そうだよ。
もしかして健常者か?…そうだよ。
(江利子)健常者って嫌な響き。
ここは健常者おことわり。
出ていけ!え?…て言うと思ったでしょ?ん?言わないんです。
健常者の定義って「心身に障害のない健康な人」。
そんな人世の中にいるかしら?え?あなた…統合失調症でしょ?何隠してんのよ。
幻覚だって見えるんでしょ?幻聴も聞こえるんでしょ。
人生カミングアウト!人生カミングアウト!自分隠してて楽しい?どこ行った?ないなあ。
ないなあ。
ないわ。
あの…どうされたんですか?あ〜痛っ。
あ〜。
あんた最前のお人やな?目が見えないんですか?今すぐこれ食べ。
お前さん何かに追われとったやろ?それが消せる実や。
はあ?これ食べたらな障害がなくなるんやで。
じゃあご自分で食べたらいかがですか?ちょ…ちょっと待てちょっと…。
あ〜あったあった!これや。
これやこれ。
これやがなこれ。
これ!おおっ!ねずみ色のパーカーに坊主頭やな。
ずんぐりむっくり…。
見えるんですか?見えるようになりたいな思うてこれ食べたらほらこのとおりや。
信じまっか?障害が治るんですか?そうやがなそうやがな。
でもこれ…何で僕に?え?わしゃな善意でやってますねや。
まこの世からな障害がなくなってほしい思うてな。
でも何で僕なんですか?誰と決めた訳ではない。
皆平等に配りたいと思てんねやけどな数はそんなにおまへんの。
そやからそこには「特別」という言葉が生まれるん。
フフフフ。
「特別」…?ほなな。
そや言い忘れたけどなそれ食べたら障害もなくなるけど記憶もなくなるというかな。
え?思い出が軽なるちゅうか…。
わしもないろいろなくなってしもうたけどまあ何にも困ってへんな。
まあそんな大した思い出もなかったんやろうけどな…。
はよ食べや。
ほなな。
(鼻歌)これが…?これ食べたら障害がなくなるの?うん…。
でも記憶もなくなるの?そうらしいよ。
僕が食べてみようか?いや!ダメだよ。
真希ちゃんは障害ないでしょ。
忘れたい事はいっぱいある。
もしかして…いじめられてるの?僕「変わってる」って言われて仲間外れにされてるの。
僕も…いじめられてたな。
学校には行ってる?行ってる。
ママの夢をかなえないといけないから。
ママの夢?ママは僕にお医者さんになってほしいんだって。
僕も医者になるように言われて勉強させられてたなあ。
その顔で?いや顔関係ないよ!いやあるよ。
いやないって。
むしろ変な顔の方がお医者さんになる確率は高いんだよ。
うそ!…うそ。
(笑い声)うそうそうそ。
僕はね…。
うん。
アイドルになりたい。
本当?実はね僕もアイドルになりたかったんだよ。
その顔で?いや顔関係な…く…なくないけど…。
ある…。
ある…あるけど…。
ある!あるけど僕意外とセーフでしょ?ううんアウト。
(ため息)回想自分隠してて楽しい?人生カミングアウト!カミングアウトか…。
実は僕統合失調症でしててきぱき働く事はできないんですけれども一生懸命頑張ります。
であの僕の症状としましては幻聴や幻覚がありまして…シロイヒト…シロイヒトがどんどん出てきちゃうんですね。
ハハッ。
あの…どうですかね?こんな僕。
結構です。
何だよ。
結局一緒じゃないか!
(幻聴)お前なんか採用されない。
(幻聴)お前は普通じゃない。
おおっあ…あっ!早く!早く!
(幻聴)お前は普通じゃない。
あっあ〜っ!あ痛っ痛っ!お〜っお〜っ!痛っ!うわ〜っ!あっあっあっ!あいつ嫌がらせか?ですね。
(ゴング)ハァハァハァハァ…。
ハ〜。
何だよ!好きでここに戻ってきた訳じゃないんだからな!あっ。
ちょっとあなた!「カミングアウトしろ」って言うからしてやったけど全然変わらないじゃないか!おい!お前上がってこい。
えっ?
(歓声と手拍子)ど…どういう事だよ!行けよ。
「行け」?ほら水だ。
お前が飲むのかよやっぱり!行け!
(ゴング)
(声援)や〜っ!あ痛っ!痛っ!や〜っ!あっ痛っ!や〜っ!あ痛っ!わ〜。
ほら行け!いや「行け」ってもう無理だって本当に。
頑張れ。
だって…。
気合いだ!障害者相手に本気になれるかよ!
(ブーイング)
(声援)ユーアーバリアフリーチャンピオン!
(歓声)ここは…。
あ痛っ!悪夢だ!あっ!あ…あ…。
(紗江)手加減するからそうなるのよ。
障害者相手に本気なんか出せないよ。
あ痛っ。
私はこの方が楽なの。
抱いて。
…え?いいから抱きかかえなさい。
ね…人間でしょ?私たち…普通の人間なのよ。
(ため息)紗江さんもバカだよな。
お前みたいなやつに構うなんて…。
いつもああいう人じゃないのにな。
(TASKE)「頭部外傷左動眼まひ難聴」。
静かにして。
シ〜ッ。
「右手まひ高次脳機能障害」。
紗江さんはな昔の彼がお前と一緒の病気でさ。
え?はっ!もしかしてふられて僕がそいつと同じ病気だから弄ぼうと…?お前底なしのバカだな。
何だよ!死んじゃったんだよその人。
社会で居場所をなくしてな。
そのあとで紗江さんはなあの店を作ったんだよ。
ふ〜ん。
話があるんだけど…。
ん?本当か!?そんな実誰にもらったんだよ?お前なら…どうする?「どうする」って…?いや食べるか食べないか。
そんなうまい話は信じないし俺のどこに不満がある?…顔?ふざけんなよ!俺はなダウン症のイケメンだぜ!ハッそれだったら僕は統合失調症のイケメンだよ。
いやいやいやいや…。
いやいやいやこれはいやいや…。
いやいやいや…。
(TASKE)人生カミングアウト!人生カミングアウト!うるさいよ!シ〜ッ。
俺が食ったらダウン症でなくなるのか…。
そうしたら俺は俺でなくなる!そんなの嫌だ!俺は俺だ。
今のままでいい。
つらい事も多かったけどみんなに会えてこうやって…生きてるって…。
…俺は最高なんだ!な!TASKE。
生きてれば何でもできる!幸せそうだなあ。
お前悩みは?あるよ。
恵子ちゃんって美人だろ?俺は恵子ちゃんのおっぱいが好きなのか顔が好きなのか分からないんだよ。
おっぱいかな?知らないよ。
友達になってやろうか?…何だよ急に。
携帯貸せ!何で?一人じゃ世界を渡り歩くのはな難しいんだぜ。
(電話番号を入れる音)ほらよ。
ありがとう。
うん。
(ドアが開く音)おいっす!おいっ…シ〜ッ。
よかったな友達ができて。
こちらが食べると障害がなくなります。
けれども記憶もなくなってしまうという果物なんですがあなただったら食べますか?今すぐ食べたいです。
障害がない健常者として生きてみたい。
やりたい事もたくさんあるし自転車にも乗りたいしハイヒール履いて歩いてみたい。
記憶がなくなったって新しい記憶を作っていけばいいと思うんです。
う〜ん…。
食べます。
食べますか?はい。
障害を生まれた時から受けてるので障害のない世界っていうのを体験をしたい。
あ〜なるほど〜。
奥様はどうですか?新しい世界を見てみたいけど障害に慣れているので食べないです。
じゃあ奥様は食べないでご主人だけ食べたらどうされますか?違う人とつきあいます。
ハハハハハハハ…。
絶対に食べないです。
自分の人生を否定するような事をしたくないので絶対食べないです。
健常者だったらもっとこういう事ができただろうなという事今まで何回も思った事があるので。
だから多分食べます。
食べますか?えっと…私は要らないかな。
結婚して今旦那がいて子ども2人がいるんだけどでも何かこれを食べるとそれが全部なくなってしまうような気がするから…。
あ〜。
う〜ん…。
やっぱりこの顔で生きてきたからこその築き上げてきた大事なものがたくさんあるから私は要らないかな。
あ〜。
これTASKEなら食べる?食べない!食べない!食べない!食べようとしてるじゃん!言ってる事とやってる事がめちゃくちゃだよ。
いやTASKEがTASKEであるためには食べる訳にはいきません。
食べたら負けだ!レッツイート!待って…。
これ一個しかないもん。
紗江さんは食べないんですよね?私は今の自分で未来を築きたいから。
ありがとうございました。
真希ちゃん起きるよ。
起きるよ。
行くよ。
ほら。
よいしょ。
その子…「マキちゃん」っていうんだ。
はい。
真実の真の真という字に希望の希と書いて真希ちゃんっていうんです。
そう…。
…であなたは食べたい?おやすみなさい。
母さん。
僕…来週叔父さんに会おうと思って。
本当に!?あなた本当に言ってる?本当にあの〜就職しようと考えてるんだ。
真ちゃんならそう言うと思ってた。
偉い!だから叔父さんの連絡先メールで送っておいてくれないかな。
あっあっ…。
あの〜母さん先週誕生日だったよね?え?おめでとう。
(泣き声で)ありがとう。
フ〜。
社長はあちらです。
あどうも。
(真の叔父)待ってたよ待ってたよ真君!いつ来るかいつ来るかって…待ってたよ。
これ履歴書です。
いいんだよいいんだよこんなもんは。
今日から働いてみるか?え?今日から今日から。
行こう行こう。
いらっしゃいませ。
地鶏の田舎風煮込みや。
頼むで。
はい。
いなりセット。
おうどんで。
はい。
おにいちゃんおにいちゃん。
わしとろろそば。
あ…はいよ!えっと…あれ?何だっけな?えっと…あれ…。
メモらなかったの?あの〜早すぎて…。
早く。
お客さん待たすから。
はい。
え〜…じど…。
おお。
いな…とろ…。
おおおお。
あっ思い出しました!おお。
地鶏風いなりのとろろ。
ねえよそんなの!お待たせしました。
え〜。
おいおいおい!食後のコーヒーになります。
こぼれてるがな!あ〜あの…2/3コーヒーです。
え〜?詐欺だろ!あ…。
(一同)カンパ〜イ!あ〜。
仕事決まってよかったな。
おめでとう!ウィ〜!おめでとう!ウィ〜!ハハッ。
まだ失敗の連続だけどね。
ありがとう!門出だ門出〜!ありがとう。
あ〜。
うめえな。
「自分は自分」。
おはようございま〜す。
・
(叔父)あ〜そうか…そんなにか…。
1週間でそんなにか…。
昨日も客からクレーム来まして…。
ホールは注文取れないし裏ではグラスどんどん割るし…。
もうどうにかなりませんか?
(叔父)まあそう言わずにさあ…。
障害者を何人か雇わなきゃいけないっていう国の法律があるからしかたないんだよ。
裏で鍋でも洗わせて適当に仕事させといてよ。
裏でさ。
頼むわ。
どう?あっあの…よいしょ。
これでいいですか?うん。
ありがとう。
あの…次何すればいいでしょうか?もう少ししたらまた鍋洗ってもらうから外で待ってて。
あ…はい。
あの〜あ…。
(ため息)回想
(学校のチャイム)あの子さあいつも一人じゃない?何か変だよね。
うん。
(幻聴)お前は普通じゃない。
(幻聴)お前は嫌われている。
(幻聴)お前はダメだ。
(幻聴)お前はダメだ。
(幻聴)お前は普通じゃない。
(幻聴)お前は普通じゃない。
おいっす!大丈夫?真…苦しいんだね?はいお待たせしました!後ろから失礼しま〜す。
はいどうぞ〜。
すいません!遅刻してしまいました。
すいません。
もういいよ。
裏行って裏。
あ…あの…中で働かせてもらえませんか?裏行ってってもう!うわ〜っ!うわっうわ〜っ!あ…あ…。
うわ〜っ!あ〜っ!大丈夫…働ける…。
俺は負けない…。
働ける…。
大丈夫…。
う〜わ〜!あ〜!ぐわっ!ん!し〜へへ〜っ!悪質な嫌がらせだな。
あの人パントマイムの練習でもしてんのかな?だな。
…て迷惑なんだよ!おい!ちょっとよそでやってくれるかなあ!う〜!あ〜!あんまり関わらない方が…。
だな。
うっうっ…。
あ…。
何でだよ!何で消えないんだよ!あ…あ…あ…あ…。
うわ〜…。
く〜っ!あ〜!真!僕がそばにいるよ。
つらいんだよ〜。
もう頭がパンクしそうだ〜!
(泣き声)ちゃんと薬をのめば…。
真!あ〜。
真大丈夫だよ。
つらいよ〜!真!大丈夫だよ。
もうダメだ〜!僕はこの実を食べて障害のない自分になりたいんだ。
ハァハァ…。
こいつらを消したいんだ〜!食べたら真希の事忘れちゃうよ!あ〜あ〜!もういいんだ〜!あっ!僕はやだよ!やだよ〜!あ〜!ハァハァ…。
あれ?真希ちゃん?あれ?あれ?真希ちゃん?真希ちゃん?おっ久しぶりだな!あの…真希ちゃんがいなくなってここに来てるかと思って…。
真希ちゃん!真希ちゃん!僕がついかっとなって真希ちゃんを突き飛ばしちゃって。
真希ちゃん!真希ちゃん!その子はもともといないの。
え?あんた何言ってるんですか?だって見てるでしょ?真希ちゃんはあなたが作り出した妄想。
妄想!?あんたさっきから何言ってるんだよ!だってほら就職祝の時見てるでしょ?俺には見えなかったんだ。
うそだ!そんな事はないって!おかしいよ!みんなだって知ってるはずだよ!このぐらいの背の小学生。
真希ちゃんだよ!え?回想
(一同)カンパ〜イ!うそだ〜!真希ちゃんは誰かに似てなかった?回想ママは僕にお医者さんになってほしいんだって。
僕も医者になるように言われて勉強させられてたなあ。
僕はねアイドルになりたい。
実はね僕もアイドルになりたかったんだよ。
(紗江)真希ちゃんは…あなた自身よ。
何だと!さっきから分かったような事言いやがって!おい!ちょっと待て!何だよ!待てよ!落ち着け!あ〜!あ〜!あ…あ〜!ハァハァハァ…。
(泣き声)待て!全部忘れるんだぞ!俺の事もここにいるみんなの事も!そんな事分かってるよ!真希ちゃんは何て言ってたんだよ?回想僕はやだよ!やだよ〜!それはお前の気持ちなんじゃないのか?好きにすればいい。
僕は…。
僕。
(紗江の歌声)いや〜今日も紗江さん最高。
まあおごってやるよ。
これ何のジュース?そこに落ちてた果物のジュースだよ。
えっ!え〜っ!これでよしと。
誰にでも優しい社会にしないとね。
おお。
あ〜店長。
君もいろいろ苦労したみたいだね〜。
でも私応援してるからね。
はあ…そんな苦労してないですけど。
いやいやいや…。
頑張って。
君たちの事も応援してるよ。
おおっ。
あのさ。
うん。
店長のおやじさんが倒れてさ介護始めたんだよ。
そしたらコロッと人が変わっちゃってさ…。
へえ〜。
そうなんだよ。
じゃ行ってきま〜す!おお行ってらっしゃい。
はい。
よいしょ。
あありがとうございます。
あ〜。
自分で飲んじゃうんですか!もうシロイヒトは追ってこないのか?シロイヒト?もう見えなくなったんだね。
何かおかしな事ばっかり言いますね〜。
俺の事覚えてる?いや〜最近何か記憶が曖昧で…。
今度は記憶障害か。
まあそんなもんさ。
それじゃ。
おっお前友達は?いませんよ。
俺が友達になってやろうか?一人じゃ世界を渡り歩くのはな難しいんだぜ。
ありがとうございます。
ホホホお〜っ!相変わらずお前ドジだな!お前…。
お前もしかして…おっぱい好き?おっ!ハハハハハ。
おっぱい大好き〜!おっぱい大好き〜!
(笑い声)おっぱい大好き〜。
2014/12/10(水) 00:00〜00:55
NHKEテレ1大阪
バリバラ〜障害者情報バラエティー〜「バリバラ特集ドラマ“悪夢”」[解][字][再]
バリバラが障害者週間に送る特集ドラマ。幻覚に苦しむ統合失調症の男が、障害のある人たちとの交流を通じ、自分を受け入れていくハートフルコメディー【主演】ハウス加賀谷
詳細情報
番組内容
バリバラが障害者週間に送る特集ドラマ。幻覚に苦しみ就職できない統合失調症の男が、さまざまな障害者との交流を通じ、自分自身を受け入れていくハートフルコメディー。主演は、自身も統合失調症であるハウス加賀谷。その他40人のもの障害者が自身の障害の役で出演。ドラマには、障害が消えるが、記憶も消えるという果実が登場。食べるべきか、食べざるべきか。悩んだ末に主人公が選んだのは…?【主演】ハウス加賀谷
出演者
【出演】松本ハウス,カンニング竹山,桂福点,片山真理,【朗読】杉田かおる
ジャンル :
福祉 – 障害者
情報/ワイドショー – 健康・医療
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32721(0x7FD1)
TransportStreamID:32721(0x7FD1)
ServiceID:2056(0x0808)
EventID:24312(0x5EF8)